前回、衝撃の“出産ごっこ”で視聴者の度肝を抜きつつ血涙を搾り取った『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)。脚本の遊川和彦の番組公式サイトでの発言によれば「4話までは取材したことをそのまま」「5話以降は、この家族がどうなっていくか、ドラマとして自分で描いていかなければならない」だそうですが、今回がその第5話です。 前回までで、里子になった子どもたちのほとんどに現れるという“試し行動”や“赤ちゃん返り”といった典型的な問題行動の時期は終わりました。つまり、今後は養子として引き取られたハジメ(横山歩)がどんな行動に出るのか、誰にもわからないということです。 信ちゃん(江口洋介)と美奈ちゃん(尾野真千子)にとって、初めての育児。信ちゃんは、とにかくハジメを甘やかします。丸めた新聞紙でブッ叩かれても怒りません。ちょっと「いただきます」とか言おうものなら、ライオンをホメるムツゴロウさんのようにハジメをホメまくります。 一方、美奈ちゃんはなかなかハジメをホメることができません。野菜も食べなきゃ「ダメ」、箸の持ち方がそれじゃ「ダメ」、「ダメよ~ダメダメ」と、とにかくダメ出ししまくりです。公園デビューを飾っても、すべり台の「じゅんばんをまもりましょう」という看板を無視して別の子の順番を抜かしたハジメに「ダメ!」です。 ところがハジメくん、字が読めなかったんですね。ならば字を教えるのも美奈ちゃんの役目です。普遍的な子育ての負担が、ストレスとなって美奈ちゃんを追い詰めていきます。 ハジメはハジメで、ストレスをため込んでいきます。信ちゃんだけでなく、美奈ちゃんにもホメられたくて自主的に字の練習をしたり、お豆で箸の練習をしたりしますが、一向にホメてくれません。 ピアノ教室の生徒のことはめっちゃホメるのに! というわけで、ハジメは授業中のピアノ教室に乱入。「ボクが弾く!」と言い放ち、生徒さんをイスの上から突き飛ばします。なかなかの問題行動です。 当然、美奈ちゃん激怒。 「謝りなさい!」 「ボク悪くないもん!」 「いいかげんにしなさい!」 思わず振り上げた手をなんとか止めた美奈ちゃんでしたが、「どうするのが正解なんだろう」と自問するしかありません。 今回描かれたのは、子育てにおける「正解のなさ」でした。突然、成り行きでハジメの親になった美奈ちゃんは、「ハジメにどんな人間になってもらいたいか」を一生懸命考えます。信ちゃんの妹(子持ち)に相談して「普通はそんなふうに考えないんじゃないかな」「子どもに幸せになってほしいだけ」と言われても、どこかピンときません。 児童相談所の堂本(余貴美子)は、子育てには2パターンしかないと言います。 「自分が親にされたのと同じようなことをしたいと思うか、親にしてもらえなかったことをしたいと思うか」 美奈ちゃんは自分を全然かわいがってくれなかった父親に、信ちゃんはアル中になって家族生活を放棄した母親に、それぞれ「どんな人になってほしかったか」と聞いてみますが、やはり腑に落ちるような答えを得ることはできません。 そんなある日、ハジメが夫婦に問います。 「愛って、何?」 「幸せって、何?」 なんとなく口先だけで答えを取り繕う美奈ちゃんと、美奈ちゃんにピアノを弾かせて「どうだ幸せだろう」と悦に入る信ちゃんでしたが、これは甘かった。 ハジメはピアノを弾いている美奈ちゃんに割り込むと、鍵盤を乱暴に叩いて咆哮します。 「幸せじゃない! お母さんのピアノ聞いても幸せじゃない! お母さん嫌い! 大っ嫌い!」 本当の母親ではない美奈ちゃんを「お母さん」と呼びながら「大っ嫌い!」と叫ぶしかないハジメの複雑な心理が描かれますが、信ちゃんにはそのへんの機微は伝わりません。おもむろにハジメを抱え上げると庭に放り出してしまいます。 「だったら出て行け! 施設に戻ればいいだろ!」 絵に描いたようなネグレクトです。ほとんど殺人行為と言っていいでしょう。これもう、お話終わっちゃうじゃん、と思いました。 ところが、意外なハジメの機転によってドラマは感動の展開を迎えます。家を閉め出されたハジメは児童相談所に堂本を訪ね、「手紙を書きたいから字を教えろ」と言い、「おとうさんとおかあさんへ」の手紙をしたためるのでした。 