“性産業大国”の汚名返上のはずが……施行から10年、韓国「性売買特別法」の功罪

korea0923.jpg
イメージ画像 photo by Chris from flickr.
 性産業大国――。その汚名を返上すべく、韓国政府が施行したのが「性売買特別法」だ。同法は、去る9月23日に施行“10周年”を迎えており、この10年間、韓国国内では風俗店に対する厳しい取り締まりが続いている。例えば、大田の風俗店は、2009年の263軒から今年6月までに160軒へと縮小。現在、閉鎖の危機に追い込まれているのは、大邱市中区桃園洞の風俗街だ。日本統治時代に誕生し、100年の歴史を持つ韓国の代表的な風俗街なのだが、最近、地元市民団体らが協力して圧力を加えており、閉鎖は時間の問題とささやかれている。  そもそも韓国の風俗店は、02年当時、5万軒あまりあったといわれていた。刑事政策研究院の「性売買経済規模全国調査」によると、売春婦は最低でも33万人で、性産業の総売上規模は24兆ウォン(約2兆4,000億円)。当時の国内総生産(GDP)の4.1%を占めており、これは農林漁業とほぼ同規模だったというのだから驚く。そんな性産業を抑圧しようと韓国政府が04年に施行したのが性売買特別法なのだが、同法の施行以降、07年には風俗店が4万6,000軒、売春婦は26万人、売上規模は14兆ウォン(韓国女性政策研究院などによる「全国性売買実態調査」参照)に減少した。10年になると、性産業の売り上げは6兆8,600億ウォン(ソウル大女性研究所の調査)と、02年当時の30%ほどの規模にまで縮小している。  統計を見る限り、まさに絶大な効果を発揮している性売買特別法。だが、実態ははなはだ怪しい。というのも、まず性売買の舞台が国内から海外へと移ったという指摘があるからだ。例えば、09年の海外性売買に関連する検挙者数は128人だったが、13年は496人と4倍近くまで増加。検挙者が性売買を行っていた国としては、61%の日本が最多であり、フィリピン、アメリカ、オーストラリアなどが続いている。  そして、国内の風俗事情が“進化”を遂げていることも見逃せない。ルームサロン(ホステス付きの個室クラブ)などの売春行為の温床となっている“飲み屋”は、04年当時3万軒に過ぎなかったが、現在は4万5,000軒と1.5倍に増加。個室にカラオケやシャワーを完備した“ホテル型風俗店”の数も増えており、その摘発数は昨年11月からの3カ月間に975件に上り、前年同時期の441件を大幅に更新している。女性とキスを楽しめる“キス部屋”などの新型風俗店の摘発数も上昇。警察の資料によると、10年の2,068件から13年は4,706件に、今年も7月までに3,620件が摘発されている。  さらに問題なのは、そうした新型風俗店には、営業停止や閉鎖などの行政処分が下せないという点だ。食品衛生法や公衆衛生管理法などの違法事実が確認できれば刑事処罰も下るが、新型風俗店はそもそも登録や届け出をしていないケースが多く、行政処分を下す根拠がないという。そのため事業主の名前だけ変えて営業を再開するケースも珍しくなく、いつまでたっても根絶に向かわないのだ。    施行から10年を迎えた韓国の性売買特別法。「性売買は犯罪」という認識を広く韓国人に与えたという点では意義もあったが、同時に韓国の性産業をさらに多様化・巧妙化させるという反作用も生まれている。性産業大国の汚名を返上するための道のりは、まだまだ厳しそうだ。

『HERO』平均21.3%! 成功の鍵は、SMAP・木村拓哉の“自宅カードゲーム大会”!?

