人民からも批判殺到! 中国のアイスクリーム店が、悪趣味すぎる「東條英機アイス」を提供中

tojo-1
東條英機アイスクリームのポスター。反日便乗ビジネスか
 9月3日は中国の抗日戦勝記念日。それに合わせるかのように、8月末に上海の街角に貼られたアイスクリームチェーン「iceason(愛茜茜里)」のポスターが話題を呼んでいる。  坊主頭に丸メガネをかけ、口ひげをたくわえた男の顔。色は白く、その下に棒が刺さっている。そこには「勿忘国歯」というタイトルの下に「みなさんで一緒に3Dで作った東條英機のアイスクリームを食べよう」と書かれている。  そう、これは東條英機の顔かたどったアイスクリームで、抗日戦勝記念日にこれを食べて国の恥を晴らそうと呼びかけているのである。「勿忘国歯」は、「勿忘国恥」(国の恥を忘れることなかれ=外国の侵略を受けた時の屈辱を忘れるな)という言葉にひっかけたもののようだ(中国語で歯と恥は同じ発音)。
tojo-2
出来損ないのモアイ像のような「鬼子来了」は35元(約700円)だ
 ポスターには、9月3日にiceasonの店で支付宝(アリペイ=ネット上のオンライン決済システム)を使って30元(約560円)以上の支払いをすると、“日本第一戦犯”の東條英機3Dアイスクリームをプレゼントすると書かれている。  一部の人民の間では称賛の声が上がっているようだが、さすがに多くのネット民は、このキャンペーンに嫌悪感を示している。 「低俗でくだらない。こんなの1万本食ったって、戦争の悲惨な歴史は変わらないよ」 「このキャンペーンは限界線を超えちゃったね」 「これは蒋介石じゃないのか?」 「そら先生(蒼井そら)にすれば、もっと売れるのに」 「そもそも、なんで戦勝記念日なのに“国の恥を忘れるな”なんだ?」
tojo-3
メニューにはご丁寧に、この5人の軍人たちの顔写真とプロフィールが載っている
 さすがにいつもは反日を叫ぶネット民でも、これはちょっとやり過ぎで悪趣味だと感じているようだ。  ところがもう少し調べてみると、重慶にはさらに悪趣味なスイーツがあった。それが「鬼子来了」(鬼が来た=鬼子は日本人を示す侮蔑語)というドリアンとミルクを混ぜて使ったスイーツで、まるで小学生が作った粘土細工のような顔の形をしている。この5つの顔はそれぞれ東條英機、松井石根、土肥原賢二、板垣征四郎、岡村寧次といった旧日本軍の軍人の顔なのだという。これだけではない。この店にはさらに「原子弾」という名前のアイスクリームまである。
tojo-4
おそらく原爆のキノコ雲を模したと思われる「原子弾」は65元(約1300円)
 もうここまでくると、悪趣味を通り越して、作った人やそれを喜んで食べている人の人間性を疑いたくなってくるシロモノだといえる。 (文=佐久間賢三)

EXILEグッズが梨花の商品に激似、織田裕二にがっかりの世界陸上……物議醸すタレント

<p>編集S は~、今年もサザンの歌詞みたいな「ひと夏の恋」ができないままに9月になっちゃった。夏もすっかり終わって、肥える秋が来たわ……。新学期が始まって“心機一転”という人もいるんじゃないかしら。</p>

EXILEグッズが梨花の商品に激似、織田裕二にがっかりの世界陸上……物議醸すタレント

<p>編集S は~、今年もサザンの歌詞みたいな「ひと夏の恋」ができないままに9月になっちゃった。夏もすっかり終わって、肥える秋が来たわ……。新学期が始まって“心機一転”という人もいるんじゃないかしら。</p>

