【読者アンケート】コンサートで見て印象が変わったジャニーズとは?(SMAP編)

 ドラマにバラエティ、音楽番組とテレビでも大活躍のジャニーズアイドルたち。アイドル誌やカルチャー誌では、アイドルという職業や作品に対する真摯な思いを語り、ラジオでは「素」に近い一面を見せてくれます。ただ、ジャニーズアイドルを一番身近に感じられるのは、やはりコンサート。歌やダンスでビシッと決めてくる姿はもちろんカッコいいのですが、ファンしかいない空間でリラックスした表情を見せるMCタイムや、ファンサービスでキラキラ笑顔を振りまく姿は、メディアを通してみる姿より何倍も魅力的。コンサートでしか見せない一面と普段の姿のギャップに、ハートを射抜かれたファンも多いはず。

 そこで今回は、「コンサートで見て印象が変わったジャニーズ」(SMAP編)を大調査。歌、ダンス、MC、ファンサービス、そして生で見たビジュアルなど、さまざまな視点からみた理由を書き添えて投票ください!

『おそ松さん』よりブラック! 六つ子の厳しい現実を描く、学習マンガ『ニャロメのおもしろ性教室』

51-iCu3xq3L.jpg
『ニャロメのおもしろ性教室』(角川書店)
 赤塚不二夫先生の生誕80周年記念作として、大人になった現代版『おそ松くん』のアニメ、『おそ松さん』(テレビ東京系)が10月から放送されていますが、皆さんはご覧になりましたか? 六つ子が全員ニートでハローワーク通いをしていたり、声優がことごとくイケメンだったり、あまりのブラックさに、1話目がお蔵入りになったりと、何かと話題に事欠かないアニメ作品で、すでに、2016年からの第2クールの放送も決まっているとか。とにかく、すごい勢いです。  今回は、そんな『おそ松さん』ファンなら必読の『ニャロメのおもしろ性教室』(角川書店)をご紹介しましょう。本作は赤塚先生が手がけた学習マンガシリーズのひとつで、ほかにも『ニャロメのおもしろ数学教室』『ニャロメのおもしろ宇宙論』などが出版されています。学習マンガでありながら、赤塚キャラのシュールさと随所にちりばめられたギャグで、小難しい内容を、まるで『天才』バカボンを読んでるかのように楽しく学べてしまうという、実に画期的な学習本。もちろん『ニャロメのおもしろ性教室』も、基本的にはマジメに性を考える本になっています。あくまでも、基本的に……なのですが。  本シリーズは作品の枠を超えて、赤塚キャラがオールキャストで登場するのが魅力です。バカボンやバカボンパパはもちろん、ひみつのアッコちゃん、ウナギイヌやイヤミ、チビ太、おまわりさんなどのサブキャラ、そしてもちろん、おそ松くんも登場しています。  バカボンがニャロメ先生に勃起や性病について教わったかと思えば、SMやスワッピング、ゴム&革フェチといった、学習マンガでそこまでやらなくていいだろ! というレベルまで紹介されています。さすが赤塚先生、単なる学習マンガとは一味も二味も違う内容になっています。  なんといっても、本作品最大の被害者は、ひみつのアッコちゃんです。紅一点として、ありとあらゆる赤塚キャラからセクハラされまくり。  女性の体の紹介のために全裸にさせられたり、おそ松くんにボインタッチされたり、バカボンに「子どもをつくろう」と言われたり、チビ太に処女膜の話を振られたり……。もはや、同情したくなるレベルです。  そして、おそ松くんはといえば、思春期の多感な男の子としての役回りが課せられており、男子特有の現象がおそ松くんの体に起こります。  朝起きると、パンツの中に白い液体がベットリとついているおそ松くん。おそ松くんの体に、いったい何が起こったというのでしょうか!?  ここでズバリ、ニャロメ先生のマジメな解説です。 「これを射精というニャロメ!」  そうです。おそ松くんは、この作品で初めて射精というものを知ったのです。初めての射精の瞬間をネタにされるギャグマンガの主人公って、なかなかレアですよね。  また、おそ松くんが木登りをしたり、鉄棒や相撲をやっている時に刺激されて思わず射精してしまった現象については……。 「これを遺精(いせい)というニャロメ!」  これまた、ニャロメ先生の明快な解説です。なるほど、相撲を取る時は要注意なんですね! とにかく、おそ松くんが作品中で射精したり遺精したりと、本当の意味で「お粗末」な感じになっていくわけです。 「避妊」を解説する章では、おそ松くんのパパが、若気の至りで子どもを6人もつくったことで経済的に苦しく、後悔しているという、おそらく『おそ松くん』ファンが一番見たくなかったリアルなシーンが描かれています。 「なんて馬鹿なセックスをしてしまったんだろう…」 「妊娠しても、人工中絶しときゃよかった」  おそ松くんのパパの、現実的すぎるこのセリフ……。いろんな意味でブルーになりますね。「人工中絶」とか、もはやおそ松くんという作品の存在意義に関わる問題です。もし実行していたら、当然『おそ松さん』も存在し得なかったわけですからね。  そんな生々しい話の流れから、避妊の大切さについての話に展開するわけですが、ここでは性教育のお約束、コンドームの着け方についてイラスト付きで解説されています。ちなみに、イボ付きコンドームは使っても意味がないんだそうです。割と大きなお世話ですね。  そのほか、ラブドールを通して性の未来について語ったりとか、とにかく子ども向け学習マンガとは思えないレベルの解説がふんだんに盛り込まれている『ニャロメのおもしろ性教室』。ぜひ、『おそ松さん』鑑賞のお供に読んでみてはいかがでしょうか? (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

