堀北真希主演の医療ドラマ『まっしろ』に看護師が苦言「髪形が不衛生」「仕事が誤解される」

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TBS『まっしろ』公式サイトより
 堀北真希主演の医療ドラマ『まっしろ』(TBS系/火曜22時~)に、世の看護師から不満が漏れている。  同作は、政治家や文化人といったセレブ御用達の最高級病院を舞台に描かれる一話完結。堀北は、玉の輿を狙ってこの病院に転職し、ナースステーション内で繰り広げられる嫉妬や策略に戸惑いながらも、自分なりの看護を貫こうと奔走するナースを演じる。共演に柳楽優弥、志田未来、高梨臨、木村多江ほか。  20日に放送された第2話の平均視聴率は7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、初回の7.9%から微減。ヒット作『白い巨塔』『昼顔』(共にフジテレビ系)の井上由美子氏が脚本を手掛けていることから、視聴者の期待値は高い。 「番組サイドは、放送前から『病院版大奥』『白い大奥』としきりに宣伝しており、多くの視聴者が『白い巨塔』のようなシリアスさや、『昼顔』のようなドロドロ感を期待してしまった。しかし、フタを開けてみるとコメディ要素が強く、さほどドロドロもしていないため、ネット上では『期待はずれ』との反応が目立ちました」(芸能ライター)  脚本に賛否の声がある中、現役の看護師や、看護学校に通った経験のある一部視聴者が、不快感を訴えているという。 「堀北や菜々緒演じる看護師が、邪魔そうな髪の毛を下ろしたまま重病人を看護していることや、かつて“不潔”であることが取り沙汰されたことから、ほとんどの病院がすでに廃止しているナースキャップを衣装として取り入れていることに、『不衛生』『看護学校なら怒られる髪形』『結局、見た目重視か』と批判が噴出。また、患者に過剰なほどのサービスをする登場人物たちに対し、『看護師はメイドじゃない』『仕事が誤解される』と危惧する声が上がっています」(同)  確かに、ネット上でも「現在看護学生として勉強しているものです。録画してあったものを見始めて15分ですが、看護の仕事をなめすぎてて腹が立ちました。真珠の入ったナースキャップ、メイド服みたいなナース服、ヒールの靴、その他にも全く共感出来ない点が多々あって、とても不愉快です。看護師は患者のお世話係ではないのです。こういうドラマがあるから、看護師の仕事を勘違いする人が出てくるのだと思います」といった書き込みが見受けられる。 「『まっしろ』は、今後TPPが批准された結果、医療制度が大きく変わり、ホテルのようなホスピタリティーを提供する病院が出てくるだろう、との臆測から立ち上がった企画。そのため、患者が王様のように振る舞い、看護師が召使いのように世話をしている世界が描かれている。しかし、そんな制作側の意図が視聴者にうまく伝わっておらず、一部視聴者の反感を買ってしまった。その点は“演出ミス”ともいえます」(制作会社関係者)  視聴率では苦戦中の『まっしろ』。一味違う医療ドラマは、今後、広く受け入れられるだろうか?

【読者アンケート】一番好きなSexy Zoneの映像作品は?

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5人の戯れ合い求ム!

 昨年5月からマリウス葉をSexy Boyz、松島聡をSexy 松(Show)の弟グループに移行させ、「Sexy Family」体制となったSexy Zone。1月14日には最新Blu-ray&DVD『Sexy Zone summer concert 2014』が発売されましたが、マリウス&松島が映っている時間が極端に少ないことにファンは落胆。5人体制復帰を求める声が高まっています。

山本圭壱復帰も「コンビ復活はあり得ない」!? 加藤浩次の沈黙が示す“吉本興業の怒り”

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「あれ、お呼びでない?」

 「淫行事件」により、所属していた吉本興業を解雇され、芸能界からも干されていたお笑コンビ・極楽とんぼの山本圭壱(46)が19日、8年半ぶりに復帰ライブを行った。今年の初め、公式サイトを開設して告知。友人らと東京・下北沢の街頭でチラシを配布して観客の動員を図った。100席に1万6,000人を超える応募があり、入場料は、観客が料金を決めるという「投げ銭」興行だったという。

