IMALUに“整形疑惑”再燃! 『しくじり先生』で少女期の写真が1枚も出せなかったワケ

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IMALUインスタグラムより
 明石家さんまと大竹しのぶの長女でタレントのIMALU(26)が、8日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル』(テレビ朝日系)に出演。ここでのぶっちゃけ発言が注目を浴びたことで、ネット上ではある疑惑が再燃している。  同放送でIMALUは、「親の七光りを1年で使い切っちゃった先生」として登場。出生からの生い立ちや、2009年に芸能界デビューし現在に至るまでの“しくじり”を、事細かく解説。実力や実績に見合わない仕事をした結果、「ゴリ押し」「ちんちくりんなのに、モデルデビューかよ」などとバッシングに遭ってしまったと話した。  今回、失敗を赤裸々に告白した様子が話題になる一方、ネット上では、かねてよりささやかれている“整形疑惑”が再燃している。 「IMALUは、7年前に出演した『おしゃれイズム』(日本テレビ系)で、子ども時代の写真を複数公開。一重で切れ長の目元が父親にそっくりで、本人もこの時、『さんまさんに似ていた』と話していた。しかし、そう語る彼女は、なぜかバリバリの二重。このことがきっかけで、整形が疑われるようになった」(芸能ライター)  確かに、この時公開された写真は一重だったが、デビューの頃には二重に変化。さらに、彼女のインスタグラムなどを見ると、ここ数年でさらに幅の広い平行二重に変化していることがうかがえる。 「デビュー後、数年はモデルや女優、歌手、タレントと、幅広く活動していたIMALUですが、どうやら長らく、二重整形アイテム『メザイク』を使用していたようです。それが、ここ数年は正真正銘のパッチリ二重に変貌。彼女はずっと、父親に似た目元にコンプレックスを抱えていたのかもしれません」(同) 「メザイク」といえば、矢口真里が今年2月に突然、自身のブログで「16年間、ずーっと『メザイク』を愛用している」と告白。以降、テレビ番組でたびたび愛用品として「メザイク」を紹介しており、最近では「メザイク芸人」と呼ばれることも。 「IMALUは今回の『しくじり先生』で、10代後半以降の写真は大量に公開していたものの、それ以前の写真は1枚も出さなかった。もしかしたら、あまりの顔の違いに、出せなかったのかも」(同)  IMALUの出生時に開いた記者会見で、「鼻はしのぶさん、目は僕のほう(に似てる)」と語っていたさんま。知らぬ間に娘は、父親と似ても似つかない顔へと変貌していったようだ。

IMALUに“整形疑惑”再燃! 『しくじり先生』で少女期の写真が1枚も出せなかったワケ

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IMALUインスタグラムより
 明石家さんまと大竹しのぶの長女でタレントのIMALU(26)が、8日放送の『しくじり先生 俺みたいになるな!! 3時間スペシャル』(テレビ朝日系)に出演。ここでのぶっちゃけ発言が注目を浴びたことで、ネット上ではある疑惑が再燃している。  同放送でIMALUは、「親の七光りを1年で使い切っちゃった先生」として登場。出生からの生い立ちや、2009年に芸能界デビューし現在に至るまでの“しくじり”を、事細かく解説。実力や実績に見合わない仕事をした結果、「ゴリ押し」「ちんちくりんなのに、モデルデビューかよ」などとバッシングに遭ってしまったと話した。  今回、失敗を赤裸々に告白した様子が話題になる一方、ネット上では、かねてよりささやかれている“整形疑惑”が再燃している。 「IMALUは、7年前に出演した『おしゃれイズム』(日本テレビ系)で、子ども時代の写真を複数公開。一重で切れ長の目元が父親にそっくりで、本人もこの時、『さんまさんに似ていた』と話していた。しかし、そう語る彼女は、なぜかバリバリの二重。このことがきっかけで、整形が疑われるようになった」(芸能ライター)  確かに、この時公開された写真は一重だったが、デビューの頃には二重に変化。さらに、彼女のインスタグラムなどを見ると、ここ数年でさらに幅の広い平行二重に変化していることがうかがえる。 「デビュー後、数年はモデルや女優、歌手、タレントと、幅広く活動していたIMALUですが、どうやら長らく、二重整形アイテム『メザイク』を使用していたようです。それが、ここ数年は正真正銘のパッチリ二重に変貌。彼女はずっと、父親に似た目元にコンプレックスを抱えていたのかもしれません」(同) 「メザイク」といえば、矢口真里が今年2月に突然、自身のブログで「16年間、ずーっと『メザイク』を愛用している」と告白。以降、テレビ番組でたびたび愛用品として「メザイク」を紹介しており、最近では「メザイク芸人」と呼ばれることも。 「IMALUは今回の『しくじり先生』で、10代後半以降の写真は大量に公開していたものの、それ以前の写真は1枚も出さなかった。もしかしたら、あまりの顔の違いに、出せなかったのかも」(同)  IMALUの出生時に開いた記者会見で、「鼻はしのぶさん、目は僕のほう(に似てる)」と語っていたさんま。知らぬ間に娘は、父親と似ても似つかない顔へと変貌していったようだ。