20140722hero.jpg
『HERO』(フジテレビ系)公式サイトより

 13年ぶりに連続ドラマで復活したSMAP・木村拓哉主演ドラマ『HERO』(フジテレビ系)が24日に最終回を迎え、平均視聴率は22.9%(ビデオリサーチ調べ、 関東地区/以下同)を獲得したことが明らかになった。初回の26.5%を超えることはできなかったものの、最終話では、瞬間最高視聴率25.3%を記録。全11話の平均視聴率は21.3%になり、今年に入ってから民放で放送された連ドラの中でトップに輝いた。

 茶髪にジーパン姿と型破りな検察官・久利生公平が事件の真相に迫る過程を描いた『HERO』。2001年に放送された第1期は、劇中の木村のファッションが流行するなど、社会現象になるほどの人気に。平均視聴率も34.3%を記録した“おばけドラマ”だ。

AKB48グループがペナントレースを“今さら”中止! 運営「認識の甘さがもたらした大失態」

 AKB48グループが4月から行ってきた「AKB48グループ ペナントレース~AKB48グループは競い合って磨かれる~」(以下、「ペナントレース」)について、運営は23日、公式サイト上で中止を発表した。  「ペナントレース」とは、チームA、チームK……といったAKB48グループの国内全12チームで、「AKB48グループ劇場公演有料会員応募倍率」「AKB48劇場盤握手会の販売枚数」「AKB48シングル選抜総選挙の得票数」の3つを競わせ、ナンバーワンのチームや、個人賞を決めるというもの。同グループにとって、初の試みであった。  運営はサイト上に、「スタート当初よりファンの皆様から『ルールが複雑すぎる』『チームごとの公演回数に差がありすぎる』等々ご指摘を頂いておりましたが、まさにその通りで御座いました。その後、ご指摘の点を改善しようと試行錯誤して参りましたが、解決の見通しが立たず、残りひと月では御座いますが、本日のこの発表を持ちまして中止させて頂くことをここにご報告申し上げます」と発表。  さらに、「これらは全て、全面的に当実行委員会の認識の甘さがもたらした大失態です。大変申し訳御座いませんでした」「このような不完全な形で中止のご報告を申し上げる結果に至ったことをを重ねてお詫び申し上げます」「この度は、本当に申し訳御座いませんでした」と、重ねて詫びている。  この中止について、総合プロデューサーの秋元康氏は、トークライブアプリ「755」上で「今日、キャプテンを集めて話しますと言ってた。うーん。企画倒れだね。ちゃんと準備してやらないといけないとも思うけど、『やろう!』って盛り上がったら、すぐ実行するのがAKBだしなあ。もう一度、準備してやり直しましょう」と綴っている。 「『ペナントレース』は、表向きはメンバーの意識向上を狙ったものですが、ファンにとっては『ファンは推しメンを喜ばせたければ、CD以外の商品にもたくさんお金を使ってください』というだけの企画。そのため、『運営が内々で勝手にやることだろ。ヲタを巻き込むな』『運営しか得しない、あからさまな集金イベント』といった指摘が相次いでいた。そもそも同企画は、“AKB48グループ総支配人”が、戸賀崎智信氏から茅野しのぶ氏に代わった際、それを知らしめるために打ち出したもの。運営内部の組織改編に、ファンが巻き込まれた形といえそう。また、秋元氏のコメントに対し、ネット上では『他人事』『失敗したらスタッフのせい』などと揶揄が飛んでいますが、実際、秋元氏はほぼノータッチだったようです」(AKB48に近い芸能記者)  企画終盤にまさかの中止が発表された「ペナントレース」。秋元氏は「もう一度、準備してやり直しましょう」としているが、果たして……?

