<p> 10月期の各局タイムテーブルが出揃った。最注目は日曜午後7時枠で、強豪の日本テレビ系『THE!鉄腕!DASH!!』に対し、テレビ朝日系は『日曜もアメトーーク!!』、TBS系は『クイズ☆スター名鑑』、フジテレビ系は古舘伊知郎司会の『フルタチさん』で迎え撃つ。<br /> </p>
月別アーカイブ: 2016年9月
SMAP・木村拓哉、“バラエティ進出”で好感度回復!? 「中居にあこがれてる」と語る関係者も?
木村拓哉が芸人にイジられたりする展開とか……?
9日発行の「東京スポーツ」が、解散騒動で好感度急落中のSMAP・木村拓哉とその妻・工藤静香が“夫婦共演”解禁に向けて動き始めていると報じた。ジャニーズ事務所としては前例がないだけに、画期的なプランといえそうだが、ネット上では「どこまでも痛い夫婦だな」といった否定的な声も少なくない。
「一連の騒動をめぐり、1人ジャニーズ残留を表明した木村は、世間的にすっかり“裏切り者”扱いとなってしまいました。また、工藤も、夫の事務所独立を阻止した人物として“黒幕”と認識されています。しかし、工藤はそのような風潮に納得できず、8月にハワイから帰国した際『(夫が批判される理由が)何でかわからない』と発言したり、9月2日発売の『フライデー』(講談社)のインタビューでは『工藤静香とSMAPは何の関係もない』と自己弁護するなど、被害者モードに。それでも世間の風当たりは弱まらず、とうとう夫婦共演に踏み切ることにしたとのことです」(芸能ライター)
「リオ五輪に自腹で現地入りも仕事なし?」離婚発表の乙武洋匡氏、本格復帰への障壁とは
3月に女性5人との不倫を報じられた作家の乙武洋匡氏が、妻・仁美さんとの離婚を発表。このところ表舞台から姿を消していた乙武氏だが、出版関係者からは近々本格的に仕事を再開するという話も聞かれる。 「本人は仕事への意欲が強く、本の出版やテレビ出演など、表舞台でまた活躍したいと周囲に話しています。ただ、その反応は両極端で、乙武さんと積極的に接触する人と、そうでない人の差が激しいんですよ」(大手出版社の編集者) 乙武氏は不倫報道後、自民党から出馬を予定していた参院選の立候補を取りやめ、その決起集会となるはずだった4月の誕生パーティーを謝罪の場に代えた。 このときはマスコミを入れず、田原総一朗や古田敦也、神田うのといった著名な出席者たちを前に、仁美さんが「夫は世の中に必要な人間」と熱いスピーチをしたが、結局、夫婦仲は壊れ、別居。一説には「洗いざらい不倫について妻に告白したはずが、後になって隠していた別の不倫が持ち上がったことで仁美さんが激怒した」ともいわれるが、いずれにせよ早くから離婚に向かっていたことになる。今回の発表でこの問題にひと区切りついた形だが、関係者によると「本来は、リオ五輪から仕事を再開する予定だった」という。 「スポーツキャスターの肩書があるので、ブラジルまで出向いて現地観戦するだけでなく、顔見知りのアスリートに話を聞くなど、取材のようなことをしている姿が目撃されていますよ。現地入りしていたテレビディレクターは『どこの局の仕事だろう?』なんて言っていたほど」(同) しかし、実際のところ目立った活躍にはならなかったようで、前出の編集者も「ちょっと当てが外れた様子だった」と話している。 「9月のパラリンピックに際して、本人は障害者リポーターとしての役目が適任と思って出向いたらしいんですが、過去に出演したテレビの人気情報番組なんかは、ことごとく乙武氏の起用を断ったそうです。渡航費は自腹で、局側の経費も少なくて済むからバンバン仕事があると思っていた乙武さんは、ショックを受けているのでは?」(同) ただ、その原因は、不倫騒動の余波だけではないと編集者。 「不倫騒動のとき、いろいろな文化人が乙武さんを擁護していましたが、、あれは乙武さんと対等に向き合える立場の人か、少し目上の人。特に著名人なんかには低姿勢で、印象がいいからなんです。ところが、相手が雑誌編集者や番組スタッフなど、自分より立場が下だと見る相手には、態度が極端に悪い。だから、『個人的に乙武は大嫌い』という人も少なくないんですよ。上にはかわいがられるけど、下には嫌われるタイプですね」(同) 実際、乙武氏は介護ヘルパーからの評判が悪く、「強い命令口調で指示されたり、文句を言われた」と証言する元ヘルパーも。人目を気にせずマネジャーを怒鳴り散らす姿は一般人にも目撃されており、レストランでは店員への過剰なクレームが世間の反発を買ったこともある。 自分の行動を手伝うような人を見下す傾向が強いのか、編集者も「乙武さんに怒鳴られた編集者を何人も知っていますが、ある女性はメールの返事が少し遅かっただけで『虫以下の仕事しかできない役立たず』と罵られた」という。 テレビ関係者でも「乙武さんが収録スタジオに来ると、車イスの配慮とか以前に、すぐにキレる性格への気遣いで疲れてしまう」と話す者がいる。 「家庭の問題は離婚で決着しても、怒鳴られたりした人の印象の悪さは、簡単に消えない」(前出編集者) 東京都の教育委員も務めたベストセラー作家だが、評判がガタ落ちしてしまったことで、以前のような活躍をするには、別の努力が必要かもしれない。 (文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)
