唐沢寿明ドラマ『ナポレオンの村』に「期待外れ」の声……日曜劇場に取り憑いた『半沢直樹』の呪縛とは?

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TBS公式サイトより
 TBS系の「日曜劇場」枠で放送中の唐沢寿明主演ドラマ『ナポレオンの村』の第2話が26日に放送され、平均視聴率7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の12.7%から5.3%も急落してしまった。 「『日曜劇場』枠最大の“大コケ”といわれた昨年放送のコメディードラマ『ごめんね青春!』でさえ、第2話で7.7%を獲得していた。今回は、裏番組の『世界の果てまでイッテQ!登山部マッキンリーSPイモト北米大陸最高峰への挑戦!』(日本テレビ系)の注目度が高かったとはいえ、この落ち込みぶりは今後も尾を引きそう」(テレビ誌記者)  石川県羽咋市の職員・高野誠鮮氏の著書『ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?』(講談社)が原案の『ナポレオンの村』は、消滅寸前の限界集落を立て直すため改革を巻き起こす“スーパー公務員”の奮闘を描くヒューマンドラマ。麻生久美子、沢村一樹、星田英利らメインキャストのほか、第2話には、約3年ぶりの連ドラとなる菅野美穂がゲスト出演した。  放送前、視聴者の期待値が高かった同作だが、初回放送後は「深く考えなければ面白い」「フィクションだと割り切れば、いいドラマ」といった意見と同時に、「思ってたのと違う」「期待外れ」との声が殺到。どうやら、ツッコミどころ満載の脚本や、大雑把に描かれた人物描写に首を傾げる視聴者は多いようだ。  その一因に、「日曜劇場」に染みついたブランドイメージがあるという。 「前クールの同枠では、異例の制作費と撮影期間が話題となった大作『天皇の料理番』をヒットさせたTBSですが、『半沢直樹』のメガヒット以降、『日曜劇場』といえば“骨太ドラマ”のイメージが定着。さらに今回は、池井戸潤原作『ルーズヴェルト・ゲーム』の主人公を同枠で演じた唐沢が主演ということもあり、視聴者も“見応え”を期待してしまった。しかし、フタを開けてみると、家族で気軽に見られる軽い作風。多くの視聴者が『これなら、継続して見なくてもいい』と脱落したのでは?」(同)  肩肘張らない作風のドラマだと、ことごとく“大コケ”している「日曜劇場」。同枠が持つイメージが、『ナポレオンの村』にとってこれ以上、枷とならなければいいが。

ヒロミ、10年ブランクでもテレビで“有効”なのは「お笑い業界の構図」のおかげ?

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こうしてみると、言うほど肌荒れしてないヒロミ

 10年ぶりのテレビ露出で再ブレーク中のヒロミが、『行列のできる相談所』(日本テレビ系)において、共演者であった林家正蔵に土下座謝罪した。

 2人は1993年にスタートした子ども向け料理番組『モグモグGOMBO』(日本テレビ系)で共演。正蔵は当時、こぶ平を名乗り、名落語家である林家三平の息子という立場から、お坊ちゃんキャラとして知られていた。ヒロミはそんな雰囲気をぶち壊そうと、年齢も芸歴も上のこぶ平を「お前」呼ばわりし、頭を叩いたり、茶髪にさせるなど乱暴を働いていた。本人も承知の上とはいえ、当時を振り返り「大変申し訳ございません」と謝罪したのだ。

「書き出しはいいが、読後感はイマイチ……」元名物編集長が又吉直樹『火花』を斬る!