赤西仁、中国エンタメ賞をW受賞! フォロワー200万人超、“日本人初”受賞のワケ

jin-china01.jpg
赤西仁インスタグラムより

 元KAT‐TUNの赤西仁が5日、中国の北京で開催されたエンタメジャンルの授賞式「2016愛奇芸尖叫之」で、日本人としては初の「アジア人気アーティスト賞」と「年度音楽大賞」の2部門を受賞した。

 「愛奇芸尖叫之」を主催するのは、中国最大手の検索サイト「百度」のネット動画配信部門「奇芸」だ。昨年に引き続き、今年で2回目の開催で、中国・香港を含むアジア全域の映画・ドラマ・音楽・芸能など、多彩な分野に対して授賞を行っている。「中国新聞網」(11月27日付)によると、今回の授賞式には日本・韓国・中華圏で活躍する俳優・歌手・モデルなど38組が招かれたという。日本からは赤西のほか、ゲストとして女優の水原希子も会場に姿を見せた。授賞式では、「アジア人気グループ賞」に韓国からEXOや少女時代などが選ばれ、会場でのパフォーマンスに観客は大いに盛り上がった。

会議は全員オムツをはいて出席せよ!? オーナー一族への忠誠を強いる財閥社会の異様さ『ベテラン』

veteran-movie01
ファン・ジョンミンが熱血刑事に扮した『ベテラン』。ジョンミンは『新しき世界』(13)のエスカレーターでの血みどろの死闘が忘れがたい
 サム・メンデス監督の『007 スペクター』(公開中)が洗練された娯楽映画の極致ならば、それとは真逆の味わいが楽しめるのがリュ・スンワン監督の『ベテラン』だ。『007』シリーズと同じくアクション映画だが、刑事ドラマである本作はとことん泥くさく、汗くさい。主人公である刑事たちはまるでドブすくいするかのように、現代社会の闇の部分に手足を突っ込むことになる。スタイリッシュなかっこ良さには無縁の主人公だが、汗だくでキムチ鍋を食べ終えた後のような爽快さのあるエンディングが待っており、韓国で1300万人を動員する大ヒットとなった。  リュ・スンワン監督は『生き残るための3つの取引』(10)で警察組織の腐敗、『ベルリンファイル』(13)で北朝鮮と韓国との熾烈な諜報戦、と硬派なテーマを扱ってきた。スンワン監督が今回斬り込んだのは、韓国社会を実質的に支配している財閥企業の横暴さだ。大韓航空(韓進グループ)の副社長が起こした「ナッツリターン事件」が大騒ぎになったことは記憶に新しい。また近年だけでも、自動車メーカーを中心にした現代グループでは創業者の孫たちが大麻吸引、韓国最大の財閥であるサムソン電子グループでは会長の孫息子のエリート中学への裏口入学疑惑が問題となった。企業内だけでなく、一般社会でもわがもの顔で振る舞うオーナー一族への庶民の不満は溜まりに溜まっている。そんな庶民の鬱憤を代弁するのが、韓国きっての男気俳優ファン・ジョンミン演じるベテラン刑事とその仲間たちだ。  広域捜査隊のソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)はいつも荒っぽい捜査で、出世には縁遠い刑事だった。そんなドチョルは監修をつとめたTVドラマ『女刑事』の打ち上げに呼ばれる。華やかな女優たちがいるパーティー会場で、鼻の下を思いっきり伸ばすドチョル。美味しい食事とお酒にありつこうとするが、会場で異様な光景に出くわす。身なりのいい若者が、美人モデルや屈強なボディガードたちをまるで家畜同然に扱っている。その若者はTVドラマのスポンサーである財閥企業シンジングループの御曹司チョ・テオ(ユ・アイン)だった。テオはずっと鼻をグシュグシュさせていた。ドラッグ常用者の癖だ。せっかくの酒の席を台無しにされたドチョルは、テオに向かって「法は守れよ」と釘を刺すことしかできなかった。  しばらくしてドチョルに電話が掛かってくる。以前から交流のあった子連れのトラック運転手ペ(チョン・ウンイン)が自殺未遂で病院に運ばれたのだ。ペが自殺した場所はシンジングループの中核会社シンジン物産の本社ビルだった。ペ親子は賃金の未支払いが続いていることを本社まで直訴し、その直後にペは非常階段から身投げしたという。事件の臭いを感じたドチョルは、大企業の社内で起きた自殺事件の真相を探り始める。「先輩と一緒にいるとロクなことにならない」と嘆きながらも、ミス・ボン(チャン・ユンジュ)ら広域捜査隊の同僚もドチョルの捜査に協力する。