抗日戦争勝利70周年を前に国内大混乱中! 大規模“反日”デモも準備着々……

moutakuto080401.jpg
「抗日戦争勝利70周年」を祝う閲兵式が9月3日に行われますが、それに向けて、中国国内は慌ただしくなっています。  中国の入学式は日本と違って9月初旬からなのですが、BBCの報道によると、中国共産党中央宣伝部は、全国の大学や高校、中学校、小学校に対して「入学初日の授業では昔の日中戦争を忘れてはならぬ国の恥として教え、愛国主義や愛党精神を再び強化するように」と通達したようです。70周年の式典を機に、国を挙げて反日精神を叩き込もうというわけなのでしょう。  また、この式典においては、北京の日本領事館前で反日デモをやろうという動きも盛り上がっています。このデモのターゲットとなる日本の行いは、以下の3つです。その1、安倍首相が閲兵式に参加しないこと。その2、日本政府が、出席を表明した国連事務総長の潘基文氏を叩いたこと。その3、天皇が謝罪の表明をしていないこと。  中国ではデモが法的に禁じられていますが、この事前の動きが全く取り締まりを受けていません。中国政府公認のデモなのです。9月3日に大規模な反日デモが起こる可能性は高いといえるでしょう。  そして現在、天安門広場の近辺では厳戒態勢が敷かれています。  広場周辺の数十キロは封鎖され、立ち入り禁止となりました。その区域には立ち入ることができないため、タクシーもバスも目的地に向かうためには大回りしなければなりません。  悲惨なのは、その封鎖区域内に住んでいる人たちです。コンビニもスーパーも営業していないため、その外の地域へ買い出しに行かなければならないのですが、周辺のセブン-イレブンなどには大量の人々が行列をなしており、まるで大震災で物資が不足しているような事態となっているのです。  さらには、テロに利用されたらまずいということで、ガソリンスタンドが広い範囲で営業停止となりました。北京市内で中華包丁を購入する際には、申請の用紙に記入し、身分証を提示しなければならないとも定められました。その用紙には民族名も記入しなければならないため、ウイグル人だと購入を断られる可能性もあるでしょう。封鎖区域の周囲のレストランで食事をする際にも、身分証を提示しなければなりません。  今回の式典は、中国のメンツをかけたものなので、北京市内の大半のレストランが、ご飯を炊く際には薪を使用してはならないと通達され、政府の役人によって、かまどに封印の紙が貼られていきました。せめて式典の間ぐらいは北京の空気をきれいにしようという思惑のようですが、これは意外と効果があったみたいで、確かに最近の北京の空は少しきれいになったようにも思えます。  現在、ヘリコプターと戦闘機のリハーサルも頻繁に行われていますが、市民がそれを撮影してネット上などに投稿しようものならば、すぐに削除されます。現場でも多くの赤い腕章を付けた婦人風紀委員が監視していて、写真を撮る人々を注意します。中国機関メディアの正式報道以外は、報道してはならないのです。実はこのリハーサルによって一機のヘリコプターが墜落していますが、それはすぐさま報道禁止となりました。  こうした情報統制をはじめ、市民の生活を顧みない営業停止措置に対しては、国民から多くの批判の声が上がっています。 「この抗日戦争勝利70周年イベントは、反ファシストに対する勝利イベントのはずだ。なのに、中国政府がやっていることはファシストそのものだ!」  といった皮肉めいた批判が渦巻いています。全くその通りで、おかしな話です。  では肝心の閲兵式の様子はどうかというと、テレビの訓練の報道を見る限りでは、それはそれは立派なものです。兵士たちは一列に並んでいるのですが、その立っている位置は1センチたりともズレがなく、身長もデコボコではなくてぴったりと揃っているのです。見事なまでの統制です。実は、全員が揃うように、並んでいる列の前には細い糸が引かれていたようです。  さらに、そこには女性兵士も混じっていますが、その胸の部分だけを切り取った写真がネット上にアップされたところ、ネット住民たちの驚嘆を呼ぶこととなりました。なんと、バストのサイズもぴったりと揃っていたのです。こんなところまで統制するとは、中国共産党の力は恐るべしといったところです。ネット上では「そんなバカバカしいところに細かくこだわって、なぜ、天津爆発事件の死者数が適当なのか?」という声が上がっています。  こうして全体主義国家の威信を見せつけるべく準備が進められている式典ですが、天津爆発事件や株価暴落など、きな臭い空気が蔓延している国内においては、それが無事に執り行われるかどうかは全く保証がありません。異様な緊迫を孕んだまま、その日を迎えようとしています。
S__10805265xxxx.jpg
●そん・こうぶん 中華人民共和国浙江省杭州市出身の31歳。中国の表現規制に反発するために執筆活動を続けるプロ漫画家。著書に、『中国のヤバい正体』『中国のもっとヤバい正体』(大洋図書)、『中国人による反中共論』(青林堂)がある。 <https://twitter.com/sun_koubun>