水樹奈々、“短パン・ミニスカ自粛”でファンに衝撃走る! 高校時代の岡田准一との急接近に嫉妬の声も
7日、声優で歌手の水樹奈々が自身のブログに「求む! 早く治る方法」というタイトルで、前日のロケで負った蚊に刺された状態が酷く、「特に足が悲しいことになっているので、当分短パンもミニスカートも履けません」と、短パン・ミニスカ姿を自粛することを告知。ファンから心配の声が寄せられている。 現在36歳にもかかわらず、ライブでは今でも、10代のアイドル顔負けのフリフリ衣装やミニスカートを履きこなしてファンを熱狂の渦に巻き込んでいる水樹。今月22日には、声優のみならず、ソロアーティストとしても史上初となる阪神甲子園球場でのコンサートを開催予定とあって、ブログでの「甲子園本番までに、跡にならず治ると良いなぁ」というコメントに対して、ファンからは「絶対に治して!」「奈々ちゃんの生ミニスカ姿を見るのを、どれだけ楽しみにしていることか!」などといった声と共に、虫刺されを早く治すためのアドバイスが殺到している。 「昨年7月に放送された、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組『水樹奈々のMの世界』(TOKYO FMほか)では、『曲の世界を視覚的にも楽しんでもらうために、その曲に合うコスチュームを身に着けています』と語っていた水樹。短パン・ミニスカ衣装で登場する曲は多いですから、その姿が見られないとなると、不完全なライブとなってしまいます。特に、当日、甲子園へ駆けつける予定のファンからは『是が非でも、治して下さい!』と祈るようなコメントが殺到。ただ、プロ意識が高く、真面目な性格で知られている水樹なだけに、『特効薬を塗りたくって、甲子園までには絶対に完治させてくるに違いない』『むしろ、今まで以上に美脚に磨きがかかってるかも』などといった声も少なくないようです」(芸能関係者) 堀越高等学校時代には、学年トップの成績も収めたことがあるという水樹は、芸能活動コース(現・トレイトコース)ではSMAPの草なぎ剛以来2人目という、学業優秀・品行方正な卒業生10人に贈られる、全卒業生を対象にした「堀越賞」を受賞するなど、学生時代から真面目な性格であったことが知られているのだが、その堀越高等学校に通っていた時の秘話が、今年7月に放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で明かされた際には、V6の岡田准一に対して、水樹ファンから嫉妬の声が殺到する事態となってしまった。 「この日の『ミュージックステーション』のゲストには、堀越で水樹と同級生だったという、KinKi Kidsの堂本剛も出演していたとあって、同級生トークに花が咲いていたのですが、その中で、水樹が『V6の岡田さんが1つ下の学年にいて、私が皆勤賞だったので、堂本君から“勉強教えてあげてもらっていい?”とお願いされたこともある』と明かした際には、『まさか、マンツーマンで!?』『羨ましすぎる!』などと、水樹ファンが過敏に反応してしまったようです」(同) しかし、水樹のファン以上に、堂本と岡田のファンから嫉妬の声が殺到してしまったことはいうまでもないだろう。「STARTING NOW!」(キングレコード)
SMAPの功績を振り返ろう!! 香取慎吾出演『THE有頂天ホテル』DVDプレゼント
『THE有頂天ホテル』/東宝
先日CDデビュー25周年を迎えたSMAP。8月に年内解散が発表されたものの、多くのファンからの祝福の声が続出し、あらためて「本当に解散するの?」「信じられない……」と思っている人も多いのでは? そこで今回は、SMAPメンバーの軌跡を振り返ろうと、香取慎吾出演の『THE有頂天ホテル』のDVDをプレゼントにご用意しました。早速あらすじを見ていきましょう。
『HiGH&LOW』は対ジャニーズ連合軍か!? テニミュ、ジュノンボーイ、メンノンetc…イケメンカルチャーの集大成がここにある
『HiGH&LOW THE MOVIE』の中で一番印象に残るシーンといえば、世紀の大決戦シーンである。SWORDと呼ばれる5つの不良チームの前に、今作のヒールであり絶対無敵の琥珀(AKIRA)、さらに湾岸地区から来た新勢力MIGHTY WARRIORS、悪徳スカウト集団DOUBTら500人が立ちはだかる。ドラマシリーズでは敵対することもあった5つのチームが、今作では自分たちの街(陣地)を守るべく連合軍を結成。100人対500人の不利な闘いの中で、チームの枠を超えて共闘する姿、さらには無勢が多勢に挑むさまがこの映画のカタルシスの一つにもなっている。 横並び一列に並んだSWORD連合軍の面々を見ると、LDH陣営はもちろんのこと、研音、スターダスト、ナベプロ、ホリプロ……と錚々たる芸能事務所から送り出された若手俳優たちがずらり。しかし、これだけのイケメンたちが並ぶ中、かの組織のイケメンだけがいない。そう、ジャニーズ事務所である。 そこで、ふと思いつく。もしかしてSWORD連合軍、ひいてはこの映画そのものを「対ジャニーズ連合軍」として見ることもできるのではないか?と。半世紀ものあいだイケメン市場で栄華を極めてきた巨大組織ジャニーズ事務所に挑むため、LDHを旗頭に集まった各事務所のイケメンたちが連合軍を組み、今世紀最大のイケメン大決戦へ――。 