【磯部涼/川崎】スケボーが創り出すもうひとつの川崎

日本有数の工業都市・川崎はさまざまな顔を持っている。ギラつく繁華街、多文化コミュニティ、ラップ・シーン――。俊鋭の音楽ライター・磯部涼が、その地の知られざる風景をレポートし、ひいては現代ニッポンのダークサイドとその中の光を描出するルポルタージュ。
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深夜、川崎駅近くの某所でヴィデオ撮影を行う大富たち。
 最終電車が去ると、川崎駅周辺にはもうひとつの世界が立ち上がる。ついさっきまで帰宅者でごった返していた東口は静まり返り、地下道の入口は路上生活者たちのベッドルームと化す。隣接したショッピング・センターのショーウインドウの前ではダンサーたちが練習に励み、テラスへと続く階段では外国人市民が座り込んで缶ビールをあおる。彼らは、まるで、昼間の世界では使い道が決めつけられている場所を、夜の暗闇に紛れて思い思いにリノベートしているかのようだった。  しかし、その様子を疎ましく思っている人間もいるようで、弁当入りのビニール袋をぶら下げた中年男性は不愉快そうに一瞥をくれながら階段を上っていったが、彼はテラスに出たところでふと足を止めた。コォォォォォン。背後からアスファルトを削るような音が聞こえてくる。男性が訝しげに振り返ると、脇をものすごいスピードで、スケートボードに乗った若者が通り過ぎた。唖然としていると、続けさまにもう1台。今度はヴィデオ・カメラを片手に持っている。先頭の若者は巨大な縁石をオーリーでもって軽々と飛び越え、そして、次に見えた縁石の端に飛び乗って、デッキでスライドしようと試みたところでバランスを崩し、派手に転がった。「ああ、ちくしょう!」。若者が痛みと悔しさをこらえながら、真っ暗な空を仰いでいると、もうひとりが滑り込んでくる。「惜しい惜しい! もう1回、やってみよう」。そこは、人の目を盗んで真夜中にだけ姿を現す、幻のスケートパークだ。

