ほぼ虐待!? 少年野球監督が“フルチンランニング”強要  「野球のまち」徳島県・阿南市で起きた皮肉

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野球のまち阿南公式サイト
 徳島県阿南市の少年野球チームで先月、40歳代の男性監督が、練習中にミスをした小学3~5年の選手に、「罰」として全裸でランニングをさせていたことがわかった。  監督は保護者や関係者の苦情を受け、監督を辞任した。わが子が「フルチン」でランニングをさせられたとすれば、保護者としても黙っていられるわけがない。「軽率だった」と語った監督の言葉の通り、あまりにも考えなしな行動であったことは間違いない。  ただ、問題は監督の辞任だけではおさまらない模様。なぜなら、今回の事件が起こってしまったこの阿南市、なんと「野球のまち」としての特徴を市として打ち出していたのだ。 「阿南市は明治から中学野球部が創設されており、少年野球や中高年層のチームまで、市だけで90近いチームのある野球の盛んな街なのです。市役所には『野球のまち推進課』も設けられており、本気で野球での地域活性に取り組んでいます。そんな阿南市での少年野球の不祥事ですから、インパクトは大きい。この取り組みを進める市のみなさんからしたら『勘弁してよ』といったところではないでしょうか」(記者)  高校野球においては、かつては池田高校、現在でも鳴門工業や鳴門高校など全国でもめずらしい「公立中心」の勢力図の徳島県。野球に対する熱意の強い県なのかもしれないが、その中でも阿南市は、特に野球に力を入れていた自治体ということか。その中での下品すぎるな不祥事は、確かにバツが悪い。  まあ、野球関連の不祥事というのは枚挙に暇がない。高校野球の選手でいえば、のぞきや窃盗にいじめ、喫煙に飲酒などの不祥事などは毎年必ずといっていいほど報道されるし、さしてめずらしくはないのが現状だ。ただ、こと指導者に関していえば、「暴力」や今回のような「虐待まがい」の行為が多い。  9月には、愛媛県の済美高校でのコーチの暴力で部員が退部届けを出したことが明るみになり、コーチが謹慎処分に。山口県の柳井商工の監督は、部員への暴力とそれに関する報告の遅れで2年間の謹慎処分。校名は非公表ながら、同僚へのセクハラなど、今年だけでもかなりの数の指導者の不祥事が取りざたされ、処分の対象となっている。  阿南市の事件は少年野球での不祥事ではあるが、体罰などに対する目が厳しくなった現代社会では、指導者もそれに合わせた行動が必要なのは当然である。ある程度の暴力が許容された、昔の下らない風潮を信じ込んでいるような人間に、もう指導者は務まらないのかもしれない。

「日経エンタ」選出「2015年の顔」3名に大ブーイング! 又吉直樹もギリギリで……

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AKBの女王です
 流行情報誌「日経エンタテインメント!」(日経BP)の、2016年1月号の表紙に「2015年の主役」として芸人のピース・又吉直樹、女優の土屋太鳳、HKT48の指原莉乃が並ぶことがわかったのだが……。  発表直後から、ネット上などでは「日経エンタセンスないね」「AKBねじ込んできたなあ」「土屋太鳳って朝ドラヒロインやっただけでは」という、この選考に対する疑問と憤りの声であふれた。  もっとも、又吉直樹に関しては好意的な声は多い。芸人ながら小説『火花』(文藝春秋)で伝統ある芥川賞を受賞し、話題性も手伝って同賞史上最高の200万部を超える大ベストセラーになった。ネット上には「又吉は納得」という声が多いものの、一部では「テレビ出すぎで飽きてきた」という声や、話題先行による芥川賞の価値の疑問に対する声もある。又吉が出るなら、一緒に『スクラップ・アンド・ビルド』(文藝春秋)で受賞し、特異なキャラで注目された羽田圭介氏を出せとの声もあったようだが……。  又吉に関しては一定の理解を得られているようだが、同じく並ぶ土屋太鳳には厳しい声が多い。朝ドラ『まれ』(NHK)でヒロインを演じたが、『まれ』はここ数年の朝ドラの中では明らかに視聴率が低く、行き当たりばったりに見える脚本も不評だった。決して土屋一人の責任ではないのだろうが、「今年の顔」としてはインパクトには欠けるのだろう。「波瑠を出せ」という声もあるとおり、現在の朝ドラ『あさが来た』が毎週最高視聴率を更新している上にストーリーも絶賛の嵐ということで、『まれ』はとうに忘れ去られてしまった模様。悲しい。まあ、彼女の位置が広瀬すずに代わっていても同じような反応だと思うが……。  指原莉乃にいたっては、好意的な意見など皆無に等しい。今年6月の『第7回AKB48選抜総選挙』で“女王”に返り咲いたということで「真の1位」としてのインタビューらしいが、「たかがAKBで女王とか……」「バラエティで問題発言していただけ」などなど、書ききれないほどの罵詈雑言が飛び交っている。この雑誌の3人のチョイスに「事務所の力が働いている」と多くの人がいぶかる最大の原因が、指原にあるのは間違いないだろう。  多くの人にとっては、なんとも納得がいかないらしい「2015年の主役」。よくよく考えてみれば、ラグビーの五郎丸歩選手や松岡修造、女優の有村佳純に俳優の窪田正孝などのほうが、「ブレイク」という点では納得いくような気がしないでもない。スポーツがらみの人は避けたのだろうか。  すでに発表してしまっている以上、編集部としても面子を変えることはできないだろう。まさかとは思うが、他の人にインタビューを断られまくった末の人選だったなんてことは……。

マライア・キャリーご自慢の“ハローキティ・バスルーム”、またキティが増量された模様!

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下記の写真と体の幅が違うのはなんでだろう……

 今年は、ラスベガスの長期公演をスタートさせ、億万長者ジェームズ・パッカーと交際を始めるなど、公私共に充実した1年となったマライア・キャリー。そんな彼女が、5日に行われた、ラッパーのバスタ・ライムスのコンサート『Busta Rhymes & Friends』にゲスト出演した。

 黒人の血を引くハーフであることから、ブラック・コミュニティで高い人気を誇るマライアは、ラッパーたちからプリンセスとあがめられている。一番目の夫トミー・モトーラ社長と離婚し、セクシー路線に転向した時には、たくさんのラッパーやR&B歌手たちとコラボし、バスタとも2002年に「I Know What You Want ft. Flipmode Squad」でコラボ。彼らからは、今なおミューズ扱いされている。トラブルが多かったバスタはラッパーとしてやや落ち目になっており、外見もでっぷりと太り、絶頂期の面影はない。しかし、“自分を大事に扱ってくれる友人”を大切にするマライアは、バスタのコンサートに「黒のコルセットに黒のレザーパンツ」というイケイケな姿で出演したのである。

