sympathyが秘めるナチュラルな魅力とは? 「4人で気持ちを分かち合いながら音楽をやっている」

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【リアルサウンドより】  出会いは地元・高知の高校の軽音楽部。RADWIMPS、SCANDALのカバー曲で参加した初ライブのコンテストでいきなり優勝し、オリジナル曲を作りつつライブ活動をスタート。高校卒業後に発表した1stミニアルバム『カーテンコールの街』で注目を集め、この夏、2ndミニアルバム『トランス状態』をビクターの新レーベル“CONNECTONE”からリリース……何だか素敵すぎるストーリーだが、この女の子4人組には音楽ファンを惹きつけるナチュラルな魅力が確かに備わっているようだ。  まずは本作『トランス状態』の「女子高生やめたい」と「さよなら王子様」を聴いてみてほしい。無意識のオルタナ感覚とでも呼ぶべきバンドアンサンブル、フックの効いたメロディ、そして、揺れる感情をキュートに描いたリリック。sympathyという名前が示す通り、このバンドの音楽からは、年齢・性別を超えた共感を呼び起こす不思議な力が伝わってくるのだ。  今回はボーカルの柴田ゆう、ギタリストの田口かやなにインタビュー。バンドの成り立ちと本作「トランス状態」の制作、バンドの将来像などについて聞いた。ふんわりと柔らかく、でも、ときどきビシッと鋭いコメントを交えるふたりの雰囲気を含めて楽しんでほしい。(森朋之)

「『あの娘のプラネタリウム』ができたときは『やっと終わったー!』っていう感じだった」(柴田)

ーー2ndミニアルバム『トランス状態』、とても魅力的でした。 柴田・田口:ありがとうございます。 ーー個人的には90年代後半あたりのオルタナ感が自然に入っているのがツボだったんですが…。 柴田・田口:……。 ーーって言われても困りますよね。 柴田・田口:ハハハハハ! ーー(笑)まず、どんなふうにバンドが結成されたのか教えてもらえますか? 柴田:えーと、高校の部活が軽音部だったんです。田口はドラムの子(門舛ともか)、私はベースの子(今井なつき)といっしょだったから、この4人でバンドを組もうかってことになって。最初はRADWIMPSとかSCANDALのコピーをやりました。 ーーRADWIMPSの曲、難しくなかった? 田口:1曲、「がんばったらできそうだな」っていう曲があって。 柴田:「セプテンバーさん」なんですけど、コードとかリードギターとかも「練習しやすいかもよ」って友達や先輩に言われて。それとSCANDALの「少女S」ですね。 ーーオリジナル曲はいつくらいから作ってたんですか? 田口:高校1年生の終わりの時期に、初めて出たライブで賞をもらったのがきっかけですね。 柴田:OSMという音楽学校が主宰する大会みたいなのがあって、私たちは四国からエントリーしたんですけど、さっき言った2曲(「セプテンバーさん」「少女S」)で参加したら、たまたま優勝しちゃって。 田口:その特典としてオムニバスCDに参加できることになって、そのためにオリジナル曲が必要で…。 ーー作らないといけない状況になった、と。 田口:そうです(笑)。 柴田:追い込まれてましたね〜。「やらなきゃ終わらない!」みたいな感じで。 ーー宿題ですね(笑)。 柴田:ホントに宿題でした(笑)。そのとき作ったのが、今回のミニアルバムにも入っている「あの娘のプラネタリウム」なんですよ。まず、みんなで歌詞を考えて、それを曲にしていって。 田口:初めてだったから、どう書いていいかもわからなかったんですよね。ビジョンみたいなものもなく、みんなで思い付くことをどんどん言い合って…。だから、こんなに空想的な曲になったのかも。 柴田:楽しそうな曲ですよね。 ーー追い込まれながら作ったとは思えないですね(笑)。その後もオリジナル曲は作り続けたんですか? 柴田:「あの娘のプラネタリウム」ができたときは「やっと終わったー!」っていう感じだったんですけど、地元のライブハウスの方から「オリジナル曲だけでライブやってみない」って声をかけてもらって、1週間で4曲くらい作ったんですよ。2曲目以降は私か田口がおおまかな歌詞やメロディの流れを考えて、それをもとにしてベース、ドラムを付けていくことが多いですね。あとは門舛か今井が歌詞を持ってきて、それをイジりながら曲にしていくこともあります。 ——高校を卒業した年の夏に1stミニアルバム『カーテンコールの街』をリリースしていますが、バンドでがんばろうと決意したのはいつ頃なんですか? 柴田:けっこう最近ですね。 田口:デビューとか契約の話をいただいてからだと思います。 柴田:それまではまったく考えてなかったので。「バンドをやっていこう」っていう漠然とした気持ちはありましたけど、何か(具体的な行動を)していたわけではないんですよ。CDをどこかに送るとか、ライブを月に何本やるとか、そういうこともぜんぜんやってないし。だから、いまの状況はビックリですね。ホントに恵まれてるなって思います。
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「もっと強くなりたいし、もっと成長したい」(田口)

