世界に広がる『ポケモンGO』社会現象! イスラム圏では全面禁止か!? シンガポール“厳重警戒”!?

 多くのユーザーにとって、今年の夏休みのメインの思い出になりそうな『ポケモンGO』だが、配信開始直後の騒ぎからはいったん落ち着きをを見せている感もある。しかし、グローバルな視点からは、これからもまだまだ予断を許さないようだ。
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Straits Timesより。
■『ポケモンGO』が新たに15カ国でサービス開始  各国で社会現象になる盛り上がりを見せている『ポケモンGO』だが、先日、新たに15カ国でサービスが開始された。主にアジア、オセアニア地域で、その15カ国は下記の通り。 ・ブルネイ ・カンボジア ・インドネシア ・ラオス ・マレーシア ・フィリピン ・シンガポール ・タイ ・ベトナム ・台湾 ・パプアニューギニア ・フィジー ・ソロモン諸島 ・ミクロネシア連邦 ・パラオ  観光旅行先として人気の国も多く、当該の国民のみならず、ビーチリゾートの地で新たな楽しみが増えるとすれば、観光客にも大いに喜ばれそうだ。しかし、不慣れな土地でのポケモン探しは、さまざまなリスクを伴うのでじゅうぶんに注意したい。  そしてこのようにサービス地域が拡大する一方、イスラム教圏の国であるイランでは当局が『ポケモンGO』の利用を禁止している。政府当局が公式に『ポケモンGO』を規制したのは初めてのケースで、今後イスラム教圏の国々ではこれに従って同じく『ポケモンGO』が原則規制されるのではないかと思われる。 “ポケモン”関連はこれまでも、サウジアラビアでポケモンカードゲームが禁止されたり、イスラム教で禁止しているギャンブルの要素が“ポケモン”ゲームにあるとして問題になっているのだが、今回のイランの『ポケモンGO』禁止は、ゲーム表現からくるものではなく、イラン当局のオンライン活動を取り締まる公的機関「High Council of Virtual Spaces(仮想空間の高等評議会)」が判断したセキュリティ面での懸念であるという。今回のイランに続き、『ポケモンGO』のサービス提供地域、あるいはサービス開始予定地域での利用禁止の判断が今後も出てくるのか注目したい。 ■シンガポールはサービス開始後も“厳重警戒”  今回新たにサービス提供地域に加わったシンガポールだが、今回の『ポケモンGO』導入にはかなり慎重だったようだ。交通事故や不法侵入などの治安面での懸念というよりも、“個人情報流出”のリスクを懸念していた様子。この政府当局の懸念はサービス開始前から国民にも漏れ伝えられ、ひょっとするとシンガポール当局は『ポケモンGO』を禁止するつもりだというウワサも流れはじめたという。 「『ポケモンGO』がシンガポール社会に導入された際の影響について、我々はとても注意深く分析してきました。(サービス開始後も)どのようにプレイされているのか、社会にどのような影響を与えるのか我々は状況をつぶさに観察していきます」と語るのは通信情報大臣のヤーコブ・イブラヒム氏である。もし懸念事項が見つかれば「このゲームアプリが本当に我が国に必要なものなのかどうかについて、ベストな判断をしなければならない」と加えている。とすれば、サービス開始後であっても突然、『ポケモンGO』禁止という事態にならないとも限らないようだ。  一方、もともと“ポケモン”人気の高い台湾でも待望の『ポケモンGO』が配信されたが、今のところは英語版のみのサービスだという。それでもかなりのフィーバーぶりで、当日から翌日にかけて350人が車両運転中に『ポケモンGO』をプレイしていたとして検挙され、罰金刑を科されている。そのほとんどがスクーター運転中の検挙であるということだ。  また歩行者の“歩き『ポケモンGO』”も処罰の対象になっているようで、台北メトロ(MRT)は駅構内で駅係員がスマホの利用を制止する場合があるとし、従わなかった場合は迷惑行為として1,500~7,500台湾元(約5,000~2万4,000円)の罰金が科されると警告している。また、人気の観光スポットである台北の故宮博物院は、施設内での『ポケモンGO』のプレイを公式に禁止している。  今回のサービス地域拡大でますますワールドワイドになった『ポケモンGO』だが、各国の社会現象ぶりにも拍車がかかっているようである。本家の日本人が意外に思うくらいに、すでに世界中で親しまれているポケモンキャラだが、ここにきてその人気がグローバルに再燃しているのは間違いないようだ。この『ポケモンGO』をきっかけに、歩きスマホ、ながらスマホへの意識向上が図られることにも期待したい。 (文/仲田しんじ) 【参考】 ・Gamespot http://www.gamespot.com/articles/pokemon-go-launches-in-15-new-countries/1100-6442416/ ・ZD Net http://www.zdnet.com/article/pokemon-go-lands-in-singapore-with-police-warning/ ・Straits Times http://www.straitstimes.com/asia/east-asia/hundreds-of-taiwan-drivers-fined-after-pokemon-go-launch