お姉さん系Gカップグラビアアイドル古都かなが、不倫!? 「奥様がいてはる方といろいろやってしまうという内容です!」

TMBT1265a
 京都出身のお姉様系Gカップグラビアアイドル古都かな が、初のDVD『愛するコト』を発売し、東京・秋葉原で記念のイベントを行った。  6月に葉山で撮影したという本作。大人の色気を全面に出し、不倫をテーマにした問題作だという。詳しい内容についても聞いてみた。 ――内容を教えてください。 「衣装もきわどい感じで、アンダーも一切無しでかなり恥ずかしかったです(笑)。テーマが不倫なんですが、奥様がいてはる方といろいろやってしまうという内容です!」
TMBT1276a
TMBT1268a
TMBT1262a
TMBT1303a
――お気に入りのシーンは? 「パーティーのシーンで酔っぱらったところが気に入っています。酔ってドレスを脱いで、赤と黒のセクシーな下着風の衣装になります! あとはベッドでのシーンもセクシーに撮れていると思います!」 ――一番攻めているシーンは? 「お風呂のシーンとシャワーシーンがあるんですが、お風呂では水着も着けずにスケスケの薄物だけを羽織っています。上も下も(笑)ポロリしないように気をつけました(笑)!」  実は以前も別名でグラビア活動をしており、28歳になったことを転機にさらなる飛躍を目指しての再デビュー。そのためファーストとしては異例の“攻め”ている内容になったが、次作についても「次も出せるならオールヌード以外のさらなる攻めにチャレンジしたい!」と意欲的だった。 古都かな オフィシャルブログhttp://ameblo.jp/kotokana-offcial/

“理想の男らしさ”が重い。現代を生きる男性の抱える「生きづらさ」とは?

 男性のジェンダー意識の低さがたびたび炎上騒ぎを起こしている昨今。その原因の一端は「男の生きづらさ」にあった!? 今回は、男性学の専門家である武蔵大学・田中俊之先生に、桃山商事の清田代表がお話をうかがいました。

◎「男らしさ」と「カッコ良さ」が一致しなくなった現代

清田代表(以下、清田) 桃山商事は「失恋ホスト」といって、恋愛に苦しむ女性たちからひたすら愚痴やお悩みを聞かせてもらうという怪しげな活動をしているのですが、そういうことを続ける内に、「恋愛で起こる諸問題はほとんど男に原因があるのでは?」という極端な考えになっていきました。

田中俊之(以下、田中) messyでも男叩きの連載をしてますよね(笑)。

清田 はい、その名も「クソ男撲滅委員会」という……。そんな中、田中先生の『男がつらいよ─絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)を読んで、ハッとさせられたんです。男には男特有の「生きづらさ」があって、それは社会構造が生み出したものでもある。しかし、男性自身も、女性たちも、そのことをあまり理解していない。だからいったん落ち着いて、男性特有の「男性問題」について基礎から学びましょう──。そう説いた本書は、男女ともに必読の書だなと感じました。

田中 ありがとうございます。ジェーン・スーさんも「男がつらくなくなれば、女も少しは楽になる! だって男のプライドの皺寄せは、女子供にもくるんだもの。」という帯文を寄せてくれたんですが、男性問題に対する理解を深めることは、女性にもメリットがあると考えています。

清田 そこで今回はまず、実は男自身もよくわかっていない「男らしさ」というものについてお聞きしたいのですが、下記にそのイメージを列挙してみました。これに関してはいかがですか?

強い
女性を守る
勇気がある
決断力がある
頼りになる
経済力
武骨
そっけない
寡黙
言い訳しない
……etc

田中 確かに世間にはこういったイメージが流布していると思いますが、ここには新旧の男らしさが混在しているように思います。まず男らしさの定義ですが、社会学的には「その社会で男性が肯定的に評価される特性のこと」となるんですね。例えば昭和の時代であれば、お酒に強く、車が好きな男性というのも、肯定的に評価されたかもしれません。でも、今だったらどうでしょう?

