渡辺謙、胃がんの治療中であることを告白

渡辺謙(56)が胃がんの治療中であることを明らかにした。『ラスト・サムライ』でアカデミー賞助演男優賞へのノミネート経験もある渡辺は、米国のブロードウェイで予定されている『王様と私』の公演開始をがんの治療のために遅らせなければならなくなったことを発表した。 渡辺はすでに手術を受け、現在は完治に向けて治療を行っているところだと言い、声明文の中で「関係各位の皆様、諸々スケジュールの変更などご迷惑をおかけ致しました。NY公演のスタートが少々延びますことご理解いただけたら幸いです」と綴っている。 クリストファー・ノーラン監督作『バットマン ビギンズ』『インセプション』などのハリウッド映画界でも活躍する渡辺は、昨年にもブロードウェイで行われていた『王様と私』に出演しており、今年3月1日から4月17日に再びステージへ立つ予定となっていた。 渡辺は1989年に急性骨髄性白血病と診断され、治療を行うも1994年に再発するという災難に見舞われていたが、その2年後に完治している。

「子供を産んで育てる人生を望まない」と明言した山口智子の潔さが素晴らしい

 2016年、女性誌の変化が目覚しい。マガジンハウスの「ku:nel(クウネル)」は、03年の創刊以来はじめてのリニューアル。1985年から87年まで「Olive」編集長を務め、「an・an」「GINZA」の編集長を歴任した淀川美代子が新たに編集責任者となり、50代以上の女性をターゲットに……とのことだったが、1月20日に発売となった新創刊「クウネル」からは、日本の地方に住むおばあちゃんや子供、古くて安いけど丁寧で味のあるあれこれなどが完全に消え、代わりに「パリの洗練」が呼び込まれたことで、それまでの愛読者から総スカンを食らっている。  講談社の「FRaU」も2月12日発売の3月号から刷新。ライフスタイル情報メインだった同誌だが、ターゲット層を30代女性に設定し直し、ファッションページを強化するという。3月号の表紙と巻頭では“現代のファッションアイコン”として水原希子とローラが共演しアクの強い着こなしを見せている。  それにしても「FRaU」3月号でもっとも注目すべきなのは、山口智子の1万字インタビューだろう。仕事人として・母として・妻として・女として・とにかく引き裂かれまくる現代の30~40代女性たち。また、その親世代である60~70代女性は、彼女たちの懊悩や奮闘をハラハラしつつ見守り、どこか「まだ子供」つまり「かわいい娘」として扱っているところがあると思う。しかし山口の力強いメッセージ、迷いのない言葉たちは、その両方に絶対に届くはずだ。一部を紹介したい。  山口智子といえば、90年代にヒットドラマにいくつも出演した女優。現在51歳。95年に唐沢寿明と結婚してからは出演本数がぐっと減ったので、10~20代の若者はあまり馴染みがないかもしれない。結婚から20年。なぜかマスコミに仮面夫婦と呼ばれた時期もあったが、ここ数年は唐沢がテレビバラエティで頻繁に山口の話題を口にするようになり、逆に「おしどり夫婦」の印象が強まっている。  たとえば唐沢は、『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)でドッキリを仕掛けられて「宝物は?」ときかれ、「妻の山口智子」と明言。情報番組『あさイチ』(NHK)では、「趣味は車と山口智子」。