時折、泉ピン子ちっくな声を発する石原さとみの好演が話題の『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(日本テレビ系)。26日放送の第4話の平均視聴率は11.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、2ケタをキープ。ドラマのヒットに伴い、売れまくっている宮木あや子氏による原作小説ですが、27日には最新巻『校閲ガール トルネード』(角川書店)が発売に。なんと、悦子が念願のファッション誌編集部へ異動する話だとか。原作のほうも気になりますね。 これまでは、悦子(石原)の校閲を気に入った著者が、直接会いたがる、という展開が常でしたが、今回はパターンがガラリ。著者が悦子を最後まで知らないにもかかわらず、悦子がひとりで勝手に右往左往するという、悦子のウザさ全開の神回でした。 今回、悦子は、清純派女優・杉本あすか(南沢奈央)の自叙伝の校閲を担当。父親を難病で亡くし、寂しい幼少期を送ったあすかの生い立ちにどっぷり感情移入した悦子は、内容と照らし合わせるために、勝手に彼女の自宅付近へ向かいます。そんなヤバすぎる主人公ですが、第4話ともなるとスルスルと受け入れてしまうから不思議です。 悦子があすかの自宅前でうろうろしていると、玄関の真ん前(!)で張り込んでいるゴシップ誌記者・山ノ内(山中聡)に遭遇。悦子と小競り合いとなった山ノ内は、校閲の仕事を「人の粗探しで金を取る、クソみてえな仕事だ。嫌われ者の仕事だ。俺らの仕事と一緒だ」と罵ります。きっとこれが、世間が描く芸能記者像なのでしょうね。ちなみに、こんなイケメン記者はあまりいませんが、性格は実際にこんなもんです。リアル~。 後日、山ノ内は、あすかに4歳の隠し子がいることをすっぱ抜き、週刊誌に掲載。世間がこの話題でもちきりの中、悦子はあすかの原稿に「ユリカ」という名の猫が出てくることに気付き、これが隠し子のことだと察します。 いてもたってもいられなくなった悦子は、あすかの記者会見場へダッシュ! そこで再会した山ノ内に向かって「あんたが見つけた事実なんて、“杉本あすかに子どもがいた”、たった1行だけじゃない!」と攻め立てますが、「事実なんてどうだっていいんだよ。俺が書けば事実になるんだよ」と言い返されます。 会見が始まると、父親を公表しないまま、シングルマザーという道を選んだあすかに対し、「男遊びに走った結果、子どもの父親が特定できなかったのでは?」などと臆測で詰問する山ノ内。追い詰められたあすかは、バタッとその場に倒れてしまいます。結果、世間の批判は山ノ内や“マスゴミ”に集中。一方、堂々と子育てができるようになったあすかは、幸せになりましたとさ。 今回の会見シーンは、8月の高畑淳子の謝罪会見とダブりました。あのときも、マスコミの質問に批判が集中し、ネット上では「淳子さんがかわいそう」という同情の声が殺到。中でも、高畑裕太の性癖について質問した『直撃LIVE グッディ!』(フジテレビ系)・大村正樹アナが大炎上したんですよね。山ノ内は今回、自分が悪者になることで、芸能人に批判がいかないように仕向けたことを匂わせていましたが、もしや大村アナも!? 『地味にスゴイ!』のおかげで、急に大村アナが愛おしく思えてきたような気がしないでもありません。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)
日別アーカイブ: 2016年10月27日
“元アウトローのカリスマ”瓜田純士が、相次ぐイジメ・パワハラ自殺問題に緊急提言!
青森中2女子自殺事件、電通過労自殺事件など、若い女性が自ら命を絶つ悲しいニュースが相次ぐ昨今。いじめなどで追い詰められ、死にたくなってしまった場合、人はどうすればよいのか? 自殺未遂の過去を持ちつつ、今は生きることに喜びを感じている“元アウトローのカリスマ”こと瓜田純士(36)が、悩める若者に緊急メッセージを送った。 ――最近、若い女性の自殺関連のニュースが多いですね。 瓜田 小・中学生の自殺のニュースだけは、いつ聞いても本当に悲しくなります。だって、まだなんにも知らないんですよ。この世に生を受けて、学校や塾に通って、先生や親にさんざん未来を語られて、なんで13歳やそこらで人生の幕を閉じなくちゃならないのか。恋愛の素晴らしさも、バイトする楽しさも、セックスの気持ちよさも知らないまま死んじゃうなんて、なんのために生まれてきたのか、わからないじゃないですか。 ――社会人の過労自殺について思うことは? 瓜田 それについては語りたくないですね。大人が自分の意思で働きに出た先の出来事ですから。でも、小・中学生は違う。義務教育で縛られてるし、視野も狭いし、自分でカネを稼ぐことも引っ越すこともできないので、学校でみんなからいじめられたら、逃げ場がないような絶望感に陥ってしまうのもわかります。 ――学校でのいじめ問題は、どう解決したらよいと思いますか? 瓜田 これね、酷な言い方になりますけど、自分の身は自分で守るしかないです。女の子もそう。