福山雅治、主演映画もコケた! 人気回復ならず『紅白』出場に赤信号

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 今月1日に公開された、福山雅治の主演映画『SCOOP!』が振るわない。

 同作は全国247スクリーンで公開され、公開週となった1日と2日の全国週末興行成績(興行通信社発表)は初登場4位。2週目は7位に沈み、4週目でトップ10から姿を消してしまった。

「本来ならば1位を獲得するため、配給元の東宝としては、ほかの映画会社の話題作がない10月1日に公開日を設定した。ところが、自社が配給するアニメ映画『君の名は。』が予想外のヒットで、『SCOOP!』の公開週にも約8億円を稼ぎ、ぶっちぎりの6週連続1位を獲得。同作のヒットで、公開スクリーンを大規模で確保できなかったこともあり、洋画の大作『ハドソン川の奇跡』、公開スクリーンがほぼ半数の『映画 聲の形』の後塵を拝する結果に。すでに福山のプロモーション活動は終了しており、このままだと興収でヒット作のラインとされている10億円に届かない可能性もありそうだ。これは関係者にとって、予想外の結果といえる」(映画業界関係者)

 同作はテレビ朝日が出資しているだけに、公開直前、福山は同局の『徹子の部屋』『夜の巷を徘徊する』などに出演。さらには、雑誌「FLASH」(光文社)や「週刊文春」(文藝春秋)にも登場。存分なPR活動を行ったはずだが、映画の動員・興収には結びつかなかった。

 そしてこの結果が、大みそかの『NHK紅白歌合戦』にも影響しそうだという。

「昨年9月に女優の吹石一恵と結婚して以来、人気の凋落ぶりがささやかれている福山だが、今年4月クールの月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)も大コケ。先日の東京ドーム公演ではスタッフが大けがを負った。プライベートでは、吹石が妊娠するおめでたがあったものの、5月に自宅のマンションの一室に当時、コンシェルジュを務めていた女性が侵入するなど不運続き。『紅白』には2009年から昨年まで連続出場。近年はカウントダウンコンサートの会場から生中継というVIP待遇だが、それほど視聴率には結びつかず、中継にはあれこれ金がかかるし、人気の凋落は明らかなので出場させるメリットはほとんどない」(レコード会社関係者)

 福山としては、なんとかして人気回復の“起爆剤”を見つけたいはずだが……。

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福山雅治、主演映画もコケた! 人気回復ならず『紅白』出場に赤信号

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 今月1日に公開された、福山雅治の主演映画『SCOOP!』が振るわない。

 同作は全国247スクリーンで公開され、公開週となった1日と2日の全国週末興行成績(興行通信社発表)は初登場4位。2週目は7位に沈み、4週目でトップ10から姿を消してしまった。

「本来ならば1位を獲得するため、配給元の東宝としては、ほかの映画会社の話題作がない10月1日に公開日を設定した。ところが、自社が配給するアニメ映画『君の名は。』が予想外のヒットで、『SCOOP!』の公開週にも約8億円を稼ぎ、ぶっちぎりの6週連続1位を獲得。同作のヒットで、公開スクリーンを大規模で確保できなかったこともあり、洋画の大作『ハドソン川の奇跡』、公開スクリーンがほぼ半数の『映画 聲の形』の後塵を拝する結果に。すでに福山のプロモーション活動は終了しており、このままだと興収でヒット作のラインとされている10億円に届かない可能性もありそうだ。これは関係者にとって、予想外の結果といえる」(映画業界関係者)

 同作はテレビ朝日が出資しているだけに、公開直前、福山は同局の『徹子の部屋』『夜の巷を徘徊する』などに出演。さらには、雑誌「FLASH」(光文社)や「週刊文春」(文藝春秋)にも登場。存分なPR活動を行ったはずだが、映画の動員・興収には結びつかなかった。