清田 お酒に強いと「男らしい」ように見えるかもしれないけれど、飲み会の席で女性にお酌を強要するとか飲めない人にアルハラするとか、負のイメージも同時にあります。車に関しては、「若者のクルマ離れ」なんて言葉もありますし。「怪獣が好き」という項目も、“男の子っぽい”けれど、男らしさではないかも。

田中 寡黙とか素っ気ないというのも、今だと「コミュ障」って思われるかもしれないし、細かいことを気にしないというのも、「そんな人と一緒に仕事したくない」って受け止められてしまうかもしれない。

清田 1970年代には「男は黙ってサッポロビール」なんてCMも流行りましたが、それが今だとコミュ障に映ってしまうかもしれないわけですね(笑)。

田中 私が大学で行った「男性のファッション」に関するアンケート調査で、90年代に流行ったストリート系ファッションは「男らしいけどカッコ良くない」というイメージを持たれていることがわかりました。これはヤンキー文化などにも通じることだと思います。このように、男らしさは時代によってイメージが変わるし、さらに現代では、その概念自体、あまりに過剰だと鬱陶しがられるようにすらなっているわけです。

◎思った以上に強固な「男はかくあるべし」の固定観念

清田 だとしたら、今の時代に肯定的な評価を受ける男らしさというのは、一体どんなイメージになるのでしょうか。

田中 これがわりと厄介で、男性の生きづらさの一因にもなっています。

清田 それはどういうことですか?

田中 今って“マルチな能力”が求められる時代だと思うんですよ。源流はSMAPにあると思うのですが、「カッコ良くて、歌えて、踊れて、料理ができて、やさしくて、しかも、おもしろい」という魅力を持った彼らのブレークによって、男らしさのイメージは更新されました。

清田 確かに今の芸能界で売れている男性って、みんなマルチな能力を持っていますね。

田中 「決断力がある」「言い訳しない」「堂々としている」といった普遍的な要素も持ちつつ、そこにコミュニケーション能力や家事能力などがプラスされた、というイメージでしょうか。友だち同士で集まったらおもしろさを発揮できるし、彼女と二人きりでいるときは何かキリっとしてるし、いざとなったら頼りになるし、みたいな。

清田 なかなかハードルが高いですね……。

田中 そうなんです。そういう“理想の男らしさ”と、現実の男性とのギャップが、実はかつてないほど広がっているのが今の時代だと思うんですよ。特に私(※先生は今年40歳)くらいの「団塊ジュニア世代」は、昭和的男らしさと平成的男らしさの狭間で板挟みになっている。そういった男性たちに「40男(よんじゅうおとこ)」と名づけ、「現実を見つめて地に足の着いた生き方を見つけていこう」と呼びかけたのが新刊『<40男>はなぜ嫌われるか』(イースト新書)です。

清田 「理想は理想、自分は自分」って割り切れればまだ楽かもしれませんが、社会から強制されるジェンダーロールを内面化してしまったり、「そういう男じゃないとモテない!」「ただしイケメンに限る!」等と思い込んでしまったりで、男性も自縄自縛に陥っているのかもしれませんね。かく言う自分の中にも、「いろんなことを高いレベルでこなしつつ、誰にも負けないスペシャルな何かがひとつ欲しい!」みたいな、非常にお見積もりの高い願望が正直あります。でも、現実は理想とほど遠く……そのギャップに苦しむ日々です。

田中 「男はかくあるべし」という固定観念は、思った以上に強固です。例えば草食系男子に対する批判は、「男は性に積極的であるべき」という固定観念の裏返しでしょう。挙げ句の果てには少子化の責任まで草食系男子が一部負わされてしまうんですから、たまったもんじゃありません。また、『男がつらいよ』にも書きましたが、男には「平日昼間問題」という困難もあります。日本の成人男性って、平日の昼間にブラブラしているだけで怪しまれてしまうんです。これも「普通の男は会社で働いているものだ」という固定観念によるものでしょう。

清田 子供好きの田中先生が、街で見かけた幼稚園児たちに微笑みかけたら、保護者たちから警戒されてしまったというエピソードも著書にありましたね(笑)。

田中 おそらく、「怪しい男がニヤついてる」と思われたのでしょう。手を引く親御さんが、心なしか足早になりました。とはいえ、私の中にも男性性に関する固定観念はやっぱりあるんです。大学の教え子に100キロくらいある柔道部の男子がいるんですが、一緒に飯を食いに行ったとき、彼に「今日はいっぱい食べていいよ」と勧めてしまったんですよ。でも実は彼、わりと少食タイプだった。