などというのは、少々大げさな煽りかもしれないが、非ジャニーズの俳優たちが大集合した映画であることは間違いない。 本作は、言わずもがなLDHが自分の事務所を盛り上げるために作った映画である。しかし、そこに協力してくれる俳優たちへのリスペクトがあり、見ていて太っ腹だと感じるところがある。大半のLDHの面々はストーリーを動かす配役であるため、キャラ立ちは控えめになっているが、他事務所から起用した俳優たちに当てられた役はどれもキャラが濃く、衣装も派手で目を引きやすい。その甲斐もあって、登場シーンは短くても、観る者の印象に残るようになっている。実は、ネットで非公式に行われた各チームの人気投票で一位を獲得したのは、TAKAHIRO(EXILE)&登坂広臣(三代目J Soul Brothers)が演じた雨宮兄弟でも、岩田剛典(三代目J Soul Brothers)がリーダーを務める山王連合会でもなく、ダントツで窪田正孝率いるRUDE BOYSだったとも聞く。なんたって全員主役です。「HiGH & LOW SEASON 1 完全版 BOX」
本稿では、そんなLDH外の人気キャラクターを、芸能界のどのような事務所に所属し、どんなバックボーンを持つ俳優たちが演じているのかを見ていきたい。その構成を追っていくと、なぜ筆者が「対ジャニーズ連合軍」と思いついてしまったのか、わかってもらえるのではないだろうか。 最も人気があると言われるRUDE BOYSは、前述の通りリーダーのスモーキーを窪田正孝(1988年8月6日生まれ)が演じる。スターダストプロモ―ションに所属する窪田は、ジャニーズの藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)、同じ事務所の山崎賢人、そして大先輩の唐沢寿明まで、どんな人と組んでも、相手を生かしつつ、自分もどんどん輝いていく稀有な俳優である。線は細いが、アクションものは『ガチバン』シリーズ(2010〜14年)や『ヒーローマニア-生活-』(16年)でも経験していて評価も高い。仕事を選ばず、どんな作品でも安定感のある演技をする姿勢に注目が高まっているが、この『HiGH&LOW THE MOVIE』でもそんな経験を活かし、少ない登場シーン、少ないセリフの中で、最も深い印象に残る演技を見せているのではないだろうか。スモーキーの登場シーンは、監督の思い入れがあるのではないかと思われるくらい、スローモーションで美しい映像になっている。 RUDE BOYS、もう一人の他事務所俳優は、シオンを演じる永瀬匡(1993年1月22日生まれ)である。映画版ではあまり説明がない登場の仕方だったが、前日譚であるドラマシリーズでは物語の重要な役回りを担っていた。彼は福士蒼汰を擁する研音所属で、同事務所内で結成されたMEN ON STYLEのメンバーだ。もともとはジャニーズJr.に属していたが、2010年に退所し、現事務所に。『桜蘭高校ホスト部』(11年)で俳優デビューし、『仮面ライダーウィザード』(13年)や『八重の桜』(同)などに出演。昨今では珍しい濃い眉毛に男くさい顔立ちで、映画『天空の蜂』(15年)では、危険をものともせず、地上800mの空中でヘリに乗り込み子どもを救出する若き自衛隊員がハマり役だった。 赤い法被のお祭り集団・達磨一家の頭目・日向紀久を演じる林遣都(1990年12月6日生まれ)も、窪田と同じくスターダストプロモ―ション所属。高校時代に映画『バッテリー』(07年)で主演デビュー。その後も『DIVE!』(08年)や『ラブファイト』(同)など、青春映画で主演を重ねる。デビュー数年は幼く青いイメージもあったが、最近ではピース・又吉直樹原作のNetflixドラマ『火花』(16年)で主人公を演じ、新たな顔を見せ始めたところで、この『HiGH&LOW THE MOVIE』でアクの強いキャラクターを再び演じたことは、非常に良い流れに思える。 鬼邪高校の番長で、ヤンチャな少年特有の愛らしさを持つ村山良樹を演じる山田裕貴(1990年9月18日生まれ)は、ワタナベエンターテインメントのD-BOYSのメンバーである。俳優デビューは『海賊戦隊ゴーカイジャー』(11年)。その後は『GTO』(12年)や『イタズラなKiss~Love in TOYO』(13年)などの学園ものに出演。2016年は、前田司郎が脚本・演出を手掛けた舞台『宮本武蔵(完全版)』での、自然な肩の力の抜けた演技で高い評価を得ている。今まさに伸び盛りの俳優と言っていだろう。 鬼邪高校の生徒で村山をライバル視する、メガネで一見真面目風なキャラクターが印象に残る轟洋介を演じる前田公輝(1991年4月3日生まれ)は、ホリプロ所属。映画『ひぐらしのなく頃に』(08年)では主演を果たし、『ごくせん』(同)、『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』(11年)などの学園ものも経験。若手イケメン俳優が集合する歴史バラエティとして、一部で人気を博した『戦国鍋TV』(12年)にも出演していた。近年は『デスノート』(15年)、『コウノドリ』(同)、『ゆとりですがなにか』(16年)など話題作への出演も続く。そうした作品ではゲストに終わることも多い印象だったが、本作ではひとりクールな風貌で目を引いた。 