かつての清純派女優が企てる、危うい完全犯罪――“最強の二人”『ナオミとカナコ』の生きる道

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フジテレビ『ナオミとカナコ』
 広末涼子と内田有紀。90年代に青春を過ごした者にとって、二人は“女神”だった。ともに90年代半ば、ショートカットの清純派女優としてアイドル的な人気を博した。だが、2000年代に入ると、それぞれの理由で一時的にテレビから姿を消す。そして同じ05年、示し合わせたかのように二人は女優復帰する。奇妙なほど符合する芸能生活。はたから見れば、彼女たちは“ライバル”のように見えた。事実、これまで二人の共演は実現していなかった。  そんな彼女たちが、W主演としてついに初共演を果たしたのが『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)だ。それも、二人は親友という役柄。最強の二人だ。そしてなんと、二人で完全犯罪を企て、殺人に手を染めるのだ。  広末演じるナオミは、葵百貨店の外商部に務めるOL。本店が管轄する美術館での勤務を希望するもかなわず、営業先では顧客に無理難題を命じられ、鬱屈した日々を送っている。一方、内田演じるカナコはエリート銀行員の達郎(佐藤隆太)と結婚し、専業主婦に。誰もがうらやむ生活を送っていた。だが実際は、達郎から激しいドメスティック・バイオレンスを受け苦しんでいたのだ。ふとしたきっかけでカナコのそんな実情をナオミが知ったことから、達郎を二人で殺そうという犯罪計画が始まる。  正直言って、このドラマは物語うんぬんよりも、この二人の共演する姿を見たいがために見始めた。だが、そんな二人の共演を凌駕し、すべてを持っていくかのようなインパクトを与えたのが高畑淳子だ。彼女が演じているのは、中国食品の輸入会社・李商会を経営している中国人社長・李朱美。独特のイントネーションと豊かな表情で黄色い色眼鏡の強欲な中国人を演じ、全編シリアスなサスペンスドラマの中で明るいアクセントになっている。高畑が演じると、自分本位で守銭奴の李も、かわいげがあふれていて憎めない。いまや、早く彼女が画面に登場しないかと思ってしまうほどだ。  だが一方で、ナオミとカナコの殺人計画の背中を押す危険人物でもある。ナオミと李は葵百貨店で出会い、ナオミの日本人らしからぬ強気な姿勢を李が気に入り、意気投合する。そこでナオミは思わず「実は今、大学時代からの親友が旦那さんに暴力を受けていて……」と、李に相談するのだ。  すると李は、間髪入れずに即答する。 「殺しなさい」  唖然とするナオミに、李は「そのオトコに生きている価値はないのことですネぇ」と続ける。「捕まっちゃうじゃないですか?」とナオミが返すと、さも当然のようにこう返すのだ。 「じゃ、捕まらない方法、考えなさい。ジブンの人生、守るための、ウソや策略、すべて正当防衛!」 「殺す」という選択肢ができてしまったナオミの前には、見た目が達郎そっくりな李の会社で働く不法滞在者の中国人・林(佐藤隆太)や、ナオミに全幅の信頼を寄せ、預金口座の管理を一任してくれる認知症の顧客・斎藤(富司純子)といった人物が現れる。そしてナオミは、彼らを利用すれば、完全犯罪が実現できるのではないかと思いつくのだ。  第3話以降、その殺人計画の準備から実行までこと細かく描写されていく。かつて清純派女優として男たちの女神だった二人が、「首は3分間絞め続けないと蘇生する可能性がある」とか「バッグに入れたまま埋めたら、白骨化が遅くなる」とか、冷静に話し合っているのだ。そして、死体を運ぶ車のカーラジオからPUFFYの「これが私の生きる道」が流れるのが象徴的だ。  今、テレビではとかくコンプライアンスが叫ばれている。よく言われていることだが、ドラマの中の銀行強盗だって、逃走中の車でシートベルトをつけなければならない時代だ。そんな時代に犯罪の手口を細かく描写するのは、なかなかの暴挙だ。だが、この完全犯罪の企てはかなりずさんで、ほころびがあることは視聴者にもわかる。数多くの証拠を残していて、「死体が見つからない」という前提が崩れれば、すぐにこの犯行は露見する。そんなことは、二人もきっとわかっているのだろう。でも、やるしかないのだ。  李はナオミに言う。 「アナタ、強い! 私の会ったニホンの女の人で一番強い。だけど、その強さを使う勇気持っていないだけのこと」  自分たちの未来を守るためなら、ルールをはみ出すくらいのことをやらなければならない。そのためにすることは、すべて「正当防衛」だ。うまくいっても、ダメになっても、そこにしか生きる道はない。それは、決してナオミとカナコだけに当てはまるものではない。たとえ完璧なものでなくても、その心意気と強い思いを乗せ、とにかく実行してみること。そしてそこに踏み出す勇気こそ、今のテレビにも最も必要とされていることなのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから

40歳を過ぎても現役にこだわる辰吉の孤高の闘い!『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』

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2009年にタイで試合を行なって以降は実戦から遠ざかっている辰吉丈一郎。それでも毎日の走り込みとトレーニングは欠かさない。
 誰もが不可能だと思っていたことを可能に変えてしまうヤツ。ヒーローという言葉をそう定義づけるなら、辰吉丈一郎ほどヒーローに相応しい男はいない。“浪速のジョー”ことプロボクサー・辰吉丈一郎には常に驚かせられ続けた。1991年、プロデビューからわずか8戦目でWBC世界バンダム級王座に輝いた。これは当時の国内最短記録だった。『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈さながらのやんちゃキャラで、たちまち人気者になった。ボクサーとして致命傷とされた網膜剥離を患った際には、JBCから引退勧告されながらも特例を認めさせ、引退を賭けて薬師寺保栄との王座統一戦に臨んだ。94年に行なわれたこの試合は視聴率53.4%(関東地区)を記録。現WBC王者の山中慎介はこの試合をテレビで観戦し、ボクシングを始めている。その後、JBCは網膜剥離を完治した上での復帰を認めることになった。さらに世間を驚かせたのが、97年のシリモンコンとの一戦だ。タイの新鋭王者を相手に、27歳になった辰吉は7回TKO勝利を挙げて3度目の王座に返り咲いた。だが、まだ辰吉丈一郎伝説は終わりを迎えてはいない。40歳を過ぎた今も、辰吉は現役であることにこだわり、ハードなトレーニングを続けているのだ。  天才と狂気との紙一重の存在である辰吉を、20年間にわたってフィルム撮影し続けているのは阪本順治監督だ。ボクシング映画『どついたるねん』(89)で衝撃的デビューを果たした阪本監督は、辰吉を主人公にした『BOXER JOE』(95)というドキュメンタリードラマも残している。『BOXER JOE』の完成後も阪本監督と辰吉との交流は続いていた。辰吉がリングを降りる瞬間まで見つめていきたいと、笠松則通カメラマンら最低限のスタッフで海外遠征も含めて追い続けた。それがドキュメンタリー映画『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』である。  薬師寺との一戦に敗れた翌95年から撮影は始まった。1Rで左の拳を骨折しながらも最後まで薬師寺と戦い続けた熱戦は日本中を感動の渦に巻き込んだが、判定負けを喫したために国内でのリング復帰は叶わず、海外でのカムバックを模索していた時期だった。阪本監督は辰吉がキラキラと輝いていた時期よりも、王座を追われてしんどいときにカメラをより回している。男手ひとつで辰吉を育てた父・粂二さんが亡くなったとき、長年世話になった大阪帝拳を出て個人でトレーニングを積むようになったとき。リング上でスポットライトを浴びる辰吉とは異なる素顔を、阪本監督はフィルムに焼き付けていく。
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「ベルトよりも子どもが生まれたときのほうがうれしかった」という丈一郎の愛情を浴びて、2人の息子はすくすくと成長していく。
