ゲス川谷の妻だけじゃない! ベッキー不倫騒動の“トバッチリ”を受けた人々と「人気アプリ」

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 いまだ熱が冷めやらないタレントのベッキーとロックバンド・ゲスの極み乙女。の川谷絵音の不倫報道。第一報からそろそろ3週間が経つ中で、序盤は不倫行為をした2人に対するバッシングに終始した世間だったが、いよいよ本格的な“実害”が表出してきた印象である。  影響の大きさでいえば、ベッキーが各方面に与えた影響は計り知れない。彼女がCM出演する大手コンビニチェーン「ローソン」が、14日に広告代理店を通して契約解除を申し入れていたことが22日、分かった。すでに来月以降に放送予定のCMは一社もない。現在のテレビ出演も4月改編で続々と切られていくことは間違いないだろう。  さらに、不倫報道直後の謝罪会見では「友人関係」を強調したベッキーだったが、その後「週刊文春」(文藝春秋)がさらなるスクープを掲載。不倫報道後も「これで堂々とできる」というやり取りを川谷としていたことで「ウソ」がバレた形にもなった。この事実は、川谷の妻が慰謝料を請求した際に大きな武器となり、請求される慰謝料が多額になる可能性も大きいということだ。  今回の報道直後、不倫の被害者は川谷の妻という印象だけだった。確かに当事者の一人としてそれは当然なのだが、ここ最近は“別の領域”にも世間の矛先が向いているという。 「ベッキーをCMに起用したスポンサー企業です。はっきりいってスポンサー側には何の落ち度もないんですが、テレビにベッキーが出るたびに不快感をもよおす人々が続出しているようで、『よくもあんな女を起用したな』と苦情もよく来るのだとか。中にはその企業の株主として苦言を呈す人も……。不倫だけならまだしも、その後反省がないようなLINEまで流出してしまったのはベッキーと川谷のワキの甘さとしか言い様がありません。本人たちも、まさかここまで大きな出来事になるとは思っていなかったのでしょう」(記者)  バラエティにCMにと万遍なく出演していたベッキーだからこその大きな影響とのこと。そして、ベッキーとかつて契約関係にあったある企業は、今後の“経営方針”も左右されかねないダメージを負ったという話も……。 「文面が流出したLINEの運営会社ですね。ベッキーはLINEの最初のテレビCMに出演していました。LINEの最高マーケティング責任者である舛田淳氏は、『感謝し続けても砂をかけるようなことはしない』という言葉をSNSで発表しましたが、今回の不倫報道で『LINE流出の怖さ』を世間に植え付けさせてしまったのは事実。運営元であるLINE株式会社は今春に上場も視野に入れていたという報道がありますが、大なり小なり影響がありそうな話ではあります。川谷のLINE流出は、スマホのパスワードやロックの解除方法を知る“身内”というのが有力。LINEのセキュリティ対策も進歩して、ロックを厳重にさえすれば危険性はさほどないんですけどね」(同)  ベッキーの騒動によって、人気コミュニケーションツールにまで不信感が及んでしまった。果たしてどこまで影響が蔓延してしまうのだろうか。

