日別アーカイブ: 2016年8月31日
Hey! Say! JUMP知念が『VS嵐』に登場! 9月1日(木)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
24:58~25:28 『ゴロウ・デラックス』(TBS系) 稲垣吾郎
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
※『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系、国分太一)は放送休止。
Hey! Say! JUMP知念が『VS嵐』に登場! 9月1日(木)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
24:58~25:28 『ゴロウ・デラックス』(TBS系) 稲垣吾郎
●TOKIO
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
※『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系、国分太一)は放送休止。
「ダメよ~、ダメダメ」から2年半、日本エレキテル連合が目指す王道ではない道
2014年の初めに流星のごとくあらわれ、お茶の間の人気者となった日本エレキテル連合。ブレイクのきっかけとなった「ダメよ~、ダメダメ」は、「新語・流行語大賞」の年間大賞を獲得している。あれからおよそ2年半、意外な形で再び日本エレキテル連合が注目された。きっかけは中野聡子さんが連載している東京新聞でのコラムの「最後に残るもの」という記事。「あのブームは神様がくれた奇跡みたいなもので、しかもそれを自ら放棄したのだから仕方のないことなのです」と記されているコラムには、いまだ自分たちの可能性を信じてくれているマネージャーへの感謝がつづられており、SNS上で共感の声が多数寄せられていた。
実は、いまでもコンスタントに開かれている日本エレキテル連合の単独ライブには、多くのお客さんで賑わっている。なぜ神様がくれた奇跡を、「自ら放棄した」のか。そしていま何を目指してライブを続けているのか。日本エレキテル連合の中野聡子さんと橋本小雪さんにお話を伺った。(聞き手/西森路代)
◎急上昇から急降下して、いまはマイナス
――実は2014年の1月日本エレキテル連合さんが大ブレイクする直前にサイゾー本誌でインタビューしたことがあります。それから怒涛の二年半余りを過ごしたんじゃないかと思うんですが。
中野:忙しすぎてよく覚えてないんですよ。
――朱美ちゃんは、ブレイクするようなネタじゃなかったと思っていると聞きました。
中野:そうなんです。いまだに自分で分析しても、なんで世間で受けたのかわからなくて。あの頃、お正月にいくつかのネタ番組に出たんですけど、いろんなことができるのを見せたくて毎回全部違うネタで出てみたら、朱美ちゃんのインパクトがすごくて、他のキャラが全部朱美ちゃんに負けちゃったんです。
――朱美ちゃん以外のネタで受けていたら、じわじわと人気が出て、今とはまたちょっと違うことになってたかもしれないですよね。忙しい時期を超えて、今はどういう状態なんですか?
中野:今はボコボコにされてる感じです。ゼロのところから急に忙しくなって、もう一回ゼロ……どころかマイナスになっちゃって。
橋本:知らない人から厳しい言葉をかけられたり。
――それはどんな……?
橋本:キャンペーンで参加したイベントとかラジオ番組とかで……。
中野:一発屋としていじられたり。でも、チヤホヤされていたときは誰も何も言ってくれなかったから、人の痛みはわかるようになりましたね。
◎ずっと舞台がやりたいと思っていた
――少し前に中野さんが連載している東京新聞でのコラム「最後に残るもの」が話題になっていました。「あのブームは神様がくれた奇跡みたいなもので、しかもそれを自ら放棄したのだから仕方のないことなのです」と書かれていた点が印象的で。
中野:チャンスをいただいて、挑戦させてもらったし、それで間口が広がったんですけど、すごく忙しくなった分、やりたいこと、舞台に力を注げなくなってしまったんです。
――「舞台をやりたい」という話はは、2014年にインタビューさせてもらったときにも言われてたので、ぜんぜん変わっていないなと思いました。トークが苦手とも言われてましたね。
橋本:いまだにうまく話せなくて……。
中野:テレビには怪物がいっぱいいるから。
――もともと、別のキャラクターになりきってコントをされているので、素にならないといけないトークは苦手、というのもありそうですよね。
中野:だから、トークのときにも、鼻毛の一本でも描いても問題ないならまだいいのに、と思ったこともありました。
――でも、単独ライブでは、自然に自分たちのことを話してる場面もありますよね。舞台だと素で話せるんですか?
橋本:いえ、舞台でのトークも、そういうキャラになりきって話しているんです。
中野:OLのキャラが話してるようなコントなんで、あそこではフリートーク的なこともやってます。でも、フリートークの構成が本当にできないんですよ。
橋本:ただ長かったりして、文章にまとめたら一行しかないような……。
――普段の友達とも会話ってそういうものだし、個人的には、そういう会話の面白さもあると思うんです。けど、やっぱり芸人さんの場合は、フリートークでも“起承転結”の結に向かって、いろんなものを配置しながらやらないといけないという圧があるんでしょうね。
中野:臨場感があって、最後にドカーン! みたいなことをやるのが恥ずかしいし難しくて……。
――すごくわかります。テレビのフリートークだってよく考えたら、その場で即興で話しているのではなくて、事前に準備してるんでしょうね。コントを作るときはどんな感じなんですか?
中野:オチから作るのではなくて、好きな場面から作っていくんです。罵りあってるシーンがやりたいなと思ったら、最初にそのセリフを作って、そこから前後を考えます。
◎変な人は中野さんのほう?