『メカニック:ワールドミッション』新場面写真公開、悪役クレインにサム・ヘイゼルダイン抜擢

【リアルサウンドより】  9月24日公開『メカニック:ワールドミッション』より、新場面写真が公開された。  本作は、精密機器のように完璧に仕事をこなすことから、“メカニック”と称される伝説の殺し屋ビショップの活躍を描く『メカニック』シリーズ5年ぶりの続編。ジェイソン・ステイサム演じる、殺し屋稼業から足を洗ったビショップが、新たな難関ミッションに挑む様を描く。  前作に続きステイサムがビショップを演じるほか、『終戦のエンペラー』のトミー・リー・ジョーンズ、『ファンタスティック・フォー』のジェシカ・アルバ、『レイン・オブ・アサシン』のミシェル・ヨーらが脇を固める。
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 このたび公開されたのは、ビショップと一緒に幼少期から暗殺者として育てられた悪役クレインの姿。クレインを演じるのはイギリス俳優サム・ヘイゼルダイン。『ミケランジェロ・プロジェクト』『スノーホワイト/氷の王国』などのキャリアを経て、本作に抜擢された。双眼鏡を持ち、暗殺者には見えないスーツを着こなしながら、部下と思われる兵士と船上にいる様子が捉えられている。 ■公開情報 『メカニック:ワールドミッション』 9月24日(土)より新宿バルト9ほか全国公開 監督:デニス・ガンゼル 出演:ジェイソン・ステイサム、ジェシカ・アルバ、トミー・リー・ジョーンズ、ミシェル・ヨー 配給:ショウゲート 協力:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント (c)ME2 Productions, Inc. 2016 公式サイト:mechanic-movie.com

『メカニック:ワールドミッション』新場面写真公開、悪役クレインにサム・ヘイゼルダイン抜擢

【リアルサウンドより】  9月24日公開『メカニック:ワールドミッション』より、新場面写真が公開された。  本作は、精密機器のように完璧に仕事をこなすことから、“メカニック”と称される伝説の殺し屋ビショップの活躍を描く『メカニック』シリーズ5年ぶりの続編。ジェイソン・ステイサム演じる、殺し屋稼業から足を洗ったビショップが、新たな難関ミッションに挑む様を描く。  前作に続きステイサムがビショップを演じるほか、『終戦のエンペラー』のトミー・リー・ジョーンズ、『ファンタスティック・フォー』のジェシカ・アルバ、『レイン・オブ・アサシン』のミシェル・ヨーらが脇を固める。
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 このたび公開されたのは、ビショップと一緒に幼少期から暗殺者として育てられた悪役クレインの姿。クレインを演じるのはイギリス俳優サム・ヘイゼルダイン。『ミケランジェロ・プロジェクト』『スノーホワイト/氷の王国』などのキャリアを経て、本作に抜擢された。双眼鏡を持ち、暗殺者には見えないスーツを着こなしながら、部下と思われる兵士と船上にいる様子が捉えられている。 ■公開情報 『メカニック:ワールドミッション』 9月24日(土)より新宿バルト9ほか全国公開 監督:デニス・ガンゼル 出演:ジェイソン・ステイサム、ジェシカ・アルバ、トミー・リー・ジョーンズ、ミシェル・ヨー 配給:ショウゲート 協力:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント (c)ME2 Productions, Inc. 2016 公式サイト:mechanic-movie.com

