予告編公開のころから、よくも悪くも「なんだこの織田裕二は!?」と話題を呼んでいた日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS系)がスタートしました。初回視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好発進です。 織田さん演じる主人公の名前は法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)、シャラク・ホーモンジ、シャーロック・ホームズですね。相棒の土屋太鳳さんが和藤奏子(わとう・そうこ)、つまりワトソンくんですから、このドラマが目指すところは非常にわかりやすいです。事件があって、犯人は視聴者に提示されていて、頭の切れる主人公が謎を解いて犯人を追いつめる。そういう話です。オープニング映像も、どことなく同じホームズリスペクト作品『古畑任三郎』(フジテレビ系)っぽい感じ。 第1話のゲスト犯罪者に石黒賢を持ってきたところをみても、ターゲットは『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系/1993年)を知っている世代くらいなのかもしれません。このへんも、なんだか三谷幸喜にド正面から挑戦状を叩きつけているようで、志の高さを感じます(『古畑』『振り返れば』の脚本は共に三谷幸喜)。途中、「振り返っても奴はいない!」というパロディセリフも出てきます。 それにしてもまず目に付くのは、織田裕二の奇怪なキャラクターです。セレブどころか「貴族の末裔」という設定なのに、日焼けサロンに行きすぎたのか顔面は真っ黒しわくちゃですし、『相棒』の水谷豊みたいなしゃべり方もすごく変です。ですが、これは慣れもあると思うので、とりあえず置いておきます。 さらに、警視庁捜査一課の刑事である奏子が“お目付け役”として「余計なことをしないように」見張っているという設定も、そのくせ沙羅駆が事件現場にズカズカ侵入してくる矛盾も、そもそも「なんでコイツのまわりでいつも殺人事件が起こるの?」問題も、とりあえず置いておきましょう。 この手のドラマは、端的に言って“謎解き”の面白さが勝負だと思うんです。なので、謎解きさえ面白ければ、だいたいのことは許せちゃう。 今回の事件のとっかかりは、沙羅駆さんの旧知の奥さまの家から、雇われの寿司職人が消えたこと。聞けば、この桜庭という家の奥さんは人使いが荒いのだそう。状況的に見て、どうやら寿司職人の夜逃げっぽい感じでしたが、沙羅駆はこれを殺人事件と喝破。ひとつひとつ事実を積み上げて断定していく様子は、もちろん既視感こそありますが、やはり推理ドラマ的な喜びに満ちていて楽しいです。ついでにお手伝いさんと秘書の不倫関係まで暴いてしまうあたりも、沙羅駆の“天才”ゆえの心づかいのなさが表れていて好印象。キャラクターに好き嫌いはあると思うけど、キャラクターを描こうという意図はしっかり感じられます。 で、その桜庭の夫が経営する服飾業者のCMを担当するクリエイティブディレクターが、今回の本丸でした。早乙女(石黒賢)はCM業界でブイブイいわせているスタークリエイターでしたが、実はそのアイディアのほとんどは部下の女性によるもの。その部下とは不倫関係だったこともあり、いろいろこじれて「全部、私の作品だったことを暴露する」と宣言され、殺害を決意します。 早乙女が部下殺しに至ったのは、“誰か”による「完全犯罪の方法、教えます」というメールがきっかけでした。 このメールにたぶん書いてあったのでしょう、早乙女は部下の首を絞めて殺すと、その腕時計を進めたり、協力者に事務所に侵入させたりしてアリバイ工作をします。 この協力者、実は桜庭家に出入りしている花屋さんで、寿司職人を殺害した張本人でした。早乙女は、花屋さんが寿司職人を殺したことを知っていて、その秘密を守る条件として部下殺しに協力させたんですね。