鬼邪高校・古谷秀人役の鈴木貴之(1990年2月21日生まれ)は、モデル事務所のアイビージージャパン所属。ミス・ユニバース・ジャパンの男性版ミスター・ジャパンの初代に選ばれてデビューしたという経歴を持つ。モデル事務所だけに、俳優としての出演作は多くはないが、『私のホストちゃんS~新人ホストオーナー奇跡の密着6カ月~』(14年)や『ごめんね青春!』(同)、『ダメな私に恋してください』(16年)に出演。永瀬と同じく、近年には珍しい屈強な男臭さが、本作で生かされたように見えた。 傷ついた女性たちを守るWHITE RASCALSのKOOを演じる遠藤雄弥(1987年3月20日生まれ)は、山田と同じくワタナベエンターテインメント所属。D-BOYSの創設メンバーとして活躍し(12年卒業)、『ミュージカルテニスの王子様』では主人公の越前リョーマを初代から二代目にわたって演じていた。映画『クローズEXPLODE』(14年)ではスキンヘッドでヤンキーを熱演し、それまでのイメージを払拭。本作でも存在感を放っている。 WHITE RASCALSのKAITOを演じる柳俊太郎(1991年5月16日生まれ)は、浅野忠信、加瀬亮、新井浩文など、第一線で活躍し、独特の雰囲気を放つ俳優たちを抱えるANOREの所属。「MEN'S NON-NO」モデルグランプリを受賞したことから、この世界に入った。役者としては、映画『劇場版 仮面ティーチャー』(14年)や『クローズEXPLODE』などの学園ものへの出演が多い。国際映画祭で活躍する名だたる監督との仕事も多い先輩たちの活躍にはまだまだ追いつかないが、2016年には清水崇監督(『呪怨』)の『雨女』で重要な役を演じている。これからの活躍が期待される俳優である。 KAITOの公私に渡るパートナーで、同じくWHITE RASCALSのKIZZYを演じた稲葉友(1993年1月12日生まれ)はレプロエンタテインメント所属。デビューのきっかけはジュノン・スーパーボーイ・コンテスト、その後は『仮面ライダードライブ』(14年)に出演と、イケメンのエリートコースを歩んできた。今年は『MARS~ただ、君を愛してる~』に出演したほか、BSスカパー!の『ひぐらしのなく頃に』では連続ドラマ初主演を果たした。 加えて、K-POPの世界からは、BIGBANGでおしゃべり担当のV.Iが海外マフィア・チャンソンの御曹司の李を演じ、さらにビジュアル系エアーバンド・ゴールデンボンバーのメンバー全員もWHITE RASCALSとして出演。全方位型イケメン対応ともいうべき、どこから襲撃されても防衛できる完璧な布陣である。 ここまで見てくるとわかるように、複数の芸能事務所から俳優を起用しているだけでなく、それぞれに『仮面ライダー』、戦隊もの、テニミュ、ジュノンボーイ、ミスター・ジャパン、「MEN'S NON-NO」モデルなど、さまざまなイケメンの登竜門からデビューした人物が多い。まさに、対ジャニーズの連合軍と呼ぶにふさわしい顔ぶれだ。また、彼らのほとんどが、10代の頃に学園もので活躍したのち、20代に入って自分がどこに向かうべきか模索している途中でもあった。そんなときに出会った『HiGH&LOW THE MOVIE』という作品は、彼らに新たな活動のきっかけを与えているのではないだろうか。 (文/韮澤優)連合軍じゃね!? SWORDの連合軍じゃね!?
Hey! Say! JUMP中島、WEST桐山出演『HOPE』がついに最終回! 9月18日(日)ジャニーズアイドル出演情報
関ジャニ∞・大倉&丸山のキス写真、 サマステKING公演が大人気! ジャニーズ生写真売り上げ【8月トップ15】
ジャニーズの生写真を販売するショップが多く軒を連ねる原宿・竹下通り。毎週入荷される新作写真の数々はうれしい半面、厳選するのは一苦労。そこでサイゾーウーマンが生写真人気ランキングをリサーチ。8月に売れたジャニーズ写真を1~18位まで紹介していきます☆
<2016年8月のランキング>
【1位】平野紫耀&永瀬廉
【2位】Kis-My-Ft2
【3位】Sexy Zone・中島健人
【4位】Kis-My-Ft2・玉森裕太
【5位】永瀬廉
【6位】KING
【7位】関ジャニ∞・大倉忠義&丸山隆平
【8位】KING
【9位】Kis-My-Ft2・玉森裕太
【10位】Sexy Zone・中島健人
【11位】Kis-My-Ft2・玉森裕太
【12位】Kis-My-Ft2・玉森裕太
【13位】平野紫耀
【14位】安井謙太郎、渡辺翔太
【15位】岩橋玄樹
精神科医が話題の実録犯罪映画をカウンセリング!「家族への幻想は捨てたほうが楽に生きられる」