菜々緒号泣! でも、顔のシワが不自然すぎ……? 月9『好きな人がいること』また視聴率1ケタで……

sukinahito0809
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』は第5話。視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、安定の1ケタです。ちょっと前なら「月9が1ケタ!」って大事件でしたけど、もうすっかり慣れましたね。ちなみに裏のオリンピックは卓球男女3回戦でした。視聴者層はあんまりかぶってなさそう。  前回は、憧れの千秋(三浦翔平)と花火大会に行くことになった美咲(桐谷美玲)に、ツンデレ夏向(山崎賢人)が、唐突に「行くな」と“告白”したところまででした。これ、唐突すぎて美咲は告白だと気付かなかったようですが、さんざん「物陰から美咲を見つめる夏向」のカットが挟み込まれていたので、視聴者的には「ついに言ったか」という感じ。不器用な山崎賢人きゅんにキュンキュン! と言わせたいんでしょうが、夏向が美咲を好きになった理由は一切描かれません。「物陰から美咲を見つめる夏向」を、あれだけ見せてあげたんだから「夏向は美咲を好きってことにしといて!」という制作陣の強い意志を感じる場面です。  今回も、夏向は美咲のほうを、ずっとチラチラ見ています。ただし、花火大会に向けて浮かれまくる美咲は、そんな夏向の気持ちには全然気づきません。こともあろうか、夏向に「明日さ、ほんとに千秋さんと花火大会いくんだね」「好きな人がいるって、こんなに楽しいんだね」とか言ってきます。美咲のことが好きすぎる夏向は「お前の浴衣姿なんて誰も見たくねえんだよ! いい年して浮かれてバカじゃねーの! さっさと出てけよ、ジャマ」と、結構な高さから突き落としたりします。で、ひとりになったら壁にもたれて溜息をついたり。もうね、童貞かよと。ホントに、山崎賢人が美男であることに脚本も演出も頼りすぎてる。美男がツンデレしてれば勝手にキュンキュンしてくれる層だけをターゲットにしてる感がアリアリなんです。そんなことは初回からわかっちゃいたけど、いちおうホラ、公共の電波を使ってるわけですし、ねえ。  で、今回は美咲の千秋への想いをご破算にするための回でした。夏向のボルテージを上げといて、上がりきったところで捨てられた美咲に「オレがいんだろ、オレがそばにいてやるよ」と言わせるためだけの回。  そのために、千秋の元カノ・楓(菜々緒)に大胆なエピソードを持ってきました。「ボストン留学はウソでした~」と、一旦悪女に振り切った楓が、実は兄の借金を返すために六本木で働いていて、兄が千秋にも金を借りに行きそうになったので姿を消したそうで、全部は千秋のためであって、やっと借金を返し終わって、千秋とやり直すために湘南に来ていたんだそうです。「夏が終わったらボストンに帰る」とか言ってたことと辻褄が合わないし、2年間も兄の借金のためにクラブで働くという行動と楓のキャラクターとの辻褄も合わないし、楓の兄が美咲にこういう事情を全部しゃべる意味もわからないけれど、とりあえず「楓さんのところに行ってあげて!」と美咲が言って、千秋は美咲にも楓にも「ごめん……」しか言わなくなって、千秋と楓が泣きながら抱き合って、めでたく美咲は失恋。そこで夏向が用意していた「オレがいんだろ、オレがそばにいてやるよ」が炸裂したのでした。  前回、思わせぶりにネタ振りされていた兄弟の出自問題は、とりあえず横に置いておいたようです。  それにしても、菜々緒の泣き顔のシワの不自然さったらなかったですね。仏頂面の悪女役なら美しい能面だけで演じられますが、ちょっとでも表情に感情表現が入ると、もうアレです。女優を目指すみなさんは、安易に顔をアレしないほうがよさそうですよ。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