マイナンバー汚職“異色の官僚”が激白! 「本当の汚職官僚」と「不安だらけの制度の穴」

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「週刊現代」(12/19日号、講談社)
今週の注目記事・第1位 「マイナンバー汚職 逮捕された厚労省の役人がぶちまけた!『オレよりもっと悪いヤツがいる』」(「週刊現代」12/19号) 第2位 「同居の甥が明かした 原節子が愛した男」(「週刊文春」12/10号) 「ヴェールを脱いだ『原節子』隠遁52年間の後半生」(「週刊新潮」12/10号) 第3位 「<枝切り鋏事件> 『三角関係』頂点にいた女の役回り」(「週刊新潮」12/10号) 第4位 「神戸山口組に藤原健治組長『衝撃加入』の全真相」(「アサヒ芸能」12/10号) 「紳助“芸能界追放”の引き金を引いた山口組ナンバー3 [橋本弘文会長]が突如『離脱表明』」(「週刊ポスト」12/18号) 第5位 「【突如脱退発表】ジャニーズ激震“カトゥーン田口の乱”」(「週刊文春」12/10号) 第6位 「このままでは『自民党一党独裁』だ 来年7月『衆参ダブル選』」(「週刊ポスト」12/18号) 第7位 「プーチン対エルドアン 独裁者チキンレースの行方」(「週刊文春」12/10号) 第8位 「ミステリーベスト10 2015」(「週刊文春」12/10号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!?  今週の現代、ポストのグラビアは低調である。現代は頭のカラーで「<独占掲載> 南野陽子 私の青春」。後半はハーフタレント「ハーフタレントNo.1 マギー ザ・ダイナマイト」と「裸になるため夫と別れました 人妻ヘアヌード 千葉ねね」。袋とじは「『にっかつロマンポルノ』の時代」。  ポストは、3回目になった山田佳子の「この人とゆめの湯めぐり」。『ザ・ウーマン』(友映)や『魔界天生』(東映)などの出ていた女優「佳那晃子 23歳、伝説の乳房」。両誌ともに、インパクトに欠ける。記事にいこう。  今週のポスト「死ぬまでSEX」は、これも毎度おなじみの勃起薬、ED治療薬の紹介特集である。  まずはバイアグラ、レビトラ、シアリスなど、あなたのセックスに合うED薬の選び方。次は、有名AV男優が撮影前にこっそり飲んでいる「勃起サプリ」はこれだ! 意外なサプリは、AV男優の志良玉弾吾氏の飲んでいる「エビオス錠」である。ビール酵母を原料とするこのサプリは、胃もたれ、消化不良等に効くとうたわれているが、亜鉛やセレンなど精子生産に必要なミネラルが豊富なことから、「万能サプリ」として注目されているというのだ。  そのほかには、薬がダメでも絶対にあきらめない! 何歳になっても上向きにする、最新ED治療の紹介。東京・五反田にあるED改善を謳う風俗店の潜入ルポ。このAVを見れば、あなたのED危険度がわかる。  1,000年に1人の人妻という触れ込みでAVデビューした、水原梨花の最新作『ヤラしい義父の嫁いぢり お義父さん、もう許してください』(マドンナ)。これを見て興奮しない人、はED度100%だという。  現代は、女性から見た「男性器と性衝動」の研究。こんな33歳・女性会社事務員の話が載っている。 「勃起した男性器を見ると、女性は喜ぶと思いますよ。目の前の私に興奮してくれている証拠でしょう? それに男性器の大きさの変化が目に見えてわかるので、見ていて面白い。女性にはないから、不思議なモノだなぁっていつも思います。勃起するとスーッと血管が浮き出て男らしさを感じるし、亀頭のすべすべな感じも大好きなんです」  そんなに、かわいいかい? 男性器のタイプ別の特徴も載っている。きのこ型、ゴンブト型、ドリル型、湾曲型、ツチノコ型、マグナム型などである。興味がある方はご覧あれ。  現代によれば、フェラチオは男性への奉仕といった単純なものではないそうである。男性器をくわえる時、女性の脳は官能を感じているそうだ。 「女性が性行為をしているとき、脳内にはオキシトシンやエンドルフィン、ドーパミンといったホルモンが出て、快感が高まると言われています。物理的に挿入されるから気持ちがいいわけではありません。キスや愛撫、オーラルセックスなど前戯を十分にすることでホルモンが分泌されて、快楽に溺れていくのです。フェラチオをすると、脳内でホルモンが分泌されることは十分にありえます。男性器が挿入されると想像したり、男性が悦んでいる姿を見て興奮することで、ホルモンが分泌されるわけです。そうなると、女性は舐めているだけで気持ちがいい」(咲江レディスクリニック院長丹羽咲江氏)  今週は、「女性から見た男性器」という視点から特集を組んだ現代にやや分がある。よって、現代の勝ち!  まずは、文春恒例の「国内海外ミステリーベスト10 2015」を少し紹介しよう。  国内の第1位は『王とサーカス』(米澤穂信/東京創元社)。第2位は『流』(東山彰良/講談社)。第3位は『戦場のコックたち』(深緑野分/東京創元社)。第4位が『ミステリー・アリーナ』(深水黎一郎/原書房)。第5位が『鍵の掛かった男』(有栖川有栖/幻冬舎)   海外は第1位が『悲しみのイレーヌ』(ピエール・ルメートル/文春文庫)。第2位は『スキン・コレクター』(ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋)。第3位が『ありふれた祈り』(ウィリアム・ケント・クルーガー/ハヤカワ・ポケット・ミステリ)。第4位が『声』(アーナルデュル・インドリダソン/東京創元社)。第5位は『偽りの楽園』(トム・ロブ・スミス/新潮文庫)。  私がこの中で読んだのは、『悲しみのイレーヌ』『ありふれた祈り』、7位に入っている88歳の元殺人課の刑事が主人公の『もう過去はいらない』(ダニエル・フリードマン/創元推理文庫)、『流』ぐらいである。  その中で、お薦めは『もう過去はいらない』。先日、北方謙三氏にも勧めておいたが、格好いいジジイ・ハードボイルドの傑作だと思う。  さて、シリアで起きたトルコの戦闘機によるロシア爆撃機撃墜は、せっかくパリ・テロ事件でまとまりかけていた欧米とロシアとの関係修復を元に戻してしまいそうである。 「10月にウィーンで開かれた米国やサウジアラビアなどとの外相会合で、ロシアがシリア領内にあるロシア軍基地の存続などを条件に、和平後の大統領選にアサド現大統領が立候補しないことを認めるという大胆な秘密提案をしたとされます。これなら、打倒ISが最優先課題の欧米も妥協の余地がある」(モスクワ特派員)  だが、これも元の木阿弥。  文春によれば、ロシアのプーチンとトルコのエルドアンは似た者同士だという。 「(トルコ・エルドアン首相は)最大都市イスタンブールのスラム街に生まれ、同市市長を経て首相となりました。政教分離を国是とするトルコにあってイスラム色の強い政党リーダーとして初めて単独政権を握ったのです。当初は、経済の構造改革に取り組み国民所得を就任後十年間で三倍にし、『ゼロプロブレム外交』と呼ばれる全方位外交で周辺国と良好な関係を築き、“中東の優等生”と呼ばれました」(外信部記者)  しかし、昨年大統領に就任する前から独裁色を強めるようになっていき、「批判的なメディアに圧力をかける強権的体質を露骨に示すようになりました」(同)。昨年、白い宮殿と呼ばれる大統領官邸を新築した。建設費は日本円で700億円にも上り、部屋数は1,150もある。これは米ホワイトハウスの30倍以上、フランスのベルサイユ宮殿よりも広いという。  ロシアと共に強い指導者を好む国民性を追い風に高支持率を維持し、強権的な政権運営を続けているため、どちらも簡単に折れるわけにはいかないようだ。  ポストは、少し前に安倍首相の引退が近いという特集を組んだばかりだが、今度は安倍首相が衆参同日選挙に踏み切り、その結果、自民党一党独裁政権ができるという特集を組んでいる。  週刊誌の良さも悪さも、「いい加減」なところである。朝令暮改は当たり前。その典型的な記事であろう。  首相周辺は、来年7月に衆参ダブル選を考え始めたというのである。これが実施されると、憲政史上3回目になる衆参同日選挙だが、そのXデーは来年の7月10日になるそうだ。  自民党内で、衆院選と参院選の同日選挙論が急速に広がっている。口火を切ったのは、佐藤勉国会対策委員長だった。11月28日の自民党議員のパーティーで、「来年ダブル選挙があるかもしれない」とぶち上げた。  次に、谷垣禎一幹事長も「いろいろな可能性はある」と追随し、伊達忠一参院自民党幹事長も参院選との相乗効果が見込めると歓迎のコメントを出した。政権与党の幹部たちがここまで解散日程に踏み込むのは異例といえると書いているが、それはそうだろう。  本来、解散総選挙は総理大臣の専権事項であり、党幹部は解散について質問されても言及しないというのが、これまでの慣例だったからである。  総選挙は解散の日から40日以内と定められるなど、投開票日は国会日程との絡みで細かい制約がある。その数少ないチャンスの日が、7月10日だというのである。  しかし、その日に同日選挙を実施するためには、通常国会を正月の1月4日に召集し、安倍首相は会期末の6月1日にピンポイントで衆院を解散しなければならない。  さらに、1月4日には宮中で「奏事始」という祭儀が行われるのだが、天皇に国会への臨席を求めなければいけない(開会式は招集の数日後にすることも可能のようだが)。  安倍首相は、その高いハードルを乗り越えようと「決断」をしたようである。11月16日、「大変異例だが1月4日に通常国会を召集したい」と、外遊先のトルコで同行記者団にそう表明したのである。  その背景には、こういう腹づもりがあるという。野党は選挙への準備不足である。また、安保法制で落ち込んだ内閣支持率が、いまや40%台まで回復している。  それに、おおさか維新の会が知事・市長のダブル選挙で大勝したことがある。同日選挙となれば、橋下氏は衆院選に出馬するかもしれない。そうなれば、橋下維新の会を取り込める。  さらに、朝日新聞の自民党員への世論調査で、安倍首相は、小泉純一郎、田中角栄など並みいる歴代総裁を抜いて「最も評価する総裁」の第1位に選ばれたのである。これは、憲法改正に積極的だという点が評価されたのであろう。  ポストは、安倍首相が増税再延期を掲げて同日選挙を打てば、圧勝するのは間違いないと読む。選挙資金は大企業から分捕る法人税減税をすれば、選挙の資金作りには困らないというわけである。  こうやって同日選挙で大勝して、おおさか維新の会と組んで3分の2を確保できれば「21世紀自民党」結党で、憲法改正へとまっしぐらに進むというのである。  当て事と越中ふんどしは向こうから外れるの喩えあり。安倍首相が考えそうなことだが、そううまくいかせてはならないという良識が、われわれ多くの国民の側にもある。来年の参議院選が「関ヶ原」になることは間違いない。  ところで、ジャニーズで異変が起きているようだ。来年3月にデビュー10周年を迎えるアイドルグループ「KAT-TUN」の田口淳之介(30)がテレビの生番組で、グループを離れ、ジャニーズ事務所も退所すると宣言したのである。  これでKAT-TUNからの脱退者は赤西仁、田中聖に続いて3人目だそうだ。田口の件は水面下で春先から話し合いが進められていたと、文春でテレビ局スタッフが話している。  発端は「花見報道」だという。今年4月に女性自身で、田口が女優の小嶺麗奈(35)と、彼女の母親と一緒に花見を楽しんでいたことをスクープされてしまった。年上の小嶺とは、8年越しの付き合いだそうだ。  小嶺は、現在は女優としての活動はしておらず、ヒーリングサロンを経営しているという。田口は「何を言われようと、一緒にいたい」と言っているようだが、事務所側がこれにいい顔をせず、今回のような発言になったそうである。  30を越えた男と女が好き合っているのに、事務所がどうこういうのはおかしいと思うが、この世界の常識では「礼儀を知らない」(芸能プロ関係者)ということになってしまうらしい。  そこそこ売れたのだから、ジャニーズ事務所を離れても芸能活動を続けていけばいいのにと思うが、「田口も小嶺も芸能界カムバックは無理」(同)だというのだ。  ジャニーズに刃向かうヤツはテレビでは使うな、芸能界から追放するというのでは、異常というしかあるまい。だが、元KAT-TUNの田中聖は「僕はジャニーズを辞めて、全部なくしてしまった」と証言している。  ジャニーズの力で人気者になっていただけで、その間に実力をつける自覚も才能もなかったのではないか。今回の田口脱退で、ジャニーズ事務所の「メディア恐怖支配」が少しでも崩れることを期待しているのだが。  山口組と神戸山口組との抗争が、熾烈になってきている。11月15日に起きた愛桜会・菱田達之会長惨殺事件は愛桜会が六代目山口組に残った側であったため、すわ、神戸山口組の犯行かと組関係者だけではなく警察にも激震が走ったが、今のところ真相は闇の中のようである。  アサヒ芸能が、六代目体制で幹部の地位にあった藤原健治組長が神戸山口組に加入した「事件」を報じている。