親や先生に助けを求めるのもひとつの手だけど、大人の目が届かないところでのいじめは続くかもしれない。行政が運営するいじめ相談のホットラインもあるけど、効果は気休め程度でしょう。有名人やミュージシャンがいじめ反対を訴えてもいいけど、そんなので件数が減るほど現実は甘くない。SNSの普及などで、むしろ目に見えないいじめは年々増加傾向にあるのかも。いじめの加害者に罰則を加える法律にすればいいという意見もあるでしょうが、法改正にはものすごい時間がかかる。そうこうしてる間に、今日も誰かがいじめに苦しんで自殺してしまいますよ。じゃあ、どうすりゃいいのかというと、「自分の身は自分で守れ」という結論になります。 ――男子はまだしも、女子はどうやって我が身を守れと? 瓜田 答えはひとつ。今すぐ、レスリングを習うといいです。 ――なぜ、レスリングなのでしょう? 瓜田 吉田沙保里や伊調馨が国民栄誉賞を受賞した最高に誇らしい競技ですし、ほかの格闘技に比べ、相手を傷つけることが少ないからです。週2回でいいから地元の教室に通ってレスリングを学べば、それだけで心も体も強くなる。いじめっ子に何かされたら、相手を殴ることなくレスリングの技で押さえ込んで、「もういじめないでね」と警告すれば、「あ、すいません……」となりますよ。防具も要らない競技だから、月謝もそんなに高くないでしょう。 ――体形がゴツくなる、などの理由で「女の子には格闘技をやらせたくない」という親御さんも多そうですが。 瓜田 数年やった程度じゃ、筋骨隆々になんかなりませんって。別に、トップアスリートにならなくてもいいんです。でも、目指す頂点は、吉田や伊調。そういう国民的な誇りがあれば、本人も胸を張って通えるし、いじめっ子も手を出しづらくなる。今、女子に学ばせるには、最適な競技だと思いますよ。
――では、いじめられっ子の男子が今、習うべき競技は? 瓜田 ラグビーですね。五郎丸のことをいじめようとする奴、いますか? いないでしょう。ラグビーがスーパー人気の今、ラガーマンは間違いなく女にモテるし、体は勝手に屈強になっていじめられることもなくなるし、チームで新しい仲間もできる。一石三鳥ですよ。女子はレスリングで、男子はラグビー。これで決まりです。 ――いじめられて意気消沈して心を閉ざしてしまっている子どもを、レスリングやラグビーの練習に連れ出すのは難しい気もしますが。 瓜田 交換条件として、コンサートのチケットでもゲームでも、とりあえず欲しいものを買ってやりゃいんですよ。そうすりゃガキなんて、心を開いて、親の言うことを聞くようになりますから。 ――現在いじめられている子どもたちに、メッセージをお願いします。 瓜田 義務教育は長いようで短い。大人の僕らから見れば本当に、あっという間の数年間です。そこさえ乗り切れば楽しい未来が待ってるから、あとちょっとだけ踏ん張ってごらんよ、と言いたいです。いじめで自殺しちゃう子の多くは、死ぬことでいじめを明るみにして加害者に社会的制裁を加えたいという気持ちもあるのでしょう。でも、卑怯ないじめっ子なんかのために、自分の命を投げ出してしまうのはもったいない。それよりも、レスリングやラグビーをやって強くなって、何年か後に、卑怯な連中を思い切り上から見下してやったほうがスカッとするし、生きててよかったって思えますよ。 ――いじめがひどくて、どうしても学校に行きたくなかったら? 瓜田 登校拒否すりゃいいですよ。学校に行かなくなれば、先生や親が勝手に心配して、問題解決に向けて動いてくれます。面倒なことはいったん大人に任せて、その間、学校なんか行かなくていいから、レスリングやラグビーで自分の心身を鍛えましょう。勉強の遅れが不安になっても、自分の命さえ残しておけば、あとからどうとでもなるから大丈夫です。 ――瓜田さんは小・中学生時代、いじめられた経験はありますか? 瓜田 先輩らににらまれたことは、しょっちゅうありましたよ。僕は小学生の頃から悪童として有名でしたから、中学校に入るなり、3年生の悪い人たちに目をつけられて囲まれて、「おめえが瓜田か。中1の中でアタマを張るんだったら、俺らに迷惑かけるんじゃねぇぞ」と言われながら、小突かれたり蹴られたり。 ――そうしたイビリを、どう受け止めましたか? 瓜田 「この野郎、いつかやってやる」と思いながらジッと耐え、実際に数年後、そのうちの何人かをやっつけました。ちなみに僕の入った新宿の大久保中学は、日本人のクラスと、台湾人ばかりのクラスに分かれていて、台湾の中3は、日本の中3のことをナメてたんですよ。そんなある日、台湾の中3からも僕は呼び出しを食らいまして、「俺たちとあいつら(日本の中3)は仲が悪いんだけど、おまえ、どうする? どっちにつく?」と問い詰められたこともありましたね。 ――恐ろしい板挾みですね。なんと答えたのでしょう? 瓜田 台湾人の先輩は徴兵の関係で、中3なのに16歳や17歳だったりしたから、中1の僕から見るとものすごくゴツくて怖いんです。だから僕、「そのうち、あいつら(日本の中3)をやります」と答えましたよ(笑)。そしたら、その数日後から、台湾人の先輩のパシリとして偽造テレカを原宿で売らされるハメになり、結局いろいろイヤになって、台湾人グループの同級生をイワしたら大問題になっちゃって、中2の冬から僕は杉並の中学校に飛ばされることになりました。ツッパリゆえの自業自得とはいえ、こんな僕でも学生時代は、いろいろ人間関係で悩みましたし、時には小ずるく立ち回ったりもしましたよ。
