出産を恐れるのは誰だ? 『光り輝く世界』と『フランケンシュタイン』【女とSF(1)】

SFはどちらかと言えば男のものだ、なんてイメージはないだろうか? サイエンス・フィクションはその名の通り科学やテクノロジーを主題にしたジャンルであって、当然女やジェンダーの関心にとって優先度が高い分野ではないようにも思われる。けれどもちろんフェミニズムとは、「女」にまつわるさまざまな「当然」を問い直すことを通じて(例:女なので「当然」仕事よりも家事や子育てを優先すべき)、より公正な社会を目指す学問・運動なのだから、女とSFの関係もそんなに簡単なものじゃ決してない。

 これから何回かにわたって、「女」にまつわるSF小説とその背景の歴史を辿ることを通じて、「女にとってSFはなぜ、そしてどれだけ重要なんだろうか」を考えてみよう。SFにとって女あるいはジェンダーの問いがどれだけ重要かなんてことは、ここ何十年かの主要なSF賞の受賞者リストを見るだけで簡単にわかる。でも逆に、フェミニズムにとってのSFというものの重要性は、十分に理解されているとは言いづらい気がする(ダナ・ハラウェイ、という名前を聞いて「あ、懐かしい」と思ってしまったあなた、そう、その感覚です)。女、あるいはフェミニズムにとって、SF小説はどれだけ切実で重要な問題を提示し、表現するための優れた場であった(またそうあり続ける)んだろうか? それを考えるために、まずはフェミニストSFの「起源」へとさかのぼってみよう。

◎最初のフェミニスト・ユートピアSF?:キャベンディッシュ『光り輝く世界』

 じっさい、SFにおけるフェミニズムの歴史は深く長い。そもそもSFとは何か、っていうのも難しい問題だけど――『竹取物語』(異星人もの)や『浦島太郎』(時間旅行もの)だって的に読める一方、今あるジャンルとしてのSFはH.G.ウェルズなどの19世紀末の小説から始まった、なんて考えもある――、一般に英米圏では1666年に書かれた『光り輝く世界と呼ばれる新世界についての記述』がフェミニズムSFの起源とされている(邦訳は『ユートピア旅行記叢書』第2巻(岩波)に収録)。

 著者マーガレット・キャベンディッシュはニューカッスル公爵夫人にして科学者・哲学者という知識人。本書『光り輝く世界』は、もともと彼女の『実験哲学に関する所見』という自然哲学の本の補遺として出版されたことからも分かるように、当時の学問や政治・宗教の制度に対し介入しようとする、優れて学究的な小説――というよりは、『ガリバー旅行記』のようなある種の政治的な寓話になっている。

 物語は、航海中のとあるレディが北極の向こうにある「光り輝く世界」なる別世界に漂着するところから始まる。皇帝と結婚し女帝になった彼女は、夫からこの国の全面的統治権を譲り受ける。「光り輝く世界」では学問・政治・宗教はもとの世界とは違う形で発展していたのだが、彼女はより良い統治のために、これらがなぜ今ある形で発展したのか、そしてどうあるべきなのかについて、臣民である喋る動物や精霊と長い議論を交わす。自らの教えを書き記したいと考えるようになった彼女は、古典・現代のいかなる(男性の)作家も筆記者として相応しくないと悟り、作者キャヴェンディッシュ自身の霊魂を呼び寄せる。一種の「シスターフッド(女性同士の連帯)」で結ばれた二人は、他の(男性)思想家・政治家の考えに拠るのではなく、自分たち自身の理性をもとに、「光り輝く世界」のルールを作り出す……というのが第一部の大まかなあらすじ。それに続く短い第二部では、祖国が他国の侵略を受けたことをきっかけに女帝が霊魂の形で元の世界に戻り、侵略してきた国を征服するどころか、やがて世界全体を支配していく様子が描写される。

 政治的な寓話として読んだ場合、「光り輝く世界」には「一つの言語、一つの宗教、一つの政府」だけがあるべきで、それこそが平和と繁栄をもたらすのだ、という女帝の考え方は大英帝国を支えた帝国主義の価値観そのものだ(第二部の展開はまさにその裏付け)。一方で、

「私はできる限り独自な私でありたいと思います。[…]他人に真似されるのは嫌だし、避けられるなら避けたいけれども、誰かの真似をするくらいなら誰かに真似される方がまだましです。様式に従って素晴らしい人物になるよりも、自分自身の独自性を選んで悪くみられる方が私の性に合っています」

 と精霊に向かって語るように、女帝はそのフェミニスト的な個人主義の生き方を通じて、当時の自然哲学や社会哲学の制度・体系にメスを入れるものであることも強調しておきたい。じっさいページ数で言えば、本書のほとんどは中盤の女帝と霊魂の学問・政治・宗教に関する思弁的な対話によって占められているわけで、作品の主眼は当時極めて限定されていた女性の学問・教育への参入そのものにあると言ってしまってもいいだろう。