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「週刊ポスト」8/7号 中吊広告より
今週の注目記事 第1位 「安倍が怖れる『天皇談話』のあの“お言葉”」(「週刊ポスト」8/7号) 第2位 「『株主代表訴訟』対策か 東芝前社長 自宅を妻に生前贈与」(「週刊現代」8/8号) 第3位 「〈新聞は報じなかった白紙撤回の水面下!〉法螺と二枚舌の『新国立競技場』」(「週刊新潮」7/30号) 第4位 「元慰安婦が実名告白『韓国政府も日本とちゃんと話し合いなさい』」(「週刊文春」7/30号) 第5位 「『自治会長』を背後から刺した『17歳強殺犯』の育ち方」(「週刊新潮」7/30号) 第6位 「山口組侠たちが詠んだ『短歌・俳句』意地と哀愁」(「アサヒ芸能」7/30号) 第7位「脳で治す腰痛治療革命!」(「週刊ポスト」8/7号) 第8位「両親・恩師・親友が語る 又吉直樹『火花』の原点」(「週刊文春」7/30号) 第9位 「『ドクター秋津』のがんになるのはどっち?」(「週刊新潮」7/30号) 番外 現代とポスト SEX記事の勝者はどっちだ!  まずは、現代とポストのグラビアを見ていこう。現代は「人気放送作家・鈴木おさむの話題番組に出演中! 7人のドラマ美女」と「大竹省二が撮った女たち」。鈴木おさむという人がわからないから、女の子たちを見ても興趣は半減する。大竹省二さんのほうは、五月みどり、金沢明子、麻倉未稀の3人。いま見ると、五月みどりというのはセックスの女神だね。今もなかなかきれいなおばあちゃんだけだど。  おまけの袋とじは「小出広美 美魔女ヌード」。昔アイドルだったらしいが、あまり覚えていない。身体はなかなか。  ポストは、こちらも美魔女なのだろう、47歳の「翔田千里」のヌードと「40歳 デビュー20年で見せた華原朋美『秘密のボディ』」。華原のセクシーポーズは、ファンなら垂涎だろう。今週のグラビアは引き分け。  記事のほうは、質量ともにポストが圧勝だ。なにしろ「大ヒンシュクでも本誌は続けます 死ぬまでSEX したことないこと、してみたい」と開き直って8ページ。  現代のほうは、よくある同窓会で再会して「クラスのマドンナと夢のようなSEX」をするという体験告白。  ポストのほうは、第1部は体験談「え、こんなスゴイことをしていたの!? 女たちが楽しんでいた『男もうらやむSEX』」。第2部は願望「変態だと思わずに真剣に聞いてほしい『俺はこんなSEXがしてみたかった』」。第3部は新潮流「バカ売れラブグッズから映像革命まで最新技術を大紹介 したことないSEXは、ここまでできる」。  ここでは、第3部を紹介しよう。  バイアグラはもう古い。今は陰茎の亀頭部分に薬剤を注入して大きくする「亀頭増大法」というのがあるそうだ。  青山セレスクリニック理事長の元神賢太氏がこう解説する。 「注射する薬剤には今まで、ヒルアロン酸やコラーゲンが用いられてきましたが、これらは注射後6~12か月程度で体内に吸収されるため、せっかく大きくした鬼頭が萎んでしまいます。そこで近年主流になっているのが、鼻やアゴのプチ整形にも使われるパーフォームという薬剤。体内に吸収されにくく、一度施術すれば効果は半永久的に持続します」  パーフォームの硬さは、テニスボールに近いという。硬すぎず柔らかすぎず、鬼頭増強には最適だという。  お次は、「アインス」なるバイブレータがバカ売れしているそうだ。ドイツに本社をおくFunFactory社が13年1月に発売し、日本でも好調な売れ行きが続いているため、7月15日には同社のセールスマネージャー、トーマス・ボーダイス氏が来日したというほどだという。 「アインスは同社が構想から3年の歳月をかけて開発したもので、単純なバイブレーションではなく、セックスにおける男性のピストン運動を再現した画期的な製品です」(トーマス・ボーダイス氏)  価格は2万5,920円とお高いが、なかなかの優れものだそうだ。  次は、6月にロサンゼルスで開催された世界最大規模のゲーム見本市でバーチャルリアリティ(仮想現実)技術を用いたディスプレイが大きな注目を集めた。  そんな最新技術を、スマホを使ってお手軽に体験できる「ハコスマ」と呼ばれる画期的な装置がある。  AV業界がその新技術を早速活用して、専用のエロ動画を制作し始めたそうだ。その代表格である「エロスハウス」の動画を、「ハコスマ」を使って視聴してみた。10人ものカップルのSEXシーンを、自分も参加しているような没入感で見られるそうだ。  お次は、コンピューターで作られた世界に自分自身が飛び込むVR(仮想現実)に対し、現実の世界と過去の映像を混同させることで実在しない人や物が目の前にあると錯覚させるSR(代替現実)という技術があるという。それをビジネスに生かそうとしているのは、オナニーグッズメーカーのTENGAである。  まず、ヘッドマウントディスプレーを装着して椅子に座る。目の前に女性が立っているのが見える。すると女性は記者の後ろに回り込んで一度視界から消え、再び目の前に戻ってきた。次に女性は突然服を脱ぎはじめ、美しい乳房を露わに。「触っていいよ」といわれ、前方に手を伸ばすが、そこには女性がいなかった……。  同社の取締役の松浦隆氏が語る。 「いま構想しているのは、ビデオボックス事業です。例えば、受付のきれいな女性に個室の中に案内されて、ヘッドマウントディスプレーを装着する。女性はいったん部屋から出ていく。再び戻ってきた女性が裸になってTENGAの製品でオナニーを手伝ってくれる。でも部屋に戻ってきた女性は映像で、実際は男性スタッフがオナニーを手伝っている、なんてことも可能なんです。一度現実の女性を見せているからこそ、映像で脳を錯覚させることができる。何年先になるかわかりませんが、いろんなビジネスを模索中です」  これからは男も女もリアルなのはいらなくなって、仮想空間で満足できる時代になりそうだ。私のような古い人間には寂しい気がしてならないのだが。  今週の第9位。先週に引き続き「がんになるのはどっち?」をやっている新潮を紹介しよう。  まずは「紫外線防止で『日傘をさす人』と『日焼け止めを塗る人』、皮膚がんになるのはどっち?」。日傘はいいが、日焼け止めクリームには、それ自体に皮膚がんを引き起こす成分「酸化チタン」が含まれていて、これが紫外線に反応して身体に猛毒な活性酸素を発生させるから、これの含まれていないものを買うべきだという。  では「自慰行為が習慣の男性」と「日々、禁欲的な男性」ではどうか。オーストラリアの研究者の研究で、定期的に自慰行為を行う男性は前立腺がんを防ぐことができるという結果が出ているという。  1週間に5回以上射精している男性は、そうでない男性に比べて、将来的に前立腺がんになる危険性が3分の1だというのだ。あなたも週5回、射精してみます?  遺伝性の高いがんは「大腸がん」「乳がん」「前立腺がん」だそうだから、親兄弟に前立腺がんがいる人は、せっせとセックスに励むことが「予防」になるということか。  幸い、私の親族に前立腺がんはいないようだから「死ぬまでセックス」しなくてもいいようだが、嬉しいようなちょっと寂しいような……。  さて、お笑い芸人・又吉直樹がアレヨアレヨという間に芥川賞を取ってしまった。私は読んでいなかったので言う資格はなかったが、正直、まさか取るとは思わなかった。  芥川賞は「新人賞」だから、ポッと出の作家でも取ることはあるのだが、今回はもう一作書かせてからだろうと思っていた。  だが、出版界は長引く不況で堪え性がなくなってしまったのかもしれない。話題先行、売れるものがあれば飛びついてしまう。  お笑い芸人としてもそこそこの売れっ子の又吉が芥川賞を取れば、8月に出る芥川賞が掲載される文藝春秋も売れるし、単行本も200万部いくかもしれない。  それにもう一つの芥川賞、羽田圭介の『スクラップ・アンド・ビルド』も文藝春秋だから、こんな美味しいことはないはずだ。  今週の文春でも、巻頭から又吉特集を組んでいるが、失礼だが自社のパブ記事だから、ここでは紹介しない。  とまあ、こんな邪推をしながら又吉の『火花』をあまり期待せずに読んでみた。だが、いきなり初っぱなの文章で、息を呑んだ。 「大地を震わす和太鼓の律動に、甲高く鋭い笛の音が重なり響いていた。熱海湾に面した沿道は白昼の激しい日差しの名残を夜気で溶かし、浴衣姿の男女や家族連れの草履に踏ませながら賑わっている。沿道の脇にある小さな空間に、裏返しされた黄色いビニールケースがいくつか並べられ、その上にベニヤ板を数枚重ねただけの簡易な舞台の上で、僕達は花火大会の会場を目指して歩いて行く人たちに向けて漫才を披露していた」  書き出しにこそ、神は宿る。