衝撃解散! 国民的アイドル・SMAPに何があったのか……ジャニーズ事務所の“横暴”と芸能界の闇を振り返る

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 14日未明、ついに国民的アイドル・SMAPの年内での解散が発表された。  発表にあたり、どんな形で活動休止を表現するかについてはギリギリまで調整が続いていたようだが、ジャニーズ事務所は「解散」という決定的な言葉を選択せざるを得なかったようだ。  昨年末から芸能界にくすぶっていたSMAPの解散・独立問題。年明け早々に“SMAP育ての親”飯島三智マネジャーの退社が伝えられて以降、紆余曲折してきたその経緯を振り返る。 芸能界激震!! SMAPに独立・解散報道……木村拓哉「大河ドラマ主演白紙」「紅白司会断念」の布石あった http://www.cyzo.com/2016/01/post_25944.html 1月13日、スポーツ紙各紙が一斉に「SMAP解散」報道。飯島マネジャーの退社と、木村拓哉以外の4人の独立というのがその内容だった。 ジャニーズ帝国崩壊! 衝撃のSMAP“解散”報道の真相──メリー喜多川氏「解散って書いていいわよ」 http://www.cyzo.com/2016/01/post_25963.html 解散報道の裏にあったのは、ジャニーズ事務所内の派閥争い。大手マスコミの報道はすべて、メリー喜多川副社長にコントロールされ、メンバーたちの意向は無視されていた。 ジャニーズ残留のキムタクがメリー副社長の“超絶オキニ”に! 工藤静香と共にフロント入りか http://www.cyzo.com/2016/01/post_26054.html 事務所側についた木村拓哉。その動きには、妻・工藤静香の影響が大きかったことが伝えられた。 SMAP独立の“首謀者”は中居正広だった!? 「スマスマ生謝罪」で木村拓哉との確執も決定的に…… http://www.cyzo.com/2016/01/post_26076.html フジもSMAPも気持ち悪すぎ! 不必要な“生謝罪”で解散の可能性が増す理由 http://www.cyzo.com/2016/01/post_26088.html 18日、『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)内で、“生謝罪”。その異様な雰囲気とメンバー間の確執があらわになったことで、発言内容とは裏腹にSMAP解散が現実味を帯びた。 SMAP解散騒動の黒幕は、やはり“芸能界のドン”……恩知らずの木村拓哉と老害たちの暗躍 http://www.cyzo.com/2016/01/post_26103.html 解散騒動の裏に、“芸能界のドン”の意向がささやかれた。 「日本一の男」→「セコい裏切り者」に! ジャニーズの“古い慣習”に乗る道を選んだキムタクに失望の声 http://www.cyzo.com/2016/01/post_26115.html ひとり事務所に残る意思を示した木村拓哉は“裏切り者”として好感度が急落。他メンバーとの確執があらためて伝えられた。 解散回避も“満身創痍”SMAPに新たな問題が浮上中「クマがひどく、メーク時間が1.5倍に……」 http://www.cyzo.com/2016/01/post_26235.html いったんは解散が回避されたかのように見られたが、香取慎吾ら、メンバーたちの疲弊ぶりが明らかになっていった。 【地獄絵図】キムタクだけ高テンション、他4人は「お通夜」! 完全瓦解の最新『SMAP×SMAP』 http://www.cyzo.com/2016/02/post_26706.html キムタクがしゃべると暗い表情の他メンバー……『明日へコンサート』で露見したSMAP確執の“深さ” http://www.cyzo.com/2016/03/post_27092.html メンバー間の不仲は修復不可能な状態に。『SMAP×SMAP』など、共演するたびに関係の悪さが取りざたされた。 SMAP・中居正広の「プライベート」被災地支援は、ジャニーズへの決別宣言か? http://www.cyzo.com/2016/04/post_27887.html SMAP・木村拓哉、熊本地震炊き出しにも「世界一カッコ悪い」の声 “裏切りの代償”は根深く…… http://www.cyzo.com/2016/06/post_28440.html 木村拓哉の“イメージ回復”大失敗を招いた石原軍団「熊本地震炊き出し」参加の舞台裏 http://www.cyzo.com/2016/06/post_28634.html 震災被害を受けた熊本への支援活動でも足並みそろわず。中居正広は事務所に無許可で炊き出しに参加するなど、メンバーと事務所との決裂が鮮明に。 SMAP、ついに事実上の“解散”──「冷却期間」としての活動休止を間もなく発表へ http://www.cyzo.com/2016/08/post_29230.html 一時は「活動休止」発表となると見られたが、報道を受け「解散」の文言が盛り込まれた。  ジャニーズ事務所によれば、SMAPの解散は12月31日。各メンバーは事務所に残留すると発表されたが、木村拓哉以外の4人の動向は流動的となっている。

アン・ハサウェイ好きもアンチも寄っといで! 映画『マイ・インターン』DVDプレゼント

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『マイ・インターン』/ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

