菅野美穂『砂の塔』不幸シーン連発で視聴者が胸焼け? 8人のママ友に縛られる主人公に「現実味ない」

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 タワーマンションのネガティブキャンペーンのようだと話題の『砂の塔~知りすぎた隣人~』(TBS系)。21日放送の第2話の平均視聴率は9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回の9.8%から微減。ネット上では、「やりすぎ感が面白い」「今クール、一番の見応え」という賛辞が見られる一方で、「最悪なシーンのオンパレードで、胸焼けしそう」「主人公夫婦がドン臭すぎて、イライラする」という声も。好みが分かれる脚本だけに、視聴率は期待できないかもしれません。  そんな『砂の塔』ですが、第2話は初回以上にやるせないシーンの連続。初回ではタワマン上層階のママ友グループとなんとかかんとかうまくやっていた亜紀(菅野美穂)ですが、今回はベビーシャワー(出産前の妊婦を祝うパーティー)の幹事を強引に任されたことで、身も心も疲弊。そこへ、自分を捨てた毒親がズカズカとやってきて、嫌味をぶつけて去っていきます。  さらに、イケメン体操コーチ・航平(EXILE・岩田剛典)の初恋相手が亜紀だと知ったボスママ・寛子(横山めぐみ)は、嫉妬から「こんなに侮辱されたのは初めて」と激怒。ベビーシャワー中に、亜紀の壮絶な生い立ちを次々と暴露したほか、亜紀が用意したケータリングの料理を床にぶちまけ、「亜紀さん、掃除してくださる?」と、『家なき子』(同)ばりのイジメをスタート。その光景を目にした5歳の娘は、「ママ、いじめられてるのぉ?」と痛烈な一言をかまします。  それでも「このおうち、大好き!」と瞳を輝かせる娘のため、「よし、わかった」と、耐えることを決意する主人公。地獄のタワマン生活が終わることはなさそうです、ああ……。  視聴者から「リアリティがなさすぎる」との指摘が相次いでいる同作ですが、一因にママ友グループのコミュニティの小ささがあるかもしれません。現段階で、ママ友と最初から気が合わない亜紀も、すでにハブられている綾香(ホラン千秋)も、「自分が浮いてしまったら、子どもたちに友だちができない」という一心で下品なママ友たちとつるみ続けています。しかし、例えば同作の撮影に使われている江東区のタワマン「アーバンドックパークシティ豊洲タワー」の戸数は約1,500戸。一方、劇中のママ友グループは、レギュラーメンバーが8人(ベビーシャワー時など、いきなり増えるケースあり)。数千人が住んでいるタワマンが舞台にもかかわらず、描かれているコミュニティが小っさいんですよね。  ただ、そこをいちいち気にしていては、一向に楽しめませんよ。フィクションですし。いっそのこと、階ごとに1世代ずつしか住んでいない50階建ての細~いマンションで、主人公が“引っ越せない呪い”にかけられていると思ったほうが、しっくりくるかも!?  さて、公式サイトよれば、第3話で衝撃の事実が明らかとなり、“第一章のクライマックス”が訪れるとか。ということは、第4話から第二章!? なんだかすごいドンデン返しが待っていそうです。 (文=どらまっ子TAMOちゃん)

突飛な織田裕二が好きになってきた……? “ヒマつぶし”だからおもしろい『IQ246』の可能性

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TBS系『IQ246~華麗なる事件簿~』番組サイトより
 織田裕二が完全にアレな感じの日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)は第2回。視聴率は12.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回の13.1%から0.7ポイント下げたものの、堅調に推移しています。  貴族の末裔でIQ246を誇る法門寺沙羅駆(織田裕二)は、今日もヒマをもてあまして蕎麦打ちなどに挑戦しています。  そんな折、世間では不可解な事件が発生中。過去に児童を虐待したり殺害したりして逮捕されたものの、証拠不十分で釈放された人物ばかりが何人も続けて服毒自殺を遂げます。それぞれ、現場となった自室は完全な密室状態。謎が謎を呼ぶ連続自殺事件は、人気マンガ『キルリスト』(『デスノート』みたいなもの)になぞらえ、ワイドショーでも報じられるなど、日本中を巻き込んだ大騒動になっています。法で裁けない悪人の名前をそのリストに書くと、悪魔が自殺に追い込むのだそうです。  すでに自殺者は9人。『キルリスト』のWEBサイトには犠牲者の名前と経歴が記されています。  事件に興味を持った沙羅駆は、その犠牲者の中から3人だけに共通点を見出し、殺人事件だと断定。その見立て通り、この3人から検出された毒物の薬物指紋が一致。完全に同じ毒物によって死んでいることが明らかになり、沙羅駆はさらに、事件に深入りしていきます。 『キルリスト』のサイトでは、次にリストに名前を書かれるべき人物を決める“人気投票”が行われていました。そして、1位になったのは権藤十三という男。10年前、小学生を殺害して逮捕されたものの、釈放された過去のある人物です。  沙羅駆が権藤の家を訪れると、すでに警察が集まっていました。現場となった部屋は、またも密室。そして権藤の体内からも、同じ薬物指紋の毒薬が見つかりました。  この4人を自殺に見せかけて殺したのは、塾講師の前川公平(佐藤隆太)でした。偶然、塾の生徒が権藤に誘拐されそうになったところに遭遇した前川は、なんとかその生徒を助けたものの、権藤を取り逃がしてしまいます。そして、過去にこの権藤に殺された小学生というのが、前川の妹だったのです。  妹の仇に偶然遭遇し、怒りに震える前川のもとに、前回同様「13」からメールが届いていました。「13」はアルファベットの13文字目のことだと前回、沙羅駆が言っていたので、本稿では「M」と呼ぶことにします。 「完全犯罪の方法教えます」  どうやら「M」は、日本中のあらゆるWEBカメラをハッキングし、「完全犯罪」を起こしたそうな人物を見つけてはこのメールを送っているようです。怖い人。  というわけで、このドラマのだいたいの流れが見えてきました。殺人の動機のある人間を「M」が操り、殺人を起こさせる。それを沙羅駆が解決するというパターンのようです。つまり、沙羅駆と「M」の知恵比べですね。「M」は、やっぱりホームズでいうところのモーリアティなんでしょうね。  今回の謎は、前川がどうやって4人を密室の中で殺したか、でした。これは意外に簡単なトリックというか、単に前川が警官の制服を着て部屋を訪れたために、犠牲者たちが疑いもせずカギを開けていたという、かなりショボイ謎解きとなりました。現場マンションの管理人も、防犯カメラでも、このニセ警官が前川であることがわからなかったんだそうです。その理由は、警官の制服を着てたから。  これ、管理人おばちゃんの顔面記憶能力や防犯カメラの性能によっては、バレちゃってたってことなんですね。沙羅駆の謎解き能力以前に、「M」の“完全犯罪”計画がイマイチ頭が悪い感じなんです。前回も書きましたが、どうにも謎解きそのものが『IQ246』っぽくない。『IQ80』くらいでも、力を合わせて捜査すればなんとかなりそうな事件が続きます。  ただ、今回はここからがおもしろかった。沙羅駆は、前川がどうやって密室に侵入したか、までは簡単に解きましたが、どうやって毒薬を飲ませたのかはわかりません。  前川の部屋で、沙羅駆と前川が対峙します。沙羅駆は前川を口車に乗せ、部屋から毒物のビンを発見することに成功。2本のビンが、殺害された妹の写真の後ろに隠されていました。このビンを警察に持ち込めば、4人の犠牲者から検出されたのと同じ薬物指紋が出ることになります。  沙羅駆は、「どうやって飲ませたか教えてくれたら、警察に突き出さない」と取り引きを持ち掛けます。しょせんヒマつぶしなので、沙羅駆にとっては謎を解くことだけが重要で、前川が逮捕されようがされまいが、どちらでもいいことなのでした。  前川は犠牲者たちにナイフを突きつけ「片方は無毒」「どちらかを選べ」「選ばなかった方を、自分が同時に飲む」と告げていたのでした。つまり、毎回、前川自身が命を賭けていたということです。いわく、「最後の一線を自分の力が及ばないところにゆだねることで、自分もまた許されている。正しいことをしてるんだと信じられるんです」と、沙羅駆に語ります。  すると沙羅駆は、「おもしろい、ぜひ私とも勝負していただきたいですねえ」と、例の人を食ったような水谷豊口調で迫ります。 「真実を闇に葬るか白日の下にさらすのか、この勝負で決めましょうか」  2人は場所を波止場の倉庫に移し、向き合います。頭がよすぎてヒマなので、生きることに執着がないという沙羅駆。あっさり片方を選んで、あっさり飲んじゃいます。  沙羅駆は、前川が運命に身を投じているのではなく、目線や表情で相手に毒を飲ませるよう誘導していたことを喝破します。だから、どちらが毒かすぐにわかったのです。 「あなたは正義のつもりでも、殺しの最中に昂揚したんじゃありませんか?」  あとは、それでも毒を飲もうとした前川を執事・賢正(ディーン・フジオカ)が男前にやっつけて一件落着。前川、号泣です。  今回、沙羅駆が“ヒマつぶし”で捜査に介入し「犯人の逮捕を目的としない」という設定が、簡単な謎解きのあとにドラマを展開させました。この第2話で『IQ246』という作品の個性が一気に花開いた感じです。織田裕二の変な演技も、すっかり慣れたというか、むしろ好きになってきました。  また、和藤奏子が本家ワトソンくんばりに間違った推理を連発し、その都度、沙羅駆がバカにしながら訂正していく繰り返しのシーンも見やすかったです。  次回以降、「M」の殺人計画の完成度にこそ不安は残るものの、とっても楽しみな作品になりました。週に1本でも2本でも、楽しみに待てる連ドラがあると人生が豊かになった気がしますね。どうか、がっかりさせないでほしい! また来週! (文=どらまっ子AKIちゃん)

「J-GENE」12月号では、嵐の新コラムがスタート!

毎月23日発売。ジャニーズアイドルたちの“素顔”がいっぱい!

Hey! Say! JUMP
「LIVE TOUR 2016 DEAR.」衣装コレクション!
赤×ゴールドが貴族みたいにゴージャス!
メンバーカラーのベストがおしゃれ
NEWS 増田考案のアルファベット入り衣装
メタリックな素材感でクールにキメ!
ふわふわファーがとってもスイート♡
ロゴがおしゃれなツアーT シャツ!