菜々緒号泣! でも、顔のシワが不自然すぎ……? 月9『好きな人がいること』また視聴率1ケタで……

sukinahito0809
フジテレビ系『好きな人がいること』番組サイトより
 フジテレビ月9『好きな人がいること』は第5話。視聴率は8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、安定の1ケタです。ちょっと前なら「月9が1ケタ!」って大事件でしたけど、もうすっかり慣れましたね。ちなみに裏のオリンピックは卓球男女3回戦でした。視聴者層はあんまりかぶってなさそう。  前回は、憧れの千秋(三浦翔平)と花火大会に行くことになった美咲(桐谷美玲)に、ツンデレ夏向(山崎賢人)が、唐突に「行くな」と“告白”したところまででした。これ、唐突すぎて美咲は告白だと気付かなかったようですが、さんざん「物陰から美咲を見つめる夏向」のカットが挟み込まれていたので、視聴者的には「ついに言ったか」という感じ。不器用な山崎賢人きゅんにキュンキュン! と言わせたいんでしょうが、夏向が美咲を好きになった理由は一切描かれません。「物陰から美咲を見つめる夏向」を、あれだけ見せてあげたんだから「夏向は美咲を好きってことにしといて!」という制作陣の強い意志を感じる場面です。  今回も、夏向は美咲のほうを、ずっとチラチラ見ています。ただし、花火大会に向けて浮かれまくる美咲は、そんな夏向の気持ちには全然気づきません。こともあろうか、夏向に「明日さ、ほんとに千秋さんと花火大会いくんだね」「好きな人がいるって、こんなに楽しいんだね」とか言ってきます。美咲のことが好きすぎる夏向は「お前の浴衣姿なんて誰も見たくねえんだよ! いい年して浮かれてバカじゃねーの! さっさと出てけよ、ジャマ」と、結構な高さから突き落としたりします。で、ひとりになったら壁にもたれて溜息をついたり。もうね、童貞かよと。ホントに、山崎賢人が美男であることに脚本も演出も頼りすぎてる。美男がツンデレしてれば勝手にキュンキュンしてくれる層だけをターゲットにしてる感がアリアリなんです。そんなことは初回からわかっちゃいたけど、いちおうホラ、公共の電波を使ってるわけですし、ねえ。  で、今回は美咲の千秋への想いをご破算にするための回でした。夏向のボルテージを上げといて、上がりきったところで捨てられた美咲に「オレがいんだろ、オレがそばにいてやるよ」と言わせるためだけの回。  そのために、千秋の元カノ・楓(菜々緒)に大胆なエピソードを持ってきました。「ボストン留学はウソでした~」と、一旦悪女に振り切った楓が、実は兄の借金を返すために六本木で働いていて、兄が千秋にも金を借りに行きそうになったので姿を消したそうで、全部は千秋のためであって、やっと借金を返し終わって、千秋とやり直すために湘南に来ていたんだそうです。「夏が終わったらボストンに帰る」とか言ってたことと辻褄が合わないし、2年間も兄の借金のためにクラブで働くという行動と楓のキャラクターとの辻褄も合わないし、楓の兄が美咲にこういう事情を全部しゃべる意味もわからないけれど、とりあえず「楓さんのところに行ってあげて!」と美咲が言って、千秋は美咲にも楓にも「ごめん……」しか言わなくなって、千秋と楓が泣きながら抱き合って、めでたく美咲は失恋。そこで夏向が用意していた「オレがいんだろ、オレがそばにいてやるよ」が炸裂したのでした。  前回、思わせぶりにネタ振りされていた兄弟の出自問題は、とりあえず横に置いておいたようです。  それにしても、菜々緒の泣き顔のシワの不自然さったらなかったですね。仏頂面の悪女役なら美しい能面だけで演じられますが、ちょっとでも表情に感情表現が入ると、もうアレです。女優を目指すみなさんは、安易に顔をアレしないほうがよさそうですよ。 (文=どらまっ子AKIちゃん)

SMAPだけでなくベッキーまで……!? ジャニーズ事務所が牛耳る芸能界“イジメ”の構図

<p> 8日、異例のビデオメッセージで「生前退位」の意向を強く打ち出した天皇陛下。海外メディアもこれを大きく伝えている。そこには日本メディアがダイレクトに伝えようとしない文言の数々が。「天皇の生前退位を巡って、安倍首相がジレンマに直面」(ベルギー・ルソワール紙)、皇室典範改正の議論が本格化すれば、「安倍首相が戦争可能な普通の国を狙う改憲議論を思い通りに進めるのが難しくなる」(韓国・東亜日報)。「生前退位」議論を前向きに進めていくと政府はいうが、安倍首相自身やその周辺の保守派が本当に天皇陛下の“お気持ち”を汲めるのか。今後の動きにこそ要注意だろう。</p>