そのほか、山口からも「毎晩、手をつないで寝ている」「家に帰って唐沢さんと遊んでいるときがオフ」「夫との食事が世界一幸せな時間」等々の発言がある。「FRaU」のロングインタビューでも、山口は唐沢との20年にわたる夫婦生活を「唐沢さんと一緒に生きることは、ほんとうに楽しいです」と表現。彼女にとって唐沢は「夫であり、家族であり、友であり、恋人であり」、つまり人生のパートナーだ。 ◎私の人生の責任  日本に限った話ではないが、この社会において恋愛は結婚に、結婚は子育てに結びつけられる。結婚をすると、「子供はまだ?」と期待されるのがごく当たり前のこととされている。山口智子と唐沢寿明においても例外ではなかった。彼らは子供のいない夫婦だが、入籍後、山口が10年以上にわたり女優業をセーブしてメディア露出を控えていたため、「妊娠出産のために仕事を休んでいるのでは?」と邪推され、さらに「敢えてつくらないのか」「いやいや不妊治療をしているんだ」などの憶測まで飛び交った。酷い話だ。この話題に、今回のインタビューで山口がはっきりと応じている。それこそが、同記事を“もっとも注目すべき”と推す理由だ。以下、太字は引用。 「私はずっと、『親』というものになりたくないと思って育ちました。私は、『子供のいる人生』とは違う人生を歩みたいなと。だからこそ、血の繋がりはなくとも、伴侶という人生のパートナーを強く求めていました」 「私はずっと、子供を産んで育てる人生ではない、別の人生を望んでいました。今でも、一片の後悔もないです。人それぞれ、いろんな選択があっていいはず。もちろん、子供を持って初めてわかる感動もあると思います。実際に産んでみないとわからないことだと思うけれど。でも私は、自分の選択に微塵の後悔もないです。夫としっかり向き合って、二人の関係を築いていく人生は、本当に幸せです」  産めよ増やせよと喧しい超少子高齢化社会で、ここまではっきりと「自分の選択」を明示できる山口智子という女性は素晴らしい。この社会で「産まない選択」をすると、「では代わりにあなたは何をしているのか」と詰め寄られる。しかし山口は「世のため人のため」などではなく「自分のため」に生きていると、当然のように言い切る。何の言い訳も用意しない。本来、「誰かのために生きない」ことの言い訳を用意する必要など誰にも、どこにもないのだ。「仕事をひたすら頑張りたいから産まない」のでもなく、「ただ私は産まない」。それでいいし、誰もそれを「自分勝手は許さない!」などと断罪する権利を持たない。  どのような人生を生きるのか、責任は自分にある。というか自分以外の人間に、その責任などとれない。つまり、「子供を産んで育てる人生」を望むのも、望まないのも、自由。大きな影響力を持つ女優・山口智子がこのメッセージを発信してくれたこと。また、同誌がこれまでの読者層は40代前後だったのに、わざわざ30代にターゲットを絞り直し、山口智子のメッセージを伝えた意義は大きい。  まさか誤解する人はいないと思うが、山口の発言は「子供を持つ人生」を送る人々に否定的なものではない。あくまでも彼女自身の人生について、語っているだけのことだ。ではあなたはどうか。あなたの人生を「どうしたい」のか。思い描くライフコースは本心か、それとも誰かの期待や世間体を背負ったものなのか。肉体的に大きな変化を余儀なくされ、いくつもの選択機会に直面する30~40代、そしてその親世代、どちらにも「FRaU」3月号はおすすめしたい。 (ヒポポ照子)

