「音楽的なレベルは10段階で5」孤高のラッパー5lackに聞く、日本語ラップが“アングラ”から抜け出せないワケ

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撮影=Katsuhide Morimoto
 2009年、『My Space』『Whalabout?』2枚のアルバムで、突如として日本語ラップシーンに登場し、衝撃を与えたトラックメーカー/ラッパー、5lack(S.L.A.C.K)。“オラオラ”感あるラップとは一線を画す、音楽性を重視した心地のよい脱力系ラップを奏で、シーンに新たな世界観を構築した。コンスタントに作品を発表し、日本語詞の表現領域を拡張し続ける一方、実兄PUNPEE、GAPPERとのユニット・PSGや、Budamunk、ISSUGIから成るSICK TEAMとしても活躍する5lackだが、注目度の高さとは裏腹に、あまりメディアの前に姿を見せることはない。そんな彼が、3月25日(水)にニューアルバム『夢から覚め。』をリリースするという情報が舞い込んできた。飄々とシーンを駆け抜ける新世代ラッパーが今の日本語ラップシーンをどのように見ているか、話を聞いた。 ――5lackさんは、あまりインタビュー取材を受けないイメージがありますが、今回はなぜ、日刊サイゾーの取材を受けようと思われたんですか? 5lack 聴きやすいアルバムができたんで、宣伝もありますし、自分のことをあんまり説明できていなかったんで、この機会に話せればと思いまして。今までは「これ以上、有名になりたくない」「顔を知られたくない」とか思ってたんですけど、最近は余裕ができたというか。厄年が終わったからですかね(笑)。厄年中、挑戦と結果と挫折で、かなり食らってた。大きく円くなる瞬間って、生きていれば誰でもあると思うんですけど、今はそこです。
――とはいえ、音楽的にはシーンの内外から評価され、結果も出していますよね。どんな挫折があったんですか? 5lack 叶えられる理想と、叶えられない理想の予想がついた。「あぁ、これはやっても無駄だな」と。世の中、改善点が見えても、どうにもできないことって多いじゃないですか。個人的な話でいえば、仲間と真剣に「ラップで飯を食う」ってことをやりたかったんですけど、難しいですね。他人を動かすというのは。一番年下なんで、気の利いたことも言えなかったし、生意気に相手の悪いところばかりを指摘してしまって……。どんどん嫌なやつになってきちゃった。距離が近いと、すげー気になるじゃないですか。それで福岡に引っ越したというのもあります。 ――今までは、音楽で飯を食うために東京に出てくるというのが一般的でしたが、5lackさんは2013年、東京から福岡に移った。同地在住のビートメーカー、OLIVE OILと制作した『50』では、これまでとはまた違った空気をはらんでいますね。 5lack でも、意外と地方のほうが食えるようになるかもしれないですよ。家賃だって安いし、曲は家でも作れる。今のほうが、東京にいた時より、グレードが上がった生活しています。世田谷みたいな場所に、板橋くらいの家賃で住めますから。昔住んでいた場所より、いま住んでいる福岡のほうが都会だし。福岡に住みつつ、仕事で東京に来る感じですね。
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――最近では実の兄であるPUNPEEさんが、『水曜日のダウンタウン』(TBS系)の音楽を担当したり、『レッドブル』のCMに楽曲が使われるなど、メジャーな仕事をしていますが、そこでスイッチが入った部分もありますか? 5lack 兄貴に限らず、周りの仲間がいろんなことやりだしていますよね。俺はずっと90年代っぽいこと、ストイックでアングラ風な感じがカッコいいって思ってやっていたんですけど、最近はなんでもありかなって。ちゃぶ台返しじゃないけど、俺もこれからいろいろやって、みんなの仕事を奪っちゃおうかなと(笑)。でも、兄貴とはまったく役割が違うと思っています。兄貴は入り口を作る人。でも、俺はもっと深いところで音楽を突き詰めたいんです。常に目指しているのは世界基準。海外の基準で新しいと思われるものを作りたい。でも、それが日本でヒットするかはわからない。だから、今の若い子たちが、大人になった時に、「5lackって、いま聴いたらヤバくない?」