――日本エレキテル連合さんのコントを見ていると、変わった人に対する独特の目線がありますよね。
中野:そうかもしれないです。普段、町中にいる変わった人に注目してしまうんですね。その人たちは、その人なりのルールを持ってるんだろうけど、世の中のルールにはそぐわないから変わった人だと思われている。そういう人を掘り下げるのが好きで。
――そこにはいろんな感情が混じってそうですね。
中野:「変な人だな」って好奇心の目で見てはいるけど、理解したいとも思ってて。なんでみんなと違う行動をするんだろう? って。だから愛をもって、その人たちが主役になるようにというのは心がけてますね。
――お二人にも、そういう人に対してのシンパシーがありそうな。
橋本:中野のほうがありますね。中野は家がすごく汚いんです。布団のまわりがスナックの袋でいっぱいで、片付けようとしたら「やめてくれ、これがいいんだー」って怒られたり。生活が全部、布団の上で済まされてるんです。怖い……。
中野:片付けてもらうのは嫌じゃないんですけど、あのときは音がガサガサうるさかったんで。もう排泄以外は全部布団で済ませたいです。
――他人ごとみたいな顔して聞いてましたが、けっこうその気持ちわかります(笑)。
橋本:ゼロか10かみたいな感じで、掃除をしはじめたら、とことんやったりもするんですよね。
――最近は橋本さんが、二人一緒に住んでいた家を出たと聞きましたが。
橋本:「出ていく」という言い方はあれなんですけど(笑)。今は別々に住んでいます。
中野:数時間で荷物がなくなってたんですよ。私が病院に行った三時間くらいで、家財道具が全くなくなっていて。酷いなって。
橋本:タイミングがあうのがそのときしかなかったんです。
中野:計画的じゃないとできないですよね。
橋本:今でも近くには住んでいるんですよ。呼ばれたら掃除しに行ったり、料理しにいったり(笑)。打ち合わせとか練習とかもあるので近くのほうが便利なんです。
◎コントのキャラは自分じゃないから恥ずかしくない
――数年前は勝手に家から出るなんてできない関係性に見えました。中野さんがいないと橋本さんは何も出来ないというか……。
中野:橋本に自我が芽生えてしまったんですよ。
――以前から橋本さんの自我のなさについては語られてましたね。単独ライブを見させてもらったら、橋本さんの演技力、キャラになりきる力がすごくて驚いたんですけど、それも自我がないから、なんですか?
中野:だと思います。本当に自己というものが何もないんで……(笑)。
――それ本当なんですか?(笑) 橋本さんがただ我慢しているのではない?
橋本:そもそも自我はあったんですけど、中野さんにいろいろ教えてもらってるうちになくなったんです。
中野:2年くらいかけて白いキャンバスのようにしていったんです(笑)。今や男の人でも女の子にでも、いろんなものになれるようになって。そこは橋本さんに勝てないですね。橋本さんが褒められると嬉しいんですよね、自分の作品というか。
――他の人が相方だとダメだったでしょうね。
中野:こんなに自我を抜かしてくれる人はいないから、橋本さんを相方に選んだのは間違ってなかったんだって思ってます(笑)。
――橋本さんはその一方で、女子っぽい人になりたいっていう願望もあるんですよね。
橋本:常にありますね。
――その女の子でいたいことと、コントでとんでもないキャラになりきることの間には、矛盾はないんですか?
橋本:そこに恥ずかしさは一個もないですね。
中野:そこは橋本さんのすごいところです。普段は、普通の女の子もやってるんですよ、吉祥寺で新しく出来たカフェ行ったり。私なんか、細貝さんを久しぶりにやったとき、「恥ずかしいな、なんでこんなことしないといけないんだろう」ってメイクしながら思ってたのに……。
橋本:自分で考えたのに!
中野:なのに、この子は平気で……。
橋本:自分が演じるキャラは自分ではないから、きっちり分けられるんです
中野:こっちのほうがホントは変なんです。
橋本:普通です!
中野:そういうの見ると、私のほうがなりきることには向いてないと思います。
橋本:自分で考えたことには自信がないけど、相方が考えてくれたことだと思うと自信が持てるんです。私が言うのもなんですけど、中野さんが考えるネタは面白いので。だからプレッシャーもないし、キャラになりきるのも恥ずかしくないし、お客さんの反応で気持ちが揺らぐこともない。やってきたことをやるだけです。
――なんかすがすがしいですね……。
中野:私なんて、客席の受けが悪いと、早く終わらせたくなって巻いてしまうんですけど、橋本さんはそんなこと全然ないんですね。すべってもネタを考えたの私だから、自分のせいじゃないって思ってるのかもしれないけど(笑)。
橋本:でも、私生活では普通の女の子に近づけるように、カフェとかに行きたいですよね。
◎ゴールを目指さずに好きなことをやる
――さっきもちょっとお話しましたが、東京新聞のコラムはすごい反響でしたよね。あのテーマはどういうところから思いついたんですか?
中野:私たちのことなんて誰も知らないところから始まって、突然みんなが持ちあげてくれる状態になって、それから落ちて、罵詈雑言が飛び交うようになった。そんな私たちを、変わらずに支えてくれたスタッフさんたちってありがたいな、ということで書いたんです。
――ネットの反応を見てどうでしたか?
中野:反響はうれしかったけど、あんまり目立ちたくないなって。あの記事は、決して良い話ではなく、態度が変わってしまった人に対してチクショー! という気持ちも込めていたので、それがバレたらやべーなと(笑)。
――でも、そういう気持ちが中野さんにあるのもわかった上での反響だとは思うので大丈夫じゃないですかね。
中野:そうだとうれしいんですけどね。
――舞台の仕事をやりたいということでしたが、これからやりたいことは他にありますか?
中野:自分たちで手放したものがある中で、どうやっていくか、策を練るのが楽しい時期でもあるです。一回マイナスまで落ちたところから、色眼鏡なしで新しいお客さんが来てくれるようにするにはどうしようとか考えて。
――そのためにどんなことをしてるんですか?
中野:新しいイベントを立ち上げています。街中で、流行語大賞の盾や、朱美ちゃんの衣装を飾るイベントをしたりして。
橋本:それも、毎日展示するものを変えるので、一日が終わったら、夜中に別の衣装を飾ったり、イベント中は接客したり。
中野:学芸員みたいに(笑)。
橋本:ファンの交流の場みたいにもなってましたね。
中野:朱美ちゃんの衣装を見て、ブティックだと思ってっ入ってくれたマダムもいたり。「新しいお店でもできたの?」って(笑)。
――ファンの方は変わらないですか?
中野:変わらないですね。
■大阪公演
【日時】
9月1日(木)18:00開場 / 19:00開演
9月2日(金)18:00開場 / 19:00開演
9月3日(土)12:00開場 / 13:00開演
9月3日(土)16:30開場 / 17:30開演
9月4日(日)12:00開場 / 13:00開演
【会場】
ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)
※チケット入手方法など詳細は日本エレキテル連合公式サイトにて!
http://www.titan-net.co.jp/live/elekitel_live.php
橋本:地方まで、Tシャツ着て応援に来てくれる人もいるんです。
中野:でも、注目されていたころに比べれば、ライブの集客とか変わったところもあります。だからこそ新しく知ってくれる人を増やそうと。
――単独ライブを見たとき、お客さんたくさんいるなあと思っていたんですけど、そうなんですね。ネタを書く気持ちに変わりはないですか?