 『ホリデイ』(2006)などをはじめ、さまざまなラブコメを手がけてきたナンシー・マイヤーズ監督が手がけた昨年公開の映画『マイ・インターン』。会社で上司からドヤされている働く女たちの涙腺をガバガバにした映画『プラダを着た悪魔』の続編的作品といわれ、日本でも話題になりましたよね! 今回は『マイ・インターン』のDVDをプレゼントにご用意しました。早速あらすじをチェックしていきましょう。

「KILLER」Tシャツで法廷へ臨んだ“スクール・シューター” 現場で自殺しなかった銃乱射事件犯人

――犯罪大国アメリカにおいて、罪の内実を詳らかにする「トゥルー・クライム(実録犯罪物)」は人気コンテンツのひとつ。犯罪者の顔も声もばんばんメディアに登場し、裁判の一部始終すら報道され、人々はそれらをどう思ったか、井戸端会議で口端に上らせる。いったい何がそこまで関心を集めているのか? アメリカ在住のTVディレクターが、凄惨すぎる事件からおマヌケ事件まで、アメリカの茶の間を賑わせたトゥルー・クライムの中身から、彼の国のもうひとつの顔を案内する。
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細いペンではっきりと「KILLER」と書かれたTシャツを着ている。
 2012年2月27日、オハイオ州シャードン高校のカフェテリアに10発の銃声が鳴り響いた。パニックと化した現場で逃げ惑う生徒達は、銃声が聴こえた方角を振り返り、目を疑った。そこには、内気でシャイなトーマス・T・J・レーン(当時17歳)が立っていたからだ。 「何であいつが……。すごくおとなしい奴だったんだ」 「彼がこんなことするなんて信じられない。人前で話すのも苦手な、シャイな子だったのに」  周囲の人間が口々に証言するトーマスの人物像は“影の薄い存在”であった。しかし彼はこの日から、「悪名高きスクール・シューター」として全米に名を馳せることとなる。

誰も彼のことを気にかけなかった

 幼い頃から両親による家庭内暴力を目の当たりにしていたトーマスは、その後祖父母に引き取られて育った。中学校時代は友人たちとスケートボードやバスケットボールも楽しんだが、高校に進学する頃には周囲との交流を絶ち始める。やがて1人で行動するようになった彼を、周囲は「何を考えているかわからない奴」と影口を叩くようになり、唯一の理解者であったガールフレンドさえ、彼のもとを去っていった。 「いつも寂しそうな目をしていたけど、特に変わった様子はなかった」。毎朝スクールバスで顔を合わせる友人たちは、彼を気に掛けることはなかった。そうして自ら孤立の道を選んだトーマスは、別れたガールフレンドに新しい恋人ができると、さらに少しずつ変化を遂げてゆく。それももちろん、決して良くはない方向に、だ。学校での彼とは別人のような、威圧的な姿を自撮りし、次々とフェイスブックに投稿するトーマス。その中には、体を鍛えあげ、上半身を誇らしげに見せつける姿もあった。詩のような文章を投稿し、最後には「みんな死ね」と綴った。  だが、周囲の人間は彼の存在と同じように、そうした発言を気に留める事をしなかった。

元ガールフレンドの恋人も被害者の中に

 犯行の日、彼はいつも通りスクールバスに乗って登校した。学校に着くと、同級生に会釈だけをして、何もしゃべらずにカフェテリアに向かう。それは、いつもの内気なトーマスの姿だった。  だがその直後、トーマスは所持していた拳銃を握りしめ、朝食を取っていたグループのテーブルに歩み寄り、10発を発砲。3人を射殺、3人にけが負わせたのだ。死亡した被害者の中には、元ガールフレンドの新しい恋人であった、男子生徒が含まれていた。  逮捕されたトーマスは、殺人・殺人未遂などの罪で起訴されたが、弁護側は、精神疾患の可能性を盾に、無罪を主張。しかし、逮捕から1年後、トーマスは突然罪を認め始めた。