ARASHI
もっと知りたい嵐! 第1 回 櫻井翔
櫻井を知るキーワード 
キーワード1、意志が強い
キーワード2、努力家
キーワード3、ファン思い
キーワード4、親孝行
メンバーとのかかわり
櫻井翔×大野智
櫻井翔×相葉雅紀
櫻井翔×二宮和也
櫻井翔×松本潤

コンサートでは櫻井のココに注目! 
絶妙なファンへのよびかけ
肩から腕の筋肉美
笑顔が固まるフライング
これぞ嵐、華麗なサクラップ

Kis-My-Ft2
「LIVE TOUR 2016 I SCREAM」蔵出しフォトSP !
北山宏光
藤ヶ谷太輔
玉森裕太
千賀健永
宮田俊哉
横尾渉
二階堂高嗣

関ジャニ∞ リサイタル 2016
真夏の俺らは罪なヤツ ~総集編
面白MC 集
錦戸 亮
大倉忠義
渋谷すばる
安田章大
丸山隆平
横山 裕
村上信五

癒し系メンバーの魅力
草彅剛/城島茂/大野智・相葉雅紀/丸山隆平
安田章大/増田貴久/中丸雄一/有岡大貴/
松島聡/濵田崇裕/宮田俊哉

生田斗真・神山智洋 出演!
『Vamp Bamboo burn ~ヴァン・バン・バーン~』
藤志櫻、登場シーン!!
怪しい男にかまれ、ヴァンパイアに。
この早替えも圧巻!
「爽やかすぎてすみません!」
個性豊か、舞台を彩るキャストたち!
やはり、THE・ジャニーズな
生田・神山SHOT!

「少年たち 危機一髪!」フォトギャラリー・ ・・・・・・・・・74
SixTONES ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78
Snow Man ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・84
HiHiJet・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 90
マリウス葉(Sexy Zone) ・ ・・・・・・・・・・・・91

懐かしMC プレイバック! Vol.20 Hey! Say! JUMP・・・92
Hey! Say! JUMP Spring Concert 2008
2008 年5月5日横浜アリーナ
2009 Spring Concert Hey! Say! JUMP

■立ち読みはこちら

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「高学歴男にとって、女は性のおもちゃ?」東大&慶大、集団レイプ事件の危うい類似点

