NMB48卒業した渡辺美優紀「自由に大胆に生きていきたい」 “1本5,000万”AVオファー殺到か

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 NMB48を電撃卒業した“みるきー”こと渡辺美優紀に、あの業界が熱視線を送っているという。  9日、大阪市内のNMB48劇場で行われた卒業公演では、「最高のアイドル人生を送れました。幸せでした」と笑顔でファンに別れを告げた渡辺。先月発売されたラスト写真集『MW』(ワニブックス)に続き、今月19日には『渡辺美優紀 ファーストスタイルブック MILKY』(光文社)を発売。これを最後に、当面は芸能活動を休止。今後の所属事務所なども未定だという。 「周囲のスタッフが、NMB48を卒業したメンバーの受け皿となっている吉本系列の芸能事務所『Showtitle』に移籍を勧めたものの、本人がこれを拒否。今後は『やりたいことが10個ある』と言いつつも、具体的な内容については、メンバーや関係者にも口を濁しているそうです」(芸能ライター)  渡辺といえば、2010年にNMB48の初期メンバーとして芸能界入り。小悪魔キャラで人気を博し、山本彩とともにエースメンバーとして活躍。14年3月には、イケメンモデルの藤田富との“お泊まりデート”が「週刊文春」(文藝春秋)にキャッチされ、騒動に。今年に入ると、卒業をにおわせるような発言が目立ち、4月に卒業を発表した際には、ファンから「やっぱりな」という声が相次いだ。  最近の卒業インタビューの中で、今後について「これからも自由に大胆に生きていきたい」「面白みがあったり、ギリギリの範囲で、みんなが笑って許せるラインを生きていきたい」などと発言していた渡辺。「新しい世界で突き詰めたい」と新たな挑戦に意欲を示す彼女に、あの業界からアプローチがありそうだ。 「AV業界には、みるきーにオファーしたいと言っている有名監督が何人もいますよ。白い肌にマシュマロおっぱいと、男好きするスタイルが人気の彼女ですが、ラスト写真集も『エロ本か!?』と見間違うほどのエロさでしたからね、期待も高まりますよ。彼女には、AVでは破格とも言える、1本5,000万円クラスのギャラが提示されそう。現在、SKE48出身の三上悠亜が大ブレーク中ですが、みるきーがこれに続くかもしれません。何せ愛称がみるきーですから、デビュー作に夢が広がりますね」(AV業界関係者)  今後、AVメーカーによる争奪戦が予想される渡辺。好奇心旺盛なことで知られる渡辺だけに、期待できそうだ。

視聴率急落! フジ『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』関ジャニ∞・横山裕の演技がガタガタ!?

