今週取り上げる最新映画は、一風変わった愛が巻き起こす騒動を描く「大人のおとぎ話」ともいうべき2作品。片や往年のハリウッド恋愛喜劇を想起させるウェルメイドの娯楽作、片や幸福と不幸のはざまを独特のユーモアで描く新感覚の邦画と、対照的な2本でもある(いずれも、12月19日公開)。 『マイ・ファニー・レディ』は、『ペーパームーン』(1974年)の名匠ピーター・ボグダノビッチ監督による群像コメディ。演出家のアーノルド(オーウェン・ウィルソン)は舞台公演を控えたある夜、初対面のコールガール・イジー(イモージェン・プーツ)をデートに連れ出し、今の仕事を辞めることを条件に3万ドルをプレゼントする。女優になる夢を取り戻したイジーが新作舞台のオーディションに行くと、そこにはアーノルドと、彼の妻で主演女優のデルタ(キャスリン・ハーン)がいた。アーノルドの困惑に反し、イジーが役を得たことで、思わぬ騒動が繰り広げられる。 有名ブランドのモデルに抜擢される抜群のスタイル、派手な目鼻立ちの美女なのに天然のファニーな愛らしさも備えるプーツに、イジーは、まさにハマり役。ウィルソンとハーン、セラピスト役のジェニファー・アニストンも、少しずつズレたキャラクターを熱演して笑わせる。往年の名作やスターたちへのオマージュがちりばめられ、カメオ出演の顔ぶれも豪華。私生活では婚約者と死別したボグダノビッチ監督、自殺未遂歴のあるウィルソン、ブラッド・ピットと離婚したアニストンら、どん底からの再起を果たした面々が贈る、愛に満ちた人生賛歌としても味わい深い。 『友だちのパパが好き』(R15+指定)は、CM、演劇など多方面で活躍する山内ケンジ監督の長編第2作となる風変わりなラブコメディー。女子大生の箱崎妙子(岸井ゆきの)は、自分の父親・恭介(吹越満)に対する恋心を親友のマヤ(安藤輪子)から突然告白される。その話を聞き、母のミドリ(石橋けい)は笑い飛ばすが、恭介はうれしさを隠しきれない。しかし、恭介には長年の愛人がいて、そのため夫婦は離婚を決めていた。マヤが恭介へ猛アタックを開始したことで、箱崎家の3人と周囲の人間関係が大きく揺らぎ、崩れ始める。 不倫していながら第3の女性に心ときめかせるダメ男、父親の不実を許せない娘、常識外れのアプローチを仕掛ける人物といった具合に、山内監督のデビュー作『ミツコ感覚』(2011年)と多くの要素が共通する。それでいて、まったく異なるストーリーに仕立て、予想外の展開で観客を驚かせる手腕が見事。女たちの薄幸そうな表情を淡々と描き、そこに生まれる微妙な空気を笑いへ転化するセンスが抜群だ。数々の恋愛エピソードもカリカチュアライズされつつ、どこかしら普遍性を残していて共感を呼ぶ。愛人役の平岩紙、ミドリに言い寄る同僚役の宮崎吐夢という2人の大人計画所属俳優も、いいアクセントになっている。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『マイ・ファニー・レディ』作品情報 <http://eiga.com/movie/81148/> 『友だちのパパが好き』作品情報 <http://eiga.com/movie/83128/>(C)STTN Captial,LLC 2015
日別アーカイブ: 2015年12月18日
一瞬で人生が変わる!? 往年の名作のオマージュが光る、大人のおとぎ話『マイ・ファニー・レディ』
今週取り上げる最新映画は、一風変わった愛が巻き起こす騒動を描く「大人のおとぎ話」ともいうべき2作品。片や往年のハリウッド恋愛喜劇を想起させるウェルメイドの娯楽作、片や幸福と不幸のはざまを独特のユーモアで描く新感覚の邦画と、対照的な2本でもある(いずれも、12月19日公開)。 『マイ・ファニー・レディ』は、『ペーパームーン』(1974年)の名匠ピーター・ボグダノビッチ監督による群像コメディ。演出家のアーノルド(オーウェン・ウィルソン)は舞台公演を控えたある夜、初対面のコールガール・イジー(イモージェン・プーツ)をデートに連れ出し、今の仕事を辞めることを条件に3万ドルをプレゼントする。女優になる夢を取り戻したイジーが新作舞台のオーディションに行くと、そこにはアーノルドと、彼の妻で主演女優のデルタ(キャスリン・ハーン)がいた。アーノルドの困惑に反し、イジーが役を得たことで、思わぬ騒動が繰り広げられる。 有名ブランドのモデルに抜擢される抜群のスタイル、派手な目鼻立ちの美女なのに天然のファニーな愛らしさも備えるプーツに、イジーは、まさにハマり役。