川崎を代表するラッパーもいたスケートボード・シーンの歴史

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ゴールドフィッシュは堀之内のちょうど入り口に店を構えている。
 川崎駅に程近い堀之内は関東を代表する性風俗街のひとつだが、昼過ぎに足を運ぶと、そこにはなんとものどかな雰囲気が漂う。一角に店を構えるスケート・ショップ〈ゴールドフィッシュ〉の前では、店主の大富寛が日差しを浴びながら古ぼけた自転車をいじっていた。横には持ち主の老人。「はい、直りましたよ」「ありがとうね。お代は?」「簡単だったから、今日はいいですよ。また、空気入れにでも来てくださいね」。お礼を言った老人は自転車にまたがり、ヨロヨロしながら去って行った。 「ウチは近所の人に自転車の修理屋さんだと思われてますからね」。堀之内のイメージとはギャップがある、カラフルなスケートボードやピストバイクが並べられた洒落た店内で、大富は笑う。この店に集うスケーターたちに、そして、地元の人々に“コボ”の愛称で親しまれている彼の、そのリラックスした姿は、深夜、スケート・ヴィデオの制作のために格闘していたときとは真逆のようだったが、表情からは若いスケーターを励ます際と同じ優しさがにじみ出ていた。  大富は78年、川崎駅西口側の南幸町で生まれた。団体行動が苦手な少年がスケートボードを始めたのは中学1年生のとき。やがて、駅前のショッピング・センターに入っていたスポーツ・ショップに通ううちに、彼はこの街にもうひとつの世界があることを知る。「だんだん川崎のスケート・シーンを把握していったんですけど、特に『この人たち、ヤバい!』と思ったクルーがあって」。それは、臨海部を拠点としていた〈344(スリー・フォーティフォー)〉だ。「〈344〉は、年上の人たちのクルーで、当時、すでに川崎で名を馳せてたし、僕なんかは格が違いすぎてしゃべりかけられなかった。中でもハル君(関口晴弘)はヒーロー。毎日、彼が滑ってるところをじっと観て、帰った後にひたすら練習するっていう。早くうまくなってあの人たちの輪の中に入りたい、その一心でしたね」。そんな〈344〉には“事務所”と呼ばれる溜まり場があった。「スケボーの板とかスニーカーとかがいっぱい置いてあって、子どもの欲しいものが何でも揃ってる感じ。次第に僕も入れてもらえるようになったんですけど、実はそこはハル君の実家〈スーパーみよしや〉の事務所で、〈344〉は“みよし”から取ったと知ったときはガクッとなりましたね(笑)」
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ゴールドフィッシュの店長・コボこと大富寛のスケートボード。
 ちなみに、大富はスケートボードによって、川崎のユース・カルチャーのメインである不良の世界へ取り込まれずに済んだのだという。「おっかない先輩に呼び出されるんですけど、『オーリーやってみろよ』とか言われて見せると、『おお、すげぇな』って。今考えると、不良の人たちはスケーターをオルタナティヴな存在だと思ってた節がありますね。おかげで、カンパとかも回ってこなかった」  また、当時、〈344〉のメンバーたちに可愛がられていた、大富よりさらに若いスケーターは、後に川崎を代表するラッパー=A-THUGになる。「あっちゃん(A-THUG)とは年が近いんで、よく一緒に滑ってましたよ。彼はとにかく外さないんです。駅前のデパートの屋上で大会があったときも、優勝したのはあっちゃんだった」。やがて、大富も技を磨き、中学3年生で〈344〉のヴィデオに出演する。「その後、いろいろなスポンサーが付きましたけど、これまでのキャリアで一番うれしかったのは、〈344〉に入れたことですね。親にまで自慢しましたもん。『いつも話してるハル君いるじゃん? そのハル君のチームに入れたんだよ!』って」  しかし、その頃が、川崎スケート・シーンの最初のピークだった。「僕の世代でスケボー・ブームが起こったものの、みんな、免許が取れる年齢になってバイクに乗り出したり、ヒップホップが流行ってそっちにハマったりで、スケボーから離れちゃうんですよ。しばらくして、〈344〉の人たちもやめて、いよいよ、冬の時代が来る」。そんな中、大富はスケーターとして名を上げていったが、05年、彼にも転機が訪れる。「雑誌の撮影が朝から入ってたんですけど、前日の夜に雨が降ってたんで、中止だと思ってクラブで遊んでたんですね。そうしたら、朝、編集の人から電話がかかってきて、『〆切がヤバいんで、撮影しちゃいましょう』って。ただ、酒は抜けてないし、足は棒だし、さっさとキメないとヤバいと思って焦ってやったら、雨で滑って、縁石の角で顔面を強打して、血だらけ。目を開けたら、視界が真っ黄色で、失明したと思いましたね。結局、大丈夫だったんですけど、手術の間、いろいろと考えすぎちゃって。その後、スケボーと距離を置くようになりました」  それから、数年、大富はDJに打ち込み、cbtek!(コボテック)の名義はクラブ・シーンでも知られていく。一方で、仕事ではなく、遊びとしてスケートボードに乗るようになった彼は、あらためて、自分にとってこの文化が大切であると感じたという。そして、10年、大富は〈ゴールドフィッシュ〉をオープンする。「5年、地元で滑ってなかったんで、その間にやり始めた子は僕のことを知らないんですよ。だから、まずは、だんだんと関係をつくっていって」。また、大富は元〈344〉の関口にも声をかける。「その頃、ハル君はスケボーをやめてだいぶたってたんですけど、1年ぐらいかけて口説き落として。彼は僕にとってのスターなんで、もう一度、やってほしいっていうのもありましたし、若い子たちにとっても、あの世代がまだ続けてるのって良いプレッシャーになると思うんですよね。撮影のたびに『お前、オレの年知ってる? 40歳にこんなことさせんなよ』って文句言われますが(笑)」それは、大富による川崎スケート・シーンのルネサンスであり、新たな世界の創造でもあった。