——メンバーのみなさんも“遠距離”(大学進学などに伴い、田口と門舛は高知、柴田は東京、今井は滋賀に在住)だし、まだ過渡期なのかもしれないですね。今回のアルバム「トランス状態」にも、そんな揺れてる状況が反映されていると思います。「女子高生やめたい」もそうですが、“もうやめたい”というニュアンスのフレーズがいろんなところに入っていて。 柴田:そうですね。高校生活が終わったこともそうですけど、“やめたい”とか“やめたくない”とか、いろんなことに対して“どっちつかず”なことが多かったし、そういうことをモヤモヤと考えてることもあって。 田口:「このままじゃいられない」っていう気持ちがあるんですよね。もっと強くなりたいし、もっと成長したいっていう。でも、どこかで「ずっと許されていたい」という感じもあるんですよね。 柴田:「女子高生やめたい」はホントにそんな感じですね。殻を破りたいんだけど、「このままがいい」という気持ちもあるっていう。ただ、そこを意識して作っていたわけではないんですよ。「言われてみれば」っていう感じで。
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——いまの状態が自然と曲に反映されていた、と。「さよなら王子様」にも「いい子になるのももうやめた」という歌詞がありますね。 田口:これは歌詞が先なんですよ。 柴田:ドラムの門舛が文章を書いてきて、それをもとに田口が歌詞にして。 田口:私なりに言葉を書き換えて曲にしたんですけど、“王子様”というワード自体、私からは絶対に出てこないので。そういう言葉がストレートに出てくるのはいいなって思いましたね。 ——田口さんはいつか王子様が…と夢見るタイプではない? 田口:そうですね(笑)。 柴田:あはは。門舛が文章を考えてこなかったら、こういう曲はできてないですね。

sympathy - 『さよなら王子様』Music Video

——柴田さん、田口さんが中心になりつつ、メンバー全員で作ってるんですね。アレンジに関してはどうですか? たとえば「女子高生やめたい」はイントロがなくて、歌と演奏が同時に始まりますが、「イントロつけようよ」という話にはならなかった? 柴田:「あとで考えよう」って言ってたんですけど、思い付かなかったんです(笑)。 田口:で、「イントロはないほうがいいね」って。 柴田:いきなり始まるほうが、刹那的でいいかなって。聴いてる人は「え?」ってなると思うし、お気に入りです。 ——「泣いちゃった」はポエトリーリーディング風に始まる、弾き語りのナンバー。これも思い切ったアレンジですよね。 柴田:弾き語りのイメージしか浮かばなかったんです。無理にバンドっぽくしなくてもいいかなって思たし、このアレンジ一択っていう感じでしたね。 田口:他のメンバーも「アコギがいいね」って。 柴田:音楽のことで意見が分かることはほとんどないんですよ。 ——音楽以外では? 田口:ときどきぶつかります(笑)。 柴田:みんな似てるところがあるから、そこでぶつかることはありますね(笑)。でも、すごく仲がいいんですよ。メンバーはめちゃくちゃ大事な友達だし、卒業してこっち(東京)に来たときも、会う人がぜんぜんいなくてどうしよう?って感じだったんですよ。いまもこまめに連絡を取ってますね。 ——曲作りはどうやってるんですか? 柴田:グループLINEですね! みんなで「曲を作るぞ!」というときはSkypeでやりとりしたり。 田口:動画を送ることもありますね。
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「自分たちが満足できる曲ができたときは、すごく楽しい」(柴田)