ウィルソンとハーン、セラピスト役のジェニファー・アニストンも、少しずつズレたキャラクターを熱演して笑わせる。往年の名作やスターたちへのオマージュがちりばめられ、カメオ出演の顔ぶれも豪華。私生活では婚約者と死別したボグダノビッチ監督、自殺未遂歴のあるウィルソン、ブラッド・ピットと離婚したアニストンら、どん底からの再起を果たした面々が贈る、愛に満ちた人生賛歌としても味わい深い。 『友だちのパパが好き』(R15+指定)は、CM、演劇など多方面で活躍する山内ケンジ監督の長編第2作となる風変わりなラブコメディー。女子大生の箱崎妙子(岸井ゆきの)は、自分の父親・恭介(吹越満)に対する恋心を親友のマヤ(安藤輪子)から突然告白される。その話を聞き、母のミドリ(石橋けい)は笑い飛ばすが、恭介はうれしさを隠しきれない。しかし、恭介には長年の愛人がいて、そのため夫婦は離婚を決めていた。マヤが恭介へ猛アタックを開始したことで、箱崎家の3人と周囲の人間関係が大きく揺らぎ、崩れ始める。 不倫していながら第3の女性に心ときめかせるダメ男、父親の不実を許せない娘、常識外れのアプローチを仕掛ける人物といった具合に、山内監督のデビュー作『ミツコ感覚』(2011年)と多くの要素が共通する。それでいて、まったく異なるストーリーに仕立て、予想外の展開で観客を驚かせる手腕が見事。女たちの薄幸そうな表情を淡々と描き、そこに生まれる微妙な空気を笑いへ転化するセンスが抜群だ。数々の恋愛エピソードもカリカチュアライズされつつ、どこかしら普遍性を残していて共感を呼ぶ。愛人役の平岩紙、ミドリに言い寄る同僚役の宮崎吐夢という2人の大人計画所属俳優も、いいアクセントになっている。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『マイ・ファニー・レディ』作品情報 <http://eiga.com/movie/81148/> 『友だちのパパが好き』作品情報 <http://eiga.com/movie/83128/>(C)STTN Captial,LLC 2015
吉田栄作「100年の恋」が冷めた!? 不倫と離婚を決断させたのは、平子理沙の「サイボーグ劣化」?
もともと“別居生活”だったようだが、吉田栄作と平子理沙夫妻が年内にも離婚することが、18日発売の「FRIDAY」(講談社)の報道で明らかになった。平子の事務所も「春先から離婚の準備を進めている」とコメントしたらしい。 1997年に3年の交際の末に結婚した2人だが、当時、米国で俳優修業中だった吉田の影響で“別居婚”になったことは大きく報じられ、「恋人感覚を忘れない」との理由でその後も別の家で生活していたという。やはり特殊な結婚生活で生涯を共にするのは難しいということだろうか。まあ、2人には子どもがおらず、私生活もなかなかに激しかったようなので、当然の末路のようにも思えるが……。 「平子は、俳優の村井克行との密会が度々報じられており、吉田との自宅から車で5分ほどの距離にある別宅で村井と『同棲中』という話もありました。平子側は不倫を否定していますが、静岡県・熱海の温泉旅館を訪れる様子まで写真掲載されていますし、説得力はないです」(芸能記者) かねてから平子と村井の関係はウワサされていたが、やはりこれが離婚の理由なのだろうか。ずいぶんと長い期間「仮面夫婦」といわれていただけに、18年も結婚生活が続いたのは意外だ。だが、それには明確な理由があるようで……。 「交際時代から、吉田が平子にベタ惚れだったという情報がありましたからね。不倫疑惑が流れようと別居だろうと離婚しなかったのは、吉田の気持ちのせい、という話が濃厚なようです。結婚当初は吉田のほうが芸能界でのポジションは上でしたが、近年は40歳になっても見た目が変わらず“美魔女”といわれる平子のほうがメディアで取り上げられる機会も多くなりました。数年前の平子のチヤホヤされ具合はかなりのものでしたが、誰よりも吉田が彼女のファンだったようですね(笑)」(同) ただ、ここ最近はそんな吉田の気持ちも変わってきたようで……。 「もともと『20代のころとまったく顔が違う』として整形疑惑がよく出ていた平子ですが、最近はとうとう“劣化した”と騒がれ、『整形失敗したような顔』ともネットではいわれる始末。吉田も輝きを失った彼女に未練がなくなったのか、モデルの加賀美セイラとの不倫報道が出ました。なんともタイミングのいい話です」(同) 100年の恋も冷めたということか。平子理沙公式ブログ
吉田栄作「100年の恋」が冷めた!? 不倫と離婚を決断させたのは、平子理沙の「サイボーグ劣化」?