 辰吉はボクシングセンスだけでなく、言語センスにも優れている。「生まれ変わりたいと一度も思わない。面白いもん。辰吉丈一郎を一度やったらやめられない。父ちゃんの子どもでいたい」「(父と2人での生活は)ビンボーじゃなかった。世間的にはそうかもしれないけど、辰吉家は楽しかった」。辰吉の口からしばし語られるのは、自分を育て、ボクシングを教えてくれた父・粂二さんへの感謝の想い、そして愛妻・辰吉るみとの間に生まれた2人の息子・寿希也と寿以輝への愛情だ。辰吉は単なる天才アスリートではない。人間力がハンパなく高い男なのだ。そんな男だから、観客はみんな辰吉を応援し、辰吉はその声援を活力に変えて闘い続けてきた。  辰吉に対する阪本監督のインタビューを中心にして本作は構成されている。20年間にもわたる付き合いとなると取材はなぁなぁになりがちだが、16ミリフィルムを介した2人のやりとりにはそれがない。プロ中のプロと認め合っている2人は、お互いの心を開いて、パンチの代わりに言葉を交わし合う。辰吉の口からどんな台詞が飛び出すのか、スリリングな時間が流れる。20代の頃の辰吉の鋭い言葉の返しも見事だが、30代、40代になってからはひと言ひと言に重みが増していく。辰吉から率直な言葉を引き出す阪本監督はインタビュアーというよりも、心理カウンセラーのように映る。辰吉は阪本監督を相手にしゃべることで、今の自分が置かれている状況を冷静に客観視しているかのようだ。ベルトを失い、愛する父を失い、そして若さも失っていく辰吉だが、カメラに向かってしゃべり続けることで、自分自身のアイデンティティーを確かめているのではないだろうか。  現役ボクサーであることにこだわり、リングに上がることを渇望する辰吉の健康面を心配する声もある。でも、辰吉は「試合がしたい。引退しなかったことでいろいろと分かることがある」と突っぱねる。引退は他人から強要されるものではないというのが辰吉の持論である。阪本監督もまた辰吉とのインタビューによって大いに触発されているはずだ。『どついたるねん』で映画界に熱狂的に迎え入れられた阪本監督だが、その後は楽ではない道を歩んでいる。藤山直美主演の実録犯罪サスペンス『顔』(00)は高い評価を得たが、興収結果がすべてというシネコン全盛期に作家性をキープしながら作品を撮り続けるのは容易ではない。40歳を過ぎても実戦に向けてトレーニングを重ねる辰吉の一途さは、阪本監督はもちろん、観る者の心を今なお激しく揺さぶり続ける。
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るみ夫人の実家の前で家族そろっての近影。丈一郎がどんな状況にあっても、辰吉一家から明るさが消えることはない。
 この20年間で、世界はがらりと変わってしまった。日本は二度も大きな震災を経験し、物事の価値基準も人間関係も以前とはまるで異なるものになった。そもそも辰吉が引退するまで追い続けるはずだった本作だが、16ミリフィルムでの撮影ゆえに、これ以上フィルムでの対応が難しくなることもあり、20年という区切りで一本にまとめることを阪本監督は決断した。映画界はすっかりフィルムではなく、デジタルの世界に変わってしまった。辰吉の2人の息子も撮影の度にぐんぐんと大きくなり、次男・寿以輝はプロデビューを果たすまでになった。辰吉自身の風貌も20代の頃に比べて、ずいぶんと変わった。  でも、どんなに時間が流れても、社会が変わっても、変わらないものがある。それは辰吉丈一郎が家族に注ぐ愛情であり、そして飽くことなき闘争心だ。阪本監督は20年という歳月を費やして、生きていく上でとても大切なものをスクリーン上に浮かび上がらせている。『ジョーのあした』は間違いなく、ひとりのヒーローの素顔を記録したドキュメンタリー映画である。 (文=長野辰次)
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『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』 企画・監督/阪本順治 プロデューサー/椎井友紀子 撮影/笠松則通 録音/志満順一 ナレーション/豊川悦司  出演/辰吉丈一郎、辰吉るみ、辰吉寿希也、辰吉寿以輝  配給/マジックアワー 2月20日(土)よりシネ・リーブル梅田ほか大阪先行公開 2月27日(土)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー (c)日本映画投資合同会社  http://www.joe-tomorrow.com