中野:オーディションに受かるためのネタは書かなくなりました。今は無法地帯というか、とにかく好きなことを自由にやらせてもらっているのですごく楽しいですね。できることを精いっぱいやって、成功したいなと。以前は、テレビで冠番組を持って、コンテストで優勝してっていう、漠然としたゴールを考えてたんですけど、それをうまく出来なかったので、今はゴールを考えずに、目の前のことをやっていこうよと思っています。好きな舞台を作ったり。
――そうですね。俳優さんでも、舞台を中心にやってる人とかバイプレイヤーとか、いろんな道があるのに、芸人さんだけ王道を目指さないといけないのは、昔からなんか変だなと思ってました。
中野:成功して、冠番組を持つのとは違う道もあるんだよって示せたらいいですね。これからも、特異な舞台を作ったり、演出も勉強したりして、コントにいろんなキャラを出していきたいです。
◎日本エレキテル連合単独公演「電氣ノ杜~掛けまくも畏き電荷の大前~」
■大阪公演
【日時】
9月1日(木)18:00開場 / 19:00開演
9月2日(金)18:00開場 / 19:00開演
9月3日(土)12:00開場 / 13:00開演
9月3日(土)16:30開場 / 17:30開演
9月4日(日)12:00開場 / 13:00開演
【会場】
ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)
※チケット入手方法など詳細は日本エレキテル連合公式サイトにて!
http://www.titan-net.co.jp/live/elekitel_live.php
■ 西森路代
ライター。1972年生まれ。大学卒業後、地方テレビ局のOLを経て上京。派遣、編集プロダクショ ン、ラジオディレクターを経てフリーランスライターに。アジアのエンターテイメントと女子、人気について主に執筆。共著に「女子会2.0」がある。また、 TBS RADIO 文化系トークラジオ Lifeにも出演している。
twitter:@mijiyooon
「ダメよ~、ダメダメ」から2年半、日本エレキテル連合が目指す王道ではない道
2014年の初めに流星のごとくあらわれ、お茶の間の人気者となった日本エレキテル連合。ブレイクのきっかけとなった「ダメよ~、ダメダメ」は、「新語・流行語大賞」の年間大賞を獲得している。あれからおよそ2年半、意外な形で再び日本エレキテル連合が注目された。きっかけは中野聡子さんが連載している東京新聞でのコラムの「最後に残るもの」という記事。「あのブームは神様がくれた奇跡みたいなもので、しかもそれを自ら放棄したのだから仕方のないことなのです」と記されているコラムには、いまだ自分たちの可能性を信じてくれているマネージャーへの感謝がつづられており、SNS上で共感の声が多数寄せられていた。
実は、いまでもコンスタントに開かれている日本エレキテル連合の単独ライブには、多くのお客さんで賑わっている。なぜ神様がくれた奇跡を、「自ら放棄した」のか。そしていま何を目指してライブを続けているのか。日本エレキテル連合の中野聡子さんと橋本小雪さんにお話を伺った。(聞き手/西森路代)
◎急上昇から急降下して、いまはマイナス
――実は2014年の1月日本エレキテル連合さんが大ブレイクする直前にサイゾー本誌でインタビューしたことがあります。それから怒涛の二年半余りを過ごしたんじゃないかと思うんですが。
中野:忙しすぎてよく覚えてないんですよ。
――朱美ちゃんは、ブレイクするようなネタじゃなかったと思っていると聞きました。
中野:そうなんです。いまだに自分で分析しても、なんで世間で受けたのかわからなくて。あの頃、お正月にいくつかのネタ番組に出たんですけど、いろんなことができるのを見せたくて毎回全部違うネタで出てみたら、朱美ちゃんのインパクトがすごくて、他のキャラが全部朱美ちゃんに負けちゃったんです。
――朱美ちゃん以外のネタで受けていたら、じわじわと人気が出て、今とはまたちょっと違うことになってたかもしれないですよね。忙しい時期を超えて、今はどういう状態なんですか?
中野:今はボコボコにされてる感じです。ゼロのところから急に忙しくなって、もう一回ゼロ……どころかマイナスになっちゃって。
橋本:知らない人から厳しい言葉をかけられたり。
――それはどんな……?
橋本:キャンペーンで参加したイベントとかラジオ番組とかで……。
中野:一発屋としていじられたり。でも、チヤホヤされていたときは誰も何も言ってくれなかったから、人の痛みはわかるようになりましたね。
◎ずっと舞台がやりたいと思っていた
――少し前に中野さんが連載している東京新聞でのコラム「最後に残るもの」が話題になっていました。「あのブームは神様がくれた奇跡みたいなもので、しかもそれを自ら放棄したのだから仕方のないことなのです」と書かれていた点が印象的で。
中野:チャンスをいただいて、挑戦させてもらったし、それで間口が広がったんですけど、すごく忙しくなった分、やりたいこと、舞台に力を注げなくなってしまったんです。
――「舞台をやりたい」という話はは、2014年にインタビューさせてもらったときにも言われてたので、ぜんぜん変わっていないなと思いました。トークが苦手とも言われてましたね。
橋本:いまだにうまく話せなくて……。
中野:テレビには怪物がいっぱいいるから。
――もともと、別のキャラクターになりきってコントをされているので、素にならないといけないトークは苦手、というのもありそうですよね。
中野:だから、トークのときにも、鼻毛の一本でも描いても問題ないならまだいいのに、と思ったこともありました。
――でも、単独ライブでは、自然に自分たちのことを話してる場面もありますよね。舞台だと素で話せるんですか?