 そしてこの結果が、大みそかの『NHK紅白歌合戦』にも影響しそうだという。

「昨年9月に女優の吹石一恵と結婚して以来、人気の凋落ぶりがささやかれている福山だが、今年4月クールの月9ドラマ『ラヴソング』(フジテレビ系)も大コケ。先日の東京ドーム公演ではスタッフが大けがを負った。プライベートでは、吹石が妊娠するおめでたがあったものの、5月に自宅のマンションの一室に当時、コンシェルジュを務めていた女性が侵入するなど不運続き。『紅白』には2009年から昨年まで連続出場。近年はカウントダウンコンサートの会場から生中継というVIP待遇だが、それほど視聴率には結びつかず、中継にはあれこれ金がかかるし、人気の凋落は明らかなので出場させるメリットはほとんどない」(レコード会社関係者)

 福山としては、なんとかして人気回復の“起爆剤”を見つけたいはずだが……。

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名曲「永遠にともに」は永久封印!? コブクロ小渕健太郎の不倫過去に、ファンが失望

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コブクロ公式サイトより
 今年でメジャーデビュー15周年を迎えたコブクロ・小渕健太郎の過去の不倫を、10月20日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じた。同誌では、小渕と関係を持ったという30代前半の女性タレントと、大阪・北新地の夜の店で働く女性の談話を紹介している。 「小渕は1997年に中学時代の同級生と結婚していますが、歌がうまいだけでなく、歌手になる前は敏腕の営業マンだったというエリートですから、やはりモテたのでしょう。女性タレントとは2004年頃、北新地の女性とは09年頃に連絡を取っていたということですから、ずいぶん前ではありますが、小渕は“いい人”というイメージが先行していただけに、ファンを含む世間の人たちは衝撃を受けているようです」(女性誌記者)  特に今回の問題で、あの名曲の価値が、さらにガタ落ちしたといわれている。 「コブクロの楽曲の作詞・作曲を担当し、数々のラブソングを世に送り出してきた小渕ですが、やはり一番有名なラブソングといえば、結婚式の定番として使用されていた『永遠にともに』ですよね。陣内智則が藤原紀香との披露宴でピアノ弾き語りを披露した曲ですが、彼らが離婚したことで曲のイメージが悪くなってしまい、昨年までライブでは封印されていました。今年に入り、ようやく封印も解かれたところだったのですが、今度は自ら墓穴。永遠に封印されるかもしれません」(エンタメ誌記者)  ネット上でも「コブクロの純愛ソングはウソっぱち」「うちも結婚式で使った。おかげで仲が悪い」「まさか、自らの手で名曲を終わらせるとは……」と、擁護の声はほぼゼロだ。  かつては陣内が名曲封印の戦犯にされていたが、トドメを刺したのが、まさかの作者本人。今度の時効は、そう簡単に来ないかもしれない?

V6・森田剛、宮沢りえ宅に“お泊まり”発覚! ファンは「やっぱり」と交際察していた?

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剛くんの魅力に気づくとは、宮沢りえもなかなかやるではないか

 V6・森田剛が女優・宮沢りえの自宅に“お泊まり”したと、10月27日発売の「週刊新潮」(新潮社)が報じている。今年8月に上演された舞台『ビニールの城』での共演を機に仲を深めたようで、森田のファンにとってはショックな報道かと思いきや、意外な反応が上がっている。

 同誌によると、2人は10月22日の夜、渋谷区・代官山の蔦屋書店へ。親密そうな雰囲気でデートを楽しみ、警戒する素振りもなく宮沢の自宅へと歩いていったという。そして翌日午前11時、森田は1人で宮沢のマンションを後にしたとか。同誌の取材に対し、ジャニーズ事務所は「プライベートなことは本人に任せています」とコメント。同誌はタバコを片手に住宅街を歩く“朝帰り”中の森田を激写している。

ジャスティン・ビーバー、イギリス“ビリーバー”の前でステージ降りる! 過去のトラブルがトラウマに!?