それも11月21日に岡山市内で山口組の「若頭会」が開かれようとしている直前に、この情報が流れたというのだ。  藤原組は岡山に本拠を置く組織だが、神戸山口組の池田孝志舎弟頭への筋立てがあったのではないかと、捜査関係者は見ているようだ。  そのほかにも、多くの地域で神戸山口組の示威行動が起こっている。神戸側が山口組に対して「硬軟自在の揺さぶりを水面下で熾烈化させている実態がうかがわれる」(アサ芸)という。 「神戸山口組の多数派工作はさらに北上し、すでに六代目山口組は対応に乗り出したとの情報もある」(捜査関係者)  ポストによれば、12月1日に行われた五代目山口組・渡辺芳則組長の命日に当たり、六代目司組長も姿を現したが、墓参りを終えて本部に戻る車の列から山口組統括委員長で極心連合会の橋本弘文会長の車が離脱し、携帯電話がつながらなくなったと大騒ぎになったというのだ。  橋本会長の名は、島田紳助が芸能界を引退する際、メディアで繰り返し報道された。  すわ、山口組から神戸山口組へ? とささやかれたが、山口組関係者は「橋本会長は心臓に持病があり、そのせいで連絡が取れなかっただけ。離脱うんぬんは完全な誤報だ。事始めにも当然、姿を見せる」。  真偽のほどはわからないが、事態は風雲急を告げ、一触即発状態であることは間違いないようだ。  さて、8月13日に、元プロボクサーで慶應大法科大学院生だった小番(こつがい)一騎(25)が、妻の不倫相手で弁護士の陰茎を切り取った事件は、衝撃を与えた。  その裁判が11月26日に東京地裁で開かれ、その模様を新潮が伝えている。そこで冒頭陳述が読み上げられたが「小番の奥さんと被害者のセックスに関する話ばかりで、かなり驚きました」(傍聴人のひとり)。  港区内に事務所を持つ弁護士のところに、小番の奥さんAが勤め始め、7カ月後に「被害者は、Aと共に港区内の寿司屋で食事を取り、飲酒した後、事務所に戻り、同所内で初めて性交した。Aは嫌がる様子を見せなかった」(冒頭陳述より)。  2人は何度も逢瀬を重ね、Aは嫌がるそぶりを見せず「被害者の陰茎を口淫した」(同)という。  しかし、弁護士がAのことをあだ名で呼んだことで、2人の関係がおかしくなり始めた。そんな時、帰りが遅いことで妻を小番が咎め、ケンカになった。Aは「上司からセクハラされて悩んでいる」と「ウソ」をつき、強いショックを受けた小番が、逆上して弁護士事務所に妻と赴き、ボクシングで鍛えたパンチを浴びせた後、「被告人は、持っていたリュックサックから前記のはさみを取り出し、被害者のズボンを脱がせ、左手で陰茎を取り出し、右手に持ったはさみでこれを切断した」(同)。  切ったペニスは、共用トイレに流してしまった。  被害者の弁護士は緊急手術を受けたが、「陰茎が根元から1センチ程度しか残っておらず、現在、被害者は、小便用便器での排尿は不可能」(同)だという。  妻の浮気が、2人の男の人生を大きく狂わせてしまったのである。  今週の文春と新潮は、原節子一色である。9月5日、昭和の大女優・原節子(本名・会田昌江)は、敬愛した小津安二郎監督が屋敷を構えた鎌倉の地で静かに息を引き取った。享年95。  文春によれば、肺炎が悪化し、神奈川県内の病院に運ばれたのは8月中旬のことだった。ただ入院当初は、彼女の病状は親族の間でも楽観視されていたという。50年以上にわたって原と同居していた甥の熊谷久昭氏が、こう語っている。 「看取ったのは私を入れて5人ほどでした。生前、元気な頃に遺書を書くと言っていたのですが、結局残さずに逝ってしまいました。私にとっては贅沢を許してくれない、うるさい叔母さんという感じでしたね」  原は大正9年、横浜市で二男五女の末っ子として生まれた。新潮によれば、女学生時代には教育家になろうと考えたり、英文学をやろうと思ったりしていたと原は自叙伝の中で述べている。  原の父親は日本橋で衣類関係の問屋を営んでいて、恵まれた幼少期を送ったかに見えるが、親しい友人たちによれば、そうでもなかったようだ。 「お母さんがかわいそうな人でね。関東大震災の際、沸騰した鍋を頭からかぶってしまったのです。近所で“小町”と言われるほどきれいな人だったのに」(友人)  さらに、1929年の世界恐慌で生糸の価格が暴落して家が傾き、「昌江ちゃんはいつも同じ服ばかり着る“着たきり雀”になった。卒業後は、横浜高等女学校に進んだのですが、家計を助けるため、2年で中退してしまったんです」(同)  義兄で映画監督の熊谷久虎氏の推薦を受け、日活撮影所に入社する。その後、引退までの28年間で、小津監督などの作品を含む112本に上る映画に出演した。華やかな映画スターとして一時代を築いた原だが、引退後は一転、映画関係者との接触をすべて断ってしまった。  突然の引退の理由は、さまざまにいわれている。真っ先に上がるのは、実兄で映画カメラマンの会田吉男の事故死である。昭和28年、映画『白魚』の撮影中、会田はカメラを持ったまま機関車にはねられ、命を落とすのだ。  だが、こうした見方もある。ある日、撮影所で、原が岡田茉莉子に衝撃的な話を打ち明けたという。 「『今朝、鏡に向かったら、片方の目が見えないのよ』とおっしゃるのです。昔は、フィルムの感度が悪かったので、眼にライトを強く当てないと、綺麗に映らなかったのです。特に原さんはクローズアップの表情が美しかったですから、他の女優よりもライトを多く浴びていたと思います。また引退の2年前に公開された『秋日和』の撮影中には、『畳の上での芝居がしづらくなってきたので、もうやめたいの』と弱気におっしゃられたのです。その原因が眼の病気かどうかわかりません。ただ小津さんの映画は、畳の上での演技が多いことは間違いありませんものね」  甥の久昭氏も、引退の原因は白内障によるものだと考えているようだ。  引退後の準備は万全だったという。何しろ新潮によれば、51年、公務員の初任給が6,500円にすぎなかった時、原の出演料は映画1本あたり300万円を超えたそうだ。 「そのたびに、都内の狛江や練馬、杉並などの土地を購入したそうです」と、映画評論家の白井佳夫氏は語っている。原が芸能界を去って31年を経た、94年のことだ。 「国税庁が発表した前年度の高額納税者75位に、原の本名、合田昌江の名が載りました。納税額は3億7,800万円で、所得総額は13億円近かったはず。隠遁する前まで住んでいた東京都狛江市の800坪余りの土地を、電力中央研究所に売却したんです」(古手の記者)  だが、彼女の隠遁生活は質素を極めていたと、久昭氏が文春で話している。 「もちろん彼女が1人で食べていく分には困りませんでした。八十代の頃までは、うちの車で葉山のあたりに一緒に買い物に行くことはありましたが、主に食材とか日用品を買うだけで、洋服は買わなかったですね」  タバコは初老の頃に止めたそうだが、お酒は90歳を過ぎても毎日たしなんでいたという。 「小さい缶ビールを一日一本飲んでいましたね」(久昭氏)  意外といっては失礼だが、テレビを見るより本が好きで、それも社会問題に関する本を読んでいたという。「経済問題や、イスラム国などの国際情勢や地球温暖化問題などにも興味を持っていた」と、久昭氏が言っている。  新潮では、日経の経済面なんかを特によく目を通していて、株をちょっとやっていたそうである。 「詳しくは知りませんが、損したり儲けたり、だったのだと思います」(久昭氏)  永遠の処女といわれる原だから女優時代はスキャンダルとは無縁だったが、男性の影はあったのではないかという指摘は多くある。  よくいわれるのは、小津監督との関係である。小津の妹・山下トクは、生前、2人の関係をこう述懐していたという。 「私は、おそらく兄は、原さんのことが好きだったと思います。ただ、兄は仕事と私生活を切り離して考えようとしていました。あれだけの大女優を個人で所有するものではないと割り切ろうとしていたんじゃないでしょうか」(「文芸春秋」1989年9月号)  そのほかにも、東宝のプロデューサーだった藤本真澄や、驚くことに義兄であり映画監督の熊谷氏の名前も挙がっている。  原を取材しているノンフィクション作家の石井妙子氏が、こう解説する。 「原節子と熊谷久虎氏は二人だけで生活した時期もあり、久虎氏が亡くなるまで、その傍らから離れることはなかった。(中略)男女関係があったかは噂の域を出ませんが、強固な精神的な結びつきがあったのは間違いありません」  新潮には、このような話も載っている。2004年に89歳で物故した矢沢正雄さんは陸上短距離の代表選手としてベルリン五輪に出場し、帰国直後の36年秋、日独合作映画『新しき土』の撮影でドイツに渡る前の16歳の原節子と出会った。  よく落ち合って、餅菓子を食べに行ったりしていたと矢澤氏は語っていたという。だが、順調だった2人の交際も、戦争の波にのみ込まれる。  戦地へ行っても文通は続けていた2人だが、43年、無事復員した矢沢さんは、「本当に生きていてくれてよかった」という原の歓待に、「何を置いても彼女と一緒になろう」と決心したという。  だが、厳格な父に「ああいう華やかな仕事をしてる人は、お前のためにならない」と大反対され、7年に及んだ恋愛は潰えたという。  藤本とは、こんな話がある。昭和20年代、下北沢にあった「マコト」という喫茶店でアルバイトをしていた藤井哲雄さん(85)が、こう証言する。 「ある日ママに、“明日は藤本先生が来るから、2階の部屋をよく掃除しておいて”と言われました。すると翌日の昼下がり、のちに東宝映画社長になる映画プロデューサーの藤本真澄さんが、後から原節子さんが現れたんです。それから1年ほど、月に1、2回は従業員に暇が出され、建物が2人に提供されていました」  永遠の処女は、恋多き女でもあったようである。  私は、原の映画の中では『晩春』(1949年)が好きだ。原は笠智衆が演じる大学教授の娘。母親を早く亡くし、父の面倒見ているうちに「お嫁行きたくない、お父さんと一緒にいるほうが幸せ」だと、「疑似近親相姦的」(白井佳夫氏)絆ができてしまう。婚期に遅れた娘を嫁がせるために父親は再婚するふりをして、娘を結婚させるという物語である。結婚式を終えて、家に帰ってきた笠がひとりでぽつんとお茶を飲むシーンが印象的である。  今週の第1位は、マイナンバーに関する贈収賄事件で逮捕された厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐の中安一幸氏(46歳)の独占インタビューに成功した、現代に捧げる。  中安氏が逮捕されたのは10月13日。マイナンバー制度導入に備えた社会保障分野でのシステム構築事業について、厚労省が11年10月に公募した企画競争で、ITコンサルタント会社に便宜を図り、現金約100万円を受け取ったという容疑である。  メディアは彼のことを「異色の官僚」と呼び、勤務態度やブランド物で身を固め、派手に遊び歩いていると報じた。  だが中安氏本人は、ITに関する知識と、事業を実現する行動力がずば抜けていたことは事実だと認めながら、それ以外は事実ではないとこう話している。 「出勤していなかったのも、遊び歩いていたからじゃない。六本木で豪遊していたといわれていましたが、僕は酒を飲めませんからね」(中安氏)  親しかったIT会社の社長から100万円をもらったことは認めているが、それも自費で仕事をしていたからカネがなく、それを見ていた社長から「カネを出してやる」と言われて受け取ったもので、便宜を図るつもりもなかったと話す。  マイナンバー制度の導入が始まった14年から15年に、その事業を取り仕切った人物こそが、警察が狙う「本丸」だとも言っている。  贈収賄事件の進展がどうなるかは不透明だが、彼の言っているマイナンバー批判は一聴の価値がある。 「これからさらに、マイナンバー絡みの問題が頻発するのも間違いない。なぜなら、そもそも番号を国民全員に配るというのが、間違っているからです。国民の情報を国が一括して管理するなら、番号なんて配らなくても、省庁同士が連携すればいいだけの話でしょう。そして、『国で一元管理してもいいですか。政府を信用できますか』と国民に問えばいいんです。でも政府は、国民から信用を得られず、マイナンバーを導入できない事態になるのを恐れたんでしょう。そこで、正しい導入のプロセスを踏まず、カード配るという逃げを打った。(中略)カードを配れば、番号を売り買いする人間が必ず出てきます。誰が売るのかといえば、情報を管理している者しかない。つまり省庁の役人です」(同)  彼は「僕以上の『悪人』が逮捕されることになれば、本当の汚職官僚は誰かがわかる。そして、マイナンバーがいかに不安だらけな制度かも、明らかになるはずです」と言っている。  遅配、誤配などが頻発しているマイナンバーだが、そんな表面的なことではなく、なぜこんな曖昧な制度が3,000億円といわれる血税を使って拙速に政府がやろうとしているのか、原点に返って問い直されなければいけない。サラリーマン川柳だかに「マイナンバー いつの間にかナンマイダー」というのがあったが、こんなものは早く葬ったほうがいい。 (文=元木昌彦)