【閲覧注意】地獄の「死体農場」 ― 野ざらしの死体はどのように朽ち果てるのか?=米

【不思議サイトトカナより】
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画像は「YouTube」より引用
「死体農場」――この言葉から、あなたはどんな場所を思い浮かべるだろう。想像力豊かなトカナ読者であれば、残虐な犯罪を実行に移すためにシリアルキラーが作り上げた秘密基地のような場所を連想するかもしれない。しかし実在する「死体農場」は、いたって真面目な研究施設なのだ。広大な敷地に、数十体ほどの死体が野ざらしで転がっているという、恐るべき施設の概要についてお伝えしよう。 ■「死体農場」その実態 「死体農場(ボディ・ファーム)」とは法医人類学の研究施設であり、現在アメリカ国内に8カ所設置されている。その目的は、敷地内に人間の死体を野ざらしの状態で放置することによって、人体が自然に腐敗し、分解されていく過程を明らかにすること。こうすることで、殺人事件などにおける正確な死亡時期の割り出しや、その計算方法を導き出そうというのだ。
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『ライチ☆光クラブ』が描く中二病的ロマン 野村周平ら演じる少年たちは“美少女とロボット”に何を夢見る? 

【リアルサウンドより】  演出家の飴屋法水や個性派俳優として知られる嶋田久作らによる劇団「東京グランギニョル」が1985年に上演した伝説の舞台『ライチ☆光クラブ』。これに衝撃を受けた漫画家・古屋兎丸が、20年の時を経て発表した同名コミックは人気作となった。そしてこの度、『先生を流産させる会』(2012)の新鋭・内藤瑛亮監督によって、耽美で退廃的なダーク・ファンタジー映画として生まれ変わり、2月13日より公開される。陽の差し込まない閉塞した廃工場の秘密基地で大人のいない世界を作ろうとする少年たちの愛憎と、彼らが作り上げたロボット“ライチ”と美少女の純愛が、過激で残酷に、そして美しく描かれる。「光クラブ」の創設者タミヤを野村周平、独裁的に君臨する帝王ゼラを古川雄輝、謎めいた美少年ジャイボを間宮祥太朗、囚われのヒロイン・カノンを中条あやみが演じる。  実写化不可能とも言われてきた本作だが、内藤監督は次世代を担うイケメン俳優たちに妖艶な演技を求め、臆することなく残虐な暴力を表現することで、原作ファンも満足させる作品に仕上げると同時に、思春期の暗い衝動と鬱屈に迫ってみせた。本稿では、なぜそのような演出が採用されているのか、またいかにしてフィクション性の高い独創的な世界観を構築しているのか、その理由を探っていきたい。
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(c)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会

「我々は薄汚い大人たちを否定する。永遠の美を手に入れ、この町に君臨するのだ」──秘密結社「光クラブ」とは、大人を「疲弊しきった醜い」ものと見なし、その存在自体を罪だと否定した美しき少年たち9人が集まって廃墟に創り出した、若さとイノセンスのユートピアである。ここではものの善悪よりも美醜が問われ、美こそがすべてなのだ。『ライチ☆光クラブ』では、支配者ゼラを中心としたホモソーシャルな空間で多感な中学生男子たちが性に関心を覚え、嫉妬に燃える愛憎のドラマが展開される。天才的にチェスを得意とするゼラは、ほかメンバー8人──タミヤ、ジャイボ、カネダ(藤原季節)、ダフ(柾木玲弥)、ニコ(池田純矢)、雷蔵(松田凌)、デンタク(戸塚純貴)、ヤコブ(岡山天音)──を駒に見立てて掌握し、大人を排除した世界を夢見て巨大ロボット作りに励んでいたが、拉致してきた美少女カノンの存在によってクラブに亀裂が走っていく様が描かれる。  舞台となる蛍光町はいつもどんよりとした灰色の空に覆われている。町全体に工場からの黒い排気ガスが溢れ、秘密基地のある廃工場内部は薄暗く色味に欠いている。このような『ライチ☆光クラブ』の景色は、見事に原作漫画の世界観を再現しているとともに、大人世界を嫌悪し屈折した思春期を送る少年たちの心象風景を創り出してもいるだろう。それぞれドイツ語の称号を与えられたメンバーたちが、ドイツ語で指令を飛ばし合い、厳格な敬礼でゼラに忠誠を尽くしていることからは、ゼラがナチスへの憧れを抱いていることが見て取れる。秘密基地(秘密結社)、仲間内だけでのあだ名や合言葉、ナチスへの傾倒、肥大した自己愛と全能感、大人を全否定する誇大妄想に破壊願望、そして歪んだ美少女(処女)への崇拝と軽蔑……そう、14歳を目前に控えたゼラは、いわゆる中二病を煮詰めたような人物なのである。そう考えれば『ライチ☆光クラブ』は、ピュアだからこそ危険な思想に傾いてしまう子どもたちの寓話だと捉えることもできるのではないだろうか。
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(c)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会