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ジャスティン・ビーバー
 アメリカのフォーブス誌が毎年恒例で発表している「最も稼いだ30歳未満のセレブリティ2014」で、年収8000万ドル(当時のレートで約94億円)を稼いで1位に輝いたこともあるカナダ人歌手のジャスティン・ビーバー。そんな超スーパーセレブである彼でも、思い通りにいかないことがあるようだ。  ジャスティンは現在、ワールドツアー「Purpose World Tour」を敢行中。“ビリーバー”と呼ばれる各国のファンを熱狂させているわけだが、これに彼は苛立ちを覚えるようで、今月からスタートしたイギリス公演でついに沸点を迎えてしまった。  まず、17日に行われたバーミンガムでのライブでジャスティンは、大歓声を上げるファンに向かって「叫ぶのはいいよ。それは構わないんだけど、ちょっと落ち着いて僕の話を聞いてくれよ」とお願い。その様子を映した動画では、「叫ぶのはただ不快なだけなんだ」「たまに誰も(自分の話を)聞いてくれていないんじゃないかと感じるんだ。それがちょっとプレッシャーになってきているんだよ」とも訴えている。  そんなジャスティンの思いを快く受け取れないファンもいるようで、同公演に駆けつけたアマンダ・ボーランドさんはバーミンガム・メール紙に「ジャスティンが自分のファンたちを軽視しているようにとても感じました」とコメント。アマンダさんは会場に飛び交った声援が「うるさい叫び声とは思わなかった」とも話しており、ジャスティンが過敏になりすぎただけだと感じたようだ。  だが、ジャスティンは本気でキレかけていたのだろう。その後のマンチェスター公演で叫びまくるファンに我慢ならなくなった彼は、ついにマイクを置いてしまった。  このコンサートでも、楽曲の間には叫ばないでほしいと呼びかけていたジャスティン。しかし会場の至るところで黄色い声援はやまず…。中にはジャスティンを小バカにするような笑い声を上げるファンもいたという。観客は何よりも彼のヒットナンバーを聞きたかったようだが、ジャスティンはステージを去るという、アーティストの最終手段といえる行動に出たのだ。  とはいえ、すぐにステージに戻り、「マンチェスターの人たちは僕が話をするのが嫌いみたいだから、もう話さないようにするよ」とコメント。コンサートの終盤で満を持して『ベイビー』を歌う前には、「世界中を旅してここにやってきて、みんなに笑顔を届けるためにパフォーマンスを行うことに僕は人生を捧げているんだ」「だけどみんなは僕に対して同じような敬意を払ってくれないんだなと感じて、傷ついて、そんなことになったんだ」と中断の理由を説明した。  13年のロンドン公演中では、誕生日パーティをクラブで拒否され、コンサートに2時間遅刻したり、パフォーマンス中に呼吸困難に陥ってライブ後に緊急入院したりとトラブル続きだったジャスティン。現地のパパラッチに追いかけられた際にはFワードが飛び交う言い合いになり、最終的には「もう2度とイギリスなんか来るか!」と捨て台詞を放っていたという。それがトラウマとなり、イギリスのファンには少し厳しい態度をとってしまうのかも…。
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ジャスティン・ビーバー、イギリス“ビリーバー”の前でステージ降りる! 過去のトラブルがトラウマに!?