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40歳を過ぎても現役にこだわる辰吉の孤高の闘い!『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』

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2009年にタイで試合を行なって以降は実戦から遠ざかっている辰吉丈一郎。それでも毎日の走り込みとトレーニングは欠かさない。
 誰もが不可能だと思っていたことを可能に変えてしまうヤツ。ヒーローという言葉をそう定義づけるなら、辰吉丈一郎ほどヒーローに相応しい男はいない。“浪速のジョー”ことプロボクサー・辰吉丈一郎には常に驚かせられ続けた。1991年、プロデビューからわずか8戦目でWBC世界バンダム級王座に輝いた。これは当時の国内最短記録だった。『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈さながらのやんちゃキャラで、たちまち人気者になった。ボクサーとして致命傷とされた網膜剥離を患った際には、JBCから引退勧告されながらも特例を認めさせ、引退を賭けて薬師寺保栄との王座統一戦に臨んだ。94年に行なわれたこの試合は視聴率53.4%(関東地区)を記録。現WBC王者の山中慎介はこの試合をテレビで観戦し、ボクシングを始めている。その後、JBCは網膜剥離を完治した上での復帰を認めることになった。さらに世間を驚かせたのが、97年のシリモンコンとの一戦だ。タイの新鋭王者を相手に、27歳になった辰吉は7回TKO勝利を挙げて3度目の王座に返り咲いた。だが、まだ辰吉丈一郎伝説は終わりを迎えてはいない。40歳を過ぎた今も、辰吉は現役であることにこだわり、ハードなトレーニングを続けているのだ。  天才と狂気との紙一重の存在である辰吉を、20年間にわたってフィルム撮影し続けているのは阪本順治監督だ。ボクシング映画『どついたるねん』(89)で衝撃的デビューを果たした阪本監督は、辰吉を主人公にした『BOXER JOE』(95)というドキュメンタリードラマも残している。『BOXER JOE』の完成後も阪本監督と辰吉との交流は続いていた。辰吉がリングを降りる瞬間まで見つめていきたいと、笠松則通カメラマンら最低限のスタッフで海外遠征も含めて追い続けた。それがドキュメンタリー映画『ジョーのあした 辰吉丈一郎との20年』である。  薬師寺との一戦に敗れた翌95年から撮影は始まった。1Rで左の拳を骨折しながらも最後まで薬師寺と戦い続けた熱戦は日本中を感動の渦に巻き込んだが、判定負けを喫したために国内でのリング復帰は叶わず、海外でのカムバックを模索していた時期だった。阪本監督は辰吉がキラキラと輝いていた時期よりも、王座を追われてしんどいときにカメラをより回している。男手ひとつで辰吉を育てた父・粂二さんが亡くなったとき、長年世話になった大阪帝拳を出て個人でトレーニングを積むようになったとき。リング上でスポットライトを浴びる辰吉とは異なる素顔を、阪本監督はフィルムに焼き付けていく。
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 辰吉はボクシングセンスだけでなく、言語センスにも優れている。「生まれ変わりたいと一度も思わない。面白いもん。辰吉丈一郎を一度やったらやめられない。父ちゃんの子どもでいたい」「(父と2人での生活は)ビンボーじゃなかった。世間的にはそうかもしれないけど、辰吉家は楽しかった」。辰吉の口からしばし語られるのは、自分を育て、ボクシングを教えてくれた父・粂二さんへの感謝の想い、そして愛妻・辰吉るみとの間に生まれた2人の息子・寿希也と寿以輝への愛情だ。辰吉は単なる天才アスリートではない。人間力がハンパなく高い男なのだ。そんな男だから、観客はみんな辰吉を応援し、辰吉はその声援を活力に変えて闘い続けてきた。  辰吉に対する阪本監督のインタビューを中心にして本作は構成されている。20年間にもわたる付き合いとなると取材はなぁなぁになりがちだが、16ミリフィルムを介した2人のやりとりにはそれがない。プロ中のプロと認め合っている2人は、お互いの心を開いて、パンチの代わりに言葉を交わし合う。辰吉の口からどんな台詞が飛び出すのか、スリリングな時間が流れる。20代の頃の辰吉の鋭い言葉の返しも見事だが、30代、40代になってからはひと言ひと言に重みが増していく。辰吉から率直な言葉を引き出す阪本監督はインタビュアーというよりも、心理カウンセラーのように映る。辰吉は阪本監督を相手にしゃべることで、今の自分が置かれている状況を冷静に客観視しているかのようだ。ベルトを失い、愛する父を失い、そして若さも失っていく辰吉だが、カメラに向かってしゃべり続けることで、自分自身のアイデンティティーを確かめているのではないだろうか。  現役ボクサーであることにこだわり、リングに上がることを渇望する辰吉の健康面を心配する声もある。でも、辰吉は「試合がしたい。引退しなかったことでいろいろと分かることがある」と突っぱねる。引退は他人から強要されるものではないというのが辰吉の持論である。阪本監督もまた辰吉とのインタビューによって大いに触発されているはずだ。『どついたるねん』で映画界に熱狂的に迎え入れられた阪本監督だが、その後は楽ではない道を歩んでいる。藤山直美主演の実録犯罪サスペンス『顔』(00)は高い評価を得たが、興収結果がすべてというシネコン全盛期に作家性をキープしながら作品を撮り続けるのは容易ではない。40歳を過ぎても実戦に向けてトレーニングを重ねる辰吉の一途さは、阪本監督はもちろん、観る者の心を今なお激しく揺さぶり続ける。
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「チュッ」不倫メールでおなじみの和田豊前監督も驚愕!? 阪神若手選手「キモLINE二股」も、金本氏は無視か