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フジテレビ系『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』番組サイトより
 フジテレビ系『ON 異常犯罪捜査官・藤堂比奈子』5話の視聴率は、6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。ぐんと急落しました。リオ五輪に持っていかれたかと思いますが、このタイミングでの、この数字は先が思いやられると言えるでしょう。  5話は、後半戦に向けての転換点でした。これまで謎だった“自身が行った殺害方法で自殺”した殺人犯たち、1話の宮原秋雄(清水優)、藤堂の同僚の鈴木仁美(篠田麻里子)を殺害後に留置場で自殺した大友翔(三浦貴大)、拘置所で自殺した鮫島、自分の胸に包丁を突き刺して自殺した男、“スイッチを押す者”が流した映像の中で、自殺した医者。この5人は“猟奇自殺”とされていましたが、実は全員が心療内科医・早坂雅臣(光石研)の患者だということがわかってきました。前回、意味深発言で黒幕感を漂わせていた早坂。果たして真相は?  一方で、藤堂比奈子(波瑠)は中島保(林遣都)に好意を持っているようです。自分を“心なくして生まれてきた”と語る藤堂にとっては、大きな変化です。中島のことを考えていると、鑑識の月岡真紀(佐藤玲)、三木健(ジャングルポケット・斉藤慎二)らに「恋する乙女みたいな顔しちゃって」と、わざとらしく2回も言われてしまいます。  そんな中島と藤堂が、力を合わせて早坂を追い詰めていく……そんな展開を予想していましたが、裏切られました。  一連の“猟奇自殺”を犯罪者たちにさせていたのは、中島だったのです。さらに、ドラマ中盤で早坂は殺されてしまいますが、その犯人を操っていたのも中島でした。  早坂と中島の2人がやっていたことは、行動を科学的に分析するプロファイリングを超えた「潜入」という方法でした。もうSF的な設定です。この方法で、早坂は犯罪を抑止し、平和な世界を作ることを夢見ていましたが、中島は違いました。師弟だった2人は違う方向を向いていたんですね。  理解者であり、好意を寄せていた中島が殺人犯であることと、猟奇自殺を目の当たりにして、これまでになく藤堂は感情を露わにします。藤堂に“人間らしさ”を与えたのは皮肉にも、異常犯罪そのものでした。 「5年前の女子中学生殺人事件」の第一発見者でもある中島は、その犯人・久保一弥(中林大樹)を猟奇自殺させることで、自身との決着を着けます。久保が死んだことを確認すると、中島は拳銃を取り出してこめかみに当てます。  しかし、その引き金が引かれることはありませんでした。駆けつけた東海林泰久(関ジャニ∞・横山裕)が放った銃弾が、中島の手から拳銃を弾き落としたのです。厚田(渡部篤郎)によって中島は逮捕されるのでした。  というのが、今回のお話。今回から、藤堂は急に人っぽくなりました。表情に動きが出てきたし、おそらく、メイクを前4話と変えているんでしょうね。顔のイメージが明るいです。  コンビ解消で放ったらかしになっていた東海林と藤堂の関係にも、進展が。ラストで、東海林が藤堂から七味を借りて、藤堂と同じように七味をかけてコーヒーを飲むシーンがあります。筆者はこのシーンを好意的に受け取りました。  1話から、藤堂のことは眼中にすらないといった感じだった東海林が、初めて藤堂に興味を示したシーンだと思います。人間味を取り戻した藤堂は、東海林の良き相棒になれるのか? 2人の関係をかき乱すような事件が、今後起きると予想します。東海林の妹が殺害された事件と、今回の事件との関係もありますし、犯人の消息も出てきていません。  しかし、横山裕の演技がガタガタになってきましたね。ひょうきんなイメージのある彼ですから、1話でみせた荒っぽい刑事の演技は新鮮に感じましたが、役が役なので仕方ないんですが、仏頂面とぶっきらぼうな話し方の、ずっと同じ演技。滑舌もちょっと悪いので、何を言ってるかわからないところもいくつかありました。後半戦は間違いなくキーになる役なので、滑舌だけはしっかりと老婆心から言っておきたいと思います。 (文=どらまっ子HAYAちゃん)

【読者アンケート】Hey!Say!JUMPのアルバム『DEAR.』で一番よかったユニット曲は?

 7月27日に発売された、Hey!Say!JUMP5枚目のアルバム『DEAR.』。8月15日付オリコン週間アルバムランキングでは、グループ初となる2週連続1位を獲得し、人気を裏付ける形になっています。

 9人の大所帯であるHey!Say!JUMPは、メンバーのソロ曲がアルバムに収録されたことはありませんが、その分ファンを楽しませているのが、3枚目の『smart』以降定番になっているユニット曲。じゃんけんやくじなど、組み合わせは都度変更。思わぬ人がラブリーな曲を歌ったり、古き良き時代のアイドルスタイルを貫いたりと、普段のHey!Say!JUMPとは違った一面が見られます。

 今回の『DEAR.』でも初回限定盤2には、4組のユニット曲が収録されていましたが、あなたが一番ひかれた曲は? 理由を添えて投票ください!

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【読者アンケート】Hey!Say!JUMPのアルバム『DEAR.』で一番よかったユニット曲は?

 7月27日に発売された、Hey!Say!JUMP5枚目のアルバム『DEAR.』。8月15日付オリコン週間アルバムランキングでは、グループ初となる2週連続1位を獲得し、人気を裏付ける形になっています。

 9人の大所帯であるHey!Say!JUMPは、メンバーのソロ曲がアルバムに収録されたことはありませんが、その分ファンを楽しませているのが、3枚目の『smart』以降定番になっているユニット曲。じゃんけんやくじなど、組み合わせは都度変更。思わぬ人がラブリーな曲を歌ったり、古き良き時代のアイドルスタイルを貫いたりと、普段のHey!Say!JUMPとは違った一面が見られます。

 今回の『DEAR.』でも初回限定盤2には、4組のユニット曲が収録されていましたが、あなたが一番ひかれた曲は? 理由を添えて投票ください!