veteran-movie02
財閥企業の三代目チョ・テオ(ユ・アイン)。エリート然とした態度を見せるが、後妻の息子であることをコンプレックスに感じている。
 大企業がマスコミに広告を大量出稿することで不祥事ネタを封じるのは日本でも見慣れた風景だ。本作ではそれ以上に財閥系大企業のおかしさが描かれる。シンジングループの全体会議に会長が出席することになり、社員は全員紙オムツをはくことが強要される。会長がいる会議の途中でトイレに立つなど許されないからだ。また、会長の息子テオはスポンサーである立場を利用し、CMやTVドラマに出演する女優やモデルを好きなようにもてあそぶ。オーナー一族が法律や企業倫理に反することをしていても社員は誰もとがめない。むしろ積極的にその尻拭いに努め、社内での自分の立場を守ろうとする。韓国では創業者一族によるグループ企業の経営が当たり前となっており、そんな財閥によって韓国経済は支えられている。韓国において巨大財閥は、実にアンタッチャブルな存在なのだ。  アクション演出を得意とするリュ・スンワン監督ならではの痛~い描写がある。トラック運転手のペが幼い息子を連れて、シンジン物産まで陳情に向かったシーンだ。一見すると温厚そうなチョ・テオはペの言い分を熱心に聞き、賃金を支払わない運送会社のチョン所長(チョン・マンシク)を呼び出す。ここまではいい。そこでテオは、ペとチョンにそれぞれボクシンググローブを渡し、男らしくこの場で決着をつけろという。ただ働いた分の賃金を受け取りたいだけのペは一方的にボコボコにされ、その様子をテオはニヤニヤして観戦している。殴られているペは肉体以上に心が痛い。息子の前で無様に殴られ続けているからではない。息子が正義よりも権力や暴力のほうが強いと思うようになってしまうことが辛いのだ。
veteran-movie03
ミス・ボン(チャン・ユンジュ)をはじめとする広域捜査隊の仲間たち。出世の見込みのない先輩ドチョルの男気にほだされて捜査に協力する。
 今回のスンワン監督はアクションとドラマとの配分が抜群にうまい。出番は少ないが、主人公ドチョルの妻ジュヨン(チン・ギョン)の出演パートも効果的だ。稼ぎが少なく、ひとり息子の教育にも理解が乏しい夫のことをいつも愚痴っているジュヨン。そんな彼女のもとにシンジン物産の常務チェ(ユ・ヘジン)が現われ、ブランド品の高級バッグを手渡そうとする。バッグの中には札束がぎっしり。これ以上、夫に余計な首を突っ込ませるなということだ。このシーンの直後、ジュヨンは夫の職場に怒鳴り込み、同僚たちの前で夫をこっぴどく責める。「私だって女だから、高級バッグやお金を目の前にしたら、気持ちが揺れ動いてしまうのよ!」。誰だってお金は欲しい。権力者とうまく付き合って、夫にはもっと出世して稼いでほしい。でも、私が愛した男が、息子の父親がそんなケツの穴の小さな人間でいいのか。私や息子が惚れ惚れしてしまうような、かっこいい男でいてくれと。  古女房にケツを叩かれたドチョルは、大企業の威光に守られたテオへの追求の手を緩めない。シンジングループは政界にも手を回し、警察上層部から捜査中止命令が下りる。それでもドチョルはテオを追う。もう司法問題うんぬんではない。病院で意識不明状態のままのペやその息子に、このままでは合わせる顔がない。我が子に対しても、胸を張れる父親ではいられなくなってしまう。時として人間は自分のことよりも、自分以外の人間のためのほうがガムシャラになれる。クライマックスはソウルの繁華街・明洞でのド派手なカーチェイス&肉弾戦だ。逃げるテオに、汗くさくて重たいお父さんパンチが炸裂する。 (文=長野辰次)
veteran-movie04
『ベテラン』 監督・脚本/リュ・スンワン 出演/ファン・ジョンミン、ユ・アイン、ユ・ヘジン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ 配給CJ Entertainment Japan 12月12日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー (c)2015 CJ E&M CORPORATION,ALL RIGHTS RESERVED http://veteran-movie.jp/