社会のしがらみとは無縁な高速道路下のスケートパーク

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週末の午後、大師河原公園スケートパークに集ったスケーターたち。年齢層が幅広い。
「おお、ヤバい!」。両腕にタトゥーを入れた若者がキャバレリアルを決めると、どっと歓声が沸いた。1対1でトリック(技)を見せ合うゲームをやっているのは、大富と、最近、川崎に移住したという日系ブラジル人のマルセル。2人を囲んでいるオーディエンスには、ベテランの関口もいれば、彼の子どもより若い中学生もいるし、地元が川崎の者もいれば、川の向こうの羽田や鶴見からやって来た者、あるいは、〈ゴールドフィッシュ〉の所属ライダーになるために松山から上京した者もいる。マルセルは日本語をほとんどしゃべることができないものの、スケートボードという共通言語を通してみんなと会話をしている。頭上の高速道路の合間から降り注ぐ夏の日差しが、足元の白いアスファルトに反射する中で繰り広げられるその光景は、どこか白昼夢のように感じられた。国籍も年齢も、川崎の不良にとって何よりも重要なはずの縄張りも関係のない世界。「ドゥ・ユー・ライク・カワサキ?」。マルセルに下手な英語で尋ねると、彼も片言の日本語で答えた。「ライク! スケボー(シーン)、メッチャイイネ」  そこは〈大師河原公園スケートパーク〉といって、大富をはじめとした有志が地元議員へロビーイングを行い、14年に開設されるに至った川崎初の公営パークだ。そして、その経緯や、〈ゴールドフィッシュ〉が“街の自転車屋さん”としても親しまれている状況の背景には、大富の、もともと、アウトローだったスケートボード・カルチャーを、社会と結びつけようという思いがある。しかし、それは、同文化のエッジが失われることを意味しない。彼がデザインにかかわった〈大師河原~〉のセクション(障害物)が、街中の縁石や坂道に近い、無骨なつくりになっている事実からもわかる通り、大富にとってはあくまでもストリートで滑るというアウトローな行為こそがスケートボードの本質だし、むしろ、彼は同文化によって、社会からはみ出した者を受け止めようと考えているのではないだろうか。
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大師河原公園スケートパークでトリックを決める大富。
「ドロップアウトした奴も周りにはいます。川崎はそういう街です。そこで、僕が普通に生活できているとしたら、やっぱりスケボーが好きだからだと思う。例えば、ドラッグをやってたら滑れないわけだし。最近、若い子が悪さを覚えて、スケボーをやめちゃって。そういうのは悲しいけど、僕は教育者じゃないし、できるのは『悪さより、こっちのほうが楽しいじゃん』ってスケボーの魅力を伝えることだけですね」。そう言う大富に、『川崎のスケートボード・シーンの特徴は?』と聞くと、彼は「難しい質問をするなぁ」としばらく考え込んだ後でこう答えた。「自分たちが住んでいる街でやれることなんて限られてるじゃないですか。新しいビルがどんどん建つわけじゃないし、ストリートで滑る際のスポット(スケートボードに適した場所)も昔からあるものを使うしかない。そういう中で、レコードを塗り替えていくのが楽しい。ハル君の世代も僕らの世代も飛べなかったステア(階段)で、ある日、新しい世代がメイク(技を成功)する。その光景を見るのは、同じ土地で長くやってることの醍醐味ですよね」。それは、路上で積み重ねられていく、川崎のもうひとつの歴史である。(つづく) (写真/細倉真弓) 【第一回】 【第二回】 【第三回】 【第四回】 【第五回】 【第六回】 【番外編】 磯部涼(いそべ・りょう) 1978年生まれ。音楽ライター。主にマイナー音楽や、それらと社会とのかかわりについて執筆。著書に『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)、 編著に『踊ってはいけない国、日本』(河出書房新社)、『新しい音楽とことば』(スペースシャワーネットワーク)などがある。