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城島茂「LINE拒否」、長野博「Kis-My-Ft2ファンに遭遇し身を隠す」平家派に夏到来!

<p> 光GENJIのバックダンサーとして誕生した平家派。2008年の『ザ少年倶楽部プレミアム』(BSプレミアム)で、TOKIO・城島茂、山口達也、国分太一、V6(20th Century)の坂本昌行、長野博、井ノ原快彦によって再結成された伝説のグループだ。今回もそんな6人に関する7月の動向・話題を振り返りたい。</p>

韓国・リオ五輪中継で男性アナが“性差別発言”連発? 視聴率低迷のテレビ局が泣きっ面に蜂

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イメージ画像(Thinkstockより)
 五輪まっ盛りの中、韓国のネット上では「2016年リオ五輪中継性差別発言アーカイブ」というものが話題になっている。これはその名の通り、テレビ中継での性差別発言をまとめたものだ。ウィキペディアのように誰でも編集可能で、現在も随時更新されている。  アーカイブを見てみると、性差別発言は開幕日から早速始まっている。8月6日に行われた女子柔道48kg級1回戦では、SBSの解説委員がベトナム代表選手に向けて年齢は数字にすぎないというが、28歳は女性としては高い年齢だ」と発言。同じく準々決勝では、モンゴル代表選手を「見た目はぷにぷにしているが、試合では押しが強い選手」と紹介した。  国営放送KBSも、同じ試合で男性アナウンサーが隣の女性アナウンサーに「48キロ以上? 以下?」という質問を投げかけたり、フェンシング女子エペ準々決勝では、韓国のチェ・インジョン選手が笑顔を浮かべて入場すると、「ミスコンに出場する選手のようだ」と述べた。  また、7日のビーチバレーの中継では「リオデジャネイロと聞くと、美女のビキニ姿が頭に浮かぶ」「ビーチバレーと聞いただけで気分がいい」と口走ったり、8日に行われた水泳の女子100m背泳ぎ予選では、1着となった13歳のネパール代表選手に対し「拍手されて当たり前。顔もかわいいから」と発言するアナウンサーがいたとか。  これらの発言について、ネット上ではさまざまな意見が飛び交っている。 「自分の耳を疑った」「せめて外見の品評はやめてほしい」「性差別をするつもりはなかったと思うけど、だからこそ問題。無意識で性差別しているってことだから」といった声が上がる一方で、「これのどこが性差別発言なんだ?」という意見も目立つ。  また男性からは、「女たちの被害妄想も甚だしい」「過敏に反応しすぎなんだよ。かわいい・キレイって褒めるのもダメなのか?」「これぐらいで性差別って感じるなら、テレビなんか見るなよ」などといった書き込みが寄せられている。  韓国では金ダル候補が次々と予選落ちし、リオ五輪の視聴率は低迷中。その上、性差別発言がやり玉に挙げられ、テレビ局は半べそをかいている。今回の五輪は、韓国にとって早くも反省の多い大会となりそうだ。

Kis-My-Ft2二階堂が『プレバト!!』に登場! 8月11日(木)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

25:03~25:33 『ゴロウ・デラックス』(TBS系) 稲垣吾郎

【特番】
6:45~9:00 『リオ五輪 サッカー予選他』 中居正広
20:00~24:00 『リオ五輪 卓球男子シングルス他』 中居正広


●TOKIO

5:50~ 8:00 『ZIP!』(日本テレビ系) 山口達也 ※五輪リポーターとして出演可能性あり
9:00~10:50 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也

「すべての女よ、悪女であれ!」――女性誌による悪女像の系譜

◎うちなる「悪女」への憧れを解放せよ!