会議は全員オムツをはいて出席せよ!? オーナー一族への忠誠を強いる財閥社会の異様さ『ベテラン』

veteran-movie01
ファン・ジョンミンが熱血刑事に扮した『ベテラン』。ジョンミンは『新しき世界』(13)のエスカレーターでの血みどろの死闘が忘れがたい
 サム・メンデス監督の『007 スペクター』(公開中)が洗練された娯楽映画の極致ならば、それとは真逆の味わいが楽しめるのがリュ・スンワン監督の『ベテラン』だ。『007』シリーズと同じくアクション映画だが、刑事ドラマである本作はとことん泥くさく、汗くさい。主人公である刑事たちはまるでドブすくいするかのように、現代社会の闇の部分に手足を突っ込むことになる。スタイリッシュなかっこ良さには無縁の主人公だが、汗だくでキムチ鍋を食べ終えた後のような爽快さのあるエンディングが待っており、韓国で1300万人を動員する大ヒットとなった。  リュ・スンワン監督は『生き残るための3つの取引』(10)で警察組織の腐敗、『ベルリンファイル』(13)で北朝鮮と韓国との熾烈な諜報戦、と硬派なテーマを扱ってきた。スンワン監督が今回斬り込んだのは、韓国社会を実質的に支配している財閥企業の横暴さだ。大韓航空(韓進グループ)の副社長が起こした「ナッツリターン事件」が大騒ぎになったことは記憶に新しい。また近年だけでも、自動車メーカーを中心にした現代グループでは創業者の孫たちが大麻吸引、韓国最大の財閥であるサムソン電子グループでは会長の孫息子のエリート中学への裏口入学疑惑が問題となった。企業内だけでなく、一般社会でもわがもの顔で振る舞うオーナー一族への庶民の不満は溜まりに溜まっている。そんな庶民の鬱憤を代弁するのが、韓国きっての男気俳優ファン・ジョンミン演じるベテラン刑事とその仲間たちだ。  広域捜査隊のソ・ドチョル(ファン・ジョンミン)はいつも荒っぽい捜査で、出世には縁遠い刑事だった。そんなドチョルは監修をつとめたTVドラマ『女刑事』の打ち上げに呼ばれる。華やかな女優たちがいるパーティー会場で、鼻の下を思いっきり伸ばすドチョル。美味しい食事とお酒にありつこうとするが、会場で異様な光景に出くわす。身なりのいい若者が、美人モデルや屈強なボディガードたちをまるで家畜同然に扱っている。その若者はTVドラマのスポンサーである財閥企業シンジングループの御曹司チョ・テオ(ユ・アイン)だった。テオはずっと鼻をグシュグシュさせていた。ドラッグ常用者の癖だ。せっかくの酒の席を台無しにされたドチョルは、テオに向かって「法は守れよ」と釘を刺すことしかできなかった。  しばらくしてドチョルに電話が掛かってくる。以前から交流のあった子連れのトラック運転手ペ(チョン・ウンイン)が自殺未遂で病院に運ばれたのだ。ペが自殺した場所はシンジングループの中核会社シンジン物産の本社ビルだった。ペ親子は賃金の未支払いが続いていることを本社まで直訴し、その直後にペは非常階段から身投げしたという。事件の臭いを感じたドチョルは、大企業の社内で起きた自殺事件の真相を探り始める。「先輩と一緒にいるとロクなことにならない」と嘆きながらも、ミス・ボン(チャン・ユンジュ)ら広域捜査隊の同僚もドチョルの捜査に協力する。
veteran-movie02
財閥企業の三代目チョ・テオ(ユ・アイン)。エリート然とした態度を見せるが、後妻の息子であることをコンプレックスに感じている。
