星型に切られた野菜は嫌! NEWS加藤シゲアキ、高校生リスナーに大人げない反論

 5月3日深夜に放送されたラジオ番組『KちゃんNEWS』(文化放送)内で、料理に入っている野菜がハート型だったり星型だったりするのが嫌だとバッサリ斬ったNEWS加藤シゲアキ。「かわいいと思えない」「それを作っている時間が短縮できるなら、早く(料理を)出してほしい」「ニンジンを魚型にするって、どういう思考回路なの? (型からはみ出る)まわりの部分が余っちゃうじゃん」と身も蓋もない発言を発していたが、それがかなりの反響を呼んでいるらしい。6月7日深夜の同番組に、その件についてリスナーから多くのメールが寄せられていた。

W不倫のファンキー加藤が『めざましテレビ』で公開謝罪も、生出演取りやめに「逃げた」の声

fanki-katou0607.JPG
ドリーミュージック「ブラザー」

 アンタッチャブル・柴田英嗣の元妻とW不倫関係にあったことが報じられた人気アーティストのファンキー加藤が、10日に予定していた情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)の生出演を急きょ、取りやめた。

 当初、11日公開の主演映画『サブイボマスク』のPRのため、スタジオに登場する予定だった加藤だが、急きょ、前日に収録されたVTRでの出演に変更。「失礼します」と神妙な面持ちで収録現場に現れた加藤は、「本来でしたら、映画の公開に合わせて番組に出演させていただく約束をしていたのに、私ごとの騒動でご迷惑をおかけして、申し訳ございません」と、番組サイドへ謝罪。その後、短い時間で映画の告知をしたが、「重ね重ね申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど」と前置きするなど、終始、恐縮しきり。さらに、最後にも、「今回の件で、多くの方々を裏切ってしまいました。その失ってしまった信頼をどう取り戻せるか必死で考えながら、少しずつ答えを導き出していけたらいいなと思ってます」と騒動の心境を語った。

 報道があった7日、大阪・京セラドームでのプレ始球式に登場したほか、その翌日には奈良県の町おこしイベントに出演。騒動の渦中にもかかわらず、プロモーション活動を予定通りこなす姿に、ネット上では「男らしい」「ベッキーみたいに逃げなくて偉い」と賛辞が集まっていた加藤。ゆえに、『めざましテレビ』の生出演取りやめについては、「ついに逃げたか」「がっかり」という声が上がっている。

「『男らしい』わけではなく、始球式やイベントは、欠席すると違約金が発生してしまうため、キャンセルできなかっただけのこと。今の加藤は立場上、メディアに笑顔を見せることができませんから、『めざましテレビ』のようにキャンセル可能な仕事は、出来る限り避けたいというのが本音でしょう。ちなみに、加藤は11日から怒涛の舞台挨拶ラッシュが待っていますから、登壇するたびに謝罪するでしょうね」(制作会社関係者)

 W不倫が公になったことで、謝罪行脚の日々を送っている加藤。11日深夜放送の音楽番組『COUNT DOWN TV』(TBS系)では、『サブイボマスク』の主題歌「ブラザー」を披露する予定だが、どんな表情を見せるのだろうか?

カテゴリー: 未分類 | タグ:

W不倫のファンキー加藤が『めざましテレビ』で公開謝罪も、生出演取りやめに「逃げた」の声

fanki-katou0607.JPG
ドリーミュージック「ブラザー」

 アンタッチャブル・柴田英嗣の元妻とW不倫関係にあったことが報じられた人気アーティストのファンキー加藤が、10日に予定していた情報番組『めざましテレビ』(フジテレビ系)の生出演を急きょ、取りやめた。

 当初、11日公開の主演映画『サブイボマスク』のPRのため、スタジオに登場する予定だった加藤だが、急きょ、前日に収録されたVTRでの出演に変更。「失礼します」と神妙な面持ちで収録現場に現れた加藤は、「本来でしたら、映画の公開に合わせて番組に出演させていただく約束をしていたのに、私ごとの騒動でご迷惑をおかけして、申し訳ございません」と、番組サイドへ謝罪。その後、短い時間で映画の告知をしたが、「重ね重ね申し訳ない気持ちでいっぱいなんですけど」と前置きするなど、終始、恐縮しきり。さらに、最後にも、「今回の件で、多くの方々を裏切ってしまいました。その失ってしまった信頼をどう取り戻せるか必死で考えながら、少しずつ答えを導き出していけたらいいなと思ってます」と騒動の心境を語った。