清田 大盛りハラスメント(笑)。「体格がいい男=たくさん食べるだろう」って、勝手なイメージを抱いちゃうことはありますね。

田中 そうそう。それって少食の彼にしてみればつらいことですよ。でも多くの場合、無意識・無自覚で我々は他人にそういうことを求めてしまう。だからこそ、固定観念は強固だなと思うわけです。

◎男性のライフコースがあまりに狭すぎる問題

清田 しかし、そういう固定観念に違和感を唱えること自体が、難しかったりしませんか? 例えば僕はフリーランスの文筆業者で、しかも自動車の運転免許を持っていないんですね。こんな感じで生きてると、会社員をやっている友人や諸先輩方から「お前このままじゃヤバいぞ」って頻繁に忠告を受けるんです。個人的には楽しい日々を送ってるつもりなんですが……そう言っても、なかなか信じてもらえない。

田中 男性のライフコースがあまりに狭すぎるという問題がありますよね。学校を卒業して、正社員として就職して、結婚して、マイホームを買って子供を養って、定年退職して老後は悠々自適に暮らす……と、男性はそういう人生を歩むことが「普通」とされていて、これ以外のライフコースがほとんどない。

清田 自分にはそんな人生、到底歩めそうにないです……。

田中 そもそもこれは、右肩上がりの経済成長を前提にしたライフコースだったんですよ。でも、バブル崩壊やリーマンショックを経て、男性の平均収入は大幅に下がっています。また、特に若い世代の不安的な働き方も問題になっていますよね。そんな現代にあって、かつて普通だった生き方はすっかり「普通」ではなくなり、むしろ一種のステータスにすらなっている。なのに、それ以外の選択肢がいまだに整備されていないし、固定観念からズレた男性の生き方に対してまるで寛容じゃない。

清田 社会は大きく変化しているのに、ライフコースが全然変わっていない。それも男性の生きづらさの一因になっているわけですね……。だとすると、どうすれば良いのでしょうか?

田中 ひとつは、やっぱり“実践”していくしかないと思うんですよ。例えば以前『AERA』(朝日新聞出版社)の企画でご一緒した小島慶子さんなんかは、「夫が仕事を辞める」という経験をされています。固定観念からズレたものに接したとき、人は基本的にビックリしますが、子持ち家庭で夫が働かないって相当のズレですよね。

清田 そうですね。

田中 小島さんはかなり柔軟な考え方の人だと思うんですが、そんな彼女ですら「ちょっとあり得ない」と思ったそうです。でも、お子さんもいるので、小島さんが働くしかない状況になり、今はそれで幸せに暮らしている。実際にやってみれば変わるんですよね。例えば男性の育児休暇なんかも一緒だと思うんですが、今は取得者が全体の2%しかいないからみんな怖くて取れないけど、これが10%とかになってきたら「取ればいいじゃん」って風潮になると思うんです。そうやって数が増えて、「俺もやっていいんだ」ってなれば、固定されたイメージも変わらざるを得ないわけで。

清田 空気が変わりますよね。例えば先生もツイッターでやり取りをされていた格闘家の青木真也選手が最近、自身のブログで「男だったら家族を養ってナンボみたいなのも働き方が多様化する中でその価値観を維持し続けるのは無理でしょう」ということを書いていました。格闘家って、旧来的な価値観で言ったら男らしさの極北にありそうな人ですよね。そんな青木選手が「男だったらとか男なのにってのが苦手と言うか理解出来ない」と発言した意味は大きいなと。

田中 『AERA』でも、2014年9月に「男がつらい」という大特集が組まれていました。男性問題に対する注目は、近年少しずつ高まっているように思います。

清田 でも、一方で男性に言葉を届けるのって、すごく難しいと思いませんか? 桃山商事の連載も、確かに「クソ男撲滅委員会」というタイトルからして男叩きみたいな内容になってる感は否めませんが、基本的には失恋ホストで見聞きした話をベースに、「女の人たちは男のこういうところに憤りや悲しみを感じている。だから一緒に気をつけていきましょう!」というメッセージを発しているつもりなんですね。でも男の人からは、「男をひと括りにするな!」という拒絶反応か、「あ~いるいる、そういう男もいるよね」って他人事感あふれるリアクションがほとんどで、言葉が響いている実感がまったくありません。