 大企業がマスコミに広告を大量出稿することで不祥事ネタを封じるのは日本でも見慣れた風景だ。本作ではそれ以上に財閥系大企業のおかしさが描かれる。シンジングループの全体会議に会長が出席することになり、社員は全員紙オムツをはくことが強要される。会長がいる会議の途中でトイレに立つなど許されないからだ。また、会長の息子テオはスポンサーである立場を利用し、CMやTVドラマに出演する女優やモデルを好きなようにもてあそぶ。オーナー一族が法律や企業倫理に反することをしていても社員は誰もとがめない。むしろ積極的にその尻拭いに努め、社内での自分の立場を守ろうとする。韓国では創業者一族によるグループ企業の経営が当たり前となっており、そんな財閥によって韓国経済は支えられている。韓国において巨大財閥は、実にアンタッチャブルな存在なのだ。  アクション演出を得意とするリュ・スンワン監督ならではの痛~い描写がある。トラック運転手のペが幼い息子を連れて、シンジン物産まで陳情に向かったシーンだ。一見すると温厚そうなチョ・テオはペの言い分を熱心に聞き、賃金を支払わない運送会社のチョン所長(チョン・マンシク)を呼び出す。ここまではいい。そこでテオは、ペとチョンにそれぞれボクシンググローブを渡し、男らしくこの場で決着をつけろという。ただ働いた分の賃金を受け取りたいだけのペは一方的にボコボコにされ、その様子をテオはニヤニヤして観戦している。殴られているペは肉体以上に心が痛い。息子の前で無様に殴られ続けているからではない。息子が正義よりも権力や暴力のほうが強いと思うようになってしまうことが辛いのだ。
veteran-movie03
ミス・ボン(チャン・ユンジュ)をはじめとする広域捜査隊の仲間たち。出世の見込みのない先輩ドチョルの男気にほだされて捜査に協力する。
 今回のスンワン監督はアクションとドラマとの配分が抜群にうまい。出番は少ないが、主人公ドチョルの妻ジュヨン(チン・ギョン)の出演パートも効果的だ。稼ぎが少なく、ひとり息子の教育にも理解が乏しい夫のことをいつも愚痴っているジュヨン。そんな彼女のもとにシンジン物産の常務チェ(ユ・ヘジン)が現われ、ブランド品の高級バッグを手渡そうとする。バッグの中には札束がぎっしり。これ以上、夫に余計な首を突っ込ませるなということだ。このシーンの直後、ジュヨンは夫の職場に怒鳴り込み、同僚たちの前で夫をこっぴどく責める。「私だって女だから、高級バッグやお金を目の前にしたら、気持ちが揺れ動いてしまうのよ!」。誰だってお金は欲しい。権力者とうまく付き合って、夫にはもっと出世して稼いでほしい。でも、私が愛した男が、息子の父親がそんなケツの穴の小さな人間でいいのか。私や息子が惚れ惚れしてしまうような、かっこいい男でいてくれと。  古女房にケツを叩かれたドチョルは、大企業の威光に守られたテオへの追求の手を緩めない。シンジングループは政界にも手を回し、警察上層部から捜査中止命令が下りる。それでもドチョルはテオを追う。もう司法問題うんぬんではない。病院で意識不明状態のままのペやその息子に、このままでは合わせる顔がない。我が子に対しても、胸を張れる父親ではいられなくなってしまう。時として人間は自分のことよりも、自分以外の人間のためのほうがガムシャラになれる。クライマックスはソウルの繁華街・明洞でのド派手なカーチェイス&肉弾戦だ。逃げるテオに、汗くさくて重たいお父さんパンチが炸裂する。 (文=長野辰次)
veteran-movie04
『ベテラン』 監督・脚本/リュ・スンワン 出演/ファン・ジョンミン、ユ・アイン、ユ・ヘジン、オ・ダルス、チャン・ユンジュ 配給CJ Entertainment Japan 12月12日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー (c)2015 CJ E&M CORPORATION,ALL RIGHTS RESERVED http://veteran-movie.jp/