 そうしたわけでこの本は最初の「フェミニストSF」あるいは「フェミニスト・ユートピア」とみなされるようになった。けれど個人的には、ユートピア小説としての本書には(中盤の長い自然哲学的な問答が退屈なこと以外にも)不満がないわけでもない。それは、彼女がもといた現実の世界と、この「光り輝く世界」とがほとんど完全に断絶されていて、女帝とキャベンディッシュただ二人が霊魂の形で行き来することしかできないからだ。作者にとって「光り輝く世界」が(帝国主義的な価値観に基づくにせよ)平和と平等に満ちた、ひょっとしたらフェミニスト的な理想郷であるとして、私たちはどうやったらそこに辿りつけるのかというプロセスは、残念ながら本書からは抜け落ちている。イギリスにおいて女性が選挙権を得る200年以上も前に書かれた『光り輝く世界』において、市井の女性による直接的な社会変革はあくまで「空想小説」でしかなかったのだ。

◎「出産」を恐れるのは誰だ?:シェリー『フランケンシュタイン』

 キャベンディッシュが北極点の彼方に、学知と技術の発展に支えられた理想郷を思い描いたおよそ150年後、その北極から科学技術の薄暗い未来を仄めかす手紙が届く。冒険家ロバート・ウォルトンから姉マーガレット・サヴィルへ宛てられたその手紙には、彼が北極点に向かう途中で遭遇した衰弱した男ヴィクター・フランケンシュタインから語り聞いた世にもおぞましい怪物の物語が語られていた――イギリスの小説家メアリー・シェリーによる『フランケンシュタイン、あるいは現代のプロメテウス』(1818年)はこうして始まる。

 ヴィクターはスイス・ジュネーヴの高位公職者にして慈善家である父アルフォンスと、彼が貧困から救い上げた母キャロリーヌの長男として生まれた。貧しい農村からフランケンシュタイン家に迎え入れられた従妹エリザベスや、親友ヘンリーと共に幼少期を過ごしたヴィクター。彼は生来自然世界への強い好奇心をもっていたが、ある嵐の日に落雷を目撃したことをきっかけに自然科学を志すようになる。生命の謎を解き明かすべく、ドイツ・インゴルシュタット大学で化学を学び始めたヴィクターは、やがて無機物に命を与える方法を発見し、葛藤の末、人間の死体を材料にした怪物を創造する。しかしヴィクターは完成した怪物に強烈な恐怖と嫌悪感を覚え、彼を放棄して作業場を逃げ出す。その数カ月後、弟ウィリアムズが何者かに殺害されたことを告げる手紙が父アルフォンスより届けられる。スイスに戻ったヴィクターは、これが怪物による犯行であることを直観的に推察するが、状況証拠からエリザベスと親しい使用人ジャスティンに嫌疑がかけられ、裁判の末犯人として処刑されることとなる。罪責感に苛まれるヴィクターは、たまたま訪れたモンブランの山中で怪物と遭遇する。怒りに燃えるヴィクターに対し、怪物は自らの辿った不遇な運命を語り始める。

 創造主であるヴィクターに拒絶され、近郊の農民にもその醜悪な容貌から忌み嫌われた怪物は、絶えざる迫害と孤独の中で生き延びていた。やがて一軒の小屋へと身を追われた彼は、近隣に住む貧しくも幸福な家族――盲目の老人デ・レイシーと息子フェリックス、娘アガサ、そして以前彼らに助けられたアラブ人少女サフィ――の生活を覗き見る中でひと時の安らぎを覚え、また彼らの会話や彼らが置き忘れた本から言語を習得していった。彼ら(特に盲目のデ・レイシー)とならば「人間的」な関係が築けるのでは、という怪物の期待はしかし裏切られ、その後も少女を助けようとしたところを襲っていると誤解されるなど、彼の疎外感は癒えることがなかった。彼が偶然に出会ったウィリアムズを殺害したのは、こうした境遇から芽生えた人間全体への、とりわけ創造主ヴィクターへの、強い復讐心からであった。

 「自分の悪徳は押し付けられた孤独の産物だ。対等な誰かと共感や親交を持ち合うことが出来れば、必然的に美徳が生まれてくるはずだ」と怪物は語り、伴侶となる女の怪物を作るように要求する。更なる怪物は世界の荒廃の元となる、とヴィクターは拒否するも、結局は「伴侶を作ってくれれば二度とヨーロッパに足を踏み入れない」と語る怪物に説得され、女の怪物の創造を引き受ける。だが彼女が完成するまさにその直前、ヴィクターの心は恐怖に囚われる。

彼女はその伴侶の一万倍も強い悪意を持ち、殺人や卑劣な行いに悦びを覚えるかもしれない。[…]もし彼らがヨーロッパを去り、新世界の荒野に住まおうとも、あの悪魔が渇望する共感とやらの最初の成果の一つはその子孫だろう。悪魔の種が地に繁殖し、人類の生存そのものを危険で恐怖に満ちたものにしてしまうかもしれないのだ。(筆者訳)

 恐怖に駆られたヴィクターはほとんど完成している彼女を八つ裂きにし、その残骸を海へ投げ捨てる。怪物は当然激高し、復讐のためヴィクターの親友ヘンリーを、そしてヴィクターと婚約していたエリザベスをその結婚式の夜に、殺害する。更なる憎悪から復讐を誓うヴィクターは、怪物を追跡し、北極海まで来たところでウォルトンの船に拾われたのであった。