田中 それはとてもよくわかります。私の本にしても、男性に当事者意識を持って読んでもらえているかというと、正直言って微妙なところです。清田さんが仰っているように、どうしても男性たちは自らの問題について「他人事」な感じを受けますよね。

清田 男性問題を知ることは、男性自身の生きづらさを緩和することにつながるはずなのに……なぜ言葉が届かないのでしょうか? このあたりの話を、後編でじっくりうかがいたいと思います。

(取材・構成/桃山商事代表・清田隆之)

■田中俊之(たなか・としゆき)
武蔵大学社会学部助教。1975年生まれ。武蔵大学人文学部社会学科卒業、同大学大学院博士課程単位取得退学。博士(社会学)。学習院大学「身体表象文化学」プロジェクトPD研究員、武蔵大学・学習院大学・東京女子大学等非常勤講師を経て、2013年より武蔵大学社会学部助教。社会学・男性学・キャリア教育論を主な研究分野とする。2014年度武蔵大学学生授業アンケートによる授業評価ナンバー1教員。男性学の視点から男性の生き方の見直しをすすめ、多様な生き方を可能にする社会を提言する論客としてメディアでも活躍。著書に『男性学の新展開』(青弓社)、『男がつらいよ─絶望の時代の希望の男性学』(KADOKAWA)、『〈40男〉はなぜ嫌われるか』(イースト新書)など。

「あのビッチ!」ニッキー&マイリー&テイラーが授賞式でピリピリムード

<p> 現地時間の8月30日に開催された音楽式典『2015 MTV Video Music Awards』(以下、『VMA』)で、今最も旬な女性スターであるテイラー・スウィフト、ニッキー・ミナージュ、マイリー・サイラスが互いに対立するという、前代未聞の“三つ巴ビーフ”が繰り広げられた。</p>

告知もなしに最終回!『水曜歌謡祭』の“大迷走”ぶりがもはや悲しい……

suiyoukayou.gif
『水曜歌謡祭』(フジテレビ)公式サイト
「え、そうなの?」というのが、視聴者の反応に違いない。  生放送の音楽バラエティ番組『水曜歌謡祭』(フジテレビ系/毎週水曜19時57分~20時54分)が、2日の放送をもってひっそりと最終回を迎えることとなった。  同番組は、「日本音楽史に残る名曲を、素晴らしい歌声でお届けするエンタテインメント番組」をコンセプトとして今年4月にスタートし、毎週生放送で豪華アーティストを迎えてきたが、最後まで視聴率には結びつかなかったようだ。 「和田アキ子やAKB48、ももクロ、華原朋美などを配した初回2時間スペシャルが平均視聴率7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と振るわなかったことから、お茶の間に定着するのは難しいというのが大方の予想でした。フジテレビの亀山千広社長肝いりの番組だったため、なんとか延命を図ろうと“テコ入れ”を繰り返してきましたが、視聴率はついに下げ止まらず。まさに『万策尽きはてた』といったところでしょう」(芸能関係者)  フジテレビとしても、社長の面子をつぶすまいと必死に改善策を練ったことは想像に難くない。しかし、それら“テコ入れ”のすべてが『水曜歌謡祭』の評価をさらにおとしめる悪循環を生んでしまった。  5月の放送回では、石原裕次郎の『銀座の恋の物語』を安倍なつみとクリス・ハートが熱唱している最中、裕次郎のものまねでおなじみの“ゆうたろう”が登場。さらに「あったかいんだからあ」のクマムシがTHE ALFEEとなぜかコラボしたりと、制作サイド自ら番組のコンセプトを崩壊させるような企画を連発。番組のどこに注目すればいいのかわからなくなったのか、視聴率は4%台に落ち込んだ。  その後もとんねるず・木梨憲武の放送事故寸前の暴走で苦情が殺到したり、一貫性のない番組構成から出演NGを宣言した歌手も出ると噂されるなど、まさに踏んだり蹴ったり。視聴率が深夜なみの3%台に突入した6月から先月まで大きな回復は見えず、制作側もついに「ギブアップ」宣言をしたといったところか。 「公式サイトでも最終回らしい告知は一切ありません。『もうそっとしておいてほしい』という意思表示なのかも。視聴者にとっても亀山社長にとっても、そして司会を務めた森高千里とアンジャッシュ・渡部建にとっても何一つメリットがないまま番組終了となってしまいました。特に森高は、その変わらない美貌やスタイルがもてはやされてきた分、同番組の低迷でこれまでの“神話”にもかげりが見えてしまうかもしれません」(同)  もはや一筋の光さえ見出せない『水曜歌謡祭』だが、「深夜枠への移動」という情報も入ってきているため、2日の放送で“完全終了”となるかは現状定かではない。だが、これほどまでに視聴者から受け入れられなかった番組を今後どう変えようというのか。フジ制作陣も、ここはいさぎよく“完敗”を認め、良質な新コンテンツを生み出すべく気持ちを新たにしてほしい。