プロ野球より腐りきっている! ヤクザ汚染を断ち切れない日本プロボクシング界の闇

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 プロ野球・巨人の坂本勇人、長野久義、内海哲也など、プロ野球8球団28選手(OB含む)が、広域指定暴力団の元組長と交際があったことが「週刊文春」(文藝春秋)で伝えられた。6月下旬、日本野球機構は、各球団にこの元組長の顔写真を掲載して特定した注意文書を送付、接触しないよう求めたが、一部球団はこれを球場のロッカールームに貼り、注意を呼び掛けていた。  ある球団関係者によると「さらに選手や監督、コーチら関係者を集めて、この組長を含め暴力団関係者と関係があれば直ちに球団に報告するよう通達があった」という。 「こんなことは今までになかったことなので、あの野球賭博事件に関係しているんでしょう」(同関係者)  プロ野球と暴力団関係者の接点は以前から密かに知られてきたことだが、事態が表沙汰になって緊急対応をしているように見える。  しかし、これよりもっとひどいのがプロボクシング界で、ヤクザ交友が見えても関係者一同、無視を決め込んでいるのだ。 「コミッションも協会も連絡ひとつありませんよ」  ジムの会長が暴力団幹部と一緒に逮捕されたのに、業界内で何の動きもないと証言したのが、問題のジム関係者だ。  7月7日、東京江戸川区の勝又ボクシングジムの勝又洋会長と事務員の猪瀬幸子容疑者が、滋賀県警と北海道警の合同捜査班に逮捕されたのだが、容疑は昨年7~8月、指定暴力団東組幹部・田村順一容疑者と神戸山口組傘下組員・真尾文良容疑者らヤクザが東京・赤坂のマンションを使う際、自分たちの事務所に使うとウソを言って賃貸借契約を結んだ詐欺の疑いだ。滋賀県警によると、真尾容疑者は容疑を認めたが、ほか3人は否認しているという。  これが有罪になるかどうかは捜査の行方を見ていかなければならないが、勝又会長らがこの暴力団幹部らと付き合いがあったことは警察に認定されており、暴力団との関わりを禁じるボクシング界としては早々に何らかの対応をするものと思われた。しかし、当の勝又ジムを訪れて話を聞いてみると、対応した関係者は日本ボクシングコミッションや日本ボクシング協会など、管轄する組織からは電話1本すらないままだというのだ。  ジムの入り口で応対した男性によると、ジムは通常通り営業中だが、「事件については何も聞いていないのでわかりません。いま選手は15人ぐらいいますが、彼らが試合できるのかどうか、ジムとしてどうすればいいのか、こっちもわからないのです……」と戸惑っていた。その横で会員と見られる2名の若者が汗を流していたが、事件に無関係なジム関係者には気の毒な話だ。  勝又容疑者は2010年、口論になった男性を路上で殴り負傷させたとして、警視庁荻窪署に傷害容疑で逮捕されたことがある。それだけでも問題人物のようにも思えるのだが、別のジム会長に話を聞いたところ、元東洋ジュニアライト級チャンピオンの父親・行雄氏の長男としてジムの経営者となったが、「亀田兄弟の熱心な支持者で、亀田兄弟と業界が揉めるたびにコミッションに出向いては大声出して職員に抗議したりしていた人。少し前に、とある事故死に関与している疑いでフィリピンでも逮捕され、かなり長い間、拘束され姿を消していた」という。  こんな人物でもジム会長のライセンスを持ち続けられたのが驚きだが、「揉めると厄介なので、若い関係者はみんな怖がって厳しく対応しない」と前出のジム会長。 「ヤクザとの関わりは前からささやかれていたけど、問題になってこなかったのは、この業界には同じような問題を抱える人だらけだからだよ。だから、いまビクビクしている関係者は多いはずだよ。今回の件で勝又が業界を追放されることになったら、彼の知る関係者とヤクザの相関図を洗いざらい表沙汰にされてしまうんじゃないかって」(同)  ボクシング界と暴力団の関わりは約5年前、業界の重鎮といわれる新日本木村ジムの木村七郎会長が告白したことがある。亀田兄弟や辰吉丈一郎とも関わっていたとする暴力団幹部の実名を明かし、「ボクシング界は、あの人たちに何十年と世話になってきたんだ。チケットの販売なんかで。なのにいきなり暴力団と付き合うなでしょ。それはやっぱり申し訳ない」と関係を断つことを拒むような話までしていた。 「あのとき木村さんはオフレコでしゃべったことまで書かれたって怒っていたけど、彼が言わなくたって知っている人は大勢いる。勝又が今回、一緒に逮捕されたのは大阪のヤクザ。関東でジムをやっているのに関西ヤクザとつるんでいたのは、関西の元世界チャンピオンが接点なんだ。だから一歩間違えたら業界、ひっくり返るよ」と前出のジム会長。  関係者が戦々恐々とする勝又会長の逮捕。プロ野球では賭博事件での対応が後手後手だと業界ごと批判されているが、みんなで黙って嵐が過ぎるのを待っているボクシング界はその比ではないぐらいダークなようだ。 (文=小林俊之)

