「棚橋弘至にありがとうを言いたい」プロレスキャスター20年目の結論

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『プロレスという生き方 - 平成のリングの主役たち』(中央公論新社)
 今、「新たな黄金時代」と呼ばれるほどのブームを迎えているプロレス。棚橋弘至、オカダカズチカ、内藤哲也といったスター選手を擁する新日本プロレスだけでなく、飯伏幸太を輩出したDDTなどインディー団体も注目を集め、新たなファンを獲得している。  そんなブームの只中に上梓された新書『プロレスという生き方 平成のリングの主役たち』(中公新書ラクレ)は、さまざまなメディアで脚光を浴びるスター選手たち以外にも、女子プロレスラーの里村明衣子やさくらえみ、さらには全日本プロレス名誉レフェリーの和田京平など、不遇の時代からプロレスを愛し、支え続けてきた人々にもスポットライトを当て、発売3日で増刷が決まるほどの話題となった。  著者は、プロレス・格闘技専門チャンネル「FIGHTING TV サムライ」のキャスターを20年に渡って務める、アナウンサーの三田佐代子さん。今も年間120試合以上を取材する中で触れた彼ら/彼女たちのリング内外の言葉を紡ぎながら、“プロレスキャスター三田佐代子”にしか描けない、「平成のリングの主役たち」の真の姿を活写した。  そこで今回は、業界の中から選手や関係者の奮闘を見続けてきた三田さんに、同書の反響と、現在のプロレスがなぜ活況を呈しているのか聞いた。 ■10年に1度の瞬間がパッケージされている ――『プロレスという生き方』はすごくタイムリーな本ですよね。三田さんが目撃してきた各選手の生き様が描かれているだけでなく、中邑真輔選手の新日本退団とWWE参戦、さらに飯伏幸太選手のDDT及び新日本プロレス退団と「飯伏プロレス研究所」の設立という、今年のプロレス界に激震が走ったニュースまで書き込まれています。  この2人はいわば、今のプロレス人気を象徴するスター。そんな選手の次の一歩まで書ききったことで、「このタイミングでプロレスブームを振り返ってみた」という一種の区切りを意図された印象を受けました。 三田 よく言われるんですけど、まったくの偶然なんです。中央公論さんからオファーをもらったのは2年前のことですから、本当はもっと早く出ているはずでした。単純に書き直しているうちに2016年に入って大きな出来事が次々と起こってしまい、「こういうタイミングは10年に1度もない。絶対に中邑選手と飯伏選手のことは入れなきゃ!」とお願いして、このニュースを滑りこませたわけなんです。  もちろん、今も内藤哲也選手の大変身とか、入れたいことはもっともっとあるんですけど、さすがにこれ以上は……と踏ん切りをつけて5月に出しました。でも、そのおかげでプロレスファンの方からは、「激動の瞬間がパッケージされている本ですよね」と言っていただき、このタイミングで良かったと思っています。 ――三田さんが今につながるプロレスブームの兆しを感じたのは、いつ頃でしたか? 三田 それこそサイゾーさんのような、専門誌以外の一般のメディアから、「プロレスが今、面白いらしいので話を聞かせてくれませんか?」となったのは、2014年が最初だったと思います。棚橋選手や中邑選手といったキラキラした選手に女性ファンが熱狂しているのを見て、「かつてのプロレスと違うぞ」という印象が広まった頃でした。 ――プロレスブームを牽引しただけあって、ここ数年の新日本は本当に選手がそろっていました。 三田 そうそう! ブームと言われてからの2年間、私たちは本当にいいものを見せてもらっていたんだなと思います。それが今年に入って中邑、飯伏、さらにAJスタイルズ(BULLET CLUBに所属していた外国人スター選手)までいなくなって、さすがに「新日本はこれからどうなっちゃうんだろう!?」と思いました。 ――でも彼らと入れ替わるように、この春からは内藤選手の人気が爆発して。 三田 (内藤がIWGPヘビー級王座になった)4・10の両国はびっくりしましたよね。もともと正統派だったのに、今ではすっかりヒールになって大暴れ。それでもお客さんから支持された。  GK金沢克彦さん(プロレス・格闘技雑誌『ゴング』元編集長)も、「内藤があんなにウケるなんて歴史が変わった気がした」と仰っていたように、スター選手がいなくなっても次が誕生する。こうやってプロレスのバトンは渡されてきたんだなって実感しました。だから、今から新しい本を書くとしたら、まったく違うものになるはずです。 ■泣く泣く載せられなかった選手とは? ――『プロレスという生き方』はメジャー、インディー、女子の選手だけでなく、DDTの高木三四郎社長や全日本の和田京平レフェリー、さらにはリング設営やグッズ販売まで手掛ける若手レスラーに密着したりと、専門誌でもなかなか取り上げられることのない裏方の人々まで網羅しています。この人選はどのように? 三田 「最近、プロレスが面白いよ」って話を私が書くのであれば、プロレス専門チャンネルのキャスターとして、インディーからメジャーから女子から広く取材してきたので、その立場は活かしたいなと思っていました。 ――イケメンやスーパーマンだけじゃないプロレスの幅の広さというか。 三田 そうですね。そのうえで、ブームの立役者である棚橋弘至選手は入れたいとか、私がずっと魅了されてきた飯伏幸太選手は入れたいとかあって。ただ飯伏選手を入れるのであれば、彼を育ててきたDDTの高木三四郎社長も入れたいって考えながら選んでいきました。 ――泣く泣く載せられなかった方も? 三田 それはもうたくさん! 特に入れたかったのは、プロレスを辞めていった人たちです。愛川ゆず季さんであったり、小橋建太さんであったり、あとは辞めて戻ってきた方として、DDTのスーパー・ササダンゴ・マシン選手であったり。ただ、どうしても入れたい人が次々と浮かんできてまとまらないので、「最初の本だから、まずは今頑張っている人を載せよう」ということで、その方々は泣く泣く入れられなかったですね。 ――では、続編の構想はすでにある? 三田 この本が売れたら(笑)。もし第二弾があれば、苦しい時代に頑張ってきた永田裕志選手たちといった「第三世代」(新日本で90年代初頭にデビューした選手たち)のエピソードもぜひ入れたい。地方の団体もまだまだ取り上げたいし、女子プロレスも掘り下げたい。書きたいことはたくさんあります。