「悪女」はもともとネガティブなイメージで語られがちだったが、「美人は得」の価値観が社会に蔓延した結果、目指すべき女性像として一部から羨望を集める存在となった、というのが前回までのお話。くどくどと語ってしまったが、「わたし、悪女だから」と言われた場面を想像してみてほしい。「さぞや、おモテになるんでしょうね」と思うはずだ。つまり、「悪女」という言葉は、美人やモテの象徴として現在では流通している。

では、「悪女」は女性ファッション誌や週刊誌などで、どのように語られてきたのだろうか。ちょっと調べてみるとわかるのだが、「悪女」を特集する雑誌記事は、意外なほどに多い。

ひとつのジャンルとして確立されているのが、前回も紹介した「悪女占い」なるものだ。

『女性セブン』(小学館)2001年2月22日号には、古代ユダヤに伝わるという“カバラ数秘術”によって、自分の悪女タイプを判定できる占いが掲載されている。「悪女」のタイプには、楊貴妃、西太后、クレオパトラ、阿部定などそうそうたる悪女オールスターズが並ぶ。ちなみに著者(男)は、マリー・アントワネットタイプの「悪女」で、「男は超イケメンかお金持ちじゃないと許せず、利用価値がないとわかったとたんポイ捨て」なんだそうだ。

“カバラ数秘術”がなんなのかは寡聞にして存じないが、「あなたに隠されたホントの魅力」という見出しからわかるのは、「女ならば、誰もが悪女の要素を持っている」との考え方が前提にあることである。同ページに美容整形の広告が載っているのが、なんとも趣深い。

『JJ』(光文社)2002年10月号の「悪女占い」は、質問に答える形で悪女タイプを芸能人の性格別に判定できる。叶恭子、神田うのといった誰もが納得できるタイプがいる一方、松嶋菜々子、深田恭子といった一般的には「悪女」のイメージが薄い芸能人も槍玉に挙げられている。美人という理由だけで「悪女」扱いされるのも、ひとつの勲章なのだろうか。

『JJ』の見出しには、「実は密かに憧れちゃう?」という煽りが使われている。「密かに」は、『女性セブン』の「隠された」と同じニュアンスの言葉だ。女性誌でこうしたエクスキューズが用いられるところを見ると、「悪女」という言葉の持つ複雑さを認めざるを得ない。

つまり「悪女」のネガティブな印象に後ろめたさを感じるものの、実は密かに憧れている。しかし、女ならば誰もが「悪女」の要素を持っており、うちなる欲望を解き放つべきだ、ということだろう。「悪女占い」は、そうした潜在意識に気付かせるカジュアルな方法であり、普段は表立って語ることができない「悪女」への羨望をくすぐるコンテンツなのである。

◎つまようじでキスマークを消す70年代の悪女

『女性セブン』2013年3月7日号では、「悪女シリーズ」などの作品で知られる作家の越智月子がインタビューに応えている。いわく、「女性は誰しも心のどこかで悪女に憧れている」「女同士って、パッと一目会った時から、“この人にはかなわないな”とか“この人より勝っている”みたいなものが直感でわかる」のだとか。女同士の間でパッと一目会った瞬間に、格上か格下かの判断が下され、「悪女」は戦闘力が高い格上の女として扱われる。

ならば、女性誌が提唱する格上の「悪女的な生き方」とはどのようなものなのだろうか。「性と愛のあらゆる場面で、すぐに役立つ ちょっぴり悪女の悪知恵21章」と題された『女性自身』(光文社)1974年5月25日号の記事は、時代が古いだけにかなり笑える内容だ。

まず、当時は保守的な家庭が多かったせいか、「悪女」のための親対策が紹介されている。外泊を承知させる方法のほか、「鍼の代わりに、つまようじで周囲をチクリチクリ。1日2回ずつ」などといった、本当に効果があるかどうかわからない謎の「キスマークの取り方」が指南される。加えて、乱れたあとの化粧法として、「黒砂糖入りパック」なる怪しいものの作り方まで掲載。砂糖は喫茶店のシュガーパックでもいいというから安上がりだ。そもそも、実家に住み、親の目を気にしている時点で、ずいぶん行儀のいい「悪女」である。