AKB48グループがペナントレースを“今さら”中止! 運営「認識の甘さがもたらした大失態」

 AKB48グループが4月から行ってきた「AKB48グループ ペナントレース~AKB48グループは競い合って磨かれる~」(以下、「ペナントレース」)について、運営は23日、公式サイト上で中止を発表した。  「ペナントレース」とは、チームA、チームK……といったAKB48グループの国内全12チームで、「AKB48グループ劇場公演有料会員応募倍率」「AKB48劇場盤握手会の販売枚数」「AKB48シングル選抜総選挙の得票数」の3つを競わせ、ナンバーワンのチームや、個人賞を決めるというもの。同グループにとって、初の試みであった。  運営はサイト上に、「スタート当初よりファンの皆様から『ルールが複雑すぎる』『チームごとの公演回数に差がありすぎる』等々ご指摘を頂いておりましたが、まさにその通りで御座いました。その後、ご指摘の点を改善しようと試行錯誤して参りましたが、解決の見通しが立たず、残りひと月では御座いますが、本日のこの発表を持ちまして中止させて頂くことをここにご報告申し上げます」と発表。  さらに、「これらは全て、全面的に当実行委員会の認識の甘さがもたらした大失態です。大変申し訳御座いませんでした」「このような不完全な形で中止のご報告を申し上げる結果に至ったことをを重ねてお詫び申し上げます」「この度は、本当に申し訳御座いませんでした」と、重ねて詫びている。  この中止について、総合プロデューサーの秋元康氏は、トークライブアプリ「755」上で「今日、キャプテンを集めて話しますと言ってた。うーん。企画倒れだね。ちゃんと準備してやらないといけないとも思うけど、『やろう!』って盛り上がったら、すぐ実行するのがAKBだしなあ。もう一度、準備してやり直しましょう」と綴っている。 「『ペナントレース』は、表向きはメンバーの意識向上を狙ったものですが、ファンにとっては『ファンは推しメンを喜ばせたければ、CD以外の商品にもたくさんお金を使ってください』というだけの企画。そのため、『運営が内々で勝手にやることだろ。ヲタを巻き込むな』『運営しか得しない、あからさまな集金イベント』といった指摘が相次いでいた。そもそも同企画は、“AKB48グループ総支配人”が、戸賀崎智信氏から茅野しのぶ氏に代わった際、それを知らしめるために打ち出したもの。運営内部の組織改編に、ファンが巻き込まれた形といえそう。また、秋元氏のコメントに対し、ネット上では『他人事』『失敗したらスタッフのせい』などと揶揄が飛んでいますが、実際、秋元氏はほぼノータッチだったようです」(AKB48に近い芸能記者)  企画終盤にまさかの中止が発表された「ペナントレース」。秋元氏は「もう一度、準備してやり直しましょう」としているが、果たして……?

山本裕典、“モザイクなし”ベッド写真拡散! お相手女性の個人情報も発覚の大惨事へ

2014yusukeyamamoto.jpg
『山本裕典 カレンダー2013年』(エンスカイ)

 山本裕典の「ベッド写真流出」騒動が、意外な展開を見せている。19日発売の「フライデー」(講談社)に、山本が大阪でキャバクラ嬢を“お持ち帰り”していたこと、そして上半身裸でベッドに横たわる女性との2ショット写真を報道された山本は、発売当日、ブログで「自分の軽率な行動によりいつも僕を支えてくれている皆さんに対し不快な思いをさせてしまい深く反省しています」と謝罪していた。

 同記事では、2ショットベッド写真のほかにも、山本が大阪で別の女性とも親しい関係になっていたこと、また都内のクラブでナンパを繰り広げていたことも詳報。そしてその直後から、ネット上では、この女性に関してさらなる“流出”騒ぎが発生していた。

朝メイクの救世主!? 化粧水後、60秒で完了させるベースメイク方法とは

Fotolia_54523681_S_yoko.jpg

 女性が毎日必ず時間を割かなければいけないことといえばメイクですよね。時間がなくて朝ごはんが食べられなくても、お風呂に入り忘れても、化粧する時間だけは絶対確保したい! という方は少なくないはず。とはいえ、下地や日焼け止めを塗って、毛穴を隠したり目元のクマをカバーしたりと、顔の土台をつくるだけでも結構な手間&時間がかかってしまいますよね。短時間でもきれいになれるメイクの裏ワザってないの? と探してみていたところ、気になるファンデーションをみつけました。

 そのアイテムは「シルキー モイスト ファンデーション」。1本で7役を果たすファンデーションで、化粧水の後にこれ1本を使うだけ、約60秒でベースメイクが完了するんだとか。美容液、乳液、クリーム、化粧下地、日焼け止め(SPF22、PA++)、コントロールカラー、ファンデーションの機能がこれ1つに集約されてるんだそう。