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■高田vsヒクソンからすべては始まった ――しかし、『プロレスという生き方』というタイトルがいいですよね。読めば「プロレスラーという生き方」ではないところに、非常に納得がいきます。 三田 ありがとうございます。考えたのは、編集の方なんですけど(笑)。 ――古いプロレスファンはよく、「プロレス道とは何か」みたいな言い方をしますよね。プロレスは単なるプロスポーツじゃなくて「道」、つまり生き方が問われているのだと。その意味でも、トップ選手から裏方まで網羅した人選は、「プロレス道を体現している人たち」として、かなり考えられていると思いました。 三田 そこは自分でも意識していなかったところですけど、確かに、ただ単に「プロレスラーの魅力を紹介する本」とは考えていませんでしたね。棚橋選手の言葉で、「ファンやマスコミの方も含めてプロレス界なんですよ」というのがあって。これは本当にそうだなと思います。  プロレスというものに触れて人生が変わったり、日々が楽しくなったりした人って、いっぱいいると思うんです。それは私のようなマスコミの人も含めて。そう考えると、プロレスはもちろんプロレスラーのものではあるんですけど、プロレスラー“だけ”のものでもないんですよね。 ――あと、「プロレス道」という視点を強く感じたのは、この本の1行目が1997年の「高田延彦VSヒクソン・グレイシー」(PRIDEの第1回大会)で始まるところなんですよ。「プロレスラー最強」と評されていた高田がヒクソンに負けたことで、この1戦から「プロレスの不遇時代」と「総合格闘技の大ブレイク」が始まったわけじゃないですか。  実は、浅草キッドさんも『お笑い 男の星座』の書き出しを「高田vsヒクソン」から初めているんですね(正確にはリベンジマッチとなった1年後の試合。ただし、プロレスファンに与えたショックという意味では、三田さんと同じ意図で記されている)。 三田 なるほど、それは存じ上げなかったのですが書き出しをPRIDE.1にするってことは、かなり前に決めていました。 ――この前年にプロレス番組のキャスターになった三田さんは、もともとプロレスに興味がなかった。でも高田の敗戦にショックを受けていることに気づいたとき、「プロレスキャスターという仕事を続けていく覚悟ができた」と書かれています。三田さん個人にとっても、それだけ重要な1戦だった。ただ、それでも「最近のプロレスブーム入門書」という意図で書かれた本であれば、この導入にはならないと思うんです。 三田 わかります。新しい今のプロレスファンからしたら、「これって何の話?」「高田延彦ってすごい人なの?」となってもおかしくないですからね。私も「入門書」の書き出しとしては異質だと思います。でも、あの1戦から20年にわたるプロレスの困難が始まり、自分自身のキャリアも始まっている。だから、この書き出ししかないと思っていました。 ■なぜオカダカズチカが入っていないのか? ――プロレス道の体現者が敗れたことで、業界全体の衰退が始まり、世の中は総合格闘技に熱狂していった。しかし三田さんは、逆境の只中でも、「それでもプロレスが一番すごいんだ」と覚悟を決めて立て直してきた人たちに寄り添ってきた。そんな彼らのリングの内外における姿を三田さんが描いたことで、この本にはその歴史が記されている。 三田 本当にプロレスがやりたいんだけど、時代の流れもあってプロレスに専念できず総合格闘技への参戦を余儀なくされた「第三世代」の人たちがいて、さらにプロレスに専念できない環境が嫌だから新日本を辞めていった武藤敬司さんたちがいて。一方で、新日に残された若手である棚橋選手は、実直にプロレスをやっていくことを選んだ。(※筆者注:棚橋はもともと武藤敬司の付き人であり、全日本への移籍を断った経緯がある)  総合格闘技に人気で押されていく中でも、みんながそれぞれの立場で、「プロレスはなくなってないですよ。格闘技がブームですけど、プロレスだって面白んですよ」ということをアピールしてきた。その歩みが20年という時間に詰まっています。  女子プロレスでも里村明衣子さんとか、さくらえみさんとか、それぞれの方法で、実直にプロレスの面白さを広めてきた人たちが、結果として今も残っている。そんなプロレスラーのみなさんが歩んできた20年間の「道」をちゃんと遺しておきたいというのは、この本を書くにあたって確かにありました。 ――そんな「20年間の歩みの体現者たち」という意味での人選だから、この本に新日本のエースであるオカダ・カズチカが入っていないのかなと思ったんです。今のファンは「なんでオカダが入っていないの?」と思うかもしれないけど、「高田vsヒクソンの衝撃をいかに乗り越えてきたか?」という歩みの本として捉えたら、すごく納得できます。 三田 オカダ選手も今だったら書けると思うんですけど、執筆を始めた頃は、「彼に何かを背負わせることをしていいのか?」という迷いがあって。非常に特殊な経歴の方で、今どき中学校を出ていきなりプロレス界に飛び込み、しかもデビューはメキシコ。日本のプロレス界から隔離されていたところを、その才能を獣神サンダーライガー選手に認められて新日本に入った。  そんなとても面白い方ではあるんですけど、書き始めたときって、まだ「レインメーカー」というキャラクターが全面に出ていて、そういう素の部分をどこまで書いていいのかわからなかったんです。でも、先輩の中邑真輔選手が退団してからは、言動からも「自分が新日本を背負うんだ」という覚悟が見えて、プロレスラーとしてだけじゃなく、人としてもすごく魅力を感じます。
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■プロレス原体験は「同級生の下敷きにUWF」 ――少しご本人のことも聞きたいのですが、三田さんはプロレスの黄金期に青春を過ごされた世代ですよね。プロレス原体験をあげるとしたら、何になりますか? 三田 いや、本にも書いたように、キャスターの仕事で観に行くまで、どこにも原体験がないんですよ。姉妹の誰も興味がなかったですし、父が家でプロレス番組を観ているなんてこともなかった。タイガーマスクやアントニオ猪木さんが大活躍していた時代だから、接点があってもよさそうなものですけど……あ! 急に思い出しました!  私が高校生のとき、女子はみんな下敷きに好きなアイドルの写真とか挟んだりしていたんですよ。でも、クラスに一人だけ写真がアイドルやミュージシャンじゃない子がいて。彼女が下敷きに挟んでいたのは、前田日明や高田延彦の写真だったんです! ――UWFじゃないですか! 三田 そうそう。アメリカに留学経験があって、クラスでも一際ませていた子だったんですけど、私に写真を見せながら、「UWF最強」「前田は超セクシー」とか言っていたのを急に思い出しました(笑)。しかも写真は黒いリングパンツ一丁のなんですよ。  私はUWFどころかプロレスにも興味がなかったから、「何これ!? なんでパンツ姿の男の写真を持ち歩いているの!?」とびっくりして。これが私のプロレス原体験です(笑)。 ――その原体験って、ちゃんと本につながっていますよね? 三田 つながってますか!? ――女子高生すらあこがれるプロレスラーがいて、全国的な人気とカリスマ性があった。でも三田さんのプロレス人生は、その高田延彦が敗れるところから始まっている。青春時代に前田や高田に入れ込んでいなかったからこそ、あの敗戦をきっかけに多くのプロレスファンが総合格闘技に流れていった中でも、「プロレスって面白い!」