ってなればいいと思います。昔からシーンのど真ん中で注目を浴びるより、端っこのほうで黒レンジャーみたいな存在になりたかったんで、今けっこう理想的なポジションです。 ■本当にジャンルをよくしたいなら、みんなが正しい評価をしなきゃいけない ――そういう意味で、現在の日本語ラップシーンについて思うことはありますか? 5lack 音楽とかまじめな話をするとしたら、正直興味ないです。日本語ラップを楽しむっていう意味では、よくなるといいなと応援しています。でも、ジャンルのレベルとしては、最高が10だとしたら、5にも達していない。 ――知名度的に? それとも音楽的ですか? 5lack 音楽的ですね。知名度的には上がってきているんじゃないですか。でも、歴史とか文化とか、そういうのはないし、今の流行は自由の尊重ですよね。その行きつく先は見えるし、その時に今と同じスタミナがあるかな? とは客観的に見ています。本質がないままはやっちゃうと危険というか。周りのやつらは、金になる限り、そいつのことを使い尽くすだろうし、使えなくなったら終わりですよね。 ――“さんぴんcamp”前はコミカルなラップばかりだったのが、さんぴん以降は不良性やメッセージ性がある日本語ラップが出てきて、それがスタンダードになりました。そして、2009年くらいから5lackさんのようにラップの音楽性を重視するラッパーが出てきた。でも、いまだに“巧さ”を追求するラップがムーヴメントにはなってないように感じます。 5lack 俺みたいなのは、都合悪いんでしょうね。合コンに、自分よりルックスの悪いやつを連れていく、みたいなノリっていうか。 ――(笑)。一緒にされたくないっていう気持ちもありますか?
5lack いや、一緒にしてもらってもいいです。曲を聴き比べてもらったら、損するのは俺らではないから。ボブ・ディランとかニール・ヤングとか憧れるんですけど、できるやつが(世の音楽のスタンダードに)出てくると都合悪いやつらって、いっぱいいたんじゃないかなって。アメリカで長い時間を過ごしたKOJOE君とかすごいラップ巧くて、初めて聴いた時「日本語ラップの人たちはやっぱり……」と思った。でも、「KOJOE、俺よりヤバい」って言えるラッパーっていないじゃないですか? 本当にジャンルをよくしたいなら、みんなが正しい評価をしなきゃいけない。でも、いいものを隠すんですよ。本当によくするんじゃなくて、自分にとっていい状態にする。それが、シーンがよくならない一番の理由な気がする。
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――現在の日本語ラップシーンにはさまざまなタイプのメディアがあるわけではなく、曲のリリースと曲に関するインタビューが大半のように思います。シーンが、メディアの力によって盛り上がることは期待していますか? 5lack 俺がいる世代では、「Grateful days / DragonAsh feat.ACO,ZEEBRA」みたいなの(芸能メディアにも取り上げられる曲)は出ていない。そういう盛り上がりを経験していないから、それが良いのか悪いのかわからない。でも、アンダーグラウンドでやってるやつの9割方が、意外とメジャーをバカにできるほどの実力を持ってないと思うんですよ。アングラっていうのを都合のいいことに、メジャーとか、自分にできないことをしているやつらを否定している。  メジャーで活躍する知り合いもできて、彼らが頑張っているのもわかったし、彼らもアングラぶることはできると思う。そういう意味でも、いま日本語ラップのやつらがメディアの力で表に出て注目されても、命が短い。たとえば、井上陽水さんクラスになれる才能があるやつらは、シーン全体でギリ1人か2人なんじゃないかな。「ワルが音楽やっている」っていう売りしかないと、だらしないだけのジャンルになっちゃう。もっと本気で音楽を突き詰めていく、日本語ラップを音楽として消化できるやつらが集まる、健全なジャンルになってほしいですね。 (取材・文=石井紘人@FBRJ_JP) ●5lack(スラック) 1987年、東京生まれ。ラッパー、トラックメーカー。現在は福岡に居を移し、精力的に活躍している。 ●『夢から覚め。』 3月25日発売の5lackニューアルバム。ほぼすべての楽曲のトラックを自ら手がける。 発売/高田音楽制作事務所  価格/2,390円(税別)