——将来的にはメンバー全員、東京に来る予定なんですか? 柴田:みんなが東京に来るんだったら、近くに住もうねって言ってますけどね。 田口:ただ、(大学)卒業後はどうなるかわからないですからね。そこも模索中です。 ——sympathyというバンド名の由来は? 田口:結成してすぐに考えたんですけど、なかなか決まらなかったんです。で、英語の辞書を持ってきて「パッと開いたところで、いいと思う単語にしよう」ってことになって。それを3回くらいやって“sympathy”になりました。 柴田:綴りもかわいいし、これがいいなって。 ——確かに“sympathy”って、デザイン的にもかわいいかも。 柴田:途中、改名しようって話も出たんですけどね(笑)。 田口:めんどくさいから、そのままになりました(笑)。“sympathy”には“共鳴”とか“苦しみを分かち合う”という意味もあって。私たちは4人で気持ちを分かち合いながら音楽をやっているし、すごくいいなって思いますね。誰が歌詞を書いてきても、すぐにみんなで共有して“わかる!”ってなるので。 ——これからはバンドとリスナーの共鳴も増えていくだろうし。良いバンド名じゃないですか。 田口:そんな気がしてきました(笑)。 柴田:ジンワリと感じてきましたね(笑)。 ——この先、どんなバンドになっていきたいですか? 柴田:まず、楽しくライブをやれるようになりたいですね! 毎回、「初めてライブをやる」くらいに緊張してるので。 田口:あとは(キャッチコピーの)“超絶無名バンド”から脱したいです。まずは“超絶”をなくしたいですね。 ——そうすると“無名バンド”になっちゃいますよ。 柴田:“無名”を取って、“超絶バンド”のほうがいいかも。凄そうじゃない? 田口:そうだね(笑)。 ——(笑)バンドをやっていて、いちばん楽しいのってどんなとき? 柴田:私はスタジオで新曲を演奏してるときですね。自分たちが満足できる曲ができたときは、すごく楽しいです。 田口:みんなで「こうしたらいいんじゃない?」って作ってるときも楽しいですね。 ——ホントに仲がいいんですね。 田口:東京に来たときは4人で柴田の家に泊まるんですけど、それもすごく楽しいんですよ。 柴田:大盛り上がりです(笑)。みんなが寝ている様を見ているのが、すごくおもしろいんですよー。 田口:(笑)。 柴田:車で移動してるだけでも楽しいし。 ——ツアーやったら最高じゃないですか。 柴田:それは高校のときからずっと言ってますね。みんなで車に乗ってツアーして……それをやるためにバンドを続けたところもあるかも。 田口:そうだね。順番が逆だけど(笑)。 柴田:“メンバー大好き”みたいになっちゃいましたね(笑)。 (取材・文=森朋之/撮影=竹内洋平)
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sympathy『トランス状態』(CONNECTONE)

■リリース情報 『トランス状態』 発売:7月15日(水) 価格:¥1,800+税 <CD収録内容> 1.女子高生やめたい 2.さよなら王子様 (アルバム・リード曲) 3.紅茶 4.有楽町線 5.泣いちゃった 6.あの娘のプラネタリウム ■ライブ情報 『トランス状態 ON THE STAGE 〜フライデーナイトはどうなっちゃうのー?!〜』 日程:8月21日(金) OPEN 18:00 / START 18:30 会場:大阪 BIGCAT 全席自由フリーライヴ※ドリンク代不要 http://sympathy-yureru.com/

木村拓哉主演の劇場版『HERO』番宣でSMAP飯島マネジャーが大激怒!「スタッフを怒鳴り散らして……」

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映画『HERO』公式サイトより
 7月18日に公開される木村拓哉主演の映画『HERO』。公開直前ということもあり、番宣には余念がない。 「いよいよ今週末に公開となりますが、この作品がフジテレビの命運を握っているといっても過言ではありません。夏ドラマが軒並み惨敗する中で、唯一の希望ですよ。興収は、最低でも50億円はいってもらわないと困りますよ」(フジテレビ関係者)  そんな中、先日同局で放送された『がんばった大賞』で、SMAPマネジャーの飯島女史がスタッフに激怒する場面があったのだという。  草なぎ剛が司会を務め、番組内では当然、映画『HERO』の番宣も。その中で、生放送中に流すVTRについて、事前にスタッフが飯島女史に相談していたのだが……。 「そこで、あろうことか『ネタバレの部分を放送していいか?』と聞いたそうなんです。あるアクションシーンで、木村さんはワイヤーを使ったアクションを行っているのですが、そのメーキング映像を流したいと。飯島さんからすれば、それは本編とは関係ないですし、むしろ木村さんの立場を考えれば公開したくないシーンのはず。それを若手のスタッフが平気で聞いてきたものですから、飯島さんも『ちょっとは考えたの?』と怒鳴り散らしていました。そういうスタッフの質の低下も、今のフジテレビを象徴している気がしますね」(芸能事務所関係者)  また、先日も公開に合わせて、LINEで映画『HERO』オジサンズスタンプが発売されたが、このギャラもかなりの破格だったという。 「主演の木村さんはまだしも、北川景子さん、濱田岳さんのスターダスト勢もこのスタンプには協力していない。結果、角野卓造さんや小日向文代さんなど、スタンプに協力した出演者に支払われたギャラは5~10万円程度でした。本当にふざけていますよ。これで映画がヒットしなかったら、みんなフジテレビとの今後の付き合いを考えようかとまで話していますね」(同)  もはや、絶体絶命のところまで追い込まれているフジテレビ。この危機を、キムタクは救うことができるのか――。