――誰かをいじめた経験は? 瓜田 それを聞かれると最高に気まずい(笑)。というのも僕、同級生全員に「俺のことは、呼び捨て禁止。くん付け、もしくは、さん付けしろ」と強制してましたからね。当時の同級生はみんな「瓜田くんにいじめられた」と思ってるかもしれない。でも、集団で誰かをいじめたり、陰湿な弱いものいじめをしたことはないです。ケンカはいつも1対1だし、相手はいつも不良や先輩など、強い奴ばかりでしたから。 ――弱いものいじめをしなかった理由は? 瓜田 正義感とは無関係ですね。僕はナルシシストだから、ダサいことが嫌いなだけ。単に美徳に反して格好悪い、という理由でやらなかっただけです。 ――少年少女の自殺に心を痛める瓜田さんですが、ご自身が自殺を考えたことは? 瓜田 何度かありますし、自分で腹を刺した傷跡も残ってます。僕の場合は、プライドが高すぎるがゆえ、こんな悔しい思いをしたまんまだったら死んだほうがマシっていう理由での自殺未遂でした。結果、死ねなかったんですけど、生きてて本当によかったというのが今の率直な気持ちですね。それだけ、今の嫁との結婚生活が楽しくて幸せなんです。生きてりゃ、いいことがあるんですよ。 ――「生きてりゃいいことがある」というのが、自殺に反対する理由ですか? 瓜田 子ども向けには、そう言いますね。五体満足な大人の自殺については、勝手に1人でやってろ、って感じです。ただし、生きよう生きようと必死に頑張っても病気で亡くなってしまう人がいるっていうのに、健康なくせに自ら死のうとするコシャ平民のチキンどもにはすげえイラつく、ってことだけは言っておきたいです。 ――厳しい意見ですね。 瓜田 もっと厳しい本音を言うと、自殺する子どもたちにも腹が立ちますよ。自分を生んでくれて、分娩室で涙を流して喜んでくれて、毎日ご飯を食べさせてくれて、ディズニーランドにも連れて行ってくれた大切な親のことを考えたら、踏みとどまれるはずなのに、それでも死んじゃうってことは、「おまえらにとって親はそんなに安いのかよ。おまえら親をナメてんのかよ」と思うところもあります。親は、子どもの遺書なんて読みたくない。なんで死ぬ前にそのことを相談してくれなかったんだ、と嘆き悲しむだけですよ。 ――「親に心配をかけたくない」という優しさゆえ、いじめられていることを親に言わないまま、死を選んでしまう子どもも、中にはいると思います。 瓜田 言わない優しさがあるなら、死なない優しさもあるはずです。死にたくなったらいま一度、一番好きな人、一番世話になった人の顔をよく思い出して、「生きる」という選択をしてほしいですね。親からも先生からも友達からも見放されていて、孤立無援だという子には、「捨てる神あれば拾う神あり」という言葉を贈りたい。世間は広いですから、いつか味方が現れますし、居心地のいい場所も見つかります。その日を信じて、どうか前向きに生きてください。 (取材・文=岡林敬太) ※瓜田純士&麗子 Instagram https://www.instagram.com/junshi.reiko/ ※日刊サイゾーでは瓜田純士の最新情報をほぼ月イチペースでお届けしています。
高嶋ちさ子、豪快な乱暴者キャラの奥に見え隠れする「真面目な女の子」の姿
<p> バイオリニスト・高嶋ちさ子がバラエティ番組に出る時、披露するエピソードの三本柱は「肉が大好き(野菜は大嫌い、肉にはあまり火を通さずに食べる)」「せっかち」「キレやすい」である。「クラシックの音楽家はお上品」という固定観念があればこそ、生きてくるキャラではないだろうか。バラエティ番組の男性司会者は、よく高嶋を「豪快」と表現するが、私が彼女から受ける印象は「おびえてる人」「甘えてる人」である。</p>
みかじめ料を拒む店に「人糞ビニール」攻撃! 韓国人を悩ませる、暴力団の悪行の数々
ソウル地方警察庁は10月18日、日本に住む指定暴力団山口組系の韓国人組員(38)を韓国へ連行し、殺人の容疑で逮捕したことを明らかにした。この報道に、韓国ネット民は「他国にまで迷惑かけるなよ」などとあきれている様子だが、韓国でもいまだに暴力団が幅を利かせている。 最近、特に注意が必要なのが、忠清南道(チュンチョンナムド)一帯である。 10月19日、同エリアで、暴力団の構成員14人が脅迫罪や器物損壊罪などで逮捕された。 この暴力団は2013年から15年にかけて、ありとあらゆる手段を使って飲食店・風俗店からみかじめ料を徴収していた。みかじめ料を支払わない店には、客として来店しては「目が合った」などの些細な理由で暴れ、それでも逆らう店には人糞入りのビニール袋を店内に投げつけたという。どの店も報復を恐れ、警察に通報することができなかった。 暴力団の被害を受けたのは、飲食店や風俗店だけではない。