 ライブは、「山本圭壱お笑いライブ始まります」という第一声から始まり、「お帰りなさ~い」というファンの声援を受け、フィギュアスケートの羽生結弦選手や浅田真央選手のものまねなど、6本のネタを披露。淫行事件についての謝罪はなかったが、約70分のステージは大成功のうちに幕を閉じた。

平壌に“北朝鮮版コンビニ”登場 輸入品排除宣言も「中国製品なしで大丈夫か!?」の声

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 朝鮮新報によれば、北朝鮮の首都・平壌に昨年12月20日、「新しい形態の商店」がオープンしたという。営業時間は朝6時から夜12時までで、韓国メディアは「北朝鮮式コンビニが登場」と伝えている。  店名は「ファングムポル(黄金原)商店」で、チェーン店の形態を備えたサービス網である」としている。  店舗展開の第1弾として、平壌市中心部の中(チュン)区域と普通江(ポトンガン)区域の3カ所でオープン。金正日総書記の誕生日に当たる2月16日に数店舗が第2弾オープンするなど、春までに20店舗の開店を目指し、将来的には平壌で100店舗を展開するという。  また、運営主体は国営の貿易会社で、各商店も国営。在日朝鮮人や外国人がチェーンに加盟できるかは言及されていない。  一方、北朝鮮の官営メディアは最近、「創造と建設で国産化の比重を高め、輸入病を大胆に打ち捨てなければならない」(労働新聞1月11日付)などとして、輸入品依存を「病(やまい)」であると規定。国産品の利用を促している。  北朝鮮の商業事情に詳しい在日コリアンの会社経営者は「北朝鮮のマーケットは、中国から流入するモノなしには回らない。国営商店が国産品にこだわるなら、コンビニを100店舗も展開するのは難しいのではないか」と分析。  まさか、商品棚がガラガラなんてことにならなければよいが……。 (「デイリーNKジャパン」<http://dailynk.jp>より)

ストリップを初観劇! 表現する女性の肉体を性器ごとリスペクトする世界

【messyより】

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Photo by Ilko Allexandroff from Flickr

 とても幸福な出会いがありました。生まれてはじめて、ストリップを見てきたのです。

 場所は東京のとある繁華街。その劇場の存在は知っていました。その奥にはラブホテル街があり、いつもお世話になっているアダルトショップの本店があります。なじみの一角ではありますが、ストリップとなるとこれまであまりに無縁で、劇場はその前をただ通りすぎるだけのところでした。先日、すてきな官能作家の女性からお誘いがあり、私はその禁断の場所についに足を踏み入れました。

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玉木宏ドラマ『残念な夫。』視聴率ダウン!“男を見下しすぎ”脚本に、男性視聴者が続々脱落中

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フジテレビ『残念な夫。』公式サイトより
 玉木宏主演のホームコメディ『残念な夫。』(フジテレビ系/水曜22時~)の第2話が21日に放送され、視聴率8.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。初回の9.4%から、1.4%の落ち込みとなった。  同作は、出産をきっかけに夫婦関係に亀裂が入り、2年以内に離婚する「産後離婚」をテーマにしたホームコメディ。キャストは、夫役の玉木、妻役の倉科カナ、EXILE・黒木啓司、乃木坂46・生田絵梨花ら。 「裏番組の柴咲コウ主演『○○妻』(日本テレビ系)が、15.2%と好調。口コミで評判が広まっていますから、『残念な夫。』は今後、さらなる苦戦を強いられそう。同枠は、昨年1月クールの『僕のいた時間』以降、1ケタ続き。『SMOKING GUN~決定的証拠~』『若者たち2014』『ファーストクラス』は、いずれも全話平均6~7%台で、フジは日テレとの“水10対決”において負けっぱなしです」(芸能ライター)  第2話では、妻がつけている育児日記に離婚届が挟まっているのを、夫が発見。動揺した夫は、妻の“産後うつ”を疑い、妻に気晴らしの外出をさせている間、育児を引き受けることに。しかし、その大変さに疲れ果て、子どもを堅い床の上に寝かせたまま酒をあおってしまう……というストーリーだった。  反響をうかがうと、ネット上では「子どもを育てることの重圧に、共感しきりでした」「“産後あるある”がたくさんあって、面白い」といった感想が見受けられるが、一方で「玉木宏が好きで見始めたけど、どうにも引き込まれない」「あそこまでコメディタッチなのに、笑えるシーンが1つもない」「産後体験に共感できないと、イマイチ入り込めない」という声も。  また、劇中では「男なんて甘やかしたら、果てしなくつけあがる生き物」「(子どもが)泣いても抱っこしない! 休日は任せきりで、寝てばかり!」など、男性への女性のグチが噴出。これにストレスを感じ、脱落する男性視聴者が相次いでいる。 「子育ての大変さをリアルに描いているため、母親目線だと面白く見られても、男性目線だとストレスのたまる内容ですね。ネット上では、『なぜ、ここまで女性優位で、男性を見下すようなドラマを作るのか?』『独身男性に、結婚を遠ざけさせる酷いドラマ』『横で嫁が、ドヤ顔でテレビを見てるのがムカツク』と、男性からの怒りの声も目立つ。視聴者層をわざわざ狭めるような脚本ですから、回復は見込めないかもしれません」(同)  世の男性から反感を買っている『残念な夫。』。タイトル以上に、“残念”な結果にならなければいいが……。