 ウォルトンからマーガレットへの最後の手紙では、全てを語り終えたヴィクターが復讐をウォルトンに託し、息を引き取ったことが伝えられる。その遺体の前に姿を現した怪物が、ウォルトンに向かって創造主の死を嘆き、北極点で自らを焼いて供儀に捧げるのだと言い残して姿を消したところで、物語は幕を閉じる。

 フェミニズム小説として『フランケンシュタイン』がどういうものなのか一言で語ることは極めて難しい。19世紀に出版されたこのゴシック・ホラー小説に関する批評は、フェミニズム批評が制度化した1970年代以降爆発的に増加し、本書は現在では一種のフェミニスト・アイコンになったと言っても過言ではない。その原因は、

(1)著者シェリーの伝記的背景
ラディカルな社会思想家の両親の娘として生まれ、詩人パーシー・シェリーと結婚したメアリーは、両親の政治思想に共感はしていたが、同時に著作家として複雑な劣等感を抱いていた。また母はシェリーを出産した10日後、産褥病により死去。シェリー自身も一人の子を流産、二人の子を乳幼児期に亡くしている。なお本作執筆中も彼女は妊娠中であった。

(2)「創造・再生産」という作品の主題それ自体
(3)ゴシック小説それ自体への文学的関心の高まり

 などにあると言っていいだろう。

 素朴で伝記的な読みをするならば、この小説は(シェリー自身も感じたであろう)妊娠・出産に対して女が覚える強烈な不安や恐怖それ自体についての作品だ、と言うことができるかもしれない。けれど多くのフェミニストはむしろ、ヴィクターの野心が「女なしでの再生産」を目指すものであることや、「花嫁」を作ってほしいという怪物の要求に対して彼が感じる、「女の怪物は、この醜悪な怪物ではなく、より美しい人間の男を選ぶのではないか」というおそれや、先ほど引用した「怪物の夫婦が子孫を作ること」への恐怖に注目した(ヴィクターが女の怪物を殺害するシーンは、かなり露骨に堕胎を思わせる書き方をされている)。つまり、『フランケンシュタイン』が性にまつわる寓話であるとすれば、その核にあるのは、「コントロール不能な女の欲望」に対する異性愛の男のミソジニックな恐怖や、「妊娠・出産という再生産を管理しなければ自分の存在が危うくなるのではないか」という家父長主義的パラノイア(偏執的な妄想)――おそらくは、異性愛の男は「生まれてくる子供が自分のものである」という確信が最終的には得られないことに由来する――だ、というわけだ。

 もちろんこうした「出産への恐怖」以外にも、複雑な物語構造や、ヴィクター・ヘンリーなどの男性同士の絆やエリザベス・ジャスティンなどの女性同士の絆、「科学」のジェンダー性(大学という「公の場」ではなく、家という「私の場」で、しばしば妻に手伝われながら実験をすることは、作中のヴィクターだけでなく、当時の科学者にとって珍しくないことだった)といった問題もフェミニズムにとって重要な問いであることは間違いない。これらの読みがどこまで説得的で正統なものかは議論の余地があるところだし、そもそも保守的なジェンダー観を持ったシェリーのこの作品をフェミニスト小説だと言えるのか問題視する声も少なくない。

 けれど一つ確かなことは、当初匿名で出版されたこのゴシック・ホラーSFは、作品全体がウォルトンから姉マーガレットに宛てられた手紙という構成を取っていることからも明らかなように、女に向いて書かれたものである、ということだ。『フランケンシュタイン』がフェミニズムSFとして重要であるのはひとえに、この小説が突きつける出産・生命倫理といった問題が今なお「女」という読者にとって切実な問題であり続け、またそれを取り扱う作品の手つきが、一つの単純な読みに還元できない、複雑で文学的豊かさを持ったものであるために他ならない。

 『光り輝く世界』が提示した、『フランケンシュタイン』における「再生産にまつわる恐怖」という問題は医療技術が発達した現在でも切実さを失わない。けれど、現在私たちは、これらの問題を現実の社会問題として語る言葉を――人権法、社会学、生命倫理などの、より「リアル」な言葉を持っている。では、「女」が語るうえで、あるいは「女」を語るうえで、サイエンス・フィクションという言葉が持つ重要性とは何なのだろうか? 続く回では引き続きフェミニストSFの系譜を辿りながら、この問題を問い続けて行こう。
(Lisbon22, special thanks to A.I)

関ジャニ∞村上、丸山、安田出演『ありえへん∞世界』はグルメSP! 9月27日(火)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

23:15~24:15 『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系) 中居正広


●TOKIO

8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
22:00~23:00 『幸せ!ボンビーガール』(日本テレビ系)山口達也