マイナンバー汚職“異色の官僚”が激白! 「本当の汚職官僚」と「不安だらけの制度の穴」

motoki1207
「週刊現代」(12/19日号、講談社)
今週の注目記事・第1位 「マイナンバー汚職 逮捕された厚労省の役人がぶちまけた!『オレよりもっと悪いヤツがいる』」(「週刊現代」12/19号) 第2位 「同居の甥が明かした 原節子が愛した男」(「週刊文春」12/10号) 「ヴェールを脱いだ『原節子』隠遁52年間の後半生」(「週刊新潮」12/10号) 第3位 「<枝切り鋏事件> 『三角関係』頂点にいた女の役回り」(「週刊新潮」12/10号) 第4位 「神戸山口組に藤原健治組長『衝撃加入』の全真相」(「アサヒ芸能」12/10号) 「紳助“芸能界追放”の引き金を引いた山口組ナンバー3 [橋本弘文会長]が突如『離脱表明』」(「週刊ポスト」12/18号) 第5位 「【突如脱退発表】ジャニーズ激震“カトゥーン田口の乱”」(「週刊文春」12/10号) 第6位 「このままでは『自民党一党独裁』だ 来年7月『衆参ダブル選』」(「週刊ポスト」12/18号) 第7位 「プーチン対エルドアン 独裁者チキンレースの行方」(「週刊文春」12/10号) 第8位 「ミステリーベスト10 2015」(「週刊文春」12/10号) 番外 現代、ポストのSEX記事の勝者はどっちだ!?  今週の現代、ポストのグラビアは低調である。現代は頭のカラーで「<独占掲載> 南野陽子 私の青春」。後半はハーフタレント「ハーフタレントNo.1 マギー ザ・ダイナマイト」と「裸になるため夫と別れました 人妻ヘアヌード 千葉ねね」。袋とじは「『にっかつロマンポルノ』の時代」。  ポストは、3回目になった山田佳子の「この人とゆめの湯めぐり」。『ザ・ウーマン』(友映)や『魔界天生』(東映)などの出ていた女優「佳那晃子 23歳、伝説の乳房」。両誌ともに、インパクトに欠ける。記事にいこう。  今週のポスト「死ぬまでSEX」は、これも毎度おなじみの勃起薬、ED治療薬の紹介特集である。  まずはバイアグラ、レビトラ、シアリスなど、あなたのセックスに合うED薬の選び方。次は、有名AV男優が撮影前にこっそり飲んでいる「勃起サプリ」はこれだ! 意外なサプリは、AV男優の志良玉弾吾氏の飲んでいる「エビオス錠」である。ビール酵母を原料とするこのサプリは、胃もたれ、消化不良等に効くとうたわれているが、亜鉛やセレンなど精子生産に必要なミネラルが豊富なことから、「万能サプリ」として注目されているというのだ。  そのほかには、薬がダメでも絶対にあきらめない! 何歳になっても上向きにする、最新ED治療の紹介。東京・五反田にあるED改善を謳う風俗店の潜入ルポ。このAVを見れば、あなたのED危険度がわかる。  1,000年に1人の人妻という触れ込みでAVデビューした、水原梨花の最新作『ヤラしい義父の嫁いぢり お義父さん、もう許してください』(マドンナ)。これを見て興奮しない人、はED度100%だという。  現代は、女性から見た「男性器と性衝動」の研究。こんな33歳・女性会社事務員の話が載っている。 「勃起した男性器を見ると、女性は喜ぶと思いますよ。目の前の私に興奮してくれている証拠でしょう? それに男性器の大きさの変化が目に見えてわかるので、見ていて面白い。女性にはないから、不思議なモノだなぁっていつも思います。勃起するとスーッと血管が浮き出て男らしさを感じるし、亀頭のすべすべな感じも大好きなんです」  そんなに、かわいいかい? 男性器のタイプ別の特徴も載っている。きのこ型、ゴンブト型、ドリル型、湾曲型、ツチノコ型、マグナム型などである。興味がある方はご覧あれ。  現代によれば、フェラチオは男性への奉仕といった単純なものではないそうである。男性器をくわえる時、女性の脳は官能を感じているそうだ。 「女性が性行為をしているとき、脳内にはオキシトシンやエンドルフィン、ドーパミンといったホルモンが出て、快感が高まると言われています。物理的に挿入されるから気持ちがいいわけではありません。キスや愛撫、オーラルセックスなど前戯を十分にすることでホルモンが分泌されて、快楽に溺れていくのです。フェラチオをすると、脳内でホルモンが分泌されることは十分にありえます。男性器が挿入されると想像したり、男性が悦んでいる姿を見て興奮することで、ホルモンが分泌されるわけです。そうなると、女性は舐めているだけで気持ちがいい」(咲江レディスクリニック院長丹羽咲江氏)  今週は、「女性から見た男性器」という視点から特集を組んだ現代にやや分がある。よって、現代の勝ち!  まずは、文春恒例の「国内海外ミステリーベスト10 2015」を少し紹介しよう。  国内の第1位は『王とサーカス』(米澤穂信/東京創元社)。第2位は『流』(東山彰良/講談社)。第3位は『戦場のコックたち』(深緑野分/東京創元社)。第4位が『ミステリー・アリーナ』(深水黎一郎/原書房)。第5位が『鍵の掛かった男』(有栖川有栖/幻冬舎)   海外は第1位が『悲しみのイレーヌ』(ピエール・ルメートル/文春文庫)。第2位は『スキン・コレクター』(ジェフリー・ディーヴァー/文藝春秋)。第3位が『ありふれた祈り』(ウィリアム・ケント・クルーガー/ハヤカワ・ポケット・ミステリ)。第4位が『声』(アーナルデュル・インドリダソン/東京創元社)。第5位は『偽りの楽園』(トム・ロブ・スミス/新潮文庫)。  私がこの中で読んだのは、『悲しみのイレーヌ』『ありふれた祈り』、7位に入っている88歳の元殺人課の刑事が主人公の『もう過去はいらない』(ダニエル・フリードマン/創元推理文庫)、『流』ぐらいである。  その中で、お薦めは『もう過去はいらない』。先日、北方謙三氏にも勧めておいたが、格好いいジジイ・ハードボイルドの傑作だと思う。  さて、シリアで起きたトルコの戦闘機によるロシア爆撃機撃墜は、せっかくパリ・テロ事件でまとまりかけていた欧米とロシアとの関係修復を元に戻してしまいそうである。 「10月にウィーンで開かれた米国やサウジアラビアなどとの外相会合で、ロシアがシリア領内にあるロシア軍基地の存続などを条件に、和平後の大統領選にアサド現大統領が立候補しないことを認めるという大胆な秘密提案をしたとされます。これなら、打倒ISが最優先課題の欧米も妥協の余地がある」(モスクワ特派員)  だが、これも元の木阿弥。  文春によれば、ロシアのプーチンとトルコのエルドアンは似た者同士だという。 「(トルコ・エルドアン首相は)最大都市イスタンブールのスラム街に生まれ、同市市長を経て首相となりました。政教分離を国是とするトルコにあってイスラム色の強い政党リーダーとして初めて単独政権を握ったのです。当初は、経済の構造改革に取り組み国民所得を就任後十年間で三倍にし、『ゼロプロブレム外交』と呼ばれる全方位外交で周辺国と良好な関係を築き、“中東の優等生”と呼ばれました」(外信部記者)  しかし、昨年大統領に就任する前から独裁色を強めるようになっていき、「批判的なメディアに圧力をかける強権的体質を露骨に示すようになりました」(同)。昨年、白い宮殿と呼ばれる大統領官邸を新築した。建設費は日本円で700億円にも上り、部屋数は1,150もある。これは米ホワイトハウスの30倍以上、フランスのベルサイユ宮殿よりも広いという。  ロシアと共に強い指導者を好む国民性を追い風に高支持率を維持し、強権的な政権運営を続けているため、どちらも簡単に折れるわけにはいかないようだ。  ポストは、少し前に安倍首相の引退が近いという特集を組んだばかりだが、今度は安倍首相が衆参同日選挙に踏み切り、その結果、自民党一党独裁政権ができるという特集を組んでいる。  週刊誌の良さも悪さも、「いい加減」なところである。朝令暮改は当たり前。その典型的な記事であろう。  首相周辺は、来年7月に衆参ダブル選を考え始めたというのである。これが実施されると、憲政史上3回目になる衆参同日選挙だが、そのXデーは来年の7月10日になるそうだ。  自民党内で、衆院選と参院選の同日選挙論が急速に広がっている。口火を切ったのは、佐藤勉国会対策委員長だった。11月28日の自民党議員のパーティーで、「来年ダブル選挙があるかもしれない」とぶち上げた。  次に、谷垣禎一幹事長も「いろいろな可能性はある」と追随し、伊達忠一参院自民党幹事長も参院選との相乗効果が見込めると歓迎のコメントを出した。政権与党の幹部たちがここまで解散日程に踏み込むのは異例といえると書いているが、それはそうだろう。  本来、解散総選挙は総理大臣の専権事項であり、党幹部は解散について質問されても言及しないというのが、これまでの慣例だったからである。  総選挙は解散の日から40日以内と定められるなど、投開票日は国会日程との絡みで細かい制約がある。その数少ないチャンスの日が、7月10日だというのである。  しかし、その日に同日選挙を実施するためには、通常国会を正月の1月4日に召集し、安倍首相は会期末の6月1日にピンポイントで衆院を解散しなければならない。  さらに、1月4日には宮中で「奏事始」という祭儀が行われるのだが、天皇に国会への臨席を求めなければいけない(開会式は招集の数日後にすることも可能のようだが)。  安倍首相は、その高いハードルを乗り越えようと「決断」をしたようである。11月16日、「大変異例だが1月4日に通常国会を召集したい」と、外遊先のトルコで同行記者団にそう表明したのである。  その背景には、こういう腹づもりがあるという。野党は選挙への準備不足である。また、安保法制で落ち込んだ内閣支持率が、いまや40%台まで回復している。  それに、おおさか維新の会が知事・市長のダブル選挙で大勝したことがある。同日選挙となれば、橋下氏は衆院選に出馬するかもしれない。そうなれば、橋下維新の会を取り込める。  さらに、朝日新聞の自民党員への世論調査で、安倍首相は、小泉純一郎、田中角栄など並みいる歴代総裁を抜いて「最も評価する総裁」の第1位に選ばれたのである。これは、憲法改正に積極的だという点が評価されたのであろう。  ポストは、安倍首相が増税再延期を掲げて同日選挙を打てば、圧勝するのは間違いないと読む。選挙資金は大企業から分捕る法人税減税をすれば、選挙の資金作りには困らないというわけである。  こうやって同日選挙で大勝して、おおさか維新の会と組んで3分の2を確保できれば「21世紀自民党」結党で、憲法改正へとまっしぐらに進むというのである。  当て事と越中ふんどしは向こうから外れるの喩えあり。安倍首相が考えそうなことだが、そううまくいかせてはならないという良識が、われわれ多くの国民の側にもある。来年の参議院選が「関ヶ原」になることは間違いない。  ところで、ジャニーズで異変が起きているようだ。来年3月にデビュー10周年を迎えるアイドルグループ「KAT-TUN」の田口淳之介(30)がテレビの生番組で、グループを離れ、ジャニーズ事務所も退所すると宣言したのである。  これでKAT-TUNからの脱退者は赤西仁、田中聖に続いて3人目だそうだ。田口の件は水面下で春先から話し合いが進められていたと、文春でテレビ局スタッフが話している。  発端は「花見報道」だという。今年4月に女性自身で、田口が女優の小嶺麗奈(35)と、彼女の母親と一緒に花見を楽しんでいたことをスクープされてしまった。年上の小嶺とは、8年越しの付き合いだそうだ。  小嶺は、現在は女優としての活動はしておらず、ヒーリングサロンを経営しているという。田口は「何を言われようと、一緒にいたい」と言っているようだが、事務所側がこれにいい顔をせず、今回のような発言になったそうである。  30を越えた男と女が好き合っているのに、事務所がどうこういうのはおかしいと思うが、この世界の常識では「礼儀を知らない」(芸能プロ関係者)ということになってしまうらしい。  そこそこ売れたのだから、ジャニーズ事務所を離れても芸能活動を続けていけばいいのにと思うが、「田口も小嶺も芸能界カムバックは無理」(同)だというのだ。  ジャニーズに刃向かうヤツはテレビでは使うな、芸能界から追放するというのでは、異常というしかあるまい。だが、元KAT-TUNの田中聖は「僕はジャニーズを辞めて、全部なくしてしまった」と証言している。  ジャニーズの力で人気者になっていただけで、その間に実力をつける自覚も才能もなかったのではないか。今回の田口脱退で、ジャニーズ事務所の「メディア恐怖支配」が少しでも崩れることを期待しているのだが。  山口組と神戸山口組との抗争が、熾烈になってきている。11月15日に起きた愛桜会・菱田達之会長惨殺事件は愛桜会が六代目山口組に残った側であったため、すわ、神戸山口組の犯行かと組関係者だけではなく警察にも激震が走ったが、今のところ真相は闇の中のようである。  アサヒ芸能が、六代目体制で幹部の地位にあった藤原健治組長が神戸山口組に加入した「事件」を報じている。