払戻総額8,000万円以上! 競馬大好き芸能人たちのブッ飛んだ払い戻し額

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うまズキッ!公式サイト(フジテレビ)
 AKB48の「こじはる」こと小嶋陽菜が、17日に行われた第55回京成杯で飛び出した3連単「7万8,050円」の万馬券を的中させたとTwitterで報告。AKBファンだけでなく競馬ファンからも注目を集めた。  この日は小嶋陽菜だけでなく、関西の競馬番組である『競馬BEAT』(関西テレビ)に出演している芸人の川島明(麒麟)、シャンプーハットも同じ京成杯の万馬券を的中させており、東西の競馬番組に出演するタレントが万馬券を的中させたということになる。  以前と異なりTwitterやブログが広まったことで、今や芸能人や著名人の馬券実績が身近に報じられるようになり、日常的にこういったニュースを聞く機会が増えた。しかし調べてみると、彼らの的中はほんの序の口。過去には数万円どころか数百万円、数千万円といった大金を馬券で手にした著名人も多い。そこで公になっている著名人の馬券払戻ランキングを作成してみた。 1位 じゃい(インスタントジョンソン) 払戻額=4,432万9,120円。2014年1月12日のWIN5(的中票数11票)を的中。 2位 じゃい(インスタントジョンソン) 払戻額=3,775万2,700円。2012年12月24日のWIN5(的中票数18票)を的中。 3位 藤田晋(サイバーエージェント社長) 払戻額=1,474万5,000円。2008年の有馬記念の馬連2万9,490円を5万円購入で的中。 4位 小籔千豊 払戻額=872万5,390円。2014年5月25日のWIN5(的中票数58票)を的中。ただし4人での共同購入。 5位 德光和夫 払戻額=約800万円。1997年2月17日の船橋競馬で馬連約2,000倍を的中。 6位 田中裕二(爆笑問題) 払戻額=797万8,000円。2007年皐月賞にて馬連9万4,630円を5,000円分、三連単162万3,250円を200円分的中。 7位 てつじ(シャンプーハット) 払戻額=700万2,920円。2008年桜花賞で三連単700万2,920円を的中。 8位 矢部美穂 払戻額=562万6,850円。2013年3月17日のWIN5(的中票数115票)を的中。ただし3名での共同購入。 9位 吉村崇(平成ノブシコブシ) 払戻額=549万5,000円。2013年東京優駿(日本ダービー)で三連単5万4,950円を的中。 10位 スギちゃん 払戻額=334万9,000円。2008年有馬記念で馬単3万3,490円を1万円分的中。 1~2位独占のじゃいは、2回合わせて8,000万円を超えるケタ外れの払戻しを得ており、この実績が評価され、じゃいの予想理論が書籍になったほど。 このランキングを見ると、上位9名(じゃいは2度)のうち6名が芸人というのが目立つ。今や競馬はお笑い芸人にとって自分たちをアピールする絶好の舞台。競馬の知識や経験を活かして番組のMCをやるなど、まさに趣味が仕事になっているようだ。 競馬はJRAと地方競馬を合わせれば365日、日本全国どこかで行われている。そしてすべてのレースの馬券がインターネットを通じて購入できる。もしかしたら、今日もどこかで誰かがビッグな払戻を手にしているかもしれない。

“フィギュア女王”キム・ヨナに出馬オファーも、撃沈! 原因はやっぱり「パク・クネ嫌い」!?

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 パク・クネ大統領を支持する“親パク派”議員がフィギュアスケートのキム・ヨナに接触し、「政界へと勧誘した」という報道が話題になっている。パク大統領の支持率が下げ止まりする中で、親パク派が奇策に走ろうともがいている様相だ。  韓国大手メディア、中央日報は1月25日、“非パク派”議員のコメントとして、「(親パク派の)院内代表がキム・ヨナに政治をする気があるかどうか打診したのだが、失敗した」と報道。このコメントの真偽は定かではないが、多くのメディアが「(与党)セヌリ党内において、親パク派と非パク派の内紛が爆発寸前」と分析した。    これを受け、ネット民たちは「この報道が事実なら、セヌリ党はまともな判断ができていない」「フィギュア女王をスカウトなんかして……」などなど、セヌリ党を非難するコメントをネット上に多数書き込んだ。    韓国におけるキム・ヨナは、今でも絶対的な存在だ。    2018年に韓国・平昌で行われる冬季オリンピックでは広報大使を務めており、1月18日から公開されている宣伝動画では、スケーティングする姿を披露して話題に。また、最近行われた若者5万5,000人を対象にしたアンケート「会ってみたい英雄11人」でも、各界の著名人を押しのけて堂々ランクインした。昨年12月17日に国会議員会館で開かれた「2015国家ブランド大賞」授賞式では、大賞を受賞している。  好感度が高く、老若男女に支持されるキム・ヨナを自分の党に引き入れることができれば、パク大統領の下げ止まりした支持率にも回復の兆しが見えるかも……と考える発想は理解できなくはない。日本では、10年の参議院選挙に柔道の谷亮子が民主党から出馬した事例があるが、それと同じようなことだろう。  キム・ヨナがスカウトを断った理由として、政界に興味がなかったとも考えられるが、そもそも彼女はパク大統領を嫌っているという話もある。  それは、昨年8月15日にソウル・ワールドスタジアムで行われた「光復(独立)70周年記念行事」を見れば推し量ることができよう。同行事のフィナーレでは「我らの願いは統一」という歌を大合唱しており、パク大統領とキム・ヨナもステージに登場。パク大統領のすぐ右側にキム・ヨナは立っていたのだが、ほほえんで話しかけようとしている大統領をキム・ヨナは知らんぷり。さらに、手をつなごうとしたパク大統領の手を握り返すこともなく、終始ぎこちない様子を見せたのだ。テレビ局、チャンネルAなどは「キム・ヨナはなぜ、パク大統領によそよそしかったのか」という特集まで組んだほど(参照記事)。  野党はもちろん、与党内でも非パク派の反対を受けて苦しい状況が続くパク大統領。報道された通り、もしキム・ヨナのスカウトにも失敗していたとしたら、いよいよ八方ふさがりなのは間違いないだろう。キム・ヨナにしてみれば、迷惑極まりない話だが。

