誰もが被害者に!? 法律をかいくぐる「詐欺まがい企業」の衝撃手口と、働く社員の意外な「人種」

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詐欺師ハンドブック―基礎編から応用編まで(トランスワールドジャパン)
 7日夜に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、「最新詐欺を弁護士と調査!『架空請求メール』編」と題し、世間の財布を狙う悪質な詐欺行為が紹介された。  番組では、利用した覚えのないインターネットサイトなどの多額の料金支払いに関し、悪質業者が「裁判」や「法律」など一般人には不慣れかつ重いワードを用意することによって不安をあおり、最終的には「違約金」「解約料」をだまし取るという手口を公開。最初のうちは100万円近い架空の利用料・会員料を迫ってくるが、「今回は特別に」と付け加えて10万円程度の違約金を求めてくる。100万円からの金額の“落差”で気を楽にさせ、支払いをさせようというやり口だ。  以前、スポーツ系の「情報商材企業」で働いていた経験を持つM氏に話を聞いたところ、これはあらゆる詐欺の常套手段であり、番組のような完全なる「犯罪行為」をせずとも、一般人から金銭をせしめるのは容易いと語る。 「業者の中には、法律の網の目をくぐり、社会システムの中で活動する企業や集団がいます。私は主に競馬を中心とした“予想サービス”でしたが、これも限りなく黒に近いグレー。出される予想には基本的に根拠がありませんが、メールと営業の電話番が『業界の特別な組織』や『競馬とのつながり』など、ギャンブルの裏に隠された“意図”があるかのように見せかけ、毎週、不特定多数から数万円~数十万円の『情報料』をせしめる。金額の落差も相手の『ハマリ具合』を見極めて設定します。外れたら即『侘び状』を入れ、もっと優れた情報を見つけ出して提供すると語り、利用継続を図る。ユーザーとすれば数万円もの金をドブに捨てたことで『取り返したい』という思いが強くなる。業者はそういった心理を巧みに突き、ユーザーをがんじがらめにするのです。馬券購入や情報料は基本的にユーザーの“自己責任”ですので、情報購入に関する注意の記載がどこかに小さくともあれば、基本的には問題視されません。メールや営業でも『絶対当たる』や『JRA(日本中央競馬会)とつながっている』といったワードは使わないんです」  インターネットの架空請求のような明らかな犯罪ではなく、法律のギリギリを守りつつ、「組織」や「意図」など抽象的な「空想世界」を見せ、金銭を狙う業者が存在するらしい。そして、M氏が最も問題視するのは、こういった悪質かつ巧妙な手口を行う“人材”にあるという。 「こういった情報を扱う企業の社員は、決して反社会的勢力やチンピラが中心ではありません。普通の家庭に生まれ、普通に大学を卒業した人間がほとんどです。中には早稲田、慶応などの一流大学出もいるのだから驚きます。彼らは社会の動向やトレンドへの関心が強く、時流に合致した“ネタ”でユーザー心理を誘導するんです。以前は、AKB商法を取り入れる方法はないかと考えていた人もいました(笑)。疑り深い普通の人でも、だまされる可能性があるほどのテクニックを彼らは持っています。そして何より、一応は法を守り『犯罪ではない』という意識の元に組織が統率されているため、その行為にためらいがないんですよ。これが一番の問題ですね。年収も通常の企業などでは比較にならないレベルの人もいます。一流大学出身者がいるのもそのせいでは」  M氏がいうには、基本的に「ウマい話・身に覚えのない請求などこの世に存在しない」と考えることで、大抵の詐欺まがいの被害は回避できるそう。もし、架空請求の支払いやガラクタ情報の購入をしてしまった際は、すぐに自治体の消費生活センターに助けを求めるべき。悪質業者は法を守っている建前こそあるが、公の機関や専門家の追及には非常にもろく、面倒ごとを嫌う性質にあり、すぐ返金に応じる場合も多いのだそうだ。  M氏は「年末年始は業者『かきいれ時』。ボーナスや年金の需給日を『勝負』と表現する業者もある。12月に入った今、一般人のみなさんはくれぐれも注意してほしい」と語った。