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金本知憲公式サイトより
 他のニュースの陰に隠れていたが、10日発売の「週刊新潮」(新潮社)でも男女のスキャンダルが飛び出していた。狩野英孝の「5股疑惑」やベッキー、元議員の宮崎謙介氏の不倫など、最近の世間は男女の「不貞行為」に反応が鋭くなってはいるのだが……。  今回の主人公は、プロ野球・阪神タイガースに所属する伊藤隼太選手(26)である。伊藤選手は昨年12月に入籍したそうだが、結婚前に30代前半の女性と関係を持っていたようで、女性側の告発によって明るみに出てしまったということだ。  1年以上「二股」を継続し期待させた挙げ句、「やっぱり彼女と一緒になる」といって別れた伊藤。女性が弁護士を使って交渉するも、伊藤は「50万円で解決したい」の一点張りらしい。ここ1カ月程度で出たさまざまなスキャンダルにも負けない「ゲスっぷり」である。  世の中が不倫や二股交際に過敏になっている状況での発覚は、あまりにも痛い。ところで、阪神といえば以前も不倫ネタが持ち上がっていたような……。 「阪神の前監督・和田豊氏ですね。ものまねタレントの女性と7年間の交際ということで話題になりましたが、何より注目されたのが、和田氏が不倫女性に送っていたメールでした。『愛しい奈々!おはよー!チュッ(笑)』『また湯船に浸かって、ちょっと恥ずかしそうな顔のかわいい奈々を見せてね! チュッ』など、あまりにも恥ずかしい内容ということでネット上は大炎上。不倫自体はギャグになりませんが、このメールのおかげでネタっぽくなってしまいました(笑)」(記者)  恥ずかしすぎる尾ひれもついた前監督の不倫だが、伊藤も負けてはいない。女性に対してLINEで「息ができないくらい人工呼吸してあげるね」などと送っていたというのだから、いい勝負だろう。生々しさでいえば、伊藤のほうが拒否反応を示されやすいかもしれない。  それにしても、阪神復活を託され、世間の注目度も高い金本知憲新監督としては、いきなりのスキャンダルに怒りを抑えきれないだろう。 「正直、伊藤選手自体の知名度は決して高くありません。『週刊新潮』は『虎のイチロー』と紹介していますが、プロ4年で盗塁はたったの『1』ですし、阪神ファンからすれば『どこがイチローだ』というレベルの選手だそうです。ただ、今は世間の不倫騒動への関心度が非常に高いため、こんな記事にされてしまったということでしょう。金本監督としても、もう見切っているのではないでしょうか」(同)  以前から首脳陣の腐敗が叫ばれる阪神だが、金本監督はそういったしがらみからの脱却にも動いていると聞く。レギュラーではない選手の相手などしているヒマはないのかも。

『いつ恋』視聴率“月9史上最低”に! 有村架純も「撮影放棄」発言、鬱展開も限界か?

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『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)公式サイトより

 視聴率不振がささやかれている月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)。17日には、作品内での介護職に対する描写に問題があるとして、日本介護福祉士会が制作に配慮を求める事態も発生し、また最新放送によって、現在までの全話平均視聴率が「月9史上最低」を更新してしまったという。

 有村架純と高良健吾の連ドラ初主演作となった『いつ恋』は、“若者の恋愛ドラマ”という前評判だったが、家族との確執や死別、震災といった骨太なテーマが存分に盛り込まれたストーリーを展開。有村自身、1月に行われた試写会の席で「台本を読みながら、苦しくて泣いてしまって、撮影を放棄しようかと思った」と発言したほどだ。