家族とは共に支え合い、いたわり合うもの。誰もがイメージする普遍的な家族像だろう。ところが南米アルゼンチンで実際に起きた誘拐事件を題材にした映画『エル・クラン』に登場するプッチオ家はあまりに強烈なモンスターファミリーだ。ブエノスアイレス郊外の高級住宅街で暮らすプッチオ家は一見すると平穏そのものな幸福家族だが、家長である父親の職業はなんと営利目的の誘拐犯。ラグビーで鍛えた息子たちに手伝わせて人質をさらい、身代金の交渉がうまく進まないとあっさり人質は殺してしまう。母親と娘たちは自宅の一室に人質が監禁され、悲鳴を上げているのを知りながら、警察に通報することなく平然と暮らしていた。本作を手掛けたパブロ・トラペロ監督の軽妙な演出ぶりは高く評価され、ベネチア映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞。アルゼンチンで300万人を動員する記録的大ヒットとなった注目作だ。 事件が発覚したのは1985年。アルゼンチンは長らく軍事独裁政権が続いていたが、フォークランド紛争を経て、ようやく民主化の道を進み始めた時代の変換期でもあった。軍事政権下で秘密警察として働いていた父親アルキメデス(ギレルモ・フランセーヤ)は職を失い、家族を路頭に迷わすわけにいかず誘拐業に手を染める。シリアスな社会派ドラマとしても、軽快な音楽に乗せて犯罪が描かれるブラックコメディとしても楽しむことができる。だが、この家族は謎めいた行動がとても多い。長男アレハンドロ(ピーター・ランサーニ)はアルゼンチン代表選手に選ばれるほどの名ラガーマンだったのに、父親は長男と同じチームの選手を誘拐する。父親は「家族のため」と言いながら、同時に子どもたちが逃げられないよう共犯関係に追い込んでいく。一方、次男マキラ(ガストン・コッチャラーレ)は海外で暮らしていたにもかかわらず、一家がそろそろヤバいという状況になって、わざわざ帰国して家族と合流する。本作を観ていると、家族とは何なのか分からなくなってくる。『「毒親」の子どもたちへ』(メタモル出版)や『家族の闇をさぐる 現代の親子関係』(小学館)などの著書で知られる精神科医の斎藤学氏に、本作で描かれた登場人物たちの行動心理について尋ねた。 ──アルゼンチンで実際に起きた事件を題材にした『エル・クラン』ですが、斎藤先生がプッチオ家をカウンセリングするとしたら、まず誰から診ますか? 斎藤 家族の中でいちばん強い人間が一家の代表として、私のところに来ます。強い人間といっても、それは腕力があるとか大きな声を出すということではなく、いちばん柔軟性のある人物ということで、それは母親であることが多いんです。でも、母親はいちばん厄介な存在でもある。家族内で起きたトラブルを母親は黒いベールで覆い隠してしまい、「私は何も見ていません」と答えるわけです。『エル・クラン』の母親エピファニア(リリー・ポポヴィッチ)もそうですし、綾瀬で起きた女子高生コンクリート詰め事件や新潟少女監禁事件のときも、犯人と同居していた母親は犯行に気づきながら、気づかないふりをしていました。母親が家族に与える影響力はとても大きい。事件の真相を解く鍵は女性が握っていることがほとんどです。父アルキメデスを中心にしたプッチオ家。家族の絆パワーで、凶悪犯罪を次々と積み重ねていく。
──母親という存在が凶悪犯罪を補完させてしまうわけですか。威厳たっぷりに息子たちに犯罪計画を指示する父親アルキメデスは罪悪感なさそうですね。 斎藤 あの父親は最後まで罪の意識は感じていないでしょう。軍事政権時代は秘密警察に勤めており、日常的に政治犯を拉致したり拷問していたのが、民主政権に変わり、食べていくために誘拐犯になった。それまで政治犯を拉致していたのが、裕福なご近所さんが標的に変わっただけ。威張っているけれど父親の思考回路は頑迷で、社会が変わったことを認識できずにいるんです。これは私の推測に過ぎないのですが、ご近所さんが集まっての宴会などの場で政治談話など交わしているのを父親のアルキメデスは耳にしており、彼なりの基準で左寄りの人間を選んで犯行に及んでいたんではないかと思うんです。トラペロ監督はあえて細かい描写は省略していますが、アルキメデスは秘密警察時代からの自分の任務をまっとうしていた、くらいの認識だったのではないかと思います。男は社会の中に取り込まれてしまい、その中での自分の立場でしか物事を考えられないので、おかしなことをしでかしても気づかないことが多いんです。逆に妻であり母親であるエピファニアは客観的に状況を把握しています。夫たちの犯罪を知りながら、一家の経済状態を維持するために必要なことだと冷静に受け止めていたのかもしれない。 ──次男マギラは家族とは距離をおいて海外で暮らしていたのに、警察の手が一家に及びそうな段階になって、のこのこ帰国する。自分からわざわざ逮捕されるために家族と合流してしまう次男のこの行動は、理解しがたいものがありますが……。 斎藤 そこが家族の恐ろしさです。毒親の毒に子どもたちもすっかり毒されていたということなのか。私から見ても、この家族はおかしな行動がとても多いですよ。父親はなんで足がつきやすいご近所さんをターゲットにして誘拐を続けたのか。身代金を要求する電話を掛ける際は、地声でしゃべっていますよね。あんなことをしてたら、すぐにバレるでしょうに(笑)。この映画は底が抜けたようなおかしさがありますが、実際の事件の解明には大変な労力と時間が掛かります。裁判所や弁護士から依頼され、当人の精神状態についての「精神鑑定」や「意見書」を私たちが作成するのに最低でも3カ月は要しますが、裁判員制度が導入されてからは迅速化が求められ、1カ月しか与えられていません。こういった事件の真相を知ることが、ますます難しい状況に今の日本はなっていますね。 ──家族とは困ったときに助け合うものだと一般的に言われていますが、プッチオ家の場合は家族の団結が間違った方向に暴走してしまう。家族って一体、何なんでしょうか? 斎藤 家族は温かいもの、というイメージは人間が抱く願望でしょう。家族とは太古からある社会保障制度でしかないんです。国家が成立する以前から家族は存在したわけで、女性や子どもが食べ物に困らないための福祉制度として機能していたシステムだったものです。もちろん家族の存在が癒しをもたらすなどの側面はあるわけですが、システムであり社会制度である家族というものを、あまり美化して幻想を抱くと辛い思いをします。「毒親のせいで、酷いめにあった」と訴えてくる人は私の診療所にもいっぱいいますよ。長男のアレハンドロはラグビー選手として活躍し、地元の人気者だった。でも、家族の秘密は誰にも話せない。