誰もが被害者に!? 法律をかいくぐる「詐欺まがい企業」の衝撃手口と、働く社員の意外な「人種」

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詐欺師ハンドブック―基礎編から応用編まで(トランスワールドジャパン)
 7日夜に放送された『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)で、「最新詐欺を弁護士と調査!『架空請求メール』編」と題し、世間の財布を狙う悪質な詐欺行為が紹介された。  番組では、利用した覚えのないインターネットサイトなどの多額の料金支払いに関し、悪質業者が「裁判」や「法律」など一般人には不慣れかつ重いワードを用意することによって不安をあおり、最終的には「違約金」「解約料」をだまし取るという手口を公開。最初のうちは100万円近い架空の利用料・会員料を迫ってくるが、「今回は特別に」と付け加えて10万円程度の違約金を求めてくる。100万円からの金額の“落差”で気を楽にさせ、支払いをさせようというやり口だ。  以前、スポーツ系の「情報商材企業」で働いていた経験を持つM氏に話を聞いたところ、これはあらゆる詐欺の常套手段であり、番組のような完全なる「犯罪行為」をせずとも、一般人から金銭をせしめるのは容易いと語る。 「業者の中には、法律の網の目をくぐり、社会システムの中で活動する企業や集団がいます。私は主に競馬を中心とした“予想サービス”でしたが、これも限りなく黒に近いグレー。出される予想には基本的に根拠がありませんが、メールと営業の電話番が『業界の特別な組織』や『競馬とのつながり』など、ギャンブルの裏に隠された“意図”があるかのように見せかけ、毎週、不特定多数から数万円~数十万円の『情報料』をせしめる。金額の落差も相手の『ハマリ具合』を見極めて設定します。外れたら即『侘び状』を入れ、もっと優れた情報を見つけ出して提供すると語り、利用継続を図る。ユーザーとすれば数万円もの金をドブに捨てたことで『取り返したい』という思いが強くなる。業者はそういった心理を巧みに突き、ユーザーをがんじがらめにするのです。馬券購入や情報料は基本的にユーザーの“自己責任”ですので、情報購入に関する注意の記載がどこかに小さくともあれば、基本的には問題視されません。メールや営業でも『絶対当たる』や『JRA(日本中央競馬会)とつながっている』といったワードは使わないんです」  インターネットの架空請求のような明らかな犯罪ではなく、法律のギリギリを守りつつ、「組織」や「意図」など抽象的な「空想世界」を見せ、金銭を狙う業者が存在するらしい。そして、M氏が最も問題視するのは、こういった悪質かつ巧妙な手口を行う“人材”にあるという。 「こういった情報を扱う企業の社員は、決して反社会的勢力やチンピラが中心ではありません。普通の家庭に生まれ、普通に大学を卒業した人間がほとんどです。中には早稲田、慶応などの一流大学出もいるのだから驚きます。彼らは社会の動向やトレンドへの関心が強く、時流に合致した“ネタ”でユーザー心理を誘導するんです。以前は、AKB商法を取り入れる方法はないかと考えていた人もいました(笑)。疑り深い普通の人でも、だまされる可能性があるほどのテクニックを彼らは持っています。そして何より、一応は法を守り『犯罪ではない』という意識の元に組織が統率されているため、その行為にためらいがないんですよ。これが一番の問題ですね。年収も通常の企業などでは比較にならないレベルの人もいます。一流大学出身者がいるのもそのせいでは」  M氏がいうには、基本的に「ウマい話・身に覚えのない請求などこの世に存在しない」と考えることで、大抵の詐欺まがいの被害は回避できるそう。もし、架空請求の支払いやガラクタ情報の購入をしてしまった際は、すぐに自治体の消費生活センターに助けを求めるべき。悪質業者は法を守っている建前こそあるが、公の機関や専門家の追及には非常にもろく、面倒ごとを嫌う性質にあり、すぐ返金に応じる場合も多いのだそうだ。  M氏は「年末年始は業者『かきいれ時』。ボーナスや年金の需給日を『勝負』と表現する業者もある。12月に入った今、一般人のみなさんはくれぐれも注意してほしい」と語った。

吉本ばななをはじめ、作家、漫画家、ミュージシャンら著名人が“酒場愛”をディープに語る新雑誌「酒場人」創刊!