サッカー界“エアインタビュー”騒動は私怨のこじれ? 過去には暴力沙汰も……

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「月刊WORLD SOCCER KING(ワールドサッカーキング) 2016年 03 月号」(朝日新聞出版)
 サッカーマスコミの“エアインタビュー問題”で、告発者の作家による暴行疑惑が持ち上がっている。  数カ月前から、雑誌名を具体的に挙げてサッカー専門誌による捏造インタビューが存在することをノンフィクションライターの田崎健太氏が告発していたが、名指しされた雑誌の「ワールドサッカーキング」(フロムワン)の岩本義弘編集長は、これこそ「捏造記事」と反論。「田崎氏の指摘は全くの事実無根であり、単なる“妄想記事”」として、当該記事の取材経緯を明かしている。  田崎氏の主張の中には、エアインタビューと疑われる記事の共通点として「取材したときの写真が掲載されていない」「監督や同僚批判など刺激的なものは皆無」といったことを挙げていたが、これはエアインタビューの直接的な根拠には乏しく、また、岩本氏の反論の方では「本人とマンツーマンでインタビュー取材をした上で、ボリューム的に足りないところを、囲み取材及び記者会見の言葉から補足」という純粋な独占インタビューではないことを認めるかたちになっており、ネット上では双方に率直な意見が寄せられている。  ただ、ある出版関係者からは「以前から2人は仲が悪かったから、個人的なケンカの意味合いもありそう」という話が聞かれる。この関係者によると、なんと過去にパーティーの席上で2人が暴行トラブルにまで発展したことがあるというのだ。 「1月のことだったと思います。私はその会場にいませんでしたが、あるパーティーで2人が顔を合わせた際、田崎さんがかなり泥酔していて、岩本編集長に『エアインタビューしてるだろ』と詰め寄ったそうです。出席者から聞いたところ、田崎さんは岩本さんの髪の毛をつかんで暴行し、手から出血までさせたというんです。業界内ではかなり話題になりましたよ」(同)  実際、両者や関係者のTwitterでは、それを振り返るコメントも見受けられる。  田崎氏は「以前、某パーティでフロムワンの岩本社長に『あなたのところもエア取材やっているという噂があるけど』と訊ねると『うちはやっていない!』と激高された」と直接、岩本氏を問い詰めたことを書いているのだが、これには「田崎さんが岩本さんに“某パーティ”で“訊ねた”と仰っていますが、2人のやりとりをあの現場で間近で見ていた自分から言うと、“訊ねた”なんてものじゃなかった。お酒も入ってて、急に言葉使い荒く田崎さんが酔って岩本さんに迫っていった感じで、主催者も困惑していた」という別の証言があり、当の岩本氏も「酔って絡んできた上に、髪の毛つかまれて、つかまれた指からは爪がめり込んで血が出て……(出血は2時間止まらず)」とツイート。  さらに現場に居合わせた別の人物からも、「ベロベロに酔った田崎さんが、岩本さんに絡んで、頭を何回も手でぐしゃぐしゃに撫で回した上に掴んで、手に怪我させてるからな、、、それでも岩本さんずっと大人の対応してた」「端から見て田崎さんは本当に酔っていて周りが戸惑うくらいだったし、岩本さんはいつも通りだった。『問うた』のではなく、『絡んだ』というのがピッタリだったよ」といった証言が出ている。  現場にいたというフリーライターの“第三者”に詳しい様子を聞くべく連絡したが「犬猿の仲の2人だから、こっちも巻き込まれたくない」と、とばっちりを恐れる始末。ただ、「暴力があったのは自分も見た」とだけ答えた。  前出の出版関係者は「周囲からすれば、読んでいる『独占インタビュー』が実際には取材の切り貼りであったという事実にショックを受ける部分もありますけど、こういうのはほかの業界でもよくある手法で、岩本氏だけが責められる話でもないし、エアインタビューとか言っても取材ゼロとまでいえる話でもないので、躍起になって追及する田崎さんに同調できないところもある」という。 「それならそれで田崎さんがもっとしっかりしたインタビュー記事を自分でやればいいのでは。ただでさえ潰れかけているような出版界で同業者の潰し合いは単なる醜い足の引っ張り合いに見えます」(同)  ある専門誌のサッカー記者は「どうせなら大川隆法による本田圭佑の守護霊インタビューにも突っ込みを入れてほしい」なんてジョークを飛ばしていたが……。 (文=李銀珠)

第2子妊娠の加護亜依“デキ婚”を全力否定も“ぽっこりおなか”に違和感……異父同士で金銭争いも!?