熊本地震で浮き彫りとなった、ペット「同行避難」と「同伴避難」のあいまいさ

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イメージ画像(Thinkstockより)
ペット業界を知り尽くしたライターが業界の内側に迫る、短期集中連載。  報道番組で自然災害のニュースが流れるたび、ペットの救助シーンや避難所での様子が報じられるようになりました。ペットが “かけがえのない命”として認識され、災害時になされた「ペットも一緒に避難しましょう」という呼びかけの賜物だと思います。  1995年1月17日に発生した阪神淡路大震災をきっかけに、災害時にペットと一緒に避難する対策を講じるための組織づくりが検討され、96年「全国緊急災害時動物救援本部」(どうぶつ救援本部)が公益4団体により組織されました。以降発生した自然災害時には、災害地域の自治体より依頼を受け、フードなどの支援、避難時のペット一時預かり施設の設置、迷子動物の保護と治療、里親募集など、被災飼い主に対する支援を主体的に行い、2011年3月11日の東日本大震災でも発生から約1カ月後、支援を開始しました。  まだ進行形ではありますが、16年4月14日に発生した熊本地震では、新体制となったペット災害対策推進協会が、現地動物救護本部の設置を見越し、いち早く募金活動を開始。後方支援を始めました。その後、同28日付で熊本地震ペット救護本部(構成団体:熊本県、熊本市、熊本県獣医師会)が設置され、災害地域での飼い主支援を進めています。  しかし、被災地ではいまだ復旧が進んでおらず、当初ペットの同伴が可能だった公共の避難所でも、ペットの受け入れを一切行わない事態となっています。一部の避難所では、敷地内に飼育施設を作り、飼い主はその施設内でペットの面倒を見ていますが、ペット連れの被災者の多くはいまだ車中泊や、NGOなどが運営するペット同伴可の施設で避難生活を送っています。  この時期になってようやく仮設住宅も建設され、入居者の募集を開始していますが、ペット同伴可かどうか不明な場所も少なくあいません。自治体でペットの一時預かりを行う活動も進めているようですが、収容数が多くなりすぎて、地域を超えた引き取りによってその数を減らさざるを得ない状況となっているようです。  いったいなぜ、このような事態となっているのでしょうか?  各都道府県では、地域防災計画により、災害時のペットに対する措置について地域の獣医師会と協定を結んでいる自治体が多いのですが、協定の内容にはペットの一時預かりと応急処置などの項目はあるものの、避難所にペットと一緒に避難するために必要な項目(ペット飼養施設の設置・同伴できる部屋割りの方法・同伴の基準など)はありません。避難所は、その施設の長(例えば、学校であれば校長)にどこまで受け入れるかの権限があるのが実情です。緊急時に多くの判断を強いられる立場ですので、その判断は優先させるべきものと理解できます。そもそも人間の避難所に動物を連れ込むことの是非は、いまだに決着していない争点です。  熊本地震では、ペットとの「同行避難」と「同伴避難」という2つの言葉の曖昧さが浮き彫りになりました。国として推奨しているのは同行避難。これは、災害時にはペットを連れて、一緒に避難しましょうというもの。しかし、被災した飼い主が期待しているのは同伴避難(同じ部屋や施設で、ペットと一緒に避難生活を行うこと)です。