ジャニーズ御用達マスコミ「女性セブン」が、工藤静香と飯島氏の“因縁”を報じる意味

<p> 「裁判所を訴える」「見てろよ!このままじゃ終わらないぞ」</p> <p> 舞台稽古に出なかったことがきっかけとなった土屋アンナと甲斐智陽の訴訟合戦だが、アンナの全面勝訴との判決が。それに不満な甲斐はマスコミの前で吠える吠える。なぜこんな人物をメディアは喜んで登場させるのか。今回の事件で最も不可解で不快なことだった。</p>

ビッチいわく「童貞と非童貞のセックスに、そこまで違いはない」

◎童貞の彼がキス以上のことをしてくれない。今後関係を進めていくにはどうすればいい?

<すこさん>21歳/独身女性

 私は最近同じ大学で同じゼミ活動をしている同級生と付き合うことになりました。

 しかし、彼は高校生の時に彼女がいたにも関わらず、キスもHもしたことのない童貞くんでした。一方、私は過去に3人とお付き合いしており、3人とも経験がある方でしたので、自分からキスやHへと持ちかけることがありませんでした。

 そして、今の彼と初めてキスした時に「慣れてる!」と言われてしまい、少しショックでした。「引かれたかな?」とも思いつつ、その後の彼を見ていると、キスしていちゃいちゃするのは好きみたいで安心した部分もありました。

 しかし、キスして抱き合ったり……まではいいのですが、それ以上は進みません。服は着たままで、胸や下半身を触ってくることもありません。「先に進みたいな」と思ってしまう私ですが、「自分からアクションを起こすと引かれるんじゃないか」とか「男としてのプライドもあるだろうし」など、さまざまな葛藤が私の中で繰り広げられています。

 やはり気長に彼からのアプローチを待ったほうが良いのでしょうか? 童貞くんとは、どのようにすれば上手く付き合い続けられるのでしょうか? どうかよろしくお願いします。

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 童貞の彼との初セックスについてですね。すこさんに「彼とキス以上のことがしたい」という気持ちがあるのならば、それを素直に伝えてみるのはいかがでしょうか。その気持ちに対する彼の考え方を聞くことで、その後どうすればいいかが明確になります。

 もしかしたら彼はすこさんとの初セックスに向けていろいろと計画を練っている最中かもしれませんし、もしくはしたい気持ちはあってもどうすればいいのかわからず悶々としているかも。前者ならすこさんは楽しみにしておけばいいでしょうし、後者なら自ら率先してお泊まりの計画などを立てるのもいいと思います。彼と話をしていく中で、実はキス以上のスキンシップにはさほど興味を持っていないことがわかったり、消極的な場合もあるかもしれませんが……。いずれにせよ、彼の考えを聞いてみて損はありません。

 それと、彼が童貞であることはそんなに気にしなくていいと思います。それよりも彼がセックスに関して、またそれだけでなく金銭面や家族との関わりなど、人生の諸々についてどんな価値観を持っているのか、そしてそれはすこさんと合うものなのかどうかが、この先も順調にお付き合いできるかのカギになると思います。