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「週刊文春」(10/27号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「将棋『スマホ不正』全真相」(「週刊文春」10/27号) 「『三浦弘行』九段と93%一致した問題ソフト」(「週刊新潮」10/27号)) 第2位「『ボブ・ディラン』の変人伝説」(「週刊新潮」10/27号) 第3位「高畑裕太『レイプ事件』被害者女性が涙の告白『なぜ示談をしたのか、真相をすべて話します』」(「週刊現代」11/5号) 第4位「小池都知事の暴走的『五輪会場変更』Q&A10」(「週刊新潮」10/27号) 第5位「ラブホ不倫『日教組委員長』放蕩三昧の検証」(「週刊新潮」10/27号) 第6位「あなたの年金が年間14万円減らされる!」(「週刊ポスト」11/4日号) 第7位「<その瞬間母は…>慶應『集団強姦』加害学生と親を連続直撃!」(「週刊文春」10/27号)    「福沢諭吉が泣いている『慶應大学』がけしからん!」(「週刊新潮」10/27号) 第8位「山本有二農水相は『労基法』違反だ!<元秘書告発>」(「週刊文春」10/27号) 第9位「美智子さま(82歳)のご心痛 天皇“極秘検査(東大病院)”と愛子さま“3週間ご欠席”」(「週刊文春」10/27号) 第10位「政治記者100人が答える『安倍の次の総理は誰なのか』」(「週刊現代」11/5号) 第11位「『関東連合』元最高幹部が実名告白 自分が関わってきた『AVと芸能界』SEX接待」(「週刊ポスト」11/4日号) 第12位「<追悼>『ミスターラグビー』平尾誠二 駆け抜けた53年」(「週刊現代」11/5号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  こんにちは、元木昌彦です。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋ですね。  私は明日、神戸へ行って、評論家の内田樹さんにインタビューしてきます。  このところ、彼の本を10冊ぐらい読みましたが、好奇心旺盛なことに、ほとほと感心しました。  仏文は彼の専攻ですから当然ですが、教育論からアメリカ、中国、ユダヤ論。映画からメディア、武道、宗教まで幅広いし、驚くのは、そのどれにも造詣が深いということです。現代の丸山真男とは言いませんが、鶴見俊輔や吉本隆明亡き後の、いい意味で、時代の批判者だと思います。会ってきたらご報告します。  ところで、ラグビー知らずの私でも、平尾誠二の名前は知っている。京都・伏見工業高校のときに全国制覇。  同志社大学を経て、1986年に神戸製鋼に入社して日本選手権7連覇を達成した。その後日本代表監督を務めたと現代に書いてある。   まさにラグビーの申し子だったが、私が覚えているのは、彼の格好よさだった。  汗まみれ泥まみれのユニフォーム姿もいいが、ここに出ているバーで飲んでいる姿は、なまなかな芸能人などお呼びでないぐらいの存在感。  まさに「ラグビー界の貴公子」だった。死因はがんだったという。享年53。2019年には、平尾も念願だっただろう、日本でラグビーW杯が行われる。  悔しかっただろう。現代はラグビーに強い。グラビアで平尾の往時の写真を掲載しているが、奥さんはモデルをしていたそうだ。実力と格好良さが備わった男が、またひとりいなくなってしまった。残念だ。  ポストで、市川海老蔵暴行事件や六本木クラブ殺人事件で世を震撼させた半グレ集団「関東連合」の元最高幹部、柴田大輔氏(37)が、組織の内幕を話している。    関東連合の勢力拡大に大きな役割を果たしたのはAVだったと、彼は言う。  柴田氏はAVビジネスに乗り出した。スカウトには、関東連合の名前が力を発揮したという。  路上のスカウトには縄張りがあるが、彼らはそれに縛られない。クレームが入っても返り討ちにするから、恐れられたという。 「業界では御法度とされる女優の引き抜きもやった。個人経営の女優で稼げそうなコに接近して口説き落とす。本人にOKさせてから、事務所の社長に“本人が辞めたがっている”“事務所からのギャラが契約書と違う”などとテキトーに言って社長を詰めるんです」   それを足掛かりに芸能プロダクションに進出し、所属タレントの枕営業の「構図を理解し始めた」という。  その後、ITのネット広告にも進出し、25歳の頃、「上場を目指せ」と顧問弁護士言われるまでになったそうである。  だが、関東連合という経歴がネックになって、果たせなかった。  その後、海老蔵事件や六本木事件が起こり、世間の風当たりや当局の取り締まりも厳しくなり、家賃60万円の不動産審査にも通らなくなってきたそうだ。 「完全に関東連合に対する気持ちは切れた。僕の『関東連合元最高幹部』っていう肩書は恥ずかしくてしょうがない。一人では喧嘩もできない連中なんですよ。関東連合なんて虚像です」  かくして、夜の世界に君臨していたという暴力集団の歴史がまたひとつ消えた。  現代が、100人の政治記者に「次の総理は誰か」という質問をしたという、実にくだらない特集をやっている。  安倍の次なんて、いるわけがない。それは、安倍という首相の為政がいいからではない。安倍首相がいなくなっても、第2,第3の安倍首相が出てくるだけだからである。  無個性で頭の弱いくせに、独断専行を屁とも思わない。そんな壊れきった政治に国民は飽き飽きしているのだが、政治記者などは、それにさえ気がつかない烏合の集団である。  そんな連中に聞くことなどない。「安倍が2020年まで総理を続けるか?」という問いに、「続ける」と思うが80.3%もいるのだ。  勝手に党則を変え、何も成果の上がらない安倍をなぜ続けさせるのか? そうした根本的な疑問が、この連中には何もないのだ。  安倍の次は? 岸田文雄外務大臣31票、石破茂氏21票、小池百合子都知事が11票だと。お前たちは多くの政治家と付き合っているのだから、もっとましな政治家を探し出し、場合によってはそやつを教育して、宰相に育て上げるということを考えたことはないのか?  衆院の解散はいつか? 年明け早々というのが51.9%。大義名分のない総選挙をやって、税金を500億円以上無駄遣いすることに反対すべきだと思うが、安倍のポチを任じるこの記者たちは、そうした基本的な常識さえも備わっていはしないのであろう。  今やるべきは、いつまで安倍政権を続けさせるのではなく、どうしたら安倍の税金バラマキ、原発再稼働をストップさせ、もう少しましな人間を据えるかということである。こんなつまらないことに誌面を使うな。私は怒っている。  このところ、皇太子の長女・愛子さまの不登校問題が、天皇、皇后の心痛のタネになっているようだ。  文春によると、愛子さまは9月26日から約3週間にわたって、学習院女子中等科を欠席しているという。  ふらつきがあり、胃腸も弱っているというだけで要領を得ない。 「記者会の一部はしびれを切らし、『三週間は尋常じゃない』『お疲れの根本的な原因は何なのか』『精神的な要因があるのでは』と追及した。すると大夫(小野田展丈東宮大夫=筆者注)はしどろもどろに『疲れ切って体力が戻らない“悪循環のスパイラル”になっている』と説明しました」(宮内庁担当記者)  中間考査初日の試験は欠席したという。心配なことである。  先ほど書いたように、安倍もそうだが、バカな閣僚のアホ発言にも飽き飽きしている。  山本有二農林水産相が環太平洋経済連携協定(TPP)の承認案を「強行採決」する可能性について言及したことで野党が反発、山本農水相の辞任を要求することで一致した。  この山本という大臣、軽率な発言だけではなく、身内にも人間としての配慮がないと文春が報じている。 「複数の元秘書の証言によれば、山本事務所は労基法第15条1項に定められた雇用契約書を作成していなかった。元秘書が山本氏本人に締結を求めたが、拒否されたという。また『給料は全部込みで約17万円』などとされ、残業代が支払われない形になっていた」(週刊文春WEBより)  電通やワタミ顔負けのブラック事務所だというのだ。明々白々の労基法違反だが、このセンセイ、司法試験に合格しているそうだ。まさか経歴詐称ではあるまいな。  こうした緩んだ大臣が出てくるのも、長期の安倍一党独裁政権のおごりからくるものである。  国民が望んでもいない総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に変えるというのも、国民軽視の表れである。  衆院特別委員会で安倍首相が、「我が党においては(1955年の)結党以来、強行採決をしようと考えたことはない」と話したときには、正直、認知症が始まったかと思った。  昨夜も、家人と言い合いになった。「あなたのように、安倍首相のことをバカな独裁者だなんてテレビで言うコメンテーターは誰もいないじゃない」。お茶の間のオバチャンたちは、新聞も雑誌も読まない。テレビだけが世界をのぞく窓なのだ。  私が「テレビのコメンテーターは、干されるのが怖くて安倍批判などできないんだ」と言うと、「テレビに出られないから、ひがんでいるだけじゃない」と言い募る。  お茶の間のオバチャンたちはテレビしか信じない。インターネットにはそうした安倍批判が数多あるが、若者たちはネットの中で、自分の関心のあるものしか見ないから、あってもないようなものだ。  大新聞はテレビ局を系列に持っているのだから、テレビをもっと活用すべきだ。深夜の30分でいいから“治外法権”で、自社の記者が鋭い政権批判をする番組をつくり、毎日流したらどうか。それだけでも、世の中は今よりずっとよくなるはずだ。  さて、慶應義塾大学の広告学研究会所属の学生による集団強姦事件は、被害者が警察へ被害届を出し、受理されたそうだ。新潮によれば、加害者は6人。  さらに、強姦シーンを撮った動画や写真が学生の間で拡散されたので、リベンジポルノ防止法違反という罪も加わる。 「集団強姦致傷」は最高刑が無期懲役という重罪だから、さぞや加害学生たちは戦々恐々としていることだろう。  さらに、被害女性の訴えを聞いたにもかかわらず、責任逃れをし、未成年の飲酒ということで収めてしまおうとした大学側への批判の声も大きい。  創立者の福沢諭吉は修学の目的として、「人格を備えた社会の先導者となることが、義塾における教育の目標の一つ」だとしているのに、「人格破綻の『テキーラ陵辱』を前にしては、この福沢の言葉がブラックジョークにしか聞こえない」(新潮)  文春は加害学生とその親を直撃しているが、当然ながら「(あなたに)関係ないでしょ! 弁護士に任せているんだから、何も言うことはありません」(加害者の母親)という反応ばかりである。    以前ここでも書いたが、同様のことが5月に東大でも起きている。主犯格は工学部4年の松見謙佑(22)。松見らが餌食にする女子大生を集めるために作ったのは「東京大学誕生日研究会」というサークルだった。 「実は、彼(松見のこと=筆者注)は被害女性に殴る蹴るの暴行を加えた上、カップラーメンの汁を彼女の顔にかけたりと、やりたい放題だったのです」(捜査関係者・新潮)  さらに「最後には松見は女子大生の局部にドライヤーで熱風を浴びせかけ、それに耐えかねた女子大生はTシャツとズボンを着て泣きながら部屋を飛び出した」(同)  被害女性は提訴し、示談が成立した者以外、松見を含めた3人は起訴され、9月20日、松見に判決が言い渡された。懲役2年、執行猶予4年。もう1人も懲役1年6月、執行猶予3年。 『新潮45』(11月号)で、傍聴ライターの高橋ユキ氏が公判の様子をリポートしている。 「私の女性観ですが、(近づいてくる女性は)個人的に私を好いてくれるのではなく、下心があって近づいているのではないかと。そういう人たちに対して苦手意識、軽蔑する気持ちがありました」(松見)  別の人間もこう語っている。 「仲間の間で女性をモノ、性の対象として見て人格を蔑んでる考え方が根本にあったと思う。大学に入学してサークルなどで他大学の子と接して、彼女らはアタマが悪いからとか、バカにして、イヤラシい目でばっか見るようになり……という、男たちの中でそういう考え方が形成されてきたように思います」  東大生ほどではないが、慶應生にも、そうした女性蔑視、女性は性のオモチャという歪んだ優越感があったのではないか。  女性のほうにも、そうした考えを秘めている男たちに対して「無防備すぎた」と言わざるを得まい。  若い男たちの全部が草食化し、性に淡白になっているわけではないのだから。  腹の立つことばかり多いが、ポストがやっている、厚労省が仕組んで国会で「ひそかに」進んでいる年金法改正には、怒りを超えて殺意まで湧いてくる。  ポストによれば、この改正案は(これは改悪案と呼ぶべきものだ)、「物価が上がっても下がっても現役サラリーマンの平均賃金が下がれば年金生活者の受給額をマイナス・スライドさせるという制度」なのだという。  ついに「政府はいよいよ年金生活者が現在受け取っている年金を召し上げるという禁じ手に踏み込んだ」(社会保険労務士の北村庄吾氏)  悪質なのは、この重大な制度改革の内容をひた隠してきたことである。  これが成立すると、5年後から減額ルールが適用される。  行政書士でもある民進党の井坂信彦代議士に試算してもらうと、夫婦2人で月額約22万円7,000円(年間約271万円の標準モデル世代)、「年間約14万2000円」の減額になるそうだ。 