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「酒場人」(オークラ出版)
 吉本ばななとユザーンが、ゆる~く酒場対談!? 『東京都北区赤羽』の清野とおるが“赤くない街”ではしご酒!? 作家、漫画家、ミュージシャンなどの著名人たちが、独断と偏見たっぷりに酒場愛を語る新雑誌「酒場人」(オークラ出版)が、12月8日に新創刊される。  酒好きならば、並んだ名前を見ただけでピンとくるであろう通好みのラインナップは、対談企画に、吉本ばなな(作家)×ユザーン(タブラ奏者)、押切蓮介(漫画家)×山本さほ(漫画家)。インタビューに、ラズウェル細木(漫画家)、吉田戦車(漫画家)、かせきさいだぁ(ミュージシャン)、坂崎重盛(作家)。飲み歩き企画に、清野とおる(漫画家)。実際に居酒屋で酒を飲みながら、ほろ酔い状態で語られる、お気に入りの酒場、些細なこだわり、酒にまつわる失敗談など、この本でしか読めないエピソードが満載だ。  例えば、吉本ばなな、ユザーンらは、吉本ばななの実家を改装して営業される紹介制の料理屋「猫屋台」を舞台に、のんびりモードの鼎談を行う。料理の腕を振るうのは、吉本ばななの実姉であり漫画家のハルノ宵子。そもそもの2人の関係から、それぞれの記憶に強く刻まれている思い出深い酒場まで、まるで親戚の集まりのような和やかな雰囲気の中で語られるエピソードの数々からは、ファンでもなかなか知ることのできなかった新たな一面、魅力を感じられることだろう。  また、今年、俳優・山田孝之主演でドキュメントドラマ化もされた大人気漫画『東京都北区赤羽』の作者、清野とおるは「もう“赤”はたくさん!」と、地名に別の色が入っているという理由のみから「白山駅」周辺を飲み歩く。変わったウワサなど聞かない、ごく一般的な街に思える白山だが、清野氏ならではの磁場が普通では考えられないような出来事や人物を引き寄せて……。  各界で活躍するライター陣による幅広い読みものも見どころのひとつで、せんべろ古本トリオ(安田理央/とみさわ昭仁/柳下毅一郎)は、電車を乗り継ぎながら古本屋と大衆酒場を交互にめぐる「せんべろ古本ツアー」をレポート。ほかにも立ち食いそば屋、焼肉店、回転寿司、公営ギャンブル場、銭湯などなど、さまざまなシチュエーションにおける至福の飲み方を考察するコラムや、レポ漫画なども充実している。  取材班が実際に飲み歩いた酒場を紹介する「エリア特集」は、鎌倉・湘南・横浜(野毛)が舞台。有名店や、押さえておくべき名店のみにはこだわらず、地元民が愛する大衆酒場、定食屋、バーなど、他誌ではあまり見られないようなディープな酒場が多数登場する。  全体の監修は、居酒屋ライターであり、ミュージシャンや漫画家といった顔も持つパリッコが務め、よくある“居酒屋データ本”とは一味違う、酒場へのこだわりと愛がたっぷり詰まった、濃厚な1冊となっている。

吉本ばななをはじめ、作家、漫画家、ミュージシャンら著名人が“酒場愛”をディープに語る新雑誌「酒場人」創刊!