 内藤監督は、デス・ゲーム小説を大胆にアレンジした傑作『パズル』(2014)にて、犯人グループのリーダーでニキビを神経質に気にする湯浅(野村周平)に自身の思春期を投影させていたが、本作でもゼラを決して理解のできない存在としてではなく、共感をも込めて描いているように見える。原作漫画以上に、ゼラがカノンに拒絶されることを極度に恐れ、彼の脆さや幼稚性が強調されているのはそのためだろう。考えてみれば、『ライチ☆光クラブ』は内藤瑛亮が監督する以外には考えられなかった。短編処女作『牛乳王子』(2008)では中学生男子が教室で自慰行為に及んでいるところを同級生の好きな女の子に目撃され笑い者にされてしまい、長編デビュー作『先生を流産させる会』では女子中学生が女教師が妊娠していること自体を「気持ち悪い」ものと嫌悪する──このような少年の女の子への憧れと恐れ、あるいは思春期の大人への屈折した感情や感覚は、最新作『ライチ☆光クラブ』でも色濃く引き継がれている。みんな死ねばいいのに──くすぶっていて暗く鬱屈した学校生活を送る繊細な少年少女の他者/世界への悪意こそ、内藤監督が関心を寄せ続けているものなのだ。  「ひかりクラブ」は、タミヤが幼なじみのカネダとダフとともに小学生の頃に作った秘密基地であったが、ある日、転校生の常川=ゼラが現れたことで、いつしか「崇高な目的」を持った秘密結社「光クラブ」へと変貌した集団である。ホモソーシャルなユートピアは、外部からの異物であるゼラによって再構築されたが、それは再び外部からの異物であるカノンによって破壊される。悪意に満ちた世界の中で、その概念すら知らないロボットのライチと純真な少女カノン──中条あやみの透き通るような白い肌が退廃的な世界の中で一層映え、彼女にある高貴さがカノンにフェミニンさと生命力を加えている──という無垢な者同士のロマンスがまるで異世界のものとして立ち上がってくる。カノンが「讃美歌」をオルガンで弾き語り、彼とともに手を取って踊るとき薄暗い世界がセピア色に輝き出し、また、ライチの瞳に残った記憶の中では彼女は淡い色彩で蘇るのだ。ロボットと美少女の純愛だなんて、中二病的なロマンが詰まっている(本作はセカイ系とも言えるかもしれない)。
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(c)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会

 ダークで退廃的な空気感の中で、個性の強いキャラクターたちを野村周平や古川雄輝、間宮祥太郎ら最旬の俳優たちが、“リアル風”な芝居でアプローチするのではなく、漫画や舞台上から飛び出してきたかのような明快な口調や立ち居振る舞いで優雅に表現してみせているからこそ、彼らの鬱屈が生々し過ぎず、私たち観客に独自の耽美な世界を堪能させてくれる。『ライチ☆光クラブ』においては、グロテスクで残酷な表現もすべては少年たちの耽美を引き立てるためにあるのだ。愛と憎しみとが交わり、廃墟が赤く染まるグラン・ギニョールは、なんと美しいのだろう。 (文=常川拓也) ■公開情報 『ライチ☆光クラブ』 2016年2月13日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー 出演:野村周平、古川雄輝、中条あやみ、間宮祥太朗、池田純矢、松田凌、戸塚純貴、柾木玲弥、藤原季節、岡山天音、杉田智和 原作:古屋兎丸「ライチ☆光クラブ」(太田出版) 監督:内藤瑛亮 脚本:冨永圭祐、内藤瑛亮 配給・宣伝:日活 制作:マーブルフィルム (c)2016『ライチ☆光クラブ』製作委員会 公式サイト:www. litchi-movie.com

ジャニーズ人気Jr.が3人退所……『お兄ちゃん、ガチャ』出演者も離脱、ファン注視の展開

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玉元 風海人×森田 真弥Twitterより

 昨年12月11日~今年1月27日まで帝国劇場で上演された舞台『ジャニーズ・ワールド』でジャニーズJr.の新ユニットが活躍した一方、中高生世代のJr.が相次いで退所している。1月には、くまのぬいぐるみがトレードマークだった個性派キャラの田島将吾が退所し、“未来型ダンスボーカルグループ”「G-EYE」というユニットに加入。有名Jr.の転身に衝撃が走ったばかりだが、今度はドラマ出演歴のある人気Jr.の退所が明らかになった。

 2015年は平野紫耀、高橋海人、岩橋玄樹ら、ジャニー喜多川社長の“お気に入り”を集めたMr.King vs Mr.Princeという6人組のユニットが誕生。最近は「Mr.KING」と「Prince」に分かれて活動中だが、Jr.内ではデビューの可能性が高いユニットだ。また、Mr.KINGも出演した『ジャニーズ・ワールド』では、ローラースケートを得意とするHiHi Jetのほか、天才Genius、Classmate JといったJr.内ユニットも発表された。

日テレ『NEWS ZERO』の新キャスターは無名の大学助教 その思惑とは?