「世代間で支えるという年金制度がもはや完全に崩壊しており、年金生活者への支払いを多少減らしても、現役世代の年金が増えるというのは幻想でしかない。(中略)厚労省も苦し紛れに“いま高齢者の年金を減らせば、現役世代の年金はどんどん増える”と世代間対立を煽って、とりあえず年金生活者と現役世代が年金批判で結束するのを防ごうとしている」(北村氏)  さらにあきれるのは、ポストが厚労省年金事業管理課に「高齢者の年金減額は違憲ではないのか」とただしたところ、こう答えたという。 「マクロスライドの裁判は始まったばかりで準備書面はこれからですが、年金制度はもともと受給額が下がることが想定されている制度だと今後主張しようと検討している」  どの法律に、そんなことが書いてあるのか? 「そういうことは書かれてない」。書いていないが、我々お上がそう思えばそうなるのだという、あきれ果てた言い分である。 「日本の年金は100年安心だ」と言ったのは、どこのどいつだ? 株にジャブジャブ注ぎ込んで大損し、それを知らん顔して、高齢者も現役世代の年金もどんどん減らすというのは、犬畜生にも劣る連中である。  新潮は先週、日教組の岡本泰良委員長が、女性とラブホテルへ入る姿や、組合費を蕩尽していると報じた。  これだけ暴露されたのだから、即刻辞任だろうと思っていたのだが、本人は雲隠れし、日教組のお偉方は新潮へ情報を流した「犯人捜し」に躍起になっているというのだから、この組織は落ちるところまで落ちるしかないのだろう。  さて、IOCのバッハ会長が日本に乗り込んできて、五輪のボート・カヌー会場移転問題の流れが変わってきた。  今週の新潮は、小池百合子都知事が「海の森水上競技場」を、宮城県の「長沼ボート場」へ変更すると言いだしたが、長沼の不便さ、仮設住宅では断熱が十分ではなく夏場は過酷になる、選手村が分断される、変更すれば莫大な違約金を支払わされるかもしれないと、長沼のマイナス点を上げている。  バッハ会長も、森喜朗大会組織委員会会長や安倍首相と会ってから、復興五輪というならソフトボールや野球を東北でやったらどうかと、暗に長沼移転反対を表明した。  豊洲移転問題はどう決着させるのか、長沼移転問題を含め膨らみ続ける五輪予算にメスを入れられるのか。私が見るところ、いっては見たが、小池都知事は拳の落としどころがなく困り切っているように見える。  それに比べて、元都知事の猪瀬直樹氏のなんと優雅な生活ぶりであろう。新潮が猪瀬氏と中年美女のテニス風景を撮っている。相手は蜷川有紀さん(56)といって、女優で画家だそうだ。演出家の故・蜷川幸雄氏の姪だという。なかなかキリッとした女性である。  こんな男に、なぜこんないい女が? というケースはよくあるが、悪名は無名に勝るということか。 現代は先週に続いて、高畑裕太にレイプされた被害者女性の「涙の告白」第2弾をやっている。    彼女は「示談」に応じたから、「カネ目当ての美人局」という疑惑までかけられてしまったが、それへの疑問に答えている。  まず事件後、彼女は迷った末、ホテル近くに住む知人男性に相談する。    彼は「それは明らかなレイプ事件だから、我慢することはない」と言い、被害届を出すようにと、警察に通報してくれたそうだ。  これまでの報道と違うのは、その男性の指示で病院へ行ったのではなく、警察の指示だったそうである。 「病院では、膣内に残っている精液を採取された後、用意されていたアフターピルを飲みました。病院を出たのは、午後8時か9時頃だったと思います。その後、知人と一緒に前橋署に向かい、再び事情を聞かれました」(被害女性)  しかし、事情聴取された際、担当の女性検事から、 「なぜ大きな声を出さなかったのか」「なぜ壁を叩かなかったのか」などと質問を浴びせられ、だんだん、自分に非があるのではないか、検察は自分を守ってくれるところではないと思ってしまったそうだ。    裁判になれば、加害者の弁護士から根掘り葉掘り聞かれ、また恥ずかしい思いをすることになる。    また、前橋署の会議室で、加害者が所属していたプロダクションの社長らが、「示談にしてほしい」と言ってきて、双方の弁護士同士で交渉が始まったことも、彼女に加害者を裁判に追い込む気持ちを萎えさせたようだ。  彼女の知人は、示談交渉には立ち会ったことはないそうだ。  彼女はこう話す。 「仮に裁判において、抵抗が弱かった、叫んで助けを求めなかったなどという理由で加害者が無罪になってしまうのであれば、被害者は泣き寝入りするしかありません」  フライデーによると、被害女性が表に出てきたことで、事態は一変したという。 「淳子さんも裕太の元所属事務所の社長も、週刊現代の記事についてはなにも反論しないということで合意しているようです。主張したいことはヤマほどあるようですが、『自分たちがなにを言っても世間の目は変わらない』と思い、諦めているようです」(裕太の知人・デジタルフライデーより)  フライデーによれば、12月上旬まで母親の高畑淳子は主演舞台『雪まろげ』の地方巡業に入るそうだ。 「一家の大黒柱は高畑であり、大きな収入源だったCMやバラエティ番組への出演が絶望的になったいま、彼女は舞台に立ち続けるしかない」(同)  フライデーは何度も彼女に質問をぶつけたそうだが、高畑は顔を伏せたまま、ヨロヨロと自宅へ入っていったそうだ。 ところで、ボブ・ディランがノーベル文学書を受賞したことが波紋を呼んでいる。  ディランが『風に吹かれて』を発表し、ピーター・ポール&マリーが歌ったカバーが大ヒットしたのは1963年。ディラン22歳、私が18歳の時だった。  どれだけミサイルが飛んだら戦争が終わるのか、いつまでニュースを見れば平和が来るのか、その答えは風が知っているだけさ。アメリカでは公民権運動賛歌として受け入れられ、日本をはじめ、多くの国では反戦ソングとして多くの若者が歌った。  文春によれば、10月14日にカリフォルニア州で行われた音楽フェスのリハーサルで、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャードに「おめでとう」と声をかけられたディランは、こう言った。 「ありがとう。でも、僕には彼ら(選考委員)が何を考えているのかさっぱりわからないよ」  彼は「変人」といわれる。人嫌い、インタビュー嫌い、コンサート以外は自分を晒さない。  だが、2004年に自らの手で自伝を書いたとき、「ニューズウィーク」のインタビューに答えている。今週の日本版から引用してみよう。 「60年代後半から70年代前半には神格化され、ストーカーに近いファンも出現した。『あんなことをされれば、誰でもおかしくなる』と、ディランは自伝に書いている」  名声は人生だけでなく、作品も歪めたという。 「私は名声をうまく利用しようと思った。名声はカネにはなったが、独り歩きを始めた。名声の中身は空っぽだった。私の音楽は指の間からこぼれ落ち、いつしか消え去った」 「『昔の私は、世界と人間のあらゆる真実を歌で表現しようとしていた』と、ディランは言った。『しかし時が来れば、そんなことはできっこないと分かるものだ』」  同誌でプリンストン大学のショーン・ウィレンツ教授は、ディランの受賞についてこう語っている。 「同時代の偉大な文学者をたたえただけのこと。同じ栄誉に浴したほかの文学者たちと区別する必要はない。詩は、大昔からある文学の形式だ。ディランはそれをまったく新しい水準に、西洋文化が生み出した文学の最も高い水準にまで高めた。それ以上の説明はいらない」  新潮によると、これまでにノーベル賞を受け取ることを辞退したのは、サルトルを含めて4人だという。  授賞式にディランが出席するかどうかわからないようだが、今こそ戦争ができる普通の国にした安倍首相官邸を取り巻き、「風に吹かれて」を歌うときではないだろうか?  私事で恐縮だが、このほど『知られざる出版「裏面」史~元木昌彦インタヴューズ』(出版人)を上梓した。  版元から、出版記念会をやって、少しでも本を捌いてくれと頼まれた。でも、古希になって記念会というのもな~、業界向けの地味な本だしな~と結構悩んだ。  そこで「生前葬」をやろうと思いついた。これまで親しくしてもらってきた知人、友人に「長年のご厚誼を“故人”が感謝する」という趣旨なら、面白がって来てくれるかもしれない。  当日は、友人のカメラマンに撮ってもらった大きな「遺影」を飾り、横のテーブルに菊の花を20本。講談社の出樋一親さん、きずな出版の櫻井秀勲さん、ノンフィクション作家の佐野眞一さん、版画家の山本容子さんのお祝いの挨拶の後、私が代読するという形で“故人”の遺言状を読み上げた。 「みなさんと知り合えたこと、一緒に仕事ができたこと、酒を酌み交わしたこと、忘れません。感謝しています。今日は本当にありがとうございました」と結び、頭を下げた。   150人の参会者で一杯の会場から拍手が起こった。「生前葬、よかったよ。また来年もやれよ」と声をかけられた。  水の江瀧子は74歳で生前葬をやり、94歳まで生きた。生前葬をやると長生きできるという「功徳」もあるそうだから、みなさんもやってみてはいかがだろうか?  さて、将棋界は、対局中に離席してスマホで将棋ソフトを見て指したのではないかという疑惑で大揺れだと、新潮と文春が報じている。これが今週の第1位。  文春によると発端は、7月26日に行われた竜王戦の挑戦者を決めるトーナメントの準決勝、久保利明九段と三浦弘行九段戦だった。  三浦九段の快勝だったが、「証拠は何もないんです。でも指していて(カンニングを)“やられたな”という感覚がありました」(久保九段)  久保氏はソフトに精通している知人に依頼して、三浦九段の差し手とソフトとの一致率、離席後にどんな手を指したかを検証したという。  その後、10月3日にA級順位戦があり、渡辺明竜王と三浦九段が戦ったが、渡辺竜王の完敗だった。  だが、この対局はインターネット中継されていて、一部の棋士たちがリアルタイムで将棋ソフトを使って検証していたそうだ。  負けた渡辺竜王もソフトを使って三浦九段の対局を調べ尽くし、「これは間違いなく“クロ”だ」と確信したという。  渡辺竜王は1週間後に三浦九段と竜王戦を戦わなければいけない。悩んだ渡辺氏は、日本将棋連盟理事の島朗九段に電話をかけ、7人の棋士たちの極秘会談が開かれる。  その後、島理事が三浦氏に連絡して不正の事実を問いただしたが、本人は認めなかった。  文春によると連盟側は、三枚堂達也四段が、三浦氏から「スマホでパソコンを遠隔操作する方法を教えてほしい」と依頼されていたという情報を入手していた。  10月12日、将棋連盟は記者会見を開き、竜王戦の挑戦者の変更を発表した。三浦九段は年内の出場停止処分。  この記事を読んで、なにかしら違和感を覚える。私は、将棋はほとんどできないが、父親が素人四段で、子どもの頃から将棋を教え込まれた。だが、超短気な父は、ちょっとでも指し手を間違えると怒鳴られ、時にはひっぱたかれた。  そうしたことに腹を立てた私は、中学に入った頃から将棋をやめてしまった。だが、初期の将棋ソフトが出た頃、買ってきたPCで遊んだことがある。私は少しレベルを上げると勝てなかったが、ボケかかった父親にやらせると、かなりのレベルまで勝つことができた。  ディープラーニングができたおかげでAI(人工知能)は急速に進歩し、チェスを負かし将棋を破り、まだ先だと思われていた囲碁までも凌駕するようになってしまった。  かつて米長邦雄永世棋聖(故人)は「兄貴はバカだから東大へ行った」と豪語していた。  その米長氏も、将棋ソフトにはかなわなかった。そうなると、人間の棋士同士が戦う王将戦などは、一番強い棋士を決めることにはならない。そこで勝った者が、将棋ソフトと戦う「世界一決定戦」をやらなければいけないのではないか。  将棋というと思い浮かべるのは阪田三吉や升田幸三のような棋士たちだが、もはやこうしたゲームの世界では、AIに勝てるのはいなくなってしまうのだろう。  今回の“事件”は、棋士がソフトに勝てないことを、棋士自らが証明して見せた。これからは、対局に将棋ソフトの持ち込みを認め、自分の技とソフトを駆使できた者が勝つというルールに変えることも検討すべきではないか。  そうなると、将棋とはいったいなんなのだろう? 誰か、この問いに答えてくれる棋士はいないかね。 【巻末付録】  今週は平週号ということもあって、両誌ともに脱力系である。  現代は「歌舞伎町・渋谷・六本木 素人女性たちの痴態」。「AKB48が誇る王道アイドル 渡辺麻友 私のランジェリー」。「平嶋夏海 抱きしめたい」。袋とじは「たかしょー 未公開ヘアヌード&坂口杏里 過激すぎるヘアヌード」の2本立て。  この中では、渡辺麻友がヘアはないが、かわゆくて新鮮で、魅力たっぷり。  ポストは「桐野女史 ワケアリの女」という訳のわからないグラビアと、「佐藤衣里子 ハダカのサトエリ」。前号から始まった袋とじ新シリーズ「地下倉庫の秘宝写真集」は「墨田ユキ」。彼女は新藤兼人監督の『墨東綺譚』のヒロインに抜擢されたことで一躍有名になった。なぜか、玉ノ井の売春窟にいたであろう、娼婦の持つ体臭を感じさせる女だった。  SEXYという点で見れば、墨田ユキが群を抜いていい。特に後ろを向いてお尻を上げ、その尻の間から見えるヘアがなんともいえない。今週はポストの圧勝。