その手紙には、たった2行、こうありました。 「ごめんなさい」 「すてないでください」 堂本によれば、ハジメはもう一言、書きたかったそうです。でもその一言は、直接伝えることにしたんだそうです。 ハジメは、信ちゃんと美奈ちゃんをしっかりと見つめ、口を開きます。 「愛しています」 そう、はっきりとした口調で。 いや、あのね、泣けるんです。実に泣ける展開なんですけど、なんかすごく不穏な空気がドラマ全体を包んでいる気がするんですよね。特に今回、「愛」とか「幸せ」とか、そういう言葉が言葉として乱発されすぎてる。どんどん意味が希薄になってきてる。というか、今回はハジメの行動が混乱と解決の両方を担っているので、夫婦の発する言葉が上滑りして聞こえるし、行動がことごとくバカに見えるんです。 タクミ(速水もこみち)が、信ちゃんを評して「ウソっぽいまでに家族を大切にするノリ」となじった場面がありました。 こっちのほうが、しっくりくる見え方なんですよね。ドラマ全体が、愛と幸せを語るフリをしながら、のちのちこの夫婦を断罪しようとしているんじゃないかと邪推してしまうんです。 だって、あの遊川が言うんだもん。「5話以降は、この家族がどうなっていくか、ドラマとして自分で描いていかなければならない」って。 (文=どらまっ子AKIちゃん)テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
日別アーカイブ: 2016年8月12日
『はじめまして、愛しています。』善人・江口洋介の“ウソっぽさ”の正体とは
前回、衝撃の“出産ごっこ”で視聴者の度肝を抜きつつ血涙を搾り取った『はじめまして、愛しています。』(テレビ朝日系)。脚本の遊川和彦の番組公式サイトでの発言によれば「4話までは取材したことをそのまま」「5話以降は、この家族がどうなっていくか、ドラマとして自分で描いていかなければならない」だそうですが、今回がその第5話です。 前回までで、里子になった子どもたちのほとんどに現れるという“試し行動”や“赤ちゃん返り”といった典型的な問題行動の時期は終わりました。つまり、今後は養子として引き取られたハジメ(横山歩)がどんな行動に出るのか、誰にもわからないということです。 信ちゃん(江口洋介)と美奈ちゃん(尾野真千子)にとって、初めての育児。信ちゃんは、とにかくハジメを甘やかします。丸めた新聞紙でブッ叩かれても怒りません。ちょっと「いただきます」とか言おうものなら、ライオンをホメるムツゴロウさんのようにハジメをホメまくります。 一方、美奈ちゃんはなかなかハジメをホメることができません。野菜も食べなきゃ「ダメ」、箸の持ち方がそれじゃ「ダメ」、「ダメよ~ダメダメ」と、とにかくダメ出ししまくりです。公園デビューを飾っても、すべり台の「じゅんばんをまもりましょう」という看板を無視して別の子の順番を抜かしたハジメに「ダメ!」です。 ところがハジメくん、字が読めなかったんですね。ならば字を教えるのも美奈ちゃんの役目です。普遍的な子育ての負担が、ストレスとなって美奈ちゃんを追い詰めていきます。 ハジメはハジメで、ストレスをため込んでいきます。信ちゃんだけでなく、美奈ちゃんにもホメられたくて自主的に字の練習をしたり、お豆で箸の練習をしたりしますが、一向にホメてくれません。 ピアノ教室の生徒のことはめっちゃホメるのに! というわけで、ハジメは授業中のピアノ教室に乱入。「ボクが弾く!」と言い放ち、生徒さんをイスの上から突き飛ばします。なかなかの問題行動です。 当然、美奈ちゃん激怒。 「謝りなさい!」 「ボク悪くないもん!」 「いいかげんにしなさい!」 思わず振り上げた手をなんとか止めた美奈ちゃんでしたが、「どうするのが正解なんだろう」と自問するしかありません。 今回描かれたのは、子育てにおける「正解のなさ」でした。突然、成り行きでハジメの親になった美奈ちゃんは、「ハジメにどんな人間になってもらいたいか」を一生懸命考えます。信ちゃんの妹(子持ち)に相談して「普通はそんなふうに考えないんじゃないかな」「子どもに幸せになってほしいだけ」と言われても、どこかピンときません。 児童相談所の堂本(余貴美子)は、子育てには2パターンしかないと言います。 