家族であるペットの命を安全に保護できない限り、被災者は安心して避難生活を送れないのです。  実は今回、自治体に「すべての避難所でペットを受け入れない」という判断をさせた原因があります。それは、自己中心的な動物愛護団体を名乗る人間からのクレームでした。こともあろうに、地震発生後、被災者の救護・復旧活動で混乱している自治体に電話をかけ、執拗に全避難所でペットの同伴を受け入れるよう訴えてきたのです。前述のように、緊急時、避難所での受け入れ範囲は、施設の長が決定します。初動では地域で避難者の状況を判断し、ペット同伴を認めていた施設もありましたが、クレームを受けた自治体の長には、全施設受け入れの命令を出す権限はありませんので、時間と労力を被災者対応に使うため、全避難所でのペットの受け入れを断るという判断をせざるを得なかったようです。このクレームがなかったなら、同伴を続けることができた避難所もあったのですが、状況を顧みない自分勝手な行動が、保護するべき動物たちに残念な結果をもたらしたのです。  いまや、犬猫の飼育率は4世帯に1頭となっています。災害時にペットをどう守るかの問題は、災害が起こるたびに議論されています。災害現場での“かけがえのない命”の存在は、行政や政治家も無視できない存在となりました。そろそろ共通の認識として、災害時のペット同伴避難、避難所での動物の扱い、支援受け入れの時期と方法、などは自治体の災害マニュアルに盛り込むべきです。  また飼い主は、ペットに対する最低限のしつけや健康管理は必須なことはもちろん、支援を行う団体も自治体やほかの団体と連携できるよう、お互いの価値観をすり合わせておく必要があります。多くの災害を経験し、すでにその準備期間は十分なはずです。 (文=成田司) ●なりた・つかさ ペットビジネスライター。動物福祉の発想に基づく日本版ティアハイム設立を目指す「Giraf Project」を主宰。共著に『ペット市場の現状と展望2013-2014』(JPR)がある。

アンバー・ハードだけじゃない! 自身に誇りを持つ、バイセクシュアルの美女セレブたち

<p> ジョニー・デップとの離婚騒動で、あらためて話題となっているアンバー・ハード。アンバーはバイセクシュアルであることを公言しており、ジョニーと交際する前は女性アーティストと熱愛していたが、先日、彼女とは名字まで変えた事実婚状態だったことが判明した。バイセクシュアルのセレブは実は意外と多い。それも、アンバーのように美しく魅力的な女性が「男性にも女性にも惹かれる」というケースが多いのだ。今回は、そんな「バイセクシュアルの美女セレブ」たちを紹介しよう。<br /> </p>

ホテルの部屋の絵の裏のお札は誰が貼ってる? ラブホスタッフが語る都市伝説の真相

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Photo by Fumitake Taniguchi from Flickr

 ラブホテルの清掃員をしている大塚が体験した&同僚から聞いたコワーいラブホ怪談をご紹介します。

【第3話】壁の顔

 ラブホも今やクールジャパンの代表となり、あちこちでリニューアルがされています。ちょっと前のことですが、当ホテルにも業者さんがおいでになり、リニューアル前のお部屋の撮影をしていかれました。壁など室内の傷み具合を見たり、デザイン提案の参考にしたりするものですね。