「高学歴男にとって、女は性のおもちゃ?」東大&慶大、集団レイプ事件の危うい類似点

motoki1024
「週刊文春」(10/27号、文藝春秋)
今週の注目記事・第1位 「将棋『スマホ不正』全真相」(「週刊文春」10/27号) 「『三浦弘行』九段と93%一致した問題ソフト」(「週刊新潮」10/27号)) 第2位「『ボブ・ディラン』の変人伝説」(「週刊新潮」10/27号) 第3位「高畑裕太『レイプ事件』被害者女性が涙の告白『なぜ示談をしたのか、真相をすべて話します』」(「週刊現代」11/5号) 第4位「小池都知事の暴走的『五輪会場変更』Q&A10」(「週刊新潮」10/27号) 第5位「ラブホ不倫『日教組委員長』放蕩三昧の検証」(「週刊新潮」10/27号) 第6位「あなたの年金が年間14万円減らされる!」(「週刊ポスト」11/4日号) 第7位「<その瞬間母は…>慶應『集団強姦』加害学生と親を連続直撃!」(「週刊文春」10/27号)    「福沢諭吉が泣いている『慶應大学』がけしからん!」(「週刊新潮」10/27号) 第8位「山本有二農水相は『労基法』違反だ!<元秘書告発>」(「週刊文春」10/27号) 第9位「美智子さま(82歳)のご心痛 天皇“極秘検査(東大病院)”と愛子さま“3週間ご欠席”」(「週刊文春」10/27号) 第10位「政治記者100人が答える『安倍の次の総理は誰なのか』」(「週刊現代」11/5号) 第11位「『関東連合』元最高幹部が実名告白 自分が関わってきた『AVと芸能界』SEX接待」(「週刊ポスト」11/4日号) 第12位「<追悼>『ミスターラグビー』平尾誠二 駆け抜けた53年」(「週刊現代」11/5号) 【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!  こんにちは、元木昌彦です。食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋ですね。  私は明日、神戸へ行って、評論家の内田樹さんにインタビューしてきます。  このところ、彼の本を10冊ぐらい読みましたが、好奇心旺盛なことに、ほとほと感心しました。  仏文は彼の専攻ですから当然ですが、教育論からアメリカ、中国、ユダヤ論。映画からメディア、武道、宗教まで幅広いし、驚くのは、そのどれにも造詣が深いということです。現代の丸山真男とは言いませんが、鶴見俊輔や吉本隆明亡き後の、いい意味で、時代の批判者だと思います。会ってきたらご報告します。  ところで、ラグビー知らずの私でも、平尾誠二の名前は知っている。京都・伏見工業高校のときに全国制覇。  同志社大学を経て、1986年に神戸製鋼に入社して日本選手権7連覇を達成した。その後日本代表監督を務めたと現代に書いてある。   まさにラグビーの申し子だったが、私が覚えているのは、彼の格好よさだった。  汗まみれ泥まみれのユニフォーム姿もいいが、ここに出ているバーで飲んでいる姿は、なまなかな芸能人などお呼びでないぐらいの存在感。  まさに「ラグビー界の貴公子」だった。死因はがんだったという。享年53。2019年には、平尾も念願だっただろう、日本でラグビーW杯が行われる。  悔しかっただろう。現代はラグビーに強い。グラビアで平尾の往時の写真を掲載しているが、奥さんはモデルをしていたそうだ。実力と格好良さが備わった男が、またひとりいなくなってしまった。残念だ。  ポストで、市川海老蔵暴行事件や六本木クラブ殺人事件で世を震撼させた半グレ集団「関東連合」の元最高幹部、柴田大輔氏(37)が、組織の内幕を話している。    関東連合の勢力拡大に大きな役割を果たしたのはAVだったと、彼は言う。  柴田氏はAVビジネスに乗り出した。スカウトには、関東連合の名前が力を発揮したという。  路上のスカウトには縄張りがあるが、彼らはそれに縛られない。クレームが入っても返り討ちにするから、恐れられたという。 「業界では御法度とされる女優の引き抜きもやった。個人経営の女優で稼げそうなコに接近して口説き落とす。本人にOKさせてから、事務所の社長に“本人が辞めたがっている”“事務所からのギャラが契約書と違う”などとテキトーに言って社長を詰めるんです」   それを足掛かりに芸能プロダクションに進出し、所属タレントの枕営業の「構図を理解し始めた」という。  その後、ITのネット広告にも進出し、25歳の頃、「上場を目指せ」と顧問弁護士言われるまでになったそうである。  だが、関東連合という経歴がネックになって、果たせなかった。  その後、海老蔵事件や六本木事件が起こり、世間の風当たりや当局の取り締まりも厳しくなり、家賃60万円の不動産審査にも通らなくなってきたそうだ。 「完全に関東連合に対する気持ちは切れた。僕の『関東連合元最高幹部』っていう肩書は恥ずかしくてしょうがない。一人では喧嘩もできない連中なんですよ。関東連合なんて虚像です」  かくして、夜の世界に君臨していたという暴力集団の歴史がまたひとつ消えた。  現代が、100人の政治記者に「次の総理は誰か」という質問をしたという、実にくだらない特集をやっている。  安倍の次なんて、いるわけがない。それは、安倍という首相の為政がいいからではない。安倍首相がいなくなっても、第2,第3の安倍首相が出てくるだけだからである。  無個性で頭の弱いくせに、独断専行を屁とも思わない。そんな壊れきった政治に国民は飽き飽きしているのだが、政治記者などは、それにさえ気がつかない烏合の集団である。  そんな連中に聞くことなどない。「安倍が2020年まで総理を続けるか?」という問いに、「続ける」と思うが80.3%もいるのだ。  勝手に党則を変え、何も成果の上がらない安倍をなぜ続けさせるのか? そうした根本的な疑問が、この連中には何もないのだ。  安倍の次は? 岸田文雄外務大臣31票、石破茂氏21票、小池百合子都知事が11票だと。お前たちは多くの政治家と付き合っているのだから、もっとましな政治家を探し出し、場合によってはそやつを教育して、宰相に育て上げるということを考えたことはないのか?  衆院の解散はいつか? 年明け早々というのが51.9%。大義名分のない総選挙をやって、税金を500億円以上無駄遣いすることに反対すべきだと思うが、安倍のポチを任じるこの記者たちは、そうした基本的な常識さえも備わっていはしないのであろう。  今やるべきは、いつまで安倍政権を続けさせるのではなく、どうしたら安倍の税金バラマキ、原発再稼働をストップさせ、もう少しましな人間を据えるかということである。こんなつまらないことに誌面を使うな。私は怒っている。  このところ、皇太子の長女・愛子さまの不登校問題が、天皇、皇后の心痛のタネになっているようだ。  文春によると、愛子さまは9月26日から約3週間にわたって、学習院女子中等科を欠席しているという。  ふらつきがあり、胃腸も弱っているというだけで要領を得ない。 「記者会の一部はしびれを切らし、『三週間は尋常じゃない』『お疲れの根本的な原因は何なのか』『精神的な要因があるのでは』と追及した。すると大夫(小野田展丈東宮大夫=筆者注)はしどろもどろに『疲れ切って体力が戻らない“悪循環のスパイラル”になっている』と説明しました」(宮内庁担当記者)  中間考査初日の試験は欠席したという。心配なことである。  先ほど書いたように、安倍もそうだが、バカな閣僚のアホ発言にも飽き飽きしている。  山本有二農林水産相が環太平洋経済連携協定(TPP)の承認案を「強行採決」する可能性について言及したことで野党が反発、山本農水相の辞任を要求することで一致した。  この山本という大臣、軽率な発言だけではなく、身内にも人間としての配慮がないと文春が報じている。 「複数の元秘書の証言によれば、山本事務所は労基法第15条1項に定められた雇用契約書を作成していなかった。元秘書が山本氏本人に締結を求めたが、拒否されたという。また『給料は全部込みで約17万円』などとされ、残業代が支払われない形になっていた」(週刊文春WEBより)  電通やワタミ顔負けのブラック事務所だというのだ。明々白々の労基法違反だが、このセンセイ、司法試験に合格しているそうだ。まさか経歴詐称ではあるまいな。  こうした緩んだ大臣が出てくるのも、長期の安倍一党独裁政権のおごりからくるものである。  国民が望んでもいない総裁任期を「連続2期6年」から「連続3期9年」に変えるというのも、国民軽視の表れである。  衆院特別委員会で安倍首相が、「我が党においては(1955年の)結党以来、強行採決をしようと考えたことはない」と話したときには、正直、認知症が始まったかと思った。  昨夜も、家人と言い合いになった。「あなたのように、安倍首相のことをバカな独裁者だなんてテレビで言うコメンテーターは誰もいないじゃない」。お茶の間のオバチャンたちは、新聞も雑誌も読まない。テレビだけが世界をのぞく窓なのだ。  私が「テレビのコメンテーターは、干されるのが怖くて安倍批判などできないんだ」と言うと、「テレビに出られないから、ひがんでいるだけじゃない」と言い募る。  お茶の間のオバチャンたちはテレビしか信じない。インターネットにはそうした安倍批判が数多あるが、若者たちはネットの中で、自分の関心のあるものしか見ないから、あってもないようなものだ。  大新聞はテレビ局を系列に持っているのだから、テレビをもっと活用すべきだ。深夜の30分でいいから“治外法権”で、自社の記者が鋭い政権批判をする番組をつくり、毎日流したらどうか。それだけでも、世の中は今よりずっとよくなるはずだ。  さて、慶應義塾大学の広告学研究会所属の学生による集団強姦事件は、被害者が警察へ被害届を出し、受理されたそうだ。新潮によれば、加害者は6人。  さらに、強姦シーンを撮った動画や写真が学生の間で拡散されたので、リベンジポルノ防止法違反という罪も加わる。 「集団強姦致傷」は最高刑が無期懲役という重罪だから、さぞや加害学生たちは戦々恐々としていることだろう。  さらに、被害女性の訴えを聞いたにもかかわらず、責任逃れをし、未成年の飲酒ということで収めてしまおうとした大学側への批判の声も大きい。  創立者の福沢諭吉は修学の目的として、「人格を備えた社会の先導者となることが、義塾における教育の目標の一つ」だとしているのに、「人格破綻の『テキーラ陵辱』を前にしては、この福沢の言葉がブラックジョークにしか聞こえない」(新潮)  文春は加害学生とその親を直撃しているが、当然ながら「(あなたに)関係ないでしょ! 弁護士に任せているんだから、何も言うことはありません」(加害者の母親)という反応ばかりである。    以前ここでも書いたが、同様のことが5月に東大でも起きている。主犯格は工学部4年の松見謙佑(22)。松見らが餌食にする女子大生を集めるために作ったのは「東京大学誕生日研究会」というサークルだった。 「実は、彼(松見のこと=筆者注)は被害女性に殴る蹴るの暴行を加えた上、カップラーメンの汁を彼女の顔にかけたりと、やりたい放題だったのです」(捜査関係者・新潮)  さらに「最後には松見は女子大生の局部にドライヤーで熱風を浴びせかけ、それに耐えかねた女子大生はTシャツとズボンを着て泣きながら部屋を飛び出した」(同)  被害女性は提訴し、示談が成立した者以外、松見を含めた3人は起訴され、9月20日、松見に判決が言い渡された。懲役2年、執行猶予4年。もう1人も懲役1年6月、執行猶予3年。 『新潮45』(11月号)で、傍聴ライターの高橋ユキ氏が公判の様子をリポートしている。 「私の女性観ですが、(近づいてくる女性は)個人的に私を好いてくれるのではなく、下心があって近づいているのではないかと。そういう人たちに対して苦手意識、軽蔑する気持ちがありました」(松見)  別の人間もこう語っている。 「仲間の間で女性をモノ、性の対象として見て人格を蔑んでる考え方が根本にあったと思う。大学に入学してサークルなどで他大学の子と接して、彼女らはアタマが悪いからとか、バカにして、イヤラシい目でばっか見るようになり……という、男たちの中でそういう考え方が形成されてきたように思います」  東大生ほどではないが、慶應生にも、そうした女性蔑視、女性は性のオモチャという歪んだ優越感があったのではないか。  女性のほうにも、そうした考えを秘めている男たちに対して「無防備すぎた」と言わざるを得まい。  若い男たちの全部が草食化し、性に淡白になっているわけではないのだから。  腹の立つことばかり多いが、ポストがやっている、厚労省が仕組んで国会で「ひそかに」進んでいる年金法改正には、怒りを超えて殺意まで湧いてくる。  ポストによれば、この改正案は(これは改悪案と呼ぶべきものだ)、「物価が上がっても下がっても現役サラリーマンの平均賃金が下がれば年金生活者の受給額をマイナス・スライドさせるという制度」なのだという。  ついに「政府はいよいよ年金生活者が現在受け取っている年金を召し上げるという禁じ手に踏み込んだ」(社会保険労務士の北村庄吾氏)  悪質なのは、この重大な制度改革の内容をひた隠してきたことである。  これが成立すると、5年後から減額ルールが適用される。  行政書士でもある民進党の井坂信彦代議士に試算してもらうと、夫婦2人で月額約22万円7,000円(年間約271万円の標準モデル世代)、「年間約14万2000円」の減額になるそうだ。 