最終的に早乙女は、この花屋さんも殺すことにします。 早乙女が花屋さんを殺害しようとしていることを察した沙羅駆は、奏子に花屋さんの身替りを命じ、おとり捜査に。殺しにきたところを確保! なのかと思ったら、奏子さん普通に首を絞められて倒れます。沙羅駆はその一部始終を、本物の花屋さんと一緒に隠しカメラでモニタリングしていたのでした。おとりの捜査員が実際に首を絞められて倒れるドラマなんて、初めて見ましたよ。奏子さん無事でしたけど、怒ってました。 とはいえ、映像で証拠を押さえたので、あとは沙羅駆さんのひとり舞台。ズバババっと早乙女を追い詰め、「この犯罪、醜悪至極なり!」の決め台詞で一件落着となりました。 先に、謎解きが面白ければだいたい許せちゃうと書きましたが、第1話を見た限りでは、あんまり許せちゃわなかったというのが正直なところ。まず、先に触れた奏子の首絞めのくだりが“天才の計略”っぽくない。『IQ246』というからには、私たちの想像の遥か上をいく天才っぷりを見せてほしいところで、思考についてのハードルは激高ですので、突っ込みどころはできる限り潰してほしいところ。 それと、アリバイ工作の前提としての花屋の寿司職人殺しについて、動機も殺害の手際もさらっとしか説明されないので、本丸・早乙女が“有能な殺人者”に見えないんですよね。「完全犯罪の方法、教えます」のメールに、どこまで緻密な殺害計画が記されていたのか、よくわからない。今回、沙羅駆が事件を解決できたのは謎を解いたというより、早乙女の立ち振る舞いが杜撰だったことのほうが大きな原因に見える。ゆえに、主人公が頭脳で事件を解決したという爽快感に乏しい。 そして何より、犯人に魅力がないんです。 『古畑』が、あそこまでヒットしたのって、たぶんそういうところなんだろうなと思うんですよね。木村拓哉が観覧車を爆破しようとした動機、沢口靖子が部屋の扉を締め切らなかった理由などなど、単に事件のトリックを解くだけでなく、犯人の行動にいちいちパーソナルな裏付けを付与して、殺人に至るまでの人生を浮き彫りにしようとする意図があったと思うんです。 『IQ246』の沙羅駆の決め台詞が、今後も「この犯罪、醜悪至極なり!」だとすると、犯人はみんな醜悪なだけの人間ということになるので、あんまりこのへんは期待できないかな。謎をこねる、という作業をドラマの真っ芯に置くとなると、それこそ世界中でオマージュ作品が作られてきているわけで、ハードルの高さは尋常じゃないですが……。 とはいえ、おそらく今後も事件の裏で手を引いていきそうな「M」なるメール主の存在も示唆されました。「M」が本家『ホームズ』のモリアーティ教授にあたる人物だとすれば、そして死体マニアの観察医・森本(中谷美紀)が「M」だったら……と、けっこう楽しみな要素は提示されていましたよ。というわけで、また次回! (文=どらまっ子AKIちゃん)日曜劇場『IQ246~華麗なる事件簿~』(TBS)より
日別アーカイブ: 2016年10月17日
『キスマイレージ』でTOKIO松岡とKis-My-Ft2が共演! 10月18日(火)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
23:15~24:15 『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系) 中居正広
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
【ゲスト】
24:15~24:45 『キスマイレージ』(テレビ朝日系) 松岡昌宏
※『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系、山口達也)は放送休止。
日曜ゴールデン戦争は日本テレビの圧勝! フジテレビ“和田アキ子&長嶋一茂の旅番組”は捨て駒か?