板野友美が“ざわちん化”!? 整形による逆転現象発生か

女性向けWebサイト【messy】とって出し! 全部読む
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(『COME PARTY!』キングレコード)
 先日、交際を噂されていたEXILE・TAKAHIRO(30)との関係を全面否定するに至った板野友美(23)が、21日、ティム・バートン監督の新作映画『ビッグ・アイズ』(1月23日公開予定)の公開記念イベントに登場した。ブログで交際否定したことについて、報道陣から「それが真実なんですか?」と質問が飛ぶと、迷いのない口ぶりで「はい。真実はそれなので、それはちゃんと伝えられてよかったなと」と即答した。  昨年は、9月に突然Gカップレベルかと思われる爆乳に変貌し、世間を熱狂させた板野。古巣・AKB48の楽曲PVに出演した際には、ブルンブルンと尋常じゃない胸の揺れ方も話題になった。だが… つづきを読む

【新刊情報】歌やダンスだけじゃない! 腹筋、人柄、萌え要素……応援本まで書いた熱烈ファンが語る「東方神起の魅力」とは?

<p> 今年、日本デビュー10周年を迎えた東方神起を、日本のファン視点で“応援"する、これまでにない書籍『私が東方神起を応援する理由 〜再始動からの軌跡』(小社刊)が発売された。著者は、2010年から東方神起のファンブログを運営している上田幸来さん。ファンの間でも一目置かれる、熱心な</p>