「自分が親にされたのと同じようなことをしたいと思うか、親にしてもらえなかったことをしたいと思うか」 美奈ちゃんは自分を全然かわいがってくれなかった父親に、信ちゃんはアル中になって家族生活を放棄した母親に、それぞれ「どんな人になってほしかったか」と聞いてみますが、やはり腑に落ちるような答えを得ることはできません。 そんなある日、ハジメが夫婦に問います。 「愛って、何?」 「幸せって、何?」 なんとなく口先だけで答えを取り繕う美奈ちゃんと、美奈ちゃんにピアノを弾かせて「どうだ幸せだろう」と悦に入る信ちゃんでしたが、これは甘かった。 ハジメはピアノを弾いている美奈ちゃんに割り込むと、鍵盤を乱暴に叩いて咆哮します。 「幸せじゃない! お母さんのピアノ聞いても幸せじゃない! お母さん嫌い! 大っ嫌い!」 本当の母親ではない美奈ちゃんを「お母さん」と呼びながら「大っ嫌い!」と叫ぶしかないハジメの複雑な心理が描かれますが、信ちゃんにはそのへんの機微は伝わりません。おもむろにハジメを抱え上げると庭に放り出してしまいます。 「だったら出て行け! 施設に戻ればいいだろ!」 絵に描いたようなネグレクトです。ほとんど殺人行為と言っていいでしょう。これもう、お話終わっちゃうじゃん、と思いました。 ところが、意外なハジメの機転によってドラマは感動の展開を迎えます。家を閉め出されたハジメは児童相談所に堂本を訪ね、「手紙を書きたいから字を教えろ」と言い、「おとうさんとおかあさんへ」の手紙をしたためるのでした。 その手紙には、たった2行、こうありました。 「ごめんなさい」 「すてないでください」 堂本によれば、ハジメはもう一言、書きたかったそうです。でもその一言は、直接伝えることにしたんだそうです。 ハジメは、信ちゃんと美奈ちゃんをしっかりと見つめ、口を開きます。 「愛しています」 そう、はっきりとした口調で。 いや、あのね、泣けるんです。実に泣ける展開なんですけど、なんかすごく不穏な空気がドラマ全体を包んでいる気がするんですよね。特に今回、「愛」とか「幸せ」とか、そういう言葉が言葉として乱発されすぎてる。どんどん意味が希薄になってきてる。というか、今回はハジメの行動が混乱と解決の両方を担っているので、夫婦の発する言葉が上滑りして聞こえるし、行動がことごとくバカに見えるんです。 タクミ(速水もこみち)が、信ちゃんを評して「ウソっぽいまでに家族を大切にするノリ」となじった場面がありました。 こっちのほうが、しっくりくる見え方なんですよね。ドラマ全体が、愛と幸せを語るフリをしながら、のちのちこの夫婦を断罪しようとしているんじゃないかと邪推してしまうんです。 だって、あの遊川が言うんだもん。「5話以降は、この家族がどうなっていくか、ドラマとして自分で描いていかなければならない」って。 (文=どらまっ子AKIちゃん)テレビ朝日系『はじめまして、愛しています。』番組サイトより
リオ五輪「スペシャルキャスター」の福山雅治、その立ち位置が示すもの
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
スポーツと福山、取り合わせ悪いだろうに
◎迷走の始まり
テレビ朝日系のリオオリンピック番組のテーマソングを歌う福山雅治。曲提供はわかるが、「スペシャルキャスター」なんつって現地スタジオ入り。これまでは「特別記者」「カメラマン」という、別枠からほんのちょっとだけ顔を見せて有難味を振りまくスタイルだったのに。メインキャスターの松岡修造の隣に着席し、進行のための上滑りな会話にも参加。誰と一緒だろうが自分スタイルを1ミリも変えない松岡修造のせいで、一緒にカメラに向かって「届け、勇気!」とフリつきで叫ばされたりしてた。
後藤健二さんを惨殺したISの処刑人「ジハーディ・ジョン」が生まれるまで