 報道があった7日、大阪・京セラドームでのプレ始球式に登場したほか、その翌日には奈良県の町おこしイベントに出演。騒動の渦中にもかかわらず、プロモーション活動を予定通りこなす姿に、ネット上では「男らしい」「ベッキーみたいに逃げなくて偉い」と賛辞が集まっていた加藤。ゆえに、『めざましテレビ』の生出演取りやめについては、「ついに逃げたか」「がっかり」という声が上がっている。

「『男らしい』わけではなく、始球式やイベントは、欠席すると違約金が発生してしまうため、キャンセルできなかっただけのこと。今の加藤は立場上、メディアに笑顔を見せることができませんから、『めざましテレビ』のようにキャンセル可能な仕事は、出来る限り避けたいというのが本音でしょう。ちなみに、加藤は11日から怒涛の舞台挨拶ラッシュが待っていますから、登壇するたびに謝罪するでしょうね」(制作会社関係者)

 W不倫が公になったことで、謝罪行脚の日々を送っている加藤。11日深夜放送の音楽番組『COUNT DOWN TV』(TBS系)では、『サブイボマスク』の主題歌「ブラザー」を披露する予定だが、どんな表情を見せるのだろうか?

カテゴリー: 未分類 | タグ:

主演映画で明暗クッキリ! 高畑充希が女優としての“格”で、綾瀬はるかを完全に逆転……

mitsukitakahata0611.jpg
 大手芸能プロ・ホリプロに所属する綾瀬はるかと高畑充希の主演映画が、それぞれ今月4日に公開された。  綾瀬の主演作は人気ラブコメ漫画を映画化した『高台家の人々』。全国308スクリーンの大規模公開だったが、オープニング2日間で動員7万5,946人、興収1億20万3,000円。最終的には興収5億円超えできるかどうかという、かなり微妙なスタートとなった。  一方、高畑の主演作は。EXILE、三代目J Soul Brothersのパフォーマー・岩田剛典とW主演を務めた『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』。『高台家』とほぼ同規模の全国307スクリーンで公開され、オープニング2日間で動員26万4,270人、興収3億4,204万700円を記録。最終興収20億円突破が見込める、好調なスタートを切った。 「事務所に入ったのは綾瀬のほうが先で、主演ドラマ・映画やCMなどの露出はこれまで高畑に大きく差をつけていた。一方、高畑はミュージカルを中心に着実に演技力を磨いていった。ただ、決して顔がいいわけではなく、綾瀬のようにスタイル抜群ではなかったので、なんとなく地味な存在だったが、演技力の高さは関係者の間で評判だった」(芸能プロ関係者)  そして今年、高畑は現在放送中のNHKの連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロインの座をゲット。現在8社とCM契約を結び、綾瀬の10社に迫っている。 「これまで、ホリプロの女優では綾瀬、深田恭子、石原さとみが3トップで、そこにジワジワ高畑が割って入ったが、いつの間にか、深田と石原を抜き去ってしまった。演技力は、圧倒的に綾瀬より高畑のほうが上。綾瀬はコメディー路線から、『海街diary』で本格女優路線に切り替えが成功したかと思いきや、『高台家』でまたコメディー路線に転じて大コケするなど迷走中。高畑が事務所の看板女優の座に君臨するも、時間の問題。ただ、それぞれの映画の初日で、綾瀬は背中を大胆に露出したドレスの写真が大きく取り上げられたが、高畑のファッションセンスはいつも微妙。そのあたりは、周囲のアドバイスが必要なのでは」(映画業界関係者)  綾瀬の奮起に期待したい。

関ジャニ∞・大倉忠義、“ジャニーズタブー”に触れた!? 「記事にできる?」とマスコミ騒然のワケ

ookura-oooku01.jpg
すみません……この子貴族なんですよ

 関ジャニ∞の大倉忠義が、自身が出演する『疾風ロンド』(阿部寛主演、11月26日公開)のクランクアップ会見に出席。その途中、大倉はジャニーズタブーに自ら触れ、報道陣をざわつかせたという。

 大倉は同作でD‐BOYSの志尊淳と共演。撮影中のエピソードを聞かれると、隣の席についていた志尊を横目に、「監督から『ここはジャニーズの良さを出してくれ』と言われるシーンもあった。横にD‐BOYSがいるのでね、ジャニーズvs D‐BOYSだなと。負けないように頑張りました」とライバル心を明かしたのだ。