黄泉の世界から蘇ったバブル広告マンが不況の日本をアツくする『ジェット上司』

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『ジェット上司』(ながしま超助/双葉社)
 消費税法改正による値上げ、円安による値上げ、牛丼が300円から380円に値上げ……値上げ値上げのアゲノミクスなニュースを聞くたびに、日本国民の悲痛な叫びが聞こえてきます。  しかしウン十円、ウン百円の値上げぐらい屁でもねえ、金ならいくらでもあるんだ! そんな豪気な日本人が闊歩する時代がありました。そう、1980年代後半から1990年代初頭にかけてのバブル景気の頃です。あの頃のアホみたいな明るさと空回り気味の元気こそ、憔悴し切った今の日本に必要なのではないでしょうか?  今回ご紹介するマンガ『ジェット上司』こそ、まさに混迷する不況日本における処方箋であり、バブル景気の頃の日本の、バカみたいな明るさを無理やり体感させてくれる劇薬ともいえる作品なのです。  『ジェット上司』の主人公は斉藤誠。大手広告代理店「弁通」の若手社員であり、CMクリエーターを目指す23歳の青年です。両親が他界したため、高校生の妹を一人で養っている頑張り屋でもあります。しかし、時は平成不況まっただ中、誠の勤める弁通も、業績は下降の一途をたどっている状況でした。大手クライアントであるアメリカ最大手のスーパーマーケットチェーン「ボルマート」の女社長には足元を見られて広告費を半額に値切られるなど、苦しい状況に追い込まれていました。  そんな中、突然ボルマートの女社長が絶叫します。 「オウ、クレイジー!?」 「オーマイガーッ!!」  女社長のパイオツを後ろから揉みしだきながら、豪快に登場したうさん臭いチョビヒゲ男。その名は「浅野W」。11年前に事故で死んだと思われていた伝説の広告マンが突如、現世に蘇ったのです。  実は、この男は伝説のスマイケル・ジャクソン湾岸100万人ライブを実現させたり、科学万博を企画してテーマパークブームの仕掛け人として活躍するなど、バブル絶頂期に弁通を業界トップに押し上げた男だったのです。  浅野Wに揉みしだかれた女社長は、なぜか「コノ不況下デモ日本ノ男ニコレダケ迫力ガアルナンテ見ナオシタヨ」「サッキノ宣伝戦略、予算倍増デタノムヨ」などと心変わり。浅野Wが登場して、いきなり弁通のピンチを救ったのでした。さすが、伝説の広告マンですね。女社長のほうも、パイオツ揉みしだかれて心変わりする意味がまったく分かりませんが、とにかくスゴい。これが、バブルが生み出すパワーなのです。  それにしても、「浅野W」って、あからさまに本名じゃなさそう、かつバブル臭漂う名前です。ちなみに、88年に放映されたトレンディドラマ『抱きしめたい!』(フジテレビ系)では浅野ゆう子と浅野温子の2大女優が主演を務め、「W浅野」というバブルを象徴する流行語を生み出しましたが、本作品とはまったく関係ありません。  華々しい復活を果たして浅野Wは、弁通に本格復帰。しかも、なぜか誠の上司になったのです。しかしこの浅野Wという男、思考回路が完全にバブルの頃で停止しており、セリフにいちいちバブル臭漂っています。 「よーし、今夜はみんなでジュリアナ行くかー!」 「俺の極秘プロジェクトで何億倍にもして返してやる!」 「日本を再び世界のトップに押し上げてやる!!」 「知らない女の乳を揉む時も上司の許可をとれーッ!」  さらに、自分の執務室に噴水を設置したり、キャバクラで毎晩数十万円使って経費で落とそうとしたり、CMタレントに「僕は死にましぇーん」とセリフを言わせたり、ランバダを踊らせたり……とにかくバブリーです。ランバダ、懐かしすぎますね。踊ったことある人にとっては、結構な黒歴史なんじゃないでしょうか。  そんな感じで奇跡の復活を果たしたものの、現代のセンスとズレまくった企画がことごとく失敗。社内からの信頼が揺るぎかけていたその時、ついに浅野Wが温めていた超極秘スーパープロジェクトが始動します。そのプロジェクトの内容とは、ズバリ…… 「サッカーワールドカップを日本に招聘すること」  ……そう、浅野Wは、02年にワールドカップが日韓共同開催されていたことを知らなかったのです。  極秘プロジェクトが勘違いで終わった上、膨大なプロジェクト費をほとんどキャバクラ通いで浪費、さらにスマイケル・ジャクソンの来日や科学万博もよく調べてみると、浅野Wの実績ではなかったことがバレ、浅野Wは弁通をリストラ。誠の家に居候として転がり込むことになります。  弁通をクビになってしまった浅野Wは、面接での横柄な態度が災いしてどこの会社にも再就職できず、自ら巨乳ウェイトレスだらけのラーメン屋「巨乳ラーメン浅野屋」開業を目指して近所のラーメン行列店「ラーメン伝説」にバイトとして弟子入りすることにします。そこからは完全にラーメン修業マンガになってしまいます。バブリーな広告代理店マンガだと思っていたら、実はラーメン起業マンガだったとは……。まさかの、斜め上の展開です。  浅野Wは「ラーメン伝説」弟子入り2日目にもかかわらず、独立したいからスープ作りを教えろと店長にすごんだり、女性客のパイオツを揉みしだいたり、店内で勝手に巨乳ウェイトレスオーディションを開いたりと、ムチャクチャな仕事ぶりで何度もクビになりかけますが、最終的には童貞だった店長を巨乳ギャルの色じかけで洗脳。巨乳ラーメンの開業にこぎつけます。それにしてもひどい……。マンガとはいえ、これほどひどい起業ストーリーはなかなかありませんね。  そんなテキトーすぎる巨乳ラーメン「浅野屋」が、まさかの大当たり。全国チェーン展開で浅野Wは社長として再びビジネスの世界に舞い戻ってきます。しかし、これからという矢先に再び事故に遭い、この世を去ってしまいます。  ラストシーンでは浅野Wが広告代理店時代の部下、誠へ一流のCMクリエーターになるためのメッセージを残します。それはズバリ…… 「巨乳を好きになれ!」 ……最後の最後まで、ムチャクチャな内容でした。  こんな感じで前半はバブル全開な広告代理店マンガ、後半はラーメン起業ストーリーとなっている作品ですが、前半後半とも巨乳推しなところだけは終始一貫しています。もしかしたら、日本の復興は巨乳ギャルにかかっているという、浅野Wからのメッセージなのかもしれません(違う気もするけど)。  というわけで、日本の景気回復を願って、バブル時代のいい意味でのアホっぽさ全開のマンガ『ジェット上司』を紹介してみました。ちなみに浅野Wの本名……つまりWと呼ばれる本当の理由が、ラーメン起業編で明らかにされています。ほぼ皆無だと思いますが、もし気になるという奇特な方がいらっしゃいましたら、一度作品を読んでみてはいかがでしょうか? きっと「そんなくっだらねー理由かよ!」「読んで損した!!」と言いたくなること請け合いです。 (文=「BLACK徒然草」管理人 じゃまおくん<http://ablackleaf.com/>)