橋本:いえ、舞台でのトークも、そういうキャラになりきって話しているんです。
中野:OLのキャラが話してるようなコントなんで、あそこではフリートーク的なこともやってます。でも、フリートークの構成が本当にできないんですよ。
橋本:ただ長かったりして、文章にまとめたら一行しかないような……。
――普段の友達とも会話ってそういうものだし、個人的には、そういう会話の面白さもあると思うんです。けど、やっぱり芸人さんの場合は、フリートークでも“起承転結”の結に向かって、いろんなものを配置しながらやらないといけないという圧があるんでしょうね。
中野:臨場感があって、最後にドカーン! みたいなことをやるのが恥ずかしいし難しくて……。
――すごくわかります。テレビのフリートークだってよく考えたら、その場で即興で話しているのではなくて、事前に準備してるんでしょうね。コントを作るときはどんな感じなんですか?
中野:オチから作るのではなくて、好きな場面から作っていくんです。罵りあってるシーンがやりたいなと思ったら、最初にそのセリフを作って、そこから前後を考えます。
◎変な人は中野さんのほう?
――日本エレキテル連合さんのコントを見ていると、変わった人に対する独特の目線がありますよね。
中野:そうかもしれないです。普段、町中にいる変わった人に注目してしまうんですね。その人たちは、その人なりのルールを持ってるんだろうけど、世の中のルールにはそぐわないから変わった人だと思われている。そういう人を掘り下げるのが好きで。
――そこにはいろんな感情が混じってそうですね。
中野:「変な人だな」って好奇心の目で見てはいるけど、理解したいとも思ってて。なんでみんなと違う行動をするんだろう? って。だから愛をもって、その人たちが主役になるようにというのは心がけてますね。
――お二人にも、そういう人に対してのシンパシーがありそうな。
橋本:中野のほうがありますね。中野は家がすごく汚いんです。布団のまわりがスナックの袋でいっぱいで、片付けようとしたら「やめてくれ、これがいいんだー」って怒られたり。生活が全部、布団の上で済まされてるんです。怖い……。
中野:片付けてもらうのは嫌じゃないんですけど、あのときは音がガサガサうるさかったんで。もう排泄以外は全部布団で済ませたいです。
――他人ごとみたいな顔して聞いてましたが、けっこうその気持ちわかります(笑)。
橋本:ゼロか10かみたいな感じで、掃除をしはじめたら、とことんやったりもするんですよね。
――最近は橋本さんが、二人一緒に住んでいた家を出たと聞きましたが。
橋本:「出ていく」という言い方はあれなんですけど(笑)。今は別々に住んでいます。
中野:数時間で荷物がなくなってたんですよ。私が病院に行った三時間くらいで、家財道具が全くなくなっていて。酷いなって。
橋本:タイミングがあうのがそのときしかなかったんです。
中野:計画的じゃないとできないですよね。
橋本:今でも近くには住んでいるんですよ。呼ばれたら掃除しに行ったり、料理しにいったり(笑)。打ち合わせとか練習とかもあるので近くのほうが便利なんです。
◎コントのキャラは自分じゃないから恥ずかしくない
――数年前は勝手に家から出るなんてできない関係性に見えました。中野さんがいないと橋本さんは何も出来ないというか……。
中野:橋本に自我が芽生えてしまったんですよ。
――以前から橋本さんの自我のなさについては語られてましたね。単独ライブを見させてもらったら、橋本さんの演技力、キャラになりきる力がすごくて驚いたんですけど、それも自我がないから、なんですか?
中野:だと思います。本当に自己というものが何もないんで……(笑)。
――それ本当なんですか?(笑) 橋本さんがただ我慢しているのではない?
橋本:そもそも自我はあったんですけど、中野さんにいろいろ教えてもらってるうちになくなったんです。
中野:2年くらいかけて白いキャンバスのようにしていったんです(笑)。今や男の人でも女の子にでも、いろんなものになれるようになって。そこは橋本さんに勝てないですね。橋本さんが褒められると嬉しいんですよね、自分の作品というか。
――他の人が相方だとダメだったでしょうね。
中野:こんなに自我を抜かしてくれる人はいないから、橋本さんを相方に選んだのは間違ってなかったんだって思ってます(笑)。
――橋本さんはその一方で、女子っぽい人になりたいっていう願望もあるんですよね。
橋本:常にありますね。
――その女の子でいたいことと、コントでとんでもないキャラになりきることの間には、矛盾はないんですか?
橋本:そこに恥ずかしさは一個もないですね。
中野:そこは橋本さんのすごいところです。普段は、普通の女の子もやってるんですよ、吉祥寺で新しく出来たカフェ行ったり。私なんか、細貝さんを久しぶりにやったとき、「恥ずかしいな、なんでこんなことしないといけないんだろう」ってメイクしながら思ってたのに……。
橋本:自分で考えたのに!
中野:なのに、この子は平気で……。
橋本:自分が演じるキャラは自分ではないから、きっちり分けられるんです
中野:こっちのほうがホントは変なんです。
橋本:普通です!
中野:そういうの見ると、私のほうがなりきることには向いてないと思います。
橋本:自分で考えたことには自信がないけど、相方が考えてくれたことだと思うと自信が持てるんです。私が言うのもなんですけど、中野さんが考えるネタは面白いので。だからプレッシャーもないし、キャラになりきるのも恥ずかしくないし、お客さんの反応で気持ちが揺らぐこともない。やってきたことをやるだけです。
――なんかすがすがしいですね……。
中野:私なんて、客席の受けが悪いと、早く終わらせたくなって巻いてしまうんですけど、橋本さんはそんなこと全然ないんですね。すべってもネタを考えたの私だから、自分のせいじゃないって思ってるのかもしれないけど(笑)。
橋本:でも、私生活では普通の女の子に近づけるように、カフェとかに行きたいですよね。
◎ゴールを目指さずに好きなことをやる
――さっきもちょっとお話しましたが、東京新聞のコラムはすごい反響でしたよね。あのテーマはどういうところから思いついたんですか?
中野:私たちのことなんて誰も知らないところから始まって、突然みんなが持ちあげてくれる状態になって、それから落ちて、罵詈雑言が飛び交うようになった。そんな私たちを、変わらずに支えてくれたスタッフさんたちってありがたいな、ということで書いたんです。
――ネットの反応を見てどうでしたか?