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「酒場人」(オークラ出版)
 吉本ばななとユザーンが、ゆる~く酒場対談!? 『東京都北区赤羽』の清野とおるが“赤くない街”ではしご酒!? 作家、漫画家、ミュージシャンなどの著名人たちが、独断と偏見たっぷりに酒場愛を語る新雑誌「酒場人」(オークラ出版)が、12月8日に新創刊される。  酒好きならば、並んだ名前を見ただけでピンとくるであろう通好みのラインナップは、対談企画に、吉本ばなな(作家)×ユザーン(タブラ奏者)、押切蓮介(漫画家)×山本さほ(漫画家)。インタビューに、ラズウェル細木(漫画家)、吉田戦車(漫画家)、かせきさいだぁ(ミュージシャン)、坂崎重盛(作家)。飲み歩き企画に、清野とおる(漫画家)。実際に居酒屋で酒を飲みながら、ほろ酔い状態で語られる、お気に入りの酒場、些細なこだわり、酒にまつわる失敗談など、この本でしか読めないエピソードが満載だ。  例えば、吉本ばなな、ユザーンらは、吉本ばななの実家を改装して営業される紹介制の料理屋「猫屋台」を舞台に、のんびりモードの鼎談を行う。料理の腕を振るうのは、吉本ばななの実姉であり漫画家のハルノ宵子。そもそもの2人の関係から、それぞれの記憶に強く刻まれている思い出深い酒場まで、まるで親戚の集まりのような和やかな雰囲気の中で語られるエピソードの数々からは、ファンでもなかなか知ることのできなかった新たな一面、魅力を感じられることだろう。  また、今年、俳優・山田孝之主演でドキュメントドラマ化もされた大人気漫画『東京都北区赤羽』の作者、清野とおるは「もう“赤”はたくさん!」と、地名に別の色が入っているという理由のみから「白山駅」周辺を飲み歩く。変わったウワサなど聞かない、ごく一般的な街に思える白山だが、清野氏ならではの磁場が普通では考えられないような出来事や人物を引き寄せて……。  各界で活躍するライター陣による幅広い読みものも見どころのひとつで、せんべろ古本トリオ(安田理央/とみさわ昭仁/柳下毅一郎)は、電車を乗り継ぎながら古本屋と大衆酒場を交互にめぐる「せんべろ古本ツアー」をレポート。ほかにも立ち食いそば屋、焼肉店、回転寿司、公営ギャンブル場、銭湯などなど、さまざまなシチュエーションにおける至福の飲み方を考察するコラムや、レポ漫画なども充実している。  取材班が実際に飲み歩いた酒場を紹介する「エリア特集」は、鎌倉・湘南・横浜(野毛)が舞台。有名店や、押さえておくべき名店のみにはこだわらず、地元民が愛する大衆酒場、定食屋、バーなど、他誌ではあまり見られないようなディープな酒場が多数登場する。  全体の監修は、居酒屋ライターであり、ミュージシャンや漫画家といった顔も持つパリッコが務め、よくある“居酒屋データ本”とは一味違う、酒場へのこだわりと愛がたっぷり詰まった、濃厚な1冊となっている。