女だったら女帝を目指せ! 究極の成り上がりホステスマンガ『女帝』

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『女帝』(作:倉科遼/画:和気一作/グループ・ゼロ)
「日刊サイゾー」の読者の皆さん、こんにちは。皆さんは「成り上がりマンガ」は好きですか? 成り下がってばかりの潜水艦のような人生を送っている僕にとって、「成り上がりマンガ」は最高のカタルシスです。  このジャンルは、男性が主人公の作品が多数を占めています。スポーツマンガ、任侠マンガ、格闘マンガ、ビジネスマンガなど、多くの男性向けマンガは「成り上がる」こと自体が命題となっているので、当然ですね。  では、女性を主人公にしたマンガはあるのでしょうか? もちろんあります。それも、強烈なやつが。今回ご紹介する『女帝』です。 『女帝』は熊本出身の女子高生・立花彩香が、大阪の場末のスナックからスタートして、銀座で「女帝」と呼ばれるようになるまでの半生を描いた、ノンストップホステス成り上がりマンガです。何がノンストップかというと、一度読み始めると次の展開が気になって仕方がない、読んだら最後、You can’t stopなマンガなのです。それだけストーリーが精巧に練り上げられているということなのですが、今回はそんじょそこらの成り上がりマンガに対して『女帝』がどのぐらいすごいのかを、解説していきたいと思います。 ■成り上がる必然性ありまくりな壮絶設定  母子家庭で、スナックをしている母に育てられた彩香。高校では生徒会副会長になるほどの秀才でありながら、水商売の娘というだけで周囲に蔑まれる日々でした。そんな彩香に、ひそかに恋心を抱く男子高校生がいました。杉野健一、生徒会長であり、地元の大手企業、杉野建設の御曹司でもあります。  高校卒業間際、杉野は彩香をレイプ同然で襲うのですが、杉野が父の権力を使って、彩香が誘惑したことにしてしまいます。この頃から、男や権力に対して憎悪を燃やしだす彩香。  加えて実家のスナックは、杉野建設がバックの地上げ屋に嫌がらせをされており、心労で母が倒れてしまいます。さらに、病院の診断結果で末期がんが判明するのです。あまりに悲惨な状態からのスタートです。 ■男たちへの復讐が原動力  母ががんで亡くなり、天涯孤独となって熊本の地を離れ、大阪でホステスとして生きることを決意した彩香。しかし、杉野をはじめとした卑怯な男たちや汚い権力者たちへの復讐心がメラメラと燃え上がっていました。 「学力も力もないわたしだけど一つだけ武器がある!! 女という武器が、この武器を使ってのし上がってやる」 「男の上に君臨する、女帝になってやる…!!」  高卒にして、すでに「女帝」になることを決意します。しかも、野望達成のためなら体を張る気もマンマン。単なるお小遣い稼ぎでポロリと脱ぐのとは、気合が違うという話です。 ■処女であることを最大限に活用  ホステスとして生きることを決意した彩香ですが、実はまだバージン。そして「処女は貴重なはず、高く売れるはず」という信念のもと、女帝になるためのワンステップとして、己の処女までも利用します。  大阪で出会ったスケコマシのヤクザ、伊達直人にバージンを奪われそうになるシーンがあるのですが、こんなセリフでピンチを切り抜けます。 「この肉体をあげる時は勝負する時や! 女として一世一代の勝負する時に処女を捨てるんやッ!!」 「高おに売ったるんや!! だからナオトに抱かせるわけにはいかんのやあッ!!」  ベッドでこんなセリフ言われたら、どんな絶倫男でもシュンとなるってもんですよね。そんな感じで彩香のバージンブレークのエピソードだけでも、前半はめちゃくちゃ盛り上がります。  そんな彩香がバージンを捧げるのは、見た目はキモいけど、超大金持ちの爺さん。ミナミの妖怪と呼ばれる、美濃村社長です。 「どうせ抱かれるなら最初は醜い男がいい!! これから先、いろいろな男たちがわたしの肉体を通り過ぎていくだろう…! なら、最初に一番醜い男に抱かれれば、あとはどんな男でも受け入れられる! わたしは女帝になるんだ…」  こんなポエムをつぶやきつつ、ジジイに抱かれる彩香。しかしそのおかげで、ミナミのクラブでナンバーワンとなり、その勢いで銀座へ進出します。処女を捧げたご利益はメチャクチャありました。 ■ムダに多いシャワーシーン&着替えシーン  十分すぎるほど読ませるストーリーの『女帝』ですが、サービスシーンなのか、なんなのか、毎回のように、彩香のド迫力のシャワーシーンや着替えシーンが出てきます。裸体のゴリ押し、これも、『女帝』ならではの演出なのです。 ■『女帝』という言葉がカジュアルに飛び交う  皆さんは、日常生活で「女帝」って言うシーンはありますか? 普通の人はあまりないと思いますが、このマンガでは日常会話として普通に「女帝」という言葉が飛び交います。 「あの女は女帝なんかじゃない、わたしこそが女帝なのよ!!」 「お前も負けんな、お前は女帝になったれや!!」 「彩香やからでけたことや、さすが女帝・彩香やな…!!」 「彩香という一人の女の力…まさしく女帝にしかできないことだ…女帝・彩香にしか…!!」 「やっぱ彩ちゃん、銀座の女帝だね…!!」  こんな感じで、彩香の周りの人物たちが気軽に「女帝」と口にするので感覚が麻痺してきますが、職場で隣にあだ名が「女帝」の人が座っていたら、僕は結構嫌です。 ■ホステスの老後まで心配してこそ「女帝」 『女帝』という作品のすごいところは、彩香が成り上がった時点で終わりではないところです。引退したホステスの再就職先として割烹を経営したり、クラブを辞めたホステスがみんなで働けるように伊豆の旅館を買ったりします。さらに、結婚せずに年老いたホステスたちがお互い介護し合う環境まで整える彩香。単なる成り上がりマンガだったら、ここまで描かないですよね? っていうか、たぶんそんな話を描き始めたら、普通は打ち切られます。成り上がるだけじゃない、老後まで描き切ってこその『女帝』なのです。 ■究極のどんでん返し設定、実は「総理大臣の娘」  水商売の娘ということで少女時代からさんざん蔑まれてきた彩香ですが、なんと実の父親が時の総理大臣だったことが判明! 大逆転のスーパーチート設定で、彩香を陥れようとしていた周りのライバルたちの度肝を抜きます。女帝のパパが総理大臣。ほかのマンガでは、こんな最強設定は、なかなかお目にかかれないですよ。 ***  というわけで、女成り上がりマンガの究極系『女帝』をご紹介しました。このほかに、女帝シリーズとして『女帝 花舞』『女帝 薫子』『女帝 由奈』などがありますので、併せて読んで女帝コンプリートを目指してみるのもオススメです。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