Sexy Zone『Sexy Power3』に見る各メンバーの成長 フレキシブルな体制はどう作用した?

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デビュー3周年を迎え、3枚目のアルバムをリリースしたSexy Zone。

【リアルサウンドより】

 Sexy Zoneの最新アルバム『Sexy Power3』。3枚目のアルバム、デビュー3周年と「3」がキーワードになっているのだが、最近のSexy Zoneは佐藤勝利、中島健人、菊池風磨の3人での活動が目立っているだけに、心穏やかではないファンも多いようだ。

 実際、今回のアルバムでは、佐藤、中島、菊池がそれぞれ2曲ずつソロ曲を歌っており、マリウス葉、松島聡を含めたグループとしての新曲よりも充実している印象だ。さらに、このアルバムを引っさげてスタートしたコンサートツアーも、当然ながら3人がメインの演出が多くなっている。ジャニーズJr.を含めた「Sexy Family」のくくりも、コンサートを重ねるごとに存在感を増し、ファンからは不安や混乱の声が上がっている。

 だが一方で、渦中のメンバーを見つめてみると、こうした切磋琢磨する状況が確実に彼らを成長させているように感じてならない。佐藤、中島、菊池に関していえば、ソロ曲では作詞、衣装、ステージ演出まで、当たり前のようにこなしている。これは大人数の中のひとりというポジションでは、なかなか得られない経験だ。

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グロかグルメか!? 春を告げる『ドス黒いラーメン』に、アレを浮かべて食らう!

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海苔にほうれん草のトッピングといえば家系だが、スープはまったく別もの。
 春ですなぁ。  春っぽい珍級グルメはないものかとハンティングにやって来たのは、東京のお隣・日吉。そこで見つけたのがこのラーメンだった。  見て見て、このどす黒いちぢれ麺。黒い醤油スープよりさらに黒くて、ちょっぴり不・気・味♪ 出オチ感たっぷりでしょ。  HPによると、これは定番のイカスミではなく、竹炭パウダーを練り込んだ特製麺とある。ツルツルの食感とモチモチの歯ごたえが特徴的で、しかも、竹炭には食物繊維が豊富で、デトックス効果が期待できるとか……。  たしかにツルツルシコシコで、魚介の香り漂う醤油スープもうまい! なおかつ、“デトックス”というプレミアム付きなら、罪悪感も少しはぬぐい去れるかなぁ。そう思って黒麺をすすり始めたとき気がついたのは、カウンターの上にあった小さな注意書きだった。
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ちなみに裏技①は、食べ終わる前に残ったスープにお酢を少々入れると未知の味になるらしい。
 なになに、『お好きなラーメンに綿菓子を浮かべて食べると美味しいらしい』だって?  振り返ると店の出入り口には綿菓子機があり、食後のリーマン風もデザート代わりにセルフで綿アメを作って出て行くじゃないか。しかし、本当にラーメンに綿アメ乗せてうまいのか? まさにこのコーナーにピッタリのネタなのだった。  さっそくザラメを綿菓子機に投入し、見よう見まねで割り箸にクモの巣みたいなのをクルクル巻き付けると、小振りの綿アメが完成。それを黒麺の醤油ラーメンに浮かべてみた。すると……。
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あんまり大きな綿アメを入れると甘くなりすぎるので要注意。
 アツアツのラーメンに乗せた綿アメは、見る見るうちにスープに溶けていき、1分ほどでアスファルトの端っこに残った残雪のような状態に。この消えてゆくさまがまるで、春を告げる雪解けのよう。意外なところで春を見つけた瞬間だった。  その甘い綿アメが溶け込んだ魚介醤油スープは、甘味が増した分コクも増量。ただし、美味しくなったかどうかは本人次第ってところ。近くには大学があり、店内も学生多数。店の外観は未完成の建築現場みたいな感じだけど、ジャズの流れるコじゃれたラーメン屋でした。次は鶏塩そばに綿アメ浮かべてみよう。  醤そば、うもうございました。
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麺場ハマトラ日吉店「醤そば」700円 綿アメ無料 インパクト ☆☆☆!! 味     ☆☆ 店     ☆☆☆ (写真・文=よしよし)