中野:反響はうれしかったけど、あんまり目立ちたくないなって。あの記事は、決して良い話ではなく、態度が変わってしまった人に対してチクショー! という気持ちも込めていたので、それがバレたらやべーなと(笑)。
――でも、そういう気持ちが中野さんにあるのもわかった上での反響だとは思うので大丈夫じゃないですかね。
中野:そうだとうれしいんですけどね。
――舞台の仕事をやりたいということでしたが、これからやりたいことは他にありますか?
中野:自分たちで手放したものがある中で、どうやっていくか、策を練るのが楽しい時期でもあるです。一回マイナスまで落ちたところから、色眼鏡なしで新しいお客さんが来てくれるようにするにはどうしようとか考えて。
――そのためにどんなことをしてるんですか?
中野:新しいイベントを立ち上げています。街中で、流行語大賞の盾や、朱美ちゃんの衣装を飾るイベントをしたりして。
橋本:それも、毎日展示するものを変えるので、一日が終わったら、夜中に別の衣装を飾ったり、イベント中は接客したり。
中野:学芸員みたいに(笑)。
橋本:ファンの交流の場みたいにもなってましたね。
中野:朱美ちゃんの衣装を見て、ブティックだと思ってっ入ってくれたマダムもいたり。「新しいお店でもできたの?」って(笑)。
――ファンの方は変わらないですか?
中野:変わらないですね。
■大阪公演
【日時】
9月1日(木)18:00開場 / 19:00開演
9月2日(金)18:00開場 / 19:00開演
9月3日(土)12:00開場 / 13:00開演
9月3日(土)16:30開場 / 17:30開演
9月4日(日)12:00開場 / 13:00開演
【会場】
ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)
※チケット入手方法など詳細は日本エレキテル連合公式サイトにて!
http://www.titan-net.co.jp/live/elekitel_live.php
橋本:地方まで、Tシャツ着て応援に来てくれる人もいるんです。
中野:でも、注目されていたころに比べれば、ライブの集客とか変わったところもあります。だからこそ新しく知ってくれる人を増やそうと。
――単独ライブを見たとき、お客さんたくさんいるなあと思っていたんですけど、そうなんですね。ネタを書く気持ちに変わりはないですか?
中野:オーディションに受かるためのネタは書かなくなりました。今は無法地帯というか、とにかく好きなことを自由にやらせてもらっているのですごく楽しいですね。できることを精いっぱいやって、成功したいなと。以前は、テレビで冠番組を持って、コンテストで優勝してっていう、漠然としたゴールを考えてたんですけど、それをうまく出来なかったので、今はゴールを考えずに、目の前のことをやっていこうよと思っています。好きな舞台を作ったり。
――そうですね。俳優さんでも、舞台を中心にやってる人とかバイプレイヤーとか、いろんな道があるのに、芸人さんだけ王道を目指さないといけないのは、昔からなんか変だなと思ってました。
中野:成功して、冠番組を持つのとは違う道もあるんだよって示せたらいいですね。これからも、特異な舞台を作ったり、演出も勉強したりして、コントにいろんなキャラを出していきたいです。
◎日本エレキテル連合単独公演「電氣ノ杜~掛けまくも畏き電荷の大前~」
■大阪公演
【日時】
9月1日(木)18:00開場 / 19:00開演
9月2日(金)18:00開場 / 19:00開演
9月3日(土)12:00開場 / 13:00開演
9月3日(土)16:30開場 / 17:30開演
9月4日(日)12:00開場 / 13:00開演
【会場】
ABCホール(大阪府大阪市福島区福島1-1-30)
※チケット入手方法など詳細は日本エレキテル連合公式サイトにて!
http://www.titan-net.co.jp/live/elekitel_live.php
■ 西森路代
ライター。1972年生まれ。大学卒業後、地方テレビ局のOLを経て上京。派遣、編集プロダクショ ン、ラジオディレクターを経てフリーランスライターに。アジアのエンターテイメントと女子、人気について主に執筆。共著に「女子会2.0」がある。また、 TBS RADIO 文化系トークラジオ Lifeにも出演している。
twitter:@mijiyooon
テレビ東京の濱田岳版『釣りバカ日誌』映画化前提で、来年1月に続編放送へ
「続編は、局の上層部と松竹の強い要望だそうです。現在、松竹には『寅さん』や『釣りバカ』のような“シリーズ物”がないですからね。そのため、シリーズ化の可能性がありそうな作品は、続編を制作するような流れになってますよ」(テレビ局関係者) 昨年10月クールに放送されたドラマ『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』(テレビ東京系)だが、来年1月クールで続編が放送されるという。 「前作は平均で7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、ゴールデン帯としてはあまり高くはありませんでしたが、主演の濱田岳さんが『コンフィデンスアワード・ドラマ賞』で主演男優賞を、スタッフが『エランドール賞』のプロデューサー・奨励賞を受賞したりと、作品の評価は高かったんです。それで、松竹も続編に乗り気になったようです」(芸能事務所関係者) 加えて、重要なキャラ、スーさんこと鈴木一之助を演じる西田敏行の体調が回復したのも大きいという。 「西田さん抜きでは当然、続編は作れませんからね。しかも、映画化まで視野に入れてるみたいですから、撮影は長期間にわたりそうです。松竹も『超高速!参勤交代』と合わせて、息の長いシリーズ物にしたいと意気込んでます。とりあえず、前作よりも数字を取ってくれれば、問題なく映画化に踏み切れます。キャストの人には『映画化も視野に入れている』とは伝えているようですよ」(ドラマスタッフ) 西田版『ハマちゃん』を超えられるか――。テレビ東京系『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』番組サイトより
HKT48・兒玉遥(19)の疑惑に、高須院長が「ヒアルロン酸の打ちすぎ」「プチ整形の範疇超えてる」と明言