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ジャスティン・ビーバー
 アメリカのフォーブス誌が毎年恒例で発表している「最も稼いだ30歳未満のセレブリティ2014」で、年収8000万ドル(当時のレートで約94億円)を稼いで1位に輝いたこともあるカナダ人歌手のジャスティン・ビーバー。そんな超スーパーセレブである彼でも、思い通りにいかないことがあるようだ。  ジャスティンは現在、ワールドツアー「Purpose World Tour」を敢行中。“ビリーバー”と呼ばれる各国のファンを熱狂させているわけだが、これに彼は苛立ちを覚えるようで、今月からスタートしたイギリス公演でついに沸点を迎えてしまった。  まず、17日に行われたバーミンガムでのライブでジャスティンは、大歓声を上げるファンに向かって「叫ぶのはいいよ。それは構わないんだけど、ちょっと落ち着いて僕の話を聞いてくれよ」とお願い。その様子を映した動画では、「叫ぶのはただ不快なだけなんだ」「たまに誰も(自分の話を)聞いてくれていないんじゃないかと感じるんだ。それがちょっとプレッシャーになってきているんだよ」とも訴えている。  そんなジャスティンの思いを快く受け取れないファンもいるようで、同公演に駆けつけたアマンダ・ボーランドさんはバーミンガム・メール紙に「ジャスティンが自分のファンたちを軽視しているようにとても感じました」とコメント。アマンダさんは会場に飛び交った声援が「うるさい叫び声とは思わなかった」とも話しており、ジャスティンが過敏になりすぎただけだと感じたようだ。  だが、ジャスティンは本気でキレかけていたのだろう。その後のマンチェスター公演で叫びまくるファンに我慢ならなくなった彼は、ついにマイクを置いてしまった。  このコンサートでも、楽曲の間には叫ばないでほしいと呼びかけていたジャスティン。しかし会場の至るところで黄色い声援はやまず…。中にはジャスティンを小バカにするような笑い声を上げるファンもいたという。観客は何よりも彼のヒットナンバーを聞きたかったようだが、ジャスティンはステージを去るという、アーティストの最終手段といえる行動に出たのだ。  とはいえ、すぐにステージに戻り、「マンチェスターの人たちは僕が話をするのが嫌いみたいだから、もう話さないようにするよ」とコメント。コンサートの終盤で満を持して『ベイビー』を歌う前には、「世界中を旅してここにやってきて、みんなに笑顔を届けるためにパフォーマンスを行うことに僕は人生を捧げているんだ」「だけどみんなは僕に対して同じような敬意を払ってくれないんだなと感じて、傷ついて、そんなことになったんだ」と中断の理由を説明した。  13年のロンドン公演中では、誕生日パーティをクラブで拒否され、コンサートに2時間遅刻したり、パフォーマンス中に呼吸困難に陥ってライブ後に緊急入院したりとトラブル続きだったジャスティン。現地のパパラッチに追いかけられた際にはFワードが飛び交う言い合いになり、最終的には「もう2度とイギリスなんか来るか!」と捨て台詞を放っていたという。それがトラウマとなり、イギリスのファンには少し厳しい態度をとってしまうのかも…。
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安ければ本は読むもの? トラブル続きのamazon読み放題サービスを著者の立場で考える

