フリーアナウンサーの田中みな実が、バラエティ番組で現在交際中とされるオリエンタルラジオ・藤森慎吾との結婚に肯定的な発言をせず、話題を呼んでいる。ぶりっ子キャラの女子アナとチャラ男芸人のカップル。だが、この発言の裏にはさまざまな事情が隠されているようだ。 番組で、タイプの男性について「博学で知識があり、頭がいい人」と話した田中アナ。確かに、藤森は明治大学政治経済学部卒業と、タレントにしては「そこそこ賢い」部類には入りそうだが、引っかかるのは続けて話した「誰と結婚するか、わかりません」という一言。 「以前、TBSの局アナ時代はそろって番組出演することもありましたが、最近はめっきり減った。しかも、構図としては、田中アナのほうが距離を置いている印象が強いです」(在京ワイドショースタッフ) とはいえ、これまでも「したたかな印象が強かった」と各方面でいわれている田中アナ。発言の意図は、別のところにあるようだ。 「1つはフリーになって、思ったほど仕事が増えていないことでしょうね。レギュラーは現在、テレビとラジオを含め5本ありますが、そのほとんどが古巣・TBS時代に出ていた番組です。事務所も芸能界に影響力の強い大手のため、ひとまずは田中を起用したフシもあるほど。となれば、仕事が減っている中で思わせぶりな発言を残し、再び注目してもらいたいという可能性は考えられる。もう1つは、藤森と本気で今後、別れを考えていたとして、メディアを通して話を誘導している可能性もある。どちらにせよ、これまでの自由奔放なキャラを生かした戦略でしょうね」 田中は腹の中で、どんな答えを出しているのか――。『TBS 女子アナウンサー カレンダー2013<Fresh>TBSオリジナル特典生写真 【田中みな実】』
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8.6秒バズーカーが恫喝行為?「ちょっと待って」は韓国の下ネタと判明
「ラッスンゴレライ」は広島への原爆投下を意味するのではないかという噂が広まったことに続いて、今度は「ちょっと待ってちょっと待ってお兄さん」に関する諸説が提起されている。アメリカの爆撃機「B-29」に「Chotto Matte」と名づけられたものがあるということは、先日の記事で扱った通りだ。・・・(続きは探偵Watchで)
人はハンガー1本でココまで嫌な気持ちになれるのか
と、いうわけでハンガーです。
洋服かけたりタオルかけたりイカを干したりと家庭で大活躍なハンガー。
おぎゃあと生まれたその瞬間からハンガーと共に生きてきたといっても過言ではないそんな吊られた男ハンガーマン大住が今回はハンガー1本でできる手軽な他人への嫌がらせをお教えいたします。・・・(続きは探偵ファイルで)
米倉涼子の夫「別れたくない」と愚痴!? モラハラ報道過熱でうわさされるオスカーの暗躍
上戸彩妊娠発表のタイミングも気になる
2014年12月末、2歳年下の会社経営者男性(以下A氏)と結婚したものの、早くも別居報道、さらには「離婚間近」ともいわれている女優・米倉涼子。本人や所属事務所から、離婚についての言及はないままだが、14日発売の「女性自身」(光文社)は米倉が再スタートに向けてベッドを購入する姿をキャッチしている。また同日発売の「フラッシュ」(光文社)と「週刊女性」(主婦と生活社)では、“モラハラ疑惑”が伝えられるA氏の様子を報じている。
「女性自身」によると今月6日、都内で仕事を終えた米倉が向かった先は高級ベッドの専門店。高額なものだと200万円程になるというオーダーメイドのパンフレットに目を通す彼女の左手薬指には、指輪はなかったという。米倉はA氏と結婚後に住んでいたマンションをすでに引き払っており、自分の所有する元のマンションも「彼との記憶を捨てる」ため現在リフォーム中。オーダーしたベッドの配送先は、やはりこの“出直し新居”で、宛名を尋ねられると夫の姓は名乗らずハッキリと「米倉です」と答えたという。
上重聡アナの人気を奪う戦略!? 安住紳一郎アナが突如“庶民派”アピールのワケとは