嵐・二宮和也、寂しい誕生日……プレゼントを誰一人くれず「呪い殺してやろうかな」

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かといってまた完成済みパズルもらっても困るじゃない?

 6月17日に32歳の誕生日を迎えた嵐・二宮和也。メンバー同士仲が良い嵐の間では、個々で誕生日のプレゼント交換が行われており、毎年ファンの関心を集めている。今年の二宮の誕生日は誰に何をもらったのか気になるところだが、二宮はメンバーからのプレゼントについて「まだ誰からももらってない」と、寂しい現状を訴えた。

 二宮がパーソナリティを務めるラジオ『BAY STORM』(bayfm、7月5日放送)では、映画『母と暮せば』(12月12日公開)の撮影現場で、山田洋次監督、女優・吉永小百合らに誕生日をお祝いしてもらい、監督からお花、吉永から名前入りの万年筆&ボールペンをもらったことを報告。「人生で一番豪華な誕生日」になったと、感慨深げに振り返った。

「かわいいだけで色がない!?」フジテレビ退社報道の加藤綾子アナが“フリー向きじゃない”ワケ

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フジテレビ公式サイトより
 フリー転身が報じられた“カトパン”ことフジテレビの加藤綾子アナウンサーに対し、「フリー向きではない」と指摘する声が上がっている。  スポーツニッポンは15日、加藤がメインキャスターを務める『めざましテレビ』を「9月いっぱいで降板する」と報道。同時に7年間勤めた同局を退社し、フリーに転身すると伝えた。  かねてより、「30歳定年説」がささやかれている女子アナ界。30歳を超えると、オファーが減少するケースが多いため、フリー転向や結婚退社のタイミングとされてきた。最近では、TBSのエースだった枡田絵理奈アナが30歳目前で寿退社。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の司会を務めた読売テレビの川田裕美アナも、31歳でセント・フォースに移籍した。 「フリー転身後のギャラは、局アナ時代に比べ5倍にも跳ね上がるといわれており、今年30歳を迎えたカトパンが退社のタイミングをうかがっているのは当然のこと。ただ、彼女がフリーでも成功するかというと、話は別。司会の安定感に定評があり、ルックスも抜群と、局アナとしては申し分ない彼女だが、正統派すぎて特徴に欠けるため、『フリーでは難しい』と見る業界関係者も」(芸能記者)  フリー女子アナの約1年間にわたるテレビ出演回数を集計した「フリー女子アナランキング2014」(「テレビ出演ランキング」調べ)の上位をうかがうと、元フジテレビの高橋真麻アナや、昨年から女優業も開始した同・平井理央アナ、元TBSの田中みな実アナや、同・小島慶子アナなど、局アナ時代から独自のキャラクターを確立していたタレント性の高い女子アナがズラリ。  一方、加藤同様に正統派で知られる元日本テレビの西尾由佳理アナは、局アナ時代は「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)で1位になるなど、支持を得ていたものの、退社直後にメインキャスターを務めたワイドショー『アゲるテレビ』(フジテレビ系)は惨敗し打ち切りに。その後の活動もパッとしない。 「フジテレビ入社以降、安定した人気を誇ってきたカトパンですが、現段階ではフリーアナに必要不可欠な“色”がない。フリー転身直後は話題性で番組を任されるとしても、結局、西尾アナと同じ道を辿ってしまいそう。30代に突入し、アイドル要素が薄れていく中、彼女が今後、どんな決断をするのか注目です」(同)  15日に開かれた定例会見で、フジテレビの亀山千広社長は「10月1日、番組を見ていただければ加藤はいつものようにニコニコとフジテレビのアナとして、そこに座っていると思います」とくだんの報道を否定したが、果たして真相は……?