台湾の無名校が夏の甲子園で決勝進出していた!? 感動秘話『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』

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戦前の甲子園での熱戦の数々を描いた『KANO ~1931 海の向こうの甲子園~』のプロデューサー、ウェイ・ダーション(画像左)とマー・ジーシアン監督。
 野球好きを自認している人ほど驚くのではないだろうか? かつて台湾の無名校が甲子園に出場し、準優勝を遂げていたという事実に。台湾で2014年に公開され、大ヒットを記録した『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』は永瀬正敏が主演した実録野球ドラマだ。日本統治時代にあたる1931年、台湾の代表校として嘉義農林学校(現代の国立嘉義大学)野球部は第17回夏の甲子園大会に出場。次々と強豪校を倒し、決勝戦では中京商業と死闘を繰り広げ、台湾のみならず日本でも嘉農旋風を巻き起こした。それまで台湾でも弱小チームだった嘉農だが、松山商業を甲子園へと導いた近藤兵太郎(永瀬正敏)が監督に就任し、「漢人は打力がある。台湾原住民は足が速い。日本人は守備に優れている」と3民族の特性を活かした理想のチームにまとめ上げた史実を掘り起こしている。  野球ドラマとして見応え充分なだけでなく、本作を製作したのが『セデック・バレ』(11)の監督、ウェイ・ダーションだということも興味深い。日本統治時代の台湾における最大の抗日暴動となった“霧社事件”を描いた『セデック・バレ』はセンセーショナルな内容から「反日映画か?」と騒がれた問題作。霧社事件が起きたのは1930年で、嘉農が甲子園初出場を果たしたのとほぼ同時期の出来事だった。つまりウェイ・ダーションは日本統治下で起きた歴史的悲劇と感動秘話をコインの裏表の関係として捉え、2作続けて映画化してみせたのだ。『セデック・バレ』に続く歴史大作をプロデュースしたウェイ・ダーション、『セデック・バレ』でセデック族を演じ、本作で監督デビューを果たしたマー・ジーシアンの2人が『KANO』の製作内情のみならず、台湾における歴史観についても語ってくれた。 ──『セデック・バレ』は4時間36分という超大作でしたが、『KANO』も3時間5分の中で弱小チームだった嘉農野球部が近藤監督のスパルタ式特訓を受け、甲子園で実力を開花させるまでが濃密に描かれています。2作続けて歴史大作を作り上げるのは大変だったのでは? ウェイ・ダーション はい、大変でした(笑)。『KANO』は野球ドラマ以外にもいろんな要素を含んでおり、とても大変な作品になることが製作準備段階から予測できていました。そこで僕より若くて、野球経験もあるマー監督に撮ってもらうことにしたんです(笑)。 マー・ジーシアン 確かに、苦労の連続でした(笑)。1930年代の嘉義の街並み、さらに当時の甲子園球場をどれだけ再現できるか頭を悩ませました。でも、いちばん力を入れたのは、やはり野球のシーンです。野球ドラマなので試合のシーンにリアリティーがないと成立しません。試合シーンを撮影する上では実際のプレイだけでなく、当時の観客たちは彼らの試合を見てどのようなリアクションをしたのかという点にも気を遣いましたね。
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近藤監督(永瀬正敏)率いる嘉農野球部。スタメンは漢人2名、原住民4名、日本人3名という3民族による混成チームだった。