女だったら女帝を目指せ! 究極の成り上がりホステスマンガ『女帝』

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『女帝』(作:倉科遼/画:和気一作/グループ・ゼロ)
「日刊サイゾー」の読者の皆さん、こんにちは。皆さんは「成り上がりマンガ」は好きですか? 成り下がってばかりの潜水艦のような人生を送っている僕にとって、「成り上がりマンガ」は最高のカタルシスです。  このジャンルは、男性が主人公の作品が多数を占めています。スポーツマンガ、任侠マンガ、格闘マンガ、ビジネスマンガなど、多くの男性向けマンガは「成り上がる」こと自体が命題となっているので、当然ですね。  では、女性を主人公にしたマンガはあるのでしょうか? もちろんあります。それも、強烈なやつが。今回ご紹介する『女帝』です。 『女帝』は熊本出身の女子高生・立花彩香が、大阪の場末のスナックからスタートして、銀座で「女帝」と呼ばれるようになるまでの半生を描いた、ノンストップホステス成り上がりマンガです。何がノンストップかというと、一度読み始めると次の展開が気になって仕方がない、読んだら最後、You can’t stopなマンガなのです。それだけストーリーが精巧に練り上げられているということなのですが、今回はそんじょそこらの成り上がりマンガに対して『女帝』がどのぐらいすごいのかを、解説していきたいと思います。 ■成り上がる必然性ありまくりな壮絶設定  母子家庭で、スナックをしている母に育てられた彩香。高校では生徒会副会長になるほどの秀才でありながら、水商売の娘というだけで周囲に蔑まれる日々でした。そんな彩香に、ひそかに恋心を抱く男子高校生がいました。杉野健一、生徒会長であり、地元の大手企業、杉野建設の御曹司でもあります。  高校卒業間際、杉野は彩香をレイプ同然で襲うのですが、杉野が父の権力を使って、彩香が誘惑したことにしてしまいます。この頃から、男や権力に対して憎悪を燃やしだす彩香。  加えて実家のスナックは、杉野建設がバックの地上げ屋に嫌がらせをされており、心労で母が倒れてしまいます。さらに、病院の診断結果で末期がんが判明するのです。あまりに悲惨な状態からのスタートです。 ■男たちへの復讐が原動力  母ががんで亡くなり、天涯孤独となって熊本の地を離れ、大阪でホステスとして生きることを決意した彩香。しかし、杉野をはじめとした卑怯な男たちや汚い権力者たちへの復讐心がメラメラと燃え上がっていました。 「学力も力もないわたしだけど一つだけ武器がある!! 女という武器が、この武器を使ってのし上がってやる」 「男の上に君臨する、女帝になってやる…!!」  高卒にして、すでに「女帝」になることを決意します。しかも、野望達成のためなら体を張る気もマンマン。単なるお小遣い稼ぎでポロリと脱ぐのとは、気合が違うという話です。 ■処女であることを最大限に活用  ホステスとして生きることを決意した彩香ですが、実はまだバージン。そして「処女は貴重なはず、高く売れるはず」という信念のもと、女帝になるためのワンステップとして、己の処女までも利用します。  大阪で出会ったスケコマシのヤクザ、伊達直人にバージンを奪われそうになるシーンがあるのですが、こんなセリフでピンチを切り抜けます。 「この肉体をあげる時は勝負する時や! 女として一世一代の勝負する時に処女を捨てるんやッ!!」 「高おに売ったるんや!! だからナオトに抱かせるわけにはいかんのやあッ!!」  ベッドでこんなセリフ言われたら、どんな絶倫男でもシュンとなるってもんですよね。そんな感じで彩香のバージンブレークのエピソードだけでも、前半はめちゃくちゃ盛り上がります。  そんな彩香がバージンを捧げるのは、見た目はキモいけど、超大金持ちの爺さん。ミナミの妖怪と呼ばれる、美濃村社長です。 「どうせ抱かれるなら最初は醜い男がいい!! これから先、いろいろな男たちがわたしの肉体を通り過ぎていくだろう…! なら、最初に一番醜い男に抱かれれば、あとはどんな男でも受け入れられる! わたしは女帝になるんだ…」  こんなポエムをつぶやきつつ、ジジイに抱かれる彩香。しかしそのおかげで、ミナミのクラブでナンバーワンとなり、その勢いで銀座へ進出します。処女を捧げたご利益はメチャクチャありました。 ■ムダに多いシャワーシーン&着替えシーン  十分すぎるほど読ませるストーリーの『女帝』ですが、サービスシーンなのか、なんなのか、毎回のように、彩香のド迫力のシャワーシーンや着替えシーンが出てきます。裸体のゴリ押し、これも、『女帝』ならではの演出なのです。 ■『女帝』という言葉がカジュアルに飛び交う  皆さんは、日常生活で「女帝」って言うシーンはありますか? 普通の人はあまりないと思いますが、このマンガでは日常会話として普通に「女帝」という言葉が飛び交います。 「あの女は女帝なんかじゃない、わたしこそが女帝なのよ!!」 「お前も負けんな、お前は女帝になったれや!!」 「彩香やからでけたことや、さすが女帝・彩香やな…!!」 「彩香という一人の女の力…まさしく女帝にしかできないことだ…女帝・彩香にしか…!!」 「やっぱ彩ちゃん、銀座の女帝だね…!!」  こんな感じで、彩香の周りの人物たちが気軽に「女帝」と口にするので感覚が麻痺してきますが、職場で隣にあだ名が「女帝」の人が座っていたら、僕は結構嫌です。 ■ホステスの老後まで心配してこそ「女帝」 『女帝』という作品のすごいところは、彩香が成り上がった時点で終わりではないところです。引退したホステスの再就職先として割烹を経営したり、クラブを辞めたホステスがみんなで働けるように伊豆の旅館を買ったりします。さらに、結婚せずに年老いたホステスたちがお互い介護し合う環境まで整える彩香。単なる成り上がりマンガだったら、ここまで描かないですよね? っていうか、たぶんそんな話を描き始めたら、普通は打ち切られます。成り上がるだけじゃない、老後まで描き切ってこその『女帝』なのです。 ■究極のどんでん返し設定、実は「総理大臣の娘」  水商売の娘ということで少女時代からさんざん蔑まれてきた彩香ですが、なんと実の父親が時の総理大臣だったことが判明! 大逆転のスーパーチート設定で、彩香を陥れようとしていた周りのライバルたちの度肝を抜きます。女帝のパパが総理大臣。ほかのマンガでは、こんな最強設定は、なかなかお目にかかれないですよ。 ***  というわけで、女成り上がりマンガの究極系『女帝』をご紹介しました。このほかに、女帝シリーズとして『女帝 花舞』『女帝 薫子』『女帝 由奈』などがありますので、併せて読んで女帝コンプリートを目指してみるのもオススメです。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