売れない漫才師が花火大会の余興に呼ばれ、粗末な台の上で漫才らしきものを大声でやるが、花火に急ぐ人たちは足を止めてくれない。  芸人とその世界が持つ不条理が、これから描かれるであろう悲哀と破局を予感させる書き出しである。  又吉の分身である徳永と、彼が漫才師として尊敬する先輩神谷との関係を中心に話は展開する。売れない芸人のやり切れなさや、相方との行き違いなどのエピソードはあるが、全体を貫いているのは全身漫才師として生きようとする神谷の苦悩と狂気である。  又吉の考える「漫才論」も、そこここに散りばめられる。たとえば、こういう記述がある。 「必要がないことを長い時間をかけてやり続けることは怖いだろう? 一度しかない人生において、結果が全く出ないかもしれないことに挑戦するのは怖いだろう。無駄なことを排除するということは、危険を回避することだ。臆病でも、勘違いでも、救いようのない馬鹿でもいい、リスクだらけの舞台に立ち、常識を覆すことに全力で挑める者だけが漫才師になれるのだ」  だが、読後感は残念ながら、いい小説を読んだ満足感からは遠いものだった。売れない芸人としての悲哀も、神谷の狂気も、私にはさほどのものとは思われなかった。第一、徳永や神谷の「芸」も、私にはおかしくもなんともなかった。これでは、漫才師としては売れないだろうな。そう思わざるを得なかった。  本を読んだ後、YouTubeでピースのコントを何本か見てみた。私にはクスリとも笑えなかった。もっとも、私にとっての漫才は横山やすし、西川きよしで終わっているから、わからない私のほうが悪いのかもしれない。  海援隊の武田鉄矢をもう少し暗くしたような又吉の顔は、すでに作家の顔である。  太宰治が好きで、太宰忌(桜桃忌)には毎年、追悼の大宰ナイトをやっているそうだから、気分も生き方もすでにして作家なのであろう。  小説の中の徳永は、漫才から足を洗ってしまう。又吉もそうなるのではないか。  彼が大成するかはわからない。芥川賞というのは新人賞だから、受賞一作だけで消えていった者も多くいる。  気になるのは、あの若さで抱え込んでいる闇の深さのようなものである。太宰は38歳にして玉川上水に身を投げた。年は違うが、私が好きだった桂枝雀も自死してしまった。又吉の持つ暗さが、格好付けだけならいいが。  又吉の「真価」は、これから書くものを何作か読まなくてはなんとも評価ができない。それが私の『火花』評である。  ところで、腰痛で悩んでいる人は多いだろう。実に2,800万人もの人が苦しんでいるとポストは書いている。  先日の『NHKスペシャル』で、腰痛を扱ったものが評判だという。腰痛のメカニズムを知ればたちどころに痛みが消えるというのだが、本当か。  メリーランド大学助教授のデイヴィッド・セミノウィッツ博士に話を聞いたところ、こう説明してくれたという。 「脳内にあるDLPFC(背外側前頭前野)と呼ばれる人間の判断や意欲などを司っている部分は、脳内で作られた『痛い』というシグナルを鎮める役割を果たします。慢性腰痛を抱える患者の脳は、この部分の体積が減っていた(小さくなっていた)のです。これによって脳の構造の変化と痛みが関係していることがわかりました」  そのため、いたって手軽な運動で45%の人の痛みが改善するというのだ。お尻に両手を当てて息を吐きながら背中をゆっくり反らす。この姿勢で3秒間。ひざはできるだけ伸ばす。これだけの体操を一日数回やるだけで、ギックリ腰がなくなり、腰の痛みもなくなるというのだ。私もこれからやってみよう。  このところ週刊誌は軒並み「夏枯れ」だから、私好みのアサ芸「菱の侠(おとこ)たちが『短歌・俳句』に込めた意地と哀愁」を取り上げてみる。  司忍山口組六代目の肝いりで創刊された山口組の機関誌(いわば社内報)『山口組新報』に掲載された、傘下組員からの投稿による俳句や短歌を紹介している。 「厳寒に 堪えて芽を出す 蕗の薹」 「我が道を 行けよと燃ゆる 吾亦紅」  警察の包囲網が狭まる中、組員たちの苦悩が出ていてジンとくる? 「刻まれし 墓石に思う 烈人の 春に吹かれし 一筋の道」 「秋晴れに 真っ直ぐ咲いた彼岸花 我生き様も かくありたけり」  次の句は刑務所に入っている仲間を思って詠んだものだという。 「彼の為に 残したるかの 柿ひとつ」  先の又吉直樹が俳人・堀本裕樹に俳句について教えを請う『芸人と俳人』(集英社)がおもしろい。いくつか又吉の句も載っているが、この人の感性のよさを窺わせる。 「銀杏をポッケに入れた報い」 「激情や 栞の如き 夜這星」 「夏の蝶はははと笑い飛びにけり」  ところで、評論家で哲学者の鶴見俊輔さんが亡くなった。93歳だった。母方の祖父は政治家の後藤新平。1938年に渡米してハーバード大学哲学科に入学したが、日米開戦後の42年3月に無政府主義者の容疑で逮捕され、戦時交換船で帰国した。  戦後、丸山真男らと『思想の科学』を創刊。60年5月、新日米安全保障条約強行採決に抗議して東京工大を辞職し、翌年、同志社大教授となる。  大学紛争下の70年に辞職。作家の小田実らと米国のベトナム戦争に反対する「ベ平連」(ベトナムに平和を!市民連合)運動を展開した。  私の周りには、鶴見さんに私淑する友人が多くいる。亡くなった中川六平、アメリカ国籍を取って向こうに住んでいる室謙二。六平さんは鶴見さんの「言葉」をまとめる本を書いている途中で死んでしまった。室さんは、鶴見さんのビデオをいくつも持っているはずだ。  2人とも「ベ平連」つながりである。今のような息苦しい時代にこそ、鶴見さんのような人が必要なのに、次々に世を去って行く。残されたわれわれでできることをやらなければ、あの世で鶴見さんたちに顔向けができない。  このところ「人を殺してみたい」というだけで、なんの関係もない人間を殺す犯罪が増えている。少年A症候群とでもいうのだろうか。  愛知県日進市で65歳の男性を背後からナイフで刺して殺した17歳の県立高校3年のケースもそうだ。新潮によれば「身を守ろうとしたときにできる“防御創”がほとんどない。だから、抵抗する間もなく殺害されたと捜査関係者はみています」(全国紙社会部デスク)。  犯行の後、6,000円の入ったショルダーバックを奪い、近くの公園で返り血を浴びた身体やシャツを洗い流したそうだ。  憎しみもない行きずりの人間を、こうも残酷に殺せるものなのか。この少年の両親は幼い頃に離婚し、おじいちゃんとおばあちゃんに引き取られたが、大事に育てられたそうだ。  学校では普通の生徒だったが、ネットでサバイバルナイフを購入し、人の殺し方に興味があると同級生に話していたという。  何がきっかけで、そうしたものに興味を覚えたのかはわからない。少年は人を殺してから捕まるまで、いつもと変わらず学校へ行っていたそうだ。  良心の呵責もなしに衝動的に人を殺す子どもたちの増加は、この国の将来への不安を示す予兆の一つなのかもしれない。  文春が韓国の元慰安婦の実名告白を掲載している。読んでみたら、失礼ながら“真っ当”な記事である。この李容沫さんは、これまでもメディアに出て日本政府を批判してきたが、ここへきて身内である韓国の支援団体や韓国政府を批判していると、勇躍、文春の記者は韓国・大邱市の郊外に飛んだ。  彼女の言い分は、戦後日本からの経済援助で経済発展してきた韓国政府が、慰安婦問題を解決するために日本とちゃんと話し合って、積極的にやってほしいというのである。 「ハルモニたちが生きているうちに、両国政府がきちんと話し合って、早く平和的に解決しないとダメなのです」(李さん)  その通りである。この中で、彼女は数えで16歳のある夜、日本の軍服を着た男女に拉致され、大連に連れて行かれて暴行された後、台湾の新竹の慰安所で働かされたと話している。これが「軍の強制」でなくてなんと言おう。  安倍首相が本当に日韓関係をなんとかしたいのなら、慰安婦問題について朴槿恵大統領とすぐに会うべきである。  先日、ピン芸人・松本ヒロ(元「ザ・ニュースペーパー」。1998年11月から独立)の舞台を見に行った。立川談志さんにかわいがられ、いまは反安倍政権の旗手として引っ張りだこである。  そこで、森喜朗元総理の有名な「恥ずかしい英語力」のコントをやり、バカ受けしていた。総理時代、森がクリントン大統領(当時)に会いに行ったとき、「How are you?」というべきところを「Who are you?」といってしまった。驚いたのはクリントン。だが、とっさのユーモアで「I'm Hillary's husband」と答えたら、森は「Me too」。