とのめり込んでいけた。全部つながっているじゃないですか! 三田 そういえば、週刊プロレスの元編集長だった佐久間一彦さんに、この本を渡したときも似たようなことを言われました。「三田さんは入り口がファンじゃなくて、仕事だったのが良かったんでしょうね」って。子供の頃から「プロレス大好き、UWF大好き!」だったら、どうしてもそこばっかりに注目していただろうし、ダメになったときは、「私の愛した団体はこうじゃない!」となっていたと思うんです。 ――青春を背負ってしまうとこだわりが出ますからね。 三田 私はクラスメートの下敷きしか予備知識がないところからのスタートだから、全団体に分け隔てなくハマることができたんだと思います。そう考えると、ちゃんとつながっていますね。彼女に本を届けたくなりました(笑)。 ■「三田さんって、棚橋選手のこと好き?」 ――だからやっぱり、この本は三田さん自身のプロレス観を開陳する、いわゆる「活字プロレス」とはまったく違いますよね。あくまでも、三田さんが目撃した「プロレスを担う人たち」の姿を紹介する本になっている。 三田 そうですね。私に活字プロレスはやれないです。 ――ただ、その中でも唯一、本の最後にある棚橋選手の章だけは、ちょっと文章の熱量が違うなって思ったんですよ。ほかのプロレスラーは「この人はこんなにすごい!」という紹介の仕方なのに、棚橋選手だけは、メディアに見せない苦悩の姿に焦点を当てるような文章になっています。これはなぜですか? 三田 読んだ人はみんな、「この本はどうして中邑で始まり棚橋で終わるんですか?」って聞くんですよ。でも実は、もともと棚橋選手の章が最初になるはずだったんです。だって普通、この20年間のプロレスの立役者といったら、「まずは棚橋だよね」って思うじゃないですか。それで私も棚橋選手の章から書き始めたんですけど、結果としては全部書き直すことになって。  書き始めた当時は、ちょうど棚橋選手がメディアにいっぱい露出している時期で、雑誌の表紙もやる、自身の本も出す、テレビにもプロレス代表として取り上げられるっていうタイミングでした。それを日常的に目にしていたら、メディアでの取り上げられ方に私が引きずられてしまった。最初の原稿を読んだ担当編集から、「三田さんって、棚橋選手のこと好き?」と言われるような内容になっていたんです。 ――明るく楽しいみんなのエースというか。 三田 そうですね、全く目新しさのない感じになっていました。それで棚橋選手の章は後回しにしていたら、本にも書いたように、ちょうどDDTとの一連の「事件」が起こって。 ――昨年の8・23 DDT両国大会に端を発した遺恨ですね。棚橋選手がDDTのエースであるHARASHIMA選手と対決した後に、「全団体を横一列で見てもらったら困るんだよ!」と発言したことで、両団体の間にわだかまりが残りました。 三田 あれを聞いたとき、これは絶対に何か理由があるはずだと思ったんです。誰よりも「みんなのエース」として頑張ってきた人だからこそ、何も考えなしに言うはずがない。そこを掘り下げてみることで、これまでとは違う棚橋弘至が書けるかもしれないと思いました。
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■棚橋弘至というプロレス界の「長男」 ――その果てに三田さんが描いた棚橋選手の姿からは、プロレス界を背負ってきた責任感だけでなく、自分の思うままに振る舞えなかった苦渋のようなものすら感じさせます。 三田 この本のために棚橋選手をインタビューしたとき、「自分はプロレスを立て直すために、自分がやりたいことではなくて、時代が求めていることをやってきたんです」と言われたんですね。当時はそれほど印象に残っていなかったんですけど、あらためてその発言を読み直したら、「あ! これなんだ!」と気が付いて。  DDTのこともそうですし、同期である柴田勝頼選手が新日本に帰ってきたときも、棚橋選手はずっと反発し続けていました。その理由を考えていったら、やっぱり、「オレは新日本プロレスを復活させるために、いろんなものを捨ててきた」ってことではないかと思ったんです。 ――「実家の商売を継ぐために、好きなことができなかった長男」みたいな哀愁がありますよね。 三田 まさに棚橋選手は東スポの取材で自分を「長男坊」だと言っていますよね。「『実家』を守るのは僕」だと。だから柴田選手も対立の果てに、最後は「新日本を守ってくれてありがとう」と棚橋選手に言ったように、私が本の中で伝えなきゃいけないと思ったのは、棚橋選手のありがたみです。  本人は「自分は疲れてもいないし、ずっと元気ですよ」って言うから、あんまり哀愁を背負わせてもいけないんですけど、マスコミもファンもほかの選手も、みんな棚橋選手に「ありがとう」って言いたいんですよ。 ■「初めて棚橋選手のことが理解できました」 ――棚橋選手は今でこそ怪我によって初めての休養に入っているわけですけど、それまでどれだけ体調が悪くても表には出さずに、ずっと「長男の責任感」で前に立ち続けてきた。その偉大さが三田さんの描写でよくわかりました。 三田 この本を読んだDDTファンの方からも、「初めて棚橋選手のことが理解できました」と言ってもらえて、そこは本当に、「ああ、本を出して良かった」と思いましたね。 ――だから中邑真輔や飯伏幸太といったキラキラしたスター選手から本が始まるんですけど、読後感としては、「棚橋弘至はやっぱりすごいな」っていう。 三田 それはうれしいですね。うん、そう思ってもらえることが、一番いいと思います。 ――この棚橋選手の書き方をとってみても、『プロレスという生き方』は、「プロレス・スーパースター列伝」ではないですよね。「プロレス道とは何か?」という究極の謎を追求している本ですよ。 三田 しかも、「プロレス道」へのこだわりをもっとも感じさせるのが棚橋選手なんですよね。でも本人はそれを言わないじゃないですか。だから、あのイマドキ風の見た目にダマされちゃいけないなって、つくづく思いました(笑)。 ――では、三田さんにとって、「棚橋選手が報われた」と感じられる日が来るとしたら、どんなときでしょう? 三田 ご本人の願望はわからないですけど、このプロレスブームが来たことで、誰よりも喜んでいるのは棚橋選手でしょう。そして、棚橋選手が今のプロレス人気を支えてきたことは、プロレスが好きなすべての人たちがわかっている。「あなたのおかげです、ありがとう」と棚橋選手が言われる時代が来て、本当に良かったと思います。 (構成/小山田裕哉) ●三田佐代子(みた・さよこ) 神奈川県生まれ。慶應義塾大学卒業後、テレビ静岡にアナウンサーとして入社。報道・スポーツ・バラエティーなど多方面で活躍した後、同局を退社し古舘プロジェクトに所属。以降はプロレス格闘技専門チャンネル「FIGHTING TV サムライ」のキャスターとして、現在も年間120試合以上を取材する。『プロレスという生き方』(中公新書ラクレ)は初の著書。