──ホウ・シャオシェン監督の『悲情城市』(89)は日本統治が終わった大戦直後から物語が始まりましたが、日本統治時代そのものを描いた台湾映画はそれこそ『セデック・バレ』くらいしか日本では知られていないと思います。日本統治時代の出来事である嘉農野球部の活躍は、台湾では有名な史実だったんでしょうか? ウェイ 僕が嘉農のことを知ったのは、実は『セデック・バレ』のリサーチをしていたときだったんです。日本文化と台湾原住民との価値観の違いから生じた霧社事件を調べていく上で当時の様々な資料に目を通し、偶然にも嘉農が甲子園で準優勝した事実を知ったんです。僕自身が初めて知り、驚きました。台湾の人たちも、ほとんどこの話を知らなかったはずです。これは映画にして、みんなに知らせなきゃいけないと思ったんです。それが『KANO』を製作することになった発端でした。 マー 僕が個人的に感じていることなんですが、台湾の人々は歴史に関して鈍い部分があるように思います。でも、それには原因があると思うんです。台湾は古くはオランダ人がやってきて、その後は清朝の為政者が大陸からやってきて、さらに日本人がきて、戦後は国民党が政権を握った。時代が変わると、すぐに前の時代のものは全部壊してしまえということが繰り返され、あまり過去のことは知らなくてもいいんじゃないかという感覚が台湾の人々は身に付いてしまったんじゃないでしょうか。幸い、ウェイ監督が『セデック・バレ』を撮り、また『KANO』がヒットしたことで、台湾の若いクリエイターたちの間で「もう一度、台湾の歴史を認識しなおそう」という機運が高まっているんです。『セデック・バレ』は悲惨な出来事でしたが、でも過去の歴史から学ぶことで未来を豊かなものにすることができると思うんです。『KANO』の場合は忘れられていた輝かしい過去の出来事です。歴史上のプラス面とマイナス面の両面を知ることで、歴史は現代を生きる僕たちにとても大きな力を与えてくれると考えています。日本のみなさんにも、嘉農という素晴しいチームがあったことを知ってほしいんです。 ──近藤監督は礼儀作法にうるさい一方、分け隔てなく嘉農ナインに愛情を注ぐ。『KANO』を観ていて、古き善き時代の日本人に出会ったような懐かしい気分になりました。「台湾人は歴史に鈍い」とマー監督は言われましたが、80年以上昔の資料を集めるのは大変でした? マー 普段なかなか目に触れることがないだけで、野球の公式戦に関する資料はちゃんと残っていたので、試合に関しては記録に基づいてドラマを描いています。特に甲子園に関する資料は、夏の甲子園を主催している朝日新聞社がとても協力的で、いろんな情報を提供してもらうことができました。永瀬さん、坂井真紀さん、大沢たかおさんといったキャスト以外にも、多くの日本の方から協力してもらっているんです。
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日本から移り住んだ水利技術者の八田輿一(大沢たかお)にとって、当時の台湾は腕の振るいがいのある新天地だった。
■あの時代、台湾は思春期真っ盛りだった ──嘉農ナインを野球のことしか考えていない野球バカではなく、農業校の生徒としての側面を描いていることも印象的です。彼らが近藤監督と同じように尊敬していたのが、水利技術者の八田輿一(大沢たかお)。当時の台湾は鉄道網や農業水路といったインフラが整備され、産業面が飛躍的な成長を遂げた時代でもあったわけですね。 ウェイ 八田輿一と嘉農に交流があったという資料はなく、そこは僕の創作です。八田輿一はアジア最大となる鳥山頭ダムを建設するなど、台湾の現代史を語る上で非常に重要な人物です。以前から僕はずっと八田輿一のドラマを作りたいと考えていたのですが、彼が手掛けた水利工事はあまりにもスケールが大きすぎ、一本の映画として描くことは困難でした。それで映画の舞台となる嘉義という町に八田輿一は深く関わっていたこともあり、あの時代を描く上で彼にまったく触れないのもおかしい、きっと八田輿一と嘉農はお互いに気になる存在だったはずだと考えて、両者が交流するエピソードを加えたんです。 マー 八田輿一は台湾ではとても有名な日本人。僕が学生時代に使っていた教科書にも載っていたほどです(笑)。逆に近藤監督は今までまったく無名の存在でした。『KANO』が公開されたことで台湾野球界における近藤監督の業績が再評価されるようになり、昨年から始まった台湾野球の殿堂入りの候補にも挙げられました。『KANO』という作品は、歴史上の有名人と歴史から忘れられていた無名人と双方にスポットライトを当てた形になったんです。 ──『KANO』は各方面にいろんな影響を与えているんですね。『KANO』がヒットしたことで、台湾における日本統治時代のイメージが変わった部分もあるんでしょうか? ウェイ 台湾の人々の歴史観は心情的な部分で多少は健康的になったといえるんじゃないかと僕は思っています。