関ジャニ∞・大倉忠義、“ジャニーズタブー”に触れた!? 「記事にできる?」とマスコミ騒然のワケ

ookura-oooku01.jpg
すみません……この子貴族なんですよ

 関ジャニ∞の大倉忠義が、自身が出演する『疾風ロンド』(阿部寛主演、11月26日公開)のクランクアップ会見に出席。その途中、大倉はジャニーズタブーに自ら触れ、報道陣をざわつかせたという。

 大倉は同作でD‐BOYSの志尊淳と共演。撮影中のエピソードを聞かれると、隣の席についていた志尊を横目に、「監督から『ここはジャニーズの良さを出してくれ』と言われるシーンもあった。横にD‐BOYSがいるのでね、ジャニーズvs D‐BOYSだなと。負けないように頑張りました」とライバル心を明かしたのだ。

5人全員の仲良しショット大特集! 『ゴコイチ嵐!』発売中

ゴコイチ=5人で1つの嵐が好き!そんなあなたに贈る5人全員の仲良しショット大特集!「5人で手つなぎ」、「5人でHappiness」、「5人でワチャワチャ」、「5人でクール」…メンバー同士の優しい視線、息の合ったポーズが満載!個性豊かな5人がひとつになるエネルギーと、嵐の絆パワーで幸せいっぱい気分になれるフォトレポートです!

無性にイライラしたい人へ『俺はまだ本気出してないだけ』DVDプレゼント

madahonnkkidashitenai.jpg
『俺はまだ本気出してないだけ』/

 青野春秋氏の人気漫画を実写化した映画『俺はまだ本気出してないだけ』。パートナーに面と向かっていわれたら、思わず舌打ちせずにはいられないようなタイトルですが、「いま無性にイライラしたいんすよ……!!」というアナタのために、本作のDVDをプレゼントにご用意しました。

 バツイチ子持ち・42歳の大黒シズオ(堤真一)は「本当の自分を探す」と、勢いで脱サラしたものの、朝からゲームという怠惰な生活を送っている。同居する父には怒鳴られ、高校生の娘に借金し、バイト先ではミスばかり。そんなダメ男が、突然「俺、マンガ家になるわ」と宣言。雑誌掲載を目指して出版社に持ち込みを続ける日々が始まる。しかし、当然にも作品はボツばかりで、ボツばかりなのは「運がないから」とペンネームまで変える始末。父とケンカして家出し、幼なじみやバイト先の友人を巻き込みながら“迷子”を続けるシズオに果たしてデビューの日は訪れるのか――?

恵比寿マスカッツ・石岡真衣が更衣室で襲われる!?「プールサイドでどんどん脱いでいって……」

TMBT7278a
 アイドルグループ「恵比寿マスカッツ」のメンバーでグラビアアイドルの石岡真衣が、6枚目のDVD『秘密の花園』(グラヴィス)を発売し、東京・秋葉原で記念のイベントを行った。  昨年秋にタイで撮影したという本作。ロケの日程に余裕があり、南国を楽しめたという。 ――内容を教えてください。 「今回は私が先生の役で、かなりドジな先生なんです。久しぶりに幼なじみに会って、そこから物語が始まるという内容です。プールに行ってうまく泳げなかったり、ジムに行ってエアロバイクに逆にまたがったりと、ベタなドジをしています!」
TMBT7281a
TMBT7288a
TMBT7292a
TMBT7302a
――恥ずかしかったシーンは? 「更衣室で襲われるシーンは、恥ずかしかったです! 自分でもMかなとは思うんですが、襲われ願望はないです。妄想シーンも多くて、教室で脱ぐシーンも恥ずかしかったです!」 ――セクシーなシーンは? 「紺の競泳水着は、プールサイドでどんどん脱いでいって、最後は手ブラになるというシーンで、タイの光もきれいで、すごくセクシーに仕上がっていると思います! パッケージのシーンは、だいぶハイレグだなと思いました(笑)」  恵比寿マスカッツの全国ツアーがまもなく始まるため、公私に多忙で、ソロで行っている歌やバラエティ、競馬中継番組なども順調。ますますの美貌に磨きがかかっている。 石岡真衣 オフィシャルブログhttp://lineblog.me/ishiokamai/