 というのも、私はこのところめっきり童貞との縁がないのですが、過去の記憶を辿って考えると、童貞と非童貞のセックスってそこまで大差はないような気がするのです。

 そりゃ、童貞にとっては人生初・第一回目のセックスですから、多少のぎこちなさや緊張なんかはあると思いますが、事前にAVなどで勉強している確率が高いため(AVをそのままお手本にされるのもそれはそれで困るのですが)、こちらが終始手取り足取りでリードしなければいけないということもありませんし、「手マンの力加減が強すぎて痛い」「1分足らずでイッてしまう」なんてことは非童貞でもバンバンやらかします。なので、童貞のセックスが非童貞のそれと比べてものすごく劣っているかというと、そうでもないと思います。

 もちろん非童貞の中にはテクニシャンもいますが、それは元からセックスのポテンシャルが高い人であったり、研究と実践を重ねた努力家だったりと、ごく一部な存在ではないでしょうか。これは非童貞に対する批判ではなくて、童貞をそこまで特別視する必要はないと言いたいだけです。

 ただ、好きな彼の初体験の相手になれるってすごく嬉しいことではないですか? 逆に「いままで童貞でいてくれてありがとう!」という気持ちになりません? もしすこさんがそう感じていて、無事に彼との初体験を済ませた際には、ぜひ彼にそう伝えてください。ベッキーさんではありませんが、ポジティブな言葉を相手に伝えるってすごく大切だし、2人の信頼関係を強めることにもつながります。すこさんと彼がこれからも仲良く過ごせることを願っています☆