韓国ラブライバーがソウル駅構内に「矢澤にこ」生誕祝い広告を自費掲載! ただし、お辞儀はNG

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 現在、日本で劇場版が大ヒットしているという『ラブライブ!』。アニメファンでなくとも、名前くらいは知っている人が多いのではないだろうか。熱狂的なファンは“ラブライバー”と呼ばれ、最近では彼らの迷惑行為が問題視されることも少なくないが、いまや日本を飛び出し、韓国にも広がっている。  今年4月のアニソンイベント「Lantis Festival 2015」ソウル公演では、『ラブライブ!』の声優陣たちのユニット「μ’s(ミューズ)」が参加するということで、チケットは2分で即完売。声優は全9人中5人の参加となったが、彼女らを一目見るため、到着時には数百人の韓国ラブライバーが空港に殺到したという。  韓国における『ラブライブ!』の経済効果も気になるところ。とある韓国メディアによると、2014年6~9月の『ラブライブ!』関連の売り上げは約23億7,000万ウォン(約2億3,700万円)にもなるという。たった3カ月でというのもビックリだが、この売り上げはモバイルゲームのみのもので、CDやその他グッズなどは含まれていない。さらにモバイルゲームといっても、韓国版のみ。韓国でもプレイする人が多いという日本語版は、含まれていないのだ。グッズなどを含めれば、実際は数倍の売り上げがあるといえるだろう。  しかし、韓国ラブライバーたちは、迷惑行為が目に余る日本とは一味違う面も見せている。7月4日の「朝鮮日報」によると、地下鉄ソウル駅構内に、縦1.5m、横2mのアニメ広告が突如として出現したという。そこには、着物を着た女の子キャラのイラストとともに、「大銀河宇宙No.1」というコピーが。このキャラクターは『ラブライブ!』の登場人物の一人である「矢澤にこ」で、よく見ると「YAZAWA NICO HAPPY BIRTHDAY!」の文字も書かれている。  実はこの広告、韓国ラブライバーたちが、矢澤にこの誕生日(7月22日)を祝うために掲示したもの。“にこオタク”と呼ばれる彼らは、「にこにこ団」というクラブを形成し交流、活動しているという。彼らはクラブのホームページにて3カ月かけてネット募金を展開、約150万ウォン(約15万円)を集め、広告を掲載したのだという。クラブホームページでは、「広告にお辞儀をするなど、通行の妨げになるようなことはしない」「アニメの流行語などを叫ばない」などの注意事項が呼びかけられている。興味のない人には一体なんのことかわからないが、ネットで「ラブライバー お辞儀」と画像検索すると、日本、中国、韓国などで「ラブライバー」たちが広告などを前に公共の場でひざまずき、頭を下げる姿が出てくる。そうした行為を控えるよう、韓国ラブライバーたちが紳士的に呼びかけているのだ。    韓国では8月以降に劇場版の公開が決定しており、韓国ラブライバーたちの間では、その話題で持ち切りだという。日韓関係は絶えず微妙ではあるが、これぞ文化交流というべきか、ラブライバーたちの気持ちは強くひとつにつながっているのかもしれない。韓国ラブライバーは、人に迷惑をかけない“ラブライフ”を送っているのだ。 (文=梅田ナリフミ)

「家族」が誕生した近代まで、子供は愛すべき対象ではなかった?「日本の伝統」「人間の本能」とは

 しばしば、人は「家族」という概念を崇高で尊い、大事なものと思い込み過ぎているのではないかと感じることがある。冷たく厳しい社会で戦い(=働き)、愛する家族が待つ温もりあふれる家庭で癒される。著名人の結婚報告で、「温かい家庭を築きたい」という句は定型文だし、著名人に限らずとも「家族=安らぎ、家庭=癒し」のイメージは一般に広く浸透しきっていると言えるだろう。だからこそ、家庭内での暴力沙汰や、親から児童への暴行や性虐待に「あり得ない!」と悲鳴を上げる。家族は慈しみあうもので、親は子供を愛するもので、子供は親を尊敬し敬うもの、それが唯一正しい家族のあり方だという“イメージ”だ。

 しかし、そうした「家族」の在り方は、どうも「伝統的な家族観」でも「人間として自然なこと」でもないらしい。簡単に言えば、「子供が可愛い」のも、「好きな人と結婚して家族になる」のも、「子供を教育する」のも、近代まで概念として存在しなかった。前回予告した通り、『日本型近代家族』(千田有紀/勁草書房・2011年)を紐解きながら「家族とは何か」を考えていきたい。