熾烈な視聴率争いが注目を浴びている日曜ゴールデン帯。各局が“打倒・日本テレビ”を掲げ、16日にTBSが『クイズ・スター名鑑』を、テレビ朝日が『日曜もアメトーーク!』を共にスタートさせたが、日テレの高い壁は打ち崩せなかった。 この日の夜7~8時台は、全民放キー局がスペシャルバラエティ番組を放送。トップは『ザ!鉄腕!DASH!!』と『世界の果てまでイッテQ!』を融合させた『DASH×イッテQ!はじめての交換留学2時間SP』(日本テレビ系)で、平均視聴率20.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と圧勝。これに、9.3%の『日曜もアメトーーク!!』、6.8%の『モヤモヤさまぁ~ず2「狩野アナ卒業SP inハワイ」』(テレビ東京系)、5.1%の『クイズ・スター名鑑』、4.8%の『大物芸能人ジャーニー2016秋わがままひとり旅SP』(フジテレビ系)と続いた。 「長きにわたり日テレの独走状態が続く日曜ゴールデンですが、他局が自信のバラエティ番組で対抗するも、視聴者の興味は揺るがなかった。また、『クイズ・スター名鑑』を改編の目玉として大プッシュしていたTBSは、テレ朝にまで完敗してショックでしょうね。放送前には、前身番組『クイズ・タレント名鑑』の再放送や、番宣番組を連日放送する力の入れようでしたから。今回は通常放送ではなかったにせよ、日テレに20%超えを出されては、他局の士気も下がりそうです」(テレビ誌ライター) 今回、唯一特番を放送したフジの『大物芸能人ジャーニー2016秋わがままひとり旅SP』は、和田アキ子と長嶋一茂がそれぞれ国内を1人旅する様子を放送。和田は長崎の絶景に対し「あの建物いらなかったね」とケチを付けるなど、言いたい放題。長嶋も、京都を自転車で巡る旅であるにもかかわらず、冒頭から駅に自転車を停めに行ってしまうなど、2人のマイペースぶりが際立つ自由な内容だった。 「和田と長嶋の1人旅はぶっ飛んだ言動も多く、ネット上でも『面白かった』という声が目立つものの、なにせ2時間にわたって出演者はこの2人のみ。フジが視聴率争いに本気だったかという部分では、甚だ疑問です。ゴールデンでの4%台は、完全に打ち切り圏内。フジは、来月6日から、この時間帯で古舘伊知郎の2時間番組『フルタチさん』をスタートさせますが、これが振るわなければ短期間で終了する可能性も。少なくともテレ東には勝たないと、スポンサーも逃げていくでしょう」(同) 熾烈な視聴率争いの中、“捨て駒”とも思える旅番組を放送したフジ。本気になるのは、『フルタチさん』が始まってからということだろうか?
『鉄腕DASH』20.5%で“日7対決”圧勝の裏で……フジ「和田アキ子1人旅」で民放最下位
大爆死というより、壮絶死を遂げたフジ
16日放送の『DASH×イッテQ!交換留学2時間SP』(日本テレビ系)が、平均視聴率20.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の高視聴率を記録した。この日、同時間帯の裏番組では『クイズ☆スター名鑑』(TBS系)や『日曜もアメトーーク!』(テレビ朝日系)など新番組がスタートし、NHK以外の各局全てが2時間スペシャルを放送していたが、日テレの独り勝ちに終わった。
「日曜夜7時からのゴールデンタイム“日7”枠をめぐっては、これまで日テレの人気番組『ザ!鉄腕!DASH!!』が数字を独占。8月のリオデジャネイロオリンピック開催期間でさえ、同番組は2ケタ台をキープしていました」(芸能ライター)
「日7戦争」勃発! “負け戦”必至のTBS『クイズ☆スター名鑑』の戦い方
いよいよ“日7戦争”が始まった。 今秋から、日曜午後7時台のテレビは、かつてないほどの激戦区となる。 これまで視聴率的に“絶対王者”に君臨していたのは、日本テレビ系の『ザ!鉄腕!DASH!!』。『笑点』から始まり、『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』へと連なる鉄壁のラインナップは、視聴率を支えるファミリー層に絶大な強さを誇る。 その強力な相手に、単独で応戦してきたのが、テレビ東京系の伊藤隆行による『モヤモヤさまぁ~ず2』だ。 そして、10月からテレビ朝日系では、加地倫三の『アメトーーク!』がゴールデンと深夜の2本立てになって登場。