「世代間で支えるという年金制度がもはや完全に崩壊しており、年金生活者への支払いを多少減らしても、現役世代の年金が増えるというのは幻想でしかない。(中略)厚労省も苦し紛れに“いま高齢者の年金を減らせば、現役世代の年金はどんどん増える”と世代間対立を煽って、とりあえず年金生活者と現役世代が年金批判で結束するのを防ごうとしている」(北村氏)  さらにあきれるのは、ポストが厚労省年金事業管理課に「高齢者の年金減額は違憲ではないのか」とただしたところ、こう答えたという。 「マクロスライドの裁判は始まったばかりで準備書面はこれからですが、年金制度はもともと受給額が下がることが想定されている制度だと今後主張しようと検討している」  どの法律に、そんなことが書いてあるのか? 「そういうことは書かれてない」。書いていないが、我々お上がそう思えばそうなるのだという、あきれ果てた言い分である。 「日本の年金は100年安心だ」と言ったのは、どこのどいつだ? 株にジャブジャブ注ぎ込んで大損し、それを知らん顔して、高齢者も現役世代の年金もどんどん減らすというのは、犬畜生にも劣る連中である。  新潮は先週、日教組の岡本泰良委員長が、女性とラブホテルへ入る姿や、組合費を蕩尽していると報じた。  これだけ暴露されたのだから、即刻辞任だろうと思っていたのだが、本人は雲隠れし、日教組のお偉方は新潮へ情報を流した「犯人捜し」に躍起になっているというのだから、この組織は落ちるところまで落ちるしかないのだろう。  さて、IOCのバッハ会長が日本に乗り込んできて、五輪のボート・カヌー会場移転問題の流れが変わってきた。  今週の新潮は、小池百合子都知事が「海の森水上競技場」を、宮城県の「長沼ボート場」へ変更すると言いだしたが、長沼の不便さ、仮設住宅では断熱が十分ではなく夏場は過酷になる、選手村が分断される、変更すれば莫大な違約金を支払わされるかもしれないと、長沼のマイナス点を上げている。  バッハ会長も、森喜朗大会組織委員会会長や安倍首相と会ってから、復興五輪というならソフトボールや野球を東北でやったらどうかと、暗に長沼移転反対を表明した。  豊洲移転問題はどう決着させるのか、長沼移転問題を含め膨らみ続ける五輪予算にメスを入れられるのか。私が見るところ、いっては見たが、小池都知事は拳の落としどころがなく困り切っているように見える。  それに比べて、元都知事の猪瀬直樹氏のなんと優雅な生活ぶりであろう。新潮が猪瀬氏と中年美女のテニス風景を撮っている。相手は蜷川有紀さん(56)といって、女優で画家だそうだ。演出家の故・蜷川幸雄氏の姪だという。なかなかキリッとした女性である。  こんな男に、なぜこんないい女が? というケースはよくあるが、悪名は無名に勝るということか。 現代は先週に続いて、高畑裕太にレイプされた被害者女性の「涙の告白」第2弾をやっている。    彼女は「示談」に応じたから、「カネ目当ての美人局」という疑惑までかけられてしまったが、それへの疑問に答えている。  まず事件後、彼女は迷った末、ホテル近くに住む知人男性に相談する。    彼は「それは明らかなレイプ事件だから、我慢することはない」と言い、被害届を出すようにと、警察に通報してくれたそうだ。  これまでの報道と違うのは、その男性の指示で病院へ行ったのではなく、警察の指示だったそうである。 「病院では、膣内に残っている精液を採取された後、用意されていたアフターピルを飲みました。病院を出たのは、午後8時か9時頃だったと思います。その後、知人と一緒に前橋署に向かい、再び事情を聞かれました」(被害女性)  しかし、事情聴取された際、担当の女性検事から、 「なぜ大きな声を出さなかったのか」「なぜ壁を叩かなかったのか」などと質問を浴びせられ、だんだん、自分に非があるのではないか、検察は自分を守ってくれるところではないと思ってしまったそうだ。    裁判になれば、加害者の弁護士から根掘り葉掘り聞かれ、また恥ずかしい思いをすることになる。    また、前橋署の会議室で、加害者が所属していたプロダクションの社長らが、「示談にしてほしい」と言ってきて、双方の弁護士同士で交渉が始まったことも、彼女に加害者を裁判に追い込む気持ちを萎えさせたようだ。  彼女の知人は、示談交渉には立ち会ったことはないそうだ。  彼女はこう話す。 「仮に裁判において、抵抗が弱かった、叫んで助けを求めなかったなどという理由で加害者が無罪になってしまうのであれば、被害者は泣き寝入りするしかありません」  フライデーによると、被害女性が表に出てきたことで、事態は一変したという。 「淳子さんも裕太の元所属事務所の社長も、週刊現代の記事についてはなにも反論しないということで合意しているようです。主張したいことはヤマほどあるようですが、『自分たちがなにを言っても世間の目は変わらない』と思い、諦めているようです」(裕太の知人・デジタルフライデーより)  フライデーによれば、12月上旬まで母親の高畑淳子は主演舞台『雪まろげ』の地方巡業に入るそうだ。 「一家の大黒柱は高畑であり、大きな収入源だったCMやバラエティ番組への出演が絶望的になったいま、彼女は舞台に立ち続けるしかない」(同)  フライデーは何度も彼女に質問をぶつけたそうだが、高畑は顔を伏せたまま、ヨロヨロと自宅へ入っていったそうだ。 ところで、ボブ・ディランがノーベル文学書を受賞したことが波紋を呼んでいる。  ディランが『風に吹かれて』を発表し、ピーター・ポール&マリーが歌ったカバーが大ヒットしたのは1963年。ディラン22歳、私が18歳の時だった。  どれだけミサイルが飛んだら戦争が終わるのか、いつまでニュースを見れば平和が来るのか、その答えは風が知っているだけさ。アメリカでは公民権運動賛歌として受け入れられ、日本をはじめ、多くの国では反戦ソングとして多くの若者が歌った。  文春によれば、10月14日にカリフォルニア州で行われた音楽フェスのリハーサルで、ローリング・ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャードに「おめでとう」と声をかけられたディランは、こう言った。 「ありがとう。でも、僕には彼ら(選考委員)が何を考えているのかさっぱりわからないよ」  彼は「変人」といわれる。人嫌い、インタビュー嫌い、コンサート以外は自分を晒さない。  だが、2004年に自らの手で自伝を書いたとき、「ニューズウィーク」のインタビューに答えている。今週の日本版から引用してみよう。 「60年代後半から70年代前半には神格化され、ストーカーに近いファンも出現した。『あんなことをされれば、誰でもおかしくなる』と、ディランは自伝に書いている」  名声は人生だけでなく、作品も歪めたという。 「私は名声をうまく利用しようと思った。名声はカネにはなったが、独り歩きを始めた。名声の中身は空っぽだった。私の音楽は指の間からこぼれ落ち、いつしか消え去った」 「『昔の私は、世界と人間のあらゆる真実を歌で表現しようとしていた』と、ディランは言った。『しかし時が来れば、そんなことはできっこないと分かるものだ』」  同誌でプリンストン大学のショーン・ウィレンツ教授は、ディランの受賞についてこう語っている。 「同時代の偉大な文学者をたたえただけのこと。同じ栄誉に浴したほかの文学者たちと区別する必要はない。詩は、大昔からある文学の形式だ。ディランはそれをまったく新しい水準に、西洋文化が生み出した文学の最も高い水準にまで高めた。それ以上の説明はいらない」  新潮によると、これまでにノーベル賞を受け取ることを辞退したのは、サルトルを含めて4人だという。  授賞式にディランが出席するかどうかわからないようだが、今こそ戦争ができる普通の国にした安倍首相官邸を取り巻き、「風に吹かれて」を歌うときではないだろうか?  私事で恐縮だが、このほど『知られざる出版「裏面」史~元木昌彦インタヴューズ』(出版人)を上梓した。  版元から、出版記念会をやって、少しでも本を捌いてくれと頼まれた。でも、古希になって記念会というのもな~、業界向けの地味な本だしな~と結構悩んだ。  そこで「生前葬」をやろうと思いついた。これまで親しくしてもらってきた知人、友人に「長年のご厚誼を“故人”が感謝する」という趣旨なら、面白がって来てくれるかもしれない。  当日は、友人のカメラマンに撮ってもらった大きな「遺影」を飾り、横のテーブルに菊の花を20本。講談社の出樋一親さん、きずな出版の櫻井秀勲さん、ノンフィクション作家の佐野眞一さん、版画家の山本容子さんのお祝いの挨拶の後、私が代読するという形で“故人”の遺言状を読み上げた。 「みなさんと知り合えたこと、一緒に仕事ができたこと、酒を酌み交わしたこと、忘れません。感謝しています。今日は本当にありがとうございました」と結び、頭を下げた。   150人の参会者で一杯の会場から拍手が起こった。「生前葬、よかったよ。また来年もやれよ」と声をかけられた。  水の江瀧子は74歳で生前葬をやり、94歳まで生きた。生前葬をやると長生きできるという「功徳」もあるそうだから、みなさんもやってみてはいかがだろうか?  さて、将棋界は、対局中に離席してスマホで将棋ソフトを見て指したのではないかという疑惑で大揺れだと、新潮と文春が報じている。これが今週の第1位。  文春によると発端は、7月26日に行われた竜王戦の挑戦者を決めるトーナメントの準決勝、久保利明九段と三浦弘行九段戦だった。  三浦九段の快勝だったが、「証拠は何もないんです。でも指していて(カンニングを)“やられたな”という感覚がありました」(久保九段)  久保氏はソフトに精通している知人に依頼して、三浦九段の差し手とソフトとの一致率、離席後にどんな手を指したかを検証したという。  その後、10月3日にA級順位戦があり、渡辺明竜王と三浦九段が戦ったが、渡辺竜王の完敗だった。  だが、この対局はインターネット中継されていて、一部の棋士たちがリアルタイムで将棋ソフトを使って検証していたそうだ。  負けた渡辺竜王もソフトを使って三浦九段の対局を調べ尽くし、「これは間違いなく“クロ”だ」と確信したという。  渡辺竜王は1週間後に三浦九段と竜王戦を戦わなければいけない。悩んだ渡辺氏は、日本将棋連盟理事の島朗九段に電話をかけ、7人の棋士たちの極秘会談が開かれる。  その後、島理事が三浦氏に連絡して不正の事実を問いただしたが、本人は認めなかった。  文春によると連盟側は、三枚堂達也四段が、三浦氏から「スマホでパソコンを遠隔操作する方法を教えてほしい」と依頼されていたという情報を入手していた。  10月12日、将棋連盟は記者会見を開き、竜王戦の挑戦者の変更を発表した。三浦九段は年内の出場停止処分。  この記事を読んで、なにかしら違和感を覚える。私は、将棋はほとんどできないが、父親が素人四段で、子どもの頃から将棋を教え込まれた。だが、超短気な父は、ちょっとでも指し手を間違えると怒鳴られ、時にはひっぱたかれた。  そうしたことに腹を立てた私は、中学に入った頃から将棋をやめてしまった。だが、初期の将棋ソフトが出た頃、買ってきたPCで遊んだことがある。私は少しレベルを上げると勝てなかったが、ボケかかった父親にやらせると、かなりのレベルまで勝つことができた。  ディープラーニングができたおかげでAI(人工知能)は急速に進歩し、チェスを負かし将棋を破り、まだ先だと思われていた囲碁までも凌駕するようになってしまった。  かつて米長邦雄永世棋聖(故人)は「兄貴はバカだから東大へ行った」と豪語していた。  その米長氏も、将棋ソフトにはかなわなかった。そうなると、人間の棋士同士が戦う王将戦などは、一番強い棋士を決めることにはならない。そこで勝った者が、将棋ソフトと戦う「世界一決定戦」をやらなければいけないのではないか。  将棋というと思い浮かべるのは阪田三吉や升田幸三のような棋士たちだが、もはやこうしたゲームの世界では、AIに勝てるのはいなくなってしまうのだろう。  今回の“事件”は、棋士がソフトに勝てないことを、棋士自らが証明して見せた。これからは、対局に将棋ソフトの持ち込みを認め、自分の技とソフトを駆使できた者が勝つというルールに変えることも検討すべきではないか。  そうなると、将棋とはいったいなんなのだろう? 誰か、この問いに答えてくれる棋士はいないかね。 【巻末付録】  今週は平週号ということもあって、両誌ともに脱力系である。  現代は「歌舞伎町・渋谷・六本木 素人女性たちの痴態」。「AKB48が誇る王道アイドル 渡辺麻友 私のランジェリー」。「平嶋夏海 抱きしめたい」。袋とじは「たかしょー 未公開ヘアヌード&坂口杏里 過激すぎるヘアヌード」の2本立て。  この中では、渡辺麻友がヘアはないが、かわゆくて新鮮で、魅力たっぷり。  ポストは「桐野女史 ワケアリの女」という訳のわからないグラビアと、「佐藤衣里子 ハダカのサトエリ」。前号から始まった袋とじ新シリーズ「地下倉庫の秘宝写真集」は「墨田ユキ」。彼女は新藤兼人監督の『墨東綺譚』のヒロインに抜擢されたことで一躍有名になった。なぜか、玉ノ井の売春窟にいたであろう、娼婦の持つ体臭を感じさせる女だった。  SEXYという点で見れば、墨田ユキが群を抜いていい。特に後ろを向いてお尻を上げ、その尻の間から見えるヘアがなんともいえない。今週はポストの圧勝。