■少子化なのになぜ待機児童? 「育休退園」問題から考える

◎「多くの人が結婚し幸せな家族を得る」時代は特殊

 「家族」という概念が日本にやって来たのは、明治時代のことだという。明治時代は西暦1868~1912年。100年ちょっと前、という感覚だ。familyの翻訳語として「家族」が誕生する以前の日本では、社会の最小単位は「家族」ではなかった……いま現在の私たちが経験している「家族」は、歴史的には特殊な(そして新種の)、存在の一形態に過ぎないことを同書は淡々と記していく。「自分の意志で自然に誰かと恋に落ち、結婚し、子どもを産み、家族をつくっていく」ことは、地球上のどこでもいつでも同じように起こり、「生物学的」な「自然」によって決定されているように見えるが、実はそうではないのだと。

 まず、明治以前の日本社会では、独身者も多く、恋愛という概念もなかったという。江戸時代までは独身のまま生涯を終える人間は多数存在し、身分や階層によって結婚しない男女が多くいた。

したがって「運命のひとと恋に落ちて、死ぬまで一緒」などと考えて結婚するひとなどおらず、末子が独立する前に親は死んでいた。子供が死んでも親は泣きもせず、子供が純真などとは思われてはおらず、そもそも家族にプライバシーはなかった(はじめに)

近代家族とは、性別役割分業に基づき、近代社会の最小単位とみなされ、親密さに彩られた家族(P76)

 近代に入ってから、男と女が愛情をもって結婚するようになり、母親が子供を愛するようになり、家族が他の領域から干渉を受けない私的領域(プライベート)になった。「誰にでも、生涯にひとりは運命の相手があらわれ、とにかく全員が結婚すべきである」というロマンティック・ラブ・イデオロギーが広まったのは、やはり明治以降の近代社会なのだという。

 現在のような家族形態のはじまりは、明治政府が「国民」を把握するときに、世帯を単位として行おうとしたためである。身分制度の士農工商を廃止し、武士階級の特権であった姓をすべての国民に持たせた。「家族」とは、さまざまな管理の単位とするためにつくられたもので、現在でも住民票の住民登録や国勢調査は「世帯単位」、納税も福祉も「世帯」すなわち「家族」が基準とされている。

 現在の民法では、結婚に際して、男女どちらかが必ず氏(姓)を改めなければならず、「選択的夫婦別氏(姓)制度」の議論も活発化しているが、夫婦同姓に関しても、1989年の明治民法までは明確な規定がなく、明治時代は一夫一婦制も常識として定着していなかった。妾が法的に認められていたし、結婚や離婚を役所へ届け出ることも徹底されていなかったという。

ひとびとは「家族」とは何かを、まだ学習していなかった。であるから、生まれたばかりの近代国民国家が、「国民」をつくりだし、「家族」とは何かを国民に教えなくてはならなかった(p9)

◎小さな大人だった子供たち

 同書でもっとも驚いたのは、様々な書物を引用しながら繰り返し語られる「かつて、子供は愛すべき存在などではなかった」という歴史だ。今、芸能人が子供を出産した後に仕事を継続すると、「育児に専念したら」「子供第一でお願いします」と匿名の意見がネット上に溢れる。子供は家庭で大切に育てられるべき存在だ、という教えが染み付いている。

 だがエリザベート・バダンテール『母性という神話』によれば、1780年のパリで生まれる2万1000人の子供のうち、母親に育てられるものは1000人、住み込みの乳母が育てるのは1000人、残りの1万9000人は里子に出されていた。

 里子に出すことは金持ちに限られた習慣ではなく一般的なもので、汗水たらして働かなければならない人々がいちばん多く子供を里子に出していたという。その時代のヨーロッパで、子供は「愛らしい存在、可愛がりの対象」であるとは考えられていなかった。生まれたばかりの子供に母親が愛情を注ぐことが“自然”だと考えられてはいなかったという。子供が小さな大人でしかなく未熟な労働者だった時代、女も男と同じように労働者であった。父親、母親という名称を持ったとしても、家庭内の教育者としての役割は担っていなかった。それはヨーロッパだけでなく日本も同様だった。

前近代社会では、「子ども」は、とるに足らない存在だと思われていた。労働力として役に立たない子どもは、何の価値もなかったのである。彼らは役にたたない「小さな大人」にすぎず、5~6歳のうちから働かされていた。(p40/『<子供>の誕生』フィリップ・アリエス)