それも11月21日に岡山市内で山口組の「若頭会」が開かれようとしている直前に、この情報が流れたというのだ。  藤原組は岡山に本拠を置く組織だが、神戸山口組の池田孝志舎弟頭への筋立てがあったのではないかと、捜査関係者は見ているようだ。  そのほかにも、多くの地域で神戸山口組の示威行動が起こっている。神戸側が山口組に対して「硬軟自在の揺さぶりを水面下で熾烈化させている実態がうかがわれる」(アサ芸)という。 「神戸山口組の多数派工作はさらに北上し、すでに六代目山口組は対応に乗り出したとの情報もある」(捜査関係者)  ポストによれば、12月1日に行われた五代目山口組・渡辺芳則組長の命日に当たり、六代目司組長も姿を現したが、墓参りを終えて本部に戻る車の列から山口組統括委員長で極心連合会の橋本弘文会長の車が離脱し、携帯電話がつながらなくなったと大騒ぎになったというのだ。  橋本会長の名は、島田紳助が芸能界を引退する際、メディアで繰り返し報道された。  すわ、山口組から神戸山口組へ? とささやかれたが、山口組関係者は「橋本会長は心臓に持病があり、そのせいで連絡が取れなかっただけ。離脱うんぬんは完全な誤報だ。事始めにも当然、姿を見せる」。  真偽のほどはわからないが、事態は風雲急を告げ、一触即発状態であることは間違いないようだ。  さて、8月13日に、元プロボクサーで慶應大法科大学院生だった小番(こつがい)一騎(25)が、妻の不倫相手で弁護士の陰茎を切り取った事件は、衝撃を与えた。  その裁判が11月26日に東京地裁で開かれ、その模様を新潮が伝えている。そこで冒頭陳述が読み上げられたが「小番の奥さんと被害者のセックスに関する話ばかりで、かなり驚きました」(傍聴人のひとり)。  港区内に事務所を持つ弁護士のところに、小番の奥さんAが勤め始め、7カ月後に「被害者は、Aと共に港区内の寿司屋で食事を取り、飲酒した後、事務所に戻り、同所内で初めて性交した。Aは嫌がる様子を見せなかった」(冒頭陳述より)。  2人は何度も逢瀬を重ね、Aは嫌がるそぶりを見せず「被害者の陰茎を口淫した」(同)という。  しかし、弁護士がAのことをあだ名で呼んだことで、2人の関係がおかしくなり始めた。そんな時、帰りが遅いことで妻を小番が咎め、ケンカになった。Aは「上司からセクハラされて悩んでいる」と「ウソ」をつき、強いショックを受けた小番が、逆上して弁護士事務所に妻と赴き、ボクシングで鍛えたパンチを浴びせた後、「被告人は、持っていたリュックサックから前記のはさみを取り出し、被害者のズボンを脱がせ、左手で陰茎を取り出し、右手に持ったはさみでこれを切断した」(同)。  切ったペニスは、共用トイレに流してしまった。  被害者の弁護士は緊急手術を受けたが、「陰茎が根元から1センチ程度しか残っておらず、現在、被害者は、小便用便器での排尿は不可能」(同)だという。  妻の浮気が、2人の男の人生を大きく狂わせてしまったのである。  今週の文春と新潮は、原節子一色である。9月5日、昭和の大女優・原節子(本名・会田昌江)は、敬愛した小津安二郎監督が屋敷を構えた鎌倉の地で静かに息を引き取った。享年95。  文春によれば、肺炎が悪化し、神奈川県内の病院に運ばれたのは8月中旬のことだった。ただ入院当初は、彼女の病状は親族の間でも楽観視されていたという。50年以上にわたって原と同居していた甥の熊谷久昭氏が、こう語っている。 「看取ったのは私を入れて5人ほどでした。生前、元気な頃に遺書を書くと言っていたのですが、結局残さずに逝ってしまいました。私にとっては贅沢を許してくれない、うるさい叔母さんという感じでしたね」  原は大正9年、横浜市で二男五女の末っ子として生まれた。新潮によれば、女学生時代には教育家になろうと考えたり、英文学をやろうと思ったりしていたと原は自叙伝の中で述べている。  原の父親は日本橋で衣類関係の問屋を営んでいて、恵まれた幼少期を送ったかに見えるが、親しい友人たちによれば、そうでもなかったようだ。 「お母さんがかわいそうな人でね。関東大震災の際、沸騰した鍋を頭からかぶってしまったのです。近所で“小町”と言われるほどきれいな人だったのに」(友人)  さらに、1929年の世界恐慌で生糸の価格が暴落して家が傾き、「昌江ちゃんはいつも同じ服ばかり着る“着たきり雀”になった。卒業後は、横浜高等女学校に進んだのですが、家計を助けるため、2年で中退してしまったんです」(同)  義兄で映画監督の熊谷久虎氏の推薦を受け、日活撮影所に入社する。その後、引退までの28年間で、小津監督などの作品を含む112本に上る映画に出演した。華やかな映画スターとして一時代を築いた原だが、引退後は一転、映画関係者との接触をすべて断ってしまった。  突然の引退の理由は、さまざまにいわれている。真っ先に上がるのは、実兄で映画カメラマンの会田吉男の事故死である。昭和28年、映画『白魚』の撮影中、会田はカメラを持ったまま機関車にはねられ、命を落とすのだ。  だが、こうした見方もある。ある日、撮影所で、原が岡田茉莉子に衝撃的な話を打ち明けたという。 「『今朝、鏡に向かったら、片方の目が見えないのよ』とおっしゃるのです。昔は、フィルムの感度が悪かったので、眼にライトを強く当てないと、綺麗に映らなかったのです。特に原さんはクローズアップの表情が美しかったですから、他の女優よりもライトを多く浴びていたと思います。また引退の2年前に公開された『秋日和』の撮影中には、『畳の上での芝居がしづらくなってきたので、もうやめたいの』と弱気におっしゃられたのです。その原因が眼の病気かどうかわかりません。ただ小津さんの映画は、畳の上での演技が多いことは間違いありませんものね」  甥の久昭氏も、引退の原因は白内障によるものだと考えているようだ。  引退後の準備は万全だったという。何しろ新潮によれば、51年、公務員の初任給が6,500円にすぎなかった時、原の出演料は映画1本あたり300万円を超えたそうだ。 「そのたびに、都内の狛江や練馬、杉並などの土地を購入したそうです」と、映画評論家の白井佳夫氏は語っている。原が芸能界を去って31年を経た、94年のことだ。 「国税庁が発表した前年度の高額納税者75位に、原の本名、合田昌江の名が載りました。納税額は3億7,800万円で、所得総額は13億円近かったはず。隠遁する前まで住んでいた東京都狛江市の800坪余りの土地を、電力中央研究所に売却したんです」(古手の記者)  だが、彼女の隠遁生活は質素を極めていたと、久昭氏が文春で話している。 「もちろん彼女が1人で食べていく分には困りませんでした。八十代の頃までは、うちの車で葉山のあたりに一緒に買い物に行くことはありましたが、主に食材とか日用品を買うだけで、洋服は買わなかったですね」  タバコは初老の頃に止めたそうだが、お酒は90歳を過ぎても毎日たしなんでいたという。 「小さい缶ビールを一日一本飲んでいましたね」(久昭氏)  意外といっては失礼だが、テレビを見るより本が好きで、それも社会問題に関する本を読んでいたという。「経済問題や、イスラム国などの国際情勢や地球温暖化問題などにも興味を持っていた」と、久昭氏が言っている。  新潮では、日経の経済面なんかを特によく目を通していて、株をちょっとやっていたそうである。 「詳しくは知りませんが、損したり儲けたり、だったのだと思います」(久昭氏)  永遠の処女といわれる原だから女優時代はスキャンダルとは無縁だったが、男性の影はあったのではないかという指摘は多くある。  よくいわれるのは、小津監督との関係である。小津の妹・山下トクは、生前、2人の関係をこう述懐していたという。 「私は、おそらく兄は、原さんのことが好きだったと思います。ただ、兄は仕事と私生活を切り離して考えようとしていました。あれだけの大女優を個人で所有するものではないと割り切ろうとしていたんじゃないでしょうか」(「文芸春秋」1989年9月号)  そのほかにも、東宝のプロデューサーだった藤本真澄や、驚くことに義兄であり映画監督の熊谷氏の名前も挙がっている。  原を取材しているノンフィクション作家の石井妙子氏が、こう解説する。 「原節子と熊谷久虎氏は二人だけで生活した時期もあり、久虎氏が亡くなるまで、その傍らから離れることはなかった。(中略)男女関係があったかは噂の域を出ませんが、強固な精神的な結びつきがあったのは間違いありません」  新潮には、このような話も載っている。2004年に89歳で物故した矢沢正雄さんは陸上短距離の代表選手としてベルリン五輪に出場し、帰国直後の36年秋、日独合作映画『新しき土』の撮影でドイツに渡る前の16歳の原節子と出会った。  よく落ち合って、餅菓子を食べに行ったりしていたと矢澤氏は語っていたという。だが、順調だった2人の交際も、戦争の波にのみ込まれる。  戦地へ行っても文通は続けていた2人だが、43年、無事復員した矢沢さんは、「本当に生きていてくれてよかった」という原の歓待に、「何を置いても彼女と一緒になろう」と決心したという。  だが、厳格な父に「ああいう華やかな仕事をしてる人は、お前のためにならない」と大反対され、7年に及んだ恋愛は潰えたという。  藤本とは、こんな話がある。昭和20年代、下北沢にあった「マコト」という喫茶店でアルバイトをしていた藤井哲雄さん(85)が、こう証言する。 「ある日ママに、“明日は藤本先生が来るから、2階の部屋をよく掃除しておいて”と言われました。すると翌日の昼下がり、のちに東宝映画社長になる映画プロデューサーの藤本真澄さんが、後から原節子さんが現れたんです。それから1年ほど、月に1、2回は従業員に暇が出され、建物が2人に提供されていました」  永遠の処女は、恋多き女でもあったようである。  私は、原の映画の中では『晩春』(1949年)が好きだ。原は笠智衆が演じる大学教授の娘。母親を早く亡くし、父の面倒見ているうちに「お嫁行きたくない、お父さんと一緒にいるほうが幸せ」だと、「疑似近親相姦的」(白井佳夫氏)絆ができてしまう。婚期に遅れた娘を嫁がせるために父親は再婚するふりをして、娘を結婚させるという物語である。結婚式を終えて、家に帰ってきた笠がひとりでぽつんとお茶を飲むシーンが印象的である。  今週の第1位は、マイナンバーに関する贈収賄事件で逮捕された厚生労働省情報政策担当参事官室室長補佐の中安一幸氏(46歳)の独占インタビューに成功した、現代に捧げる。  中安氏が逮捕されたのは10月13日。マイナンバー制度導入に備えた社会保障分野でのシステム構築事業について、厚労省が11年10月に公募した企画競争で、ITコンサルタント会社に便宜を図り、現金約100万円を受け取ったという容疑である。  メディアは彼のことを「異色の官僚」と呼び、勤務態度やブランド物で身を固め、派手に遊び歩いていると報じた。  だが中安氏本人は、ITに関する知識と、事業を実現する行動力がずば抜けていたことは事実だと認めながら、それ以外は事実ではないとこう話している。 「出勤していなかったのも、遊び歩いていたからじゃない。六本木で豪遊していたといわれていましたが、僕は酒を飲めませんからね」(中安氏)  親しかったIT会社の社長から100万円をもらったことは認めているが、それも自費で仕事をしていたからカネがなく、それを見ていた社長から「カネを出してやる」と言われて受け取ったもので、便宜を図るつもりもなかったと話す。  マイナンバー制度の導入が始まった14年から15年に、その事業を取り仕切った人物こそが、警察が狙う「本丸」だとも言っている。  贈収賄事件の進展がどうなるかは不透明だが、彼の言っているマイナンバー批判は一聴の価値がある。 「これからさらに、マイナンバー絡みの問題が頻発するのも間違いない。なぜなら、そもそも番号を国民全員に配るというのが、間違っているからです。国民の情報を国が一括して管理するなら、番号なんて配らなくても、省庁同士が連携すればいいだけの話でしょう。そして、『国で一元管理してもいいですか。政府を信用できますか』と国民に問えばいいんです。でも政府は、国民から信用を得られず、マイナンバーを導入できない事態になるのを恐れたんでしょう。そこで、正しい導入のプロセスを踏まず、カード配るという逃げを打った。(中略)カードを配れば、番号を売り買いする人間が必ず出てきます。誰が売るのかといえば、情報を管理している者しかない。つまり省庁の役人です」(同)  彼は「僕以上の『悪人』が逮捕されることになれば、本当の汚職官僚は誰かがわかる。そして、マイナンバーがいかに不安だらけな制度かも、明らかになるはずです」と言っている。  遅配、誤配などが頻発しているマイナンバーだが、そんな表面的なことではなく、なぜこんな曖昧な制度が3,000億円といわれる血税を使って拙速に政府がやろうとしているのか、原点に返って問い直されなければいけない。サラリーマン川柳だかに「マイナンバー いつの間にかナンマイダー」というのがあったが、こんなものは早く葬ったほうがいい。 (文=元木昌彦)