単身者でも“親”になれる 厚生労働省に聞く、日本の里親制度の課題とは?

<p> 現代の日本では、家庭での養育が困難になった0歳から18歳の子どもたちに、温かい愛情と正しい理解を持った家庭を与えることを趣旨に「里親制度」が運営されている。そもそも実子ではない子どもを預かり養育するという里親の概念は、平安時代に生まれたといわれており、「里親制度」として定められたのはいまから67年前の昭和23年。子どもを社会で守り育てる手段のひとつとして、時代を超えて今日まで受け継がれている。<br />  そこで、現代の日本における里親制度の仕組みとはどのようなものなのかを知るべく、里親にまつわる制度を定める厚生労働省の担当者に話を聞いた。</p>

女王・上戸彩は弱い後輩の尻拭い!? 嵐独占は今年まで……CM起用ランキングの「裏側」

uetoaya1202.jpg
さすがです
 ニホンモニターが、「2015タレントCM起用社数ランキング」を10日に発表した。  女性タレントの総合1位に輝いたのは、女優の上戸彩(13社)。上半期でもトップだった上戸は、実に5年ぶりとなる戴冠。6日に放送された『M-1グランプリ2015』(テレビ朝日系)でも司会を務めていたが、その美貌は一児のママになっても衰え知らず。完成された大人の女性として、彼女を起用したいという企業が多いのも納得だ。  ただ、その影には所属事務所「オスカープロモーション」の窮状があるという推測もなされている。近年“ゴリ押し”と揶揄され続けた武井咲・剛力彩芽・忽那汐里の「オスカー3人娘」は、揃って大ブレイクにはいたらず。武井は今年も9社と一定のCM本数を確保しているが、一昨年に女王を獲得した際の「17社」からは大きく後退。来年はさらに減少する可能性もある。剛力もテレビに出ずっぱりの時期もあったが、ここ2年間はランキング圏外である。同事務所の高部あいが薬物逮捕されるなど、オスカーそのもののイメージが凋落する中、抜群の好感度をほこる上戸に「シワ寄せ」がきてしまったと考える他ない。結婚・出産をしても、当分は忙しそうだ。 「12社」で女性の2位タイは4名。有村架純は同年代の支持が非常に厚く、杏は『ごちそうさん』(NHK)や『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)で人気女優の仲間入りを果たしたから納得だ。ただ、広瀬すずはテレビでの問題発言によってイメージが凋落しており、実際の支持が薄いとされている。これまた“ゴリ押し”といわれている有様だ。山本美月に関しては、これだけCMに出ているにもかかわらず、一般の知名度がランキング内でダントツに低く、いまだに「アノ人は誰?」状態。この2人に関しては、先行きが不安だろう。  男性は、1位から4位タイまでアイドルグループ・嵐のメンバー5人が占める圧倒的な強さ。トップは相葉雅紀の12社で単独首位、2位は11社で二宮和也と櫻井翔となっている。「嵐プッシュ」は今年も変わらず。ただ、来年以降はどうかわからないというのが大方の見解だ。  嵐をおびやかすとすれば、間違いなく「スポーツ界」だとされている。テニスの錦織圭(4位タイ 10社)は、今年の試合結果自体はイマイチだったものの、今季最終戦でR.フェデラーと演じた死闘を見る限り、今後の活躍を期待できる。来年大きな大会で結果を残せば、CM本数がさらに増える可能性もあるのだ。松岡修造(4位タイ)は、今年テレビで最も活躍したタレントの一人だが、あの暑苦しさがいつまでもつかどうか……(笑)。西島秀俊(10社)も、ドラマなどの数字がイマイチなので、減少傾向に入ると思われる。  CM本数は今年のタレントの勢いを表す一つの指標だが、上戸彩と嵐が突出しているということは、タレントではなく「事務所の力や作戦」が大きく関係しているように思えてならない。