さらに、男への対策として「処女のふりをする方法」という悪女ハック(?)が紹介される。親と男の前では清楚で通すことが、当時の美徳とされていたのだろうか。ここでの「悪女」はあくまで内面的なものであり、おおっぴらに解放させるものではないことがわかる。

一方、時代が進んで『週刊女性』(主婦と生活社)1988年4月26日号では、もう少しオープンな悪女像が提示される。浮名を流した当時の人気女優たちを紹介し、「色白で肌をぜったいに焼かない」、「ストレートか大きなウエーブのロングヘア」、「ダイヤのピアスをさりげなく」、「シャネルのバッグ」「1足3000円のストッキング」といった悪女像をイラストで紹介している。「美人でなけりゃダメ。ブスだったら、ただの性悪女!!」と手厳しい。

「HOW TO 悪女」というコーナーでは、恋愛と結婚は別であり、「恋の相手はハンサムで遊び上手なカルイ男、結婚するのは金持ちで尽くしてくれる男」。さらには、「男の数だけ資産を増やす」「目的別に男を作る」「男のライバル意識を利用する」といった言葉が並ぶ。

同じく『週刊女性』による2015年2月24日号の特集「男を惑わす悪女のテクニック」は、かなりあけすけだ。「男を本気にさせ、意のままに操り、金を貢がせる」方法を、歴史上の悪女から学ぶ内容となっている。「男を惑わす女=悪女」が特集の定義になっているようだ。

美しさ、性的魅力、自己演出力、社交スキルといった「エロティック・キャピタル」をフル活用し、男をゲットして利益を得る。女に生まれたからは、うちなる悪女性に目を向け、それを上手に利用しない手はない。それこそが悪女的な生き方だ、ということだろうか。

◎『an・an』が提唱する強い悪女像

これらの悪女像に共通点して見られるのは、男性中心社会を前提としていることだ。社会が男を中心に回っているなら、その前提を逆手にとって世の中を上手に渡っていけばいい。悪女にしてみれば、男なんてチョロいもんである。だから、過剰な「逸脱」はしない。既存の社会から逸脱してしまったり、壊したりしてしまっては「ハック」にならないからだ。

「男から利益を得る」という発想は、「男が利益を独占している」ということの裏返しにほかならない。それに対するレジスタンスとして、悪女的な生き方が提示される。「利益をこっちにもよこせよ、おら!」というわけだ。つまり、「男が利益を独占している社会構造」の転覆を狙うのではなく、あくまで既存ルールの隙をついた、ゲリラ的な局地戦を仕掛けている。男からの眼差しを内面化し、それに過剰な抵抗をしない作法だと言えそうである。

もちろん、こうした悪女像に対して反感を持つ者もいるだろう。「悪女」なら男からの眼差しを気にせずに、もっと強く生きるべきだ。男に媚びる必要なんてない、と。そのような強い悪女像を打ち出してきた雑誌の一つに、ご存知、『an・an』(マガジンハウス)がある。

1986年4月18日号では、「少し 悪女の 感覚。」という特集で、当時の現代的な「悪女」のライフスタイルを、外国人モデルを起用したフォトグラビアとともに紹介されている。

「仕事を早めに終えて、化粧室で素早く変身。6時きっかりに、いい顔でオフィスを出たいから」

「上司にチクリと言われても平気。その分、昼間はテキパキ、無駄口なんかしないで、人一倍働いているって自信を持って言えるから」

「男に独占されたくないし、ちやほやされるのもまっぴら。好きな男がこっち向くと、急にプイッと無視したくなることもよくある」

「男のために料理をしない、そんな女になる」

「ブーブー、とクラクションの音。2回だけしか鳴らさないでね、と私の言いつけを守る彼を罰として15分待たせる」

「5つ星のホテルのダブルとシングルの2つの部屋。シングルは私の名前で予約する。(中略)その気にならなければ、彼を置いて帰る、そんなこともできるように私だけの部屋をいつもリザーブしておく」

「男と一緒に朝を迎えない」

なんとも、ずいぶんな「悪女」である。クラクションのくだりに至っては、なぜ言いつけを守ったのに、罰として15分も待たされてしまうのか、わけがわからない。しかし、おそらく伝えたいメッセージとしては、「男の眼差しに絡め取られるな」ということだろう。