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amazonの売れ行きをグラフ化した無料サービス「著者セントラル」。
 amazonが8月から月額980円で一部電子書籍作品を読み放題できる「Kindle unlimited」サービスを行っている(以下、読み放題サービス)。しかしこのサービス、amazon側が出版社側に提示していた条件を引き下げたために、途中で一部の出版社が書籍の提供を取りやめたケースもいくつか報道されている。10月には講談社が、勝手にamazonが読み放題の対象から自社の著作をはずされたとご立腹な様子のリリースも出している。他人事のように書いているが、私が以前出した書籍もこの読み放題サービスの対象になっている。本稿では、著者の立場からこのサービスについて考えたい。 ■年内限定のamazon特典報酬、アッサリと引き下げられる  各種報道がされているが、amazonは読み放題サービス開始の2016年8月3日から年末までは、出版社(よって著者にも)に上乗せした条件で代金を支払うと約束していたものの、思った以上に読まれてしまったのか年末まで待てずに条件の緩和を打診し、それに乗れなかった出版社が作品の引き下げを進めている。  このamazonのやり方には批判も多い。出版社は著者と個々に調整という結構な手間をこなして配信に至っているはずで、「2016年内までは支払い条件がそれ以降よりいいですから」と説得していたはずだ。5ヶ月もない「いい条件」の期間をアッサリ削らされたら、著者もたまったものではないが、再度著者に説明しなくてはいけない出版社もたまったものではない。百、千と作品を提供している出版社の、再度の調整でかかる手間は相当なものだろう。  しかし、さらにたまったものではないのは、このサービスに月額980円払っている利用者だ。登録時には存在していた書籍が翌日いきなりごっそり抜け落ちているかもしれないのだ。読み放題サービスは30日の無料体験があるが、無料期間中にしっかり解約する財布の紐が堅い人がamazonの見通しよりはるかに多かったのかもしれない。出版社や著者に支払う代金の条件は守り、30日間無料体験側の期間なり条件なりを絞ればいいとも思うが、それはなされていない。  詳細は伝えられていないのでこれは憶測だが、講談社ご立腹の件もこの条件変更でもめてこじれた末の結果なのかもしれない。 ■amazonが著者に提供している気の利いたサービス「著者セントラル」  この読み放題サービスの件に関してはamazonのやり方に思うところはあれど、一方で、amazonには著者として感謝しているところも多い。まず、2014年に発行された私の本は、書店だと置いているところはまずない。書籍名と駅名など地名を入れると、近隣の書店の在庫を調べてくれるウェブサービス「テイクストック」で自著を調べると、八重洲ブックセンターや丸善本店など巨大書店が聳え立つ東京駅周辺でも、もう在庫すらない。数年前に発売され売れ行きも芳しくない本を置く余裕など書店にないのはよく分かる。なのでamazonが自著をいつまでも取り扱ってくれること自体、とても助かる。  私の本同様、世の中に出回る多くの本が初版止まりだ。重版を続ける一握りの大ヒット作が、残りの初版止まりの振るわない本を支える構図になっている。本が版を重ねることを指す『重版出来』は、ドラマ化された漫画のタイトルになるほどめでたいことなのだ。  私は趣味で同人誌を出している。同人誌は自分の金で出すため大変だが、責任を全て自分一人で取れる気楽さがある。一方商業出版はそうはいかない。出してもらっているのであり、多くの人が関わったものだ。ある経済評論家が本を書くより売る努力をしているといった旨をつぶやき炎上したことがあったが、いい内容だと確信した上で大抵の本が世の中に出ているはずなのに、一握りの売れる本とそれ以外の大多数の売れない本に分かれてしまうのが現実なのだから、売る努力をする経済評論家の発言はいたって正論だ。  知名度のある人が書けば話題になるし売れやすい。何を書いたかでなく誰が書いたかは重要視される。そんな中で新人にチャンスを与えてくれたのだから、塁に出るのがルーキーの仕事だったはずだが現時点で初版止まりと役割を果たしきれていない。今回の読み放題サービスは、出版社が賛同するなら私も賛同する方針だ。  そしてやはり読み放題サービスになると読まれる。amazonでは「著者セントラル」という売れ行きをグラフ化したサービスを著者に無料で提供している(図)。図の通り、「何冊売れたか」は分からないが、amazonのランキング何位にいるかは分かる。図を見ると、8月3日以降の読み放題サービス開始時以降から1ヶ月はランキングが跳ね上がったまま落ちない。毎日別の人が読んでくれたのだろう。8月以前の心電図のようなアップダウンが激しい状況からグラフの形が明らかに変わっている。私自身は、本は読みたいものだけ読めればいいし、読書熱自体高いときと低いときがあるので、月額制の読み放題サービスには利用者としてまったく魅力を感じなかったが、「安ければあれこれ読んでみるのもアリ」という人が案外いることを知れただけでも発見だった。 ■フジテレビと朝日新聞に出たところで本は売れない  ちなみに私の書籍のテーマはネット依存で、本の内容に関しフジテレビと朝日新聞社から取材を受けた。超巨大メディアに報じられたらさすがに売れるのではとソワソワしたものの、両社とも広告主への配慮からか私の書籍名は一切紹介されないまま放送、発行され、もちろん先方の仕事上それは仕方がないことだろう。しかし、やはりその程度だとわざわざ私の名前を検索し、書籍までたどり着いてくれる人など相当少ないはずだ。  案の定、テレビ、新聞取材当日と翌日の売れ行きを著者セントラルで見てみると普段どおりのしめやかさだった。「マスメディアに出れば本は売れる!」といったコンサルティングも見かけるが、いいものを書けば売れると限らないように、新聞やテレビに出れば売れるなんて、そんな単純な話ではない。ちなみに私の場合は、リアルな販売の場では横浜の書店で特設販売コーナーを設けてもらった際と、amazonではネットメディアで書評が紹介された日や、ネットで多くの読者がいるブロガーの人に紹介してもらった日、これらの日の方がテレビや新聞に出た日よりもずっと売れた。  そしてamazonでの売れ行き状況を著者が把握できるのも、amazonの著者セントラルがあるからだ。全国に店舗のある紀伊國屋書店でも、全店売上データがわかる「PubLine」というサービスを提供しているが、月額10万円と個人として利用するにはかなり厳しい金額だ。著者セントラルは無料で利用できる(著者セントラルは「自著」の売れ行きしかわからないので、全体の売れ行きがわかるPubLineとはサービスの幅がまったく違うが)。  個人的には店舗で働く仕事も長くしているため「店舗で試したあとで、ネットで底値の店舗を探して購入」という購買行動をする人には天の裁きが下るようにと思っているし、ひとつの企業だけが圧倒的に強い状況は業界、消費者双方に望ましくなく、そもそも同じ条件ならなるべく日本企業のモノやサービスを購入したい。なのでamazon一強、amazon無双な状況は望ましくないと思うが、amazonは著者セントラルのような、他がやらないいいサービスを無償で著者に提供している。黒船は黒船になる理由がある。  ちなみに私の著者セントラルのグラフは読み放題サービスを始めだした8月上旬から1ヶ月ほどは下がることなく景気がよかったが、だんだん低空飛行になりつつある。読み放題サービスに加入する人がラインナップ減少報道の影響で減ってきているのか、本の読み放題は一部の人にだけ刺さるサービスだったのか。今後も見ていきたい。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])