関係者が内情暴露! 韓国芸能界で暗躍する売春ブローカーたち「芸能人の卵が自ら接触するケースも……」

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イメージ画像(Thinkstockより)
 2月13日、韓国で放送されたテレビ番組『それが知りたい』(SBS)が、大きな波紋を呼んでいる。同番組は韓国の社会問題を追跡するドキュメンタリーで、この日のテーマは「韓国芸能界で暗躍する売春ブローカー」だった。  先日、韓国ではガールズグループ「TAHITI」のメンバー・ジスが、売春ブローカーから勧誘を受けたとネット上で暴露し、炎上騒ぎになったばかり(参照記事)。これまでも、韓国芸能界と性の問題はたびたび取り沙汰されてきたが、今回はテレビ局が本気で“メス”を入れた形だ。  番組にはまず、実際にブローカーからあっせんを受けたという男性が登場。ブローカーとの会話を収めた音声データを公開した。そこには、女性芸能人を商品のように扱う、生々しい会話が記録されていた。 男性「○○は一晩、1,000~1,200ウォン(100~120万円)くらいだと聞いている。合ってるか?」 ブローカー「そうですね、大体そのくらいだと思います。」 男性「有名芸能人○○は、6カ月契約でいくらくらいするんだ?」 ブローカー「4万5,000ウォンくらいです」 男性「じゃあ○○は?」 ブローカー「私が把握している限りでは、1カ月で1万ウォンくらいもらっていたそうです」  その後も似たような会話が延々と続く。情報提供者の安全確保のために、登場人物の名前は伏せられていたものの、取材したSBS側は、売春をしている女性芸能人がかなりの大物であることを示唆していた。  さらに、女性芸能人やアイドルを管理する芸能事務所のマネジャーにも直撃。彼らは口裏を合わせたように「何も知らない」「自分たちが知らないところで起きていること」と語ったが、真相は定かではない。ただ、あるマネジャーは「そのような売春の実態があり、女性たちを買い漁る権力者やスポンサーが存在するという話はよく耳にする」と告白。「僕らにとっても、そのような人たちは敵です」と、声を荒らげていた。  実際に、スポンサーの提案を受けた女性たちも数人登場した。ブローカーが彼女たちに紹介するとした相手は、大企業の社長の息子や、某大手企業の会長などなど。中には、ブローカーから「乱交パーティー」の勧誘や、「すぐに裸になれないようでは、芸能界を渡っていけない。君は、そこで脱落だ」などの言葉を浴びせられたという証言も出てきた。  なお今回の番組では、SBSの女性記者がブローカーに接触するという場面も放送された。ブローカーを自称する男性が「背は何センチ?」「バストサイズは?」「仕事は何しているの?」など慣れた口調で質問を投げかける様子が記録されていた。まるで、風俗店の店長である。中には少し変わった質問もあった。それは「君はNAVERで検索したら出てくる?」というもの。NAVERは韓国最大のポータルサイトだが、そこに写真と名前、経歴が掲載されていれば、売春の値段が跳ね上がるのだそうだ。  女性記者は、もうひとり別のブローカーにも直撃しているが、そのブローカーの言葉はさらに衝撃的だった。 「俺のところに来るのが、どんな子たちだかわかる? ほとんどは、芸能界を目指すタレントの卵たちだ。彼女らは、裕福な人々と知り合いになりたくて、俺を訪ねてくる」  地位も名誉もある大人の男性が、大金をはたいて女性を商品のように扱う状況は、社会的に批判されても仕方がない。一方で、金欲しさに、権力者に近づく接点としてブローカーを利用する女性たちがいるのも事実。いずれにせよ、金がすべてを決める傾向が強い社会の風潮や文化が、ブローカーの存在を生み出しているとも言えなくない。 (取材・文=河鐘基)

死亡した新生児が火葬寸前で“奇跡の蘇生”も、再び死亡! 中国「火葬場よみがえり」は日常茶飯事!?

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中国の新生児科(イメージ画像)
 春節(旧正月)を迎える直前の中国で、赤ちゃんにまつわるショッキングすぎる事件が起こった。「金羊網」(2月6日付)などによると、事の発端は2月5日、妊娠7カ月の早産で生まれた新生児の容体が1カ月後に急変し、死亡したことにさかのぼる。  この新生児は1月8日、体重わずか1.4kgで誕生した男の子だった。同31日、春節を前に退院し、家族で新年を迎えようとした。だが、退院2日後に容体が急変。病院に運ばれたが助からず、2月4日に亡くなった。病院から死亡証明書が出され、遺体は葬儀場の霊安室にある保冷庫に移送。火葬を待つ状態だった。  ところが火葬する日の朝、なんと保冷庫から赤ちゃんの泣き声が聞こえるではないか! 両親は慌てて赤ちゃんを取り出し、再度病院に運ばれて治療が再開された。しかもこの新生児の状態は、4日前の退院時よりも良かったというのだ。  保冷庫の温度はマイナス12度で、15時間近くたってから息を吹き返したことになり、葬儀場関係者や医師は中国メディアの取材に対し「奇跡としか言いようがない」と述べている。  しかし、その後、新生児の容体は再び悪化。結果、新生児は息を引き取ることとなった。当初、“奇跡の蘇生”は話題を呼んだが、新生児の死亡を受けて、各方面から批判の声が相次いでいる。中国SNSでは、両親に対しては「早産だった新生児を、なぜ1カ月もしないうちに家へ連れて帰ったのか」「医療費が高すぎて入院させられなかったからだろう」という声が出ている。さらに病院側にも「まだ生きる可能性があっても治療費が続かないようなら退院させるし、死亡証明書も書くのだ」との批判が続いた。
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中国の火葬場(イメージ画像)。「微博」によると、中国では類似の事例は多いという
 一方で、中国版Twitter「微博」には、真偽は定かではないが、似た事例を報告する者も現れた。 「このケース、俺の知ってるだけで2件ある。ひとつは、死んだはずの子どもが火葬炉に入れられ、点火された後に泣き始めたけど、母親が『いらないから、そのまま燃やして』と殺した話。もうひとは、子どもが高所から落ちて頭を強打して呼吸停止になって遺体袋に入れられていたんだけど、しばらくして子どもの足が動いて助けられた話だ」  中国では医療費が高く、治療を途中でやめてしまう患者も少なくない。病院側もさっさと“退院”させたいため、死亡証明書を安易に出してしまうケースが多いという。火葬場で生き返る例は、中国では意外と少なくないのだ。今もどこかで、生きたまま火葬場へ送られる不運な人がいるのかもしれないと思うと、ゾッとする……。 (文=五月花子)