彼らは帰宅途中の高校生を見かけると、刺青をちらつかせたり、暴力で脅し、銀行口座を作らせた。そうして手に入れた通帳30通を違法賭博業者に売りさばいていたのだ。また、5人の家出少女を売春に斡旋して、50回以上にわたって性行為を強要したという。 被害者に対し、入念な口封じをしていた彼らだが、店舗関係者や高校生の態度に異変を感じ取る人が多く、周囲からの相談を受けた警察が慎重な捜査を進めた結果、今回の逮捕となった。 この暴力団の無法ぶりに、ネット民は「生きる価値もない」「こいつらが調子に乗るのは、無能な議員や判事たちのせいだ」「警察も動くのが遅すぎるだろ」と、怒りの声を上げている。 そもそも忠清南道では、暴力団によるトラブルが相次いでいる。今年だけでも、19歳の少年を拉致・監禁して集団暴行を行ったとして、11人の暴力団構成員が逮捕。また、元構成員だと称して職場の後輩を奴隷のように扱い、暴行罪で逮捕された男もいる。 ネット上では、韓国で暴力団の示威行為が相次ぐ原因は、警察の対応の遅さと法律の甘さにあるという意見が多いが、クリーンな社会を目指すためにも、今後は厳罰をもって臨むことが、必要不可欠となってくるだろう。『悪いやつら』(ファインフィルムズ)
Hey! Say! JUMPが『Mステ』『バズリズム』に登場! 10月28日(金)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
19:56~21:57 『中居正広の金曜日のスマイルたちへ SP』(TBS系) 中居正広
24:50~25:20 『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系) 草なぎ剛
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
22:00~22:54 『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京系)国分太一
23:15~24:15 『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系) 松岡昌宏
仕事で迷える人たちへ。漫画家、ハグ屋、農家…唯一無二のキャリアを築いた男・えろ漫画家ピクピクン☆氏の「天職論」
はじめまして。川寄ふうと申します。「自分にとって働くとはなんぞや?」ということについて考えつづけている者です。詳細は省きますが端的に申しますと、職にあぶれた経験が何度もあるからでございます。
考えつづけた結果、社会の受け皿(つまり会社など)に無理に己を合わせて働くのではなく、自分で自分の受け皿を作り『仕事を創造』しながら働くことが今後の私には必要なんだ! という考えに至りました。
こうなれば、あと私に必要なのは具体的な方法論です。まあ、そこがかなり重要なワケですが。自分で自分の受け皿を作りつつ食べていくだけの収入を確保するって、いったいどうやったらできるんでしょうかね? 誰か教えて! どなたかお手本にさせていただけるような方はいらっしゃらないかしら……と思っていたら、いらっしゃいました。えろ漫画家ピクピクン☆さんです。
◎オンリーワンのキャリア
えろ漫画家ピクピクン☆(以下ピクピクン☆)さんは、エロティシズムあふれるブログやツイート内容からネットではよく「変態」などと評されていますが、とんでもない、と私は思います。
己の性的な欲望から目をそらすことなく正直に向き合うには勇気と知性が必要であり、さらにそれらをユーモアを交えて文章に昇華するには高い語彙力とスキルがなければなりません。ピクピクン☆さんの言葉からは、誰も傷つけることのないようなやさしさや配慮も常にうかがえます。
ピクピクン☆さんのお仕事は、エロ漫画家・年間10トン生産の米農家・ボーカル・舞台役者・「ハグ屋」……と多岐にわたり、以前は地元の消防団員も勤められていました。「ハグ屋」にてこれまでハグした老若男女の数は約6,000人。今年7月末で所属していた大手所属事務所を退職後、現在は個人で設立した新・ファンクラブをひっさげ、「全国ハグ屋ツアー」の真っ最中です。
どうでしょう、自らの手による、これ以上ないほどの受け皿の創造っぷり。これからの日本に必要なのは、ピクピクン☆さんのようなキャリア構築だと、私は本気で思います。
私はぜひ、ピクピクン☆さんにお話をうかがいたい、それも「職」をテーマにしたまじめな内容で、と考えました。ピクピクン☆さんならきっと固い話題でもまっすぐな回答をくださるはず。
実際取材させていただいたところ、予想どおり、いや、それをはるかに凌ぐインテリジェンス&ウィットに富んだお話をうかがうことができました。取材は9月、ご実家での稲刈り直後、そして阿佐ヶ谷ロフトでの定期トークライブと1泊2日のファンクラブ旅行を控えた前日という、超ご多忙中に行われたのですが、ご本人にお疲れの様子はありません。射るような力強いまなざしが印象的です。
騙されたと思って読んでみてください。ピクピクン☆さんのお言葉、めちゃくちゃ面白いです。
◎「天職」は作れるのか?