さらに、TBS系では、藤井健太郎による『クイズ☆タレント名鑑』が『クイズ☆スター名鑑』と名前を変えて奇跡の復活。 王者『鉄腕!DASH!!』に、各局のお笑い番組のエーススタッフが挑む、という構図ができあがった。 ちなみにフジテレビでは、やや遅れて11月から古舘伊知郎のバラエティ番組レギュラー復帰作となる『フルタチさん』がスタート。Eテレでは、先日『24時間テレビ』(日本テレビ系)の真裏で、「感動ポルノ」批判で話題を呼んだ『バリバラ』もあるという充実っぷりだ。 この“日7戦争”が開戦となったのが、『アメトーーク!』『スター名鑑』がスタートした10月16日だ。 どちらの番組も初回に弾みをつけようと2時間スペシャルを組む中、迎え撃つ王者・日テレも容赦がない。『鉄腕!DASH!!』と『イッテQ』の合体スペシャル「はじめての交換留学」と題したコラボ企画をぶつけてきたのだ。 一方の『モヤさま』も、2時間半スペシャルで番組アシスタントを務めてきた狩野恵里アナの卒業、そして注目された次期アシスタントの発表という目玉を用意した。 『アメトーーク!』の2時間スペシャルは、「芸人体当たりシミュレーション」と「ついつい食べ過ぎちゃう芸人」という、これまでのゴールデンスペシャルでも鉄板の人気企画。 そんな中、『DASH×イッテQ』や『アメトーーク』よりも数分早く、18時55分に放送が開始された『スター名鑑』。ここはその数分で少しでも視聴者をくぎづけにし、奪いたいところ。そこで『スター名鑑』が投入したのは、まさかのベン・ジョンソンだった。 どう見ても、数字を持っているとは言い難いドーピング男である。この不可解ともいえる人選のオープニング。しかし、『クイズ☆タレント名鑑』ファンは歓喜した。 『スター名鑑』の前身は、前述の通り『クイズ☆タレント名鑑』だ。約4年半前にあえなく終了したが、ファンからは熱烈な支持を受けた番組だ。 2010年8月からレギュラー放送が始まり、「日本一下世話なクイズ&バラエティ」を自称したこの番組は、「クイズ」を隠れみのに、隅々まで悪意をまぶし、悪ふざけの限りを尽くした。この『クイズ☆タレント名鑑』が日曜夜8時という完全なるゴールデンタイムに放送されていること自体が、それだけで「今もテレビは面白い!」と胸を張れるものだった。 だが、ファンの熱狂とは裏腹に、視聴率は決して高いわけではなかったため、正直言って、番組ファンもいつ誰かの逆鱗に触れて終わってもおかしくないと思っていた。 そして、2012年1月。ついに終了が発表された。 その“大役”を結果的に担ったのが、ベン・ジョンソンだったのだ。230メートル先の本殿を目指して一斉に男たちが走りだし、先着3名だけが「福男」の称号を得られ、「福」が訪れるという「福男選び」。 番組では「福男チャンス」と題して、山田勝己、ダンテ・カーヴァー、そしてベン・ジョンソンという3人の刺客を「福男選び」に送り込んだ。クイズ優勝チームが賞品獲得を懸けて、誰が「福男」になるかを当てるクイズ企画だった。 しかし、あえなく3人は「福男」となることができなかった。 「3人のふがいない走りにより、2012年の『タレント名鑑』に福が舞い込むことはなかった」 そんなナレーションとともに、『タレント名鑑』の終了が発表されたのだ。 「ベン・ジョンソンのせいで……」 というテロップ付きで。 「打ち切り」の発表にまで、笑いと悪意をねじ込む徹底っぷり。そこに『タレント名鑑』の神髄があった。 だから、復活スペシャルのオープニングは、ベン・ジョンソンでなければならなかったのだ。 こうした『タレント名鑑』や、終了から復活までの4年間で藤井が手掛けた『テベ・コンヒーロ』や『Kiss My Fake』などから継承された“ネタ”が、本編でも随所に登場。もちろんこれらは、長く番組を見れば見るほど気づき、楽しめるものだ。だが、それに気づかなくても、ちゃんと面白い。 藤井は自著『悪意とこだわりの演出術』(双葉社)の中で「『わからなくても成立するけど、わかったらもっと面白い』要素がありつつ、その中に引用やオマージュが多く入っているのが僕の作りの好み」と書いている。また、「気づかなくても楽しめるけど、気づけば気づいた人にだけ楽しめるモノを用意しておく。そんな奥行きのようなモノを少し意識しています」とも明かしている。 『スター名鑑』は、まさにその「奥行き」が深い番組だ。 