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 先月、39歳の一般男性との再婚を発表した元モーニング娘。の加護亜依が24日、自身のブログで「この度、新しい命を授かる事が出来ました!」と第2子妊娠を報告した。  加護は、「まさかの二人目の妊娠、突然の事で 私自身も大変ビックリしました」と、思いがけぬ妊娠であったことを明かし、「お腹にいる、小さな小さな命を大事に育てて行きたいと思います!」とつづっている。  加護は、前日の23日に行ったライブで、初めてファンに妊娠を報告。コンサート中、「隠しきれないほど、おなかがぽっこりしてます」と語っていたほか、ライブ後の囲み取材では、出産時期について「来年の春頃」と説明。入籍日が先月2日だったことを明かし、「デキちゃった結婚ではないです」「私自身も大変ビックリしました」と、“授かり婚”ではないことを何度も強調していた。  しかし、囲み取材時の加護に対し、ネット上では「妊娠5カ月くらいのおなかに見える」「加護ちゃん、嘘ついてる?」「このおなかで来春出産って、無理があるだろ」といった声が相次いでいる。 「1度目の“デキ婚”で、だらしないイメージが付いてしまった加護だけに、なんとしても『今回は違う』と主張したいのでしょう。ライブでは、おなかが目立たないように腹回りにフリルのついた衣装を着ていましたが、おなかは胸よりも前に出ている印象だった。すでに安定期に入っている可能性が高く、春出産と言いながらも、2月頃にしれっと産むつもりでは?」(芸能記者)  幸せいっぱいの加護だが、一方で、現夫と元夫の間で、“金銭トラブル”が勃発しているとのよからぬ情報も……。 「加護は飲食店プロデューサーの前夫と離婚が成立する前から、現夫と交際していたため、“略奪された”として慰謝料を含めた話し合いが行われているとの一部報道も。これが本当であれば、加護の4歳の長女と、来年生まれる第2子の父親同士が争っていることに。生まれる前に片付けばいいのですが……」(同)  24日、ブログに「不器用な人生だった私でも今、幸せに溢れた日々を過ごせています」と綴った加護。たとえ「デキ婚じゃない」と嘘をついていたとしても、ファンは、笑顔の出産報告を心待ちにしていることだろう。

「佐々木希は棒読み」「桐谷美玲は見ていて恥ずかしい」正直顔だけだと思う人気女優ランキング

<p> “視聴率不況”の中で苦戦を続けているテレビドラマ。各放送局では現状を打破するため、日々新たな“高視聴率俳優・女優”を発掘しようと躍起になっているが、華のある美しい顔立ちをしていても、演技力があるとは限らないもの。今回は男女100名を対象に、「『正直顔だけ』と思う人気女優は?」というアンケートを実施した。(Sagooooワークス調べ/調査地域:全国/調査対象:年齢不問・男女/有効回答数:100)</p>

プロバスケット「Bリーグ」開幕戦で“お祭り騒ぎ”! フジテレビに、バスケへの愛はあったのか?

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フジテレビ公式サイトより
 分裂していた2リーグを統一し、「B.LEAGUE」(Bリーグ)をつくった川淵三郎初代チェアマンは試合前、「15%を狙う」と宣言していた。しかし、結果は5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。「歴史的開幕」とうたい、フジテレビがゴールデンで勝負をかけたプロバスケットボール・Bリーグ開幕戦の視聴率だ。  この数字は、いちバスケファンとして、いささかショックだった。NHK BSでも同時中継、さらにソフトバンクが運営する「スポナビライブ」でも無料配信されていたとはいえ、さすがにもう少し数字が取れると思っていた。  だが、フジテレビのショックたるや、もっとすさまじいのではないだろうか? この2週間、さまざまな番組を横断して、バスケPR企画を実施。深夜帯では特別番組まで放送して、「プロバスケ開幕」を訴えていたからだ。  まず、8日(木)の『VS嵐』にバスケ日本代表が出演。11日(日)深夜には開幕戦のスペシャルブースターを務める3名を起用した『広瀬アリス・すず・中村雅俊のバスケ愛 一生に一度の歴史的開幕戦』なる特番を放送。17日(土)は早朝から『新・週刊フジテレビ批評』に、Bリーグの大河正明チェアマンが出演。昼には『広瀬アリス&すずの「バスケ、キテるね!」』。18日(日)は初代チェアマン・川淵三郎デー。『ワイドナショー』『劇的スイッチ!』『スポーツLIFE HERO'S』へ、立て続けに出演。18日から21日の深夜帯には、4夜連続で『Bリーグ 元バスケ部美女トークドキュメンタリー』という名のガールズトーク。  19日(月)には『ネプリーグ』と『SMAP×SMAP』で、またまた広瀬姉妹。また、深夜帯には『スポーツジャングル』で、大河チェアマンと五十嵐圭選手が出演。そして、19日から21日にはキスマイ・藤ヶ谷太輔、山本美月、元AKBの川栄李奈らを起用した3夜連続スペシャルドラマ『バスケも恋も、していたい』を放送した。  これ以外にも、『めざましテレビ』『とくダネ!』『ユアタイム』といったニュース・情報番組に、広瀬姉妹や選手たちがコーナー出演。恐らく、ほかにもあったはずだ。  さすがにこれは、節操がなさすぎやしないだろうか? むしろ、視聴者の見る気がうせやしないか、かえって心配になってしまったほどだ。    気になったのは、その「量」だけではない。「質」の部分で、どうにもバスケへの愛情や情熱を感じられる企画が少なかったからだ(もちろん、愛ある企画もあったが、おざなりに「バスケ扱えばいいんでしょ」といったものも少なからずあった)。  たとえば、ハリセンボン近藤春菜、おのののから4名がガールズトークを繰り広げるという『Bリーグ 元バスケ部美女トークドキュメンタリー』。進行は完全に春菜頼みで企画にひねりはなく、最後にはなぜか寸劇が始まる始末。一体、誰に何を訴求したいのかわからなかった。  理念のない番組は、ただの時間泥棒でしかない。結果、番宣にもならなかったのは明らかだ。  開幕中継にも、納得がいかないことは多かった。広瀬姉妹がコートサイドに並び、何度もカメラに抜かれる姿は、どこか往年のK-1中継を見ているようだった。そして、番組MCはジョン・カビラ。“なんだ、サッカーでも始まるのか?”と思った視聴者もいたのではないか(そして、それが狙いだったのではないか)。  サッカーにはないエンタテインメントの魅力を発揮すべく、レーザー光線を駆使した華やかな会場演出や、世界初の全面LEDコートなど、新しい見せ方を創意工夫したBリーグ。ならば、それを伝える側も、従来のスポーツ中継の二番煎じではないもの、バスケットとしての新しい文脈をつくるべきだ。    もし、既存のコンテンツ、それこそ、サッカー番組から学ぶべきことがあるとすれば、セルジオ越後的な辛口批評だったのではないだろうか。  お世辞にも、試合は素晴らしいプレーが多かったとはいえない。パスミスが目立ち、トラベリングも多く、勝利チームにもかかわらず、フリースロー成功率は50%を切っていた。  まだ開幕したばかりとはいえ、プロリーグを標榜するのならば、もっと質の高いプレーを目指してほしい。そのとき、それを伝える側に求められるのは、愛ある批評だ。未来を見据えた論考だ。それがなければ、選手のプレーの質も、リーグの質も向上は望めない。放送のあり方ひとつで、リーグのレベルアップにもつながることを忘れないでほしい。  ……と、ここまで書いて、今後フジテレビでのBリーグ中継予定はなく、NHKとスポナビライブが中心になると気づいた。一回こっきりの放送だとしたら、そりゃ未来を見据えた番組づくりを望むほうが酷なのかもしれない。 (文=オグマナオト)