■Lollipop-Rumiko/通称ロリルミ。中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。

アカデミー賞作品の反証ドキュメンタリーが公開! “反捕鯨”に潜む禁忌『ビハインド・ザ・コーヴ』

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『ザ・コーヴ』の舞台となった和歌山県太地町。一本の映画の影響で、のどかな海辺の町はイルカ漁の町として世界的に知られるようになった。
 米映画界の華やかな祭典・アカデミー賞の季節が近づいてきたが、2010年にアカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞した『ザ・コーヴ』(09)を覚えているだろうか? 古式捕鯨発祥の地として知られる和歌山県太地町で行なわれているイルカの追い込み漁の様子を米国人のルイ・シホヨス監督ら撮影クルーが隠し撮りしたものだが、日本での公開時には「反日を目的としたプロパガンダ映画だ」と上映を予定していた映画館に抗議の電話が殺到し、上映中止に追い込まれる騒ぎが起きた。あの騒動から6年、ひとりの日本人女性がまったくの独力と自己資金で『ザ・コーヴ』の反証映画を完成させた。その作品名は『ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る』。モントリオール世界映画祭には選ばれたが、日本国内の映画祭からは出品を断られたという気になる作品内容と、本作で監督デビューを果たした八木景子監督のコメントを届けよう。
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昭和世代には懐かしい、クジラの竜田揚げが入った学校給食。鯨肉は戦後の食料不足を解消する重要なタンパク源だった。
 八木監督がハンディカメラを手に単独で取材を始めたきっかけは、2014年3月に国際司法裁判所が南極海での日本の調査捕鯨を「商業捕鯨の隠れ蓑」だと再考を言い渡したことだった。捕獲されたクジラの肉が市場で売られていることが問題視されたわけだが、この裁判結果に八木監督は驚いた。「子どもの頃から給食でよく食べていたクジラの竜田揚げが食べられなくなる」と。好物が食べられなくなるかもしれないという危機感から、八木監督は反捕鯨活動の実情を調べ始める。反捕鯨運動の急先鋒を務める活動団体シーシェパードは、「お金が集めやすい」という理由からクジラ漁に反対していること、『ザ・コーヴ』が告発したイルカ肉に含まれている水銀の含有量はデータとしていい加減だったことが分かる。シーシェパードが日本の調査捕鯨船へ嫌がらせを繰り返す様子は『ホエール・ウォーズ』としてテレビ放映され、エミー賞にノミネートされた。イルカ漁を隠し撮りする過程をサスペンス映画のような演出で見せた『ザ・コーヴ』は、米国の食品産業界の危険性に警鐘を鳴らした『フード・インク』(08)を押しのけて見事にアカデミー賞に輝いた。米国の権威あるアカデミー賞やエミー賞の作品選考の杜撰さを明るみにしていく。
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太地町では、海外から集まった活動家やボランティアスタッフが漁師たちの行動を監視していた。みんな、黒い衣服で統一している。
 太地町に八木監督は4カ月間にわたって滞在し、『ザ・コーヴ』の公開によって町がどんな状況に陥ったかを伝える。イルカ漁が始まる9月になると、町には外国人がいっきに増える。観光客ではなく、シーシェパードをはじめとする反捕鯨・反イルカ漁の活動家たち、イルカ漁の様子を取材にきた様々なメディア、さらに『ザ・コーヴ』を観て「イルカたちを救いたい」と純粋な気持ちから自費で訪れてきたボランティアの外国人も少なくない。それまで穏やかだった海辺の町に緊張感が走る。その様子を映していた八木監督の顔に向かってカメラを押し付けてくる外国人もいる。『ザ・コーヴ』の公開直後には太地町の漁師たちが同じような目に遭った。漁師たちをカメラで執拗に追い続け、惨めな気持ちにさせることを目的とした行為だ。シーシェパードのリーダーの「撮影されたくないなら、別の仕事を探せばいい」という問題発言も八木監督のカメラは収めている。『ザ・コーヴ』が公開されたことで、太地町は活動家やメディアにとって格好の標的となり、町の人たちは外国人やカメラに対して不信感を持つようになった。一本の映画が与えた影響力をまざまざと見せつけられる。 八木「ひとりで取材し、編集、公開に至るまでは苦労の連続でした。でも、撮影クルーを連れずに女性ひとりだったので、シーシェパード側も警戒心を持たずに取材に応えてくれたように思います。太地町滞在時に『ザ・コーヴ』の主人公だったリック・オバリ氏を取材することもでき、またスカイプでルイ・シホヨス監督をインタビューすることもできた。最初は短編映像としてネット上にアップできればいいかなくらいの考えだったんですが、反捕鯨運動のキーパーソンになる人物たちから次々と重大コメントを聞き出すことができたので、これは映画にして多くの人に観てもらおうと決めたんです。正直にいうと太地町の漁師の方たちのほうがカメラに対してアレルギー反応があり、反捕鯨家たちよりも取材するのが困難でした。そこは粘り強く、毎日通い続けることで聞き出しました。『お金目的でカメラ回しているんだろう』なんて言葉も投げ掛けられもしました。貯金は全部使い果たしたんですけどね(苦笑)。でも、イルカ漁が行なわれていないときの太地町は本当に明るくて穏やかな町。誰から頼まれたわけじゃないんですけど、明るい町に戻したいなという一心で取材を続けたんです」
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本作でデビューした八木景子監督。「配給や宣伝まで個人でやったのがよかったと思う。企業だったら抗議メールが殺到してたんじゃないでしょうか」。
 伝統のクジラ漁に誇りを持つ太地町の元捕鯨師たちと時間を掛けて交流を結ぶようになった八木監督は、米国の首都ワシントンへと飛ぶことになる。捕鯨と反捕鯨の歴史を調べていくうちに、クジラをめぐって日本と米国は様々な因縁で結ばれていることが分かった。中でも極めつけとなっているのが、反捕鯨運動のきっかけとなった1972年のストックホルム国連人間環境会議だ。この国際会議ではベトナム戦争で米軍が使用している「枯れ葉剤」が環境に及ぼす悪影響について討議されるはずだったが、米国政府が圧力を掛け、捕鯨問題にすり替えてしまったのだ。米国はベトナム戦争の国際的批判から逃れるために、捕鯨国・日本をスケープゴートに仕立てた──。この事実が記載された公文書が存在することを八木監督はワシントンまで確かめにいく。  本作の終盤は怒濤の展開が待っている。反捕鯨問題の根底には米国人の日本人に対する差別意識がどうしようもなくあることを本作は指摘する。牛肉はOKで、鯨肉はNGというのは、単なる他国の食習慣への偏見、異なる食文化に対する不寛容さの現われに過ぎないと。自国の主義主張を一方的に押し付ける米国のやり方に八木監督は異議を唱える。 八木「決してアメリカバッシングのつもりで撮った映画ではありません。日本人の謙虚さは美徳でもあるわけですが、海外の国々と付き合う上ではその美徳は誤解や弱点にもなってしまうんです。『見ざる・聞かざる・言わざる』は海外でも知られていて、悪いことは言わない、口を挟まないというポジティブな意味で使われています。でも日本では言いたいこと、言わなくちゃいけないことも我慢すればいいみたいな意味になっている。ただ黙っていると標的にされてしまいます。米国人だけでなく、もちろん日本人にも差別意識はある。自分が食べ慣れているものには理解を示すけど、異文化の食べ慣れないものには理解を示そうとしない。理屈では解決できない感情論もそこにはあると思います。歴史や文化が異なることから偏見が生じることや感情論もあることを認識した上で、付き合っていく必要があるんじゃないでしょうか」  ひとりの日本人女性の主張が、これから国内外にどう広まっていくのか注目したい。 (取材・文=長野辰次)
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『ビハインド・ザ・コーヴ 捕鯨問題の謎に迫る』 撮影・編集・監督/八木景子 製作・配給/八木フィルム  1月30日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開 Behind THE COVE(c)2015YAGI Film inc http://behindthecove.com ●やぎ・けいこ 1967年東京都生まれ。ハリウッド系のメジャー映画会社の日本支社に2011年まで勤務。その後、自身の会社「合同会社八木フィルム」を設立。映画の製作経験のない中で『ビハインド・ザ・コーヴ』を撮り上げた。『ビハインド・ザ・コーヴ』は2015年に開催された「第39回モントリオール世界映画祭」に正式出品された他、海外特派員協会や国会議員向けの上映も行なわれ、波紋を呼んでいる。