高須クリニックの名物院長・高須克弥氏(71)が30日、自身のTwitterでHKT48およびAKB48の“はるっぴ”こと兒玉遥(19)について「ヒアルロン酸の打ちすぎ」と明言した。 かねてより、Twitter上で整形に関する質問に応じている高須院長。この日、兒玉のデビュー当時と最近の顔を比較した画像と共に、「2年で鼻筋がここまで伸びる事があるのでしょうか?鼻筋高くなりたい」と投げかけた一般人に対し、「『ヒアルロン酸の射ちすぎはプチ整形の範疇を超えるからやってはいかん』と若い医者たちに講義したのにもう忘れとる( ω-、) 額と鼻が同じ高さはギリシャじんだよ。不自然だよ。 普通の鼻に戻してあげるから来なさい」(原文ママ、以下同)と返信した。 この後、別のアカウントから「はるっぴのことは誰も触れてはならないという暗黙のルールを破りやがったな」とのリプライが飛ぶと、「だれでもわかる。周知の事実ではないの?王様の耳はロバの耳」と返信。さらに、「はるっぴが誰だか知ってるんですか?」との質問には、「全く知りません。あのアパターのようなお嬢さんのことですか?」と返した。 ネット上では、「これが高須砲か」「はるっぴは、誰が見ても不自然」「未成年に、高須が引くほどヒアルロン酸いれる医者が悪いだろ」といった声が上がるほか、高須クリニックが、今月開催されたSKE48のライブイベントの協賛スポンサーであることから、「運営は、何も言い返せないだろう」との指摘も。 兒玉といえば、14歳でHKT48入り。デビュー時からセンターを務め、今年の選抜総選挙では自己最高の9位を獲得した。その一方で、ある時期から整形疑惑が叫ばれるように。一重だった目はくっきり二重となり、丸かった鼻にはがっつりとした鼻筋が通り、唇より引っ込んでいた顎は前方に突き出す形状に変化。約2年前に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演した際、その変貌ぶりがネット上で大きな話題となった。 また、2014年10月にAKB48・渡辺麻友の“裏アカ”と思しきインスタグラムが流出した騒動では、兒玉とHKT48・宮脇咲良について「整形モンスター」と書かれていたことから、兒玉の整形のウワサはさらに広がりを見せた。 「AKB48グループのメンバーは、初期メンから9期生(09年にオーディション実施)くらいまでは、顔を大改造するメンバーが目立ちましたが、最近は応募者の容姿レベルが上がっていることや、『メザイク』などのメイクアイテムが充実していることから、大きく整形するメンバーはかなり減ったとか。そんな中、10代の児玉の変貌ぶりは、大きな話題に。今の時代、ヒアルロン酸を注入する若い女性は珍しくありませんが、兒玉に関しては『横顔が怖い』『昔のほうがかわいかった』という声は多く、兒玉の変貌が結果的によかったのかという点には疑問が残ります」(芸能記者) 美容整形界の権威から、「プチ整形の範疇を超えている」と指摘されてしまった兒玉。今後も“整形モンスター”の異名を背負っていくしかなさそうだ。デビュー当初のはるっぴ
織田裕二、10月期『IQ246』に主演級勢揃い! 「日9」対決のフジは大爆死必至か?
高視聴率のUZも、大爆死のUZもどっちも味わい深い
織田裕二が主演する、10月期TBS「日曜劇場」(日曜午後9時~)の概要が明らかになった。タイトルは『IQ246~華麗なる事件簿~』で、ヒロインには土屋太鳳、準主役扱いでディーン・フジオカ、さらに中谷美紀など、豪華キャストが集結するという。
織田はやんごとなき貴族の落胤の末裔で、時の権力とは無関係に、 代々ありとあらゆる学問のみを探求してきた法門寺家の89代当主・法門寺沙羅駆(ほうもんじ・しゃらく)役。沙羅駆は“IQ246”という異能を持ち、世間にはびこる難事件を、膨大な知識と鮮やかな推理で解決してゆくという。
au「三太郎」CMで話題の個性派俳優・前野朋哉が語る少年期「一日中、映画のことばかり考えてた」
今年auのテレビCM「三太郎」シリーズの“一寸法師”役でお茶の間でのブレークを果たした俳優、前野朋哉。『桐島、部活やめるってよ』(2012年)をはじめ、最近では人気ドラマ『重版出来!』(TBS系)にもレギュラー出演するなど、俳優としての評価はうなぎ上り。最新作『エミアビのはじまりとはじまり』では芸人役に挑み、なんとアマチュアとして出場した「M-1」の1回戦も突破! 唯一無二の存在感で“いま最もオファーしたい男”前野朋哉の魅力に迫る――。 ――前野さんは、芸人さんの役は初めてですか? 前野朋哉(以下、前野) 正確には2回目ですね。大泉洋さん主演の『青天の霹靂』(原作/監督 劇団ひとり)という映画で、浅草の芸人さん役をやらせてもらったことがあります。 ――そうでしたか。本作『エミアビのはじまりとはじまり』では、芸人さん以上に芸人さんっぽくて、びっくりしました。 前野 僕的には、もっとやれたんじゃないかと……試写で見たときには。 ――俳優さんが芸人さんを演じると、上手なだけに、逆にリアリティが失われることもあると思うんですけど、前野さんの「海野」は、本当にこういう芸人さんライブにいるよな、と。 前野 ありがとうございます。ちょっと作り方が特殊だったんです。監督が「芸人さんに教えてもらわずに、イチから作ろう」と。だから何もわからない状態で、監督と森岡龍君(相方の実道)と3人で試行錯誤しながら作っていったんです。時間はかかりましたね。3人でずっと暗闇を歩いているような感じで。 ――「ツッコミ」って、なんなんだろう……みたいな。 前野 そうです。「笑わせるって、なんなんだ?」とか。テレビでお笑いを見ているときは、ただ「面白いな~」で、そこにテクニックとか芸とか、人の心をつかむ何かとか、そこまで意識はしないじゃないですか。実際やってみて、いかにそれが難しいかがわかりました。最初、僕と森岡君は「2人ならできる」っていう、よくわからない自信があったんですよ。森岡君とは付き合いも長いので。ただやり始めると、思っている以上に難しい作業でした。 ――何か参考にしたものはありますか? 前野 DVDを見たり、実際のお笑いライブにも足を運びました。でも、そこから引用するっていうのは、あまりしてないんです。結局、途中から「芸人としてのキャラクター」が必要になると監督が判断して、それをどう生かしていくかを考えたとき、やっと作り方が見えてきたんじゃないかなと思います。監督のイメージでは、僕の役が蛭子(能収)さんで、実道がGACKTさんだったらしく(笑)。その2人が漫才してたら、すごい面白いでしょうって。あぁそうか、そういうとこからも入っていけるんだと。そこからキャラクターを意識して、でもお互いが持っている性格も取り入れて、どこを面白く伸ばしていくかっていうことを、毎日考えてやっていました。 ――漫才コンビ「エミアビ」の海野は、明確にツッコミでもないんですよね。 前野 そうなんですよ。基本的にはどっちもツッコむし、どっちもボケるっていうのが、「エミアビ」のスタイルです。撮影=尾藤能暢