日本テレビの情報番組『スッキリ!!』の新司会に抜擢された矢先、番組の有力スポンサーから利益供与を受けたことを指摘された上重聡アナ。 4月2日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に、ABCマートの創業者から1億7,000万円もの大金を無利息で借りたことが報じられると、翌日の『スッキリ!!』の冒頭で、「私がプライベートな交友関係において個人的なご厚意に甘えたことによりまして、多くの方に疑念を抱かれるような結果となってしまいました。深く反省しております」と謝罪した。 「局には今でも抗議の電話が殺到しています。昨年末の『第10回好きな男性アナウンサーランキング』で2位に入るほどの人気アナとはいえ、国税が注目しているという話もあるだけに、すんなり幕引きとはいきません。超高級車のベントレーで出勤していた上重アナを、局員たちは『カネシゲ』と呼んでいますよ」(芸能記者) この騒動を自身のイメージアップのチャンスと見たのか、唐突に庶民派アピールしてみせたのが、TBSの安住紳一郎アナだった。4月5日の生放送で「500円玉貯金で230万円ためた」ことを打ち明けたのだ。 「安住アナの趣味のひとつが500円玉貯金。先日、たまった500円玉を銀行に持ち込み、ATMで口座に入金した。ただ、500円玉などの硬貨は1回に200枚以上数えられないシステムになっているそうで、安住アナは200枚ずつATMに入れることを繰り返したそうです」 8年間コツコツためた500円玉貯金額は230万円。個数にすると4,600枚。1年ごとに575枚、1日約1.5枚の500円玉を貯金していた計算になる。 「10年前の『第1回好きな男性アナランキング』から5年連続で1位に輝いた安住アナも、09年の殿堂入り後は影が薄くなってしまった。上重アナが謝罪した直後に庶民派エピソードを披露することで、好感度を上げようとしたのでは?」(芸能記者) もっとも安住アナは以前、週刊誌に“元カノ”を名乗る女性に情事を暴露される憂き目に遭ったが、その内容は「至ってノーマル」だっただけに、本当に庶民派なのかもしれないが。『安住紳一郎の日曜天国』TBSラジオ
剛力彩芽は、やっぱり低視聴率女優!?『天使と悪魔』初回6.4%で「金曜ナイト」史上ワースト2位に……
剛力彩芽と渡部篤郎が初タッグを組んだ連続ドラマ『天使と悪魔』(テレビ朝日系/金曜23時15分~)の初回が10日に放送され、平均視聴率6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。2000年4月に設けられた「金曜ナイトドラマ」枠の初回史上、昨年放送された高橋克典主演『匿名探偵』の5.7%に続くワースト2位であることがわかった。
「剛力は、同枠の昨年1月クール『私の嫌いな探偵』でも主演を務めたが、この時は初回10.0%と健闘し、評判も上々だったため、今回の再起用となったそう。しかし、前クールで低調だった亀梨和也主演『セカンド・ラブ』の初回8.2%をも、大きく下回ってしまった」(テレビ誌記者)
『天使と悪魔』は、天使のような新人警察官と、悪魔のような天才弁護士が、司法取引という交渉によって未解決事件の真相に迫るサスペンスストーリー。初回は、ゲスト俳優として高岡早紀が登場した。
ネット上では……
アンジェリーナ・ジョリーの新作映画、資金難で製作危機か
圧巻の上西議員メイク・浜崎あゆみ、新オリアルも初登場1位ならずの残念感
4月11日からスタートした歌手の浜崎あゆみ(36)の全国ツアー「A Cirque de Minuit~真夜中のサーカス~」。12日にはさいたまスーパーアリーナでの公演があり、多くのファンが駆け付けた。彼女のライブでは恒例となった圧巻のパフォーマンスも健在で、中盤には全長4.7m、高さ2.4mにも及ぶ巨大な鏡張りのゾウに乗って歌うシーンもあった。 今回、浜崎は自身最長となる3時間ものロングライブを敢行。また、衣装も13着とこれまでのライブの中では最も多く着こなし、さらに披露した楽曲は32曲と過去最多曲数で、3つのツアー史上記録を更新したという。 歌手デビューから17年、36歳にして新たな記録づくりに邁進している浜崎だが、それでもかつてほどの人気は取り戻せそうにない。1998年にデビューシングル「poker face」をリリースした日と同じ4月8日に発売した16枚目のオリジナルアルバム『A ONE』(avex trax)は、11日付けのオリコンデイリーランキングで第4位。ちなみにリリース日であった8日の同ランキングでも4位で、おそらく週間ランキングでも1位獲得は難しいだろう。 つづきを読む(『A ONE』avex trax)