アフリカを愛する“全裸の写真家”ヨシダナギのクレイジー紀行『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』

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『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』(扶桑社)
 人気バラエティ番組『クレイジージャーニー』(TBS系)への出演で、一躍話題をかっさらった裸の美人フォトグラファー・ヨシダナギが、初の紀行本『ヨシダ、裸でアフリカをゆく』(扶桑社)を発売した。当時、ブログに書いていた出来事などを加筆修正して完成させた1冊で、いやー、ぶっ飛んでいる!  ヨシダ氏といえば、「相手と同じ格好になれば、ぜったい仲良くなれる」という確信のもと、ブラもパンツも脱ぎ捨て、少数民族と同じ格好で写真を撮る、独創的な撮影スタイルで有名。その行動の根底にあるのは、幼い頃からのアフリカへの強烈な憧れであり、愛。アフリカ人はカッコイイ、アフリカは魅力的だということが、本全体を通してひしひしと伝わってくる。  本書に登場する国は、2009年から訪れた、エチオピア、マリ、ブルキナファソ、ジブチ、スーダン、ウガンダ、ガーナ、カメルーン、チャド、ナミビア、タンザニア。アフリカといえば、なんとなくどの国も一緒のような気がしてしまうが、この本を読めば、どれだけ国全体やそこに住む人々に、個性があるのかハッキリとわかる。  たとえばジブチ。あまり聞きなれないが、アフリカ東部、エチオピアのお隣にあり、“世界一暑い国”といわれているそうだ。そんな暑い国で、ヨシダ氏は山盛りのアイスを食べていたのだが、量が多すぎて食べ切れなくなってしまった。すると、ガイドのフセインが「僕も要らない。ちょっと見ててね!」と、アイスを片手で持った。次の瞬間、すれ違いざまにひとりの少年が絶妙なタイミングでフセインからアイスを受け取って、何事もなかったかのようにおいしそうに食べているではないか! 知らない人からすれ違いざまに食べ物をもらうなんて、日本では信じられない話だが、これはジブリでは当たり前のことだという。  一方、フランス語圏のマリでは、毎日、イライラ。ジャイアン気質で、下心のある下ネタ連発の現地ガイド・シセは、どれだけヨシダ氏が嫌がっても、<ナギはオレのことを好きに違いない>という、おめでたいプラス思考。終始、発言がうざい上、足場の悪い道では、転ぶと危ないからとカメラバッグを持ってくれたハズなのに、自分がつまずいて小銭をばらまき、お金に群がった子どもたちに、カメラバッグを思い切り投げつけるという信じられない行動に。さらに、マリ滞在中にヨシダ氏は、あからさまな差別にも遭い、「もうヤダァァァァ!!!なんで、そういうことするの!!ホンットにやめてようぉぉ…」と、顔面の穴という穴から水をたれ流し、泣きわめいたことも。  このほか、スーダンで約140匹のゴキブリ部屋に軟禁事件、内戦状態のチャドで兵士に捕まり、ガイドが自分の存在をかばうどころか大泣きして命乞い、ナミビアでの乾燥ウンコ飛ばし、もちろん、初めて服を脱いだ時のエピソードや撮影秘話などもたっぷり書かれている。  日本人の多くは、アフリカのことをよく知らない。そして、興味も持たない。けれど、ヨシダ氏の目を通して描かれたアフリカは、キラキラと輝いていて、超カッコ良くて、時にはつらい目にも遭うけれど、爆笑の出来事の連続。今まで興味がなかった人にも、この国なら行ってみたいかも! と思わせてくれる。 (文=上浦未来) ●ヨシダナギ 1986年生まれ。フォトグラファー。幼少期からアフリカ人への強烈な憧れを抱き、独学で写真を学ぶ。2009年より単身アフリカに渡り、彼らの写真を撮り始める。アフリカの裸族とともに裸になったことや、その奔放な生き方や写真が評価され、さまざまなメディアで紹介される。現在は“アフリカ人の美しさ”や”アフリカの面白さ”を伝えるべく、講演会やコラム寄稿などの活動を積極的に行っている。写真集に『SURI COLLECTION』(いろは出版)がある。

“教育したがり”は母親からも同僚からも嫌われる! 経営者が語る「雇いたくないシッター」

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タレント保育士の1人、大人アイドル「predia」のまえだゆうちゃん 男の子はみなメロメロになります。同性から見てもビジュアルのいい子は気分がいいし、まっすぐでひがみがない子が多いので、経営者としても扱いやすいです

 早いもので、今年の半分が終わってしまいましたね。今回は半年の間に起きたおもしろかったことを書いてみたいと思います。

 4月からスタートしたベビーシッター事業「森のナーサリー」では、保育園の新年度が安定した5月下旬から6月下旬で求人を行っていました。応募してきたけれども採用しなかった人について書いてみたいと思います。ちなみに森のナーサリーは、「駒沢の森こども園」と同様、「富裕層向け」を謳っています。実際、お客様も超高級マンションにお住まいの方が多く、シッター慣れをしていて、たくさんのシッターさんにお会いしている方が多いことを念頭に置いて、読んでみてください。

■上から目線の“機関銃おばさん”

 応募の電話で、「自分の子ども2人、小学校お受験でお茶の水女子大学附属小に合格させた」「大手幼児教室の先生をやっていた」「現在、大手シッター会社Aに登録している」と、早口でしゃべりまくる方から電話が掛かってきました。早口がとても気になっていたのですが、面接しないと収まらない様子だったので、来てもらうことに。ちなみにAは掛け持ち不可のシッター会社です。

 来てすぐ、「応募アンケート」に記入していただき、その間に履歴書のチェック、資格証のチェックをしながら、おばさんの様子をチェックすると、持参した水をゴクゴク飲み始めるじゃないですか! 気を取り直し、面接を始めると、最初に目がいったのは服装の汚れ。上下紺色のセットアップを着ているのはいいですが、パンツにゲロか離乳食かなんかが付いて、乾いたような大きなシミを発見しました。午前10時の面接なので、家から汚れたものを着てきたとしか思えません。また、髪の根元8センチだけ白髪。全て白髪にするか、白髪染めをするかしないと、服装の汚れと相まって、だらしない印象を受けます。早口は子どもにも親にも嫌われますし、よくこんな早口で、大手のシッターが務まったなと疑問に思いました。