女性の受動的なセックスの背景には「家族の期待に応えたい私」がある『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』

こんにちは、さにはにです。今月も漫画を通じてこれからの女性の生き方のヒントを考えていきたいと思います。よろしくお願いします。

 今回ご紹介するのは、 永田カビ先生の『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(イースト・プレス)です。Pixivに投稿されたエッセイ漫画の閲覧数が480万回を超えたことで話題となり、出版される運びになったそうです。実は私も話題を聞きつけて、出版前にPixivにて作品を拝読したひとりなのですが、ライブ感があるPixiv版に比べて、書籍版は描写や情報が整理されより読み応えのある作品として仕上がっている印象を持ちました。作品の一部は現在でもPixivにて閲覧可能とのことですが、ここはぜひ、全面改稿された書籍を手に取ることをおすすめしたいです。

 性に関する多くの物語と同様、本作は承認(=居場所)を得るべく困難を乗り越える格闘の過程として読むことができるでしょう。そのステップを実直に記述しているからこそ多くの人が共感し、本作を読むことによって救われたのではないかと思います。肉感的な要素を持ちつつも整理された絵柄やイラスト的なコマ運びによって婉曲されてはいますが、本作で作者が提示する格闘の過程はかなり重く、グロテスクなものです。

 高校卒業以降社会になじめず、過食や拒食、リストカットなどを繰り返し、日常生活もままならないほど追い込まれた作者が自問自答の末にまずたどり着いたのは「私、自分から全然大事にされていない」との気づきでした(文字にしてみると些細な気づきにも感じられるかもしれませんが、この発見の重要さと作者に与えたインパクトはぜひ本作で確認していただきたいところです)。これを端として、親の愛情を得るために「大人になってはいけない」との思い込みを持っていたこと、性的関心を封印していたこと、これらの問題を乗り越えるべく「レズ風俗」へ赴く過程が詳細に記述されていきます。

 「レズビアン」であるかどうかにかかわらず、現代社会において女性が性的関心を自覚することはある種の難しさを伴っています。また、それは親との関係や自己肯定感と切っても切れない関係にある事実は、社会学に限らず多くの研究が示している所です。

 たとえば、女性高校生を対象に「自分の家庭に対して楽しいイメージ」が「ある」とした人「ない」とした人を比べてみた場合、自分自身への満足度や学校生活への評価に差があるだけでなく性的経験の有無にも3倍ほど差があることがわかっています。性的関心の有無は「自然」に生まれるものではなく、性に対する印象やその後の性体験とも関わりがあります。このあたりの関連についてデータで確認しながら整理してみましょう。

◎主体的な性的関心は、性をポジティブに捉えやすい

 今回使用する「青少年の性行動全国調査」は1974年に開始され、ほぼ6年間隔で今日まで続けられている継続調査です。調査にもいろいろな種類がありますが、継続調査の大きな特徴として「基本的には同じ質問を使い続ける」という点があります。それによって日本の青少年における「変化をとらえる」ことができるという前提で設計がなされています。また、若者を対象に性に関する調査をしていると「真面目に答えていないのでは」「実態を反映していないのでは」といった質問がよくあるのですが、何十年もの期間を使って積み重ねた数万ものデータアーカイブがあるためにこのような「誤差」を見つけやすいというのも大きな強みだといわれています。

 この調査でいわれていることのひとつに、若者の性に対するイメージが変化しているという状況があります。たとえば、1988年には性に対するイメージを「楽しい」とした男性は40%、女性は13%でした。しかし2011年には男性が64%、女性で49%が性に対するイメージを「楽しい」としていて、大きな変化が見られています。しかし、これはあくまで日本全国の中高、大学生をならした結果です。なんといっても女性で5割程度の支持なのですから、「私は性に対して『楽しい』なんて思えない」「周りの友達をみてみても『楽しい』なんて言っている人はいない」という感想を持つ人も少なからずいると思います。性に対するイメージは「性に関心があるか」と大きな関わりがあることがわかっていますので、こうした印象の違いは関心の強さを反映したものとして理解することもできるかもしれません。

 図2に「楽しい」、「恥ずかしい」、「汚い」、「重い」、といったイメージに対して「はい」と回答した人の割合を、男女別、性に対する関心の有無別に示しました。

 図2から読み取れることは、イメージにおける男女の差というのはたしかにあるのですが、それよりも関心の有無による違いが目立っているという現状です。

 「楽しい」と答えた人は「性に関心がある」男性で69.1%、女性で67.8%と男性がやや多く、「性に関心がない」場合も同様に男性で29.2%、女性で27%とやなり男性がやや多くなっています。しかし「関心がある」では男女ともに7割、「関心がない」では男女とも3割であるという点に注目すれば、「楽しい」と答えるかどうかは、男女の違いよりもそもそも「性への関心の有無」による違いが大きいということが見えてきます。