今のバラエティ番組の主流は、“親切さ”最優先。「ながら見」でも途中から見ても、視聴者が理解できるようにきめ細かい工夫がされている。もちろん、それは視聴者を楽しませるという観点でも、視聴率を獲るという観点でも正しいアプローチだろう。 だが、そればかりではつまらない。 毎週見ていないと置いていかれるから、食い入るように見る。そんな番組こそ、僕たちは見たいのだ。ベン・ジョンソンが福男にリベンジしても、早坂好恵の名前がやたら出てきても、ボビー・オロゴンが米俵を抱えて走っても、クイズなのに「予約」がある、意味不明なシステムがあっても、視聴率は上がらないだろう。犯罪者や前科者の名前が頻出したり、気まずい空気の不穏で怖い映像を流しても、クレームのリスクが高まるだけかもしれない。だけど、ここでしか味わえない面白さがあふれている。 本来、バラエティ番組は、「面白さ」こそが最優先されるべきものだったはずだ。視聴率的には“負け戦”かもしれない。けれど、だからこそ「面白さ」だけを追求するのが『スター名鑑』の戦い方だ。 終了から4年半。前フリは十分すぎるほど効いている。 いよいよ、面白いだけの“クソ番組”が帰ってきた! (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『クイズ☆スター名鑑』TBSテレビ
「日7戦争」勃発! “負け戦”必至のTBS『クイズ☆スター名鑑』の戦い方
いよいよ“日7戦争”が始まった。 今秋から、日曜午後7時台のテレビは、かつてないほどの激戦区となる。 これまで視聴率的に“絶対王者”に君臨していたのは、日本テレビ系の『ザ!鉄腕!DASH!!』。『笑点』から始まり、『世界の果てまでイッテQ!』『行列のできる法律相談所』へと連なる鉄壁のラインナップは、視聴率を支えるファミリー層に絶大な強さを誇る。 その強力な相手に、単独で応戦してきたのが、テレビ東京系の伊藤隆行による『モヤモヤさまぁ~ず2』だ。 そして、10月からテレビ朝日系では、加地倫三の『アメトーーク!』がゴールデンと深夜の2本立てになって登場。さらに、TBS系では、藤井健太郎による『クイズ☆タレント名鑑』が『クイズ☆スター名鑑』と名前を変えて奇跡の復活。 王者『鉄腕!DASH!!』に、各局のお笑い番組のエーススタッフが挑む、という構図ができあがった。 ちなみにフジテレビでは、やや遅れて11月から古舘伊知郎のバラエティ番組レギュラー復帰作となる『フルタチさん』がスタート。Eテレでは、先日『24時間テレビ』(日本テレビ系)の真裏で、「感動ポルノ」批判で話題を呼んだ『バリバラ』もあるという充実っぷりだ。 この“日7戦争”が開戦となったのが、『アメトーーク!』『スター名鑑』がスタートした10月16日だ。 どちらの番組も初回に弾みをつけようと2時間スペシャルを組む中、迎え撃つ王者・日テレも容赦がない。『鉄腕!DASH!!』と『イッテQ』の合体スペシャル「はじめての交換留学」と題したコラボ企画をぶつけてきたのだ。 一方の『モヤさま』も、2時間半スペシャルで番組アシスタントを務めてきた狩野恵里アナの卒業、そして注目された次期アシスタントの発表という目玉を用意した。 『アメトーーク!』の2時間スペシャルは、「芸人体当たりシミュレーション」と「ついつい食べ過ぎちゃう芸人」という、これまでのゴールデンスペシャルでも鉄板の人気企画。 そんな中、『DASH×イッテQ』や『アメトーーク』よりも数分早く、18時55分に放送が開始された『スター名鑑』。ここはその数分で少しでも視聴者をくぎづけにし、奪いたいところ。そこで『スター名鑑』が投入したのは、まさかのベン・ジョンソンだった。 どう見ても、数字を持っているとは言い難いドーピング男である。この不可解ともいえる人選のオープニング。しかし、『クイズ☆タレント名鑑』ファンは歓喜した。 『スター名鑑』の前身は、前述の通り『クイズ☆タレント名鑑』だ。約4年半前にあえなく終了したが、ファンからは熱烈な支持を受けた番組だ。 2010年8月からレギュラー放送が始まり、「日本一下世話なクイズ&バラエティ」を自称したこの番組は、「クイズ」を隠れみのに、隅々まで悪意をまぶし、悪ふざけの限りを尽くした。この『クイズ☆タレント名鑑』が日曜夜8時という完全なるゴールデンタイムに放送されていること自体が、それだけで「今もテレビは面白い!」