【PR】え、そんなとこまで話しちゃうの!? 森下悠里×岸明日香の「VIO脱毛・アンダーヘア対談」

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 地球温暖化によって、北極の氷はだんだんと少なくなりつつある。そんな、ご時世にリンクするのかしないのか、グラビアアイドルの水着の面積も年々小さくなる一方だ。ホッキョクグマにとって、氷の面積が減ることは死活問題だが、世の男性たちにとって水着の面積が減ることは無常の喜び! しかし、グラドルにとっては、大事な部分がはみ出さないための処理が死活問題となっている……。そこで、今回、森下悠里ちゃんと岸明日香ちゃんに、グラドルとして大切なアンダーヘアの処理方法について話を聞いた!! ──今回のインタビューでは、おふたりのアンダーヘア事情について話を聞いちゃいます! 岸明日香(以下、岸) アンダーヘアについてのインタビューって、初めてですね(笑)。ちょっと恥ずかしいな……。 森下悠里(以下、森下) けど、アンダーヘアってシークレットな部分ではあるけど、グラビアの女の子たちは、けっこう当たり前に話しているよね。 ──えっ、そうなんですか? 森下 グラビアの更衣室とか控室では、「ネイルサロンどこ行ってるの?」みたいな感じのノリで、「どこの脱毛サロンがいいの?」みたいなことをしゃべっています。全部ないほうがいいのか、ちょっと残したほうがいいのか、形はどうしたらいいのかみたいなことはよく話してるんです。 ──まさか、男子禁制の花園では、そんな会話が飛び交っていたとは!  しかも、悠里ちゃんはそういうのすごく詳しいから、仲がいいグラビアの子はみんな悠里ちゃんからアドバイスを受けてるんですよ。 森下 私の行っている脱毛サロンに、グラビアやモデルの女の子を30~40人くらい紹介しています。だから、サロンに行くと、必ず友だちがいるんです(笑)。水着撮影なんかすると、小さい水着のときとか、白い水着のときもあるので、アンダーヘアの量が多い人だと、キレイに着こなせない場合がありますよね。だから、自分である程度準備していかないとね。
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──ちゃんと処理しないと「ハミ毛」のリスクもありますよね。 森下 明日香ちゃんはデビュー何年目だっけ?  私は4年目です。 森下 私、今年で11年目なんだけど、デビューした当時はまだ脱毛がそんなに身近ではないから、控室で処理をしている人とかも多かったんです(笑)。そんな姿を見てたら、ちゃんと脱毛しなきゃ! って思ったんです。今はさすがに、そういう人はいないよね。  そんな時代だったんだ! 私がデビューをしたときは、脱毛が安くなってブームが来ていたし、処理が行き届いている人ばかりですね。 ──明日香ちゃんも脱毛サロンに行っているんでしょうか?  はい。私は、医療脱毛に行っていますね。エステ脱毛に行っていた時期もあるんですけど、医療脱毛の方が早いんですよ。 森下 医療脱毛が脇が3~5回かかるとすると、エステ脱毛は6回とか10回かかるから、たくさんサロンに通わないといけないんだよね。脱毛って連続で受けられなくて、一回受けたら、少し毛が伸びてくるまで期間を空ける必要がある。だから、医療脱毛のほうがかなり短期間でできるんです。 ──ところで、サロン選びで気をつけることってどういうこと? 森下 いろんなサロンが宣伝をしていますが、人気のサロンは予約が取れないことも少なくないんです。女の子だと、夏に合わせて、旅行に合わせて、といったきっかけで脱毛に行くことが多いし、エステよりも短期間の医療脱毛がオススメかな~。  私の場合、悠里ちゃんみたいな詳しい人に聞いてサロンを決めてますね。 森下 口コミは大事だよね。友達がよかったっていうサロンのほうが、やっぱり安心できる。あと気をつけたいのは、お店によって値段が違うこと。ある芸人さんがひげ脱毛をしようとしたら、280万円の見積もりになっちゃったらしいんです。それで、私の行っているサロンを紹介したら、10万円だった……。
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──そんなに違うの!?  金額がサロンによってバラバラなんですよ。同じ機械を使っていても、10倍以上違うことはよくあります。だから、実際に知り合いが行っているところが安心だし、信頼できる。もしも、周りに聞く人がいなかったら、ネットの記事とか口コミとかレビュー欄を参考にして、安心でお気に入りのサロンを見つけたほうがいいと思います。 ──脱毛サロンではなく、自分で処理をすることもあるんでしょうか? 森下 高校生の頃なんかは、安全カミソリで処理してました。けど、お肌が荒れちゃうし、毎回面倒くさいなって思って脱毛を始めたんです。それに、剃り続けていると毛って濃くなっちゃうんですよ。だから、もっと早い時期に脱毛しちゃえばよかったかな~って後悔しています。アンダーヘアはデリケートな部分だから、自分でやるのは難しいよね。肌も弱い部分だから荒れやすし、大変なんです。 ──大事な部分だからこそ、安全に処理しなきゃならないってことだね。ところで、おふたりがオススメするアンダーヘアってどんな形? 森下 そうだなあ~。男性って、全部ツルツルなのが好きじゃない人も多いんです。だから、ちょっと残すのがオススメかな。あんまり奇抜なアンダーヘアにすると、男性もびっくりしちゃいますよね(笑)。それに、男性によって、好きなアンダーヘアの形ってすごく分かれるんです。特に、年上の男性には、何もしない方がいいとか、脚を脱毛するのも嫌っていう人が多いですね。  あと、お風呂行くときにちょっと恥ずかしいから、残しておくのが無難ですよね。 森下 男性から見た、アンダーヘアの人気投票とかしてみたいよね。 ──おふたりのアンダーヘアならどんな形でも大好きです! ありがとうございました。 ●VIO脱毛 アンダーヘア脱毛で失敗しない為の本音話 http://joshi-riki.jp/archives/115