悪名高きスクール・シューター KILLERと名乗った少年

 社会的孤立から犯行に走る、スクール・シューティングが頻発するアメリカでは、その犯行後、犯人の多くは自殺を遂げている。1999年に発生したコロンバイン高校銃乱射事件で、13人を射殺し24人に重軽傷を負わせたエリック・ハリスとディラン・クレボルドも校内で自殺を遂げているし、2007年のバージニア工科大学で32人を射殺したチョ・スンヒも、2012年に母親を殺害し、サンディフック小学校に押し入って26人を射殺したアダム・ランザも、最後には自ら命を絶っている。  そうした前例がありながら、今回、死者数が3人に留まり、すでに罪を認めているトーマスが歴史に残る「悪名高きスクール・シューター」と呼ばれるようになったのは、逮捕後の彼の行動にあった。 2013年3月19日、裁判所で量刑のための審問が行われたこの日、トーマスは水色のシャツを着て出廷。被告席に着席した彼は、おもむろにボタンを一つずつ外し始めた。そして、シャツの下に着ていた白いTシャツを露わにし、マジックで書かれた「KILLER」の文字を誇示したのだ。さらに、被害者の遺影を持った遺族が発言を始めると、トーマスは微笑みながら、遺族に向かって中指を立てながら呟いた。 「この手で引き金を引き、あんたらの息子を殺したんだ。これからは、その感触を思い出してマスターベーションをするよ」 裁判官は、仮釈放なしの終身刑を言い渡した。

ネットのヒーローとなる犯罪者

「KILLER」と書かれたTシャツを着て、遺族に向かって中指を立てるセンセーショナルな映像は、テレビ局にとって視聴率を上げる為の格好のネタとなった。スタジオではキャスター達が、彼の犯した愚行への批判を続けた。  だが繰り返しテレビで流されるトーマスの姿に批難が集中する一方で、一部の人間たちは彼を英雄視し始める。ネット上には、彼の画像を集めたファンサイトが開設され、ハートマークでコラージュされた彼の写真が投稿された。さらに、彼の名前を使ったハッシュタグで意見交換をし、中にはまるでロックバンドのTシャツを着るかのように、「KILLER」と書かれたTシャツを着る少女まで現れた。  獄中で一生を過ごすことになったトーマスは、そうした自分を取り巻く状況を知ってか知らずか、判決から2年後、収監されている刑務所から脱走を試み、失敗に終わっている。彼は事件から4年が経った現在も、被害者への謝罪、そして動機を語っていないままだ。 井川智太(いかわ・ともた) 1980年、東京生まれ。印刷会社勤務を経て、テレビ制作会社に転職。2011年よりニューヨークに移住し日系テレビ局でディレクターとして勤務。その傍らライターとしてアメリカの犯罪やインディペンデント・カルチャーを中心に多数執筆中。

「KILLER」Tシャツで法廷へ臨んだ“スクール・シューター” 現場で自殺しなかった銃乱射事件犯人

――犯罪大国アメリカにおいて、罪の内実を詳らかにする「トゥルー・クライム(実録犯罪物)」は人気コンテンツのひとつ。犯罪者の顔も声もばんばんメディアに登場し、裁判の一部始終すら報道され、人々はそれらをどう思ったか、井戸端会議で口端に上らせる。いったい何がそこまで関心を集めているのか? アメリカ在住のTVディレクターが、凄惨すぎる事件からおマヌケ事件まで、アメリカの茶の間を賑わせたトゥルー・クライムの中身から、彼の国のもうひとつの顔を案内する。
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細いペンではっきりと「KILLER」と書かれたTシャツを着ている。
 2012年2月27日、オハイオ州シャードン高校のカフェテリアに10発の銃声が鳴り響いた。パニックと化した現場で逃げ惑う生徒達は、銃声が聴こえた方角を振り返り、目を疑った。そこには、内気でシャイなトーマス・T・J・レーン(当時17歳)が立っていたからだ。 「何であいつが……。すごくおとなしい奴だったんだ」 「彼がこんなことするなんて信じられない。人前で話すのも苦手な、シャイな子だったのに」  周囲の人間が口々に証言するトーマスの人物像は“影の薄い存在”であった。しかし彼はこの日から、「悪名高きスクール・シューター」として全米に名を馳せることとなる。

誰も彼のことを気にかけなかった

 幼い頃から両親による家庭内暴力を目の当たりにしていたトーマスは、その後祖父母に引き取られて育った。中学校時代は友人たちとスケートボードやバスケットボールも楽しんだが、高校に進学する頃には周囲との交流を絶ち始める。やがて1人で行動するようになった彼を、周囲は「何を考えているかわからない奴」と影口を叩くようになり、唯一の理解者であったガールフレンドさえ、彼のもとを去っていった。 「いつも寂しそうな目をしていたけど、特に変わった様子はなかった」。毎朝スクールバスで顔を合わせる友人たちは、彼を気に掛けることはなかった。そうして自ら孤立の道を選んだトーマスは、別れたガールフレンドに新しい恋人ができると、さらに少しずつ変化を遂げてゆく。それももちろん、決して良くはない方向に、だ。学校での彼とは別人のような、威圧的な姿を自撮りし、次々とフェイスブックに投稿するトーマス。その中には、体を鍛えあげ、上半身を誇らしげに見せつける姿もあった。詩のような文章を投稿し、最後には「みんな死ね」と綴った。  だが、周囲の人間は彼の存在と同じように、そうした発言を気に留める事をしなかった。

