『甘く薫る桜色のふくらみ』(幻冬舎)
■今回の官能小説
『甘く薫る桜色のふくらみ』(うかみ綾乃、幻冬舎)
挫折や苦しみを味わった女ほど強い人間はいない。秘めたる「女としてのプライド」がそうさせるのだろうか、「負けたままでは終われない」という女性のパワーは底知れないと思うのだ。
例えば恋愛沙汰であれば、自分の夫が不倫をしていたことが発覚した場合、不倫相手である女をとことん陥れようとする女性がいる。その怒りは男である夫以上に、女に向けられる。愛する夫を取られたという「負けた女」のままではいられないという思いが、女性の復讐心を掻き立てるのかもしれない。