2015年、ジャーナリストの後藤健二さんと湯川遥菜さんがイスラム国(IS)によって殺害された。日本人が初めてISに人質として拘束されたこの事件、IS側は日本政府に対して身代金2億ドルを要求。72時間の猶予を発表したが、その結末は2人の死という最悪のものとなった。 当時、公開されたビデオには、オレンジ色のジャンプスーツを着て、カメラに向かってひざまずく2人の間に、黒ずくめの男が立っていた。ナイフを握り、覆面をかぶったその男のニックネームは「ジハーディ・ジョン」。ISの処刑人として、数々の西側ジャーナリストや活動家たちの首を斬ってきた、残忍極まりない人物だ。 しかし、この極悪非道なジハーディ・ジョンの生い立ちを丹念に読み解くと、彼もまた「対テロ戦争」の被害者だったのか……? と、考えが揺らいでしまうだろう。イギリス人ジャーナリスト、ロバート・バーカイクによる『ジハーディ・ジョンの生涯』(文藝春秋)から、この「処刑人」の半生を見てみよう。 ジハーディ・ジョンことムハメド・エムワジは1988年、クウェートに生まれた。湾岸戦争の戦火に巻き込まれたエムワジ一家は93年、イギリスに亡命。西ロンドンのメイダヴェール地区に移り住んだ。家族はアラビア語で話し、母はヴェールをかぶっていたが、一家は決して敬虔なムスリムというわけではなかった。特に、マンチェスター・ユナイテッドの熱狂的なファンであったエムワジは、幼少期には『シンプソンズ』を愛し、中学から高校にかけては、ジェイ・Zやエミネムなどのヒップホップを愛聴した。ベースボールキャップをかぶり、マリファナを吸い、アルコールに酔うやんちゃな少年だったのだ。 そんな彼の人生の転機となったのは、イスラム過激派グループとの交際。近所に住むムスリム移民のモハメド・サルクは、過激なイスラム思想を持つとしてMI5(イギリスの諜報機関)から徹底的にマークされた人物であり、エムワジの世界観にも多大な影響を与えたと考えられている。折しも、05年のロンドン同時爆破テロ以降、保安当局はイスラム過激派に対して目を光らせ、イスラムグループの若者たちを徹底的にマークしていた。その追及の手は、ウェストミンスター大学で学ぶエムワジにも及ぶようになる。サルクなどの人物を介してイスラムグループに入り浸るようになった彼は、日に4~5回の祈祷を行い、コーランの暗記も始めるなど、徐々に信仰に目覚めていった。また、周囲の仲間だけでなく、インターネットでイスラム過激派の「ジハードに参加せよ」というプロパガンダに触れ、その思想を先鋭化させていったのだ。だが、その頃はまだ過激な思想を持つ、その他大勢のムスリムにすぎなかった。 そして皮肉にも、このMI5のマークが、彼をムスリムから「ジハーディスト」へと脱皮させていった。 MI5は、イスラム過激派グループの若者たちに近づき、MI5のスパイとして働くか、テロリストの認定を受けるかという選択を迫るなど、脅迫のような行為でムスリムたちを追い込んでいく。その申し出を断ったエムワジを待ち受けていたのは、長時間にわたる拷問や、婚約者の家族に対する取り調べの末の婚約破談など、「嫌がらせ」の数々だった……。 MI5によって生活をむちゃくちゃにされた彼は、人生の再スタートを求めて祖国・クウェートに渡る。コンピュータ・プログラマーとしての仕事を見つけ、クウェート人女性との婚約も果たしたエムワジ。しかし、またしても、彼の幸福はMI5によって打ち砕かれた。ロンドンに一時帰国したエムワジは、クウェートに向かう飛行機の搭乗時に、テロリズム法のもとに取り調べられ所持品を没収。さらに、警察官に暴力を振るわれ、イギリスからの出国を禁じられてしまったのだ……。一度ならず二度までも幸福を奪われたエムワジが、怒りに打ち震えたことは想像に難くない。 もちろん、諜報機関としては、イスラム過激思想に触れる人間を監視する必要がある。しかし、その行動は、「嫌がらせ」と言えるような行き過ぎたものだった。ロンドン時代のエムワジは、バーカイクのインタビューに対して「MI5に人生を台無しにされた」と嘆く、紳士的で礼儀正しい青年だったという。 13年、厳しいMI5の目をかいくぐってイギリスを脱出したエムワジは、失うものもないジハーディストへと成長していた。ISに参加すると、人質となった西洋人たちに拷問を加え、カメラの前で人質たちの首を斬り、世界中を震撼させる。ロンドンにおいては、不良のケンカ程度しか暴力の経験がなかった彼は、ムスリムとしてのプライドや、過激思想、そして、MI5に対する恨みなど、さまざまな要因が絡み合って、「ジハーディ・ジョン」へと生まれ変わったのだ。