もともと“別居生活”だったようだが、吉田栄作と平子理沙夫妻が年内にも離婚することが、18日発売の「FRIDAY」(講談社)の報道で明らかになった。平子の事務所も「春先から離婚の準備を進めている」とコメントしたらしい。 1997年に3年の交際の末に結婚した2人だが、当時、米国で俳優修業中だった吉田の影響で“別居婚”になったことは大きく報じられ、「恋人感覚を忘れない」との理由でその後も別の家で生活していたという。やはり特殊な結婚生活で生涯を共にするのは難しいということだろうか。まあ、2人には子どもがおらず、私生活もなかなかに激しかったようなので、当然の末路のようにも思えるが……。 「平子は、俳優の村井克行との密会が度々報じられており、吉田との自宅から車で5分ほどの距離にある別宅で村井と『同棲中』という話もありました。平子側は不倫を否定していますが、静岡県・熱海の温泉旅館を訪れる様子まで写真掲載されていますし、説得力はないです」(芸能記者) かねてから平子と村井の関係はウワサされていたが、やはりこれが離婚の理由なのだろうか。ずいぶんと長い期間「仮面夫婦」といわれていただけに、18年も結婚生活が続いたのは意外だ。だが、それには明確な理由があるようで……。 「交際時代から、吉田が平子にベタ惚れだったという情報がありましたからね。不倫疑惑が流れようと別居だろうと離婚しなかったのは、吉田の気持ちのせい、という話が濃厚なようです。結婚当初は吉田のほうが芸能界でのポジションは上でしたが、近年は40歳になっても見た目が変わらず“美魔女”といわれる平子のほうがメディアで取り上げられる機会も多くなりました。数年前の平子のチヤホヤされ具合はかなりのものでしたが、誰よりも吉田が彼女のファンだったようですね(笑)」(同) ただ、ここ最近はそんな吉田の気持ちも変わってきたようで……。 「もともと『20代のころとまったく顔が違う』として整形疑惑がよく出ていた平子ですが、最近はとうとう“劣化した”と騒がれ、『整形失敗したような顔』ともネットではいわれる始末。吉田も輝きを失った彼女に未練がなくなったのか、モデルの加賀美セイラとの不倫報道が出ました。なんともタイミングのいい話です」(同) 100年の恋も冷めたということか。平子理沙公式ブログ
【動画あり】尻出しジョッキーに武豊も呆然のハプニング……競馬は何が起こるかわからない。
動画はこちら<https://www.youtube.com/watch?v=DeII2eGcvRs> これほどのインパクトを見せつけられて他の騎手は意気消沈したのか、同騎手は後続馬に交わされることなく2着でゴール。レース後には「レースの途中で、パンツが緩んでしまいました。でも、私は走り続けるしかありませんでした」とコメントしていたというが、大したプロ根性といえるだろう。しかもこのずり落ちたパンツをチャリティーオークションに出品して、売上を寄付するという発想もなかなかのものだ。 レースは生き物であり何が起こるか分からない。日本でもレース中に騎手がステッキを落とすことや、鞍がずれてしまうことは年に何度も見られる。 さらに他にも…。 ↓レース中に整備用のトラクターがコースに乱入
動画は1分53秒あたりから<https://www.youtube.com/watch?v=-RqoPFzLWHs> ↓レース後に勝利した騎手が興奮のあまり2着馬の騎手の頭を叩く
動画は23秒あたり<https://www.youtube.com/watch?v=_cNyNcdHQ9w> 2002年の菊花賞で、1番人気ノーリーズンに騎乗した武豊騎手がスタートして0.01秒で落馬というハプニングもある。