首位発進の杏『デート』が4位に転落……最終回が好評も「『ごちそうさん』バブルも潮時か」

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フジテレビ『デート~恋とはどんなものかしら~』公式サイトより
 杏主演の“月9”ドラマ『デート~恋とはどんなものかしら~』(フジテレビ系)が23日に最終回を迎え、平均視聴率13.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。  同作は、“恋愛力ゼロ”の男女を描いた恋愛コメディ。杏、長谷川博己、国仲涼子らが出演し、『鈴木先生』(テレビ東京系)や『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)など、数々の名作を生み出した古沢良太氏によるオリジナル脚本ということで注目を浴びた。  初回こそ14.8%と、今期の民放で首位に輝いたが、次第にほかの連ドラに抜かれ、民放4位まで落ち込んでしまった。 「『ごちそうさん』の大ヒットに続き、昨年主演を務めた『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)が最高視聴率18.3%を叩き出した杏主演作だけに、フジテレビは今回も高視聴率を期待していた。しかし、一時10%台まで低迷するなど数字が安定せず、前クールの月9『信長協奏曲』を下回る全話平均12.4%という結果に。さらに、同局の『銭の戦争』や、『DOCTORS3 最強の名医』(テレビ朝日系)、『○○妻』(日本テレビ系)にも抜かれてしまいました」(テレビ誌記者)  だが、視聴者の満足度は高い。ネット上では「最高のドラマだった」「最終回はキュンキュンしっぱなしでした」「“泣けるドラマ”で売ってるドラマよりも、よっぽど泣けた」「過去と現在をうまく見せた、素晴らしい脚本だった」「早く続編を!」といった声が相次いでいる。 「先月放送された杏主演2時間ドラマ『クロハ~機捜の女性捜査官~』(テレビ朝日系)が、11.4%とそこそこだったこともあり、一部テレビ関係者の間では、『ごちそうさん』効果による“杏バブル”が『そろそろ潮時』と見る向きも。最近は、フジテレビやTBSが、経費削減のためにドラマ枠を縮小中。杏はギャラがトップクラスですから、今後、主演作が減る可能性もありそう」(同)  好評ながら、期待ほどの結果が出せなかった『デート』。次クールの嵐・相葉雅紀主演月9『ようこそ、わが家へ』は、これを上回ることができるだろうか?

SMAP・稲垣吾郎、謎の同居人“ヒロくん”特需!? 素顔解禁で15.2%の高視聴率!

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SMAP都市伝説の1つがついに……

 SMAP・稲垣吾郎の半同居人だという男性“ヒロくん”が、23日放送の『中居正広のISORO』(フジテレビ系)に登場。これまで、稲垣は毎年年末に放送される『さんま&SMAP 美女と野獣のクリスマススペシャル』(日本テレビ系)や、今年1月放送の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)などで“謎の同居人”の存在を明らかにしてきたが、今回の番組では初めて素顔を公開。世間の注目度も高かったのか、視聴率は午後10~11時台の放送にもかかわらず、15.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、高視聴率を獲得した。

 独特な雰囲気からもプライベートが謎のベールに包まれている稲垣。ヒロくんについては、2009年の『さんま&SMAP』で、稲垣が自宅に「50歳くらいの友達が遊びにくる」という話をしたことがきっかけで、多くのSMAPファンに知られることとなった。最近は、テレビ番組で“ヒロくんネタ”をオープンに話す機会が増えており、昨年12月放送の『さんま&SMAP』では、ヒロくんのインタビュー映像を放送。素顔は見えない状態となっていたが、「ヒロユキさん(54歳)会社経営」と紹介され、東京・麻布十番にあったワインバーで出会って意気投合し、稲垣の自宅に「ヒロくん専用の部屋」があることを告白。また、稲垣が「ヒロくん」「ゴロチ」と呼び合い、彼について「精神的な恋人」と説明したことから、ネット上では稲垣の“ゲイ疑惑”までささやかれていた。