日常系なのに登山は本格志向! 第2期シリーズから一気に化けた『ヤマノススメ』

yamanosusume.jpg
『ヤマノススメ セカンドシーズン』公式サイトより
 現在放送中の『ヤマノススメ セカンドシーズン』が、ネットを中心にちょっとした話題となっている。本作は、2013年1月から5分枠アニメとして放送された『ヤマノススメ』の第2期シリーズ。第2期放送に伴い、放送枠も5分から15分へと拡大された。内気で高所恐怖症の主人公・雪村あおいが、ちょっと強引な性格の幼なじみ・倉上ひなたに引っ張り回される形で山登りをするところから物語はスタート。登山趣味を通じて知り合った1つ年上の斉藤楓、中学2年生の青羽ここなの4人を中心に、女の子たちだけの「ゆるふわ」な日常を描いた、いわゆる日常系アニメ作品である。しかし、それが今回、2クールの折り返し地点となる“富士登山編”で、日常系アニメとは思えない過酷な描写やリアルな演出で視聴者の注目を集めたのだ。  異性との恋愛要素が一切排除された中、美少女キャラクターたちのゆるふわな日常が描かれていく“日常系”、もしくは“空気系”と呼ばれるジャンルのアニメ作品群は、ゼロ年代後半あたりからある一定数を占めるようになった。“キャラ萌え”がとにかく重視され、物語性が希薄となるのが特徴であるが、2007年に放送された『らき☆すた』の大ヒットにより、日常系アニメはその後、量産されることとなる。しかし、『けいおん!』『ひだまりスケッチ』『ゆるゆり』といった作品がヒットしていったものの、それ以外の日常系アニメ作品は、視聴率的にもパッケージの売り上げ的にもそれほど特出した人気が出たものはなかった。それでもこのジャンルが廃れずに今でも毎クールに1、2本ほど放送されているのは、なんといっても、気楽に見ることができるからだ。物語を真剣に追う必要はなく、キャラクターたちが織りなす「ゆるふわ」な世界観にまったりと萌えるだけでいい。ストレスを抱え込みがちな現代人にとって、日常系アニメはちょっとした癒やしの時間を与えてくれるのだ。  そして『ヤマノススメ』 も、公式サイトで「女の子だけのゆるふわアウトドア」と称されている通り、物語のメインは「女の子だけ」で構成され、その関係性は「ゆるふわ」でつながっており、「萌え」を重視したキャラクターデザインとなっている。ここだけ見れば、『ヤマノススメ』は間違いなく王道の日常系アニメ作品だろう。しかし、この作品はこれまでの日常系アニメとは大きく違うところがある。それは公式文の「ゆるふわ」に続く「アウトドア」の部分。ここが、まったくもって「ゆるふわ」ではないという点だ。あおいたちは実際に存在する山を登っていくのだが、その描写がとてもリアルなのである。  第1期では、天覧山や高尾山といった、どちらも低くて初歩の山登りだったこともあり、登山の「リアルさ」よりもあくまで「ゆるふわ」な部分が勝っていた。しかし、現在放送している第2期では一気に1700メートル級の三ッ峠山や、日本最高峰である富士山への挑戦をしている。これではいくら「ゆるふわ」なキャラクターたちといえども、「ゆるふわ」なままで登っていくことはできないし、実在する山を登場させているので、それらの山を登る際の注意点なども詳細に描かなくてはならない。そのため、制作スタッフたちは作品に登場する山へ実際にロケハンを行い、丁寧な背景や風の音、どのポイントが大変かといった細かなところまで忠実に登山風景を作り上げている。キャラクターは「ゆるふわ」でも、登山に関してはあくまで本格志向。これらのことをたった15分間に凝縮し、見事な映像作品として成り立たせているところに、スタッフたちのこの作品にかける熱い思いと、登山に対する真摯な気持ちがひしひしと伝わってくる。  そして、特に今回の“富士登山編”で大きく話題となったのは、登山の厳しい現実を突きつけたことだ。これまで4人みんなで仲良く登ってきた中、あおいだけが高山病に罹ってしまい、8合目でギブアップしてしまった。楓はあおいを見守る形でその場に残り、ひなたとここなの2人はご来光を拝みに富士山山頂を目指す。そして、見事登頂に成功したひなたたちの感動は、大胆なカット割りと素晴らしい映像美によって視聴者を圧倒した。しかし、それと同時に、山頂を目前にとぼとぼと山を降りていくあおいの挫折感が痛いほど伝わる心理描写も細かく描かれていく。登山って素晴らしいなと思うと同時に、登れなかった悔しさも心に突き刺さるのだ。たった15分の間にこれだけの人間ドラマを見せてくれる作品も、なかなかないのではないだろうか。これまでアニメに興味を持っていなかった登山愛好家たちからも、絶賛の声がTwitterなどで上がっている。  萌え絵のキャラクターたちが登場するということで見るのを避けている人もいるかもしれないが、『ヤマノススメ セカンドシーズン』はヘタなスポ根モノよりスポ根しており、熱いドラマを見たいという人にはもちろんのこと、登山に対する適切な知識も身につくので、これから山登りを始めたいなと思っている人にもうってつけの作品である。また、あおいたちが暮らしている埼玉県飯能市では、さまざまなコラボ企画も行われているので、聖地巡礼も思う存分楽しむことができる。秋から始まる新番組と併せて、ぜひ視聴を薦めたいアニメ作品だ。 (文=織作亜樹良)