また、同号では、「私なら、こんな悪女になりたい。」というコーナーもあり、女優や作家が自身の悪女像を披露している。女優の秋吉久美子は、男の前で、そそるようなポーズを取るような「悪女」を「いわば日帰りコースの悪女」と批判し、「本当の悪女ならば、男の眼を意識なんてせずに、自分の世界で生きているはず」としている。さらに、1998年8月7日号では、作詞家・プロデューサーの秋元康が「普通の女の子って、これはいけない、あれもルール違反だとかいって、気持ちや願望を押さえ込んでしまう。(中略)魔性の女はそれと正反対のことをしているから目立つ、だからモテるんですよ」と自説を述べている。

男に媚びるのは、「日帰りコース」の甘ちゃん「悪女」であって、本格派は違う。男の眼を意識せずに、我が道をいくのが本当の「悪女」なのだ。しかし、なぜ「自分の世界で生きる」ことが悪なのだろうか。やはり、ここにもなにか抑圧的なものを感じざるを得ない。

つまり、これも男性中心社会の転覆を狙ったものではない。構造を無視する。無化する。男性中心の構造をないものとして扱って、自由に生きる。しかし、根本的な問題とは対決せず、構造そのものは別の場所で温存されたままなのである。「悪女」に、男性中心社会の転覆を狙う「革命型」、男の眼差しを内面化する「順応型」、男の眼差しを無視する「逃避型」の3タイプがあるとするならば、後の2タイプが女性誌の推す悪女的な生き方なのだ。