クソ無責任ヒーローだけどチャーミング、『デッドプール』の絶妙なバランス

ここ一年くらいでしょうか、「正しさ」に対するアレルギーのようなものを持っている人の存在を、ツイッターや実際に交流のある人たちから感じます。自分も、きれいな感情だけを描いたものにだけ賛辞を送るのは何か違うとも思うし、正しいことを言っているつもりが実は間違ってた……というときシャレにならないかもしれないとも思うし、「過激な表現に目を背けるようなヘタレじゃないし!」という意識はどこかにあります。

正しさへのアレルギー傾向が強くなったのは、ハリウッド映画、特にディズニー映画にPCが描かれるようになったことは無関係ではないでしょう。しかし制作側も、受け取る側の「正しさアレルギー」をくみ取っていて、1年~2年前と今とでは、語るべき正しさが違ってきています。

例えば『ズートピア』で、差別されていたうさぎの主人公のジュディが、差別する側にもなり得るということを描いていた点は象徴的です。善と悪がはっきりしすぎていると、一方に偏っているように見えて反発を呼びやすく、両面が描かれていれば、見ているこちらもいろいろな解釈を考えることができます(そこにあまりにも隙がないとまた反発が起こりますが)。

最先端の制作の現場は、こうして「正しさ」の描き方を更新しているのですが、正しさを押し付けられているような窮屈さがまだ気になるという観客もいるでしょう。その反動として、「正しさなんてクソくらえだ、人には悪の部分はあるのだ」という気分が大きくなりつつあるようにも見えます。昨今、暴力が描かれた日本映画がたくさん作られたのも、間接的には関係があるのではないかと思います(この連載では、『ディストラクション・ベイビーズ』などを取り上げてきましたし、ほかにも『ヒメアノ~ル』や『シマウマ』などがあります)。

現在劇場公開中の『デッドプール』も一見、「正しさアレルギー」の空気に合った作品のように思っていました。というのも、この映画の宣伝では「クソ無責任ヒーローですけど、何か?」という言葉が選ばれ、「こんなヒーローを待っていた! お行儀のいい正義の味方はもう古い!?」と、このヒーローが「正しさ」とは正反対の立場の人だと伝えていたからです。私もその宣伝に惹かれて(というか、クソ無責任ヒーローがどういう描かれ方をしてるんだろうと思って)見に行きたくなったのも事実です。

この物語の主人公は、かつて特殊部隊の傭兵だったウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)です。特殊部隊を引退した後、悪いやつを懲らしめながら気ままに生きていた彼ですが、娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)と出会い、結婚を決意した途端、ガンに犯されていることを知ります。絶望の最中、突如現れた謎の男に「末期ガンが治せる」と囁かれたウェイドは、ヴァネッサのもとを静かに離れ、謎の組織を訪ねることにします。組織の正体は、人体実験によって特殊な能力を得た実験体を世界に売り飛ばすという闇の組織でした。ウェイドはエイジャックスという男に度重なる拷問に等しい実験を課されます。その結果、ウェイドは銃で撃たれようと、手が切断されようと回復する特殊な肉体を手に入れましたが、副作用で全身の皮膚がただれてしまいました。ウェイドは、自ら「デットプール(死の賭け)」と名乗り、ただれた皮膚を治すためにエイジャックスを探し求めるのでした。

◎ウェイドのどこがクソ男?

デッドプールは、エイジャックスを探すためなら、彼のことを知る人や彼の側にいる人は容赦なく殺していきます。よくいるヒーローとは違い、彼は誰かのための「正しさ」がもとではなく、個人的な感情が行動原理になっています。でも、それが観客に受け入れられるのは、何か彼なりの基準や道理があるからでしょう。

例えば、デッドプールが暴力をふるう相手の多くは男性ですが、初めて女性に暴力をふるうシーンで、「ここで殴るのが正義か、殴らないのが正義か」と、ユーモア交じりで観客に問いかけます。

これは、タランティーノの『ヘイトフル・エイト』で描かれたことにもつながるものでしょう。女性であれ男性であれ、同じ条件下にいるとき、女性だから/男性だからでその対応を変えるのが是か非か。それは暴力を行使する場面でも同じなのかということです。状況によって、判断は難しいことですが、そんな問いかけもある映画です。解説してる自分がダサい感じがしますが。