動画は56秒あたり<https://www.youtube.com/watch?v=KQezrZtLZGU> 以上はほんの一部だが、意外と様々なハプニングが起きていることがわかるだろう。しかしお尻を出して後続騎手を威嚇するという行為は前代未聞。もちろん本人は狙ったわけではないだろうが、レースの着順にまったく影響がないとはいえないはず。 競馬はゴールが過ぎるまで何が起こるかわからない。ファンは想定外のハプニングも考慮して馬券の予想をしなければならないのだ。
【動画あり】尻出しジョッキーに武豊も呆然のハプニング……競馬は何が起こるかわからない。
動画はこちら<https://www.youtube.com/watch?v=DeII2eGcvRs> これほどのインパクトを見せつけられて他の騎手は意気消沈したのか、同騎手は後続馬に交わされることなく2着でゴール。レース後には「レースの途中で、パンツが緩んでしまいました。でも、私は走り続けるしかありませんでした」とコメントしていたというが、大したプロ根性といえるだろう。しかもこのずり落ちたパンツをチャリティーオークションに出品して、売上を寄付するという発想もなかなかのものだ。 レースは生き物であり何が起こるか分からない。日本でもレース中に騎手がステッキを落とすことや、鞍がずれてしまうことは年に何度も見られる。 さらに他にも…。 ↓レース中に整備用のトラクターがコースに乱入
動画は1分53秒あたりから<https://www.youtube.com/watch?v=-RqoPFzLWHs> ↓レース後に勝利した騎手が興奮のあまり2着馬の騎手の頭を叩く
動画は23秒あたり<https://www.youtube.com/watch?v=_cNyNcdHQ9w> 2002年の菊花賞で、1番人気ノーリーズンに騎乗した武豊騎手がスタートして0.01秒で落馬というハプニングもある。
動画は56秒あたり<https://www.youtube.com/watch?v=KQezrZtLZGU> 以上はほんの一部だが、意外と様々なハプニングが起きていることがわかるだろう。しかしお尻を出して後続騎手を威嚇するという行為は前代未聞。もちろん本人は狙ったわけではないだろうが、レースの着順にまったく影響がないとはいえないはず。 競馬はゴールが過ぎるまで何が起こるかわからない。ファンは想定外のハプニングも考慮して馬券の予想をしなければならないのだ。
退院した叶美香と姉・恭子の関係性に嗅ぎとった、姉妹に忍び寄るあの「気配」
――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!
◎金脈ジャンルの可能性
いつの間にか、めでたく退院していた叶美香。もう裸でバストを下からあおった、あられもない姿を、姉に撮られてブログに載せられていた。「ビーナスの復活のよう」とか何とか言われて。風邪引くぞ。
しかし、美香入院により、「何もできない恭子」ってものが、実際に提供されたというのはちょっと面白かった。マネジメントからプライベートまで、生活における雑用の全てを担っている美香。美香なしでは生きていけない恭子。むせかえる香水の匂いに混じって、ちょっと「老老介護」の匂いがしてきた。
彼氏らしき男性との写真も!? 台湾美少女がAKB48加入で、中国人ファンが「人肉検索」