これには、クリントンも怒り狂った。  森氏は、このエピソードはねつ造だと言っているようだ。だが、現役時代は「ノミの心臓、サメの脳みそ」と揶揄され、いまは永田町の「老害」といわれる森氏のことだからありえると、皆が思うのは彼の「不徳」のいたすところであろう。  この“困った老害チャン”が、再び「新国立競技場問題」でクローズアップされている。  当初、1,300億円程度と考えられていた新国立建設費が2,500億円以上にまで膨らんだのは、森氏が強引に東京五輪の前年に開催されるラグビーW杯を新国立で行うよう推し進めたためだと“戦犯”扱いされているのである。  新潮は、安保法案の強行採決で「内閣支持率が滝のように落ち込んでいる」(新潮)安倍首相が危機感を持ち、新国立建設計画をすべて白紙に戻すことを発表したが、森氏を説得する会談では、ひたすら懇願するばかりだったと報じている。 「この場では安倍総理と森氏が約30分、下村氏(文科相=筆者注)と遠藤氏(五輪担当相=筆者注)を交えてさらに1時間の話し合いが持たれました。安倍総理はA4のメモを示すと、ひたすら“申し訳ない”と謝るばかりだったそうです」(首相官邸関係者)  安倍の祖父・岸信介を尊敬しているという森氏は、計画見直しをひたすら“お願いする”安倍の言い分を飲まざるを得なかったのだろう。  会談後、森氏はテレビに出演して「生カキがドロッとたれたみたいで、僕はもともとあのスタイルは嫌でした。見直しはしたほうがいい」と言い出しているが、本心ではないだろう。  安倍首相は1,600億円程度に建設費を圧縮すると言っているが、そうは問屋が卸しそうにない。  着工前段階のデザインや設計などの契約が計約59億円に上ることが明らかになったほか、新デザイン選定や工期の短縮などで、またぞろ当初予算がどんどん膨らんでいくことが予想される。  新潮よれば、この奇っ怪なデザインをしたザハ・ハディド女史に対して、事前になんの連絡もしていなかったという。ザハ女史にはすでに約13億円が支払われているが、今回のことで彼女の評判が落ちる可能性があり、そうなれば彼女が「建築家としての名誉を著しく傷つけられた」として慰謝料請求してきてもおかしくないと、東京電機大学の今川憲英教授が言っている。そうなれば、慰謝料だけで最大100億円ということもあり得るというのである。  さて、大企業・東芝が揺れている。田中久雄社長が辞任することになったが、現代は、田中氏に重大な疑惑ありと報じている。  田中社長が会見で語った内容を要約すれば、全社的に不適切な会計処理が行われていたから、会社のトップとして責任を取って辞任するが、自分は不正に手を染めたという認識はない。田中社長は、そんな自己弁護を会見で言い続けたのである。  現代によれば、それは巨額の損害賠償訴訟に備えて今から「自分は無実」と予防線を張っていたに違いないというのである。  今後、東芝経営陣は2種類の損害賠償請求訴訟を提訴される可能性があるという。1つは、有価証券報告書に虚偽記載がされていたために株価が下落し損害を被ったとして、株主が会社や経営陣に損害賠償を求めるというもの。  もう1つが株主代表訴訟。こちらは、会社に与えた損害を会社側が経営陣に請求しない場合、株主が代わりに損害賠償請求を提訴するもの。  しかし現代によると、田中社長は今回の不正会計問題が公になる前に、自らが所有する自宅マンションの所有権を移転しているというのだ。 「田中氏が横浜市内の自宅マンションを贈与という形で所有権移転したのは、今年3月7日のこと。97年に新築で購入した、約70平米の部屋である」(現代)  贈与相手は、この部屋に田中氏とともに住む田中姓の女性であるというから、贈与相手は妻と見るのが自然であろう。  SESC(証券等取引監視委員会)の指摘を受けて、東芝は社内で自己調査を開始したが、そんな最中に田中氏は自宅マンションを贈与していたことになるのだ。  第三者委員会の上田廣一氏は元東京高検検事長。その彼が、 「日本を代表する大手の会社がこんなことを組織的にやっていたということに衝撃を受けた」 と、記者会見で慨嘆した。経済ジャーナリストの町田徹氏はこう難じている。 「検察が出ていって、この粉飾に落とし前をつける。刑事責任を追及すべきです。東芝がナマぬるい処分で終われば、国策企業は守られるということになるので問題です。刑事責任を追及すべきは、退任を発表した歴代3社長だけではありません。組織的な粉飾を行っていたわけですから、粉飾に関わった部長以上、執行役員、カンパニー社長まで全員を対象にすべきです」  膿をどこまで出せるかが、今後の東芝を占う上で試金石になるはずだ。  さて、今週の第1位はポストの「安倍首相 vs 天皇」の記事。  8月に出される戦後70年の区切りの安倍首相の「談話」だが、6月下旬には首相自らが戦後70年談話を閣議決定しない方針を明らかにした。戦後50年の村山談話、戦後60年の小泉談話は閣議決定され、8月15日に発表されたのにである。  ポストは、安倍首相は何かを恐れている。それは安倍談話を覆しかねない「もう一つの戦後70年談話」なのだというのだ。  安倍首相が歴史認識の転換を行う内容の70年談話を出した場合、全国戦没者追悼式とは別に、天皇の特別な「戦後70年のお言葉」が発表されるという情報が流れているというのだ。  自民党幹部がこう語る。 「終戦記念日に陛下が先の大戦についてメッセージをお出しになるのではないかという情報は5月頃から流れている。陛下は先帝(昭和天皇)から、先の大戦で軍部の独走を阻止できなかった無念の思いや多大な戦死者と民間人犠牲者を出したことへのつらいお気持ちを受け継がれている。万が一、お言葉の中で首相談話から省いたアジア諸国の戦争被害に対する思いが述べられれば、安倍首相は国際的、国内的に体面を失うだけでは済まない」  今年の1月には、新年の「ご感想」で、軍部独走のきっかけとなった「満州事変」を上げて、「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なことだと思っています」と語り、4月には、体調不良を押して日米の激戦の舞台となったパラオを訪問している。  ポストによれば、特に官邸を仰天させたのは、6月3日に国賓として来日したアキノ・フィリピン大統領の宮中晩餐会で天皇が述べた次の「お言葉」だったという。 「先の大戦においては、日米間の熾烈な戦闘が貴国の国内で行われ、この戦いにより、多くの貴国民の命が失われました。このことは私ども日本人が深い痛恨の心と共に、長く忘れてはならないことであり、とりわけ戦後70年を迎える本年、当時の犠牲者へ深く哀悼の意を表します」  宮内庁関係者もこう話す。 「陛下の言葉に安倍総理は真っ青になったようだ。陛下は先の大戦を“侵略”ととらえ、お詫びする気持ちが込められていると受け止めたからだろう」  そこに、宮内庁側から二の矢が放たれたとポストは言う。  7月9日、宮内庁は昭和天皇の「玉音放送」の録音原盤と、終戦を決めた「御前会議」が開かれた皇居内の防空壕内部の写真と映像を8月上旬に公開する方針を明らかにしたのである。  天皇のご学友で、元共同通信の橋本明氏はこう見ているという。 「ほとんど知られていませんが、陛下は4月のパラオ訪問に出発する際、羽田空港に見送りに来た安倍首相を前にこう仰っています。 『(先の大戦では)激しい戦闘が行われ、いくつもの島で日本軍が玉砕しました。この度訪れるペリリュー島もその一つで、この戦いにおいて日本軍は約1万人、米軍は約1700人の戦死者を出しています。太平洋に浮かぶ美しい島々で、このような悲しい歴史があったことを、私どもは決して忘れてはならないと思います』。首相へご自身の思いを伝えたい気持ちが強かったのではないでしょうか」  しかし、日本国憲法で天皇は政治的な発言をしてはいけないとされている。そこで宮内庁は、その対策として14年3月31日に退官した竹崎博允・前最高裁長官を今年4月1日付で「宮内庁参与」に起用したというのである。  竹崎氏は、文字通り憲法の最高権威である。 「最高裁の前長官を参与にしたのは安保法制などについての憲法判断について意見をすぐ聞けるようにという配慮ではないか。そうした法律顧問がいれば、ご自身のお言葉として憲法上、どこまで踏み込めるのかという判断についても意見を求めることができる」(宮内庁関係者)  支持率が下がり続ける安倍首相だが、手負いの安倍を追い詰める最後の切り札が、8月に出される天皇の「お言葉」だとしたら、安倍首相は亡き祖父・岸信介になんと言って詫びるのであろうか。 (文=元木昌彦)