【TAAF2016】恐喝かな? 振り込め詐欺かな? 日本動画協会が「おたぽる」と執筆者に計7,200万円のトンデモ要求!【内容証明全文公開】

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『東京アニメアワードフェスティバル2016』公式サイト
 3月18日から21日まで東京・TOHOシネマズ日本橋で開催が予定されている「東京アニメアワードフェスティバル2016」(以下、「TAAF2016」)の行方が混迷を極めている。  15日、「TAAF2016」を東京アニメアワードフェスティバル実行委員会とともに主催する「日本動画協会」は、公式サイト上に「江口美都絵氏(東京アニメアワードフェスティバル・元フェスティバルディレクター)に対する刑事告訴・民事裁判に関する御報告」なる文書を公開(http://aja.gr.jp/info/849)。同協会が一方的に“解任”を宣言したフェスティバルディレクター・江口美都絵氏が「金864万円の金員を求める」ために「知人のライター等と通謀して当協会の名誉信用を著しく毀損する虚偽内容の記事を、ヤフー等ネット媒体に対して配信・公開するという暴挙に出た」などとして、刑事告訴手続及び民事裁判による法的措置を行使する決定に及んだと発表した。 「おたぽる」では「TAAF2016」をめぐる問題について過去2回にわたり、適正な取材に基づいた記事を公開、ヤフー等ネット媒体に対して配信・公開している。また、別の記事でもこの問題について言及し、同様に配信・公開している。よって名指しこそしていないものの、日本動画協会が「悪質なネット媒体」と断じているのは「おたぽる」とみられる。 TAAF2015の短編グランプリ作品がアカデミー賞にノミネート! 一方、フェスティバルディレクター達の“解任劇”でTAAF2016の開催は?(1月19日公開) http://otapol.jp/2016/01/post-5374.html コンペ応募作品の審査もできない!「東京アニメアワードフェスティバル2016」の運営は破綻状態(1月23日公開) http://otapol.jp/2016/01/post-5425.html 東京都も出資する「東京アニメアワードフェスティバル2016」が破綻? 3月開催を前に、日本動画協会がコンペ応募作約800本を審査せず放棄(1月28日公開) http://otapol.jp/2016/01/post-5487.html アカデミー賞の短編ノミネート作品がアニー賞で受賞! 一方、東京アニメアワードフェスティバル2016の一次審査が“強行”で今後は?(2月8日公開) http://otapol.jp/2016/02/post-5605.html  実は、15日の日本動画協会の発表に先んじて、「おたぽる」と取材記事を執筆した昼間たかし氏のもとに、以下の「通告書」が届いていた。
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 上記のように2通はほぼ同様の内容で、「本件各記事の削除措置」「謝罪文及び誓約文の差し入れ」とともに「損害賠償金の弁済」を要求するもの。損害賠償の金額は昼間氏に対し1,000万円、「おたぽる」に対し3,600万円としている。ただし「おたぽる」に対しては、記事の削除と謝罪文の要求に応じれば損害賠償金を免除するという注釈が添えられており、3,600万円の要求が実害に応じて算出された金額ではないことが推察された。また、日本動画協会の代理人である森田貴英弁護士は、昼間氏に、内容証明を送付した旨を電話してきたのだが、意図を尋ねようとしたところ「あなたと話をする必要はない、書面がすべて」と乱暴に応答して電話を切られたという。  このように、その具体的な根拠が示されないまま、計4,600万円という莫大な金額を「3営業日以内」に振り込まなければ刑事・民事で訴えるとする日本動画協会の恐喝的な要求には、「おたぽる」編集部、執筆者ともに応じることが適切ではないと判断し、動向を静観することとした。  また、いずれも「銀行口座に振込んで支払うこと」という文面とともに、「弁護士 森田貴英」名義の銀行名、銀行口座番号が記されており、個人口座への直接的な振り込みを要求する手法、また「TAAF2016」関係者への直接の連絡を「禁止する」という一文から、編集部内には「振り込め詐欺かな……?」と犯罪を疑う声も上がったほどだった。  その後の12日、昼間氏のもとに「再通告書」が届いた。
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 同文書には「最低でも金3600万円の損害賠償を請求する」とあり、日本動画協会が「おたぽる」と昼間氏に要求する損害賠償額は、合計7,200万円になる見込みだ。  15日のサイト発表を受けて、「虚偽記事を掲載」したと改めて断じられた「おたぽる」編集部は、さらなる取材を進めるために代理人に対し質問状を送付。昼間氏と同様に損害賠償額の内訳を求めるとともに、サイト発表の中で江口氏に対して行った仮処分命令申立について言及しながら、裁判所の和解提案を拒否して、その申立を一方的に取り下げている事実と、「TAAF2016」が「ショートフィルムデポ」に応募された数百の作品を「不採用」としている事実(日本動画協会は、裁判所に提出した書面で自ら「不採用」を宣言している)について表記していないことの真意を尋ねた。  ファックス送信直後に電話にて質問状を送付した旨を告げ、回答期限の設定を求めると「答えられるわけないだろう。とりあえず文書を見て、訴えるかどうか決めるから」という応対だった。  一連の騒動の経緯は「おたぽる」取材記事および本件を問題視している作家・田中康夫氏が16日発売の「サンデー毎日」(毎日新聞出版)に掲載した記事(田中氏本人がサイトに掲載中)にも詳しい。  1カ月後に迫った「TAAF2016」は海外からも注目を集める国際的なイベントであること、東京都から巨額の税金が投入されていること、そして何より、世界中のクリエイターたちが心血を注いだアニメ作品群が蔑ろにされようとする状況は到底看過できないことから、「おたぽる」では引き続き、この問題について取材を続けていく予定である。 (文=編集部)