 業者さんがお帰りになり、夜になって従業員控室でごはんを食べていた時のこと。

「撮影に立ち会ったら、またお客さんが額の裏にお札を貼ってた。キモチ悪いからカンベンしてほしいよなあ。明日、神社に持ってくわ」

 スズキ主任がカップ麺にお湯を入れながら、ぶつぶつ言ってます。主任によると、ホテルや旅館の額や掛け軸の裏にお札が貼ってあるのは、「店側がやってる場合もあるだろうけど、お客さんのほうが多い気がする」そうです。ちなみに「ベッドの裏にお札がびっしり」とかは都市伝説ですよー。大塚も見たことありません。

「だって、お客さんに見つけられたら、店は困るもん」(スズキ主任)
「なるほど。そうですよねー」(大塚)
「だいたい、今は会社形式で、オーナーと現場が違うからね。個人経営なら、お札を毎年取り替えるとかもアリだったんじゃないかしら」(マキノさん)

 ベテランのマキノさん、さすがの推理(?)です。ラブホ業界は定着率が悪く、辞めた人たちが前のお店の悪口を言うのはフツーです。お店ぐるみでお札を貼ったり替えたりしてたら、すぐに言いふらされます。

「そうだな、昔は迷信深いババアのオーナーとかがやってたかもな。今はないだろうなあ」

 スズキ主任はそこまで言うと、「ナイショにしとけよ」という目でマキノさんと大塚を見ました。

「204号室、壁を写そうとしたら、デジカメの『顔認識』がぐるぐるしてた。偶然かなと思ったけど、何回やっても同じだった」(スズキ主任)
「ええっ! 壁に顔があるってことすか!?」(大塚)
「そう。さっさとシャッター押したけど、タイミング次第では、写っちゃいけない顔とか写ってたかも」(スズキ主任)
「いやあねえ。あの部屋、たしかにキモチ悪いのよね。やっぱり『4』がつく部屋はダメね」(マキノさん)
「業者も『おかしいですね』とか言ってたけど、実は相当ビビってたと思う」(スズキ主任)

 お札を貼ったのは、「壁の顔が視えた」お客様なんでしょうか。つか、そんな時のためにお札を持ち歩かれているとしたら、それもコワいんですけど。

大塚(おおつか)
都内某所のラブホで働く現役清掃員。R-ZONEと月刊誌「週刊実話ザ・タブー」(日本ジャーナル出版)で清掃員の日常を連載中。

YOSHIKI、加山雄三ら、会見で「ポケモンGO」人気便乗! 一方で墓穴を掘ったあのタレント

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逆に話題作りじゃなかったことにビックリ

 7月22日に日本での配信がスタートしたスマートフォンゲーム「ポケモンGO」。人気の過熱ぶりが社会現象になっているが、その流れは芸能界にも広がっている。芸能イベントでも「ポケモンGO」の話題が多く聞かれた。

「映画『シン・ゴジラ』のイベントに登場した主演の長谷川博己は、『ポケットに入るモンスターもいいですけど、史上最大のモンスター、ゴジラも追いかけましょう』とPR。自叙伝『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』(講談社)の発売イベントを行ったさかなクンは、『ポケモンも素晴らしいですが、お魚も3万種類いて奥が深いんでギョざいます! ポケモンに負けないぞ~!』とコメントするなど、『ポケモンGO』をイベントの主旨に合わせてうまくPRにつなげるタレントが多かった印象です」(スポーツ紙記者)

YOSHIKI、加山雄三ら、会見で「ポケモンGO」人気便乗! 一方で墓穴を掘ったあのタレント

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逆に話題作りじゃなかったことにビックリ

 7月22日に日本での配信がスタートしたスマートフォンゲーム「ポケモンGO」。人気の過熱ぶりが社会現象になっているが、その流れは芸能界にも広がっている。芸能イベントでも「ポケモンGO」の話題が多く聞かれた。