安ければ本は読むもの? トラブル続きのamazon読み放題サービスを著者の立場で考える

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amazonの売れ行きをグラフ化した無料サービス「著者セントラル」。
 amazonが8月から月額980円で一部電子書籍作品を読み放題できる「Kindle unlimited」サービスを行っている(以下、読み放題サービス)。しかしこのサービス、amazon側が出版社側に提示していた条件を引き下げたために、途中で一部の出版社が書籍の提供を取りやめたケースもいくつか報道されている。10月には講談社が、勝手にamazonが読み放題の対象から自社の著作をはずされたとご立腹な様子のリリースも出している。他人事のように書いているが、私が以前出した書籍もこの読み放題サービスの対象になっている。本稿では、著者の立場からこのサービスについて考えたい。 ■年内限定のamazon特典報酬、アッサリと引き下げられる  各種報道がされているが、amazonは読み放題サービス開始の2016年8月3日から年末までは、出版社(よって著者にも)に上乗せした条件で代金を支払うと約束していたものの、思った以上に読まれてしまったのか年末まで待てずに条件の緩和を打診し、それに乗れなかった出版社が作品の引き下げを進めている。  このamazonのやり方には批判も多い。出版社は著者と個々に調整という結構な手間をこなして配信に至っているはずで、「2016年内までは支払い条件がそれ以降よりいいですから」と説得していたはずだ。5ヶ月もない「いい条件」の期間をアッサリ削らされたら、著者もたまったものではないが、再度著者に説明しなくてはいけない出版社もたまったものではない。百、千と作品を提供している出版社の、再度の調整でかかる手間は相当なものだろう。  しかし、さらにたまったものではないのは、このサービスに月額980円払っている利用者だ。登録時には存在していた書籍が翌日いきなりごっそり抜け落ちているかもしれないのだ。読み放題サービスは30日の無料体験があるが、無料期間中にしっかり解約する財布の紐が堅い人がamazonの見通しよりはるかに多かったのかもしれない。出版社や著者に支払う代金の条件は守り、30日間無料体験側の期間なり条件なりを絞ればいいとも思うが、それはなされていない。  詳細は伝えられていないのでこれは憶測だが、講談社ご立腹の件もこの条件変更でもめてこじれた末の結果なのかもしれない。 ■amazonが著者に提供している気の利いたサービス「著者セントラル」  この読み放題サービスの件に関してはamazonのやり方に思うところはあれど、一方で、amazonには著者として感謝しているところも多い。まず、2014年に発行された私の本は、書店だと置いているところはまずない。書籍名と駅名など地名を入れると、近隣の書店の在庫を調べてくれるウェブサービス「テイクストック」で自著を調べると、八重洲ブックセンターや丸善本店など巨大書店が聳え立つ東京駅周辺でも、もう在庫すらない。数年前に発売され売れ行きも芳しくない本を置く余裕など書店にないのはよく分かる。なのでamazonが自著をいつまでも取り扱ってくれること自体、とても助かる。  私の本同様、世の中に出回る多くの本が初版止まりだ。重版を続ける一握りの大ヒット作が、残りの初版止まりの振るわない本を支える構図になっている。本が版を重ねることを指す『重版出来』は、ドラマ化された漫画のタイトルになるほどめでたいことなのだ。  私は趣味で同人誌を出している。同人誌は自分の金で出すため大変だが、責任を全て自分一人で取れる気楽さがある。一方商業出版はそうはいかない。出してもらっているのであり、多くの人が関わったものだ。ある経済評論家が本を書くより売る努力をしているといった旨をつぶやき炎上したことがあったが、いい内容だと確信した上で大抵の本が世の中に出ているはずなのに、一握りの売れる本とそれ以外の大多数の売れない本に分かれてしまうのが現実なのだから、売る努力をする経済評論家の発言はいたって正論だ。  