──斎藤先生の著書『家族の闇をさぐる』では、“家族とは「近親姦防止装置」だ”とあまりにも明快に喝破されています。 斎藤 科学的な視点から見ると、人類は家族という制度を生み出したことで近親姦を防ぎ、また世代という概念を作ることで安定した関係性を得ることができたわけです。もともと家族とは毒性の強いものであって、その毒が強まらないように努めてきたというのが人類なんです。中国の孔子の教えは、礼儀に関するものがほとんどですが、それは親や親の世代と適度に距離を保つための知恵でもあったんです。時代によっても、家族の在り方はずいぶんと変わってきています。万葉集に「金も銀も玉も、どんな宝も子どもには及ばない」と歌った一首があり、親子の愛情は昔から変わらないなんて言われていますが、あの時代の日本は集団婚が認められており、現代の家族制度とはずいぶん違ったものでした。「明治時代は良かった」と言う人もいますが、明治時代の家族制度の中では現代人は息苦しさを感じるだけだと思いますよ。跡取りである長男だけが優遇され、次男以下の男の子や女の子は冷遇されていた時代でもあったわけですから。現代の日本も今の家族制度に固執していると、どんどん少子化していく一方でしょう。フランスではシングルマザーが50%を越えていますが、逆に出産率が上昇するようになってきました。「親としての役割を果たそう」「良い子でいよう」という考え方に縛られ過ぎていると、みんな疲れていく一方で、不幸になるだけです。家族の繋がりはもちろんこれからの時代も続くわけですが、もっと緩やかな家族関係が必要になってくると思いますよ。 ──カウンセリングで忙しい斎藤先生ですが、日本では劇場未公開だったグウィネス・パルトロー主演コメディ『恋人はセックス依存症』(12)をご覧になるなど、かなり映画がお好きなようですね。 斎藤 『恋人はセックス依存症』はね、シェアリング(集団セラピー)の様子が描かれているので、患者さんに説明するのが面倒くさいときに、「これを観て」と勧めているんです(笑)。若いころはずいぶん映画を観ましたね。私の生涯ベスト作品は、『ゴッド・ファーザー』三部作と医者が主人公の『ドクトル・ジバゴ』(65)なんです。音楽がいい映画が好きですね。今回、パンフレットに寄稿させてもらった『エル・クラン』は映画としても面白かったので、トラペロ監督の過去の作品もネットで注文しようかなと考えているところです。トラペロ監督は音楽の使い方に才能を感じさせますし、もっと注目されていい監督じゃないですか。機会があれば、またいろいろお話しましょう。 映画『エル・クラン』以外にも、多彩な話題について語ってくれた斎藤先生。南米のジャングルに潜む食人族を描いたイーライ・ロス監督のホラー映画『グリーン・インフェルノ』(13)はどうやら実話らしいという衝撃の逸話まで会話の中では飛び出した。斎藤先生、また取材させていただく機会を楽しみにしています! (取材・文=長野辰次)斎藤先生が要注意人物だと指摘する母親エピファニア。海外で暮らしていた次男マキラだが、家族のもとに戻ってしまう。
『エル・クラン』 製作/ペドロ・アルモドバル、パブロ・トラペロ 監督/パブロ・トラペロ 脚本/パブロ・トラペロ、ジュリアン・ロヨラほか 出演/グレルモ・フランセーヤ、ピーター・ランサーニ、リリー・ポポヴィッチ 配給/シンカ、ブロードメディア・スタジオ 9月17日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほかロードショー (c)2014 Capital Interlectual S.A./MATANZA CINE/EL DESEO http://el-clan.jp ●さいとう・さとる 1941年東京生まれ。慶応大学医学部卒業後、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神科医学総合研究所副参事研究員などを経て、95年より「さいとうクリニック」「家族機能研究所」を設立。『「毒親」の子どもたちへ』(メタモル出版)、『「家族神話」があなたをしばる 元気になるための家族療法』(NHK出版生活人新書)、『家族の闇をさぐる 現代の親子関係』(小学館)など多くの著書を執筆している。診療の合間にインタビューに応じてくれた斎藤学先生。動物行動学から少子化問題まで、話の内容は実に多彩。
精神科医が話題の実録犯罪映画をカウンセリング!「家族への幻想は捨てたほうが楽に生きられる」