元ガールフレンドの恋人も被害者の中に

 犯行の日、彼はいつも通りスクールバスに乗って登校した。学校に着くと、同級生に会釈だけをして、何もしゃべらずにカフェテリアに向かう。それは、いつもの内気なトーマスの姿だった。  だがその直後、トーマスは所持していた拳銃を握りしめ、朝食を取っていたグループのテーブルに歩み寄り、10発を発砲。3人を射殺、3人にけが負わせたのだ。死亡した被害者の中には、元ガールフレンドの新しい恋人であった、男子生徒が含まれていた。  逮捕されたトーマスは、殺人・殺人未遂などの罪で起訴されたが、弁護側は、精神疾患の可能性を盾に、無罪を主張。しかし、逮捕から1年後、トーマスは突然罪を認め始めた。

悪名高きスクール・シューター KILLERと名乗った少年

 社会的孤立から犯行に走る、スクール・シューティングが頻発するアメリカでは、その犯行後、犯人の多くは自殺を遂げている。1999年に発生したコロンバイン高校銃乱射事件で、13人を射殺し24人に重軽傷を負わせたエリック・ハリスとディラン・クレボルドも校内で自殺を遂げているし、2007年のバージニア工科大学で32人を射殺したチョ・スンヒも、2012年に母親を殺害し、サンディフック小学校に押し入って26人を射殺したアダム・ランザも、最後には自ら命を絶っている。  そうした前例がありながら、今回、死者数が3人に留まり、すでに罪を認めているトーマスが歴史に残る「悪名高きスクール・シューター」と呼ばれるようになったのは、逮捕後の彼の行動にあった。 2013年3月19日、裁判所で量刑のための審問が行われたこの日、トーマスは水色のシャツを着て出廷。被告席に着席した彼は、おもむろにボタンを一つずつ外し始めた。そして、シャツの下に着ていた白いTシャツを露わにし、マジックで書かれた「KILLER」の文字を誇示したのだ。さらに、被害者の遺影を持った遺族が発言を始めると、トーマスは微笑みながら、遺族に向かって中指を立てながら呟いた。 「この手で引き金を引き、あんたらの息子を殺したんだ。これからは、その感触を思い出してマスターベーションをするよ」 裁判官は、仮釈放なしの終身刑を言い渡した。

ネットのヒーローとなる犯罪者

「KILLER」と書かれたTシャツを着て、遺族に向かって中指を立てるセンセーショナルな映像は、テレビ局にとって視聴率を上げる為の格好のネタとなった。スタジオではキャスター達が、彼の犯した愚行への批判を続けた。  だが繰り返しテレビで流されるトーマスの姿に批難が集中する一方で、一部の人間たちは彼を英雄視し始める。ネット上には、彼の画像を集めたファンサイトが開設され、ハートマークでコラージュされた彼の写真が投稿された。さらに、彼の名前を使ったハッシュタグで意見交換をし、中にはまるでロックバンドのTシャツを着るかのように、「KILLER」と書かれたTシャツを着る少女まで現れた。  獄中で一生を過ごすことになったトーマスは、そうした自分を取り巻く状況を知ってか知らずか、判決から2年後、収監されている刑務所から脱走を試み、失敗に終わっている。彼は事件から4年が経った現在も、被害者への謝罪、そして動機を語っていないままだ。 井川智太(いかわ・ともた) 1980年、東京生まれ。印刷会社勤務を経て、テレビ制作会社に転職。2011年よりニューヨークに移住し日系テレビ局でディレクターとして勤務。その傍らライターとしてアメリカの犯罪やインディペンデント・カルチャーを中心に多数執筆中。