ベッキー、手記出版オファー殺到! 大手出版社が“炎上上等”の純愛ストーリーを画策!?

 不倫騒動の煽りを受け、テレビ、ラジオのレギュラー番組、出演CMが全消滅したベッキーだが、現在「週刊文春」を出版する文藝春秋以外の大手出版社は、こぞって所属のサンミュージックに、ある打診をしているという。すでに“ヌード復帰説”や“パチンコ営業開始説”まで飛び出しているベッキーだが、現在出版社によるオファーが殺到しているのは、トラブル芸能人にはおなじみの“手記出版”だという。  「とにかくほとぼりが冷める前に、何らかの形で実現させたい。出版社側もベッキー側も、“炎上商法”上等の覚悟で臨むべきなんです」と怪気炎を上げるのは、大手出版社の書籍担当編集者。 「LINEのやりとりをはじめ、不倫の確固たる証拠を突きつけられたベッキーは、今さら何を言っても言い訳になってしまう。それは仕方のないことですが、手記では、ファンや関係者らに本気で謝罪し、『純愛だった』と押し通すしかないでしょう」(同)  不倫相手のゲスの極み乙女。・川谷絵音は、当初既婚者だったことを伏せたまま、ベッキーと親密関係を築いたとされている。 「手記では、ここをクローズアップして、『真実を知った時、一度は別れようと思った。しかしどうしても彼の魅力には逆らえなかった。私が浅はかでした』と謝罪に徹するんです。そこに理解を示したり、同情してくれる読者は確実に一定数存在しますからね」(同)  各社ともこうした“ゲス”な思惑を抱えて奔走中というが、肝心のサンミュージックの反応はといえば、“ナシのつぶて”なのだという。 「不倫報道による混乱や、CM違約金問題などから、現状サンミュージックはまったくと言っていいほど機能していません。広報担当者がなかなか電話に出ないし、受付の電話すら取ってもらえないときもあります。手記の執筆オファーについては、本人どころかマネジャーにさえ伝わっていないのでは」(同)  ベッキーのCM違約金は、実費で数千万単位の支払いが予想され、同時にサンミュージックでは、社員リストラ説もささやかれるように。 「ベッキーの代わりになるタレントが一定期間内に育たなければ、リストラもやむなしと内々で発表があったと聞きます。また、所属タレントに関しても、これまで通りのギャラが支払われなくなるという可能性も。そうなると、同プロを離れるタレントも出現しかねないため、サンミュージックはさらなる窮地へと追い込まれるでしょうね」(芸能プロ関係者)  絶体絶命のサンミュージックを救う手段として、ベッキーは手記出版を決断する必要があるのかもしれない。