 一番問題だったのが、「子育ての楽しさを母親に教えてあげたい」という上から目線発想。不潔なおばさんにこんな発言をされたら、母親からすると「はあ?」って気持ちになりますよね。

 シッターで人気があるのは、20~40歳前半のビジュアルのいい優しい女性です。子育て経験は誰も問いません(保育士も同じです)。その時間、お母さんに代わって「みるだけ」がいいのです。むしろ教育的な人は嫌がられます。勉強を教えるにしても、「優しく」が基本。

 有資格者の年配者に多いのは、「私が教育しないと」と思ってしまう人です。保育士の離職率が高いのは、このような人の存在が大きな原因だと思います。子どもへの教育はもちろん、若い先生までをも教育しようとするからです。

 この方には、「Aは掛け持ちがダメなのは知っていますよね」「向こうを辞めて、こちらだけに登録するには、もったいないと思いますよ」と言って帰しました。

■保育士志望なのに……“不潔女子大生”

 もう1件。「年齢が若すぎると、需要が少ないですよ」。面接の前、電話のやりとりでクギを刺していたのですが、「それでもいいです、保育系の大学に通っているので面接お願いします」というので、来ていただきました。部屋に入るなり、ずっと髪を触っています。なぜ? 通常、長い髪の人は面接に来るとき、髪をまとめて来ます。履歴書を見ると「将来は保育園の先生になりたい」と書いてありました。笑顔も少なく、不潔すぎるので、帰ってもらいましたよ。近い将来、こんな先生に見てもらう園児が可哀想。髪はバイキンがいっぱいです。よく女子高生で前髪をずっと触っている女の子を見ますが、その癖が抜け切れていないのかな。どちらにしろ、保護者にいい印象は与えません。

 保育園も7月から新しい先生が入ります。先生の1人が静岡に引っ越すことが決まり、引継ぎを兼ねて早い段階で入ってもらうことになりました。その子も元アイドル、現タレントなんだけど……詳しくは次回明かします(笑)。

角川慶子(かどかわ・けいこ)
1973年、東京都生まれ。「角川春樹事務所」会長・角川春樹氏の長女。自身も元アイドルという異色の肩書きに加えて、ビジュアル系バンド好きで、元バンギャルの"鬼畜ライター"としても活躍。2011年9月に「駒沢の森こども園」、2016年4月からは派遣ベビーシッター「森のナーサリー」をオープンさせる。家庭では8歳の愛娘の子育てに奮闘中。

平野レミ、“嫁・上野樹里トーク”に関係者ピリピリ!? 「事務所からクレーム入る可能性も」

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『平野レミと明日香の嫁姑ごはん物語』(セブン&アイ出版)

 5月26日に交際半年でゴールインしたTRICERATOPS・和田唱と上野樹里。その和田の母親である料理愛好家・平野レミが23日、出席したイベントで上野についてのコメントを連発してマスコミを沸かせていたが、姑の“暴走”をただ見守る関係者の顔はかなり渋かったようだ。

「この日は、2人の結婚以降初めて平野が囲み取材に応じるとあって、大勢のマスコミが駆けつけました。場の熱気を平野も見て取ったのか、バーベキューのイベントにちなんで、自身が考案したフライパンと鍋機能を併せ持つ『レミパン』をアピール。『バーベキューにもレミパンがあるといいんですよ! 温度も保てるし。そうすればレミパンも売れるし肉も売れる』と話し始め、その後何度も『レミパン』という言葉を入れ込んでトークを繰り広げました」(ワイドショースタッフ)

女が産まない決断をする難しさ “負け犬”の生みの親・酒井順子が考える『子の無い人生』

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 結婚、出産、母になることこそ、女の幸せ。日本では神話のごとく、いつからか語り継がれてきた。けれど、それは本当なのか――。

 今年、女優の山口智子が、雑誌「FRaU」(講談社)のインタビューで、「私は、子供のいる人生じゃない人生がいい」「今でも、一片の後悔もないです」とキッパリと答え、世間はざわついた。とりわけ、未婚・既婚問わず、子どもを望んでいなかった女たちは、身を乗り出して興奮したのではないか。

「よくぞ、堂々と言ってくれた!」

 時を同じくして発売された『子の無い人生』(KADOKAWA)。著者は2003年に『負け犬の遠吠え』(講談社)で30代以上・未婚・子なしの女性を“負け犬”と呼び、一世を風靡した、負け犬界のレジェンド・酒井順子さん。あれから10年以上がたち、酒井さんは、負け犬の定義を改めるようになった。負け犬を分けるものとは、結婚しているか、していないかよりも、子どもを産んでいるか、いないか、ではないかと。

 本書は、この時代に、子を持たずに生きることについて問うエッセイ集。1人で死ぬということ、出産を諦めるまでの心境、結婚と出産で心が離れた既婚子アリの友との歩み寄り、子ナシ男性に聞く、子ナシであることへの罪悪感、結婚して子どもを産んでこそ一人前という世の中についてなど、さまざまな角度から“子無し”という人生に切り込んでいる。

 現在、32歳独身、王道の“負け犬”の筆者は、結婚への大きな憧れもなければ、切実に子どもがほしい、と思ったこともない。とはいえ、出産にはタイムリミットがある。あと3年もすれば、高齢出産に足を突っ込む。タイムリミットがあると知ると、なんとなく落ち着かなくなるのが、人間というもの。ついつい、子どもがほしいのか、ほしくないのか、どうなんだ!? などと自問してしまうが、結局のところ、悩んだところで、相手ありきの話なので、結論の出しようがない。すると、自然と日々の仕事に精を出し、現状維持の方向へ。それは、何も独身のみならず、仕事が好きな既婚女性も、そうなのではあるまいか。

 個人的には、この本が、出産したいかどうかがわからない、現代の迷える“負け犬”たちに、何かしらヒントを与えてくれるのでは、と期待していた。けれど、結果として正直にいえば、ますますわからなくなってしまった。最後まで読んで、やっぱり「子の無い人生」の選択は、個人の自由で認められていいものだし、とりあえず産むことが良いことで当たり前、という世間の声にのっかる必要もないのではないかと思った。そうなると、より自分の意思を固めなければ、という気がしてくる。

 <おわりに>という章で、酒井さんは、こんなことを書いている。

「最近、しみじみと『子どもがいなくて、よかった』と思うのです。子アリの方々からすると、痛々しく聞こえるかもしれません。しかし年をとるにつれて、自己を冷静に見られるようになるもので、『今まで私は、本当に子どもを望んでいたわけではなかった』、そして『子育てには明らかに、向いていない』ということがわかってくるのです」