――ボケとツッコミの立ち位置がその都度変わるのは、難しくなかったですか? 前野 いや、僕は逆に助かりました。ツッコミがやっぱり難しくて、どちらかというと、ボケのほうが気が楽だった(笑)。拾ってもらえる安心感というか。芸人さんの「拾う」って、本当すごいですよね。拾って話を何倍にも膨らますっていう、あの技術。最近バラエティに出させてもらったりすると、目の当たりにするんです。自分が何をしゃべっても、面白くしてくれる。職人というか、本当に芸ですよね。特にツッコミの人は、技術ももちろん、愛が深くないといけないじゃないですか。人間ができてないと、なかなかツッコミはできないなと思いました。 ――対象への愛がないと、ツッコミはできないと……。 前野 森岡君は、ツッコミがうまいんですよ(笑)。 ――M-1の予選にも「エミアビ」として出場されたとか。 前野 1回戦通りました。ラッキーなことに。 ――すごい……。 前野 緊張しました。しかも、なぜかその日のトリで。41組出ていて。その中でアマが3組、あとは全員プロ。ABCブロックに分かれていて、僕らはCブロックだったのでAブロックだけ見ることができたんです。それが、めちゃめちゃ面白かった。「あぁ、普通にお客さんで来たかった」って思いましたもん(笑)。 ――あ、このあと自分もやるんだったと(笑)。 前野 このまま気持ちよく帰りてぇ~って。本番ではネタも飛びつつ、四苦八苦しながらやりました。 ――撮影のときと、どちらが緊張しました? 前野 M-1ですね。でも、得たものも多かった。映画のことも何も知らないお客さんの前で漫才をするのが、初めてだったんです。やっぱりそれをしないとダメだなっていうのは、すごく感じました。客前での緊張とかプレッシャーも込みで、そこの空気をつかんだ人が勝っていくじゃないですか。僕らは、ただラッキーだっただけですけど。 ――2回戦も楽しみです。 前野 はい、今度は10月にあるので、それまでにもうちょっと人前でやれる機会を作って漫才しようと話はしてます。 ――ガチですね! 前野 どうせ恥かくんで(笑)。でも、なんかね……観客に「この程度かよ」みたいに思われたら、僕ら一応映画背負ってるんで(笑)。僕らの漫才があまりにも面白くないと、映画見に来てくれなくなっちゃう可能性があるので。それはちょっとまずいです! ――前野さんといえば、「いま最もスケジュールが取れない俳優さん」といわれていますが、ご自身の中で転機となったのは、どんな作品でしたか? 前野 そうなんですか? 初耳です(照)。俳優としてしっかりと意識して、見られているなと感じたのは『桐島、部活やめるってよ』です。『桐島』の後に、少しずつ声をかけてもらうことが増えました。『桐島』に出ていた役者さんを、その後、いろいろな作品で見るようになったのも、やっぱり刺激的でしたし、「また現場で会いたいな」って思うようになりました。あとやっていて「俳優って面白いな」と思ったのは『日々ロック』かなぁ。結構ガッツリやれたんです。こっちはバンドの話だったんですけど、何カ月間か本当に楽器も練習しましたし。劇中、前野さんと森岡さんが演じる漫才コンビ「エミアビ」/(c)2016『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会
――前野さんは俳優業とともに監督もされていますが、実家のご家族には「俳優をやっている」と言い出せなかったそうですね。 前野 一応、大学生のときに「監督としてやっていく」と宣言していたので(笑)、「なんでお前、役者やってるんだ?」ってなるじゃないですか。しかも「監督」というより「俳優」として東京行くことになったので、両親的には「アンタ、それちょっと違うんじゃないの」と。「俳優をやることで現場にも関われるし、監督としての勉強にもなるから」と半ば強引に東京出てきちゃったんですよ。だから、難しかったですね。結婚するときも。 ――結婚のときですか? 前野 最初(親から)言われていたんですよ。「監督としても俳優としてもそんなに稼いでいるわけじゃないのに、どうやって家族を養っていくんだ?」と。痛いくらい正論ですよね。確かに……と思って、いったんは引いて(笑)。『空飛ぶ広報室』(TBS系)というドラマで初めてレギュラーをもらって、そのドラマをたまたま両親が見ていたらしくて。それで「東京でも、ちゃんとやってるようだ」と納得してくれたみたいです。 ――いつも見ているドラマに突然、息子が出てきたらビックリですよね(笑)。 前野 想定外だったようです。さすがに、今は何も言われなくなりました。思えば、両親はまったく映画を見ないのに、昔、僕が「映画を見たい」と言ったときには、すんなり行かせてくれたので、その辺の理解はあったのかもしれません……。 ――素晴らしいご両親じゃないですか! 前野 でも……そうだ。僕小学生の頃、剣道やってたんだけど、すごく嫌だったんです。しんどいし、すぐ手の皮むけるし。剣道の良さが、当時の僕には全然わからなかった。でも、母親は「息子が生まれたら、剣道をさせたかった」みたいなことを以前言っていたんです。そんなの聞いたら、子どもは頑張るしかないじゃないですか。そうやって無理も強いてる分、僕の好きなことも少しはさせてあげなきゃ……って思っていた節もある。だって、映画行くときの僕、すげぇ笑顔だったと思うんですよ(笑)。 ――映画が好きだと思ったのは、いつ頃なんですか? 前野 中学生くらいかなぁ。映画を見るのが大人っぽいというか、ほぼ一日、映画のことばかり考えていました。どうやって部活サボって、映画に行くか(笑)。だって『スター・ウォーズ』公開日に、部活と『スター・ウォーズ』どっちを取るかっていったら、『スター・ウォーズ』取るじゃないですか(笑)。 ――その頃、好きだったジャンルと今好きなジャンルは、あまり変わらないですか? 前野 変わらないですね。結局、話題作は見たい。今なら『シン・ゴジラ』絶対見たいと思いましたもん。僕ミーハーなんですよ。この間、たまたま時間が空いて、よし、ゴジラ行こうと。それで普通に行くんじゃなくて、ちょっと苦労したいなと。すんなり映画館行ってすんなりゴジラ見てすんなり帰るのもイヤだなと思って、映画館まで歩いていったんです。 ――どのくらいの距離を? 前野 9km弱(笑)。 ――ええ?? 前野 暑い中、歩きましたよ。途中、中華料理店に入って休憩して、そこでリオ五輪の情報をチェックしたりしながら。映画館に着いたら、入り口にポスターがバーンとあって「ゴジラが出迎えてくれてる……」って感動しました。ゴジラ待ってくれてた~って。