嵐・相葉雅紀が『グッと!スポーツ』でアスリートと“じゃんけん対決”!? 10月25日(火)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

23:15~24:15 『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系) 中居正広

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
22:00~23:00 『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)山口達也


嵐・相葉雅紀が『グッと!スポーツ』でアスリートと“じゃんけん対決”!? 10月25日(火)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

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●SMAP

23:15~24:15 『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系) 中居正広

●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
22:00~23:00 『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)山口達也


集団強姦疑惑を警察に委ねる慶應大学は、自ら謳う「自分の頭で考える力」を放棄している

◎当該団体にあっては過去にも問題を繰り返し惹起しており、大学がその都度指導に当たってきました

慶應義塾大学塾長 清家篤 「告示」(10月4日)

 10月4日に大学が清家塾長名で出した「告示」を読んでみる。複数人の未成年者の飲酒があったので同団体への解散を命じたというのが主旨。では、その飲酒行為は具体的にどのようなものだったのか。“複数回にわたり関係者に事情聴取”した成果なのか、なかなか具体的に記されている。

 「互いを指名して飲酒するよう囃し立てる、或いはゲームの勝敗により酒を呷る等の危険な行為があったことが確認されています」とある。男子学生6人のもとへ連れてこられた女子学生は、ショットグラスになみなみと注がれたテキーラを5杯程度連続で飲まされたと『週刊文春』に証言しているから、この証言は大学の「告示」と合致している。ここまで認識できたが、その後の暴行の事実については確認できなかった、と大学側は主張する。週刊誌がその後の事実を克明に記しているが、それ以上は追いかけない。随分と都合の良い事情聴取に思える。

 しつこく問う。「告示」にはこうも書かれている。「当該団体にあっては過去にも問題を繰り返し惹起しており、大学がその都度指導に当たってきました」。この問題の最たる事例は2009年、東急東横線日吉駅構内を全裸で疾走し、その模様をビデオに撮影、10名が公然わいせつ容疑で書類送検された一件だろう。翌年の「ミス慶應コンテスト」は、この事件を受けて中止された。公然わいせつ容疑で書類送検された団体が相変わらず「惹起」してきたならば、今回の集団強姦疑惑、急いで未成年飲酒のみで収めようとする対応を「隠蔽」と言われても致し方ない。

 この団体に所属する慶大生は『週刊文春』の記者に数枚の写メを見せて、「これ、いくらで買いますか?」「買うなら今!」(同前記事より)と売り込んでいる。その写真は、女性に覆いかぶさる男、そして女性の顔に性器を押し付ける別の男が写っていたという。彼は「写真見ます? マジ、ヤバイっすよ。芸術作品っすよ」と記者に見せてきた。あまりに愚かな連中である。

◎新しい状況を自ら正確に理解し、その理解に基づいて問題を解決すること

慶應義塾大学塾長 清家篤  学生に向けたメッセージ(慶応大学HPより)

 ワイドショーでもこの事件は頻繁に取り上げられていたが、大学生はもう大人なのだから大学側がどこまで責任をとるべきなのか、警察が動き始めたならばそっちに任せるべきだろう、といった意見をいくつか聞いた。彼らが大人なのかどうかが問題なのではない。所属する人間が愚行に及んだ可能性が極めて高いならば、その所属先は事実を掴まねばならない。放置してはいけない。ましてや、そこに被害を訴えている学生がいるのだ。もし、自分たちが強姦の事実を確認できないと結論付けたのならば、自分たちの調査結果とまったく違う報道をしている週刊誌に対して「そんな事実はない!」と抗議文でも送ったらどうか。

 影響力の多少で考えるべきではないかもしれないが、有名大学のミスコン、その主催団体は単なるサークルではない。スポンサーが付き、当日は、芸能事務所やテレビ局の関係者が出入りする。ミス慶應となった女性たちのその後の活躍は明らかに大学の広報活動に多大な影響力を持っている。だからこそ、集団強姦が明らかになる前に、この「広告学研究会」を未成年飲酒で切ったのだろう。週刊誌で事件の詳細を読むことのない人たちには、「性的暴行などの事件性は確認できなかった」という学校側の見解が認識されるだけで終わる可能性もある。これでは被害を訴える女性が浮かばれない。

 『週刊文春』の続報記事では、この広告学研究会の日吉キャンパスの代表を務め、事件の現場にいた二年の男子学生に取材しているが、彼は被害にあった女性に対し、「ミスコンが中止になったのはオマエのせいだ」というLINEを送り、6人のファイナリストに直接謝罪しに行くように脅していたという(女性の知人の証言)。事実ならば鬼畜である。

 清家塾長は大学のホームページに載せた学生に向けたメッセージで、これからの時代を生きる学生たちに必要なのは「新しい状況を自ら正確に理解し、その理解に基づいて問題を解決すること、つまり自分の頭で考える力です。自分の頭で考えるということは、考えるべき問題を見つけ、その問題を説明し、その説明が本当に正しいかどうかを客観的に確かめ、それが正しいならばそれにもとづいて問題を解決していく、というプロセスを意味します」と語っている。

 ご自身の言葉を今一度通読されることをお薦めしたい。もしも、彼らがやっていないのならば、彼らを守るために週刊誌に抗議をするべきだ。もしも、彼らがやっているならば、被害女性を守るために彼らを退学処分にすべきだ。「警察に任せています」という対応は、何よりそちらの美学に反する。今こそ「自分の頭で考える力」のお手本を示すべきではないのだろうか。「自分の頭で考えて」、必死に告発している学生がいるのだから。

当該団体にあっては過去にも問題を繰り返し惹起しており、大学がその都度指導に当たってきました

慶應義塾大学塾長 清家篤 「告示」(10月4日)

 10月4日に大学が清家塾長名で出した「告示」を読んでみる。複数人の未成年者の飲酒があったので同団体への解散を命じたというのが主旨。では、その飲酒行為は具体的にどのようなものだったのか。“複数回にわたり関係者に事情聴取”した成果なのか、なかなか具体的に記されている。

 「互いを指名して飲酒するよう囃し立てる、或いはゲームの勝敗により酒を呷る等の危険な行為があったことが確認されています」とある。男子学生6人のもとへ連れてこられた女子学生は、ショットグラスになみなみと注がれたテキーラを5杯程度連続で飲まされたと『週刊文春』に証言しているから、この証言は大学の「告示」と合致している。ここまで認識できたが、その後の暴行の事実については確認できなかった、と大学側は主張する。週刊誌がその後の事実を克明に記しているが、それ以上は追いかけない。随分と都合の良い事情聴取に思える。

 しつこく問う。「告示」にはこうも書かれている。「当該団体にあっては過去にも問題を繰り返し惹起しており、大学がその都度指導に当たってきました」。この問題の最たる事例は2009年、東急東横線日吉駅構内を全裸で疾走し、その模様をビデオに撮影、10名が公然わいせつ容疑で書類送検された一件だろう。翌年の「ミス慶應コンテスト」は、この事件を受けて中止された。公然わいせつ容疑で書類送検された団体が相変わらず「惹起」してきたならば、今回の集団強姦疑惑、急いで未成年飲酒のみで収めようとする対応を「隠蔽」と言われても致し方ない。

 この団体に所属する慶大生は『週刊文春』の記者に数枚の写メを見せて、「これ、いくらで買いますか?」「買うなら今!」(同前記事より)と売り込んでいる。その写真は、女性に覆いかぶさる男、そして女性の顔に性器を押し付ける別の男が写っていたという。彼は「写真見ます? マジ、ヤバイっすよ。芸術作品っすよ」と記者に見せてきた。あまりに愚かな連中である。

◎新しい状況を自ら正確に理解し、その理解に基づいて問題を解決すること

慶應義塾大学塾長 清家篤  学生に向けたメッセージ(慶応大学HPより)

 ワイドショーでもこの事件は頻繁に取り上げられていたが、大学生はもう大人なのだから大学側がどこまで責任をとるべきなのか、警察が動き始めたならばそっちに任せるべきだろう、といった意見をいくつか聞いた。彼らが大人なのかどうかが問題なのではない。所属する人間が愚行に及んだ可能性が極めて高いならば、その所属先は事実を掴まねばならない。放置してはいけない。ましてや、そこに被害を訴えている学生がいるのだ。もし、自分たちが強姦の事実を確認できないと結論付けたのならば、自分たちの調査結果とまったく違う報道をしている週刊誌に対して「そんな事実はない!」と抗議文でも送ったらどうか。

 影響力の多少で考えるべきではないかもしれないが、有名大学のミスコン、その主催団体は単なるサークルではない。スポンサーが付き、当日は、芸能事務所やテレビ局の関係者が出入りする。ミス慶應となった女性たちのその後の活躍は明らかに大学の広報活動に多大な影響力を持っている。だからこそ、集団強姦が明らかになる前に、この「広告学研究会」を未成年飲酒で切ったのだろう。週刊誌で事件の詳細を読むことのない人たちには、「性的暴行などの事件性は確認できなかった」という学校側の見解が認識されるだけで終わる可能性もある。これでは被害を訴える女性が浮かばれない。

 『週刊文春』の続報記事では、この広告学研究会の日吉キャンパスの代表を務め、事件の現場にいた二年の男子学生に取材しているが、彼は被害にあった女性に対し、「ミスコンが中止になったのはオマエのせいだ」というLINEを送り、6人のファイナリストに直接謝罪しに行くように脅していたという(女性の知人の証言)。事実ならば鬼畜である。