というのも、それまでの台湾では日本統治時代の日本人はみんな悪者だと考えられていたからです。日本人は憎むべき存在であり、それに異議を唱える輩は愛国者ではないと責められる傾向があったんです。おかしな状況だったと思います。『KANO』が公開され、台湾でも「日本人を美化している」という声が一部ではありました。でも、『KANO』は日本人を美化して描いているわけではありません。ただ歴史的な事実を公平に描きたかっただけです。実際にあった素晴しい出来事をわざわざ貶して描く必要はありません。よく僕は例えるんですが、日本統治時代の台湾はとても面白い時期だったと思うんです。オランダ領時代の台湾はまだ生まれたばかりの赤ちゃん、清朝時代は少年期、そして日本統治時代は思春期だったんじゃないかと。思春期の感情はとても複雑で、反抗心がいっきに爆発することもある一方、真っすぐな気持ちで新しい仲間と手を結び、何かに打ち込むこともできる。台湾の歴史を振り返る上で、あの時代はアジアと欧米の文化が入り交じった面白い時代だったと感じています。民主化が実現した1997年以降の台湾はようやく大人になったと言えるでしょうね。
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台湾きってのヒットメーカー、ウェイ・ダーション。『セデック・バレ』は製作費20億円、『KANO』は同7億円と従来の台湾映画のイメージを大きく変えた。
──近藤監督は教育者、八田輿一は水利技術者として、台湾の人たちが驚くほどの情熱をそれぞれの分野で注いだわけですが、日本から来た彼らをそこまで熱く突き動かしていたのは一体何だったと思いますか? マー その質問の答えとして、永瀬正敏さんの話をさせてください。永瀬さんは俳優だけでなく、スチールカメラマンとしても素晴しい才能を持っています。台北と高雄では、永瀬さんの写真展が開かれました。台北での写真展は無事に成功したのですが、高雄での写真展のオープニングイベントに永瀬さんはなぜか遅刻して現われ、イベント中ずっと永瀬さんは「すいません、すいません」と頭を下げていました。「どうしたんだろう? 日本人は時間に正確な民族なのに、珍しいな」と僕はそのときそう思ったんです。でも、後から永瀬さんが遅れた理由を知って、自分の考え方を改めました。実は2014年に高雄では大きなガス爆発事故があったんです。『KANO』の甲子園のシーンは高雄で2カ月間にわたって撮影したもので、永瀬さんは高雄という街に対して単なるロケで訪れた俳優以上の感情を抱くようになっていました。それで永瀬さんは高雄に来て、まず事故現場で黙祷を捧げたんです。写真展に遅れたのはそのためでした。何かしら事件が起きると、つい血縁関係だとか民族絡みのものとして捉えがちですが、そのように色眼鏡で物事を捉えると逆に大事なことを見逃してしまうのではないでしょうか。永瀬さんは『KANO』の撮影を通して近藤監督に成り切って、なかば台湾人として台湾のことを愛していたのだと思うんです。近藤監督や八田輿一が台湾になぜ移り住んだのか正確な理由は分かりません。でも、彼らが台湾のことを深く愛していたのは確かです。有名か無名かに関係なく、当時の台湾にはこんな日本人たちもいたんだという事実を『KANO』では描きたかったんです。 ウェイ 八田輿一もかつては台湾でも忘れられていた時期がありました。“台湾民主化の父”李登輝は日本に留学経験があり、また農学者でもあったことから、「八田輿一のことを台湾の人間はちゃんと知っておかなくてはいけない」と再評価を進めたんです。重要なのは、八田輿一も近藤兵太郎も軍人でなければ、日本政府から派遣された統治者でもなかったということ。2人ともただの民間人だったわけです。一般の民間人が家族を連れて台湾に移り住み、そこで暮らしていくには、その土地への愛情がなければ続かなかったはず。近藤兵太郎も八田輿一も他の台湾人と同じように、その土地に根を張って暮らしていたということが大きかったんじゃないでしょうか。
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俳優でもあるマー・ジーシアン監督。「殺人鬼や変態など、いろんな役を演じることで知らない人生を知ることができる。監督するときに役立つんです」