セルジオ越後の“早過ぎる”ダメ出しにファン騒然「辛口批評したいだけ」の評論はもう飽きた!?

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『現代の肖像 セルジオ越後』(朝日新聞出版)
 セルジオ越後といえば、日本サッカー界におけるご意見番的な存在だ。日本代表が負けようものなら、その容赦ない毒舌で選手達を鼓舞し、勝って浮かれていようものなら、悪かった点をあぶり出し、現実を突きつける。最近では、快勝したイラク戦やウズベキスタン戦でさえ、相手が弱すぎて参考にならないと発言している。まさに、日本サッカー界になくてはならない存在だ。  しかし今、8月2日に初戦を迎える東アジアカップについて、そのセルジオ越後氏の辛口評論が“早過ぎる”と話題になっている。 「始まってもいないのに、北朝鮮、韓国、中国と戦うこの大会について“見所はほとんどない”と発言をしたんです。格上と戦わないと強くならないというニュアンスの言葉でしょうけれど、この3国は実際にアジア予選で当たる国々ですし、何より、これから始まる大会にケチをつけるのは、日本サッカーを盛り上げる立場の人間の発言としては、あまりにも不適切ですね。ライトファンが観なくなったらどうするんだ、と」(スポーツライター)  初選出された浦和レッズの武藤雄樹や、ガンバ大阪の米倉恒貴、湘南ベルマーレの遠藤航やその他の若手選手に対しても「欧州組がいたら呼ばれない“程度”の選手」「この3カ国相手に結果を残しても代表に定着する姿は想像がつかない」と発言している。 「選手もファンも、そんなことはわかりきっています。それでも活躍してなんとか名を上げたいと意気込んでいるんです。今までのセルジオ氏は試合を終えてからの辛口評論だったんで意味はありましたけど、先に言ってしまうと上がった士気に水を差すだけ。最近ではファンも『セルジオさん辛口批評したいだけになってるよ』『辛口がゴールになって、本当の目的を忘れだした』と、少し食傷気味になっていますね」(同ライター)  最近のセルジオ氏は、日本に批判をする評論家が少ないことから「自分が言わないと誰が言うんだ」という強迫観念にとらわれているように見える。それだけに“辛口批評したいだけ病”は、しばらく治りそうにない。 (文=沢野奈津夫)