後藤さん、湯川さんをはじめ、カメラの前で殺害した人質や捕虜は数十人にも及ぶ。 アメリカやイギリスなど、対テロ戦争を戦う西側諸国から、最重要指名手配犯として血眼で捜索されたエムワジは、15年11月12日、アメリカ軍のドローンからの空爆を受け、殺害された。 イギリス政府は、イスラム過激主義に対して「ゼロトレランス(不寛容)」という厳しい態度をもって臨んでいる。テロの防止という掛け声のもとに、ムスリムやムスリムコミュニティに所属する多くの人々を「テロリスト」と見なし、時には人権侵害も辞さない振る舞いに及ぶ。エムワジが殺害された翌日には、フランス同時多発テロが起こり、「非常事態宣言」のもとに1万人の「要注意人物」が取り調べられた。現在も、ヨーロッパ各地で「テロリスト」の汚名を着せられているムスリムたちは、西側政府や市民への不満を募らせている。今後も、ヨーロッパ中で、第2・第3のジハーディ・ジョンが誕生するのは、時間の問題だろう。 (文=萩原雄太[かもめマシーン])『ジハーディ・ジョンの生涯』(文藝春秋)
卑猥動画の過去も薄れてきたのに……『クリミナル・マインド』のホッチナーが脚本家を蹴って停職処分に!
<p> 2005年から放送されている米「CBS」局の人気ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』。一流プロファイラーたちが、全米で起こる異常犯罪者たちによる凶悪事件現場に乗り込み、犯罪者たちの心理を分析・検証することで事件を解決へと導く姿を描いた物語で、世界的ヒットを誇る長寿番組である。<br /> </p>
『もののけ姫』9回目放送でも視聴率15%超え……ジブリに苦しめられる“裏番組”はどう戦ったか
8月5日の『金曜ロードSHOW!』(日本テレビ系)において『もののけ姫』が放送され、15.1%の高視聴率(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録し話題となっている。 『もののけ姫』は1997年に公開されたスタジオジプリ制作の長編アニメーション作品。テレビでは99年に初オンエアされ、視聴率は35.1%という数字を叩きだした。以降、ほぼ1~2年に1度のペースで放送され、いずれも高視聴率を記録している。 「今回は9回目のオンエアとなりましたが、それでも視聴率15%をキープできるのは“お化けコンテンツ”といえるでしょう。『金曜ロードSHOW!』でも別の作品が10%前後にとどまっているのに対し、ジブリ作品は群を抜いています。もともと、ファン層が広いことに加え、子どもを中心に新たな視聴者を獲得していることも考えられます」(業界関係者) 『もののけ姫』以外にも『金曜ロードSHOW!』ではスタジオジブリ作品がたびたびオンエアされてきた。『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『風の谷のナウシカ』といったキラーコンテンツに対抗しなければいけない裏番組は必死だ。中にはユニークな手段に打って出る番組もあった。 「2002年1月に放送された仲間由紀恵主演で知られる『TRICK2』(テレビ朝日系)ですね。裏で『風の谷のナウシカ』が放送されていたんですが、子どもの習字の題目に“なんどめだナウシカ”と書かせる場面が登場しました。ユーモア精神にあふれていますが、これは裏番組に関わるすべての人の本音ではあるでしょう」(同) 同じコンテンツを繰り返し放送する例は『金曜ロードSHOW!』に限らず、TBSが人気ドラマシリーズ『池袋ウエストゲートパーク』を深夜に再放送したことを皮切りに、各局で見られ今や定番となっている。 つまらない新番組より、既存の人気コンテンツの再放送という流れは今後も増えていきそうだ。 (文=平田宏利)『もののけ姫』(ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社)
ジャニーズWEST濱田出演『ノンママ白書』スタート! 8月13日(土)ジャニーズアイドル出演情報
――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!