たけし毒舌、さんま安心、そしてタモリはフィクサーに!? 「BIG3」とSMAP騒動の深い関係

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 SMAPの解散騒動・ベッキーの不倫騒動で幕を開けた2016年の芸能界。年明け早々大スクープの連発でスポーツ紙の社員は休みがなく、嘆いているという情報もあるが、「同業者」である芸能人たちも、この2つのビッグニュースに対してコメントを求められる場面は多い。ベッキーの不倫に対してはそれぞれ擁護・批判など意見が分かれ物議をかもしているが、SMAPに関しては芸能界全体に影響力を持つジャニーズ事務所を恐れているのか、なんとも歯切れが悪くなってしまう印象が否めない部分もある。  こういった芸能界の“慣習”に縛られず意見を言えるのは、SMAPよりも長きにわたり芸能界・テレビを引っ張ってきた「大御所」くらいのものだろう。現状、ビートたけし・明石家さんま・タモリの「BIG3」なら、忌憚のない意見をいえる立場にはあるはず。  一連の騒動を、芸能界を代表する彼らはどのように感じたのか。当然のように彼らはマスコミから意見を求められたわけだが……。  ビートたけしは、SMAPに対してはどちらかといえば厳しい言葉を投げかけている。「東京スポーツ」内で「草なぎ剛なんて、SMAPじゃなかったらドラマの主役を張れるの?」と語ったかと思えば、木村拓哉は役者として、中居は司会として使えるが、他3人は厳しいとストレートに毒を吐いている。その上で、たけしが審査委員長を務める「第16回ビートたけしのエンターテインメント賞」で、特別話題賞にSMAPを選出するあたりが、いかにも彼らしいところ。ちなみにベッキーの件はほぼ語らず。女性スキャンダル・不倫の帝王なだけに、コメントしづらかったのだろうか。  明石家さんまは、SMAPに関しては突っ込んだ考えを示さなかったものの、ラジオで分裂騒動については2カ月ほど前から事情を知っていたことを明かしており、昨年の12月22日に日本テレビで放送された生番組『さんま&SMAP 美女と野獣のクリスマス』(フジテレビ系)で共演した時には「とんでもなくやりにくかった。早く時よ過ぎてくれと思った」と述懐している。そして、その事実を秘密にしておく時間が辛かったと語った。意外と口が固かったようである。ベッキーについては、LINE画像を週刊誌にさらされたことに関し「かわいそう」と表現している。たけしと同じくスキャンダルの多い人物なので同情したのかもしれないが、世間からはバッシングの対象となってしまった。  そしてタモリだが、どちらの出来事に対してもコメントはなし。ベッキーもSMAPの3人(中居正広、草なぎ剛、香取慎吾)とも『笑っていいとも!』(フジテレビ系)で長きにわたり共演した関係にあり、BIG3の中でも最も関係が深い人物。特にSMAPの3人は自宅に招き食事をするほどの仲という情報もある中で、コメントがまったくないのは少々意外だが、そこには深い事情が……。 「ベッキーの件は定かではありませんが、SMAPの独立報道とタモリは大きな関わりがあったとされています。チーフマネジャーだった飯島三智氏が画策した独立が達成された場合、受け入れ先はタモリが所属する田辺エージェンシーになる可能性が高かったんです。昨年の『NHK紅白歌合戦』でタモリが快諾寸前のところで出演を辞退したのも、飯島氏が木村拓哉を無理やりねじ込もうとしていたことを知って配慮したという話。独立に積極的だったとされる中居とタモリの絆は非常に深く、タモリとしてもSMAP独立を応援していたのかもしれませんね。一連の騒動や謝罪に、タモリは何を感じていたのか……」(芸能記者)  どうやらタモリは、BIG3のみならず芸能界全体でもSMAPに最も近い存在だったようだ。  大御所3人も注目のSMAP騒動だが、ベッキーへの反応は一様に薄いのが印象的だった。