アイドルが強制猥褻被害を報告 セカンドレイプはもうやめよう

 7月25日に、講談社が主催するアイドルオーディション・ミスiD2015で吉田豪賞(unofficial)を受賞した、はのはなよさんが、強制猥褻の被害にあったとツイートし話題になっています(吉田豪賞については、ミスiD wikipediaとはのはなよさんのブログに詳しい)。

 はのはなよさんによると、25日26時頃に強制猥褻の被害に遭い、警察で任意の被害届を提出。口腔内のDNAを採取、下着の提出なども済み、供述調書の作成は後日となったとのこと。詳細はtogetterにまとめられています。

◎性暴力を受けるのは売名行為なの?

 togetterの冒頭には、提出届けの提出までの手順がまとめられています。ここで気になった点が3つほどありました。

・被害に遭ったはのはなよさんに対して、警察が被害内容を繰り返し話させること
・はのはなよさんのいた部屋の外から、「供述調書、必要?」という警察官(男性)の声が聞こえたということ
・対応した警察官がすべて男性だったこと

 先日、東京都が始めたワンストップ支援「性暴力救済ダイヤルNaNa」を紹介する記事がmessyに掲載されていますが、精神的・肉体的なダメージを負った女性に、余計な負担をかけるのは望ましくないことです。性暴力被害者の相談を受けている事業の中には、女性の相談員が配置していることを明示しているところもあります。これは同性だからこそ安心して相談できるという側面があるからでしょう。男性の警察官が、繰り返し被害内容を供述させたという点で、警察の対応は望ましくないものだったという印象を受けます。

 また、こうした告発が注目されるとセカンドレイプ発言が必ずといっていいほど出てきます。今回も残念ながらそれに該当する発言が見られました。

 セカンドレイプ発言でお馴染みのキーワードが「売名行為」。被害者は被害者らしく、しおらしくしていないといけないし、芸能人は「被害」に遭ってでも名前を売りたいと思っていると勘違いしている人がいるようです。

 そういえば、今年6月に、Jリーガーから「強制猥褻」を受けたとして被害届を出したグラビアアイドルの藍田未央さんも、後日、自身のブログで被害届を提出した経緯などをお書きになっていますが、彼女もまた「売名行為だ」とバッシングを受けていました。

◎24時間365日防犯意識?

 はのはなよさんは一連のツイートの中で、警察の対応や女性が気をつけるべき点を紹介されています(前述のtogetterを参照して下さい)。被害に遭ったばかりなのに、こうした対応をまとめるのは大変な苦労だったと思います。

 「売名行為乙」といった発言のほかに、「被害者が油断していた」「露出のある服を着ていた」といった発言も、セカンドレイプの中ではよくみられるものですが、これは「防犯意識が弱い人は被害にあって当然だ」という意識があるのだと思います。

 しかし、少し立ち止まって考えればわかることですが、なぜ加害者ではなく、被害者を咎めるのでしょう。犯罪が起きなければ、自衛の必要はありません。もちろん、これ以上被害者を増やさないために、はのはなよさんのように有効な自衛方法を紹介することは大切なことです。しかし、そもそもなぜ自衛が必要なのかを考えれば、自衛の有無をことさらに取り上げるのは論点がズレていることが分かります。

 今月初めに、コスプレイヤーの叶恵まそらさんとAV女優の河西あみさんが自宅に不審者が侵入されたことをツイートされていましたが、自宅ですら犯罪に遭うリスクがあるということは、24時間365日、常に防犯意識を持ちながら生きていかなくてはいけないということです。それが望ましいことだとは私には到底思えません。

 前述のtogetterには、アイドルの西田藍さんのツイートも多く参照されています。

はなよちゃんのツイート、実際参考になる、でも、じゃあ夜道を一人歩きを完全に避けることは不可能だし、ずっとずっと注意して気を張って24時間生活することも、女の子だけが自分を完全に自分を守ることは不可能。関係ないって思ってる人も防犯意識をちょっとでも持ってくれたらいいな。。
— 西田藍 (@iCharlotteblue) 2015, 7月 25