※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。
●SMAP
23:12~23:15 『裏Sma!!』(テレビ朝日系) 香取慎吾
23:45~24:45 『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系) 香取慎吾
【特番】
7:00~11:40 『リオ五輪 陸上ほか』(TBS系) 中居正広
●TOKIO
6:00~ 8:00 『週刊ニュースリーダー』(テレビ朝日ほか) 城島茂
なぜレイプ被害者が何もかもを失ってまで犯人を追い詰めなくてはならないのか。『涙のあとは乾く』
キャサリン・ジェーン・フィッシャー氏をご存知の方もいるかもしれません。彼女は2002年に、神奈川県横須賀米国海軍基地近くで米軍兵士にレイプされ、さらに日本の警察や官僚機構によるセカンド・レイプを受け、そこから12年間、正義を求めて日本やアメリカなどと戦い続けた、日本在住のオーストラリア人女性です。彼女は今年、この12年間の戦いを記録した『涙のあとは乾く』(講談社)という手記を出版しました。
彼女の本を読んだ後、ぜひこの人と対談したいと出版社を通じて申し込んだのですが、彼女から返ってきた答えは「ノー」でした。
諦めきれず粘った結果、一度お会いする機会を設けていただくことができました。そして今週の火曜日に、キャサリン・ジェーン・フィッシャー氏とお話をしてきました。
彼女は申し訳なさそうに、しかしはっきりと「このインタビューをお受けすることはできません」と私と、私の編集担当に言いました。メッシーの「ポルノのような広告バナーの横に、私の対談が載ることは、私の仕事、この本のイメージや品位を貶める」と言われてしまったのです。
メッシーは「女性が縛り付けられている様々な規範にノーをつきつける」という使命を掲げている媒体です。しかし、同時に「セックスのことばかりの媒体」という誤解も受けやすく、私自身も知人から「せっかく良いこと書いてあっても、この広告バナーだから、オフィスや電車で開けない」と言われることがあります。
フィッシャー氏には「メッシーという、誤解されやすい媒体に載ることで、私の仕事や本が誤解される可能性、セックスとレイプは同じなんじゃないかと誤解する人が出る可能性が1%でもあるならば、それは私が引き受けるべき仕事ではない」と言われました。
私も、そして担当編集もその一言で、これ以上の交渉を諦めました。残念ながら、メッシーでの対談は実現できませんでしたが、読者の皆さんにはぜひ彼女の著書を手にとってもらいたいと思い、今回は彼女の著書のレビューを書きたいと思います。
◎性暴力被害者を保護しないことこそが、セカンド・レイプではないか
この本は、レイプという性的、物理的、精神的暴力のみならず、フィッシャー氏という一人の人間・女性に対して、アメリカと日本という二つの国家権力が行った人権侵害との戦いの記録でもあります。
2002年4月、フィッシャー氏はボーイフレンドをバーで待っている間に、飲み物に薬物を盛られ、車に連れ込まれて見も知らぬ米兵にレイプされました。レイプ犯の名はブローク・ディーンズ。フィッシャー氏は事件そのもののショックやトラウマのみならず、セカンド・レイプとしか言いようのない日本の警察による事情聴取にも深く傷つけられました。
セカンド・レイプというのは心理的なレイプとも言えるものです。性暴力被害者に対する事情聴取や診察において、医師や警察官が「なんで一人で夜道を歩いていたんですか」など、被害者に責任があるかのような発言をすること、好奇の目で被害者を見ることなどで被害者を二重に傷つけることをセカンド・レイプと言います。また、犯人を批判することを目的とした報道や裁判でも、その事件が話題にされること、被告人のために行う弁護のための主張や尋問が被害者を傷つけることもあります。