ーー雇用が不安定で、そもそも仕事の数自体が足りず、無職率もあがっている……というのが現状の日本において、ピクピクン☆さんはご自分の手で「唯一無二のキャリア」を「カスタムで」作ってらっしゃいます。本日はその唯一無二のキャリア、いわば「天職」をみずから作り出す秘訣などについて教えてください。
ピクピクン☆さん(以下、ピ)「天職といっていただいて、うれしいです。自分がやっていることが天職であるとは、自覚しております。いまの活動全部をやるために自分は生まれてきたと思っています。僕、生まれ持って末端神経が器用なんです。指や舌がよく動きます。たとえばクンニするときに、クリトリスをむいて、指をまんこの中に入れてあげて、やさしく円を描くように動かします」
ピ「同時に舐めるんですが、僕は舌がイジリー岡田さんの2.5倍くらい速く動きます。クンニが上手いということは、絵も繊細に描けるということです。肉体的に漫画と女性に関することは元から天職なんだろうな、っていうのはありますね。
僕にとっては、ハグ屋も天職です。何事も、それをやるかどうかは『好きかどうか』という簡単な物差しで測って決めます。僕がやりたくてやってるだけだから、やることをやるだけでまさに天職になるわけです」
ーーおじいさまも絵を描くのがお好きだったんですよね?
ピ「隔世遺伝とはいいますけど、いまでも健在の僕の祖父は絵を描くのが好きで。農作業をサボるもんだから家族に怒られながらも、ずっと描いていた人なんです。僕がいま漫画を描いていることを、おじいちゃんはすごく喜んでくれます。
実家の田んぼは、おじいちゃんがおばあちゃんと一緒に木を削って井戸を掘って全部切り拓いたものなんです。今年も稲刈り兼ファンクラブ旅行があるんですが、その田んぼに、自分の夢である絵を描く仕事をもった孫がファンを連れて田植えや稲刈りに来てくれる光景が本当にうれしいみたいで。おじいちゃんがいちばん楽しみにしてますよ。『みんなかわいい! 早く会いたい!』って」
ーーおばあさまにも子どものころ絵を褒められたとうかがいました。
ピ「夜中、ずーっと女の人の裸を描いてたら、後ろにおばあちゃんがいて、僕の手元をのぞき込んでたんです。とっさに『僕、ものすごい悪いことをしてるんじゃないか?』と思っちゃったんですけど、その瞬間、おばあちゃんが僕を後ろからそっとハグしてくれて。
そのときおばあちゃんがキスしてくれたのが僕のファーストキスです。震えている僕を抱きしめて『いいのよ』っていいながらキスしてくれました。僕が小1くらいの頃です」
ピクピクン☆さんの「やりたいことをやる、それがすなわち天職になる」という姿勢は、彼の同人漫画やハグ屋への取り組みにも表れています。
ピ「正直に描きたいものを描いたときに最も喜んでくれるのは、やっぱり僕のファンなんですよね。その作品自体が100%純粋のピクピクン☆なので。だから好きなことをやるのが誰にとっても正解とはいいませんが、それはひとつよいことだと思います」
もともと商業漫画の世界にいらしたピクピクン☆さんは、昔は“同人誌反対派”だったそう。けれども、試しにコミケを訪れてみたところ「ものスゴい熱量とエネルギーと直接の現場の声と、編集部を介さない、売れるとか売れないとか関係なく自分の描きたいものを描くという、作家のギラギラしたものがスゴくて」衝撃を受けたそうです。
ピ「そこで僕も試しに好きなように描いてみたんです。そしたらそれがすごく楽しくて。『ああ、これはおじいちゃんが昔やろうとしてた自費出版だ』と気づいたんです。昔はすごく大変だった自費出版が、いまは簡単にできるようになった。この時代に感謝しようと思いました。出版社さんには申し訳ないんですけど、いまは自費出版万歳になってます。
いまは、わがままに描いたもののほうが受け入れられる世相なんだと思います。加えて、僕にとっては自分のやりたいことと同人出版の歯車がちょうど合っている状態。だから同人で売っているし、買ってくれる人もいる。たまたまいま、出版に恵まれてます」
◎ハグこそ、至高!
ピ「いま『全国ハグ屋ツアー』をやってますけど、桃源郷ですよ。酒池肉林ですもん。ハグというものが一時期過激になっていたこともあったんですが、いまはハグ屋では単純にお客さんを抱きしめるだけ。こうすれば最大限に心が伝わるしお客さんも喜ぶってことに、やっと気づいたので。ふつうのハグがいちばんエロくて、いちばん幸せで、いちばんいろんなものが伝わります」
ーーハグ屋は年齢や性別は関係なくみんなウェルカムなんですよね?