女王・上戸彩は弱い後輩の尻拭い!? 嵐独占は今年まで……CM起用ランキングの「裏側」

uetoaya1202.jpg
さすがです
 ニホンモニターが、「2015タレントCM起用社数ランキング」を10日に発表した。  女性タレントの総合1位に輝いたのは、女優の上戸彩(13社)。上半期でもトップだった上戸は、実に5年ぶりとなる戴冠。6日に放送された『M-1グランプリ2015』(テレビ朝日系)でも司会を務めていたが、その美貌は一児のママになっても衰え知らず。完成された大人の女性として、彼女を起用したいという企業が多いのも納得だ。  ただ、その影には所属事務所「オスカープロモーション」の窮状があるという推測もなされている。近年“ゴリ押し”と揶揄され続けた武井咲・剛力彩芽・忽那汐里の「オスカー3人娘」は、揃って大ブレイクにはいたらず。武井は今年も9社と一定のCM本数を確保しているが、一昨年に女王を獲得した際の「17社」からは大きく後退。来年はさらに減少する可能性もある。剛力もテレビに出ずっぱりの時期もあったが、ここ2年間はランキング圏外である。同事務所の高部あいが薬物逮捕されるなど、オスカーそのもののイメージが凋落する中、抜群の好感度をほこる上戸に「シワ寄せ」がきてしまったと考える他ない。結婚・出産をしても、当分は忙しそうだ。 「12社」で女性の2位タイは4名。有村架純は同年代の支持が非常に厚く、杏は『ごちそうさん』(NHK)や『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)で人気女優の仲間入りを果たしたから納得だ。ただ、広瀬すずはテレビでの問題発言によってイメージが凋落しており、実際の支持が薄いとされている。これまた“ゴリ押し”といわれている有様だ。山本美月に関しては、これだけCMに出ているにもかかわらず、一般の知名度がランキング内でダントツに低く、いまだに「アノ人は誰?」状態。この2人に関しては、先行きが不安だろう。  男性は、1位から4位タイまでアイドルグループ・嵐のメンバー5人が占める圧倒的な強さ。トップは相葉雅紀の12社で単独首位、2位は11社で二宮和也と櫻井翔となっている。「嵐プッシュ」は今年も変わらず。ただ、来年以降はどうかわからないというのが大方の見解だ。  嵐をおびやかすとすれば、間違いなく「スポーツ界」だとされている。テニスの錦織圭(4位タイ 10社)は、今年の試合結果自体はイマイチだったものの、今季最終戦でR.フェデラーと演じた死闘を見る限り、今後の活躍を期待できる。来年大きな大会で結果を残せば、CM本数がさらに増える可能性もあるのだ。松岡修造(4位タイ)は、今年テレビで最も活躍したタレントの一人だが、あの暑苦しさがいつまでもつかどうか……(笑)。西島秀俊(10社)も、ドラマなどの数字がイマイチなので、減少傾向に入ると思われる。  CM本数は今年のタレントの勢いを表す一つの指標だが、上戸彩と嵐が突出しているということは、タレントではなく「事務所の力や作戦」が大きく関係しているように思えてならない。

嵐・二宮和也『母と暮らせば』舞台挨拶で一部ファンが暴挙!? 「映画鑑賞せず退席」に批判噴出

2015hahatokurase.jpg
『母と暮せば』公式サイトより

 9日に長崎県内で行われた嵐・二宮和也の出演映画『母と暮せば』の舞台挨拶つき試写会をめぐって、参加した一部のファンに批判が集中している。当日、県内2カ所の劇場で舞台挨拶に臨んだ二宮だったが、映画そっちのけで“追っかけ”に徹してしまったファンがいたことに、観客たちは怒りを隠せなかったようだ。

 当日は主演の吉永小百合、山田洋次監督とともに、舞台挨拶に臨んだ二宮。作品のテーマとなった長崎の地で、「戦争を知らない若い世代」に鑑賞してもらいたいと訴えていた。