殺害後に無残な遺体とセルフィーした16歳少年 ― 犯罪者たちの自己顕示欲とSNS
続きは【トカナ】で読む![]()
嵐が描いてきたゼロ年代の情景とは? ドラマ作品における軌跡をたどる(後編)

『嵐はなぜ史上最強のエンタメ集団になったか』
二宮和也と格差社会
王子様性を一身に引き受けた松本潤や、クドカンドラマに出演し00年代の若者像を引き受けた櫻井翔が時代と並走したのだとしたら、本流とは違う立ち位置から生々しい若者像を演じ続けてきたのが二宮和也だろう。 蜷川幸雄の『青い炎』(03年)やクリント・イーストウッドの『硫黄島からの手紙』(05年)といった映画に出演し、嵐の中では、若手俳優として高い評価を受けた二宮だが、テレビドラマでは『北の国から』シリーズ(81~02年・フジテレビ)で知られる巨匠・倉本聰が脚本を執筆した『優しい時間』(05年・フジテレビ)と『拝啓、父上様』(07年・フジテレビ)に出演したことが大きかったと言える。 二宮が演じたのは、陶芸職人の見習いや料理人見習いといった寡黙な男たち。倉本聰が繰り返し描いてきた寡黙な青年像とストイックに役に没入する二宮の演技はとても相性がよかった。 どちらも決して00年代ドラマの代表作というわけではないが、当時の二宮にはおじさんクリエイターが引きつけられる玄人受けする魅力が存在した。 また、アイドルでありながらも、傍若無人なチンピラ性が見え隠れするのも二宮の魅力だろう。長瀬智也が演じる元不良の新人医師の弟分にあたる、チンピラのノブを演じた『ハンドク!!!』(03年・TBS)では、堤幸彦の乾いた映像とも相まって、二宮の中にある暗い迫力が刻印されていた。 松本や櫻井が00年代の明るい部分を担ったのに対し、二宮が担ったのはグローバル化が進むことで若者の非正規雇用が進み、経済格差が国内で広がっていく不安定な時代に苛立つ気分だった。 東野圭吾の原作小説を宮藤官九郎が脚色した『流星の絆』(08年・TBS)では、家族を惨殺した犯人を追う3兄妹の長男を演じ、『フリーター、家を買う。』(10年・フジテレビ)では、会社をなんとなく合わないという理由で3か月で辞めてしまった25歳の青年を演じ、建設会社で働くことで、自分の軸足を少しずつ獲得していく姿を好演した。 どちらも決して明るい作品ではないが、高い支持を受けたのは、二宮の説得力のある演技によるところが大きいだろう。褒め言葉になるのかわからないが、二宮のような、どこにでもいそうなあんちゃんが、国民的アイドルグループにいるという幅の広さこそが嵐の最大の魅力ではないかと思う。大野智とキャラクタードラマ
00年代後半に入り、嵐が国民的アイドルとして盛り上がっていく中、二宮、櫻井、松本に遅れる形で大野智、相葉雅紀もテレビドラマで主演を務めるようになっていく。 なかでも大きな伸びを見せたのが、リーダーの大野智だ。 彼の魅力は無愛想な顔からにじみ出るヒール(悪役)性と、漫画のキャラクターを演じられることだろう。どちらの役柄にも共通するのは、役者としての自分をどこか突き放した視線で見つめているかのような強い客観性だ。 タロットカードに見立てた復讐殺人をおこなっていく弁護士の成瀬領を演じた『魔王』(08年・TBS)は、そんな大野のクールなヒール性が強く出た作品で、どこか達観したように見える大野のカラーの根幹となっている。 だが、何より大野の存在感を示したのは土9で放送された『怪物くん』(10年・日本テレビ)だろう。 言わずとしれた藤子不二雄Aの人気漫画のドラマ化だが、放送前は「絶対に失敗する」と批判の方が多かったのだが、怪物くんを演じた大野の好演もあってか、放送されると同時にみるみる評価が高まっていった。 イケメンドラマと同じくらい、00年代のドラマを象徴するのは、漫画やアニメを原作とするドラマ、あるいは漫画やアニメのエッセンスを取り入れた“キャラクタードラマ”の隆盛だろう。 ほかの嵐のメンバーもまた、多数の漫画原作のドラマに出演しているが、元をたどれば、これらの流れを確立したのは『金田一少年の事件簿』からはじまった漫画/アニメを実写ドラマに落とし込むさいの試行錯誤の果てに生まれたものだ。 ジャニーズドラマがおこなってきた試行錯誤が、一方でクドカンドラマやイケメンドラマに向かい、もう一方でキャラクタードラマへと向かっていったのだ。 漫画のキャラクターを演じるキャラクター芝居は、演技を定型化させた記号性が必要となり、生身の人間を演じるのとは別のセンスが要求される。 嵐のなかでは櫻井翔がキャラクター芝居を得意としており、クールな執事を演じた『謎解きはディナーの後で』(11年・フジテレビ)では自身を記号化することで、独自のポップな味わいを役柄にもたらしていた。対して、大野のキャラクター芝居は櫻井とは違う暗くて重いよどみのようなものがあり、それが『怪物くん』や『死神くん』(14年・テレビ朝日)のようなダークなテイストのドラマにうまくハマっていたと言える。相葉雅紀と空気系