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日本テレビ『NEWS ZERO』
 日本テレビ系の看板報道番組『NEWS ZERO』(月~木曜午後11時~/金曜午後11時30分~)の新サブキャスター(月~木)に、元NHK新潟放送局アナウンサーで、「2003年ミス東大」にも輝いた獨協医科大助教の小正裕佳子(こまさ・ゆかこ)氏(32)が起用されることがわかった。  現在、月~木曜のサブキャスターを務める久野静香アナは、同じ曜日のニュース担当に降格する。MC・村尾信尚キャスター(月~金)、金曜サブキャスター・杉野真実アナ、曜日キャスターの櫻井翔(月)、桐谷美玲(火)は、そのまま留任となる。新体制のスタートは、3月28日月曜から。  全国的には、ほとんど無名に近い小正氏は実に異色な経歴をもつ。兵庫県宝塚市出身で、東京大学在学時には、「2003年ミス東大」「2003年度Miss of Miss Campus Queen Contest」でグランプリに輝いた美貌の持ち主。その後、モデルとしても活動した。同大医学部健康科学・看護学科を卒業すると、同大学院医学系研究科に進学し、09年3月に同科修士課程を修了。  同年4月、NHKに入局し、新潟放送局に配属される。夕方の報道番組『新潟ニュース610』などを担当していたが、11年3月11日に発生した東日本大震災を契機に、12年7月で同局を退職。研究者に転身し、幾度も福島に足を運んで放射能の影響を研究。13年5月より、獨協医科大学国際協力支援センター・国際疫学研究室の研究員となり、14年から同研究室の助教を務めている。  同番組のサブキャスターといえば、昨年10月1日まで、山岸舞彩キャスターが務めていたが、結婚により電撃降板し、芸能界から身を引いた。後任は局アナの久野アナとなったが、あくまでもショートリリーフで、小正氏に引き継がれることになった。  3年8カ月ぶりにテレビ界に復帰する小正氏は、輝かしい経歴を誇る才媛だが、NHK時代、地方局勤務だったこともあり、正直、知名度に乏しいのは否めない事実。それでは、なぜ小正氏に白羽の矢が立ったのだろうか? 「山岸キャスターの降板は突然でした。日テレも、所属事務所(セント・フォース)も年度末まで勤め上げてほしかったのですが、本人が暴走してしまいました。急なことで年度途中ということもあり、日テレは後任に局アナを据えたわけです。しかし、久野アナでは地味すぎて、インパクトがありません。とはいえ、人気フリーアナを使って高額なギャラを支払うのは避けたいところ。そこで浮上したのが、報道キャスター経験があり、美人でかつ助教として、違った見識ももつ小正氏となったようです。ギャラも山岸キャスターほど高くはないようです。名より実を取ったということでしょうか……」(テレビ関係者)  ここで問題となってくるのは視聴率だ。ほとんど無名の小正氏で、数字が取れるのか? 同番組の視聴率は10%前後(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、5%程度のライバル番組『NEWS23』(TBS系)とは大差がついている。 『NEWS23』はMC・膳場貴子アナ、アンカー・岸井成格氏が降板し、今春より、星浩氏(朝日新聞社を退職手続き中)、小林悠アナが新キャスターに就任することが決まっている。 「『NEWS23』が視聴率を取れそうなキャスター起用になっていたら話も別ですが、星氏と小林アナのコンビでは現状維持で精いっぱいでしょう。これなら、日テレとしては、あえて大物を招聘する必要もないわけです」(同)  小正氏は助教という立場もあって、今は地味なメイク、ファッションにしているようだが、まだ32歳で、元キャンパスクイーンとあって、人気沸騰の可能性も秘めている。そうなれば、日テレの思惑はプラスに作用することになる。 (文=森田英雄)