「商売人の嫁の自覚が足らない!」自営業の夫家族を手伝ってるのに、姑には怒鳴られ続けて

【作品名】「理不尽な生き物」(前編) 【作者】叶沙夜子『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】舅の急死と店の改装で、突如、店を手伝うことになった私。不慣れな接客の中、姑に怒鳴られ貶され、こき使われる毎日。夫は頼りにならず心も体もぼろぼろになって……。

【サイゾーウーマンリコメンド】自営業の飲食店、姑と同居……その設定だけで、嫁のセリフは泉ピン子、旦那の声は角野卓造、姑は赤木春恵で再生されてしまう、悲しき『渡鬼』脳。本家・幸楽にも引けをとらないいいクソババアに血が沸き立ちますよ~!

【読者アンケート】SMAPはどうすべきだったのか

 生放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)での謝罪から1週間がたち、飯島三智マネジャーのジャニーズ事務所退社に端を発した、SMAP解散報道もだいぶ落ち着きが見られるようになりました。いまだ情報が錯そうしている面もありますが、関西テレビの福井澄郎社長は10月以降も同番組を継続する意向を示し、懸念されていた「メンバーへのペナルティー」はなくなったという報道も。それが事実であれば、騒動前と変わらぬメディア露出は期待できそうですが、メンバー間の確執は尾を引いているというウワサが飛び交い、「解散すべきだったのでは」という意見も。

 そこで今回は、騒動が落ち着き始めた今だからこそ、「SMAPはどうすべきだったのか」を考えてみたいと思います。さまざまな有識者や文化人が今回の騒動について、組織論や個人の権利といった面から論じていましたが、芸能界に多大な影響力を持つジャニーズ事務所に所属するメリット・デメリットをよく知っているのはジャニーズファン。SMAPはどの選択をすべきだったのか、理由を添えて投票ください。

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ダメな奴らは、かわいらしい――NHK×松尾スズキ『ちかえもん』という虚実皮膜の痛快娯楽劇