日本だけでなく、中華圏の若者にも絶大な人気を誇るAKB48に、初となる外国人メンバーが加入することになった。8月に行われた「AKB48台湾オーディション」で見事選ばれた馬嘉伶(マ・チャリン、18)が、研究生としてメンバー入りすることが決定したのだ。 12月15日行われた「AKB48紅白対抗歌合戦」で突然、馬嘉伶のお披露目が発表され、ステージでファンに日本語で挨拶をした。このニュースが報じられると、さっそく中華圏のファンの間で、人肉検索と呼ばれる、ネットを駆使した個人情報の収集作業が始まった。 「中国粉絲網」(12月16日付)によると、馬嘉伶の個人情報やSNSなどへの書き込みは、事務所の指導があったようで、すでに削除されたと報じている。一方で、中華圏のネットユーザーによって、出身校や過去の男性関係などが拡散されている。台湾・高雄市出身の彼女は、台北市と高雄市にキャンパスを持つ実践大学で栄養管理学を専攻している大学1年生であることがわかっている。AKB48への正式加入が決定したため、現在はすでに大学を退学したとの情報もある。現在は削除されている彼女のFacebookやインスタグラムに掲載されていた写真に、彼氏らしき男性との写真が掲載されていたと報じるメディアもあった。正式加入発表から一瞬にして注目の的となってしまった彼女に対しては、中華圏からも多くのコメントが寄せられている。人肉検索により、中華圏のネットに流出した本人のプライベート写真
「なぜAKB48なんだ!? SNH48に加入すればいいのに!」 「ズバ抜けてかわいいとは思わない。でもAKB48なら、普通のルックスでも一躍トップアイドルになれるから、彼女も勝負できるかもしれない」 「日本はついに、アイドルの分野でも外国人労働力の時代がやってきたのか」 これまで台湾から日本にやってきた芸能人といえば、ビビアン・スーやリン・チーリン、テレサ・テンなどが挙げられる。今回、日本のトップアイドルグループAKB48に台湾人メンバーが加入したことは、新たな日台アイドル文化の幕開けなのかもしれない。 (文=青山大樹)デビュー前に、SNSにアップされていたといわれる写真。ファンによって発掘された
おっぱいは誰のもの? セックスワーカーを差別する「おっぱい募金反対署名」は善なのか
今から約1週間前にchange.orgで立ち上がった『「募金」「社会貢献」にかこつけて女性の体で人とお金を集める「おっぱい募金」は2015年で終わりにしてください!』という署名活動が話題になりました。
この署名活動は、「STOP!AIDS」の啓蒙と、ストップエイズ啓蒙活動団体を助成している「一般社団法人 未来支援委員会」への募金を目的とし、BSスカパー!の番組企画で毎年行われている、「募金(1000円以上)をするとAV女優のおっぱいが生で揉める」ことがウリの『おっぱい募金』というイベントの中止を訴えています。署名活動のステイトメントやコメントを読む限りでは、「おっぱいは誰のもの?」と憤りを覚えました。
署名活動のステイトメントには、
“エロコンテンツ産業自体をなくしたり、人々が性的なことに興味を持つこと、性を商売道具にすること自体を否定はしません。”
とありましたが、その後には、
“「募金」とは名ばかりで、寄付する人はおっぱいを触るための対価としてのお金を払っているだけだからです。実際には、おっぱいを触らせている女性たちがその対価として受け取るはずの「報酬」を(全部か一部かはわかりませんが)放棄することで、お金が集まっているだけではないでしょうか?”
“募金は本来、支援先に共感してお金を出してもらうものです。しかし来場者はおっぱいが揉みたくてお金を出しただけです。このような、偽善的で、性差別的なイベントを公に行う理由づけとしてエイズ撲滅を謳われては、エイズ対策のために真剣に戦っている世界中の人たちに対しても失礼ではないでしょうか?”