――絶対に忘れられない作品になりますね。 前野 映画って、見るシチュエーションが、すごく大事だと思うんです。地方に行ったときに、初めて行く映画館は、すごくワクワクするし。今回みたいに「無理して見る」のも好きですし、時間が空いたときに何も決めずフラッと映画館に行って、インスピレーションで決めるのもいい。 ――たとえば『エミアビのはじまりとはじまり』だったら、どんなシチュエーションで見たいですか? 前野 う~ん。そうですね。僕だったら『シン・ゴジラ』を見て、一度そちらの世界にトリップしながら、この『エミアビのはじまりとはじまり』を見ると、なかなかのテーマ感の振れ幅に『エミアビのはじまりとはじまり』のインパクトがより強くなるんじゃないかなと思います。 ――『シン・ゴジラ』と『エミアビのはじまりとはじまり』の2本立て(笑)。 前野 どちらも熱くなる映画ですし(笑)。あと、お酒飲んで見るのもいいかもしれない。僕よくやるんですけど、お酒飲んで映画見ると、自分の中のリミッターが解除されるとこあるじゃないですか。「ドーピング」って呼んでるんですけど(笑)。 ――今は情報があふれすぎて、あまり自由な状態で映画を見られないのかもしれませんね。 前野 みんな、前情報仕入れて見に行きますもんね。でも、それってめちゃめちゃ選択肢を狭めてると思う。もったいないですよね。もっと楽しめるはずなのに。 ――休憩の中華屋を挟みつつ、汗だくで歩いてたどり着いたゴジラは、普通のゴジラより絶対楽しいと思います。 前野 しかも、そんなことでもないと絶対に入らない、住宅街の中にポツンとある中華屋ですから! ――いま本当にたくさんの作品に出演されていらっしゃいますが、前野さんの中で「この人と共演したい!」という夢はありますか? 前野 デンゼル・ワシントンと共演したい。 ――おおお!! 前野 昨年公開された『イコライザー』っていう映画がめちゃくちゃ面白くて。映画館で見られなくて、ブルーレイで見たんですけど「久々キタこの! この! デンゼルのこの!!」って。最高でした……。本当に、デンゼル、カッコイイ……。 ――ちなみに、どんな役柄で共演したいですか? 前野 どんな役柄でもいいです。なんなら一発で殺されたい。 ――殺されたい(笑)。 前野 元CIAのすごい殺し屋の役なんですよ、デンゼルが。瞬時にその場の状況を判断して、いかに速いスピードで何人殺すか。そのシーンがカッコイイ。あのシーンの一員になれたら、めちゃくちゃうれしいですよね。 ――前野さんの「殺し屋」役も、ちょっと見てみたいですけど。 前野 いやぁ、でも僕が殺し屋だったら、あんなにスマートに殺せないし、やっぱりそういう役は佐藤浩市さんとか織田裕二さんで見たいし……中井貴一さんもいいだろうな、カッコイイよな……。“昼はサラメシ、夜は殺し屋”みたいな……。 (取材・文=西澤千央) ●『エミアビのはじまりとはじまり』 監督・脚本/渡辺謙作、キャスト/森岡龍、前野朋哉、黒木華、新井浩文、山地まりほか 上映時間/1時間27分 製作/『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会 企画/ブレス 制作プロダクション・配給/ビターズ・エンド 9/3(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー! (C) 2016『エミアビのはじまりとはじまり』製作委員会 <http://bitters.co.jp/emiabi/>
過剰接待、ヤンキー体質丸出しのEXILE事務所「LDH」タオル業者には「目も合わせず……」
「文春の報道が出ても、周囲は誰も驚かなかったですね。あそこの“接待”は昔から有名でしたからね。まあ、それで仕事を決める局の上層部にも問題があるかもしれませんが」(テレビ局関係者) EXILEや三代目J Soul Brothers、E-girlsなど多くの人気アーティストが所属する芸能事務所「LDH」で陰湿な社内イジメが多発していることが、元従業員によって「週刊文春」(文藝春秋)に告発された。 「あそこの事務所は、プロデューサークラスを接待するときになると、手が空いてるスタッフやタレントみんながその飲み会に参加させられるんです。だから残業時間がおかしなことになるんですよね。多いときは大学の体育会系の人数くらい集まりますよ。お店にあるレモンサワーを飲み干したって武勇伝もありますが、100~200人で貸し切って、それしか飲まなかったら、そりゃなくなりますよね」(芸能事務所関係者) 通常の業界“接待”は、部長クラスとメインタレントが1~2名というのが一般的だというから、いかにLDHの人数が多いかがわかる。 「ただ、その接待を受けたら、やっぱりキャスティングせざるを得ない気持ちにはなりますよね。少し前に話題にもなった“枕営業”とは違って、別に違法性がある接待ではないですからね。起用する側も、やはり人気どころを使いたいですから、フィフティフィフティだと思いますよ」(ドラマスタッフ) ただし、これが出入りの業者などになると対応がまったく異なるという。 「コンサートなどの物販でグッズのタオルなどを扱っている業者が挨拶に行くと、担当の役員も同席するのですが、目も合わさず最後まで一言も発することがなかったそうです。あまりの態度の悪さに驚いたそうですよ。要は、強いものには弱腰で、弱いものには強気に出る、ただそれだけじゃないですかね」(音楽関係者) まさに“ヤンキー”体質の会社だということか。