乳首をチュパチュパ吸ってハッスル! オーランド・ブルームの3Pがエロすぎると話題騒然

<p> 8月に、真剣交際している歌手ケイティ・ペリーとのバカンス中、ビーチでオールヌードになっているところをパパラッチされ、想像を超えるチンコのデカさで全世界をざわつかせた俳優のオーランド・ブルーム。恥ずかしい姿が大々的に報じられてしまったが、ケイティとの交際は絶好調。前妻ミランダ・カーが産んだ息子を連れて3人で上海ディズニーリゾートを楽しむなど、家族のように振る舞っており、婚約やゴールインも近いとみられている。<br /> </p>

これでは誰もフジのドラマに出たがらない! 松嶋菜々子主演ドラマも爆死で、3クール連続2ケタ視聴率“ゼロ”の惨劇……

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フジテレビ系『吉良奈津子』番組サイトより
 10月期のドラマの中で、最も下馬評が高かったともいえる松嶋菜々子主演『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系/木曜午後10時~)の最終回(第10話)が9月22日に放送され、平均視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に終わった。  松嶋の3年ぶりの連ドラ主演作とあって注目を集め、初回は10.2%とかろうじて2ケタ台を記録したが、第2話で7.7%と急落。第3話=6.8%、第4話=6.4%と伸び悩み、第5話では自己最低の5.2%まで落ち込んだ。その後も5~7%台が続き、最終回でも持ち直せなかった。全話平均は7.1%で、よもやの爆死。これは、今期のプライム帯の民放連ドラ(テレビ東京を除く)では、向井理主演『神の舌を持つ男』(TBS系)の5.6%、Hey!Say!JUMP中島裕翔主演『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)の6.1%、黒島結菜主演『時をかける少女』(日本テレビ系)の6.7%に次ぎ、ワースト4位という惨たんたる視聴率となってしまった。  放送開始当初から、ネット上では「とても等身大の子育てをするアラフォー女性には見えないから共感できない」「吉良奈津子が仕事と子育ての両立で頑張るドラマかと思ったけど、夫のベビーシッターとの不倫話が余計」などと酷評が相次ぎ、早々に視聴者が脱落。そのまま最後まで、巻き返しを図ることはできなかったようだ。  これで、今期のフジテレビ系の連ドラ(プライム帯)はすべて終了。看板枠“月9”ドラマ『好きな人がいること』は8.9%で、月9史上ワースト2位の低視聴率。波瑠の民放連ドラ初主演作となった『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』は8.1%にとどまった。前述の『HOPE』を含め、フジの連ドラは1作も2ケタ台に乗せることはできなかった。  この状況は今に始まったわけではなく、今年1月期、4月期の連ドラもすべて1ケタ台。つまり、フジのドラマは目下、3クール連続でオール1ケタが続いているのだ。前期では、満を持して3年ぶりの連ドラ主演となった福山雅治の『ラヴソング』が8.5%と、まさかの爆死で、月9史上ワースト視聴率を更新するおまけが付いた。 「“高視聴率俳優(女優)”だったはずの福山、松嶋をつぶしてしまったことで、主役級の俳優(女優)たちは、フジのオファーに面倒な注文をつけるか、断る事態が相次いでいるようです。このままでは、今後ドラマの制作がかなり難しくなってしまいます。ドラマは、大物や人気者を主役に据えればいいだけではありません。キャスティングは端役に至るまで重要な要素です。当然、脚本の良さは言うに及びません。それらが伴わなければ、視聴率は取れず、それこそドツボにはまってしまうのでは?」(テレビ関係者)  10月期より、テコ入れの一環としてTBSドラマと競合する「火10」ドラマは、「火9」に繰り上げ移動する。ラインナップは、「火9」が吉田羊の地上波民放連ドラ初主演作の『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』、「月9」がHey!Say!JUMP・山田涼介主演の『カインとアベル』、「木10」が天海祐希主演『Chef~三ツ星の給食』、「日9」が玉木宏主演『キャリア~掟破りの警察署長』の4作。この中で、全話平均視聴率が1作も2ケタ台に乗らなければ、フジのドラマは丸1年1ケタ続きとなり、いよいよヤバい状況になりそうだ。 (文=田中七男)