インスタにも魔の手が…ネットナンパ師たちの最新手口公開

mixi、Twitter、Facebook、Instagram……時代とともに人が集まるSNSも移り変わってきました。
SNSに写真を投稿した後、知らない人から「可愛いですね! 友達になりませんか?」などのメッセージや友達申請が来た経験はありませんか?
可愛い女の子ばかりをフォローして、SNS上で女性と仲良くなろうとする男性を「ネットナンパ師」と呼びます。
その魔の手は、近年ユーザー数、利用率がTwitterを超えたinstagramにも忍び寄って来ているのです。

ネットナンパ師たちは、フォロワーや自身の投稿が少なすぎても女性から相手にされないことを知っており、愛犬や猫などのペットの写真、高級外車、自宅のお洒落なスペース、毎日のコーディネート(スーツ姿多め)などの“女性ウケを狙った写真”をアップし、地道にフォロワーを増やしています。
彼らがインスタナンパでよく使うのが#fashion、#Nail などの多くの女性が検索するであろうハッシュタグ。
これは、自身の投稿を拡散して女性側からアプローチが来ることを狙っています。

それらの手口を使ってフォローした女性の投稿を褒めちぎり、承認欲求を満たしてからお洒落なカフェに誘ったり、ダイレクトメッセージから特別なイベントに誘ったり……という流れが主流です。

Instagramユーザーの平均年齢は他のSNSに比べ若く、文化的にも40代以上の肉食系おっさんやオタク系男子が比較的少ないため、“お洒落なSNS”という印象が強く、まだ危機感の少ない女性が多いのが現状です。
それを逆手に取ったナンパ師たちの間では、ライバルも少なくまだまだブルーオーシャンな場所とのこと。

厄介なのは、「自分の写真をメインに載せなければ狙われない」というワケではないこと。
インスタに食べ物の投稿ばかりしている私の友人にも「あなたの彼氏になりたい!」なんて直接的なダイレクトメッセージが届いたそうです。
ほんの少しの本人画像を見つけては声をかけるという貪欲なナンパ師も存在します。

利用人数の増加とともに、これからナンパが増加しそうなインスタ。
ナンパされたくない人は鍵をかけることをお勧めします。
もしも、「いかにもイケてる風な男性からナンパされたい!」という思いのある女性は、“自分の投稿が世界中に拡散されている”ことを自覚し、自己責任のもと鍵を外して、彼らと同じようなハッシュタグを付ければすぐに出会えることでしょう。

■谷川明日香/芸能経験を経てライフスタイル、美容の会社を設立。モテ男育成や婚活講座の講師や男性用コスメ「オールインワンメンズケア」をプロデュース。TVなどメディアでバイセクシャルをカミングアウトしている。

刃牙から刃牙へ──! 渋谷莉孔×平直行、緊急対談で継承された“ヤバすぎる”必殺技とは!?