日常系なのに登山は本格志向! 第2期シリーズから一気に化けた『ヤマノススメ』

yamanosusume.jpg
『ヤマノススメ セカンドシーズン』公式サイトより
 現在放送中の『ヤマノススメ セカンドシーズン』が、ネットを中心にちょっとした話題となっている。本作は、2013年1月から5分枠アニメとして放送された『ヤマノススメ』の第2期シリーズ。第2期放送に伴い、放送枠も5分から15分へと拡大された。内気で高所恐怖症の主人公・雪村あおいが、ちょっと強引な性格の幼なじみ・倉上ひなたに引っ張り回される形で山登りをするところから物語はスタート。登山趣味を通じて知り合った1つ年上の斉藤楓、中学2年生の青羽ここなの4人を中心に、女の子たちだけの「ゆるふわ」な日常を描いた、いわゆる日常系アニメ作品である。しかし、それが今回、2クールの折り返し地点となる“富士登山編”で、日常系アニメとは思えない過酷な描写やリアルな演出で視聴者の注目を集めたのだ。  異性との恋愛要素が一切排除された中、美少女キャラクターたちのゆるふわな日常が描かれていく“日常系”、もしくは“空気系”と呼ばれるジャンルのアニメ作品群は、ゼロ年代後半あたりからある一定数を占めるようになった。“キャラ萌え”がとにかく重視され、物語性が希薄となるのが特徴であるが、2007年に放送された『らき☆すた』の大ヒットにより、日常系アニメはその後、量産されることとなる。しかし、『けいおん!』『ひだまりスケッチ』『ゆるゆり』といった作品がヒットしていったものの、それ以外の日常系アニメ作品は、視聴率的にもパッケージの売り上げ的にもそれほど特出した人気が出たものはなかった。それでもこのジャンルが廃れずに今でも毎クールに1、2本ほど放送されているのは、なんといっても、気楽に見ることができるからだ。物語を真剣に追う必要はなく、キャラクターたちが織りなす「ゆるふわ」な世界観にまったりと萌えるだけでいい。ストレスを抱え込みがちな現代人にとって、日常系アニメはちょっとした癒やしの時間を与えてくれるのだ。  そして『ヤマノススメ』 も、公式サイトで「女の子だけのゆるふわアウトドア」と称されている通り、物語のメインは「女の子だけ」で構成され、その関係性は「ゆるふわ」でつながっており、「萌え」を重視したキャラクターデザインとなっている。ここだけ見れば、『ヤマノススメ』は間違いなく王道の日常系アニメ作品だろう。しかし、この作品はこれまでの日常系アニメとは大きく違うところがある。それは公式文の「ゆるふわ」に続く「アウトドア」の部分。ここが、まったくもって「ゆるふわ」ではないという点だ。あおいたちは実際に存在する山を登っていくのだが、その描写がとてもリアルなのである。  第1期では、天覧山や高尾山といった、どちらも低くて初歩の山登りだったこともあり、登山の「リアルさ」よりもあくまで「ゆるふわ」な部分が勝っていた。しかし、現在放送している第2期では一気に1700メートル級の三ッ峠山や、日本最高峰である富士山への挑戦をしている。