これでは誰もフジのドラマに出たがらない! 松嶋菜々子主演ドラマも爆死で、3クール連続2ケタ視聴率“ゼロ”の惨劇……

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フジテレビ系『吉良奈津子』番組サイトより
 10月期のドラマの中で、最も下馬評が高かったともいえる松嶋菜々子主演『営業部長 吉良奈津子』(フジテレビ系/木曜午後10時~)の最終回(第10話)が9月22日に放送され、平均視聴率は6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)に終わった。  松嶋の3年ぶりの連ドラ主演作とあって注目を集め、初回は10.2%とかろうじて2ケタ台を記録したが、第2話で7.7%と急落。第3話=6.8%、第4話=6.4%と伸び悩み、第5話では自己最低の5.2%まで落ち込んだ。その後も5~7%台が続き、最終回でも持ち直せなかった。全話平均は7.1%で、よもやの爆死。これは、今期のプライム帯の民放連ドラ(テレビ東京を除く)では、向井理主演『神の舌を持つ男』(TBS系)の5.6%、Hey!Say!JUMP中島裕翔主演『HOPE~期待ゼロの新入社員~』(フジテレビ系)の6.1%、黒島結菜主演『時をかける少女』(日本テレビ系)の6.7%に次ぎ、ワースト4位という惨たんたる視聴率となってしまった。  放送開始当初から、ネット上では「とても等身大の子育てをするアラフォー女性には見えないから共感できない」「吉良奈津子が仕事と子育ての両立で頑張るドラマかと思ったけど、夫のベビーシッターとの不倫話が余計」などと酷評が相次ぎ、早々に視聴者が脱落。そのまま最後まで、巻き返しを図ることはできなかったようだ。  これで、今期のフジテレビ系の連ドラ(プライム帯)はすべて終了。看板枠“月9”ドラマ『好きな人がいること』は8.9%で、月9史上ワースト2位の低視聴率。波瑠の民放連ドラ初主演作となった『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』は8.1%にとどまった。前述の『HOPE』を含め、フジの連ドラは1作も2ケタ台に乗せることはできなかった。  この状況は今に始まったわけではなく、今年1月期、4月期の連ドラもすべて1ケタ台。つまり、フジのドラマは目下、3クール連続でオール1ケタが続いているのだ。前期では、満を持して3年ぶりの連ドラ主演となった福山雅治の『ラヴソング』が8.5%と、まさかの爆死で、月9史上ワースト視聴率を更新するおまけが付いた。 「“高視聴率俳優(女優)”だったはずの福山、松嶋をつぶしてしまったことで、主役級の俳優(女優)たちは、フジのオファーに面倒な注文をつけるか、断る事態が相次いでいるようです。このままでは、今後ドラマの制作がかなり難しくなってしまいます。ドラマは、大物や人気者を主役に据えればいいだけではありません。キャスティングは端役に至るまで重要な要素です。当然、脚本の良さは言うに及びません。それらが伴わなければ、視聴率は取れず、それこそドツボにはまってしまうのでは?」(テレビ関係者)  10月期より、テコ入れの一環としてTBSドラマと競合する「火10」ドラマは、「火9」に繰り上げ移動する。ラインナップは、「火9」が吉田羊の地上波民放連ドラ初主演作の『メディカルチーム レディ・ダ・ヴィンチの診断』、「月9」がHey!Say!JUMP・山田涼介主演の『カインとアベル』、「木10」が天海祐希主演『Chef~三ツ星の給食』、「日9」が玉木宏主演『キャリア~掟破りの警察署長』の4作。この中で、全話平均視聴率が1作も2ケタ台に乗らなければ、フジのドラマは丸1年1ケタ続きとなり、いよいよヤバい状況になりそうだ。 (文=田中七男)