人はひとりでは変われない。演劇を通して自尊心を回復し、変容を遂げたHIV陽性の女性たち/映画『トークバック』坂上香監督インタビュー

舞台のうえで、こんなにも人生をさらす女性たちがいる。しかもその人生は、平凡とはほど遠いものである。米国サンフランシスコのアマチュア劇団「メデア・プロジェクト」は、HIV/AIDS陽性の女性と元受刑者の女性で構成されている。偏見のなかで日々を送り露骨な差別を受けている彼女らは、劇団に参加するまでは感情にフタをし、声を押し殺して生きてきた。そんな女性たちが自分自身と向き合い、その過去を言語化し、舞台上で声を上げるまでの軌跡を描いたドキュメント映画『トークバック 沈黙を破る女たち』が全国各地で上映され、じわじわと賛同者を増やしている。

 8年もの年月をかけて同劇団を取材、撮影した監督の坂上香さんは、これを「変容」の映画だという。

坂上香さん(以下、坂上)「HIV感染に至るまでは日常的に虐待、売春、薬物中毒を体験し、感染を機に周囲の対応や環境が音を立てて変わっていく……彼女たちの人生はとても過酷なので、遠い世界のことのように感じる人もいるかもしれません。が、私は長らく日本の社会で生きづらさを感じてきました。その背景には失敗を許さず、他人と違うことについて過度に厳しい風潮があります。そんななかで、私は彼女たちの声をあげる姿に希望を見ました。失敗したり他人と違ったりという理由で排除され、社会からスティグマ(負の烙印)を与えられた人でも、変容し、よりよい人生を選ぶことができるんだ、と。私たちは誰もが多かれ少なかれつらい経験しながら、すごく我慢してこの社会を生きています。目を凝らせば、彼女たちと自分とを結ぶ線がきっと見えてきます」

◎傷が、ケアされていなかった

 いまでこそ「生きづらい」という語をよく見聞きするが、坂上さんのなかでそれは長らく、名付けられない感情として存在していた。

坂上「私が10代のころは校内暴力が激しい時代で、中学2年生のときに上級生や同級生からリンチを受けました。私にとって学校は、暴力への恐怖と切り離せない場所でした。高校卒業後にアメリカの大学に進学しても、そのときの傷はずっと抱えたまま。何十年も経ってからようやく、私はリンチなどの暴力に傷ついただけでなく、それ以上に“なんのケアもされなかった”とに傷ついていたと気づきました。当時、学校に訴えても知らん顔されましたし、親も『どうしよう』とオロオロするだけ……。演劇で自己を表現したり、日記にうずまく感情を吐き出したりして、つらい時代をなんとか生き延びたのですが、もしあのとき話を聞いてくれる場所を知っていたり、誰か手を差し伸べてくれる人がひとりでもいれば、だいぶ救われていたと思います」

 『トークバック』のHIV/AIDS陽性女性たちも、誰からもケアをされていなかった。適切な医療は受けられても、社会に一歩でも出れば差別や偏見が常につきまとう。坂上さんがアメリカでHIV/AIDSについて取材を始めたのは1993年ごろ。大人はもちろん、子どもの陽性者にまで多様なケアが用意されているのを見て、感動したという。

坂上「これだけの環境があるのだから近い将来、差別や偏見もなくなるだろうと楽観的に考えていました。その後、私は別のテーマを追ってこの問題からいったん離れたのですが、20年経って再びHIVに目を向けたとき、『何も変わっていないじゃないか!』と思わず叫びました。医療は進歩しているし制度上の変化もあるけど、特に女性に向けられるまなざしは変わっていませんでした。HIV/AIDSは健康問題であって、それ自体が罪ではありません。それなのに、彼女たちは声をあげることすら許されない。舞台に立ち、私たちからの取材を受け入れてくれる人でさえ、カメラの前で体験を語るとなると口が重くなります。彼女たちの希望で、インタビューはホテルの一室で行いました。私は自宅にうかがいたかったのですが、彼女らは身近な人にこそカミングアウトできていないんです。たとえばルームメイトとか。撮影隊が来ることで、病気のことを知られるのを恐れていました」

 身近な人に受け入れてもらいた、けれど親(ちか)しい人に受け入れてもらえなかったときの打撃は大きい。映画では、家族から拒絶されたときの苦しい胸の内を明かす女性もいた。そうして、彼女らの自尊心は削がれていく。