受け継いだ「覇王の血」  “元祖イケメンホース”トウカイテイオーの不屈すぎる馬生と「奇跡」

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トウカイテイオー 帝王・栄光の蹄跡(関西テレビ)
 元内閣総理大臣・小泉純一郎氏の次男で、自民党の小泉進次郎衆議院議員がここ数年注目を集めている。圧倒的なキャラクターとオーラを持っていた「覇王」の息子な上、甘いマスクとなれば期待を集めるのも当然である。  競馬に話を変えるのは無理やりかもしれないが、この親子と似た関係性を持った競走馬父子が、かつて存在した。父は「皇帝」と称され、史上初の無敗で3冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を制し、最終的にG1・7勝(歴代最多タイ)を達成したシンボリルドルフ。そして、そのルドルフの初年度産駒であり、G1を4勝したトウカイテイオーである。 1990年~91年、「皇帝の子」として期待を集める1頭であったトウカイテイオーは、デビューから連戦連勝。3戦目から6戦目までの単勝オッズは「1.3、1.2、2.1、1.6」と圧倒的な支持を集め勝利している。5戦目と6戦目は皐月賞・日本ダービーのクラシック2冠競走であり、その大舞台でもまったく危なげなく勝って、父に続く無敗の2冠を達成した。父子2代で無敗の2冠というのは、ルドルフ→テイオー以外にいまだ存在していない。とんでもない記録のはずなのだが、涼しい顔でやってのけるあたりがやはり“王”の名に相応しいといったところか。  ただ、ケガもなくクラシックを走りきったルドルフとは違い、トウカイテイオーはここから、度重なる故障に悩まされることとなる。  日本ダービーを3馬身差で圧勝したものの、レース後に骨折が判明し3冠目の菊花賞は断念。翌年復帰を目指し、リハビリと調整に時間を費やすこととなってしまった。  翌年に復帰したトウカイテイオーは、大阪杯を騎手が追うまでもなく完勝。完全復活を示すとともに、当時長距離戦線において絶対的な強さを誇ったメジロマックイーンと天皇賞春で対決する道を選ぶ。このレースは日本中の注目を集め、新聞には「世紀の対決」という文字がおどった。  結果は、メジロマックイーンが連覇を果たす圧勝。1番人気だったトウカイテイオーは5着に惨敗するとともに、またしても骨折が判明。休養せざるを得なくなった。  復帰戦は、その年の天皇賞・秋だったが、ハイペースに付き合ったのがあだとなり7着。いよいよテイオーにも暗雲が立ち込めたかのように思えてならなかった。  だが、次戦のジャパンカップで、その想像は簡単に裏切られることとなる。10.0倍という生涯最低オッズながらも、トウカイテイオーは外国馬ナチュラリズムとの競り合いを制して勝利。しかも、イギリス二冠牝馬のユーザーフレンドリー、全豪年度代表馬のレッツイロープなど「史上最強メンバー」と称された国際競走での勝利によって、トウカイテイオーは再び日本競馬の頂点に君臨することになった。  だが、ファン投票ダントツの1位で臨んだ有馬記念では、体調不良もあってか終始後方で生涯最低の11着。年明けには左中臀筋を痛めた上、またしても骨折が判明。テイオーはその後、レースから遠ざかることとなる。  復帰したのは、前年以来、364日ぶりの有馬記念だった。ウイニングチケット、ビワハヤヒデなどの新世代、その年のジャパンカップを勝利していたレガシーワールドなど一流馬そろい踏みの中で、陣営はトウカイテイオーに不安を抱いていたそうだ。1年ぶりのレースでは、まともにレースをこなすことすら難しい場合もある。  ただ、トウカイテイオーは自分がレースに出る日をわかっているかのように、当日になって光り輝く馬体に変貌。またがった瞬間、鞍上も勝利を確信したという。  レースは、ねばるビワハヤヒデを押さえ込んでトウカイテイオーの勝利。ほぼ1年ぶり、しかもG1レースでの勝利は、競馬に関わるあらゆる人間の度肝を抜いた。この364日ぶりのG1勝利は、いまだにJRA記録である。想像を絶する「奇跡の復活」に、当日の中山競馬場は興奮のるつぼと化した。  翌年も現役の予定だったが、やはり骨折が判明し、ついに引退。東京競馬場で引退式の後に種牡馬となる。  長いたてがみ、細くまっすぐ伸びた額の流星と顔立ち、しなやかな馬体は極めて高い評価を受けており、現在でもネットで「元祖イケメンホース」といわれている。「強すぎて退屈」とすらいわれた父・ルドルフとは違い、テイオーは常に自身の故障と戦いながら不屈の闘志を燃やした馬として、多大なる人気を集めた。父と同じく顕彰馬となり、殿堂入りしたのも当然である。  そして、ルドルフ→テイオーに続く“3代目”を産むことは最後まで叶わぬまま、25歳でこの世を去った。今は天国で、まぎれもなく“最強の親子”が再会しているかもしれない。  ちなみに、競馬ゲーム『ウイニングポストシリーズ』(コーエーテクモゲームス)では、スーパーホース(架空の競走馬)の1頭に「サードステージ」がおり、トウカイテイオーの仔として登場する。競馬ファンとしても、特別な血のつながりを夢見ずにはいられない存在であることを示す、いい例である。