というような言葉が並んでいるのですから、性嫌悪や職業差別と言われても仕方が無いように思いますし、コメント欄には、「もし自分がエイズ患者だったら、こんなイベントで得たお金で助けて欲しくない」「醜悪」という、あからさまに職業差別である言葉もありました。そのほかにも、「女性の身体で人を集めて募金と言う名の女性搾取金儲けをするのは許せない」というような意見が目立ちます。でも、その「女性の身体」は誰のものでしょうか。架空の誰かのものではなく、おっぱい募金に参加したAV女優その人のものであるはずです。
◎裸を商売道具にする女性は全員「搾取されている」のか
おっぱい募金の反対署名には、企画におっぱい提供者として参加したAV女優の個人の意思を尊重せず、彼女たちを一方的に「搾取される女性」と決めつけるものが目立ち、AV女優が自らのスキルを生かして社会貢献することへの視線がありませんでした。
AV女優にとって、裸は商売道具であり、「おっぱいを揉まれること」は仕事スキルの一つです。性産業従事者が、自分たちがより安全に仕事をするために自分のスキルを生かして行動するという視点がはじめからないというのは、自らの意思で性産業に従事し、誇りを持って仕事をしている女性の存在を無視することであり、「個人の意思」を尊重しないことであり、女性の人権の向上を目指すこととは真逆の発想です。
鈴木涼美『AV女優の社会学』などを読むと、性産業の中には、女性を言いくるめたりすることで半ば無理矢理仕事をさせるなど、女性を搾取する場合もあり、こうしたことは改善されるべきことです。また、AV女優には、仕事に関するネガティブな感情を言葉にしづらい状況や、業界の悪い部分を指摘しにくい点もあるでしょう。AV女優がAV業界を悪く言うことは、一般企業で例えれば、営業が営業先で自社製品や自社の悪口を言い、それが上司にも筒抜けになるようなものなのですから。
ですが、いくらそうしたケースがあるからといって、自らの意思で性産業に従事し、誇りを持って仕事をしている女性もいることを忘れてはならないのです。女性の人権の向上を目指すなら尚更にです。
署名のステイトメントには、「エイズ対策のために真剣に戦っている世界中の人たちに対しても失礼」とありますが、セックスワーカーにとって、AIDSに関する知識や予防法が広まることは、仕事における危険を減らすことにつながりますし、「STOP!AIDS」の募金であるからこそ、性に関心はあるけど、真面目な募金には関心があまりないというような人たちにも広くアピールできることは悪いことではないと思います。
「おっぱいを触らせている女性たちがその対価として受け取るはずの「報酬」を(全部か一部かはわかりませんが)放棄する」ともありますが、おっぱい募金におっぱい提供者として参加することは、AV女優にとっても宣伝活動になりますし、「手を消毒してからおっぱいを揉む」「入場者は写真付きの身分証の提示が必要」「会場は中継される」など、おっぱいを揉まれる女性への安全対策も比較的しっかりしているのではないでしょうか。
それに、「募金活動がスカパーやAV女優の宣伝にもなることはけしからん」「100%下心がない募金活動以外募金と認めません」というなら、「音楽を聴きたい」という気持ちにつけ込んだチャリティーコンサートや、「ものが欲しい」という気持ちにつけ込んだチャリティーオークションなどは、全て「やるべきではないこと」になってしまいます。
売名行為が全くなく、所属する団体の利益や環境改善も全くない募金だけが“正しい”募金なのだとしたら、募金の主催者は匿名顔出しNGで行わなければならなくなります。顔も名前もどういうことを行っているのかもわからない団体にお金を出すことを躊躇する人は少なくないように思いますので、良い活動のあり方とは思えません。
おっぱい募金の中止を求める自由はありますし、AV女優をはじめとしたセックスワーカーたちがより安全に仕事が出来るようにするきっかけを作りたいというのであれば、それは有意義なことです。でも、今回の「おっぱい募金反対署名」のようなやり方は、はたして有用な方法でしょうか?
主催者がAV女優の安全やAIDSに関する知識や予防法をより効果的に周知するために内容を再考することは悪いことではありません。
しかし、それを訴える手段として、「もし自分がエイズ患者だったら、こんなイベントで得たお金で助けて欲しくない」「醜悪」というような言葉が書かれた「おっぱい募金反対署名の言葉(コメント含む)」のように、性産業やAV女優への差別意識があらわになっているものは適切ではないと思いますし、そこにある職業差別は無視して良いものでは到底ありません。
いくらその差別的な言葉が「おっぱい募金」を企画した会社に対してのものであったとしても、企画に関わったAV女優の方への配慮に欠けることは明らかです。参加したAV女優の方のTwitterを拝見する限り、そうした職業差別や嫌悪の感情は、彼女たちに伝わっています。
◎身体は個人のものである