ほかにも、国際女性デーのセックスシーンなど(これはもう説明するのも野暮なので見てください)、高度な笑いと問いかけがちりばめられているこの映画。でも、これらの問いかけやジョークは、女性を揶揄するというよりは、女性をめぐる状態に対して観客と共有するくらいの気持ちで見れました。「こういう今の風潮、息苦しくてやだよねー」というよりは、「これくらいのラインわかってやってるんですよ」という感じでしょうか。

というのも、『デッドプール』にはミソジニーがなくて愛情深さを感じるのです。例えば、ウェイドの行きつけのバーで抗争が始まりそうなとき、ウェイドはブロウジョブという甘ったるいカクテルを頼み、それを女性に渡して危険から回避させてあげます。また、バーで娼婦のヴァネッサと出会ったシーンでも、単純に彼女にお金を払ってすぐさまベッドに入るのかと思いきや、ヴァネッサのことをもっと知るために、一緒にゲームをして普通のデートのような時間を過ごします。このシーンを見たら「ウェイドのどこがクソ男だよ!」と思わずにいられません。

彼が血清の副作用で皮膚がただれてしまった後、同居人として盲目の人を希望したのも、自分の見た目で同居人を恐れさせてはいけないという優しさだと思うし、同居人となった黒人のぶっとんだ老婦人との間にも、絶妙な距離感と愛情のある関係性ができあがっていました。しかも、ちゃんと愛情があり、支配/被支配関係ではない(本当はこっちのほうが大切)の中での毒舌(毒蝮三太夫的なコミュニケーション)というのも、アリなところではアリなのだなということにも気づかせてくれました。

◎「キャプテン」を名乗らなかったデッドプール

映画の宣伝で言われていたように、『デッドプール』が「クソ」だとしたらどういうところでしょう。みんなのためのヒーローではなく、私怨のために復讐するヒーローだというところもあるでしょう。また、下ネタや毒舌を言うところや、シリアスな状況でも、ぜんぜん関係ないことをつぶやいたりするふざけた精神もあるでしょう。X-MENという組織には入らないところもアウトロー、アンチヒーローということでしょう。

でも考えてみると『デッドプール』は、組織であるX-MENとはつかず離れずの関係性を保っていて、協力できるときは共に行動もします。それを見ていると、X-MENたちの真面目で人のための正義を目指すという思想を否定しているのではないことがわかります。

組織には危険もあります。以前、『アイアムアヒーロー』では、権力を手に入れ、支配者であることに酔うと目がおかしくなると書きました。『デッドプール』では、ウェイドが覚醒してミュータントになった後、自分の名前を考えるときに「キャプテン・デッドプール」と名乗りそうになりますが、すぐに「キャプテンはやめておこう」と言います。ここに大きな意味があると思いました。

「キャプテン」を名乗るということは、誰かと行動を共にし、その上に立っていることを意味します。けれど、ウェイドは、自分は誰かを束ねる立場ではなく、自分の目的のために生きてる人だから「キャプテン」を使うのはやめようと思ったのでしょう。

もちろん映画『キャプテン・アメリカ』とも無関係ではありません(原作にはこの映画には書かれていない因縁もあるようですが)。『キャプテン・アメリカ』のスティーブ・ロジャースは、自らを「キャプテン・アメリカ」と名乗ること、つまり他者の期待を背負うことで、(彼の中で)男になることができましたが、『デッドプール』のウェイドの場合は違います。他者を背負うことには、支配者になり、力をより間違った方向に使ってしまうという危険性もあります。それをうまく扱いきれないかもしれない自分には、キャプテンを名乗る資格はないと考えたのではないかと、私は深読みしてしまいました。

もちろん、『キャプテン・アメリカ』は、ぶれずに正義を貫ける人物だから「キャプテン」と名乗れる。でも、よりリアルで普通の感覚を持ったウェイドは、自分は正義をちゃんと取り扱える人間ではないのではないか、と自分を疑う冷静さを持っているのではないかと思うのです。この冷静さは、悪いことではありません。『アイアムアヒーロー』の伊浦のように、凡人なのに力を手に入れた途端、力の使い方を間違ってしまう人もいるからです。

ウェイドは、自分は普通の人だと自認しているからこそ、勘違い男にならないために、組織と距離を置き、人の上に立つことを拒否しているのかもしれないし、それは、彼なりの正しさのようにも思えるのです。また彼が自分を冷静に見るということには、『第四の壁』を突破して、観客に語り掛けることで自分にも突っ込みを入れられていることとも関係があるように思うのです。