 「性への関心への有無」が意味する具体的な行動としておさえておきたいのは、そもそも「関心がある」女性は男性に比べて少ないですが、性的な意味を持つ漫画や雑誌、WEBなどへのアクセスは、性への関心がある場合には男女ともに高くなり、また、自慰行為の経験率も高くなるという事実です。性に対する主体性の獲得は、性別に関係なく性に対してポジティブな側面を見出しやすいという点がポイントだといえると思います。

◎女性にとってセックスは「自ら選んだもの」ではない

 図2では性に対するイメージの持つ影響は、性別よりも性的関心の有無にあることを示しました。しかし、性に対するイメージについて考える際には、もうひとつ踏まえておきたいことがあります。それは実際のセックス経験が与える影響です。大変興味深いことにこれには男女で差があり、男性の場合、性的関心の有無による影響が性交経験を持つことによって打ち消される様子です。統計的な事情をはぶいてごく簡単にいうと、それまで性に関心があろうがなかろうが、セックスを経験すると性に対するイメージはだいたい同じになってくる(概ねポジティブになる)という状況が男性にはみられるというわけです。

 もちろん、厳密に言えばその時の相手やシチュエーションによってイメージはよくなったり悪くなったりします。しかし統計的にみてみると、男性の場合は、はじめてのセックスの相手は同い年または年下で「自分から言い出した」(「言い出さざるを得なかった」というのも含めて)というケースが多いことが事実として確認できています(関連するデータを、本連載の第一回「初体験はどちらから? 『東京タラレバ娘』からみる男女恋愛不平等論」で紹介しています)。性に対するイメージは、主体性が関わっているという見立てに即して考えれば、男性にとってはセックスそのものが主体性を発揮できる場だとする位置付けが可能といえそうです。

しかし女性の場合はそうはなりません。図3に示したように、性交経験を持つ女性同士を比べたとしても、そもそも性に対して関心があったかどうかはイメージと関連していることがわかっています。たとえば、性は「楽しい」とした女性は「関心あり」では77%ですが、「関心なし」では42.9%となっていて、35ポイントもの差があります。セックス経験の有無にかかわらず比べた状態である図2では「関心あり」67.8%「関心なし」27%でしたから、セックスの経験がある人の方が全体的にポジティブな印象を強めているという状況は、男性と同様です。しかし関心の有無による違いを打ち消すほどの力を持っているとは言えなさそうです。「恥ずかしい」「汚い」「重い」などにおいても同様で、セックスの経験がないよりはあった方がポジティブにはなり得ますが、それでも「関心の有無」による差は維持されています。

 素直に考えれば、これは先ほどの男性の状況と対になっているとみなすことができるでしょう。つまり、男性にとっては主体性を発揮する場であるセックスの経験は、(その対象であると統計的には推察される)女性にとっては受動的な場であるということです。自ら選んだものではないために主体性が発揮しにくく、イメージも変化をしにくいというわけです。

◎本作は社会のどの部分を切り取っているのか

 ここまで、性に対する関心と性へのイメージは深く関わっていること、男性にとってセックスの経験がこれらを覆すチャンスとなり得るが、女性にとってはそうとも言えないことを確認しました。また、これらの背景として、性に対して主体性を発揮するメカニズムの男女差があるといえそうです。

 それでは、女性にとって性への主体性を獲得する背景にはなにがあるのでしょうか。社会学者の石川由香里は、女子中高生と性的関心との関係について、家族仲、母親の職業、個室の有無などが影響を持っていることを指摘しています。簡単に要約すると、母親が専業主婦で家族仲が良く、個室がない場合は性に対する関心を持ちにくくなり、そうでないと持ちやすくなるというわけです。まさに、「性的関心を自覚するためには親との適切な距離感が必要だ」という永田カビ先生が本作で身を削ってあばきだしたメッセージの説得力がこのデータからも推察できるように感じられます。

 素朴に考えれば、母親が専業主婦で自室がないような生活環境は親からの「監視の目」が厳しく、そのためこっそり漫画を読むこともままならず性的関心を発揮できない状態にあるとみなすこともできるかもしれません。しかし、そこにはもう少し複雑なメカニズムがあるというのが永田カビ先生の主張です。「私、自分から全然大事にされていない」との発見にたどりつく過程において、作者は「私、親の要求に応えたいんだと思っていたけど、”親のごきげんとりたい私”の要求で動いていたんじゃ……」との気づきを得ます。永田カビ先生が鋭く指摘するメカニズム――”親のごきげんとりたい私”が”自分の本心”を無視しているという見立て――は、アメリカの社会心理学者G.H.ミードによる古典的名著『精神・自我・社会』で展開されている自我のモデルに極めて近いもののように感じられます。

 ミードの見立てによれば、自我とは社会化された自己(me)とそれによる自我の反応(I)のやり取りの過程として位置づけられます。meとは社会的な常識や枠組みに即して形成された自分自身で(その常識の源泉とはもちろん親や教師です)、Iは常識や枠組みに収まりきれない剥き身の自分自身です。