わいせつ被害に遭わないって思ってる人でも、自分の住む地域でそういう犯罪が頻発したら気分よくはないじゃん? 試しに防犯意識を高めて欲しいんだけど、みんな怪しく見えるし、日常生活では難しい。。 犯罪ゆるすまじな目で、生活しよう。。 よくあることで済ますのはやめよう。。
— 西田藍 (@iCharlotteblue) 2015, 7月 25

もし全裸で女性が寝ていたとしてもそれに乗じて犯罪をする人が100%悪いのです。。もちろんリスクは減らしたいって私も思うしなるべく工夫する。。でも、万全な対策なんてないのだ。。ゼロリスク信仰やめよう。。犯罪はゆるさないって強く思おう。。悪いことは悪い。。
— 西田藍 (@iCharlotteblue) 2015, 7月 25

 以前messyに書きましたが、個人に対して防犯意識を押し付けるだけでは被害をなくすことはできません。自身が被害に遭わないために、そして他の誰かが被害を遭わないために、社会全体で防犯意識を考えなくてはいけないのだと思います。
(門田ゲッツ)

能年玲奈が「私の人生、谷ばかりすぎないか?」と苦悩、かんぽ生命CMに“レプロの本音”か!?

 所属事務所とのトラブルで“飼い殺し状態”が続いている女優の能年玲奈(22)が、トラブル前から契約しているかんぽ生命のウェブ限定企業CM「人生は、夢だらけ?」に出演。その“前編”の動画が26日、YouTube上に公開された。  同動画は、新垣結衣が出演する「GMOクリック証券」のCMをはじめ、メッセージ性の強いCMを多数手掛けるクリエイター・志伯健太郎氏と、きゃりーぱみゅぱみゅが出演する「an」のCMなどを手掛ける児玉裕一氏がタッグを組んだ7分45分にわたる映像作品。  「人生、傷つくときもある。人生、泣きたいときもある。本当でした」と嘆く主人公(能年)に、謎の男(滝藤賢一)が“人生の谷”から抜け出す方法を説く内容で、「人生は一度きり。他人の人生を歩いている暇はない」「動かないせいで、つまらない人生になってしまう」といった男の言葉に、主人公は「でも私、優柔不断だから……」と躊躇しながらも、次第に前向きに動き出す……。  能年が“長めの”演技をみせるのは、昨年公開された映画『海月姫』以来。久しぶりの演技に、ネット上では「キラキラ感がハンパない」「やっぱり、能年の演技は最高」などと賛辞が相次いでいる。  能年といえば4月下旬、所属するレプロエンタテインメントに無断で、“生ゴミ先生”こと滝沢充子氏とともに個人事務所を設立していたことが発覚。さらに、滝沢氏やその弟子仲間たちと共同生活を送っていることなどが伝えられ、洗脳騒動へと発展。能年は現在、トラブル以前から決まっている仕事を淡々とこなす日々を送っており、レプロとの契約が切れる来年6月まで、現状が続くともいわれている。 「動画の中には、『私に欠けているのは海なのだ!』と、海を舞台にした『あまちゃん』(NHK)を彷彿とさせるセリフも。今回、能年に演技の機会を与えたことも含めて、この動画は能年自身に送られたエールと解釈できる。しかし、能年が滝沢氏に心酔している限り、新規の仕事を入れるのは難しいというのが実状。実際、今年主演を務めるはずだった連ドラも、『ドタキャンの可能性がある』との事務所の判断により、白紙にせざるを得なかったといわれている。今回の動画から、レプロ側の『本当は能年にたくさん仕事をさせたい』という本音が伝わってくるようです」(芸能記者)  今月迎えた22歳の誕生日も、滝沢氏の弟子仲間たちから祝ってもらっていたといわれる能年。動画の主人公同様、どん底から這い上がる糸口を見つけることはできるだろうか?

周囲はアウディ、うちはママチャリ+上下カッパ。場違いなバレエ教室に入ってしまった!?

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(C)倉田真由美

 娘ココはいま幼稚園年長組なのですが、その年齢になるとお友達は習いごとを始めてます。小学校受験する子は土日に塾へ行くし、すでに公文式に通ってる子も! オレは公文式ってなんのことだかわかってないですけど……たぶん算数のことなんだろう。お友達が始めた習いごとに多いのは水泳かな。

 ココにもなにかやらせようと今年に入ってからずっと考えていたのですが、毎週土日はどこかしらに遊びに行くので習いごとを入れるのは避けたいなあと思い、具体的に動いてなかったら、あっという間に7月になってしまった! そのタイミングで、ママ友のSちゃんママからLINEで「娘にバレエ習わせようと思うんだけど、どこか知らない?」と連絡がきました。そういえば妻くらたまは、ココにバレエを習わせたがってたと思い出し、妻に一緒に行くか聞いてみると、「前から気になってたバレエスタジオに電話して、アポを入れてみる!」とその日のうちに見学することが決定。やっぱりきっかけがないと動かないですね。