 この後に続く文に、子どもがいなくてよかった、という境地へ至るまでの心境がカラッとつづられ、そういうものなんだな、と納得してしまった。

 それにしても、出産の自由を手に入れることは、なんと難しいのだろうか。両親から、友人、ご近所さん、政府のエライ人まで、世間様があちこちで介入してくる。少子化が絡んでくるので、しょうがないのかもしれないが、自らの意思で「産まない」と決断することへの風当たりの強さよ。

 だからこそ、辛口で知られる酒井さんをもってしても、今回の本に関しては、語り口調に慎重さが見られる。これまでに、世間という名の竜巻に幾度も吹き飛ばされそうになったり、内側から湧き上がる罪悪感という名のボディーブローにも耐え、決死の思いで踏ん張ってきてくれたに違いない。そのおかげで、今、わたしたちの前に「子の無い人生」の扉が開こうとしている。今後、それが世の中でどう受け入れられていくのかは、わからない。女の幸せは結婚&出産と考える保守派からは、おそらく大バッシングを受けるであろう。けれど、数が増えていくことで、少しずつでも受け入れが進み、女たちが選択できる、新しい幸せな未来のカタチのひとつになると、信じたい。
(上浦未来)

酒井順子(さかい・じゅんこ)
1966年東京生まれ。高校在学中より雑誌にコラムを執筆。立教大学社会学部卒業後、広告代理店に就職。その後、執筆業に専念。『負け犬の遠吠え』(講談社)で第4回婦人公論文芸賞と第20回講談社エッセイ賞をダブル受賞。『甘党ぶらぶら地図』『ほのエロ記』『下に見る人』(以上角川文庫)ほか著書多数。

幼児虐待相次ぐ中国の幼稚園で、今度は“園長の夫”が性的イタズラ?「女児のパンツに大量の血が……」

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 幼稚園での児童虐待がたびたび問題となっている中国だが、「またか」という事件が起こった。  6月21日、広東省深セン市に住む5歳の女の子・チーチーちゃん(仮名)が幼稚園から帰宅したころ、下着に大量の血がついていたのだ。しかも、いつもは活発なチーチーちゃんが、その日に限って、やけに黙り込んでいた。  父親の張さん(仮名)が妻と共に何が起こったのかを問いただしたところ、チーチーちゃんがためらいながら口にした話は、驚くべきものだった。彼女によると、幼稚園で昼ご飯を食べ終わった後、園長の夫である金という男に、廊下で下半身を触られたというのだ。  翌日、張さんはチーチーちゃんを連れて病院に。検査の結果、処女膜には損傷はなかったものの、外陰部に数カ所の傷が見つかった。  張さんによると、チーチーちゃんの下着に血がついていたのはこの時が初めてではなく、今年4月にも、同じようなことがあったという。ただこの時は、チーチーちゃんは何が起こったのか話そうとしなかった。そこで今回、あらためて問いただすと、その時も同じように、金に下半身を触られたことを告白したという。  張さんは、すぐさま診断書を持って警察に通報。微信(中国版LINE)の幼稚園の保護者グループにこの件についてメッセージを送ったところ、多くの保護者から張さんのところに連絡があり、自分たちの子ども同様の被害に遭っていたと打ち明けたという。  そこで張さんはほかの保護者を伴って、状況の説明を求めるために幼稚園へ向かった。
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抗議活動を行う張さんら一行と争う、幼稚園側の関係者
 張さんたちが幼稚園の入り口前に着くや、幼稚園側と押し問答となり、一時は周囲が騒然となった。  金の娘だという女性が地元紙の取材に答えたところ、幼稚園は警察の捜査に協力している最中で、まだその捜査結果は出ていないとし、「このような抗議行動は幼稚園の運営に悪影響をもたらし、自分の父親を侮辱することになる」と、憤慨した様子でまくし立てた。  さらにこの女性は、「父が小さい子どもにわいせつな行為をするなんて、絶対にありえない。私にもチーチーちゃんと同じ年頃の子どもがいるけど、何も問題は起こっていないのよ。自分の孫と同じくらいの子どもに、どうして手を出すのよ?」と逆ギレしたという。  現在、警察は金を容疑者として勾留し、取り調べを行っているが、幼稚園には監視カメラが設置されておらず、検証が難しいという。  実際に何が起こったのか、または何も起こっていないのかは当事者以外知りようがない状態だが、状況証拠から見るに、この金という男は限りなくクロに近いだろう。幼い子どもは、自分で状況をうまく説明することができない。そんな年端もいかない子どもに対する卑劣な犯罪なだけに、慎重な捜査が求められる。 (文=佐久間賢三)

Kis-My-Ft2が 「Johnny’s web」で個人ブログを一斉に開設、中には不思議な内容も!?

 ジャニーズアイドルの最新情報が手に入ると、ファンに重宝されているジャニーズ公式携帯サイト 「Johnny's web」。CDデビューを果たしているグループは、最低でもグループとしての連載を持っており、グループによっては個人ブログを持っているところも。KinKi Kids堂本光一のように1年間のうちに片手で数えられるほどしか更新しない人もいれば、TOKIO国分太一のように毎日のように写真付きでアップする人もいる。

 そんな 「Johnny's web」だが、6月27日にはKis-My-Ft2の個人ブログが一斉に開設され、ファンを驚かせた。

グラビアDVDに丸出しカメラマン!? 東海ラジオ殴打事件に、御伽ねこむ結婚宣言の闇……週末芸能ニュース雑話

 ベテランデスクTと新米記者Hが、今週の芸能ニュースを振り返ります。

健全なグラビアDVDのカメラマンが、なぜかフルチン!?