ピ「ハグに年齢は関係ないです。最近思うのは、自分のいってることは世間から見たら綺麗ごとなんだろうなって。でも、この世に正解はないといえども、綺麗ごとを探ることにこそ真実や正解があると思っています。
別に綺麗な人を抱きたいわけではありません。相手が喜んでくれたときのレスポンスのほうが重要なんです。お年を召した方ですと60才のご婦人もいらっしゃるんですが、抱いたときにすごく怯えながらも喜んでくださると、もう興奮します。『よかった、また抱きたい』と思うし。
それでいうと、男性も関係ないです。男性も喜んでくれればうれしいし、幸せをもらいます。『人の笑顔で自分が幸せになる』なんて、綺麗ごとに聞こえちゃいますけどね。必ずそこに正解があると思ってます、僕は。自分のためにも」
ーーハグ屋の過去最高人数が北海道の大通公園での450人、そのときは4時間ちょっとかかったそうですね。長丁場のハグで疲れたり、立ちっぱなしで腰が痛くなったりはしませんか?
ピ「僕が抱きたくて会いたくて行ってるので、何百人ハグしても、疲れたとか長いとか、そういう発想が僕のなかにまずないですし、わからないです。僕にとってはエステされてるのと一緒なんです。僕はエステする側じゃなくて、される側です。立ちっぱなしで腰が痛くなることもありません。
ーー意外と体力があるんですね。先日はあんなに腹筋ができなかったのに……(※2016年9月23日に阿佐ヶ谷で行われた『第71回トークライブ』にてステージ上でピクピクン☆さんは腹筋を披露したが、あまり回数をこなさなかった)。
ピ「(これまで途切れることなくしゃべっていたが、一瞬の沈黙のあと)あれは、そういう演技ですー! じゃあ見ててください」
そう言うとピクピクン☆さんは床で腕立て伏せの体勢になり、スタンダードな腕立て伏せや指5本の腕立て伏せはおろか、指3本の腕立て伏せも次々と綺麗なフォームで披露。
ピ「僕、実際は腹筋も相当できます(ニヤリ)」
ーー失礼しました。トークライブの腹筋は演技だった、って書かないほうがいいですよね?
ピ「書いていいです! 目の前で指三本の腕立てしやがった、って書いてください(笑)」
◎僕が決めたから、それは運命
ーー休みの日やオフはありますか?
ピ「逆にその質問が面白いと思いました。僕、オフっていう日がない。そのいい方をするなら、僕は生まれたときからいままで毎日がオフです。
『空腹が最高のスパイス』っていうように、3000円のステーキ食べるんだったら、あと3時間お腹空かせて1000円のステーキ食べたほうがおいしい。何でも踏ん張れば楽しくなるし、毎日楽しいことしかしてないので、結局毎日がオフなんです」
ピ「では元のテーマに立ち返って、川寄さんは自分の天職はどのように見つけるとお考えですか?」
ーーそれがわからなくて人生迷走しております。
ピ「そうですよね。恋愛も同じで、100人つき合えばその中の1人の運命の人と出会えるかもしれない。職業もそうですよね。いろんな企業に勤めて、やっと『これだ』って思えたときにそれが生涯の職となるわけですよね。
でも僕はそうじゃないと思っています。運命の人に会えた、それは結果論でしかないと思っているんです。たとえば仮に誰かとつき合うとしたら、そのときに決めちゃうんです。『僕が決めたから、この人は運命の人だ』と。
君がほかのオトコを好きになるかもしれないけど、まずそうはさせない。ストーカーになろうと、たとえ相手を刺そうと、つまり君に嫌われようと、もう僕は君しか愛さない。絶対に離れないって決めて、最後一緒に死んで墓に入ればそこで初めて、結果的に運命の人になるわけですから。だから運命の人は、100人が100人見つかります。自分の天職も100人が100人出会えます。
天職も運命の人も、自分で決めることです! それが僕の天職論です」
……後篇は「自分で天職を決めてやりたいことをやればいいのはわかった……問題はそれをどうお金に替えるかだ!」と思っているアナタにお送りする「天職をマネタイズする方法」「コミュ障からの脱却法」などです。
(川寄ふう)
<後編は10/28更新予定です>
大河ドラマ『真田丸』が自己ワースト視聴率更新も、NHKが慌てないワケ