江戸時代に女性に期待されていたのは、よい子どもを産むことだけであり、育てることは期待されていなかったという。(p28/『良妻賢母という規範』小山静子)

 さらにバダンテール『母性という神話』を読み込むと、第二章「1760年以前の子どもの地位」は、現在の規範に慣れたひとりの母親である私には衝撃的な内容であった。子供は厄介者で、「苦しみとして、すなわち災難として感じられていた」「とくに乳児は、子どもによって妻を取り上げられる父親にとって、さらに間接的に母親にとって、たえがたい重荷だったようである」。貧しい家庭にとっては、「子どもは、親たち自身の生存にとって、まさしく一つの脅威である。だから、厄介払いする以外に方法がない」のだが、これは現代でも同じことではないだろうか。貧しくとも節制してつましい暮らしを送り、貧しくとも豊かな心を育む温かい家庭を築けるはずだ――などというのは幻想でしかない。

 しかし乳幼児は将来の「大人」であり、やがて国家に富をもたらし軍事力を保証する存在である。乳母による育児が廃止され、母親が育児をすることが規範化する。やがて、子供は将来の労働力や跡取りとして大切にされるだけでなく、慈しみの対象に変化していった。

以前には子どもが亡くなっても、涙をこぼすことすら異常だと考えられていたのに対し、子どもが子どもであるだけで価値ある存在、かけがえのない天使であると考えられるようになる。(p29)

 特に「子供とは何か」を初めて定義し、世の中に新しい価値観を吹き込んだのが、ジャン=ジャック・ルソーによる教育の書『エミール』(1762年)だったという。それまで“子供”は“出来損ないの大人”でしかなく、いわば小さな大人だった。しかしルソーは、「子供には子供時代という固有の世界がある」と言い、【子供の発見】をした。そのうえで、子供が大人に成長していく過程で、手助けすることが教育であると説き、女たちに“新しい母親像”を示した。ルソーの教育論では「三歳までは感覚器官を鍛え、とくに身体を鍛えること」「十五歳頃になったら判断能力を訓練すること」も提示している。

 子供を親が無条件に愛し世話すること、子供が愛らしく・純粋で・健気な・庇護すべき存在であることなどは、いずれも「本能」ではなく「自然」ではなく「自明」でもない。原始から存在していた感覚ではなく、近代になって定義づけられた「子供/親の規範」だ。人間が自然に振舞うことで形成される集団ではなく、努力によって達成される(かもしれない)ものだということだ。普遍的なものではない。つまり、数十年後~数百年後の未来には、また、「家族」や「子供」「親」の理想的な在り方も変化しているかもしれない。

◎翻って2015年は

 しかし、今、私たちが生きているのは、過去でも未来でもなく現在であって、この現在に「家族は慈しみあうもので、親は子供を愛するもので、子供は親を尊敬し敬うもの、それが唯一正しい家族のあり方だという“イメージ”」がまかり通っていることは否定できない。

 そして日本において、「家族」制度は、ある特定の関係だけに特別の配慮を与える制度になっている。具体的に、税金や年金は特定のライフスタイルをとる者だけが優遇されるように設計されており、他の生き方の選択を阻害し、権利を剥奪している。

「結婚した男女が子どもをもち(ときに祖父母と同居し)、夫が賃労働をし、妻が家事労働をする家族」だけが「普通の家族」で、それ以外のライフスタイルを洗濯する人たちを抑圧する制度でもあるといえる。(p58)

 同書では「どのようなライフスタイルをとっても不利益にならない社会制度の構築が必要とされている」ともあるが、まさしくその通りだと首肯する。しかし、では具体的に何をどう変化させていったら良いのか、ToDoリストを作成せよとなったら、あれもこれもで混迷を極めるだろうことは間違いない。

 7月9日の日本経済新聞朝刊では、人口減少で働き手が不足している日本がとるべき対策として、「サラリーマンと専業主婦世帯の配偶者控除見直し」「「子育て世帯への税制面の配慮」「現役労働者世代と引退高齢者世代との世代間格差の是正」、そして社会保障と税の一体化改革を求めると提言している。

 また、ひとつの具体的施策を提案している若いオピニオンリーダーがいる。テレビや雑誌、ラジオなどへの登場機会も多く、1985年生まれの若手論客として注目を集める古市憲寿だ。次回は、7月上旬にリリースされたばかりの古市氏の書籍『保育園義務教育化』(小学館)を読みながら、少子化社会における児童福祉について考えてみたい。