 清家塾長は大学のホームページに載せた学生に向けたメッセージで、これからの時代を生きる学生たちに必要なのは「新しい状況を自ら正確に理解し、その理解に基づいて問題を解決すること、つまり自分の頭で考える力です。自分の頭で考えるということは、考えるべき問題を見つけ、その問題を説明し、その説明が本当に正しいかどうかを客観的に確かめ、それが正しいならばそれにもとづいて問題を解決していく、というプロセスを意味します」と語っている。

 ご自身の言葉を今一度通読されることをお薦めしたい。もしも、彼らがやっていないのならば、彼らを守るために週刊誌に抗議をするべきだ。もしも、彼らがやっているならば、被害女性を守るために彼らを退学処分にすべきだ。「警察に任せています」という対応は、何よりそちらの美学に反する。今こそ「自分の頭で考える力」のお手本を示すべきではないのだろうか。「自分の頭で考えて」、必死に告発している学生がいるのだから。


集団強姦疑惑を警察に委ねる慶應大学は、自ら謳う「自分の頭で考える力」を放棄している

◎当該団体にあっては過去にも問題を繰り返し惹起しており、大学がその都度指導に当たってきました

慶應義塾大学塾長 清家篤 「告示」(10月4日)

 10月4日に大学が清家塾長名で出した「告示」を読んでみる。複数人の未成年者の飲酒があったので同団体への解散を命じたというのが主旨。では、その飲酒行為は具体的にどのようなものだったのか。“複数回にわたり関係者に事情聴取”した成果なのか、なかなか具体的に記されている。

 「互いを指名して飲酒するよう囃し立てる、或いはゲームの勝敗により酒を呷る等の危険な行為があったことが確認されています」とある。男子学生6人のもとへ連れてこられた女子学生は、ショットグラスになみなみと注がれたテキーラを5杯程度連続で飲まされたと『週刊文春』に証言しているから、この証言は大学の「告示」と合致している。ここまで認識できたが、その後の暴行の事実については確認できなかった、と大学側は主張する。週刊誌がその後の事実を克明に記しているが、それ以上は追いかけない。随分と都合の良い事情聴取に思える。

 しつこく問う。「告示」にはこうも書かれている。「当該団体にあっては過去にも問題を繰り返し惹起しており、大学がその都度指導に当たってきました」。この問題の最たる事例は2009年、東急東横線日吉駅構内を全裸で疾走し、その模様をビデオに撮影、10名が公然わいせつ容疑で書類送検された一件だろう。翌年の「ミス慶應コンテスト」は、この事件を受けて中止された。公然わいせつ容疑で書類送検された団体が相変わらず「惹起」してきたならば、今回の集団強姦疑惑、急いで未成年飲酒のみで収めようとする対応を「隠蔽」と言われても致し方ない。

 この団体に所属する慶大生は『週刊文春』の記者に数枚の写メを見せて、「これ、いくらで買いますか?」「買うなら今!」(同前記事より)と売り込んでいる。その写真は、女性に覆いかぶさる男、そして女性の顔に性器を押し付ける別の男が写っていたという。彼は「写真見ます? マジ、ヤバイっすよ。芸術作品っすよ」と記者に見せてきた。あまりに愚かな連中である。

◎新しい状況を自ら正確に理解し、その理解に基づいて問題を解決すること

慶應義塾大学塾長 清家篤  学生に向けたメッセージ(慶応大学HPより)

 ワイドショーでもこの事件は頻繁に取り上げられていたが、大学生はもう大人なのだから大学側がどこまで責任をとるべきなのか、警察が動き始めたならばそっちに任せるべきだろう、といった意見をいくつか聞いた。彼らが大人なのかどうかが問題なのではない。所属する人間が愚行に及んだ可能性が極めて高いならば、その所属先は事実を掴まねばならない。放置してはいけない。ましてや、そこに被害を訴えている学生がいるのだ。もし、自分たちが強姦の事実を確認できないと結論付けたのならば、自分たちの調査結果とまったく違う報道をしている週刊誌に対して「そんな事実はない!」と抗議文でも送ったらどうか。

 影響力の多少で考えるべきではないかもしれないが、有名大学のミスコン、その主催団体は単なるサークルではない。スポンサーが付き、当日は、芸能事務所やテレビ局の関係者が出入りする。ミス慶應となった女性たちのその後の活躍は明らかに大学の広報活動に多大な影響力を持っている。だからこそ、集団強姦が明らかになる前に、この「広告学研究会」を未成年飲酒で切ったのだろう。週刊誌で事件の詳細を読むことのない人たちには、「性的暴行などの事件性は確認できなかった」という学校側の見解が認識されるだけで終わる可能性もある。これでは被害を訴える女性が浮かばれない。

 『週刊文春』の続報記事では、この広告学研究会の日吉キャンパスの代表を務め、事件の現場にいた二年の男子学生に取材しているが、彼は被害にあった女性に対し、「ミスコンが中止になったのはオマエのせいだ」というLINEを送り、6人のファイナリストに直接謝罪しに行くように脅していたという(女性の知人の証言)。事実ならば鬼畜である。

 清家塾長は大学のホームページに載せた学生に向けたメッセージで、これからの時代を生きる学生たちに必要なのは「新しい状況を自ら正確に理解し、その理解に基づいて問題を解決すること、つまり自分の頭で考える力です。自分の頭で考えるということは、考えるべき問題を見つけ、その問題を説明し、その説明が本当に正しいかどうかを客観的に確かめ、それが正しいならばそれにもとづいて問題を解決していく、というプロセスを意味します」と語っている。

 ご自身の言葉を今一度通読されることをお薦めしたい。もしも、彼らがやっていないのならば、彼らを守るために週刊誌に抗議をするべきだ。もしも、彼らがやっているならば、被害女性を守るために彼らを退学処分にすべきだ。「警察に任せています」という対応は、何よりそちらの美学に反する。今こそ「自分の頭で考える力」のお手本を示すべきではないのだろうか。「自分の頭で考えて」、必死に告発している学生がいるのだから。

当該団体にあっては過去にも問題を繰り返し惹起しており、大学がその都度指導に当たってきました

慶應義塾大学塾長 清家篤 「告示」(10月4日)

 10月4日に大学が清家塾長名で出した「告示」を読んでみる。複数人の未成年者の飲酒があったので同団体への解散を命じたというのが主旨。では、その飲酒行為は具体的にどのようなものだったのか。“複数回にわたり関係者に事情聴取”した成果なのか、なかなか具体的に記されている。

 「互いを指名して飲酒するよう囃し立てる、或いはゲームの勝敗により酒を呷る等の危険な行為があったことが確認されています」とある。男子学生6人のもとへ連れてこられた女子学生は、ショットグラスになみなみと注がれたテキーラを5杯程度連続で飲まされたと『週刊文春』に証言しているから、この証言は大学の「告示」と合致している。ここまで認識できたが、その後の暴行の事実については確認できなかった、と大学側は主張する。週刊誌がその後の事実を克明に記しているが、それ以上は追いかけない。随分と都合の良い事情聴取に思える。

 しつこく問う。「告示」にはこうも書かれている。「当該団体にあっては過去にも問題を繰り返し惹起しており、大学がその都度指導に当たってきました」。この問題の最たる事例は2009年、東急東横線日吉駅構内を全裸で疾走し、その模様をビデオに撮影、10名が公然わいせつ容疑で書類送検された一件だろう。翌年の「ミス慶應コンテスト」は、この事件を受けて中止された。公然わいせつ容疑で書類送検された団体が相変わらず「惹起」してきたならば、今回の集団強姦疑惑、急いで未成年飲酒のみで収めようとする対応を「隠蔽」と言われても致し方ない。

 この団体に所属する慶大生は『週刊文春』の記者に数枚の写メを見せて、「これ、いくらで買いますか?」「買うなら今!」(同前記事より)と売り込んでいる。その写真は、女性に覆いかぶさる男、そして女性の顔に性器を押し付ける別の男が写っていたという。彼は「写真見ます? マジ、ヤバイっすよ。芸術作品っすよ」と記者に見せてきた。あまりに愚かな連中である。

◎新しい状況を自ら正確に理解し、その理解に基づいて問題を解決すること

慶應義塾大学塾長 清家篤  学生に向けたメッセージ(慶応大学HPより)

 ワイドショーでもこの事件は頻繁に取り上げられていたが、大学生はもう大人なのだから大学側がどこまで責任をとるべきなのか、警察が動き始めたならばそっちに任せるべきだろう、といった意見をいくつか聞いた。彼らが大人なのかどうかが問題なのではない。所属する人間が愚行に及んだ可能性が極めて高いならば、その所属先は事実を掴まねばならない。放置してはいけない。ましてや、そこに被害を訴えている学生がいるのだ。もし、自分たちが強姦の事実を確認できないと結論付けたのならば、自分たちの調査結果とまったく違う報道をしている週刊誌に対して「そんな事実はない!」と抗議文でも送ったらどうか。

 影響力の多少で考えるべきではないかもしれないが、有名大学のミスコン、その主催団体は単なるサークルではない。スポンサーが付き、当日は、芸能事務所やテレビ局の関係者が出入りする。ミス慶應となった女性たちのその後の活躍は明らかに大学の広報活動に多大な影響力を持っている。だからこそ、集団強姦が明らかになる前に、この「広告学研究会」を未成年飲酒で切ったのだろう。週刊誌で事件の詳細を読むことのない人たちには、「性的暴行などの事件性は確認できなかった」という学校側の見解が認識されるだけで終わる可能性もある。これでは被害を訴える女性が浮かばれない。

 『週刊文春』の続報記事では、この広告学研究会の日吉キャンパスの代表を務め、事件の現場にいた二年の男子学生に取材しているが、彼は被害にあった女性に対し、「ミスコンが中止になったのはオマエのせいだ」というLINEを送り、6人のファイナリストに直接謝罪しに行くように脅していたという(女性の知人の証言)。事実ならば鬼畜である。

 清家塾長は大学のホームページに載せた学生に向けたメッセージで、これからの時代を生きる学生たちに必要なのは「新しい状況を自ら正確に理解し、その理解に基づいて問題を解決すること、つまり自分の頭で考える力です。自分の頭で考えるということは、考えるべき問題を見つけ、その問題を説明し、その説明が本当に正しいかどうかを客観的に確かめ、それが正しいならばそれにもとづいて問題を解決していく、というプロセスを意味します」と語っている。

 ご自身の言葉を今一度通読されることをお薦めしたい。もしも、彼らがやっていないのならば、彼らを守るために週刊誌に抗議をするべきだ。もしも、彼らがやっているならば、被害女性を守るために彼らを退学処分にすべきだ。「警察に任せています」という対応は、何よりそちらの美学に反する。今こそ「自分の頭で考える力」のお手本を示すべきではないのだろうか。「自分の頭で考えて」、必死に告発している学生がいるのだから。