レイプされた直後、日本の警察がフィッシャー氏に対して行ったことは、ボロボロになった彼女を保護したり、病院に連れて行ったりすることではありませんでした。警察は、レイプ犯によって下着も脱がされ、あざだらけになっていた彼女を、レイプされた車まで連れていき、その中でどのようにレイプされたか再現させたり、執拗に尋問を繰り返し、挙げ句の果てには「信ぴょう性にかける」などと言い放ったのです。 警察官たちは温かい慰めの言葉ひとつかけるでもなく、「病院に行きたい」という彼女の訴えを無視して、何時間も「事情聴取」という名のセカンド・レイプを行いました。
数時間後にやっと連れて行ってもらえた病院では簡易な診察しか行われませんでした。驚くことに「レイプキット」、つまり被害者の膣内からレイプ犯の体液を採取し、法医学的証拠を採取するためのキットすらなかったのです。
フィッシャー氏は、日本におけるレイプなど性的暴行、性的犯罪への警察・行政・病院などの対応が彼女の出身国であるオーストラリアと比べていかに遅れているか、いかに被害者をないがしろにするものであるかをこのとき知ります。
レイプ被害者はその直後はもちろん数年以上経っても、トラウマやPTSDなどにより、心に問題を抱えることも多く、自殺の危険性も高いため、24時間体制で被害者を支援する制度が必要です。
しかし、日本にはこうした24時間体制の性犯罪被害者保護センターがありません。フィッシャー氏はこの点について非常に大きな問題意識を持っており、自ら24時間体制の保護センターを設立するための活動をしています。彼女の保護センターは来年初頭に設立予定で、フィッシャー氏は今まさに、そのための準備をしています。
◎何もかもを失った彼女が手に入れた、1ドルという勝利
日本の性犯罪被害者に対するサポート体制の手薄さや、警察・行政・病院でのセカンド・レイプが彼女を、そして日本でレイプにあう人びとを余計に苦しめ続けています。
フィッシャー氏にとって正義を求めるための一番苦しい戦いは、その後でした。
フィッシャー氏はレイプ犯、ブローク・ディーンズを相手取って裁判を起こし、東京地裁は被告を有罪とする判決を下します。命じられた賠償金はたったの三百万円。
しかし、この公判の最中に、被告はアメリカに送還され、そこで名誉除隊となります。アメリカ軍は、この卑劣なレイプ犯に対して、日本で公平な裁きが下されることを妨害したのです。そして、日米地位協定があることから、日本政府もまた彼女の闘いを無視し続け、妨害し続けました。
しかし、彼女は諦めませんでした。アメリカで再び裁判を起こすため、家も財産も失いながら、アメリカに送還されてから行方がわからなくなっていた犯人の居場所を突き止めたのです。その追跡の過程で、ブローク・ディーンズからレイプされた被害者が複数人いること、アメリカ国内においてこのレイプ犯が育児放棄の罪で刑務所に入れられていることが明らかになりました。
彼女はアメリカに渡り、レイプ犯ブローク・ディーンズを相手取って裁判を起こすところまで追い詰めます。
国外で判決が出た事件をアメリカの裁判所が扱うことはこれまで前例がありませんでした。しかし、彼女と彼女の弁護団の粘り強い訴えにより、アメリカの裁判所で審理が行われ勝利をもぎ取ります。フィッシャー氏は、外国で判決が下されたレイプ事件を、アメリカの裁判で闘い、勝訴するという画期的な前例を作り出したのです。
東京地裁の判決がアメリカで執行されることを認める代わりに提示された条件は、賠償金の支払い義務の免除。彼女が受け取った賠償金はたったの1ドルでした。しかし、この1ドルの賠償金こそ、何もかも失い、人としての尊厳さえ踏みにじられたフィッシャー氏がようやく勝ち取った、かけがえのない勝利なのです。
◎レイプ被害の痛みと、執念の闘いを知って欲しい
アメリカ軍はレイプに対して非寛容の姿勢を唱えています。しかし、彼らが世界中で実際に行っていることは、アメリカ軍によるレイプが起こったらとにかく隠蔽しよう、うやむやにしようとしているとしか思えません。
そして、改定されたとはいえ、日米地位協定は相変わらず日米間の不平等条約であり、被害者の救済を第一に考えてはいません。
彼女は、声をあげること、正義を求め続けることを自ら体現し、勝利しましたが、同時にたくさんのものを失い、傷つきました。フィッシャー氏のように闘い、勝利を勝ちとれる人ばかりではありません。日本のレイプ被害者の多くは泣き寝入りをしています。レイプ被害者も、そうではない人も、米軍基地問題に関心がある人も、そうではない人も、すべての人に『涙のあとは乾く』を実際に手にとってもらうことで、レイプ被害者の痛みや、彼女の闘いの何がすごいのか、それを感じ取ってもらいたいと思います。