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NHK木曜時代劇『ちかえもん』
「どうも、近松門左衛門です。浄瑠璃作家として教科書に載っている、あの近松門左衛門です。大河ドラマでもナレーションさせてもらったことがある、あの近松です!」  そんなモノローグが挿入される時代劇が『ちかえもん』(NHK)だ。  NHKの時代劇? 堅そう。近松門左衛門? よく知らない。  そんな先入観で見ることをためらってしまうのは、心底もったいないドラマだ。  いま一番元気で自由なドラマ枠は何かと言われれば、僕は迷わずNHKの木曜時代劇だと答えるだろう。民放でほとんど時代劇の新作が作られない中で、それを逆手に取るように、この枠はコンスタントに質の高い作品を放送している。質が高いだけではない。とても挑戦的かつ、娯楽性の高い作品が多いのだ。  冒頭に引用したモノローグだけでも、この『ちかえもん』の特異性がわかるだろう。  本作は、近松門左衛門が人形浄瑠璃の傑作『曾根崎心中』を完成させるまでを描いたドラマだ。だが、近松が「芸の真実は、虚構と現実との微妙なはざまにある」と、「虚実皮膜」こそがフィクションの醍醐味だと説いたように、このドラマもまた、虚実皮膜の物語だ。だから近松本人のモノローグなのに、「教科書に載っている」だとか「大河ドラマでもナレーションさせてもらったことがある」などと現代人目線。さらに、「嘆き疲れた 宴の帰り これで浄瑠璃も 終わりかなとつぶやいてえ~♪」と、「大阪で生まれた女」の替え歌まで歌いだしたりもするのだ。  演じているのは、大人計画の主宰で劇作家でもある松尾スズキ。脚本は『ちりとてちん』などの藤本有紀。ドラマ脚本家が劇作家に浄瑠璃作家の思いを託し、悲劇の傑作を描くまでの苦悩を喜劇で描くという複雑な構造になっている。だから「もうちょっと褒めてくれたかてええやろー!」などという、物書きの不安や弱さがリアルかつコミカルに描かれている。  ここで描かれる近松は、プライドが高いのに自信はないという優柔不断な男。武士を辞めて浄瑠璃書きとなるが、誘われると今度は歌舞伎作家になって、ちやほや持ち上げてくれた男がいなくなると、浄瑠璃に戻ったという経歴。だが、スランプに陥って、劇場は不入りが続いている。そんなときに、親不孝を称賛する歌を歌いながら「不孝糖」なる飴を売り歩いている謎の渡世人・万吉(青木崇高)と出会ったことから、物語が始まる。その万吉が一目惚れする遊女が、お初(早見あかり)だ。そして豪商・平野屋の放蕩息子・徳兵衛(小池徹平)との三角関係を、おそらく近松が間近で見て、『曾根崎心中』の着想を得ていくのだろう。  こうした物語自体も、もちろんこのドラマの見どころではあるが、最大の魅力はそのキャラクターだ。特に、松尾スズキ演じる近松門左衛門の異常なかわいらしさだ。あふれ出す、心の声のボヤキ。それに合わせた豊かすぎる表情がものすごい。  例えば、こんなシーン。徳兵衛が遊女たちと遊んでいる最中に万吉が騒ぎを起こしてしまい、台なしにする場面だ。 万吉 「すんまへん」 徳兵衛 「待てえ。そないな謝り方で済む思うてんのか?」 近松 (あ!) 徳兵衛 「私を誰やと思ってるや。平野屋の跡継ぎやぞ」 近松 (そやった! こういう奴やった、このお人は!) 万吉 「へい。それがなんでっしゃろ?」 近松 (そしてこいつはこういう奴やぁ~~!)「すみまへん。こいつ、ちょっと変わりもんでんねん」 徳兵衛 「近松つう、物書きか?」 近松 「へえ」(呼び捨てぇ~? 年長者つかまえて、呼び捨てぇ~?) 徳兵衛 「お前の知り合いか?」 近松 「お前」~? ( )の中は心の声だ。その間中、松尾は表情筋が人の2~3倍になったかのように、形容しがたいほど顔を変形させている。さらに、土下座を要求されると(誰がそないなことするかい! けど、しゃーないや~ん!)(浄瑠璃書けなくなったら困るも~ん!)と、心の中で叫びながら頭を下げようとするのだ。  とにかく、ダメ男っぷりがかわいらしい。せっかく「近松さんは芭蕉さん、西鶴さんに勝るとも劣らん物書きや」と褒められたのに「みんな親しげに名前で呼ぶのに、なんでわしだけ名字で呼ぶんでっか!」と、しょうもないことでキレてしまう近松は、なかなか名前を覚えることができない万吉に「ちかえもん」と呼ばれたことに怒るどころか、「かわいらしいやん」と、まさかのご満悦。かわいらしいは、正義なのだ。 『ちかえもん』は、“ええ年”をしたダメな男たちが虚実皮膜の世界の中でダメなまま懸命に生きる物語だ。おそらく近松は、優柔不断で意地っ張りで弱いままだろう。それは「親孝行ブーム」の元禄の世に、「不孝糖売り」なる怪しげな商売を喜々とやっている万吉の姿が示唆している。ダメだっていいのだ。『ちかえもん』は、ダメな奴らを「かわいらしい」と肯定する。  果たして近松は、いかなる“気づき”を得て『曾根崎心中』を書き上げるのか、ひとときも見逃せない。てな、陳腐な言い回しはふさわしくないような娯楽傑作なのだ。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから