JRA騎手・武豊。言わずと知れた日本を代表する超一流の騎手である。ディープインパクトやオグリキャップといった名馬に騎乗して数々のビッグレースを勝利。実力、人気、実績すべてで不動の存在といえるだろう。 2016年1月24日、中山競馬場で行われた第57回アメリカジョッキークラブカップに騎乗した武豊騎手は、約3年ぶりのコンビとなるディサイファに騎乗しデビューから30年連続となる重賞勝利を達成。 武豊騎手がデビューしたのは1987年。その年の10月に重賞初勝利を成し遂げデビュー一年目で重賞3勝。翌年には菊花賞を優勝してG1ジョッキーの仲間入り。そして積み上げた重賞勝利数はなんと403というから恐れ入る。しかもこれは日本馬のみの成績であり外国馬に騎乗して勝利した海外の重賞を加えると415勝にも達する。 通算400勝もできない騎手が多くいる中、重賞だけで400勝以上とはまさに天才。現在日本競馬を席巻している外人騎手のM.デムーロは37歳で国内重賞45勝、C.ルメールは36歳で国内重賞31勝。さらに日本人のトップジョッキーである戸崎圭太騎手は35歳で国内重賞38勝、岩田康成騎手は41歳で国内重賞141勝ということを考えると、これは今後破られないであろうとてつもない大記録といえる。 加えてその403勝のうちG1クラスの優勝は106勝となっており、これも破格の成績。中でもすべての騎手の目標である東京優駿(日本ダービー)は史上最多の5勝を記録している。 また武豊騎手は海外遠征にも積極的であり、過去にはアメリカやフランスに長期滞在したこともある。アメリカ、フランス、イギリス、ドバイ、香港で通算重賞21勝という成績も凄い。シーキングザパールのモーリスドギース賞(G1)、ステイゴールドのドバイシーマクラシック(G2)、アドマイヤムーンのドバイデューティーフリー(G1)、そして記憶に新しい昨年12月13日のエイシンヒカリによる香港カップ(G1)優勝…。この記録もおそらく破られることはないだろう。 デビューから30年、国内外で2万回以上騎乗して通算3797勝(記録・データが少ない海外で50勝以上しているため実際はもっと多い)。通算勝利数は川崎競馬の佐々木竹見騎手が7151勝のため印象は弱いが、獲得賞金は海外や地方を合わせて約780億円でダントツの1位。この賞金額は国際的に見ても破格で、おそらく世界一ではないかと推測されている。 また騎手としてだけでなく芸能活動も活発でバラエティやドラマに多く出演、騎手としては異例なほど多くテレビCMにも出演している。そのCMは三菱自動車のOUTLANDER、サントリーのザ・プレミアム・モルツ、フィールズのCRエヴァンゲリオン 、NTTドコモ、トヨタ自動車のカローラ、日産自動車、サッポロ黒ラベル、ムラテック(村田機械)、世界リゾート博、そしてJRAなど多数、これもおそらく他の騎手の追随を許さないところだろう。 まさに生ける伝説として数々の記録を更新し続ける武豊騎手。2016年もさらなる飛躍を期待したいところだ。 武豊騎手の歴史に残るであろう主な記録[2016/1/24現在] ・30年連続重賞勝利 ・重賞415勝 ・G1レース106勝 ・獲得賞金約780億円 ・騎手としてのテレビCM出演数
月別アーカイブ: 2016年1月
“おカタい”中国当局にはジョークも通じない!? 新聞を改ざんしてネットにアップした男が逮捕
1月19日、中国版LINE「微信」に、あっと驚く新聞紙面がアップされた。見出しには「市が二妻政策を全面開放へ」とあり、ひとりの男性が妻を2人持つことができる政策を市が決定したというニュースだった。 中国ではつい最近、36年にわたって実施されてきた一人っ子政策を廃止して、2人目以降の子どもを持つことが全面的に許されるようなったばかり。そればかりか、今度は奥さんを2人まで持てることになるのかと、ネット民たちは大騒ぎ。 「いったいどこの市だ? すぐそこに引っ越す!」 「奥さんひとりだけでも持て余しているのに、2人目なんてとてもムリ!」 「政府のお偉いさんには、昔から二妻政策が全面開放されているじゃないか」 「未婚男性が余っているんだから、二夫制度も解禁したほうがいい」 よくよく調べてみると、この新聞紙面は広東省陽江市の新聞「陽江日報」(1月14日付)の第1面だった。しかし「市が二妻政策を全面開放へ」とあった部分は、実は別の見出しであることが判明。つまり、ネットに流布した新聞紙面は、パソコンで見出し部分が書き換えられたものだったのだ。 この件を知った「陽江日報」は中国版Twitter「微博」の公式アカウントで、あらためて「市が二妻政策を全面開放へ」の見出しを否定。改ざんされた紙面が500回以上転載されているとして、地元警察に捜査を求めたと発表した。赤く囲まれた部分に「市が二妻政策を全面開放へ」という見出しが
たかがネット上のメッセージの件で、新聞社が警察に捜査を求めるというのはどういうことなのか? 中国のネット事情に詳しい上海在住の日本人フリーライターは、こう説明する。 「政府の政策や役人に対するさまざまな悪口がネットで流されていることに業を煮やした中国当局が、“社会秩序を保つため”と称して、インターネットに投稿された中傷的なメッセージが5,000回以上閲覧されたり、500回以上転載された場合、そのメッセージを投稿した人間は名誉毀損で起訴され、最高で懲役3年の刑に処されるという法律を作ったんです。今回のケースは、それに当たるのでは」 すぐさま捜査に当たった陽江市の警察は、22日に容疑者を逮捕、法律にのっとって処罰すると発表した。供述によると、容疑者は18日、会社での昼休みの暇つぶしにスマホで撮影した新聞紙面をパソコンに取り込み、画像処理ソフトのフォトショップを使って見出しを書き換え、ジョークのつもりで微信上に流したのだという。 誰も誹謗中傷していない、悪意のないジョークを発表しただけで、問答無用で逮捕されてしまう中国。かつての文化革命を彷彿とさせる、暗黒の時代に逆戻りしてしまったかのようである。 (取材・文=佐久間賢三)実際には「市の政治協商会議を1月19日に開催」という、なんの変哲もない見出しが入っていた
“おカタい”中国当局にはジョークも通じない!? 新聞を改ざんしてネットにアップした男が逮捕
1月19日、中国版LINE「微信」に、あっと驚く新聞紙面がアップされた。見出しには「市が二妻政策を全面開放へ」とあり、ひとりの男性が妻を2人持つことができる政策を市が決定したというニュースだった。 中国ではつい最近、36年にわたって実施されてきた一人っ子政策を廃止して、2人目以降の子どもを持つことが全面的に許されるようなったばかり。そればかりか、今度は奥さんを2人まで持てることになるのかと、ネット民たちは大騒ぎ。 「いったいどこの市だ? すぐそこに引っ越す!」 「奥さんひとりだけでも持て余しているのに、2人目なんてとてもムリ!」 「政府のお偉いさんには、昔から二妻政策が全面開放されているじゃないか」 「未婚男性が余っているんだから、二夫制度も解禁したほうがいい」 よくよく調べてみると、この新聞紙面は広東省陽江市の新聞「陽江日報」(1月14日付)の第1面だった。しかし「市が二妻政策を全面開放へ」とあった部分は、実は別の見出しであることが判明。つまり、ネットに流布した新聞紙面は、パソコンで見出し部分が書き換えられたものだったのだ。 この件を知った「陽江日報」は中国版Twitter「微博」の公式アカウントで、あらためて「市が二妻政策を全面開放へ」の見出しを否定。改ざんされた紙面が500回以上転載されているとして、地元警察に捜査を求めたと発表した。赤く囲まれた部分に「市が二妻政策を全面開放へ」という見出しが
たかがネット上のメッセージの件で、新聞社が警察に捜査を求めるというのはどういうことなのか? 中国のネット事情に詳しい上海在住の日本人フリーライターは、こう説明する。 「政府の政策や役人に対するさまざまな悪口がネットで流されていることに業を煮やした中国当局が、“社会秩序を保つため”と称して、インターネットに投稿された中傷的なメッセージが5,000回以上閲覧されたり、500回以上転載された場合、そのメッセージを投稿した人間は名誉毀損で起訴され、最高で懲役3年の刑に処されるという法律を作ったんです。今回のケースは、それに当たるのでは」 すぐさま捜査に当たった陽江市の警察は、22日に容疑者を逮捕、法律にのっとって処罰すると発表した。供述によると、容疑者は18日、会社での昼休みの暇つぶしにスマホで撮影した新聞紙面をパソコンに取り込み、画像処理ソフトのフォトショップを使って見出しを書き換え、ジョークのつもりで微信上に流したのだという。 誰も誹謗中傷していない、悪意のないジョークを発表しただけで、問答無用で逮捕されてしまう中国。かつての文化革命を彷彿とさせる、暗黒の時代に逆戻りしてしまったかのようである。 (取材・文=佐久間賢三)実際には「市の政治協商会議を1月19日に開催」という、なんの変哲もない見出しが入っていた
安田顕に魅了されること間違いなし!? 緩い笑いが心地いい『俳優 亀岡拓次』
今週取り上げる最新映画は、売れっ子監督の中村義洋が久しぶりに手がけたホラーと、脇役専門の俳優が映画に舞台に恋に奮闘する姿を温かく描くコメディー。虚構と現実のあいまいな境界が独特の余韻を残す、印象的な邦画2作品だ(いずれも1月30日公開)。 『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』は、小説家・小野不由美の山本周五郎賞受賞作を、『アヒルと鴨のコインロッカー』(2006)、『予告犯』(15)の中村義洋監督が映画化した“実話風”ホラー。小説家の「私」(竹内結子)のもとに、女子大生の久保さん(橋本愛)から「住んでいる部屋で奇妙な音がする」と書かれた手紙が届く。2人が好奇心から調べると、そのマンションの過去の住人たちが転居先で自殺や殺人などを起こしていた。調査を進めるうち、土地に残る「穢(けが)れ」の存在が浮かび上がる。 コメディーからサスペンスまで幅広いジャンルの話題作を精力的に発表している中村監督だが、疑似ノンフィクションのホラーもビデオシリーズ『ほんとにあった! 呪いのビデオ』で初代の構成・演出として手がけていた。同シリーズのほか、『アヒルと鴨~』『ゴールデンスランバー』(09)など多くの中村作品で共同脚本を務めてきた鈴木謙一が、本作にも参加。原作のエッセンスを的確に再構成しつつ、「音」の演出を中心にじわじわと不安を高めるオーソドックスな手法で、観客の心に怖さを染み込ませる。竹内結子と橋本愛が、好奇心と恐怖をバランス良く表現しつつ物語をリードし、佐々木蔵之介、坂口健太郎らも個性的なキャラで好サポート。エンドクレジット後に最後の「ホラー」が待っているので、決して最後まで席を立たないように。 『俳優 亀岡拓次』は、『ウルトラミラクルラブストーリー』(09)の横浜聡子監督、人気演劇ユニット「TEAM NACS」の安田顕主演で描くハートフルな娯楽作。映画俳優の亀岡拓次は、ホームレス、泥棒、チンピラなど脇役を演じ続け、監督たちに重宝されていた。酒好きの亀岡は、ある日ロケ先で撮影後に立ち寄った居酒屋で、女将・あづみ(麻生久美子)に恋をしてしまう。さらに、初めての舞台の仕事や、世界的巨匠の新作のオーディションなど、亀岡に人生の転機が訪れようとしていた。 原作は、俳優や劇作家としても活躍する戌井昭人による同名小説。撮影現場のエピソードがバラエティー豊かに描かれ、いずれも味があって楽しい。実際に脇役として多数の作品に出演し、大の酒好きという安田顕がはまり役を得て、自然体に見せつつペーソスをにじませる演技力をいかんなく発揮。山崎努、新井浩文、染谷将太がそれぞれ個性的な監督に扮し、亀岡とのユーモラスなやり取りで大いに笑わせる。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を思わせる、演技の世界と現実との継ぎ目ない往来も刺激的。映画を作ること、演じること、そして生きることの楽しさ、面白さが詰まった快作だ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』作品情報 <http://eiga.com/movie/82365/> 『俳優 亀岡拓次』作品情報 <http://eiga.com/movie/82489/>(C)2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
安田顕に魅了されること間違いなし!? 緩い笑いが心地いい『俳優 亀岡拓次』
今週取り上げる最新映画は、売れっ子監督の中村義洋が久しぶりに手がけたホラーと、脇役専門の俳優が映画に舞台に恋に奮闘する姿を温かく描くコメディー。虚構と現実のあいまいな境界が独特の余韻を残す、印象的な邦画2作品だ(いずれも1月30日公開)。 『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』は、小説家・小野不由美の山本周五郎賞受賞作を、『アヒルと鴨のコインロッカー』(2006)、『予告犯』(15)の中村義洋監督が映画化した“実話風”ホラー。小説家の「私」(竹内結子)のもとに、女子大生の久保さん(橋本愛)から「住んでいる部屋で奇妙な音がする」と書かれた手紙が届く。2人が好奇心から調べると、そのマンションの過去の住人たちが転居先で自殺や殺人などを起こしていた。調査を進めるうち、土地に残る「穢(けが)れ」の存在が浮かび上がる。 コメディーからサスペンスまで幅広いジャンルの話題作を精力的に発表している中村監督だが、疑似ノンフィクションのホラーもビデオシリーズ『ほんとにあった! 呪いのビデオ』で初代の構成・演出として手がけていた。同シリーズのほか、『アヒルと鴨~』『ゴールデンスランバー』(09)など多くの中村作品で共同脚本を務めてきた鈴木謙一が、本作にも参加。原作のエッセンスを的確に再構成しつつ、「音」の演出を中心にじわじわと不安を高めるオーソドックスな手法で、観客の心に怖さを染み込ませる。竹内結子と橋本愛が、好奇心と恐怖をバランス良く表現しつつ物語をリードし、佐々木蔵之介、坂口健太郎らも個性的なキャラで好サポート。エンドクレジット後に最後の「ホラー」が待っているので、決して最後まで席を立たないように。 『俳優 亀岡拓次』は、『ウルトラミラクルラブストーリー』(09)の横浜聡子監督、人気演劇ユニット「TEAM NACS」の安田顕主演で描くハートフルな娯楽作。映画俳優の亀岡拓次は、ホームレス、泥棒、チンピラなど脇役を演じ続け、監督たちに重宝されていた。酒好きの亀岡は、ある日ロケ先で撮影後に立ち寄った居酒屋で、女将・あづみ(麻生久美子)に恋をしてしまう。さらに、初めての舞台の仕事や、世界的巨匠の新作のオーディションなど、亀岡に人生の転機が訪れようとしていた。 原作は、俳優や劇作家としても活躍する戌井昭人による同名小説。撮影現場のエピソードがバラエティー豊かに描かれ、いずれも味があって楽しい。実際に脇役として多数の作品に出演し、大の酒好きという安田顕がはまり役を得て、自然体に見せつつペーソスをにじませる演技力をいかんなく発揮。山崎努、新井浩文、染谷将太がそれぞれ個性的な監督に扮し、亀岡とのユーモラスなやり取りで大いに笑わせる。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』を思わせる、演技の世界と現実との継ぎ目ない往来も刺激的。映画を作ること、演じること、そして生きることの楽しさ、面白さが詰まった快作だ。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋』作品情報 <http://eiga.com/movie/82365/> 『俳優 亀岡拓次』作品情報 <http://eiga.com/movie/82489/>(C)2016『俳優 亀岡拓次』製作委員会
押尾学の音楽活動再開で“お塩様”発言に再注目「カート・コバーンの生まれ変わり」!?
元俳優の押尾学の音楽活動再開が話題だ。自身が率いるバンド「LIV」名義でライブイベントに出演。多くの女性ファンの黄色い声援で迎えられた。 押尾学は2009年8月に、借りていたマンションで合成麻薬であるMDMAを服用し、一緒にいたホステスが死亡する、いわゆる押尾学事件が発生し逮捕起訴される。これを受け、結婚相手であった女優の矢田亜希子とは離婚した。 麻薬使用に関しては執行猶予付きの判決が下されるも、ホステスの死亡に関しては保護責任者遺棄罪に問われ、懲役2年6月の実刑判決を受けている。12年2月に最高裁で実刑が確定し収監。14年12月に仮釈放となり出所している。週刊誌などの報道などによれば、支援者の元に身を寄せ、芸能界への復帰の意思はないとされた。だが、ここへ来てのライブ活動再開は前言撤回といったところか。 「押尾学は所属事務所は研音を経て、逮捕時はエイベックス・エンターテイメントでした。CDはベストアルバムを含む5枚の作品をリリースしており“俳優の片手間バンド”といった感じではありませんね。ただいずれも商業的なヒットにはつながっていません」(芸能関係者) 実際、押尾学の音楽活動に関する数々の“ビッグマウス発言”は話題となり、ネットでは名言がまとめられ“お塩様”という呼称が誕生したほどだ。名言は音楽ネタに限らず、芸能界、女、ライフスタイルなど多方面に及ぶ。ただ、ほとんどがネット上の創作と言われている。 「“俺はカート・コバーンの生まれ変わり”であるとか“俺が奏でるのはギターと女”やら“ヒーロー不在の時代だから、俺への負担も自然とでかくなる”といった言葉が取り沙汰されましたね。ただ、言葉のインパクトが先行し、肝心の音楽性が語られなかったのはちょっと残念ですね」(同) 押尾学は幼少期に8年間アメリカで過ごしており、ニルヴァーナやガンズ・アンド・ローゼスといった西海岸の音楽からの多大な影響を公言している。だが、音楽ジャーナリズムは押尾学の音楽性については絶賛も酷評もなく、黙殺というのが現状である。裸一貫の出直しでもあるのだろうし、今回の復活を機に、押尾学が奏でる“ロックンロール”に向き合ってみてはいかがだろうか。 (文=平田宏利)
バイブ収集家視点で考える、「モテない女」がいますぐやめたほうがいいこと
性についてのあれこれを書いていると、恋愛についての言及を求められることがあります。モテテク指南とか、ベッドのうえで男心をつかむ方法とか。それについてはまったくの門外漢であることをお伝えしながら、いつも「なぜ私に?」と首をひねります。おそらく、「恋愛の延長線上にセックスがある」「セックスは恋愛を構成するひとつの要素」との考えに基づいての依頼なのだろうと推測していますが、恋愛とセックスは別ものだと考えているので、なぜ一緒くたにされるのか正直よくわからない……。
恋愛しなくてもセックスはできるし、セックスがない恋愛もまた成り立ちます。とはいえ、これは恋愛におけるセックスを否定するものではなく、恋愛関係にある相手とのセックスは基本、安全で安心感があるため快感が増幅しやすいし、普段から心を通わせ合っているだけに、コミュニケーション面もスムーズに行くはずです。が、セックスの目的を〈心身の満足感〉とするなら、恋愛がそれをなんら保証するものではないことは、多くの人が身を持ってご存知でしょう。
〈心身の満足感〉は自分ひとりでも得られますしね! 一介のバイブコレクターである私は当初、「私がセックスについて語るなんて、いやいやいや……」と、セックスとオナニーのあいだに明確な線を引いていました。バイブレーターを集めはじめたころは彼氏(当時の)にも内緒にしていたので、よりそういう気持ちが強くなったのかもしれません。
◎モテはどうでもいいけれど
アダルトグッズ業界的にも、バイブ=男が買って女性にオラオラ感覚で使うもの、または、女性がひとりで使うものという見方がほとんどでした。カップル双方の感度を高めるためのコミュニケーションツールとして作られた国産グッズはゼロに等しい状態で、欧米製のグッズを取り扱っているショップもまだ僅かでした。「カップルで一緒に使う」発想は、欧米製のグッズやローションとともに輸入されたものなのです。そうしたものに触れるうちに、私のなかでもセックスとオナニーの境界線が薄れていき、なんなら分けて考える必要もないと気づくに至ったのです。
同じように恋愛とセックスやオナニーも分ける必要がない……と考えてみたのですが、やはり無理がありました。そうしたお話でいうところの恋愛は、特定の誰かと肉体も交わしながら深い関係性を築くことではなく、「誰か相手がほしい」「いろんな人からモテたい」「そのなかのひとりを選びたい、選ばれたい」というもので、そんなのどーでもいーーーー!!! としか思えません。ゆえに、同じく、どーでもいーーーー!!! という編集方針のmessyはたいへん居心地がよいのです。その手の女性は「モテた!」と思った瞬間に、ぶわぁっとドーパミンが出るのでしょう。それは性的快感に勝るとも劣らないものかもしれませんが、だったら私はセックスやオナニーのほうがよほど手っ取り早いです。
ただ、そんな私でも「これだけはモテない」と断じたくなる事案が周囲で頻発しています。いえ、ずっと以前から当たり前のようにあった事案なのですが、いちいち引っかかっていてもしょうがないと気持ちをあえて鈍感にしてスルーしていたものが、最近、見過ごせなくなってきたのです。それは「プチ差別」発言をする人です。
たとえばルックス。何らかの場で出会った人に対して、顔立ち、体型、頭髪の量に対してあからさまな誹謗を口にする女性。人には好みがあるので「受け付けない」というのはわかりますが、それに乗じてその人の人格まで貶めるような発言となると聞き捨てなりません。ルッキズム(容貌、見た目による差別、または他者を差別する段階にまで至った外見至上主義)に片足を突っ込んでいるのを感じるからです。同じように、合コンで相手の居住地を聞いて田舎だと馬鹿にする人、相手の親の職業を謗る人、なかには「あの人、親が体外受精で生まれた子らしいよ」と顔をしかめる人もいて心から驚きました。それがその人の人格となんの関係があると……?
その人がどんな方法でも変えようがないことでもって、人格を貶めたり否定したり排除することが差別だと私は考えています。人種や国籍、性別といったものだとすぐに「あ、これは差別だ」となるのでしょうが、上に挙げたようなこともやっぱりプチ差別。住む場所だって、自由に決められるようでそうではない最たるものですし、いま話をしている相手も同じく体外受精で生まれた子だったら、もしくは不妊治療中だったらという想像力の働かなさにもがっかりします。
◎モテ以前の問題
小さな差別をする人は必ず大きな差別もすると断言はできないにしても、ちょっとした恋愛トークのなか差別意識がボロボロこぼれてくる人はそれだけで残念です。「男性の前でそんなこといわないよ~」と反論されたこともありますが、本人が思う以上に漏れ出ているはず。モテ以前の問題だわ、と思うと同時に、個人的にお付き合いするのもキツイので、ひと言いった後、距離を置くようにしています。
一介のバイブコレクターがこんなことをいうのはおかしいと思われるかもしれません。狭い半径で生きる、人生経験の浅い私が私見をこうして書き連ねることへのお叱りもきっとあるでしょう。ただ、セックスやオナニーについて常に考え、発信していると思わぬ差別(女性としての差別、性を語るオンナに対する差別)に出会うことがあり、以前よりそうした意識に敏感になったという実感があります。そんなわけで最近は「バイブフォビア」だの「プチ差別」だのといっているわけですが、自分がそうならないと気づかないのも、そもそも愚かな話ですよね。それでも気づけたことにより、これまで喉に刺さった小骨にようにイライラの原因となっていたものが、すっきりできたのは、ひとえにバイブのおかげです。キワモノだとみなされがちですがバイブ視点で世間を見るのも、悪くないですよ。
■桃子/オトナのオモチャ約200種を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。
「アメリカを動かす女」オプラ・ウィンフリー、たった1ツイートで14億円を稼ぎ出す!
<p> 「アメリカを動かす力を持つ女」と呼ばれる、テレビ司会者/実業家のオプラ・ウィンフリー。彼女を有名にさせた『オプラ・ウィンフリー・ショー』は1986~2011年まで放送され、番組終了後は、念願だった自身のチャンネル「OWN」を開局。活動の場を、地上派からケーブルテレビへと移行した。相変わらず根強い人気を誇っているが、以前と比べて露出が減っているため、「女帝といえど、力が衰えてきたのではないか」とささやかれるようになっていた。<br /> </p>
ドトウの展開に今期イチの緊迫感! 『ナオミとカナコ』殺人計画開始で物語が動く
28日放送『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)は第3話。大体連ドラは3話くらいで物語が本格的に動き出すものですが、このドラマもそれは然り。いよいよ直美(広末涼子)の「殺人計画」が動き出します。 夫・達郎(佐藤隆太)の度重なるDVで心身ともに崩壊寸前の加奈子(内田有紀)の姿に、ついに達郎を殺す決意をした直美。後日、加奈子とともに喫茶店に訪れた直美は、「殺人計画」の全容を明らかにします。 用意された「ピース」は3つ。1つ目は、達郎を殺すこと(これは大前提か)。2つ目は直美の顧客で、在日中国人の李朱美(高畑淳子)のもとで働いていた、不法入国者の林竜輝(佐藤隆太/2役)。彼は達郎にそっくりな容姿を持った中国人なのです。達郎を殺した後、林に達郎のパスポートを持たせ、故郷である中国に帰らせます。達郎の死体さえ処分して見つからなければ、出国の記録で彼が中国に“失踪”したことに見せかけられるということに……。 そして3つ目が、達郎が中国に失踪する“動機”なんですが、直美の大口顧客で未亡人の斎藤順子(富司純子)を利用すること。順子は高齢の一人暮らしで認知症を患っており、銀行口座の管理を直美に任せています。直美はネットバンク開設を目的に、銀行員である達郎を順子に近づけようとしていました。達郎を殺した後、順子の口座から達郎が多額の金を横領したと見せかけ、それを海外逃亡の動機にすれば不自然ではない、となります。これが直美の「殺人計画」ではあるんですが、まあ正直そう上手くはいかんよなって思いますけど、もっともらしくは聞こえます。 故郷に帰れて、横領した金の一部が得られて病の母を救え、加奈子も幸せになるのなら……なりすましを依頼された林は、彼女らに協力することとします(この時点では2人が殺人をすることには気づいていない?)。優しい人物のようなので、殺人を知ったら断りそうな気も……。 その後、直美は達郎を順子に合わせ、ネットバンク口座開設の話し合いをするのですが、同じ質問を繰り返す順子に、達郎の表情が一変。直美はなんとかごまかしましたが、疑り深い達郎だけに、これは認知症であることがバレたな……と視聴者のみなさんは思ったのではないでしょうか。わずかなほころび1つ目、ってところでしょうか。 そして加奈子は、林が日本を経つ際の服装として、達郎のスーツを林の家に持っていきます。スーツを着た林は達郎にやはりクリソツ。2人で話をする中で、故郷に戻りたい林の「普通ニナル、大変デスネ」の言葉に加奈子の心は揺れます。非常に情感豊かなシーンで、何となくトレンディー臭もしてきたんですが、もしかしてこの2人、そのうちデキちゃうんじゃ……。 そして、直美と加奈子は殺した達郎を埋める場所の実地調査に、車(李朱美に借りた)で富士の樹海へ……。途中では道の駅に寄ったり加奈子が作った弁当を食べたりと単なる旅行な感じだったんですが、やはり目的が目的だけに、切ない感じになっておりました。しかし、絶好の「埋めポイント」を見つけて事前に穴を掘る中で、加奈子も自分の望む生活を取り戻すため、達郎を殺す意志を固めるのでした。2人の意志が合致し、これで完全犯罪に近づいたぞ……。 しかし、東京では李朱美の会社に不法入国者の捜査で警察が訪れ、中華料理店で働く林にも警察が近づいて……。車は借りてるし、林は計画の重要なピースだし、ラストにほころびが出まくりそうな時点で、今回は終了。 広末さんと内田さんの演技も安定していますが、高畑さんの中国人顔負けの中国人ぶりに認知症の富司さん、DV男と優しい中国人2役の佐藤隆太さんの演技が、それを上回るいい感じです。 なんともドトウの展開で面食らってしまいましたが、ここへきて視聴者をグイグイ引き込んでくる内容になっています。来週はいよいよ殺人の実行。今期ドラマ一番の緊迫感が最高な『ナオミとカナコ』、次回も非常に楽しみです。 (文=どらまっ子KYOちゃん)『ナオミとカナコ』公式サイト(フジテレビ)
「息子は私の味方に決まってる!」と高笑いの姑&夫にブチ切れ!! このクズ自営業一家!
【作品名】「理不尽な生き物」(後編) 【作者】叶沙夜子『ご近所の悪いうわさ』
【作品紹介】自営業の夫の実家。傍若無人な姑に朝から晩まで奴隷のように働かされ、ある朝倒れてしまった。姑から「サボることばかり考えるな」と足蹴りされ、病院に運び込まれたけれど……。
【サイゾーウーマンリコメンド】序盤は胸糞悪いエピソードですね~。泉ピン子と赤木春恵の修羅場(『渡鬼』)でもこれほどの展開は見たことがありません。しかし、後半で角野卓造こと夫が立ち上がりスカッとしますんで、がんばって読み進めてください!