これではいくら「ゆるふわ」なキャラクターたちといえども、「ゆるふわ」なままで登っていくことはできないし、実在する山を登場させているので、それらの山を登る際の注意点なども詳細に描かなくてはならない。そのため、制作スタッフたちは作品に登場する山へ実際にロケハンを行い、丁寧な背景や風の音、どのポイントが大変かといった細かなところまで忠実に登山風景を作り上げている。キャラクターは「ゆるふわ」でも、登山に関してはあくまで本格志向。これらのことをたった15分間に凝縮し、見事な映像作品として成り立たせているところに、スタッフたちのこの作品にかける熱い思いと、登山に対する真摯な気持ちがひしひしと伝わってくる。  そして、特に今回の“富士登山編”で大きく話題となったのは、登山の厳しい現実を突きつけたことだ。これまで4人みんなで仲良く登ってきた中、あおいだけが高山病に罹ってしまい、8合目でギブアップしてしまった。楓はあおいを見守る形でその場に残り、ひなたとここなの2人はご来光を拝みに富士山山頂を目指す。そして、見事登頂に成功したひなたたちの感動は、大胆なカット割りと素晴らしい映像美によって視聴者を圧倒した。しかし、それと同時に、山頂を目前にとぼとぼと山を降りていくあおいの挫折感が痛いほど伝わる心理描写も細かく描かれていく。登山って素晴らしいなと思うと同時に、登れなかった悔しさも心に突き刺さるのだ。たった15分の間にこれだけの人間ドラマを見せてくれる作品も、なかなかないのではないだろうか。これまでアニメに興味を持っていなかった登山愛好家たちからも、絶賛の声がTwitterなどで上がっている。  萌え絵のキャラクターたちが登場するということで見るのを避けている人もいるかもしれないが、『ヤマノススメ セカンドシーズン』はヘタなスポ根モノよりスポ根しており、熱いドラマを見たいという人にはもちろんのこと、登山に対する適切な知識も身につくので、これから山登りを始めたいなと思っている人にもうってつけの作品である。また、あおいたちが暮らしている埼玉県飯能市では、さまざまなコラボ企画も行われているので、聖地巡礼も思う存分楽しむことができる。秋から始まる新番組と併せて、ぜひ視聴を薦めたいアニメ作品だ。 (文=織作亜樹良)

嵐を相手に絶好調にスベる関ジャニ∞丸山隆平、ファンはエロい声に夢中?

jmaruyama03.JPG
マルは男としてエロいよ!

【ジャニーズ研究会より】

 9月20日放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)に関ジャニ∞丸山隆平がゲスト出演。まさかの大暴走で嵐を困惑させました。

 この日「筋肉モンスター丸山と行く 男のマッスル課外授業」と題し一同が集ったのは、超高級ホテル「ザ・リッツ・カールトン東京」の46階にある会員制スポーツジム。入会金はなんと300万円以上、東京の夜景を見ながら最新マシンでトレーニングが出来るとあってメンバーもノリノリ……かと思いきや、ゲストは数々の空回り伝説を持つ丸山。それゆえに冒頭から「気持ちがそんなに乗ってない」(櫻井翔)、「アイツ絡みづらいんだよなぁ」(大野智)と不安がります。