現役最高齢!? 92歳のおじいさんが営む、自宅系古書屋「青空書房」に潜入

 大阪市北区浪花町、天神橋筋商店街にほど近い住宅街の路地裏にひっそりとたたずむ古書店がある。大通りに置かれた看板には「ホッとする路地のなかの古書店 青空書房」の文字。
aozora01
 看板に従って進んだ先は、見ての通りの細い路地。
aozora02
 ちょっと躊躇しつつ、「営業中」とあるのでのぞいてみる。
aozora03
 入って右手に本がぎっしりと並んだスペースがあり、靴を脱いで上がるスタイル。
aozora04
 お店に入るというより、人の家にお邪魔するといった感じである。  部屋の中は、書棚からその前の床まで所狭しと本が並んでいる。
aozora05
 この店の店主は坂本健一さん。1923年生まれ、92歳のおじいさんである。
aozora06
 出征していた坂本さんは終戦後間もない1946年から闇市で古本を売り始めた。少年の頃から本の虫だったという坂本さんにとって、古書店はまさに天職だったのだろう。翌47年には、大阪の天満に「青空書房」を開業。以来、67年間にわたってお店を営んできた。  天五中崎通商店街に移転した「青空書房」は、坂本さんの体力的な問題もあり、2013年12月をもって惜しまれつつ閉店した。しかし、翌年になって自宅の一部を使う形で営業を再開し、今に至るという。 「大阪でも関東でも、一代で現役でやってる古書屋では一番古いかもしれません」とニッコリ笑う坂本さんに、なぜ一度お店を閉めつつも営業を再開されたのかを聞いてみると、 「私は本人間で、とにかく読書が好きなんです。せやからねぇ、やはり死ぬまで本に囲まれていたいんです。愛しい本と一緒にいたい。この家は私の生まれた場所なんです。そしてここが終の棲家ですねぇ」  自宅ながら、在庫は2,000冊近いという。 「ここは通りに面していないから、通りがかりの人は来ないです。本屋は通りがかりの人が来てこそのものなんやけど、ありがたいことに私のファンだという人が一日に何人か来てくれます。中にはお帰りになった後、玄関を見たら本を置いていってくれる人もいてます」 「青空書房」は作家にも愛されてきた店で、筒井康隆や山本一力といった小説家は古くからの常連客であり、坂本さんに言わせれば「親類同然」の関係なのだとか。 「ありがたいことでねえ。お店をやってたら、人と人とのめぐり合いがあるんです。筒井さんや山本さんとも、身分関係なく、人間として関係させてもらっています」  今でも5冊ほどの小説を同時に読んでいるという坂本さん。その読書歴の中からおすすめを教えてもらうと、 「私は文学が中心ですけどねぇ、ずっと好きで読んでいるのは『古事記』。あとは、時代物で山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎はずーっと好きです。田辺聖子さんの本も好きです。外国文学は、最近ご無沙汰ですけど」  特に池波正太郎の小説には、思い入れが深いという。 「池波さんの文学は、悪人の中にも善があって、正しいやつにも心の隅にしょうもない悪がある、それをきちんと見て描いているんです。池波さんは若い頃に好き放題して、よう遊んでたそうです。そやから人間がわかるんだと思いますねぇ。小説は弱い人、そして何をやってもうまくいかない人のためにあるんだと私は思うんです」 「青空書房」の店内には、坂本さんの手による味わい深い絵や文字が壁の至るところに貼られている。その多くは「食事や通院などでお店をちょっとの時間空けます」といった、お客さんへのメッセージ。
aozora07
aozora08
 絵も字もとてもかわいらしい。以前は毎週の定休日を知らせるポスターをその都度描いており、それらのポスターを集めた本も出版されている。 「本は人間にとって水分みたいなもの。体の70%が水だというように、生きていく上で欠かせないものだと思います。人間、成果主義や効率主義を求めたら失うものがたくさんあるんです。それに気づかせてくれるのが読書です。政治家を見ていても、悪いけど、幼い子どもみたいに席を取り合っているようにしか見えないです。本を読んでお互いをいたわる気持ちを学んでないんだと思いますね」  そう語る坂本さんの生き生きとした表情に、こっちまで元気づけられるようなひとときだった。
aozora09
(文=スズキナオ http://roujin.pico2culture.jp/●「青空書房」 住所:大阪府大阪市北区浪花町4-24 営業時間:11:00~18:00 定休日:木曜、日曜