一方、相葉雅紀は、『天才!志村どうぶつ園』(04年~・日本テレビ)などのバラエティ番組を主戦場としていることもあってか、ドラマの主演作はほかの四人に比べると少なく、俳優としての評価も必ずしも高いとは言えない。個人的には『マイガール』(09年・テレビ朝日)のハートウォーミングなムードは悪くなかったと思うのだが、あまり同系統の作品が作られていないのを見るに、今は、相葉の明るい個性を活かすようなドラマが作りにくい時代なのかもしれない。 だが、ここはまだ掘り下げることができるのではないかと思う。 たとえばアニメでは『けいおん!』(09年・TBS)のような、軽音部の女子高生たちのゆるふわな日常を描いた“空気系”と呼ばれる作品群がある。作中では派手な物語が起こらずに、同性間でのゆるいやりとりが延々と繰り返されるのだが、例えば嵐が出演するゲームのCMや、『嵐にしやがれ』(10年~・日本テレビ)などのバラエティで見せる男の子がぐだぐだとじゃれている感じは、まさに“空気系”のソレであり、その中心にあるのは相葉が持つピースフルな空気だろう。そういったエッセンスを相葉主演のドラマに持ち込めればまだまだ可能性はあるのではないかと思う。10年代の嵐
00年代を一気に駆け抜けた嵐は、その後も順調にキャリアを積み重ねている。 代表作をいくつか振り返ってみよう。 櫻井翔は『家族ゲーム』(13年・フジテレビ)で、謎の家庭教師・吉本荒野を演じ不気味な存在感を見せた。かつては松田優作や長淵剛も演じたことのある家庭教師役だが、櫻井翔が演じた吉本は、何を考えているのか解らないつるんとした男で、櫻井の持つライトな明るさが、むしろ平坦な薄気味悪さへと裏がっている悪夢のような作品だった。慶応義塾大学を卒業し、ニュース番組の司会も務める櫻井は、過去にも『ザ・クイズショウ』(09年・日本テレビ)で、インテリ然としたトリックスター的なクイズ司会者を演じたことがあったものの、その時はまだ演技力が追い付いてなかった。しかし役者としてのキャリアを重ねたことで、本作の吉本荒野は、櫻井の持つインテリジェンスに裏付けされたどこか冷たい客観的な態度が見事に役柄にも反映されていた。 松本潤は、『夏の恋は虹色に輝く』(10年・フジテレビ)以降、『ラッキーセブン』(12年・フジテレビ)、『失恋ショコラティエ』(14年・フジテレビ)に出演し、今や月9の常連となっている。 なかでも意欲作だったのは、『失恋ショコラティエ』だろう。 水城せとなの少女漫画を原作とする本作は、チーフディレクターの松山博昭による作りこんだ演出によるスピード感溢れる何でもありの音楽的映像によって、めくるめく恋愛が、チェスのような心理戦として描かれた。松本は、ショコラティエ(チョコレート菓子専門の職人)の小動爽太を演じ、人妻の高橋沙絵子(石原さとみ)に翻弄される一方で、モデルの加藤エレナ(水原希子)とセックスフレンドの関係にあるという、今までのキャリアの総決算のような王子様役だったと言える。 二宮和也は24時間テレビ内で放送されたスペシャルドラマ『車イスで僕は空を飛ぶ』(12年・日本テレビ)が圧巻だった。『野ブタ。をプロデュース』(05年・日本テレビ)や『Q10』(10年・日本テレビ)で知られる河野英裕がプロデュースした本作は普通の人が何となくイメージしている前向きに生きる障がい者を主人公にした闘病モノだと思っていると痛い目を見る問題作で、二宮はチンピラとの喧嘩の最中に脊髄を損傷して車椅子の生活を余儀なくされた青年を演じた。 ドラマ終盤に展開される母親役の薬師丸ひろ子とのぶつかり合いは壮絶の一言で、近作ではもっとも二宮のポテンシャルが発揮された作品である。 大野智はミステリードラマ『鍵のかかった部屋』(12年)で初の月9出演を果たした。