悪女性の解放は、ほどよくが一番。これが女性誌のたどり着いた、現代的な悪女像である。

重力も人種の壁も乗り越えて、自由になりたい! ナチスと闘った黒人選手の葛藤『栄光のランナー』

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米国内で人種差別に苦しんだジェシー・オーエンス(ステファン・ジェイムス)。彼にとってベルリン大会は、最初で最後の五輪出場だった。
 近代オリンピックは1896年のアテネ五輪から始まったが、現在のオリンピック大会に近い、巨大なスポーツイベントとして成長を遂げたのが1936年に開催されたベルリン五輪だった。ナチスドイツを率いるヒトラーは「ゲルマン民族の優位性を示すための場」として五輪を位置づけ、開会式で聖火リレーを導入するなど、様々な感動的な演出が施された。女優兼監督だったレニ・リーフェンシュタールは二部作のドキュメンタリー映画『オリンピア 民族の祭典』『オリンピア 美の祭典』(38)を残し、スタジアムに集まった観客たちの熱狂ぶりを今に伝えている。そんな“ヒトラーのオリンピック”とも称されたベルリン五輪で、ひとりの選手として孤高の闘いを挑んだのが米国代表の黒人選手ジェシー・オーエンスだった。彼は100m走をはじめ、4種目で金メダルに輝き、ヒトラーが唱えた「ゲルマン民族の優位性」が単なる妄想でしかないことを証明してみせた。 『栄光のランナー 1936ベルリン』(原題『Race』)は、ジェシー・オーエンスが陸上選手として絶頂期を迎えた20歳から22歳の2年間に絞ってスポットライトを当てた実録ドラマだ。物語の前半は貧しい家庭で育ったジェシーが良き指導者と出会い、めきめきと天賦の才を発揮していく胸熱な学園ドラマ編となっている。一家の期待を一身に背負って、オクラホマ州立大学に進学するジェシー(ステファン・ジェイムス)。自由な空気の西海岸ではなく、黒人への偏見が強い中南部の大学を選んだのには理由があった。オクラホマ州立大学陸上部コーチのラリー・スナイダー(ジェイソン・サダイキス)の指導を仰ぐためだった。ジェシーがトラックで走る姿を一瞬見ただけで、ラリーもジェシーにぞっこん。肌の色を越えて、ラリーとジェシーは相思相愛の関係となる。実家へ仕送りしなくてはならないなどの事情を抱えたジェシーだが、ラリーとの師弟関係によってクリアされる。ラリーが見守る中、ジェシーは100m走、200m走、走り幅跳びで次々と世界記録を更新。米国きってのスプリンターへと羽ばたく。  次期ベルリン五輪での活躍が期待される有望選手になったジェシーを、家族は温かく祝福する。だが、お祝いの席に意外な来客が現われる。全米黒人地位向上協会の会長(グリン・ターマン)がジェシー宅を表敬訪問し、ジェシーの活躍を賞讃したその口で、「ベルリン五輪は欠場してほしい」と伝える。金メダルが確実視されるジェシーが五輪をボイコットすることで、ヒトラーの人種差別政策の非道さを世界に訴えることができると。会長はジェシーがトラックで走る姿を一度も見ることなく、ジェシーに五輪欠場を迫った。ヒトラーと同じくらい冷酷な要求だったが、純朴なジェシーは欠場を真剣に考え始める。コーチのラリーはこの考えに唖然となるが、五輪に出場するかどうかはジェシー個人の判断に委ねる。
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ラリー・スナイダー(ジェイソン・サダイキス)の指導により、ジェシーはアスリートとしての能力をめきめきと発揮していく。美しき青春!
 ベルリン行きを断るべきか揺れ動くジェシーに、自分の気持ちに素直になるよう声を掛けたのは、ライバル選手のピーコック(シャミア・アンダーソン)だった。同じ黒人選手として100m走をコンマ差で競い合ったピーコックだったが、下半身の怪我で選手生命が絶たれていた。「オリンピックに出場して、ヒトラーの鼻をあかせ」とピーコックはジェシーの背中を押す。ピーコックにとってもジェシーにとっても、100mを走るわずか10秒の世界こそが、人種も生い立ちもすべてのしがらみから解き放たれて自由になることができる特別な時間だった。わずか10秒間の自由を求めて、ジェシーはヒトラーが待つベルリンへの渡航を決意する。  物語後半は、いよいよベルリンでの対決編だ。巨大スタジアムには大観衆が詰め寄せていた。海外遠征に慣れていないジェシーは、走り幅跳びの予選で2度続けてファウルを犯してしまう。絶体絶命のピンチに追い込まれたジェシーに近寄り、さりげなく緊張感を解きほぐしたのは、ドイツ代表の白人選手ルッツ・ロング(デヴィッド・クロス)だった。優勝の大本命が予選で消えては、欧州王者のルッツとしても面白くない。ルッツの気遣いで、平常心を取り戻すジェシー。結果、ジェシーは走り幅跳びで五輪記録を打ち立てて金メダルを獲得。銀メダルとなったルッツと表彰台で並び、がっちりと抱き合う。スポーツマンらしい2人の友情に、スタジアムの観客は拍手喝采を送る。だが、ヒトラーはジェシーの活躍が面白くない。勝利者ジェシーを祝福することなく、スタジアムから去っていく。  オリンピックは常に国際情勢が影を落とす。ヒトラーは五輪をナチスのプロパガンダとして活用し、ヒトラー政権と対立する米国やイギリスはボイコットをちらつかせ、五輪を政治の場に巻き込んだ。まだ記憶に新しい北京五輪も、中国のチベット迫害が問題視され、聖火リレーや開会式のボイコットが呼び掛けられた。1980年のモスクワ五輪では、ソ連のアフガニスタン侵攻を非難する米国をはじめとする多くの西側諸国は不参加を表明し、日本政府もそれに従った。このときの日本の男子マラソンは瀬古利彦、宗茂、宗猛と史上最強メンバーを擁し、日本勢によるメダル独占の可能性もあったが、彼らが流した膨大な汗と血尿は実を結ぶことなく終わった。ひどく肌寒い夏だった。
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ヒトラーに寵愛された女傑レニ・リーフェンシュタール(カリス・ファン・ハウテン)。彼女はヒトラーの思惑に反してジェシーをカメラで追う。
 オリンピック出場を果たした選手たちは、国家間の思惑も、過去の因縁も、地球の重力も、そして自分の肉体の限界すらも振り切って、走り、跳び、闘う。オリンピック選手たちの躍動ぶりが美しいのは、彼らが国家代表だからではない。彼らはあらゆる壁を乗り越えて、ちっぽけな偏見や限界の向こう側を見せてくれるからこそ、ナショナリズム以上の感動を呼ぶのだ。  ベルリン五輪で国境を越えた友情を育んだジェシーとルッツだったが、ジェシーと一緒に客席に向かって手を振ったことで、ルッツはナチスに睨まれる。第二次世界大戦が勃発すると、ルッツは戦場の最前線に送られ、シチリア島の野戦病院で30歳の生涯を終えることになる。ゲッベルス宣伝相に反対されながらもジェシーの勇姿をフィルムに収めたレニ・リーフェンシュタール(カリス・ファン・ハウテン)だったが、彼女はナチス協力者として戦後は中傷され続けることになる。ベルリン五輪で4冠に輝いたジェシーは意気揚々と米国に凱旋するも、母国で彼が見たのは変わらない人種差別の現実だった。ジェシーもルッツもレニも、時代の波に翻弄されていく。それゆえに、彼らがベルリンの競技場で過ごしたあの短い夏がいっそう眩しいものに感じられる。 (文=長野辰次)
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『栄光のランナー/1936ベルリン』 監督/スティーヴン・ホプキンス 出演/ステファン・ジェイムス、ジェイソン・サダイキス、イーライ・ゴリー、シャニース・バンタン、カリス・ファン・ハウテン、ジェレミー・アイアンズ、ウィリアム・ハート、デヴィッド・クロス、バーナビー・メッチェラート、シャミア・アンダーソン、グリン・ターマン 配給/東北新社、STAR CHANNEL MOVIES 8月11日(木)より日比谷TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー (c)Focus Features (c) Thibault Grabherr (c)2016 Trinity Race GmbH/Jesse Race Productions Quebec Inc. All Rights Reserved. http://eiko-runner-movie.jp