どこまでエンタテインメントにするか? 『中居正広のISORO』が映す、アイドルの「本当のところ」

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「僕、お風呂を一緒に入れるのってヒロくんしかいないです、世の中に」  稲垣吾郎は堂々とそう告白した。同じベッドで寝たこともあるという。 「ヒロくん」とは、いったい何者なのだろうか?  2009年の『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』(日本テレビ系)で初めてその存在が公にされ、14年の同番組でさらに詳しく語られた。そして、15年1月10日放送の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)で話したことで、SMAPファン以外にも広く知られることとなった。  しかし、「50歳くらいの既婚のサラリーマン」「週2回くらいのペースで稲垣の自宅にやって来る」「稲垣の自宅にはヒロくん専用の部屋がある」などと断片的に語られるエピソードでは、ヒロくんがいったい何者なのか、そもそも2人はどんな関係なのか、謎は深まるばかりだった。男同士が半同棲生活を続けている、ということもあり、「同性愛疑惑」もささやかれていた。  そんな中で3月23日に『SMAP×SMAP』(同)の枠で放送された特別番組が『中居正広のISORO』だ。冒頭の稲垣の告白はこの番組で飛び出したものだ。番組は、稲垣が、ヒロくんの自宅を訪れ、“居候”する様子を追いかけたものだ。  ヒロくんと稲垣が出会ったのは99年。共通の知人の紹介だったという。だが、3人で会っても、ヒロくんはその知人と会話するばかり。何度か会っていくうちに、耐えられず稲垣がヒロくんに尋ねた。 「もしかして僕のこと嫌いですか?」 「ジャニーズとか苦手なんだよね」  その会話が、仲良くなったきっかけだったという。2人は急速に信頼し合うようになり、稲垣が新居を選ぶ際にはヒロくんも同行。「これだけ広ければ、ここで遊べるよね」というヒロくんの一言で新居を決めた。以降、週の半分をお互いの家を行き来し、「ヒロくん」「ごろち」と呼び合う関係になったという。 「テレビ、これでいいのか?」  普段通りの会話ゆえ、妙な間が入ったりするし、特に何かが起こるわけでもない。ヒロくんの自宅で過ごす2人のVTRを見た中居が、思わずそう言った。  そんな中居を尻目に、「仲良さそう。見てて安心する」「不思議な感じ」などと無邪気に語る稲垣は新鮮だ。  「見たことないもん、こんな吾郎」と、中居も言う。確かにVTR中の稲垣は、これまでのイメージとは異なる新たな一面を見せていた。デビューから25年以上経って、常に第一線で活躍し続けてもなお、こうした新たな一面をのぞかせることができる。そして、このなんでもないVTRで視聴者を惹きつけることができるSMAPの強さを、あらためて感じた。  「結婚しないのか?」と問われた稲垣は「『大切な存在』(=ヒロくん)がいるから、それを認めてくれる女性じゃないとできない」と、サラッと言った。それに対し、中居は「『大切な存在』なんて、歌詞やドラマの世界だけの言葉だと思ってた」と驚きを隠さない。 「でも、言葉で伝えたらすごく気持ちよくなってくると思いますよ。僕もこういうふうに認め合うことを前はしてなかったんですけど、いま普通に言えるようになって気持ちいいですもん、やっぱり。楽だもん。そういうもんなんだなって。絆というか愛というか。やってみなよ、みんなも。大切な存在、いるはずだよ!」 と語っているうちに興奮した稲垣は、カメラに向かって呼びかけるのだ。 「伝えてみなよ! 声に出してみなよ! すごく楽になるよ!」 「どこまでエンタテインメントにするかということについては、非常識を常識にするということに関して、僕らは腹をくくる準備と覚悟はあった」(『AERA(13年5/6・13)』)  と中居は語っている。かつて、アイドルは文字通り偶像だった。“お人形”であることを求められた。だが、80年代に入り、アイドルは“自我”を持ち始め、80年代後半には、同じ“人間”であり、手に届く存在であることが強調されるようになった。いわば、アイドルの“人間宣言”である。その流れの中で、SMAPはさらにそれを一歩進めた。アイドルではタブーとされてきた下ネタや恋愛話を語り、失敗話や自らのダメな部分を晒すようになったのだ。言ってみれば“ダメ人間宣言”である。  そうしてSMAPは新たなアイドル像を提示することで、アイドル界のトップに立った。一方で中居には「エンタテインメントにする」ことへの明確な線引きがある。たとえば、この番組でも、稲垣とヒロくんがイチゴ狩りに行って、あーんとイチゴを食べさせ合うVTRを受けて、稲垣があーんとイチゴを中居の口に運ぶと、頑なに拒否。  また、次回の“居候”先に稲垣が「SMAPのヒロくん」、すなわち中居正広を提案すると、「そこに僕の中のエンタテインメントは入ってませんから」と真顔で退けた。  あるいは、昨年の『27時間テレビ』(同)では、「解散」について赤裸々に話す香取に対して、中居が「そのチャックは開けたくなかった」と言ったこともある。中居にとってその部分は、アイドルという“着ぐるみ”を維持するためのギリギリのライン、すなわち“チャック”だったのだ。それに対し、稲垣は言う。 「チャックは開けてなくても透けて見えたりするもの」と。  VTR中、「2人はチューくらいできるの? 本当のところどうなってるの?」と問われた稲垣は、静かにほほえんで言った。 「本当のところなんて、言うわけないよね」  そうしてヒロくんの素顔まで晒した番組でも、肝心な核心部分は煙に巻いたまま終わった。半同棲するほど親密な2人の関係だからといって、必ずしもそこに恋愛感情があるわけではない。それがあってもいいし、なくてもいい。何でつながっているかなんて、当人以外は「本当のところ」分からない。その「分からなさ」は、そのままエンタテインメントであり、アイドル性だ。「分からない」からこそ、無限に可能性を広げてくれる。  最後に以前、歌人の枡野浩一が『ゴロウ・デラックス』(TBS、15年1月22日放送)で稲垣に捧げた短歌を紹介したい。 「『両方って人もいるよね』両方に夢を与える稲垣吾郎」 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) 「テレビ裏ガイド」過去記事はこちらから 