家族とは共に支え合い、いたわり合うもの。誰もがイメージする普遍的な家族像だろう。ところが南米アルゼンチンで実際に起きた誘拐事件を題材にした映画『エル・クラン』に登場するプッチオ家はあまりに強烈なモンスターファミリーだ。ブエノスアイレス郊外の高級住宅街で暮らすプッチオ家は一見すると平穏そのものな幸福家族だが、家長である父親の職業はなんと営利目的の誘拐犯。ラグビーで鍛えた息子たちに手伝わせて人質をさらい、身代金の交渉がうまく進まないとあっさり人質は殺してしまう。母親と娘たちは自宅の一室に人質が監禁され、悲鳴を上げているのを知りながら、警察に通報することなく平然と暮らしていた。本作を手掛けたパブロ・トラペロ監督の軽妙な演出ぶりは高く評価され、ベネチア映画祭銀獅子賞(監督賞)を受賞。アルゼンチンで300万人を動員する記録的大ヒットとなった注目作だ。 事件が発覚したのは1985年。アルゼンチンは長らく軍事独裁政権が続いていたが、フォークランド紛争を経て、ようやく民主化の道を進み始めた時代の変換期でもあった。軍事政権下で秘密警察として働いていた父親アルキメデス(ギレルモ・フランセーヤ)は職を失い、家族を路頭に迷わすわけにいかず誘拐業に手を染める。シリアスな社会派ドラマとしても、軽快な音楽に乗せて犯罪が描かれるブラックコメディとしても楽しむことができる。だが、この家族は謎めいた行動がとても多い。長男アレハンドロ(ピーター・ランサーニ)はアルゼンチン代表選手に選ばれるほどの名ラガーマンだったのに、父親は長男と同じチームの選手を誘拐する。父親は「家族のため」と言いながら、同時に子どもたちが逃げられないよう共犯関係に追い込んでいく。一方、次男マキラ(ガストン・コッチャラーレ)は海外で暮らしていたにもかかわらず、一家がそろそろヤバいという状況になって、わざわざ帰国して家族と合流する。本作を観ていると、家族とは何なのか分からなくなってくる。『「毒親」の子どもたちへ』(メタモル出版)や『家族の闇をさぐる 現代の親子関係』(小学館)などの著書で知られる精神科医の斎藤学氏に、本作で描かれた登場人物たちの行動心理について尋ねた。 ──アルゼンチンで実際に起きた事件を題材にした『エル・クラン』ですが、斎藤先生がプッチオ家をカウンセリングするとしたら、まず誰から診ますか? 斎藤 家族の中でいちばん強い人間が一家の代表として、私のところに来ます。強い人間といっても、それは腕力があるとか大きな声を出すということではなく、いちばん柔軟性のある人物ということで、それは母親であることが多いんです。でも、母親はいちばん厄介な存在でもある。家族内で起きたトラブルを母親は黒いベールで覆い隠してしまい、「私は何も見ていません」と答えるわけです。『エル・クラン』の母親エピファニア(リリー・ポポヴィッチ)もそうですし、綾瀬で起きた女子高生コンクリート詰め事件や新潟少女監禁事件のときも、犯人と同居していた母親は犯行に気づきながら、気づかないふりをしていました。母親が家族に与える影響力はとても大きい。事件の真相を解く鍵は女性が握っていることがほとんどです。父アルキメデスを中心にしたプッチオ家。家族の絆パワーで、凶悪犯罪を次々と積み重ねていく。
──母親という存在が凶悪犯罪を補完させてしまうわけですか。威厳たっぷりに息子たちに犯罪計画を指示する父親アルキメデスは罪悪感なさそうですね。 斎藤 あの父親は最後まで罪の意識は感じていないでしょう。軍事政権時代は秘密警察に勤めており、日常的に政治犯を拉致したり拷問していたのが、民主政権に変わり、食べていくために誘拐犯になった。それまで政治犯を拉致していたのが、裕福なご近所さんが標的に変わっただけ。威張っているけれど父親の思考回路は頑迷で、社会が変わったことを認識できずにいるんです。これは私の推測に過ぎないのですが、ご近所さんが集まっての宴会などの場で政治談話など交わしているのを父親のアルキメデスは耳にしており、彼なりの基準で左寄りの人間を選んで犯行に及んでいたんではないかと思うんです。トラペロ監督はあえて細かい描写は省略していますが、アルキメデスは秘密警察時代からの自分の任務をまっとうしていた、くらいの認識だったのではないかと思います。男は社会の中に取り込まれてしまい、その中での自分の立場でしか物事を考えられないので、おかしなことをしでかしても気づかないことが多いんです。逆に妻であり母親であるエピファニアは客観的に状況を把握しています。夫たちの犯罪を知りながら、一家の経済状態を維持するために必要なことだと冷静に受け止めていたのかもしれない。 ──次男マギラは家族とは距離をおいて海外で暮らしていたのに、警察の手が一家に及びそうな段階になって、のこのこ帰国する。自分からわざわざ逮捕されるために家族と合流してしまう次男のこの行動は、理解しがたいものがありますが……。 斎藤 そこが家族の恐ろしさです。毒親の毒に子どもたちもすっかり毒されていたということなのか。私から見ても、この家族はおかしな行動がとても多いですよ。父親はなんで足がつきやすいご近所さんをターゲットにして誘拐を続けたのか。身代金を要求する電話を掛ける際は、地声でしゃべっていますよね。あんなことをしてたら、すぐにバレるでしょうに(笑)。この映画は底が抜けたようなおかしさがありますが、実際の事件の解明には大変な労力と時間が掛かります。裁判所や弁護士から依頼され、当人の精神状態についての「精神鑑定」や「意見書」を私たちが作成するのに最低でも3カ月は要しますが、裁判員制度が導入されてからは迅速化が求められ、1カ月しか与えられていません。