【シリーズ 少子化と児童福祉/次回更新予定日は7月21日(火)です】

■下戸山うさこ/ 暑くてクーラーつけっぱなしで寝たら喉をやられました。

グラビアアイドル浜田由梨が初めてのグアムで御開帳!?「Vフロントからポロリしまくって……」

TMBT0123a.jpg  グラビアアイドルの浜田由梨が、26枚目のDVD『ユリニクル』を発売し、東京・秋葉原で記念のイベントを行った。  3月にグアムで撮影したという本作。意外なことにグアムは初めてとのことで、まず食事のおいしさに感激してしまったという。気になる内容についても聞いてみた。 ――初めてのグアムはどうでしたか? 「日差しがまぶしくて、目がなかなか開きませんでした(笑)。あと、今より少し太っているので、ムチムチ好きにはオススメになっていると思います、何より食事がおいしかったもので!」 TMBT0131a.jpg TMBT0135a.jpg TMBT0139a.jpg TMBT0143a.jpg ――オススメのシーンは? 「お風呂のシーンは衣装的に気に入っています。透けてるキャミソールなんですけど、結構スケがすごくて(笑)、衣装さんと相談してスケても大丈夫なようにしました!」 ――大変だったシーンは? 「車のシーンでは車の修理をしました(笑)。初めてですけど。あと、廃虚のシーンで紫のVフロントの水着を着たシーンはポロリしまくって大変でした!」  現在舞台の最中でスケジュールも大変な状態。この夏の予定については「舞台の稽古でずっと外に出っぱなしだったので、夏はずっと家にいたいです!」と、まさかの引きこもり宣言をしていた? 浜田由梨 オフィシャルブログ「ゆりマニっき」http://ameblo.jp/hamadayuri

予告!サイゾーテレビ【ニコニコキングオブコメディ】第131回は16日(木)22時です

小明、キングオブコメディ・高橋健一の書籍『卑屈の国の格言録』発売中! 便利な資料はこちらから! 公式メルマガ始めました! キングオブコメディのガチゆるハートウォーミングトークバラエティ『ニコニコキングオブコメディ』第131回放送は、明日16日(木)22時よりお送りします! 今回の話題は、力丸マネジャーが大活躍した『ガキの使い』のOAについて。果たして2人には、あの雄姿はどう映ったのでしょうか。 後半のおやつコーナーでは、期待のあのコンビが初登場です! ●「ニコニコキングオブコメディ」アーカイブ集 http://www.cyzo.com/2010/08/post_5162.html ●サイゾーテレビ http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120 ●サイゾーテレビ on Twitter http://twitter.com/cyzoTV 上の動画は、前回分。
2011年10月4日に発売されたDVD『ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある!』の予告ムービーを先行ドロップ! サイゾーテレビでのぐだぐだ放送から、まさかのDVD化にいたった本作はなんと、(ほとんど)オール撮り下ろしです!
ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある! 売れてます! amazon_associate_logo.jpg
さらに、編集部では番組プロデューサーディレクターの佐藤ムー太郎さんに緊急インタビューを敢行! その様子を以下に大公開です。 ――いよいよ番組DVDの発売が明日に迫りました。いまのご気分は。  生きてるといろんなことがあるなぁ、と思っています。どきどきします。 ――番組開始当初、DVD化は想定していなかった?  してないですね。全部無料で見られるというコンセプトで始めた番組でしたし、現にアーカイブはすべて無料で公開していますので、発売元のハピネットさんからDVD化のお話をいただいたときは、正直「どうなのかね?」と思いました。 ――DVDの発売でアーカイブはどうなるのでしょうか。  そのまま残します。今回のDVDはほとんど全部撮り下ろしで、番組のトーク内容をキングの2人が検証してゆくという企画なので、アーカイブを見てからDVDを見た方が楽しめますし、DVDを見て気になった部分のトークをアーカイブで振り返ったりもできる。そういう楽しみ方ができるソフトになっています。DVDには『ニコキン』各回のダイジェスト的な説明を一覧にしたチラシを封入していますので、DVDとサイゾーテレビを行ったり来たりしてほしいですね。 ――メディアミックスですね。  そうですね、結果的にメディアミックスっぽい形になりましたね。メディアミックスってこういうことでいいんでしょうか。 ――いいと思います。では、DVDの中でオススメの検証VTRをひとつ挙げるとしたら?  やはり「高橋バカ部屋」です。あのVTRを見てたら、なぜかくしゃみが止まらなくなりました。 ――ありがとうございました。