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“デキ再婚”疑惑の加護亜依、夫の写真初公開で「ロン毛のサーファー」「キムタクみたい」の声

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加護亜依オフィシャルブログより
 再婚していたことを発表した元モーニング娘。の加護亜依(28)が9日、夫の写真をブログで公開した。  顔はスマホらしきもので隠されているものの、胸元に「SURF TEAM」とプリントされたTシャツを着用していることや、手首にヘアゴムが付けられていることから、ネット上では「ロン毛のサーファー?」「シルバーアクセや、手首のパワーストーンがキムタクっぽい」との声が見受けられる。  加護は8日、自身のブログなどで、美容関係の会社を経営する38歳の一般男性と入籍したことを報告。前夫との間に生まれた4歳の長女に対し、現夫は「深い愛情」を注いでいるといい、今後については「変わらず精進を重ね今後も歌手、女優として活動して参ります」としている。  また、加護の所属事務所の代表で、元競輪選手・中野浩一氏の妻・NAOMIは、加護の再婚相手について「趣味は、読書とスポーツ」「身長175cmぐらいの筋肉質でスポーツマンタイプ」「男気のある方」とブログで明かしている。 「各芸能記者は、加護の夫の身辺調査に動いており、容姿や仕事について特定されるのも時間の問題。自殺未遂にDV被害疑惑、前夫の逮捕と、スキャンダルまみれの人生を送ってきた加護が選んだ相手だけに、『今度は大丈夫か?』『また怪しい仕事してるんじゃ……』と、日本中が気になっていますから」(芸能ライター)  そんな中、ネット上では「また“デキ婚”では?」との声が相次いでいる。 「ハロプロファンは、元モー娘の安倍なつみの出産報告がトラウマになっている様子。安倍は先月26日、第1子となる男児を出産したことを報告。結婚発表が昨年12月末だったことから、『結局、デキ婚だったわけね』『なんで隠してた?』との声が相次いだ。また、モー娘メンバーは、初婚がデキ婚だった加護のほか、石黒彩、飯田圭織、市井紗耶香、辻希美とデキ婚率が高く、ハロプロ内で『妊娠すれば、誰も結婚を反対しない』という考えが定着しつつあるとのウワサも。これも、加護がデキ婚を疑われる要因のようです」(同)  今年1月に新事務所に所属し、ソロ歌手として再出発したばかりの加護。今度こそ、芸能人として、そして女としての幸せを手に入れることはできるだろうか?