受け継いだ「覇王の血」  “元祖イケメンホース”トウカイテイオーの不屈すぎる馬生と「奇跡」

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トウカイテイオー 帝王・栄光の蹄跡(関西テレビ)
 元内閣総理大臣・小泉純一郎氏の次男で、自民党の小泉進次郎衆議院議員がここ数年注目を集めている。圧倒的なキャラクターとオーラを持っていた「覇王」の息子な上、甘いマスクとなれば期待を集めるのも当然である。  競馬に話を変えるのは無理やりかもしれないが、この親子と似た関係性を持った競走馬父子が、かつて存在した。父は「皇帝」と称され、史上初の無敗で3冠(皐月賞・日本ダービー・菊花賞)を制し、最終的にG1・7勝(歴代最多タイ)を達成したシンボリルドルフ。そして、そのルドルフの初年度産駒であり、G1を4勝したトウカイテイオーである。 1990年~91年、「皇帝の子」として期待を集める1頭であったトウカイテイオーは、デビューから連戦連勝。3戦目から6戦目までの単勝オッズは「1.3、1.2、2.1、1.6」と圧倒的な支持を集め勝利している。5戦目と6戦目は皐月賞・日本ダービーのクラシック2冠競走であり、その大舞台でもまったく危なげなく勝って、父に続く無敗の2冠を達成した。父子2代で無敗の2冠というのは、ルドルフ→テイオー以外にいまだ存在していない。とんでもない記録のはずなのだが、涼しい顔でやってのけるあたりがやはり“王”の名に相応しいといったところか。  ただ、ケガもなくクラシックを走りきったルドルフとは違い、トウカイテイオーはここから、度重なる故障に悩まされることとなる。  日本ダービーを3馬身差で圧勝したものの、レース後に骨折が判明し3冠目の菊花賞は断念。翌年復帰を目指し、リハビリと調整に時間を費やすこととなってしまった。  翌年に復帰したトウカイテイオーは、大阪杯を騎手が追うまでもなく完勝。完全復活を示すとともに、当時長距離戦線において絶対的な強さを誇ったメジロマックイーンと天皇賞春で対決する道を選ぶ。このレースは日本中の注目を集め、新聞には「世紀の対決」という文字がおどった。  結果は、メジロマックイーンが連覇を果たす圧勝。1番人気だったトウカイテイオーは5着に惨敗するとともに、またしても骨折が判明。休養せざるを得なくなった。  復帰戦は、その年の天皇賞・秋だったが、ハイペースに付き合ったのがあだとなり7着。いよいよテイオーにも暗雲が立ち込めたかのように思えてならなかった。  だが、次戦のジャパンカップで、その想像は簡単に裏切られることとなる。10.0倍という生涯最低オッズながらも、トウカイテイオーは外国馬ナチュラリズムとの競り合いを制して勝利。しかも、イギリス二冠牝馬のユーザーフレンドリー、全豪年度代表馬のレッツイロープなど「史上最強メンバー」と称された国際競走での勝利によって、トウカイテイオーは再び日本競馬の頂点に君臨することになった。  だが、ファン投票ダントツの1位で臨んだ有馬記念では、体調不良もあってか終始後方で生涯最低の11着。年明けには左中臀筋を痛めた上、またしても骨折が判明。テイオーはその後、レースから遠ざかることとなる。  復帰したのは、前年以来、364日ぶりの有馬記念だった。ウイニングチケット、ビワハヤヒデなどの新世代、その年のジャパンカップを勝利していたレガシーワールドなど一流馬そろい踏みの中で、陣営はトウカイテイオーに不安を抱いていたそうだ。1年ぶりのレースでは、まともにレースをこなすことすら難しい場合もある。  ただ、トウカイテイオーは自分がレースに出る日をわかっているかのように、当日になって光り輝く馬体に変貌。またがった瞬間、鞍上も勝利を確信したという。  レースは、ねばるビワハヤヒデを押さえ込んでトウカイテイオーの勝利。ほぼ1年ぶり、しかもG1レースでの勝利は、競馬に関わるあらゆる人間の度肝を抜いた。この364日ぶりのG1勝利は、いまだにJRA記録である。想像を絶する「奇跡の復活」に、当日の中山競馬場は興奮のるつぼと化した。  翌年も現役の予定だったが、やはり骨折が判明し、ついに引退。東京競馬場で引退式の後に種牡馬となる。  長いたてがみ、細くまっすぐ伸びた額の流星と顔立ち、しなやかな馬体は極めて高い評価を受けており、現在でもネットで「元祖イケメンホース」といわれている。「強すぎて退屈」とすらいわれた父・ルドルフとは違い、テイオーは常に自身の故障と戦いながら不屈の闘志を燃やした馬として、多大なる人気を集めた。父と同じく顕彰馬となり、殿堂入りしたのも当然である。  そして、ルドルフ→テイオーに続く“3代目”を産むことは最後まで叶わぬまま、25歳でこの世を去った。今は天国で、まぎれもなく“最強の親子”が再会しているかもしれない。  ちなみに、競馬ゲーム『ウイニングポストシリーズ』(コーエーテクモゲームス)では、スーパーホース(架空の競走馬)の1頭に「サードステージ」がおり、トウカイテイオーの仔として登場する。競馬ファンとしても、特別な血のつながりを夢見ずにはいられない存在であることを示す、いい例である。

工場倒産ラッシュの中国で、期待の成長産業!? おばちゃんも働く「オナホール工場」に潜入!