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 刃牙から刃牙へ、必殺技を伝授!――漫画『グラップラー刃牙』の主人公・範馬刃牙のモデルになった平直行(51)と、地下格闘技から世界へ進出した“リアル刃牙”こと渋谷莉孔(30)の対談がついに実現した。平から渋谷へ、最強かつ最凶の格闘家になるための奥義が今、継承される! * * *  現在、アジア最大の総合格闘技イベント『ONE Championship』で活躍する渋谷莉孔。格闘家としてデビューしたのは今から7年前で、その舞台は不良系格闘技イベント『THE OUTSIDER(アウトサイダー)』の第3回大会だった。主催者側から“リアル刃牙”という異名を付けられた渋谷は、対戦相手を罵倒しながら殴打する凶悪なファイトで圧勝し、デビュー戦で観客の心を鷲掴みにしたのである。  その試合でレフェリーを務めていたのが、奇しくも平直行だった。  平といえば、空手、修斗、ブラジリアン柔術、シュートボクシングなどを習得する格闘技の達人だ。明るいキャラクターとトリッキーなファイトスタイルで人気を集め、前述したように漫画『グラップラー刃牙』のモデルにもなった。現在は指導者やレフェリーとして活躍中である。  浅からぬ縁を持つ二人の「刃牙」が、このたび、久々の再会を果たした。格闘家としてさらなる高みを目指す渋谷が「今、最も対談したい人」として、平の名前を挙げたのだ。
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渋谷 ご無沙汰です。今日はよろしくお願いします。  久しぶりだね。アウトサイダーで僕がレフェリーをしたとき以来かな? 渋谷 かもしれませんね。  あのときは確か、KOかなんかで勝ったんだよね? 試合中に叫んだりしてたから、「変な面白いヤツが出てきたな」と(笑)。その後の活躍ぶりは、Facebookでたまたま出てきたときとかに、見てますよ。僕は長年ピンからキリまでいろんな選手を見てるから、海外に行ったくらいでは驚かないけど、頑張ってるなって思って見てます。 ――今回の対談に先立ちまして、渋谷選手の最近の試合動画を平さんにチェックしていただきましたが、率直な感想をお聞かせください。まずは今年3月の海外デビュー戦、アドリアーノ・モラエス戦から。  なんやかんやで練習をちゃんとしてるんだろうな、ってことは伝わってきました。あ、意外とマジメなんだな、みたいな(笑)。技術的にはまぁ普通って言ったらあれだけど、いわゆる総合(格闘技)の技術をしっかりマスターしてるなってことはわかりますよね。 ――10月に行われた海外2戦目、ユージーン・トケーロ戦についてはどうでしょう?  試合的には手堅くてよかったけど、プロ的にはなんかしようよ、って感じかな。ガハハハハ! ――なんかしようよ、とは?  やっぱ、相手をやっつけないといけない。相手もそんな弱くないから、難しいのはわかるけど、最初から最後までずっと手堅く寝技で戦って、観客がずっと応援して見てくれるかというと難しいよね。
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――渋谷選手から平さんへ、質問がありましたら遠慮なくどうぞ。 渋谷 平さんのスパー映像を見ると「プレッシャーが強い」と感じるんですが、いつもプレッシャーはどう作ってますか?  僕、プレッシャー強い? 渋谷 映像を見ると、けっこうガンガン行ってるなぁと。  僕、こう見えて緊張しながら試合をするんで、相手が来るのがイヤなんですよ。だから相手が地味に来ると、派手な技を返して追っ払っちゃう。だから僕、試合でローキックを食らったことがほとんどないんですよ。あとで相手に聞くと、「おっかないなぁ、おまえ。入ったらいきなり来るから」って言われることが多いんです。 渋谷 カウンターが早いんですかね?  そう。相手がローを打ってきたら、すかさずハイを返す。と、相手はおっかなくなって、そのあと意外と行けないんだって。僕は性格的に、大きい技を好む。でもたまに疲れると小さな技もやる。それはそれで相手からしたら、なんかイヤみたいで。そんなこんなで端から見たら、僕が全体的に試合を支配してるように見えるのかも。 渋谷 プレッシャーをかけてる意識は薄いんですか?  うん。大事なのは距離感かな。こっちがバーッて行くと相手も打ち返してくるからイヤだ。でも最初に自分の距離にして、相手に詰めさせるのもイヤ。じゃあ、どうするか? 僕が考えた戦い方は、相手が来たらブロックするんじゃなくて、スッとかわして、後出しジャンケンみたいに攻めるやり方ですね。 渋谷 相手の「打ち終わり」を狙うんですか?  「打たせて、打ち返す」みたいな感じかな。相手が来ないと面倒くさいし、逆にウワーッと来過ぎるのも面倒くさい。ウワーッと来られたら大技を放つと、もう一回相手が離れてくれる。 渋谷 大技とは?  飛んでみたりとか(笑)。当たんなくてもいいんです。お客さんが満足してくれるから。たまに当たったりもするし。 渋谷 そういう技、自分も欲しいんですよね。判定勝負になりそうなときのための、終盤に出せる派手な技。  総合だと、どうなんだろうねぇ……。 渋谷 あと、打撃のフェイントも覚えたいです。総合の世界だと、打撃のフェイントが得意な選手ってほとんどいないですよね?  いない、いない。僕は打撃だけの世界でずっと生きてきたから、総合で打撃が来てもたいして怖くない。フェイントはねぇ、いい練習パートナーを見つけて、決まった形をいくつも作っていくしかないかな。ずっとフルラウンドで、バランスを崩さずできるよう、何度もそれらを反復練習する。「片側に目線を引きつけておいて、見えない逆側からパンチを打つ」というパターンをいくつもいくつも考えて、無意識でも動けるように延々と反復練習あるのみですね。 渋谷 わかりました。
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 あとは「意識の入れ替えのフェイント」も覚えたほうがいいかな。チャンバラで例えると、大人の剣豪と、刀を持った子供が向き合ったとする。普通に考えたら子供に勝ち目なんかないわけだ。実際、腕もなく駆け引きもできない子供は、刀を頭上に振りかざしたまんま、「うわぁぁぁぁ」と叫びながらまっすぐ相手に向かって突っ込んで行くんだけど、次の瞬間、子供は小石に蹴つまずいてしまう。と、大人の剣豪は一瞬ハッとなり、その隙に、前のめりに倒れた子供の刀でバッサリ斬られてしまう……という話。今のは不測の事態によって斬られてしまった! って話だけど、これを戦いのいろんな場面で自覚的にやれたら強いですよ。意識を抜いて、すぐ入れると当たるんです。 渋谷 もっと詳しく教えてください。  1…わざと力を入れる、2…スッと力を抜く、3…再び力を入れる。この2と3の間隔を意識的に素早く行うわけ。相手をつかむとき、相手を投げるとき、相手を殴るとき、相手から逃げるとき……全部に使えますよ。「ON、OFF、ON」の入れ替えの速度を鍛えるんです。「行くぞーーーーーーーーーーーーやめた…やっぱ行くっ!」って感じ。 渋谷 そういえば、寝技をブリッジで返すときに、自分もそれに近いことをやってますね。「行って、やめて、また行く」と、みんな引っかかる。「パワーあるね」って褒められるけど、そうじゃなく、実は相手が引っかかってるだけなんですよ。「力を入れて、抜いて、また入れる」と、ひっくり返せるんです。  一流の格闘家はみんなその呼吸を体得してるけど、無意識にやってる人も多い。意識的に2と3の入れ替えを素早く行えば、もっと強烈な武器になりますよ。 渋谷 でも同じ相手に何度もやると、通じなくなりませんか?  通じる、通じる。ちょっと立ち位置を変えたりするだけで、目の前の映像が変わるから、相手はついてこれなくなりますよ。ちなみに「押して、やめて、また押す」ってのは、恋愛にも使えるテクニックです(笑)。 ――ありがとうございます(笑)。ではそろそろ、次の質問にいきましょうか。 渋谷 僕はレスリングのときの手の力が弱く、すぐにクラッチを切られたり伸ばされたりします。何がいけないんでしょう?  腕の力に頼りすぎるからいけないんじゃないかな。「骨格レベル」で体を動かすことを意識するといいです。腕だったら、ここ(肩甲骨と胸)から動かすイメージ。腕の力だけに頼ると、疲れる割に、強くないんですよ。 渋谷 なるほど。あと、寝技のエスケープを自分は得意とするほうなんですが、体の大きなパーツではなく、手足の先などを押さえられたときだけは、なかなか逃げられません。何か解決策はありますかね?  それも答えはたぶん一緒で、腕の力で逃げようとするとダメ。日頃のトレーニング方法からして間違ってる可能性があります。ちょっと見てごらん(と言ってiPadで骨格解剖図を見せながら解説)。みんなは筋肉で考えるけど、柔(やわら)は骨で考える。骨がちゃんと動けば筋肉が動く。みんなは腕を1本と思って鍛えがちだけど、中はこうなっている。ここには2本の骨があるんですよ。その2本とも使うイメージで体を動かす。手首や指も、中の骨を全部動かします(と言って自ら実演)。
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渋谷 おおおっ! めっちゃ細かく動いてますね。  これが「柔の手」なんです。簡単にはできないけど、これができるようになれば、すごいパワーが出ますよ。 渋谷 手首には筋肉はないんですか?  ないんだよ。だから、指立て伏せも指を意識すると効果が薄くなる。指の力は、前腕の筋肉から繋がる腱の力で成り立ってます。木登りをすると、そういう体の使い方を強化できるんだけどね。猿ってトレーニングをしなくても、すごい力があるでしょう? 渋谷 猿って、とんでもない握力があるって聞きますね。  しかも猿って骨が動くから、押さえ込んでも押さえ切れない。捕まえられないんですよ。人間も一緒。筋肉ではなく、骨を動かすイメージで動くと強くなれます。そういう体にしようと思ったのが、昔の人。明治維新前、ちょんまげの時代の人間だから、できたことなんですけどね。3歳や5歳になったら農家の子供は裸足で凸凹道を歩きながら川に水を汲みに行き、武家の子供は殺人の練習を始める。15歳で戦場に行かなくちゃならなかったわけですから。当時の体づかいをマスターすれば、僕の技ができるようになる。こういうのができる若い日本人が今、海外に行ったら人気出るよ。僕は年寄りだから行かないけど(笑)。 ――さきほどおっしゃった「骨格レベルで体を動かす」という動作を、もう少しわかりやすく解説してもらえますか。  じゃあ、いくつか実演しますね。まずこうやって立って、両脇を絞ります。脇を絞ったら、今度は肩甲骨を寄せます。そうすると肩が上がるでしょう? それを落とす。これだけでOK。空手の構えですよね。ここから突く運動をするといい。脇が締まってるからケガもしづらいし、骨格が奥から動くので骨の周りの筋肉も動いて、威力が増すんですよ。 渋谷 (黙ったまま凝視)
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 次に、片足を上げてみて、体のバランスを取りながら、その上げた足と両腕を自由自在に動かしてみる。野球だってそうだけど、両足が地面に着いたまんまだと遠くへボールが飛んでいかないでしょう。でもこうやって1本が安定して、その他の3つがバランス良く動けば、人間のパフォーマンスは最大限に出せるんです。 渋谷 たまに僕、片足立ちでパンチを打つ練習をして笑われるんですけど、あれって理にかなってたんですね。  うん、その練習は非常に有効。片足だと骨盤が動くから、強いパンチを打てる。筋トレするよりずっといいよ。
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渋谷 まだ世間には知られていない危険な「必殺技」みたいなのはありますか?  フフフフフ。特別にちょっとだけ教えてあげようかぁ?(ニヤリ) 渋谷 お願いします(笑)。  今の団体は、ヒジ打ちOKだよね? 渋谷 はい。  じゃあ今度の試合で、こういうヒジ打ちをやってごらんよ。脇を締めて……(以下、企業秘密のため割愛)。 渋谷 おおおおおお! 危ない感じっすね。  すごいでしょ? たぶんこれ、将来的には使用禁止になるかもしれない。危なすぎるから。でも今んとこは大丈夫。使い方が普通と違うだけで、ヒジ打ちであることに違いはないから、ダメって言いようがないでしょ。まだ実戦で使ってる選手はいないだろうから、名前を付けて使ってごらんよ。話題になるよ。そのうちルールが変わって、禁止になるかもしれないけどね。だって、下手すりゃ人が死んじゃう技だから。
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渋谷 寝技のときも使えますかね?  もちろん。こないだの試合、寝技で膠着したときにヒジで攻撃してたけど、あのやり方じゃ効かないよ。 渋谷 ヒジを畳むまでが大変で、相手に力が伝わらなかったですね。  肩が稼動しないからでしょ? でもさっき僕が教えたやり方だと、寝てやっても体重が乗るから、何倍も痛いよ。しかも自分がケガをするリスクも少ないんだわ、これ。 渋谷 ついでに寝技のときのヒザの使い方も教えてください。こないだの試合では、サイドポジションでヒザ頭を使って相手の頭を蹴ってみたんですけど、イマイチうまくいかなかったんですよ。  あれ、意外と効かないでしょ? 自分のヒザが痛いだけでしょ? 僕だったら、ヒザで蹴るんじゃなく、ヒザを落とすかな。相手の首、もしくは鎖骨を狙って。たぶんそれも禁止になるよ。ヤバイもん。死んじゃうから。 ――技術面ではなく、精神面に関する質問はありますか? 渋谷 海外へ試合に行くとき、飛行機で寝れないんですよ。  僕、すっげえ寝れるよ(笑)。 渋谷 コツは?  ない(笑)。よくよく思い出してみたら、僕もデビュー当初は寝れなかったけど、人間ってのはちゃんと必要量寝ていれば、何日か寝なくても、横になってるだけでも疲れは取れるらしい。それを知ってからは寝れるようになった。 渋谷 何時までに必ず寝るとか、普段から規則正しい生活を心がけたこともあるんですけどね。  それがよくないんじゃないかな。人間、寝ないと死ぬけど、寝れないなら寝れないでいいやと思えばそのうち寝れる。「寝れないってことはなんかひらめきがくるんだろうな」とでも思っときゃいいんですよ。案外そういう考え方が、プロにとって大事だよ。ケガをしても、「これはさらなる飛躍のためだ。新たな伝説の始まりだ」って前向きに考えればいいんです。そういう人を見たいんだよ、お客さんって。自分より悩みの大きい人を、わざわざお金払ってまで見たくないでしょ?(笑)「なんであの人あんなにすごいの!」ってのを見たい。演技でもやってればそうなっていきます。自分を演じてそのまんまいけば、やがてそっちが日常になってくるもんです。
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渋谷 日常の食生活で、心がけてることってありますか?  あります。健康に気を使わない! 渋谷 えっ!?  健康に気を使った瞬間に「魔」が忍び寄ってくる。だから健康食品は決して食べない! 体にいいことはしない! よくものを噛まない! 野菜を食べない! ライオンって生肉を噛まずに食って、腹が減るまで寝てるだけですよね。でも牛は野菜ばっかずっと食い続けて、しかも最後は食われちゃう。どっちになりたいかっていったら、僕はライオンになりたいですからね(笑)。 渋谷 そのほか、プロとして身につけておいたほうがいいことってありますか?  主戦場は海外だよね。僕だったら英語を学ぶかな。ジョークの一つや二つを言って、「あの日本人、面白いな」って思われたほうがいいんじゃない? やっぱ人気商売だから。 渋谷 言葉は重要っすよね。  僕が現役時代は、勝ち負けはあんまり意識せず、「何をやったらお客さんが喜ぶかな?」ってことだけをいつも強く意識してました。シュートの時代は、確実に勝とうと思ってやってなかった。行くだけ行ってダメだったら寝ちゃう(笑)。それでも許されるキャラを自分で作り上げたんですよ。で、そんな僕がたまに勝つと「おおおお!」と観客が盛り上がるわけです。格闘技って「強いだけでも物足りない。強くなくても物足りない」っていう世界だから、なんらかの強烈な個性や武器が絶対必要。さっきのヒジ打ちなんかをモノにすれば、きっと世界でもウケると思うよ。 渋谷 ウケるっすよね。  うん、メシが食える。ただ、あれを今の打撃にうまいことミックスしないといけない。流れの中で「ここぞ」ってときに出せば効果的だけど、単発で使ったって当たらないよ。あとは自分で研究してくれ(笑)。 渋谷 頑張ります。今日はありがとうございました。 * * *
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 12月5日に予定されていた次戦は、渋谷のケガ(肋骨骨折)により流れてしまったが、近い将来、平から受け継いだ「必殺技」をお披露目する機会が訪れるはず。今後の渋谷に注目である。 (取材・文=岡林敬太) 【取材協力】 平 & STRAPPLE道場 http://strapple-taira.com/index.html  STRAPPLE(ストライプル)は、平直行直轄の柔術道場。「仕事や学校で疲れた身体を、武術の知恵で元気に戻す」という趣旨のもと、東京都は大塚と南砂町、千葉県は幕張と行徳のゴールドジムの格闘技スタジオで開催されている。護身術や、総合格闘技の範疇に収まらない柔術の技術を学べる。「格闘技を楽しみながら体を動かす」という方針。無理のない範囲で、寝技、立ち技のスパーリングも行う。週に1日、身体のケアを兼ねながらストレス解消もできるとあって、仕事帰りのOL風の道場生もチラホラ。所在地、時間割、レッスンの案内、入会案内などの詳細は上記公式サイトまで。 【渋谷莉孔セミナー告知】  12月12日(土曜日)に都内で渋谷莉孔のセミナーが開催される。「試合もケンカもやることは一緒」という考えのもと、強いパンチの打ち方や、負けないメンタルの作り方、女性にもできる簡単護身術、減量やダイエットのコツなどを、渋谷本人がオリジナリティ溢れるロジックでわかりやすく指導。質疑応答コーナーや、記念撮影コーナーもあり。希望者は渋谷のパンチやキックを体感できるかも!? 日時/2015年12月12日(土曜日)19時00分~20時30分 会場/和術慧舟會HEARTS http://www.hearts-mma.com/    東京都渋谷区代々木2-20-12呉羽小野木ビル1FA号    TEL:03-6383-4057 定員/先着20名。年齢・性別不問。格闘技未経験者も歓迎。    参加者はトレーニングウェアをご持参ください。 料金/前売り……4500円(振込先はメールにてご案内します)    当日券……5000円(前売りで定員に達した場合、当日券の販売は行いませんのでご注意ください) 応募/E-mail:contact@hearts-mma.com    メールの件名に「渋谷莉孔セミナー参加希望」と明記し、    本文欄に、氏名・年齢・住所・電話番号をご記入の上、    上記アドレスまでメールをお送りください。    折り返しのメールにて、振込先等をお伝えします。