韓国の尾崎豊!? 教室を爆破しYouTubeに投稿した男子中学生に騒然!「僕がテロを起こしたのは……」

hanko_genba0902.jpg
犯行現場 『News 1』より
 韓国の中学生(15歳)が、自身の通う学校の教室でブタンガスを爆発させ、その動画をYouTubeに投稿した。体育の授業中だったため、教室内は無人で人命には被害はなかったが、廊下側の壁や窓が崩壊するなど校舎が大きく損傷した。事件を起こした少年は、学校を爆破した後も、周囲がパニックになっている様子を自身のナレーション入りで撮影し続けた。以下は、少年が動画に収録した音声の一部だ。 「僕がテロを起こしたのは3年7組、いや6組だったかな。いずれにせよ、煙が上がっています。現在、学校はパニックに陥っています。こうなると知っていれば、もうひとつくらいブタンガスを用意したのに……。おもしろいですね。みんな、右往左往しています。少し遠くに離れたアングルから、この場面をおさめに行ってきます」  少年の“犯行声明”で興味深いのは、彼が自身の行為を「テロ」と呼んでいる点である。また、淀みなくはっきりと、“視聴者”を意識して丁寧にしゃべる声からは、非常に頭のよさそうな子という印象を受ける。また、動画の一部に写り込んだ少年の体格はひょろっとしていて、とても暴力的な不良少年には見えない。そのギャップが異様で、事件をより一層空恐ろしいものとしている。  動画を撮影している少年はとても楽しげで、また興奮している様子だった。その動画が公開されるやいなや、韓国社会に戦慄が走った。ニュース番組などで事件の詳細を聞いた国民の多くは、中学生といえども厳罰に処すべきだと声を高めている。  ネット上には「未成年という物差しは意味をなさない。厳罰に処すべき」「あの中学生は誰かを殺そうと思っていたことは明白。サイコパスなんじゃないか」「ひょっとしたら、多くの人が死んでいた。強力な処罰が必要」などの意見があふれている。
SnapCrab_NoName_2015-9-2_12-32-46_No-00.jpg
爆破された壁 『聯合ニュース』より
 一方、「刑罰の重さが問題ではない。彼の心の問題をケアできなければ、出てきた後にもう一度犯罪を繰り返すと思う」「事の根本は、学生たちを統制しようする教育圏の堕落」など、単純な厳罰については同意できないという意見も散見される。  事件の全容は、今後、じっくりと調査されていく見通しである。だが、韓国の一部報道には「ISなどが残虐行為をSNSにUPする手法を、少年が真似たのではないか」という説が、にわかに浮上している。日本でも今年に入って、ISを模倣し学校で飼育していたヤギを殺そうとした立川市の中学生が逮捕されている。韓国の少年もまた、模倣犯の一人だったのだろうか。  韓国・東国大警察行政学科のカク・テギョン教授は「ネットやスマホが普及したことで、写真や映像を公開し、自身の行為を見せつけることに優越感や英雄心を感じる心理が発生した。青少年は価値観が確立していないので、自身の行動がどのような否定的な結果を生むか考えることができない」と指摘している。  ちなみに、今回事件を起こした少年は誇大妄想を抱く傾向があったという続報もある。ただ、それがこの事件とどう関連しているのかは明らかにされていない。  近年韓国では、SNSから中学生の重大犯罪が露見することが少なくない。過去には、中学生が紙幣を偽造しているシーンを撮影した写真をSNSに公開し、警察が捜査に乗り出すことがあった。頭がよいのか悪いのか……。日本でもSNSを通じて犯罪を自慢する人たちが少なくないが、韓国のそれは学生を中心に深刻化しているようだ。 (取材・文=河鐘基)