■国籍や歴史観に関係なく純粋に楽しめる野球映画 ──ほとんどの野球映画が主人公チームは詳しく描くものの対戦相手は主人公たちの前に立ち塞がる単なる敵として描かれるのに対し、『KANO』は対戦相手も感情を持つ生身の人間としてきちんと描いているところも魅力的です。野球好きなら、国籍に関係なく楽しめる作品に仕上がっていますね。 マー ありがとうございます(笑)。日本もそうだと思いますが、台湾も野球に関してうるさい人がとても多いんです。どうすれば嘉農というチームの特性を浮かび上がらせることができるか。そこで考えたのが、対戦相手の視点から嘉農を描くというアイデアでした。『KANO』は甲子園で嘉農に破れた対戦校の選手が戦時中に嘉義の町を訪ねるシーンから始まります。彼の目線で嘉農ナインはどのように野球に打ち込んだのか、野球に対してどんな信念を持っていたのかを立体的に描こうと考えたんです。そのために嘉農だけでなく、対戦相手もしっかりと描いたんです。 ウェイ 上映時間が長くなってしまったこと(3時間5分)が、ビジネス的な点でのネックですね(苦笑)。上映時間が長いことを理由に、なかなか海外での配給が進んでいないんです。『セデック・バレ』と違って、中国大陸では『KANO』は残念ながら上映されていません。でも、僕とマー監督とで手分けして、欧米各地にいる華僑のルートを使って上映会をこれまで合計40回ほど開きました。各地で暮らす台湾人、中国人、朝鮮人、日本人、それに欧米人……いろんな方が『KANO』を観るために集まってくれました。途中で帰るお客さんがいるかなと心配でしたが、みなさん最後まで観てくれましたね。 マー ニューヨークのアジア映画祭でも上映されたのですが、米国といえば野球の本場なので、どのように受け入れられるか緊張しました。でも、観ていただいた方たちからは評価していただき、「今まで観た野球映画の中で最高だ」という言葉までもらいました。台湾と日本との歴史的な背景を知らない人が純粋に野球映画として楽しんでくれたことが、とてもうれしかったですね。上映時間が3時間5分あるのを長いと思う方もいるかもしれませんが、野球の試合はだいたいそのくらいですよね。『KANO』は歴史ドラマとして観ていただいてもいいし、青春ドラマとしても楽しめますし、野球の試合を観戦するつもりで映画館に来ていただいてもかまいません。きっと、映画の後半には嘉農ナインを応援しているはずですよ(笑)。 (取材・文=長野辰次/撮影=名鹿祥史)
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『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』 製作総指揮・脚本・プロデューサー/ウェイ・ダーション 音楽/佐藤直紀 監督/マー・ジーシアン 出演/永瀬正敏、坂井真紀、ツァオ・ヨウニン、大沢たかお 配給/ショウゲート 1月24日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー (c)果子電影 http://kano1931.com ●ウェイ・ダーション 1969年生まれ。エドワード・ヤン監督作『カップルズ』(96)で助監督を経験。監督デビュー作『海角七号~君想う国境の南』(08)が台湾映画史上歴代1位となる記録的大ヒットとなり、その実績と勢いを活かして歴史超大作『セデック・バレ』(11)を製作・脚本・監督する。『セデック・バレ』も歴代2位となる興収を記録。台湾における国産映画ブームの火付け役となる。オランダが台湾南部に上陸した17世紀を舞台にした次回作を現在準備中。 ●マー・ジーシアン 1978年生まれ。2000年にテレビドラマで俳優デビュー。歴史アクション超大作『セデック・バレ』(11)などに出演する一方、テレビドラマの演出や脚本を経験。少年野球の経験を活かし、『KANO ~1931 海の向こうの甲子園~』で劇場映画監督デビューを飾った。『KANO』は台湾のアカデミー賞・金馬奨で観客賞、国際批評家連盟賞を受賞するなど多くの映画賞を受賞している。