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型取りされたばかりのオナホールの表面を、電気ゴテで慣らしていく。男性作業員ばかりなのは、男心がわかるから?
 片手に握った人型の物体に、真剣なまなざしで向き合う男たち。  仏像でも彫っているのかと思いきや、彼らが格闘しているのはオナホールである。型枠で成型されたオナホール表面の粗い部分を、電気ゴテで修復しているのだという。  ここは、ポータルサイト「網易」が潜入した、広東省東莞市のアダルトグッズ工場である。
china12082
オナホールにとって最も大切な、内部の型を取る木型。かなり複雑な形をしている
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製造工程を着々と進む、オナホールたち
 ぬめりのある光沢をまとったオナホールたちが、カートによって次の工程へと続々と運ばれていくそのさまは、まるで魚市場の魚のようでもある。  かつて海外向け製品の製造で栄えた東莞市だが、主要な輸出先だった欧州市場の低迷などにより、近年は閉鎖に追い込まれる工場も増えている。しかし、内需に支えられているアダルトグッズ工場だけは別のようだ。  2014年の「中国成人用品市場調査報告」によれば、「アダルトグッズを使ったことがある」「使ってみたい」と答えた人は全体の75%を超え、43%がネットからの購入した経験があることがわかっている。
china12084
梱包作業はおばちゃんたちが担当
 また、中国最大のECサイト「淘宝(タオバオ)」調べでは、アダルトグッズの年間販売量は昨年比で50%増となる見込みで、約3,000万人がアダルトグッズを購入したことになるという。購入者のほとんどは男性であり、18~29歳の若者が購入者全体の65%を占めている。
china12085
工場内の机に置かれてあったという冊子。ゲイの同人誌か?
 完成したオナホールたちは、ホッカムリをしたおばちゃん軍団による梱包を経て、出荷される。この先、それぞれの場所で、男たちのたまりたまった性欲を引き受けることになるオナホールだが、その製造過程には色気がまったくないようだ……。

工場倒産ラッシュの中国で、期待の成長産業!? おばちゃんも働く「オナホール工場」に潜入!

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型取りされたばかりのオナホールの表面を、電気ゴテで慣らしていく。男性作業員ばかりなのは、男心がわかるから?
 片手に握った人型の物体に、真剣なまなざしで向き合う男たち。  仏像でも彫っているのかと思いきや、彼らが格闘しているのはオナホールである。型枠で成型されたオナホール表面の粗い部分を、電気ゴテで修復しているのだという。  ここは、ポータルサイト「網易」が潜入した、広東省東莞市のアダルトグッズ工場である。
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オナホールにとって最も大切な、内部の型を取る木型。かなり複雑な形をしている
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製造工程を着々と進む、オナホールたち
 ぬめりのある光沢をまとったオナホールたちが、カートによって次の工程へと続々と運ばれていくそのさまは、まるで魚市場の魚のようでもある。  かつて海外向け製品の製造で栄えた東莞市だが、主要な輸出先だった欧州市場の低迷などにより、近年は閉鎖に追い込まれる工場も増えている。しかし、内需に支えられているアダルトグッズ工場だけは別のようだ。  2014年の「中国成人用品市場調査報告」によれば、「アダルトグッズを使ったことがある」「使ってみたい」と答えた人は全体の75%を超え、43%がネットからの購入した経験があることがわかっている。
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梱包作業はおばちゃんたちが担当
 また、中国最大のECサイト「淘宝(タオバオ)」調べでは、アダルトグッズの年間販売量は昨年比で50%増となる見込みで、約3,000万人がアダルトグッズを購入したことになるという。購入者のほとんどは男性であり、18~29歳の若者が購入者全体の65%を占めている。
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工場内の机に置かれてあったという冊子。ゲイの同人誌か?
 完成したオナホールたちは、ホッカムリをしたおばちゃん軍団による梱包を経て、出荷される。この先、それぞれの場所で、男たちのたまりたまった性欲を引き受けることになるオナホールだが、その製造過程には色気がまったくないようだ……。