おっぱいは、おっぱいのくっついた身体の当事者それぞれのもの。「お父ちゃんのもの/赤ちゃんのもの」なんて歌った歌もありましたが、どちらのものでもなく、おっぱいがくっついた身体で生きている人それぞれのものです(母親や父親に課される義務は、子供を虐待せずに育てることであり、“完全母乳”にこだわる必要はありませんから)。
女性の人権を真に考えるのであれば、「女性の身体が搾取されている!ハイ!性差別!」というような脊髄反射だけではなく、「おっぱい募金のおっぱい提供者たちがどのような条件や心境でその仕事をしているか」を考えてみても良いのではないかと思います。
「おっぱいで募金を募る行為自体の暴力性」や、参加AV女優のおっぱいだけでなく世の一般女性たちのおっぱいまで“消費して良いもの”と誤解される懸念、ひいては「女の体は消費物」という概念が社会に存在することについては今回は論じません。現行の日本社会が男女の権利について非対称であることは根深い問題で、たとえば「男性が美女の胸を揉む募金」は成立するのに、「女性がイケメンの股間を揉む募金」は成立しません。おそらく「股間を触らせてくれるイケメン」が待ちの姿勢で立っていても、そのイケメンの女性ファンの多くは、彼の股間を触りたいわけではないかもしれません。そうしたことに関しては、またいつか。
さて、「おっぱい募金」は結構前(今年で13回目のイベント)からあったのに、ここにきて反対署名活動が起こるというのは、最近の社会の性嫌悪傾向や、2020年オリンピックに向けての都市のジェントリフィケーションなど、ここ最近の社会の過剰クリーン化路線と関連しているように思います。
こうした問題で「外国人に見られても恥ずかしくない○○」と言われる場合、そこで想定される外国人は決まって西洋白人であることにも違和感があります。いくら日本のジェンダーギャップ指数が世界104位であり、ジェンダーギャップ指数の少ない国に西欧が多いとはいえ、文化やコンテンツにはその国独自の価値観や歴史があるのだから、西欧の価値観をそのまま輸入するよりは、適宜ローカライズした方が有用であると個人的には考えています。特に都市のジェントリフィケーションに関しては、「日本に観光にくる外国人」は、西欧の白人よりもアジア人が圧倒的に多いにも関わらす、未だに「西欧の白人」を基準にし続けるのはなぜなのでしょう。
私は今回の『おっぱい募金』反対意見に対して、「やらない善よりやる偽善、やる偽善を批判する善よりやる偽善」の方が社会貢献になると思いますし、「おっぱいは、おっぱいのくっついた身体の当事者それぞれのもの」であると思います。
尚、“募金でお金を集めている以上、この募金を受けてどのような活動が実現したか、募金先の団体はその活動結果も公表するべきです。”という視点だけは、「おっぱい募金反対署名」の中で妥当なものだと思いました。
柴田英里
現代美術作家、文筆家。彫刻史において蔑ろにされてきた装飾性と、彫刻身体の攪乱と拡張をメインテーマに活動しています。Book Newsサイトにて『ケンタッキー・フランケンシュタイン博士の戦闘美少女研究室』を不定期で連載中。好きな肉は牛と馬、好きなエナジードリンクはオロナミンCとレッドブルです。現在、様々なマイノリティーの為のアートイベント「マイノリティー・アートポリティクス・アカデミー(MAPA)」の映像・記録誌をつくるためにCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中。
Gカップグラドル宇那が、自分の体で風呂掃除!?「一生懸命こすりました」
女優でGカップグラビアアイドルの宇那が、2枚目のDVD『Love impression~君のために~』を発売し、東京・秋葉原で記念のイベントを行った。 9月に千葉で撮影したという本作。鴨川や房総の海が主な舞台で、チアリーディングやシンクロナイズドスイミングで鍛えた肢体を存分に生かしたという。 ――内容を教えてください。 「久しぶりに会う人と、たぶんその人が好きなんだと思うんですが(笑)、いろいろしてあげたり、してもらいったりして、一緒に過ごすという内容です」
――印象に残っているシーンは? 「お風呂のシーンでは、自分の体を使って風呂掃除をしました! ベージュの眼帯水着で、一瞬何も着ていないように見えます! 意味がわからなかったけど、一生懸命こすりました(笑)」 ――お気に入りのシーンは? 「赤と黒のボーダー柄の水着は、実はメッシュになっていて、すごくセクシーです。あと、前作ではシンクロのシーンを入れたので、今回はチアのシーンも入れてもらいました!」 来年は撮影済みの映画が公開される予定で、女優としてもますますの活躍が期待できそう。しかし「グラビアももっと頑張りたいです!」とのことで、軟らかナイスバディを拝む機会はまだまだありそうだ。 宇那 オフィシャルブログ「リア充ちゃうし、うな重やしっ!」 <http://ameblo.jp/unapi0902/>