と胸を張れるものだった。 だが、ファンの熱狂とは裏腹に、視聴率は決して高いわけではなかったため、正直言って、番組ファンもいつ誰かの逆鱗に触れて終わってもおかしくないと思っていた。 そして、2012年1月。ついに終了が発表された。 その“大役”を結果的に担ったのが、ベン・ジョンソンだったのだ。230メートル先の本殿を目指して一斉に男たちが走りだし、先着3名だけが「福男」の称号を得られ、「福」が訪れるという「福男選び」。 番組では「福男チャンス」と題して、山田勝己、ダンテ・カーヴァー、そしてベン・ジョンソンという3人の刺客を「福男選び」に送り込んだ。クイズ優勝チームが賞品獲得を懸けて、誰が「福男」になるかを当てるクイズ企画だった。 しかし、あえなく3人は「福男」となることができなかった。 「3人のふがいない走りにより、2012年の『タレント名鑑』に福が舞い込むことはなかった」 そんなナレーションとともに、『タレント名鑑』の終了が発表されたのだ。 「ベン・ジョンソンのせいで……」 というテロップ付きで。 「打ち切り」の発表にまで、笑いと悪意をねじ込む徹底っぷり。そこに『タレント名鑑』の神髄があった。 だから、復活スペシャルのオープニングは、ベン・ジョンソンでなければならなかったのだ。 こうした『タレント名鑑』や、終了から復活までの4年間で藤井が手掛けた『テベ・コンヒーロ』や『Kiss My Fake』などから継承された“ネタ”が、本編でも随所に登場。もちろんこれらは、長く番組を見れば見るほど気づき、楽しめるものだ。だが、それに気づかなくても、ちゃんと面白い。 藤井は自著『悪意とこだわりの演出術』(双葉社)の中で「『わからなくても成立するけど、わかったらもっと面白い』要素がありつつ、その中に引用やオマージュが多く入っているのが僕の作りの好み」と書いている。また、「気づかなくても楽しめるけど、気づけば気づいた人にだけ楽しめるモノを用意しておく。そんな奥行きのようなモノを少し意識しています」とも明かしている。 『スター名鑑』は、まさにその「奥行き」が深い番組だ。 今のバラエティ番組の主流は、“親切さ”最優先。「ながら見」でも途中から見ても、視聴者が理解できるようにきめ細かい工夫がされている。もちろん、それは視聴者を楽しませるという観点でも、視聴率を獲るという観点でも正しいアプローチだろう。 だが、そればかりではつまらない。 毎週見ていないと置いていかれるから、食い入るように見る。そんな番組こそ、僕たちは見たいのだ。ベン・ジョンソンが福男にリベンジしても、早坂好恵の名前がやたら出てきても、ボビー・オロゴンが米俵を抱えて走っても、クイズなのに「予約」がある、意味不明なシステムがあっても、視聴率は上がらないだろう。犯罪者や前科者の名前が頻出したり、気まずい空気の不穏で怖い映像を流しても、クレームのリスクが高まるだけかもしれない。だけど、ここでしか味わえない面白さがあふれている。 本来、バラエティ番組は、「面白さ」こそが最優先されるべきものだったはずだ。視聴率的には“負け戦”かもしれない。けれど、だからこそ「面白さ」だけを追求するのが『スター名鑑』の戦い方だ。 終了から4年半。前フリは十分すぎるほど効いている。 いよいよ、面白いだけの“クソ番組”が帰ってきた! (文=てれびのスキマ http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/) ◆「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから『クイズ☆スター名鑑』TBSテレビ
イケメン化した“こども店長”加藤清史郎、中学3年で「小6」役は大丈夫か
トヨタ自動車が2009年から10年まで展開していたCMシリーズの初代こども店長役でブレイクした俳優の加藤清史郎が、出演した映画『クハナ!』の舞台挨拶に登場し、イケメンになった現在の姿を披露した。 「2001年生まれの加藤くんは、今年15歳。あどけなさは残りますが、あのCMの印象しかない人は驚いたでしょうね。CM出演時は、8~9歳なので当然といえば当然ですが……」(芸能関係者) 『クハナ!』において、加藤は小学6年生の役を演じている。中学3年生の加藤にとっては“最後の小学生役”となる覚悟で臨んだという。中3と小6では大きなギャップがあるのは確かだろう。だが、こうした無理のあるキャスティングは過去にも見られた。 「2000年公開の映画『バトル・ロワイヤル』における山本太郎ですね。本作は中学生が殺し合うという、前代未聞の作品ですが、そこで、撮影時25歳だった山本太郎が中学生役を演じたのです。ほかには18歳の藤原竜也、塚本高史、高岡蒼佑(現・奏輔)も出演していますが、山本の年齢が際立っていますね。さらに、この作品は内容の過激さから、“R15+指定”となり、中学生が出てくる映画を中学生が鑑賞できないハプニングも引き起こしました」(前出・同) その後、山本は2011年に起こった東日本大震災と、それに伴う原発事故を受けて、反原発運動を展開するため事務所を電撃退社。その後は、あれよあれよという間に参議院議員となってしまった。その原点には、無理めの役柄も難なくこなした山本太郎のストイックさがあることには違いない。 加藤くんも、今後は子役を脱し、俳優としてこれまでのイメージを覆すような過激な役柄に挑むこともありそうだ。 (文=平田宏利)「加藤清史郎スタッフオフィシャルブログ」より
イケメン化した“こども店長”加藤清史郎、中学3年で「小6」役は大丈夫か
トヨタ自動車が2009年から10年まで展開していたCMシリーズの初代こども店長役でブレイクした俳優の加藤清史郎が、出演した映画『クハナ!』の舞台挨拶に登場し、イケメンになった現在の姿を披露した。 「2001年生まれの加藤くんは、今年15歳。あどけなさは残りますが、あのCMの印象しかない人は驚いたでしょうね。CM出演時は、8~9歳なので当然といえば当然ですが……」(芸能関係者) 『クハナ!』において、加藤は小学6年生の役を演じている。中学3年生の加藤にとっては“最後の小学生役”となる覚悟で臨んだという。中3と小6では大きなギャップがあるのは確かだろう。だが、こうした無理のあるキャスティングは過去にも見られた。 「2000年公開の映画『バトル・ロワイヤル』における山本太郎ですね。本作は中学生が殺し合うという、前代未聞の作品ですが、そこで、撮影時25歳だった山本太郎が中学生役を演じたのです。ほかには18歳の藤原竜也、塚本高史、高岡蒼佑(現・奏輔)も出演していますが、山本の年齢が際立っていますね。さらに、この作品は内容の過激さから、“R15+指定”となり、中学生が出てくる映画を中学生が鑑賞できないハプニングも引き起こしました」(前出・同) その後、山本は2011年に起こった東日本大震災と、それに伴う原発事故を受けて、反原発運動を展開するため事務所を電撃退社。その後は、あれよあれよという間に参議院議員となってしまった。その原点には、無理めの役柄も難なくこなした山本太郎のストイックさがあることには違いない。 加藤くんも、今後は子役を脱し、俳優としてこれまでのイメージを覆すような過激な役柄に挑むこともありそうだ。 (文=平田宏利)「加藤清史郎スタッフオフィシャルブログ」より
松任谷由実が「メンヘラ? 早く滅びておしまい!」ツイートで炎上中! フジ・天海祐希ドラマにもチクリ
シンガーソングライターの“ユーミン”こと松任谷由実が14日、自身の公式Twitterで「メンヘラ? 早く滅びておしまい!」などとつぶやき、ファンを困惑させている。 “メンヘラ”とは、主にうつ病や神経症など、心の病気を抱えた人に対し使われるネットスラング。松任谷はくだんのツイートの後、「ワードが出来ると、それに甘えて寄りかかるやつが許せん!『僕、フリーター』って開き直るな!ツンデレとかもサブカルからきてるよね。『私、サブカル』って甘えるなよ。カルチャー知らないくせに!」とも続けており、どうやら「メンヘラ」「フリーター」「サブカル」と自称する人々に、一家言あるようだ。 しかし、この松任谷の投稿に対し、「言葉に甘えることの何がいけないのか私にはわからない、それでも生きてるならいいんじゃないの?甘えずに自殺しろと?」「精神障害者手帳持って投薬の副作用で日々苦しんでる私にも他の人にも謝罪を求めます」「フリーター、メンヘラっていけないこと?開き直るって言い方はおかしいと思う。言葉が存在したら誰でも寄り掛かろうとするでしょ」「荒井由美時代から好きでしたが、もう貴女の曲は二度と聞きたくない。こんな差別用語を使うとは」と反論が殺到している。 これまで、スタッフによる告知が主だった同アカウントだが、8日の「【松任谷由実】降臨したよ~さて、何やって欲しい?(笑)」とのつぶやき以降、本人と思しき人物が頻繁にツイート。14日には、自身が主題歌を務める天海祐希主演ドラマ『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系)に対し、「Chefの初回見た~ 私の『Smile for me』は良かった。 次週に期待っ!」と毒を吐いたほか、松任谷のコンサートの衣装デザインをコンペで勝ち取ったことを報告した篠原ともえに対し、「レストランでもなんでも、2回目のお客がホンモノ。ともえちゃん、ビギナーズ ラックじゃなかったことを証明してね」と返信。ネット上では「上から目線で偉そう」との声が相次いでいる。 「11月2日にニューアルバムの発売を控えている松任谷だけに、炎上商法を疑う声も目立つが、単にネットの使い方がわかっていないだけ。現在62歳の松任谷ですが、普段からネットはあまり見ないのでは? 昨今は、発言がネットで叩かれやすいことから、言葉の自由度が失われつつある芸能界ですが、今回の炎上は、メディアにほとんど出ない松任谷らしい騒動とも言えます」(芸能記者) ファンが松任谷の降臨をありがたがる一方で、あまりにもストッパーのない発言に衝撃を受けるネットユーザーたち。人生の大半を“スター”として生きてきた松任谷だけに、一般人とはかけ離れた感覚を持ち合わせていそうだ。松任谷由実 Official (@yuming_official) | Twitter
松任谷由実が「メンヘラ? 早く滅びておしまい!」ツイートで炎上中! フジ・天海祐希ドラマにもチクリ
シンガーソングライターの“ユーミン”こと松任谷由実が14日、自身の公式Twitterで「メンヘラ? 早く滅びておしまい!」などとつぶやき、ファンを困惑させている。 “メンヘラ”とは、主にうつ病や神経症など、心の病気を抱えた人に対し使われるネットスラング。松任谷はくだんのツイートの後、「ワードが出来ると、それに甘えて寄りかかるやつが許せん!『僕、フリーター』って開き直るな!ツンデレとかもサブカルからきてるよね。『私、サブカル』って甘えるなよ。カルチャー知らないくせに!」とも続けており、どうやら「メンヘラ」「フリーター」「サブカル」と自称する人々に、一家言あるようだ。 しかし、この松任谷の投稿に対し、「言葉に甘えることの何がいけないのか私にはわからない、それでも生きてるならいいんじゃないの?甘えずに自殺しろと?」「精神障害者手帳持って投薬の副作用で日々苦しんでる私にも他の人にも謝罪を求めます」「フリーター、メンヘラっていけないこと?開き直るって言い方はおかしいと思う。言葉が存在したら誰でも寄り掛かろうとするでしょ」「荒井由美時代から好きでしたが、もう貴女の曲は二度と聞きたくない。こんな差別用語を使うとは」と反論が殺到している。 これまで、スタッフによる告知が主だった同アカウントだが、8日の「【松任谷由実】降臨したよ~さて、何やって欲しい?(笑)」とのつぶやき以降、本人と思しき人物が頻繁にツイート。14日には、自身が主題歌を務める天海祐希主演ドラマ『Chef~三ツ星の給食~』(フジテレビ系)に対し、「Chefの初回見た~ 私の『Smile for me』は良かった。 次週に期待っ!」と毒を吐いたほか、松任谷のコンサートの衣装デザインをコンペで勝ち取ったことを報告した篠原ともえに対し、「レストランでもなんでも、2回目のお客がホンモノ。ともえちゃん、ビギナーズ ラックじゃなかったことを証明してね」と返信。ネット上では「上から目線で偉そう」との声が相次いでいる。 「11月2日にニューアルバムの発売を控えている松任谷だけに、炎上商法を疑う声も目立つが、単にネットの使い方がわかっていないだけ。現在62歳の松任谷ですが、普段からネットはあまり見ないのでは? 昨今は、発言がネットで叩かれやすいことから、言葉の自由度が失われつつある芸能界ですが、今回の炎上は、メディアにほとんど出ない松任谷らしい騒動とも言えます」(芸能記者) ファンが松任谷の降臨をありがたがる一方で、あまりにもストッパーのない発言に衝撃を受けるネットユーザーたち。人生の大半を“スター”として生きてきた松任谷だけに、一般人とはかけ離れた感覚を持ち合わせていそうだ。松任谷由実 Official (@yuming_official) | Twitter