米倉涼子・夫、マスコミへの言動に現れた「モラハラ」の一面! 離婚問題の原因の一端

<p> 本日発売の「婦人公論」(中央公論新社)で喜多嶋舞が「長男の父親は大沢樹生」と告白している。大沢の借金の連帯保証人になり、それがいまだに続いているとも。これまで沈黙を守ってきた喜多嶋だが、おそらく大沢もこれに黙ってはいないだろう。再びメディアを巻き込んだ騒動、情報戦が勃発か!? </p>

「UFCとの契約が……」大みそかの魔裟斗 vs 山本“KID”徳郁が、ほとんど報道されない裏事情

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TBS系『史上最大の限界バトル KYOKUGEN2015』公式サイトより
 “K-1のカリスマ”と呼ばれ、かつてK-1中量級を支えた魔裟斗が、大みそかに一夜限定で復帰することを、どれほどの人がご存じだろうか?  魔裟斗は2009年大みそかの『Dynamite!!』でのアンディ・サワー戦で引退し、その後タレントとして活動してきたが、今回TBSの熱烈オファーを受けて、6年ぶりの限定復帰を決断。対戦相手となるのは、現在、米最大の総合格闘技団体UFCで活躍する山本“KID”徳郁で、3分5ラウンドのK-1ルールでの激突となる。  この試合は、TBSが大みそかに『NHK紅白歌合戦』の裏で放送する『史上最大の限界バトル KYOKUGEN 2015』(午後6時~11時35分予定)で生中継される。  KIDは1972年ミュンヘン五輪レスリング日本代表の山本郁榮氏の息子で、姉はレスリング世界女王の山本美憂、妹は同じくレスリング世界女王で、ダルビッシュ有(MLB・レンジャーズ)と事実婚状態にある山本聖子という格闘技一家で育った。これまで、修斗、K-1、HERO’S、DREAM、UFCなどでファイトしてきた強豪選手だ。  両者は、2004年大みそかにK-1ルールで激突し、魔裟斗が判定勝ちを収めている。その試合はTBSで放送され、瞬間最高視聴率31.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を弾き出し、一時的とはいえ『紅白』を上回る視聴率をマークする伝説の一戦となった。あれから11年の月日を経ての再戦が決まったのだ。  魔裟斗の電撃復帰、そしてKIDとの黄金カード実現で、本来なら各スポーツ紙、スポーツ系WEBサイトが、こぞって大々的に報道しそうなものだが、ほとんど、この一戦のことが報じられていないため、格闘技に興味がある人でさえ、知らない人も多いようだ。なおさら、格闘技好きではない人が知っているはずがない。  それでは、なぜこのような事態になってしまっているのか? 「魔裟斗が復帰して、KIDと対戦するのは格闘技界ではビッグニュースのはずです。しかし、TBSは記者会見すら開かず、マスコミ各社への情報発信も控え気味です。その理由は、KIDが契約しているUFCとの問題があるようです。元来、UFCは契約選手が他の団体で試合をすることを認めていません。従って、今回の魔裟斗対KID戦は認められないはずなのです。抜け道となったのは、どうやら、試合ではなく、『アトラクション』にするという点。あくまでも、この闘いは『KYOKUGEN』というテレビ番組の中で繰り広げられる『余興』というわけです。TBSでは“ガチンコ勝負”をうたっていますが、最終的にはエキシビションマッチ(模範試合)となり、決着がつかない形で落ち着くのでは? と言われています。そんな背景があるため、あまり大々的に宣伝できないようなのです。『KYOKUGEN』では12年大みそかに、清原和博と桑田真澄の野球対決を放送しましたが、それと同じです。この試合と、同番組内で生中継されるボクシング・井岡一翔の世界タイトル戦を同列に見てはいけません」(スポーツ紙記者)  格闘技ファンにとっては、魔裟斗のまさかの復帰、そしてKIDとの再戦はたまらないビッグプレゼントとなるはずだが、過剰な期待はしない方がいいのかもしれない。