◎自尊心の回復が、変容の鍵

坂上「映画に登場するHIV専門医は、どんなに最先端の医療処置を施しても彼女たちを救うには限界がある、と話してくれました。社会のなかで傷つけられ、人間としての尊厳を踏みにじられてきた彼女たちを救うには、医療だけでは足りません。HIV/AIDS陽性者のなかには、この病気によってもたらされる死を待つことなく、自殺でこの世を去る人がとても多いこともわかってます。自分を自分で傷つけるのは、自尊感情が欠落しているから。自尊心を回復させることが変容の鍵となると考えた彼が、HIV/AIDS陽性女性に『メデア・プロジェクト』への参加を提案したんです」

 劇団に参加したからといって、すぐに舞台に上がるわけではない。まずは自分の過去を掘り下げて、舞台から発信したいこと、訴えかけたいこと、その表現方法を模索する。が、過酷な半生を言語化することはそれだけ痛みもともなう。

坂上「この先もずっと自身の過去を見ないまま、なかったことにして生きることは、彼女たちが抱える問題の解決にはつながりません。ここでは演劇の手法でそれが行われましたが、その時期や手法は人によって違うと思います。『トークバック』の前に製作したドキュメンタリー映画『ライファーズ 終身刑を超えて』では、米国で終身刑を宣告された男性受刑者たちの変容を追いました。彼らは犯罪者更生プログラムを受けるなかで、自分の過去を振り返り、必要に応じてそれを他の受刑者の前で語ります。そのプロセスを経ることではじめて、罪をどう償って今後どう生きるのかを考えられるようになるのです」

HIV/AIDS陽性者も受刑者も、なりたくてそうなった人はいない。貧困や虐待、性犯罪、薬物など社会のひずみを一身に受け、苛烈な人生以外の選択肢を持てなかった人たちを追ってきた坂上さんだが、現在製作中の最新作『プリズン・サークル』でもそれは変わらない。が、舞台は大きく変わり、日本の刑務所で取材を重ねている。

坂上「日本の刑務所では、受刑者たちは人として扱われていないといえます。もちろん例外はあるけれど、刑務官の眼差しからして、あきらかに人を見る目ではないことが多いのです。けれど、ある刑務所が『ライファーズ』で紹介した犯罪者更生プログラムを採用したと知り、まずは数日間見学させてもらいました。規律と管理が徹底した日本の刑務所では無理だと思い込んでいましたが、実際に見て驚きました。しっかりと機能していたのです。その後も講師として関わらせてもらい、可能性を感じました。そして、私はそれをとおして変容していく受刑者たちの姿を映像化したいと思ったのです……が、刑務所に提案したら、刑務所と法務省からは『前例がない』の一点張り! なかなか企画を動かせず、やっと撮影にこぎつけても制約が多くて苦労の連続でした」

坂上「といっても私は次作で日本の刑務所に関するもろもろの制度を批判したいわけではなく、『聞く』『語り合う』をテーマに据えています。撮影している受刑者のなかには、女性や弱者に暴力を振るった人もいます。被害者の視点で見ると許せないと思うこともあります。だからこそ、彼らは変わる必要があるのです。誤った価値観や行動を変える必要があるのです。でも、人はひとりでは変われません。能面のように無表情だった受刑者が、人の体験を聞き、自分の体験に耳を傾けてもらい、語り合うことで変容していく。その様子を映像で伝えていきます。これは刑務所内だけの問題ではありません。彼らを生み出したのも、彼らが帰っていくのも私たちの社会なのですから」

◎information

現在、坂上香織監督最新作『プリズン・サークル』では、制作支援のためのクラウドファンディングを募っています。撮影許可を得るまでに6年、刑務所内の撮影に2年、出所者や関連の撮影に5年を費やした意欲作を応援したい人は、こちらをチェック!

(三浦ゆえ)

A.B.C-Z戸塚出演『日本のいちばん長い日』地上波初放送! 8月14日(日)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

25:40~25:45 『ベビスマ』(フジテレビ系) ※放送回によって変動

【特番】
19:00~28:00 『リオ五輪 女子マラソンほか』(TBS系) 中居正広


●TOKIO

11:25~11:55 『男子ごはん』(テレビ東京) 国分太一
19:00~19:58 『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)

SMAP、明日14日に「解散」発表! 歴史に幕を下ろす

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こんなニュースなら嘘であってくれ

 ジャニーズ事務所所属のアイドルグループ・SMAPが、明日14日に解散を発表することがわかった。当初より今月中に活動休止を発表する予定だったというが、直前になってグループの解散を選択したという。明日は全メディアがこぞって情報合戦を繰り広げる、歴史的な1日となってしまいそうだ。