ひろしはなぜ、主人公としてめんどくさいのか?『ど根性ガエル』第3話

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『ど根性ガエル』(日本テレビ)
 多くのテレビドラマにおいて、というかすべてのジャンルのフィクションにおいて、主人公とは視聴者と視線を同一にする。あるいは、少なくとも視聴者から共感を呼ぶような形で描かれる。例外はあるが、それが基本的なルールだ。しかし『ど根性ガエル』の主人公・ひろし(松山ケンイチ)は、そうではない。視聴者が時にイライラしてしまうほどだらしなく、頼りなく、期待通りに成長してくれない。  たとえば第3話。前回、あれだけ大見得を切って終世のライバル・ゴリライモ(新井浩文)が経営するパン屋に就職すると言ったひろしだが、初の出勤日を迎えても母ちゃん(薬師丸ひろ子)から起こされて「え、仕事? あぁ、そうかぁ」とすっかり忘れている始末であり、働いて何か欲しいものでもないのかと水を向けられても「あったら、もっと前に働いてるだろ」と開き直る。いいからとっとと働けよ、30過ぎて何やってるんだ、と腹を立てる視聴者も少なくないだろう。  ひろしは、主人公として実にめんどくさい。視聴者が望むような成長や変化をしてくれない。なぜか。それは彼が、これまでの過去と現状に十分満足しているからである。母ちゃんから夢を訊かれたひろしは、こう答える。 「このまんま平穏無事に暮らしていくこと。母ちゃんとピョン吉と、いつまでもよ」  そうである以上、ひろしは主人公ではあるが、取り立てて成長や変化を願っているわけではない。だがしかし、30歳だ。それに何より、お前は主人公ではないのか。そういった視聴者のいら立ちを、ヒロインである京子ちゃん(前田敦子)は、ひろしの母ちゃんとの会話の中でこう指摘する。 「子どもの頃から変わってないはずなんですけどね。でも大人になると、駄目なとこが目立っちゃうのかな」  そう、ひろしは変わっていない。子どものままでいただけだ。変わってしまったのは周りの環境である。このことに対してのひろしの、心の奥底にあるであろういら立ちが『ど根性ガエル』というドラマを特殊なものにしている。  第3話では、ここに至るまでのゴリライモの成長と変化が明かされる。かつては親の商売であるパン屋という商売をバカにしていたが、今は改心して、恩返しのために日本一のパン屋を作ろうとしている。仕事も挨拶もちゃんとしていて、従業員思いでもあり、すっかり大人だ。ひろしが変わらずにいる間に、ゴリライモはいつの間にか成長と進化を遂げていたのだ。  通常のドラマであれば、このゴリライモの成長と変化をきっかけとして、主人公が変わることを決意する。実際、ひろしはその夜、自宅で粘土を使い、パンを作る練習をする。この際、ピョン吉(声:満島ひかり)が力を貸そうかと提案するのだが、ひろしはそれは反則だと言い、自分の力だけで変わろうとしているのだ。そして練習のかいあって、翌日の仕事はうまくいき、評価もされる。  いい感じじゃないか。これでこそ、ドラマというやつだ。しかし『ど根性ガエル』が特殊なのは、ここにカタルシスを置かないという点にある。同僚に褒められたひろしは、喜ぶ顔ひとつ見せずに「俺は、なんのために頑張ってんだ?」と自問するのだった。実に、めんどくさい主人公である。  これは冒頭にも書いた通り、ひろしがこれまでの過去と現状に十分満足しているからというのもあるが、もうひとつの個性として、一般的な常識をそのまま受け入れずに自分で導いた答えしか信用しないというキャラクターにも依る。つまりひろしは、子どもなのだ。大人ならこうするべき、という考え方が通用しない。  ピョン吉がこっそりセッティングした就職祝いの席でも、ひろしはいら立ちを隠さない。寄せ書きに書かれた「頑張れ」「おめでとう」という文字を見て心底嫌そうな顔をする。「そんなに素晴らしいかね、働くってのは」と身もフタもないことを言い、ピョン吉ともケンカになる。ここにはひろしのピョン吉に対する、勝手に大人になりやがって、という怒りもあるだろう。  ひろしは子どもである。年齢を重ねたら働くべきだとか、労働は無条件で価値のあるものである、といった一般常識を信じない。ゴリライモの言葉には心を打たれたとしても、それはゴリライモ自身が導いた答えであり、ひろしの答えではない。  そしてひろしは、自分の職場にピョン吉を連れていくという選択をする。『ど根性ガエル』第3話におけるこの流れは、一般的なテレビドラマとはまるっきり逆だ。普通であれば、ピョン吉から離れて独りで頑張るひろし、という展開がカタルシスを呼ぶわけだが、『ど根性ガエル』はそれが逆転している。それはひろしが「このまんま平穏無事に暮らしていくこと。母ちゃんとピョン吉といつまでもよ」と語った以上、ほかのドラマとは逆転していたとしても『ど根性ガエル』にとっては必然でもある。ひろしはめんどくさい主人公なのであり、だからこそ彼が導き出す答えは、特殊なものとなる。  だが、『ど根性ガエル』という作品に全体として流れる切なさは、まさにこの部分にある。ピョン吉の死と別れは第1話から想起されていて、ひろしの「このまんま平穏無事に暮らしていくこと」という願いはおそらくかなうことはない。そしてそのことを、いまだひろしは知らないのだ。ピョン吉は働いているひろしを励まして「楽しいんだよ。母ちゃん、オイラ楽しい」と涙を流す。その涙の本当の意味を、我々視聴者は知っている。だからこそ『ど根性ガエル』は作り物の感動ではなく、リアルに胸に迫るものとして、見る者の心を打つのだ。 ●あいざわ・すなお 1980年生まれ。構成作家、ライター。活動歴は構成作家として『テレバイダー』(TOKYO MX)、『モンキーパーマ』(tvkほか)、「水道橋博士のメルマ旬報『みっつ数えろ』連載」など。プロデューサーとして『ホワイトボードTV』『バカリズム THE MOVIE』(TOKYO MX)など。 Twitterアカウントは @aizawaaa

アンチ韓国ドナルド&北朝鮮大好きのロッドマン、米大統領選で最悪のコンビが誕生

<p> 2016年アメリカ大統領選挙の共和党候補者のドナルド・トランプを、“自称ノーベル平和賞候補”のデニス・ロッドマンが応援し始めており、大統領選挙史上最悪のコンビだと注目を集めている。</p>

『27時間テレビ』10.4%で、SMAPとEXILEの無駄づかい!?  「公開処刑みたい」と演出に苦情

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『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)公式サイトより

 7月25~26日にかけて放送された『FNS27時間テレビ』(フジテレビ系)について、さまざまな批判が飛び交っている。

 今年の『27時間テレビ』は「日本一“本気”が似合う国民的人気者が“本気”を見せることで“テレビの危機”を救い、テレビは楽しいという本来の姿を自らの行動で示していく」といったコンセプトのもと、総合司会であるナインティナイン率いる『めちゃ×2イケてるッ!』のレギュラーメンバーが、さまざまな企画に“本気”でチャレンジするといった内容だったが、平均視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、SMAPが総合司会を務めた昨年の13.1%に届かなかった。