本作で大野が演じたのは榎本径という警備会社に勤める防犯に精通した鍵マニア。鍵にまつわる密室トリックを冷静な分析によって解き明かす榎本の無機質な佇まいは、『怪物くん』などでの漫画キャラクターとは別の意味での非人間的な魅力があり、役者としての大野の可能性をより広げることとなった。 相葉雅紀は高度先端医療センターを舞台にした『ラストホープ』(13年・フジテレビ)で、町医者の父を持つ優しい医師を好演したものの、まだ決定的な代表作には出会えていない。しかし、15年4月からの月9ドラマ『ようこそ我が家へ』の主演が決定している。原作は『半沢直樹』(13年・TBS)で知られる池井戸潤の同名小説で、相葉は売れない商業デザイナーを演じる。物語はある事件をきっかけに家族に対する嫌がらせが次々と起こるサスペンスドラマとなるらしいが、相葉のピースフルな雰囲気を、むしろサスペンスのスパイスに使うというアイデアは悪くないと思うので、放送が楽しみだ。 このように各人の俳優活動は順調だが、今後の課題は嵐の各メンバーが青年役からどのように中年役へとスライドしていくかだろう。 現在の嵐は全員30代。見た目こそ全員若いものの、今後はさすがに青年役を演じることは年々難しくなっていく。そんな中で年相応の大人に成熟していくのか、それとも今のまま仲間同士で戯れ続けるのか? その試行錯誤のむずかしさが垣間見えたのが二宮和也が主演を務めた土9の『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』(14年・日本テレビ)だ。 『車椅子で僕は空を飛ぶ』と同じ河野英裕プロデュース作品で、二宮は進学校の野球部のコーチを演じた。しかし、先生役を演じるには少し早すぎるが、生徒役の福士蒼汰や本郷奏多と見比べると学生の側にも入れない中途半端な役柄で、そのためか二宮もどう演じていいのか、最後まで迷っていたように感じた。このあたり、ドラマの出来や演技力とは別に、今後、国民的アイドルでありながら、等身大の男の子として生きてきた嵐がどのように年をとっていけばいいのか? という難しい課題が表れている。 先駆者としてのSMAPは、00年代に30代に突入したときにドラマで演じられる役柄の幅が狭まっていった。 今のSMAPは年齢相応のリアルな中年というよりは、年齢不詳のスターや、非人間的なキャラクターばかりを演じている。おそらくSMAPは最後のテレビスターとして、同世代のファンとともに、行けるところまで今のまま突き進むのだろう。その姿にはどこか悲壮なものすら感じる。 では、嵐はどうなるのだろうか。 『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』(幻冬舎新書)の著者・原田曜平は、地方で充足し、仲間内だけでつるむ若者たちをマイルドヤンキーと名付けたが、彼らのような若者たちの姿をポジティブな意味で体現していたのが、『木更津キャッツアイ』であり『嵐にしやがれ』等のバラエティ番組で見せる嵐の5人が見せる緩いやりとりだった。 『木更津キャッツアイ』では、30代となったバンビたちの姿は描かれることはなかったが、嵐の5人が30代になった今、試されているのは、今までのようなマイルドヤンキー的な緩さを維持し続けるのか。それとも、居心地のいいモラトリアム空間に別れを告げるのかということだ。 ドラマの配役というのは、無意識下の視聴者の欲望を引き受けてしまうところがある。もしもファンが嵐のメンバーに強いヒーロー性を望むようであれば、今の少し頼りないが故の自由さは少しずつ失われていくのかもしれない。 個人的には、今の緩さを失わずに30代に入った嵐ならではの、緩さを見せてほしいと思う。その意味で、今後の課題はポスト『木更津キャッツアイ』とでも言うような30代男子グループの新しいロールモデルをテレビドラマという形で、どのように提示できるかだろう。そしてその役割を担うのは、やはり嵐の5人しかいないのではないかと思う。 ■成馬零一 76年生まれ。ライター、ドラマ評論家。ドラマ評を中心に雑誌、ウェブ等で幅広く執筆。単著に『TVドラマは、ジャニーズものだけ見ろ!』(宝島社新書)、『キャラクタードラマの誕生:テレビドラマを更新する6人の脚本家』(河出書房新社)がある。
リアルサウンド編集部『嵐はなぜ史上最強のエンタメ集団になったか』