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『滝沢乃南 WAKU-WAKU BOX』(ラインコミュニケーションズ)
記者H グラビアアイドル滝沢乃南のDVDに、フルチンのカメラマンが映り込んでいると話題になっています。 デスクT えっ、オレいつもフルチンだけど? 記者H え、なんすか? デスクT ゴメン、なんかノリで言っちゃった。どういうことなの? 記者H 昨年12月に発売された滝沢乃南の『ありがとね』の映像の一部に、全裸のカメラマンが映っていたんです。もちろんAVではなく、普通のDVDですよ。普通のDVDなのにカメラマンが全裸って、ありえなくないですか? デスクT 確かにそうだね。どんなシーンなの? 記者H 水着姿の滝沢が、カメラに向かって笑顔を振りまいているんです。で、滝沢の背後に数センチ幅の鏡材でできたドア枠のようなものがあって、そこに全裸男性が映っているんですよ。つまり、笑顔の滝沢の目の前にいるカメラマンが全裸だったということです。 デスクT 数センチ幅かー。よく気づいたね、そんなので。 記者H どこかのネットユーザーが、その映像の鏡部分をつなぎ合わせていましたが、完全に全裸でした。勃起はしていなかったようですが……。 デスクT そこまでわかっちゃうんだ。 記者H 話題になって、『ありがとね』は一時Amazonランキング1位に駆け上がりましたが、現在は取扱い中止になっているようですね。このソフトは、数年にわたって引退状態だった滝沢が急に「ラストDVDです」と言って発売された作品ですし、いろいろ深い事情がありそうです。ちなみにこの作品の監督は上村知之さんという方で、イメージビデオ業界ではけっこう大物です。検索してみると、過去にも有名なグラドルの作品を数多く撮っていますよ。 デスクT なんか芸能界の闇を感じるね。ちょっと怖くなってきたよ……。 記者H と思ったら、急展開ですよ! 1日深夜のブログで、滝沢が2011年にこのカメラマンと入籍していたこと、今回30歳を迎えて記念に撮影したこと、さらには芸能界引退まで発表しました。もう何がなんだか……。 デスクT 何がなんだか! せーの! 記者H・デスクT 何がなんだか!

東海ラジオ生放送殴打事件の音源流出!

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宮地佑紀生公式サイトより
記者H おなじみ『宮地佑紀生の聞いてみや~ち』で大事件です! 生放送中に宮地が相方の神野三枝さんをマイクでブン殴ったとかで、傷害容疑で逮捕。番組も打ち切りだそうですよ。 デスクT その事件の話は聞いたけど、みや~ちって誰よ。 記者H えっ、『聞いてみや~ち』知らないんですか? デスクT えーと、東海ラジオの番組か。名古屋では有名なの? 記者H 超有名ですよ。『ゆうゆうワイド』(TBSラジオ)くらい有名です。 デスクT じゃあ宮地さんっていうのも、大沢悠里くらい有名なんだ。 記者H そうですね。永六輔くらい有名です。その宮地に殴られた神野さんも、ゆき姉くらい有名ですよ。要するに、東京でいえば永さんが外山アナをマイクでブン殴ったようなものです。 デスクT じゃあ野坂昭如が大島渚をマイクでブン殴ったようなものだね。 記者H それは実際にあったヤツじゃないですか。しかも逆だし。 デスクT それにしても、生放送中に傷害事件ってどんな感じだったんだろう。その後も、その日の番組は続いたわけでしょ? 記者H そうなんですよ。実際、その日の番組の様子を録音した音源がネット上に流出しています。神野さんが「ちょっと」「えっ」「痛い」「ごめんなさい」などなど、小さくうめきながらも、なんとか進行しようとしている様子が伝わってきて、異様な雰囲気ですよ。 デスクT 原因はその神野さんが、みや~ちの娘さんを風俗嬢呼ばわりしたことだと聞いたけど? 記者H それ、デマですよ。2ちゃんねるに書き込まれたものが拡散されたものです。実際に音声を聞いたら、神野さんがなんで殴られたのか、まったく意味わかんないです。 デスクT 関係ないけど、外山アナは永さんと殴り合っても勝てそうだよね。 記者H ホントに関係ないですね……。 デスクT あっ、永さんってまだご存命だっけ? 記者H もちろんです。 デスクT よかったー。不謹慎発言になっちゃうところだったよ。 記者H その発言だけでじゅうぶん不謹慎ですよ。

人気コスプレイヤーの結婚宣言に界隈騒然!

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御伽ねこむ公式サイトより
記者H 御伽ねこむさんの結婚宣言で、ファンから悲鳴が上がっています。 デスクT ぎょ……御伽? 記者H おとぎねこむです。2014年に「週刊プレイボーイ」(集英社)の「アキバ男子が選ぶコスプレ美少女総選挙」第1位で話題になってデビューしたコスプレアイドルです。「日本一かわいいコスプレイヤー」として有名ですね。年齢は20歳で、Jカップだそうです。 デスクT Jカップ! Jカップ! J・J・Jカップ! 記者H 話を続けますね。お相手は51歳のマンガ家・藤島康介さん。 デスクT お、「なんにも言えねえ!」の人かな? 記者H それは水泳の北島康介ですね。マンガ家じゃないです。藤島さんは『逮捕しちゃうぞ』『ああっ女神さまっ』なんかでおなじみの方で、御年51歳。ねこむさんとは31歳の超年の差婚となりました。 デスクT そりゃうらやましいこって。 記者H ねこむさんは、先月29日にいきなり結婚と妊娠を発表。所属のホリプロも事実関係を認めるコメントを出しています。その後、Twitterで藤島さんとねこむさんが昔からイチャイチャイチャイチャしてたことが掘り返されたりして、大騒ぎでしたね。 デスクT まぁ、おめでたいんじゃないですか。Jカップですし。 記者H ところが奇妙なのが、今回の件で発信しているのが、ねこむさん側だけなんです。藤島さんは一切ノーコメントなんですよ(1日現在)。6月15日まで鬼神のように更新していたTwitterも、同21日に「ネームに打ち込むぞ!」と書いたきりストップしています。これを受けて、ネット上では「ハニートラップか?」と邪推する声や、「藤島氏はハメたらハメられた?」と邪推する声、また「ポイのつもりがデキちゃった?」と邪推する声など、とにかく邪推する声が多発している状況です。 デスクT 邪推したくなる気持ちはわかりますよ。Jカップですし。ええ。あなただって邪推したくなるでしょう。 記者H なんで急に敬語なんですか。

グラビアDVDに丸出しカメラマン!? 東海ラジオ殴打事件に、御伽ねこむ結婚宣言の闇……週末芸能ニュース雑話

 ベテランデスクTと新米記者Hが、今週の芸能ニュースを振り返ります。

健全なグラビアDVDのカメラマンが、なぜかフルチン!?