脱法ハーブ吸引、未成年淫行、AV移籍……大島優子公式発表の「AKB黒歴史」が的外れすぎ

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黒歴史って
 AKB48が6日、「AKB48劇場オープン10年祭」をザ・プリンスパークタワー東京で開催。AKBのOGである大島優子や前田敦子も参加するなど、AKB48の歩みを振り返りながらのパフォーマンスを行った。  それ自体はめでたいことなどで特に文句はないのだが、思わず苦笑とツッコミをせざるを得なかったのが、このイベントのある「コーナー」である。大島優子が「ありすぎます」とまで語ったこのコーナーは「AKB48運営失敗の歴史ベスト5」。おお、ついに度重なる異性スキャンダルや黒いウワサを白日のもとにさらすのかと期待していたのだが……。  5位から1位まで「なんだそれは」というものばかり。抜粋すると、3位が「ファンの気持ちを無視したMVP制度。たった1日で終了!」。1位が「金魚鉢のライブ配信! 泳ぐ金魚しか見られず、いつの間にか終了!」……一部ファンしか理解できないこぢんまりした“黒歴史”に、がっかりした人もいたのではないか。 「ネット上でも『他にもたくさんあるだろうが』というコメントや、個人的に考えた“エグすぎる”ベスト5を挙げた人もいましたが、それをしたくなるのも当然でしょう。AKBの本当の黒歴史はまさに『真っ黒』。アイドル自身やその親族、運営側や果てはファンまでもが黒歴史の当事者になっています」(芸能記者)  AKBの黒歴史において、「アイドル自身」といえば、やはりオトコ関係になるわけだが、それはあまりにも多いのでここでは割愛させていただく(笑)。AKB48卒業後、AV女優として大きく騒がれた中西里菜(やまぐちりこ、現在は引退)など、AKB→AV業界というパターンは決して少なくないのは、アイドルイメージとしては最悪という点で記載するが……。  AKBの「親族」では、なんといってもAKB総監督・高橋みなみの母親が「15歳少年と淫行した」という耳を疑うような話。この淫行によって逮捕までされたというのだから、そのインパクトは計り知れないものだった。この報道によって高橋の弟が地元で有名なヤンキーであることなども明らかになってしまう。これだけのことが白日のもとにさらされても芸能活動を継続するのだから、高橋のメンタリティは強靭な模様。 「運営側」はといえば、AKB48グループ総支配人(当時)である戸賀崎智信氏が脱法ハーブ吸引現場を週刊誌にスクープされたのが、やはりNo.1ではないか。しかも、記者の直撃取材に戸賀崎氏が「合法ハーブ、問題あるんですか?」と開き直った回答をしたのだから、絶句するほかない。このスクープがなされた2013年のAKBは、日本赤十字社や財務省、政府の自殺防止啓発などのイメージキャラクターという“政府公認アイドル”だったため、大いに問題視された。 「ファン」に関してはいわずもがな、14年5月、岩手県で起きた「AKB48握手会傷害事件」だろう。ノコギリを持った男がメンバーの川栄李奈と入山杏奈や男性スタッフを切りつけ、メディアでも大きく取り上げられた。事件そのものの内容の他、CD封入の握手券目当てで購入をうながす“AKB商法”の是非に関しても論争が巻き起こり、話題になってしまった。  大島優子らが発表した黒歴史などとは比較にならないレベルのAKB“本当の”黒歴史。よくもまあこれだけ出てくるものだと呆れるばかりだ。  ちなみに、ネットユーザーの中には「デビュー当初の板野友美の顔面」も黒歴史に入るという声もある。これに関してはそっとしておこう。番外編ということで……。

Sexy Zone松島聡いわく、新曲「恋するエブリデイ」は“精神的に参っている”曲?

「オリスタ」12月14日号(オリコン・エンタテインメント)の表紙を飾っているのは、16日にニューシングル「カラフルEyes」をリリースするSexy Zone。最近は弟グループをメインに活動していた松島聡、マリウス葉を含めた5人体制に戻ることが明らかになった彼らだが、トランプに興じたりと笑顔いっぱいのグラビアからも今の和気あいあいとした雰囲気が伝わってくる。