知名度のある人が書けば話題になるし売れやすい。何を書いたかでなく誰が書いたかは重要視される。そんな中で新人にチャンスを与えてくれたのだから、塁に出るのがルーキーの仕事だったはずだが現時点で初版止まりと役割を果たしきれていない。今回の読み放題サービスは、出版社が賛同するなら私も賛同する方針だ。  そしてやはり読み放題サービスになると読まれる。amazonでは「著者セントラル」という売れ行きをグラフ化したサービスを著者に無料で提供している(図)。図の通り、「何冊売れたか」は分からないが、amazonのランキング何位にいるかは分かる。図を見ると、8月3日以降の読み放題サービス開始時以降から1ヶ月はランキングが跳ね上がったまま落ちない。毎日別の人が読んでくれたのだろう。8月以前の心電図のようなアップダウンが激しい状況からグラフの形が明らかに変わっている。私自身は、本は読みたいものだけ読めればいいし、読書熱自体高いときと低いときがあるので、月額制の読み放題サービスには利用者としてまったく魅力を感じなかったが、「安ければあれこれ読んでみるのもアリ」という人が案外いることを知れただけでも発見だった。 ■フジテレビと朝日新聞に出たところで本は売れない  ちなみに私の書籍のテーマはネット依存で、本の内容に関しフジテレビと朝日新聞社から取材を受けた。超巨大メディアに報じられたらさすがに売れるのではとソワソワしたものの、両社とも広告主への配慮からか私の書籍名は一切紹介されないまま放送、発行され、もちろん先方の仕事上それは仕方がないことだろう。しかし、やはりその程度だとわざわざ私の名前を検索し、書籍までたどり着いてくれる人など相当少ないはずだ。  案の定、テレビ、新聞取材当日と翌日の売れ行きを著者セントラルで見てみると普段どおりのしめやかさだった。「マスメディアに出れば本は売れる!」といったコンサルティングも見かけるが、いいものを書けば売れると限らないように、新聞やテレビに出れば売れるなんて、そんな単純な話ではない。ちなみに私の場合は、リアルな販売の場では横浜の書店で特設販売コーナーを設けてもらった際と、amazonではネットメディアで書評が紹介された日や、ネットで多くの読者がいるブロガーの人に紹介してもらった日、これらの日の方がテレビや新聞に出た日よりもずっと売れた。  そしてamazonでの売れ行き状況を著者が把握できるのも、amazonの著者セントラルがあるからだ。全国に店舗のある紀伊國屋書店でも、全店売上データがわかる「PubLine」というサービスを提供しているが、月額10万円と個人として利用するにはかなり厳しい金額だ。著者セントラルは無料で利用できる(著者セントラルは「自著」の売れ行きしかわからないので、全体の売れ行きがわかるPubLineとはサービスの幅がまったく違うが)。  個人的には店舗で働く仕事も長くしているため「店舗で試したあとで、ネットで底値の店舗を探して購入」という購買行動をする人には天の裁きが下るようにと思っているし、ひとつの企業だけが圧倒的に強い状況は業界、消費者双方に望ましくなく、そもそも同じ条件ならなるべく日本企業のモノやサービスを購入したい。なのでamazon一強、amazon無双な状況は望ましくないと思うが、amazonは著者セントラルのような、他がやらないいいサービスを無償で著者に提供している。黒船は黒船になる理由がある。  ちなみに私の著者セントラルのグラフは読み放題サービスを始めだした8月上旬から1ヶ月ほどは下がることなく景気がよかったが、だんだん低空飛行になりつつある。読み放題サービスに加入する人がラインナップ減少報道の影響で減ってきているのか、本の読み放題は一部の人にだけ刺さるサービスだったのか。今後も見ていきたい。 (文/石徹白未亜 [http://itoshiromia.com/])