10月23日の放送された、NHK大河ドラマ『真田丸』第42話の視聴率が13.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)にとどまり、自己ワーストを更新した。 初回は19.9%で好発進し、第2話では20.1%と大台を突破。第3話以降、大台超えこそないものの、常時15~19%の高視聴率をキープ。第34話(8月28日)では、13.2%と自己ワーストを更新したが、この時は日本テレビ系『24時間テレビ39 愛は地球を救う』フィナーレと重なったためだった。今回、約2カ月ぶりに自己ワーストを記録したが、NHK側に慌てる様子はまったくないようだ。 「第34話の時と同様、原因は明白です。今回は、13.8%の高視聴率を取った『日本シリーズ 広島対日本ハム 第2戦』(フジテレビ系)とバッティングしたため。普段、フジの同時間帯は5%取れるかどうかで、前週(16日)の『大物芸能人ジャーニー2016秋わがままひとり旅SP』は4.8%で、8ポイントもアップしたわけですから、影響を受けないわけありません。ただ、日本シリーズはあくまでも一過性の番組なので、脅威にはなりません。それに、大河はBSプレミアムで午後6時から2時間早く放送していますが、23日のBS視聴率は驚きの5.3%を記録しました。一般的に『BSの視聴率は3%取ればいいほう。4%台はかなりいい』とされていますので、BS視聴にスライドした人も多かったようです。地上波とBSの視聴率を単純に合算すれば18.3%になるわけですから、NHK側に慌てなければならない要素などありません」(テレビ関係者) さらに、NHKには朗報が。視聴率調査でおなじみのビデオリサーチ社では、10月3日より「タイムシフト(録画再生)視聴」の調査を本格的に始めたが、『真田丸』第40話(9日)のタイムシフト視聴率は、NHKによると6.7%もあったという。その週のリアルタイム視聴率は15.0%で、重複視聴を除いた「総合視聴率」は20.9%。BS視聴率は4.3%であったため、実質的な視聴率は25%近い数字になると見ていいだろう。今回の自己ワースト更新は、心配の必要がなさそうだ。 (文=田中七男)NHK『真田丸』番組サイトより
EXILE・HIRO&上戸彩の初親子ショットは「ヤラセ丸出し」!? 家庭内別居報道の「女性セブン」が寝返りか
EXILEのHIROと、その妻で女優の上戸彩、そして1歳の娘のスリーショットを、27日発売の「女性セブン」(小学館)が掲載した。 同誌は、都内の高級マンションから出てくる3人をキャッチ。変装などは一切しておらず、HIROが抱きかかえる娘に、上戸が「ガオー」と襲いかかるような動きであやす様子や、上戸が笑顔でHIROに寄り添う姿が見て取れる。記事は、23日にHIROが発表したLDHの世界展開の構想や、夫婦の順調ぶりを伝える内容に終始。かねてよりささやかれている離婚疑惑を一蹴する記事となっている。 「『あまりに自然な親子の姿に~』という書き出しで始まる同記事ですが、むしろ離婚説払拭のために“撮らせた”と考えるのが自然。そもそも、HIROと上戸の家庭内別居疑惑を報じたのは、ほかでもない『女性セブン』。同誌と上戸が所属するオスカープロモーションは蜜月関係にあり、おそらく両者の間でなんらかの手打ちがあったのでしょう」(芸能記者) 6月発売の「女性セブン」は、「上戸彩『帰れぬ夫』HIRO『0才児子育て』切れた糸」と題した記事を掲載。HIROが仕事が終わっても上戸の元へ戻らず、自宅から50メートル離れた別宅に帰っていることや、“男の出る幕ではない”として子育てにほとんど参加していないことなどを伝えていた。 また今月、HIROが世界展開を宣言すると、「上戸と離婚間近か?」などと疑惑が再燃。これに危機感を持った関係者が、不仲説を払拭するために「女性セブン」に働きかけたということだろうか? 「『女性セブン』は8月にLDH所属の三代目 J Soul Brothers・登坂広臣とローラの“お泊まりデート”をスクープ。登坂ファンのショックは相当なもので、すっかりジャニーズ化しているLDHにとっても大きな痛手に。LDHとしては、世界展開を円滑に進めるためにも、今後また出るであろう所属タレントのスキャンダルを、手前でせき止めたいところ。そのためにHIROが一肌脱いだのが、今回のスリーショットなのでしょう」(同) 2020年の東京五輪・開会式への参加を狙っているとも言われるHIRO率いるLDH。今回の絵に描いたような幸せな家族写真も、その準備のひとつといえるかもしれない。
中森明菜、ついに完全復活? ディナーショー即完売も「元気な姿を誰も見ていない」!?