こういった事件の真相を知ることが、ますます難しい状況に今の日本はなっていますね。 ──家族とは困ったときに助け合うものだと一般的に言われていますが、プッチオ家の場合は家族の団結が間違った方向に暴走してしまう。家族って一体、何なんでしょうか? 斎藤 家族は温かいもの、というイメージは人間が抱く願望でしょう。家族とは太古からある社会保障制度でしかないんです。国家が成立する以前から家族は存在したわけで、女性や子どもが食べ物に困らないための福祉制度として機能していたシステムだったものです。もちろん家族の存在が癒しをもたらすなどの側面はあるわけですが、システムであり社会制度である家族というものを、あまり美化して幻想を抱くと辛い思いをします。「毒親のせいで、酷いめにあった」と訴えてくる人は私の診療所にもいっぱいいますよ。長男のアレハンドロはラグビー選手として活躍し、地元の人気者だった。でも、家族の秘密は誰にも話せない。
──斎藤先生の著書『家族の闇をさぐる』では、“家族とは「近親姦防止装置」だ”とあまりにも明快に喝破されています。 斎藤 科学的な視点から見ると、人類は家族という制度を生み出したことで近親姦を防ぎ、また世代という概念を作ることで安定した関係性を得ることができたわけです。もともと家族とは毒性の強いものであって、その毒が強まらないように努めてきたというのが人類なんです。中国の孔子の教えは、礼儀に関するものがほとんどですが、それは親や親の世代と適度に距離を保つための知恵でもあったんです。時代によっても、家族の在り方はずいぶんと変わってきています。万葉集に「金も銀も玉も、どんな宝も子どもには及ばない」と歌った一首があり、親子の愛情は昔から変わらないなんて言われていますが、あの時代の日本は集団婚が認められており、現代の家族制度とはずいぶん違ったものでした。「明治時代は良かった」と言う人もいますが、明治時代の家族制度の中では現代人は息苦しさを感じるだけだと思いますよ。跡取りである長男だけが優遇され、次男以下の男の子や女の子は冷遇されていた時代でもあったわけですから。現代の日本も今の家族制度に固執していると、どんどん少子化していく一方でしょう。フランスではシングルマザーが50%を越えていますが、逆に出産率が上昇するようになってきました。「親としての役割を果たそう」「良い子でいよう」という考え方に縛られ過ぎていると、みんな疲れていく一方で、不幸になるだけです。家族の繋がりはもちろんこれからの時代も続くわけですが、もっと緩やかな家族関係が必要になってくると思いますよ。 ──カウンセリングで忙しい斎藤先生ですが、日本では劇場未公開だったグウィネス・パルトロー主演コメディ『恋人はセックス依存症』(12)をご覧になるなど、かなり映画がお好きなようですね。 斎藤 『恋人はセックス依存症』はね、シェアリング(集団セラピー)の様子が描かれているので、患者さんに説明するのが面倒くさいときに、「これを観て」と勧めているんです(笑)。若いころはずいぶん映画を観ましたね。私の生涯ベスト作品は、『ゴッド・ファーザー』三部作と医者が主人公の『ドクトル・ジバゴ』(65)なんです。音楽がいい映画が好きですね。今回、パンフレットに寄稿させてもらった『エル・クラン』は映画としても面白かったので、トラペロ監督の過去の作品もネットで注文しようかなと考えているところです。トラペロ監督は音楽の使い方に才能を感じさせますし、もっと注目されていい監督じゃないですか。機会があれば、またいろいろお話しましょう。 映画『エル・クラン』以外にも、多彩な話題について語ってくれた斎藤先生。南米のジャングルに潜む食人族を描いたイーライ・ロス監督のホラー映画『グリーン・インフェルノ』(13)はどうやら実話らしいという衝撃の逸話まで会話の中では飛び出した。斎藤先生、また取材させていただく機会を楽しみにしています! (取材・文=長野辰次)斎藤先生が要注意人物だと指摘する母親エピファニア。海外で暮らしていた次男マキラだが、家族のもとに戻ってしまう。
『エル・クラン』 製作/ペドロ・アルモドバル、パブロ・トラペロ 監督/パブロ・トラペロ 脚本/パブロ・トラペロ、ジュリアン・ロヨラほか 出演/グレルモ・フランセーヤ、ピーター・ランサーニ、リリー・ポポヴィッチ 配給/シンカ、ブロードメディア・スタジオ 9月17日(土)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほかロードショー (c)2014 Capital Interlectual S.A./MATANZA CINE/EL DESEO http://el-clan.jp ●さいとう・さとる 1941年東京生まれ。慶応大学医学部卒業後、フランス政府給費留学生、国立療養所久里浜病院精神科医長、東京都精神科医学総合研究所副参事研究員などを経て、95年より「さいとうクリニック」「家族機能研究所」を設立。『「毒親」の子どもたちへ』(メタモル出版)、『「家族神話」があなたをしばる 元気になるための家族療法』(NHK出版生活人新書)、『家族の闇をさぐる 現代の親子関係』(小学館)など多くの著書を執筆している。診療の合間にインタビューに応じてくれた斎藤学先生。動物行動学から少子化問題まで、話の内容は実に多彩。