 本作の枠組みに即して考えれば、me=”親のごきげんとりたい私”、I=”自分の本心”といえるでしょう。meとIの両方が十全に表現されることが、自我にとって本質だとするミードの議論に即して考えれば、どちらかがどちらかを抑圧する状態はまさに「自分で自分を大事にできない」危機的状況と位置づけることができます。本作最後に示されている「親不孝が怖くて自分の人生が生きられるか!」との宣言はmeを黙らせてIの声を聞くことの表明であり、その過程において健全さを取り戻した作者の到達点を示す重要なセリフです。

 ダヴィンチニュースに掲載されたインタビューで、永田カビ先生は本作の発売によって親との関係が「人生最大規模といっていいほど変わった」としたうえで「他人や世間一般との比較ではなく、『自分はこれをしたら、これだけしんどい』と気づけるよう、自分で自分に耳を傾けてあげてほしい」とコメントしています。データ的に考えれば、本作と同じような苦境に立たされている「若い女性」はまだまだ多くいるように感じられます。このような閉塞状況を打破する第一歩を明確に示しているからこそ、本作は多くの読者から支持され、共感されているものと思われます。次回作もすでにスタートしているとのことです。永田カビ先生の今後の活躍を、楽しみに待ちたいと思います。

■ 永田夏来
さにはに先生。ニックネームの由来は"SUNNYFUNNY"(パラッパラッパーというゲームのキャラクター)→"さにふぁに"→"さにはに"です。1973年長崎県生まれ。2004年に早稲田大学にて博士(人間科学)を取得後、現職は兵庫教育大学大学院学校教育研究科助教。専門は家族社会学ですが、インターネットや音楽、漫画などのサブカルチャーにも関心を持っています。

『おじゃMAP!!』でSMAP香取がデパ地下グルメを食べまくる! 8月10日(水)ジャニーズアイドル出演情報

――翌日にジャニーズアイドルが出演予定の番組情報をお届けします。見逃さないように、録画予約をお忘れなく!

※一部を除き、首都圏の放送情報を元に構成しています。
※番組編成、及び放送日時は変更になることがあります。最新情報は番組公式サイト等をご確認ください。

●SMAP

19:00~19:57 『おじゃMAP!!』(フジテレビ系) 香取慎吾
21:00~21:54 『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系) 中居正広
24:09~25:09 『ナカイの窓』(日本テレビ系) 中居正広


●TOKIO

5:50~ 8:00 『ZIP!』(日本テレビ系) 山口達也
8:00~ 9:55 『白熱ライブビビット』(TBS系) 国分太一
11:25~11:30 『国分太一のおさんぽジャパン』(フジテレビ系) 国分太一
18:55~19:25 『Rの法則』(NHK Eテレ) 山口達也
23:00~23:30 『TOKIOカケル』(フジテレビ系)

6%台でも上出来? 日テレ『時をかける少女』AKB48の生歌にドラマファンはブーイングも、一定の効果

tokikake0809
日本テレビ系『時をかける少女』番組サイトより
 爆死を連発した黒島結菜主演の日本テレビ系連続ドラマ『時をかける少女』(土曜午後9時~)が8月6日、最終回を迎えた。  初回は9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でスタートした同ドラマだが、第2話で6.6%と急降下。第3話では4.6%まで落ち込み、ゴールデン帯では禁断の“5%割れ”を記録。第4話は5.1%と、やや持ち直していたが、最終回では6.6%まで引き上げ、“有終の美”とまではいかないが、なんとか格好はつけた。  これで全5話の平均は6.7%となり、ここ3年の日テレ「土9」ドラマでは、今年4月期『お迎えデス。』(福士蒼汰主演)の7.9%、昨年7月期『ど根性ガエル』(松山ケンイチ主演)の8.0%、2013年10月期『東京バンドワゴン 下町大家族物語』(亀梨和也主演)の7.1%を下回って、ワーストだった。  最終回の冒頭では、“視聴率稼ぎ”のため、AKB48が主題歌「LOVE TRIP」をさいたまスーパーアリーナからライブで歌うという前代未聞の演出があった。あからさまな数字欲しさの対応に、ドラマ自体のファンからは大ブーイングが巻き起こったようだが、視聴率は前週より1.5ポイント上がり、一定の効果があったことは否定できない。 『時をかける少女』は1983年に原田知世主演で映画化され、空前の大ヒットとなった名作。その後、主役を変えて、幾度も映画化、ドラマ化(スペシャルのみ)されてきた。今回のリメイクドラマは原作や原田主演映画と比べると、ストーリーや設定に相違点もあり、物議を醸した。最初の映像化から33年の月日がたっているとあって、現代風にアレンジする必要性もあったのだろう。ただ、第4話までは、軽い印象が否めなかったが、最終回は重厚なつくりになっていたのが救いだ。  視聴率的には苦戦したが、メーンキャストが黒島、Sexy Zone・菊池風磨、竹内涼真、吉本実憂、古畑星夏らの若手ばかりとあって、日テレ側もある程度は想定内だったはず。主役の黒島も、準主役の菊池も、まだまだこれからだけに、それほど大きな傷はつかないだろう。ゴールデン帯で貴重な経験が積めたことを、今後の糧にしてほしいものだ。 (文=森田英雄)