中森明菜公式サイトより
“歌姫”中森明菜(51)が、予定されていた全国10公演のディナーショーを、体調不良を理由にキャンセルしたのは2010年末。その数カ月前、パチンコの新台発表会見に出席した明菜の“激痩せ”が話題になり、「本当にディナーショーに出られるの?」といった声も上がっていた中での中止に、ファンは騒然となった。
ディナーショーのキャンセル後、明菜は無期限活動休止状態に陥る。心配を募らせるファンの思いに応えるため、明菜もファンクラブ会報で直筆のメッセージをつづったが、その内容は「外、もう暗い。48(歳)かああああ~でも、ほとんどひとりごとー。今日は7月13日だあー ハッピ~バースデーだあ~ ぜんぜんハッピ~じゃないけどネ。カラスがすかさず来る!! ハッピーバースデー言いに来てくれたのかナ! でもやっぱりカラスはイヤ!」といった突拍子のないもので、「精神を病んでいるのではないか?」などといわれてしまった。
過剰なテロップで肝心な場面が台無し! 日本シリーズ中継に見る、民放各局の「足し算」体質
今年の日本シリーズは、きっと面白い……ファンの間ではそんな話で持ち切りだった、プロ野球日本シリーズ・広島東洋カープ対北海道日本ハムファイターズ。戦前の見立て通りの「熱戦」が続いている。 逆転劇あり、延長あり、采配の妙あり、と、さまざまな点で見どころが多い。それなのに、中継する側は、どこまでも画一化して伝えようとしている。 民放中継だけを見ていると、今年の日本シリーズは「広島対日本ハム」ではなく、「男気対二刀流」であるらしい。 とにかく「男気」と「二刀流」、つまり“黒田博樹と大谷翔平を扱わなければいけない病”にかかっている状態だ。 たとえば第2戦のフジテレビ。黒田は第3戦の先発が発表されていたため、この日の登板は絶対にない。だからなのか、「黒田の思いを受け継ぐ野村が先発」といったテロップを何度も差し込んでいた。こうなるから、黒田は日本シリーズ前に引退発表をしたくなかったはずなのだ。 一方、日本ハムの攻撃では、こんなところで大谷を出すわけがない、という場面で「大谷の代打はあるのか?」とミスリード。同様に第4戦のTBS中継では、テロップで何度も「日本ハム3番大谷でタイへ」と表示。結果、大谷はノーヒットに終わり、中田とレアードのホームランで、日本ハムは2勝2敗のタイへと持ち込んだ。 民放よ、そんなに野球の力を信じられないのか? と言いたくなる。 野球の力を信じられないから、過剰なテロップで「演出」しようとする。もっといえば、野球の力を信じていないから、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ中継をしない、という失態を演じてしまうのだ。 テレビ局側の言い分があるとすれば、プロ野球は人気がなく、視聴率が取れないから、というものがあるだろう。野球初心者も興味が湧くように、黒田と大谷の看板を掲げているのだ、との考えもあるかもしれない。 だが、本当に面白い試合は、それだけで優良なコンテンツだ。ましてや、舞台は日本シリーズ。視聴者は、演出された感動ではなく、もっと野球の機微を伝えてほしいのだ。 過剰なテロップは目にうるさいだけでなく、肝心な場面でプレーの上にかぶさり、細かい部分が見えないことがある。試しにNHK-BSの日本シリーズ中継とワールドシリーズ中継を見ると、その差は歴然。「BSO」「ランナー」「得点」「イニング」表示以外に無駄な情報やテロップのないNHKの中継画面は、野球が持つ「時間にも空間にも縛られない」魅力を伝えてくれる。 優れたデザイナーほど引き算でデザインし、要領を得ないデザイナーは足し算のデザインをするというが、もっと引き算の野球中継を民放にも目指してほしい。 もし、野球を知らない人にも興味が持てるように……と考えるのなら、野球中継以外でそういった番組を組むべきだ。好例は、クライマックスシリーズ前に放送された『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の「広島カープ芸人」だろう。残念なことに、日本シリーズ前、民放テレビでそのような番組は見つけられなかったが、NHK-BSとラジオでは野球の魅力を伝える好番組があったので紹介しておきたい。 ひとつは、NHK-BSで21日に放送された『スポーツ酒場“語り亭”』の「名捕手が語る日本シリーズ」。野村克也、古田敦也、里崎智也の3名の元捕手が、日本シリーズを捕手目線で語る、という内容だった。 この番組で、古田と里崎が注目選手として挙げたのが、広島はエルドレッド、日本ハムはレアード、という「恐怖の下位打線」。この2人をどんなリードで抑え込めばいいのか、という議論が交わされていた。 果たして、エルドレッドは3戦連発弾を放り込み、レアードは第4戦で決勝ホームランを放った。名捕手の見立ては正しかったわけだ。 もうひとつが、TBSラジオで21日放送された『荻上チキ・Session-22』の「久米宏&伊集院光&えのきどいちろう&加藤弘士!開幕前夜に熱く語る『プロ野球・日本シリーズ』」。芸能界屈指のハムファンである伊集院とえのきどが涙ながらに語る日本ハムについての熱量は、『アメトーーク!』における「カープ芸人」に引けを取らなかった。 そして、とにもかくにも久米宏だ。あの冷静な久米が妙にテンション高く、トークも若干上滑りする興奮具合は聴いていておかしかったし、リスナーが日本シリーズに向けてテンションを上げる効果を含んでいた。 TBSラジオでは、翌22日も『久米宏 ラジオなんですけど』を広島から生中継。久米はその後、同局の野球中継『エキサイトベースボール』にもゲスト解説として出演。「久米祭り」が展開された。 「リーグ優勝して、99%満足してるんです。でも思いのほか、残りの1%が大きかった(笑)」と語る声は、野球がどんな大人も純朴な少年にしてしまう無垢な魅力を代弁していた。 かつてカープ優勝を賭け、『ニュースステーション』(テレビ朝日系)で坊主頭にまでなった男・久米宏のカープ話を、なぜテレビは扱わないのだろうか? いずれにせよ、日本シリーズの足し算演出は今さら変わらないだろう。となると、気がかりなのは、来年のWBCだ。きっと、ごてごてと余計な装飾が施されてしまうのだろうなぁ……。 (文=オグマナオト)『THE TRIUMPH of 真赤激! ~CARP2016リーグ制覇の軌跡~』(広島ホームテレビ)