フジテレビ『みんなの夢大陸』の目玉「居酒屋えぐざいる」がガラガラ!「日本テレビのせい!?」
フジテレビ主催の夏イベント『お台場みんなの夢大陸2016』(開催中)の目玉である「居酒屋えぐざいるPARK」が「ガラガラ」と話題だ。 「居酒屋えぐざいる」は、人気グループ・EXILEが夏季限定で開催する外食屋台イベント。2009年にバラエティ番組『EXILE GENERATION』(日本テレビ系)で「居酒屋えぐざいる」というコーナーが始まったのをきっかけにお台場でスタートし、12年に『お台場合衆国』のサテライト会場に移行。13年以降は「居酒屋えぐざいるPARK」に名前を変え、毎年、フジ主催のイベント内で行われている。 メンバー考案のメニューが食べられるほか、LDH所属タレントに会えるチャンスも。例年、数時間待ちは当たり前だった人気イベントだが、今夏に訪れたEXILEファンのTwitterには、「ガラガラすぎてビビる」「昨年4時間も並んだのに、待ち時間なくてガラガラだった」「昨年に比べてめちゃガラガラ さいこお」「NAOTOさんの席だったし、中にはいるのに5分も待たなくてガラガラで空いてたからなにもかも待たなかった」「毎年恒例居酒屋えぐざいる。 何年目?通い続けてるけど、、、こんな並ばないでガラガラはじめてw」といった書き込みであふれている。 「フジの“視聴者離れ”と並行するように、イベント来場者自体が激減しているのも要因ですが、日本テレビ主催の大型イベント『超汐留パラダイス!-2016 SUMMER-』にファンが流れているのも、大きな理由です」(芸能記者) 『超☆汐留パラダイス!』は、日テレが開催する夏の大型イベント。『お台場みんなの夢大陸』に比べ小規模ながら、今年はLDHと日テレが共同で行うエンタテインメントプロジェクト「HiGH&LOW」の世界観を再現したブース「HiGH&LOW THE BASE」に力を入れている。 ここを訪れたファンのTwitterには、「セットかなり豪華で驚いたw待ち時間1時間以上あってしんどかったけど待つかいある!!」「飲食エリアいきたかったけど、混みすぎてやばいからやめた 物品販売でも2、3時間待ち」「HIGH&LOW THE BASE混みすぎ 90分待ち!」などの投稿が。 「『HiGH&LOW THE BASE』には、劇中のセットや衣装が展示されているだけでなく、『HiGH&LOW DINER』という飲食スペースも。ここでは、メンバーの衣装を眺めながら、劇中の世界観満載のメニュー全41品を食べることができる。代わり映えのない『居酒屋えぐざいるPARK』よりも、目新しい『HiGH&LOW THE BASE』に客が集まるのも無理はない。放送収入が激減し、イベント収入などに頼っているフジにとって大打撃といえそう」(同) なお、『お台場みんなの夢大陸』は入場料2,000円(大人)がかかるのに対し、『超☆汐留パラダイス!』は無料。ただし、「HiGH&LOW THE BASE」に入るための入場料1,000円が必要だという。 ブースの出来を比較しても、日テレに客が流れるのは当然。フジは視聴者だけでなく、LDHにも見放されてしまったのだろうか?「HiGH&LOW THE BASE」の紹介動画
母の入院で、実家に借り出された私は爆発寸前! 都会暮らしの役立たず姉が憎い!!
【作品名】「予想通りの結末」(前編) 【作者】桜井まり子『ご近所の悪いうわさ』
【作品紹介】母の突然の入院で、実家の家事を引き受けることになってしまった私。夫や子どもの世話との両立にパンク寸前! こんなときは、都会で1人暮らしの姉にヘルプを頼みたいけれど……。
【サイゾーウーマンリコメンド】甘やかされて育った姉と、真面目な妹の物語ですが……“実家を出て上京した長女”の私は肩身が狭くなるばかり!! 地元に残った妹に恨まれてはいないか……ドラ娘の自覚がある人は、お盆の帰省前に読んで気を引き締めましょう。