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『滝沢乃南 WAKU-WAKU BOX』(ラインコミュニケーションズ)
記者H グラビアアイドル滝沢乃南のDVDに、フルチンのカメラマンが映り込んでいると話題になっています。 デスクT えっ、オレいつもフルチンだけど? 記者H え、なんすか? デスクT ゴメン、なんかノリで言っちゃった。どういうことなの? 記者H 昨年12月に発売された滝沢乃南の『ありがとね』の映像の一部に、全裸のカメラマンが映っていたんです。もちろんAVではなく、普通のDVDですよ。普通のDVDなのにカメラマンが全裸って、ありえなくないですか? デスクT 確かにそうだね。どんなシーンなの? 記者H 水着姿の滝沢が、カメラに向かって笑顔を振りまいているんです。で、滝沢の背後に数センチ幅の鏡材でできたドア枠のようなものがあって、そこに全裸男性が映っているんですよ。つまり、笑顔の滝沢の目の前にいるカメラマンが全裸だったということです。 デスクT 数センチ幅かー。よく気づいたね、そんなので。 記者H どこかのネットユーザーが、その映像の鏡部分をつなぎ合わせていましたが、完全に全裸でした。勃起はしていなかったようですが……。 デスクT そこまでわかっちゃうんだ。 記者H 話題になって、『ありがとね』は一時Amazonランキング1位に駆け上がりましたが、現在は取扱い中止になっているようですね。このソフトは、数年にわたって引退状態だった滝沢が急に「ラストDVDです」と言って発売された作品ですし、いろいろ深い事情がありそうです。ちなみにこの作品の監督は上村知之さんという方で、イメージビデオ業界ではけっこう大物です。検索してみると、過去にも有名なグラドルの作品を数多く撮っていますよ。 デスクT なんか芸能界の闇を感じるね。ちょっと怖くなってきたよ……。 記者H と思ったら、急展開ですよ! 1日深夜のブログで、滝沢が2011年にこのカメラマンと入籍していたこと、今回30歳を迎えて記念に撮影したこと、さらには芸能界引退まで発表しました。もう何がなんだか……。 デスクT 何がなんだか! せーの! 記者H・デスクT 何がなんだか!

東海ラジオ生放送殴打事件の音源流出!

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宮地佑紀生公式サイトより
記者H おなじみ『宮地佑紀生の聞いてみや~ち』で大事件です! 生放送中に宮地が相方の神野三枝さんをマイクでブン殴ったとかで、傷害容疑で逮捕。番組も打ち切りだそうですよ。 デスクT その事件の話は聞いたけど、みや~ちって誰よ。 記者H えっ、『聞いてみや~ち』知らないんですか? デスクT えーと、東海ラジオの番組か。名古屋では有名なの? 記者H 超有名ですよ。『ゆうゆうワイド』(TBSラジオ)くらい有名です。 デスクT じゃあ宮地さんっていうのも、大沢悠里くらい有名なんだ。 記者H そうですね。永六輔くらい有名です。その宮地に殴られた神野さんも、ゆき姉くらい有名ですよ。要するに、東京でいえば永さんが外山アナをマイクでブン殴ったようなものです。 デスクT じゃあ野坂昭如が大島渚をマイクでブン殴ったようなものだね。 記者H それは実際にあったヤツじゃないですか。しかも逆だし。 デスクT それにしても、生放送中に傷害事件ってどんな感じだったんだろう。その後も、その日の番組は続いたわけでしょ? 記者H そうなんですよ。実際、その日の番組の様子を録音した音源がネット上に流出しています。神野さんが「ちょっと」「えっ」「痛い」「ごめんなさい」などなど、小さくうめきながらも、なんとか進行しようとしている様子が伝わってきて、異様な雰囲気ですよ。 デスクT 原因はその神野さんが、みや~ちの娘さんを風俗嬢呼ばわりしたことだと聞いたけど? 記者H それ、デマですよ。2ちゃんねるに書き込まれたものが拡散されたものです。実際に音声を聞いたら、神野さんがなんで殴られたのか、まったく意味わかんないです。 デスクT 関係ないけど、外山アナは永さんと殴り合っても勝てそうだよね。 記者H ホントに関係ないですね……。 デスクT あっ、永さんってまだご存命だっけ? 記者H もちろんです。 デスクT よかったー。不謹慎発言になっちゃうところだったよ。 記者H その発言だけでじゅうぶん不謹慎ですよ。

人気コスプレイヤーの結婚宣言に界隈騒然!

otogi0703
御伽ねこむ公式サイトより
記者H 御伽ねこむさんの結婚宣言で、ファンから悲鳴が上がっています。 デスクT ぎょ……御伽? 記者H おとぎねこむです。2014年に「週刊プレイボーイ」(集英社)の「アキバ男子が選ぶコスプレ美少女総選挙」第1位で話題になってデビューしたコスプレアイドルです。「日本一かわいいコスプレイヤー」として有名ですね。年齢は20歳で、Jカップだそうです。 デスクT Jカップ! Jカップ! J・J・Jカップ! 記者H 話を続けますね。お相手は51歳のマンガ家・藤島康介さん。 デスクT お、「なんにも言えねえ!」の人かな? 記者H それは水泳の北島康介ですね。マンガ家じゃないです。藤島さんは『逮捕しちゃうぞ』『ああっ女神さまっ』なんかでおなじみの方で、御年51歳。ねこむさんとは31歳の超年の差婚となりました。 デスクT そりゃうらやましいこって。 記者H ねこむさんは、先月29日にいきなり結婚と妊娠を発表。所属のホリプロも事実関係を認めるコメントを出しています。その後、Twitterで藤島さんとねこむさんが昔からイチャイチャイチャイチャしてたことが掘り返されたりして、大騒ぎでしたね。 デスクT まぁ、おめでたいんじゃないですか。Jカップですし。 記者H ところが奇妙なのが、今回の件で発信しているのが、ねこむさん側だけなんです。藤島さんは一切ノーコメントなんですよ(1日現在)。6月15日まで鬼神のように更新していたTwitterも、同21日に「ネームに打ち込むぞ!」と書いたきりストップしています。これを受けて、ネット上では「ハニートラップか?」と邪推する声や、「藤島氏はハメたらハメられた?」と邪推する声、また「ポイのつもりがデキちゃった?」と邪推する声など、とにかく邪推する声が多発している状況です。 デスクT 邪推したくなる気持ちはわかりますよ。Jカップですし。ええ。あなただって邪推したくなるでしょう。 記者H なんで急に敬語なんですか。

「コンサートのウラで意識失った」薬物中毒疑惑の有名アーティストXとは?

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Photo by Nathan Forget from Flickr

 高知東生の薬物事件で、またしても芸能界の“薬物中毒者”が注目を集めるようになった。覚せい剤、大麻の所持で逮捕された高知だが、捜査を担当した厚労省麻薬取締部(麻取)によれば「高知はあくまでオマケ」で、本命は共に逮捕された五十川敦子容疑者だったという。そして捜査当局が狙う“次のターゲット”が浮上しているが……。

 清原和博の逮捕の際は、具体名こそ伏せられているものの、大物司会者や俳優など、清原に続く薬物疑惑のタレントの存在が何度も報じられた。そしてここ最近、以前から薬物を使用しているのではと、マスコミ関係者の間で指摘されるようになったのが、有名アーティスト・Xだという。