飲むだけで痩せるなんてマジで!? 医学雑誌に紹介された“本気のダイエット”方法とは

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 本格的に春めいてきた今日この頃、みなさん冬太りの後遺症に悩んでいませんか? 運動には適した季節になってきましたが、やっぱり楽して痩せたいのが女心というもの。しかしそうカンタンにはいかないことは、長年のダイエット経験でわかりきっていますよね……。結果の出ないダイエットはもう懲り懲り! と思っていたところへ、なんとも心強いアイテムを見つけたのでご紹介したいと思います!

韓国人と中国人が空港内ですり替わる事件が続発! 裏に密入国専門ブローカーの影か

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仁川国際空港(Wikipediaより)
 韓国人と中国人が空港ですり替わるという、前代未聞の珍事件が起きた。韓国のテレビ局・YTNの報道番組によると3月21日、大韓航空便のバンコク行きのチケットを持った中国人と、カナダ行きのチケットを持った韓国人が、韓国の空港内の免税店エリアでお互いのチケットを交換。行き先をすり替えようとしたことが発覚した。しかも、この事件の5日前、16日にもアシアナ航空便で同様の行為が摘発されている。  そもそも、なぜこのような事件が立て続けに起きたのか? 番組に出演した専門家によると、今回の事件の裏には、密入国を専門とする国際ブローカー集団が関与している疑いがあるという。中国のパスポートに比べ、韓国のパスポートは欧米諸国でビザなしで入国できる国が多い。また真偽のほどは定かではないが、西洋人などからすると、中国人と韓国人の顔はあまり区別がつかないらしい。  そのような実情を知ったブローカーが、なんらかの策を講じ、出国審査を抜けた免税エリアで、同事件の容疑者たちを接触させた可能性が高いという。実際に、関連事件の容疑者からは「約150万円の報酬をもらう約束だった」という証言も出ている。前出専門家は、「これまで頻繁に行われていた手口が、今回いよいよ発覚したのでは」と、すでに同様の密入国手段が広く蔓延していると危惧している。  密入国者を発見した場合、航空機は原則上、離陸後でも出発地に引き返さなければならないとされている。21日に起きた事件では、大韓航空は目的地周辺ですり替わった容疑者に気付いたため、到着後に容疑者の身柄を拘束したという。大韓航空にとっては、一歩間違えば“ナッツリターン”ならぬ“すり替わりリターン”となる珍事件。そうなれば、管理体制の不備を理由に、また矢面に立たされていたことだろう。今後、韓国の空港では、搭乗前に航空券とパスポートを徹底的に確認するべきだという指摘も出ている。  余談だが、最近、韓国には整形目当てで入国する中国人が激増している。中国の入国管理局では、韓国帰りの本国人チェックのために、長蛇の列ができているという報道もある。今回のような事件が続けば、空港内での本人確認はより煩雑なものになってしまいそうだ。  YTNのニュース番組は、最後に次のように視聴者に訴えかけていた。 「重大な犯罪なので、決して真似しないでください」 (取材・文=河鐘基)

SMAP稲垣吾郎が特番の裏話を暴露、“ヒロくん”はロケハン&演出まで担当!?

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国民の総意は、「男のふりした菅野美穂じゃね?」だったのに

【ジャニーズ研究会より】

<ジャニタレ掲載誌チェック!!>

 春らしいさわやかなスタイリングのKis-My-Ft2が表紙を飾っている「オリスタ」3月30日号(オリコン・エンタテインメント)。恒例の読者投票による企画“Real Ranking”のテーマも「新入社員で入ってきて欲しい男子ランキング」と、このシーズンにぴったりな内容になっています。

 このランキングで、すでに30代にもかかわらず総合2位に食い込んでいるのが嵐の相葉雅紀。芸能界の“永遠のフレッシャーズ”的ポジションを確立している相葉ですが、今号にはそんな相葉の“月9”初主演ドラマ『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系、4月スタート)の撮影現場レポートが掲載されています。

SMAP稲垣吾郎が特番の裏話を暴露、“ヒロくん”はロケハン&演出まで担当!?

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