「映画『シン・ゴジラ』のイベントに登場した主演の長谷川博己は、『ポケットに入るモンスターもいいですけど、史上最大のモンスター、ゴジラも追いかけましょう』とPR。自叙伝『さかなクンの一魚一会 ~まいにち夢中な人生!~』(講談社)の発売イベントを行ったさかなクンは、『ポケモンも素晴らしいですが、お魚も3万種類いて奥が深いんでギョざいます! ポケモンに負けないぞ~!』とコメントするなど、『ポケモンGO』をイベントの主旨に合わせてうまくPRにつなげるタレントが多かった印象です」(スポーツ紙記者)

テゴマスのとっさの機転に西本智実も絶賛! NEWS東京ドーム公演裏話を明かす

 3月26日~6月12日にかけて全国8カ所18公演を行った、NEWSのコンサートツアー『NEWS LIVE TOUR 2016 QUARTETTO』。最終公演が行われた東京ドームの2公演では、世界的に活躍する指揮者の西本智実氏と、彼女が率いるイルミナートフィルハーモニーオーケストラがゲストとして登場した。

 NEWSと西本氏は、2015年11月に発売したDVDシングル「四銃士」で初共演。S・ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」を原曲とし、西本氏が総編曲と演奏の指揮を務めている。東京ドームでは「四銃士」と「星をめざして」の2曲をオーケストラ演奏で披露し、会場のファンたちを感動させた。

 7月27日には、西本氏の公式ブログ『西本智実オフィシャルブログ 智さんの小部屋』にて、コンサート最終日の裏話やメンバーとの交流がつづられた。

いったい誰得!? 中国で見るも暑苦しい「水中キス体位大会」が開催

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1回戦目の様子。カップルたちによる激しいキスが繰り広げられた 
 日本ではあまり知られていないが、7月6日は「世界キスの日」だという。そんな日を記念して、7月は世界中でキスにまつわるイベントが多く開催されるという。もちろん、お隣の中国も例外ではない。 「中国新聞網」(7月16日付)によると、広東省英徳市内で一風変わったキス大会が開催された。同大会は、難度の高い体位でのキスをより長時間し続けたカップルが勝ちというものだ。優勝カップルには3,000元(約5万円)相当の豪華景品が与えられるとあって、30組以上のカップルがエントリーした。
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どんな気分でキスをしているのだろうか
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濁ったプールの中でも、激しいキスを繰り広げている
 まず1回戦は、自由な体位でのキスを競う。これに勝ち抜いて2回戦に進出すると、今度は水面に浮かびながらキス。そして最後の3回戦では、水中で呼吸のできない状況でのシンクロナイズド・キスを競うのだ。  ちなみに優勝したのは、妊婦とその夫のカップル。身重の体に、負担ではなかったのだろうか……? 彼らは「こんな新鮮でロマンチックなイベント初めて参加しました。優勝景品なんかより、自分たちのキスに自信が持てるようになってすごく幸せです!」と、満足げに話したという。
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優勝した妊婦と、その夫のカップル
 しかし、中国版Twitter「微博」には、 「ただでさえ暑いのに、こんなの見せられると余計に暑く苦しい」 「こういうのって、美人は絶対参加しないよな」 などと、辛辣なコメントが寄せられている。  実は、このようなキスをテーマにした素人参加型イベントは、中国の七夕である旧暦の7月7日が近づくと、毎年各地で行われる。  昨年、重慶市で行われた、ディープキスの持続時間を競う「甜蜜的吻大会(スイートキス大会)」では、56分間キスを続けたカップルが優勝している。   素人カップルの絡みを見せられても、面白くもなんともないのだが、一体これは誰のためのイベントなのだろうか……? (文=広瀬賢)