
あのファミレスの味を自宅で再現!!
100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料とした料理に挑戦してみようという企画の第11回。
ちょっと遅めの昼食を食べに、久しぶりにデニーズへ行ったのだが、そこで懐かしいメニューを発見した。そう、ジャンバラヤである。
ジャンバラヤといえば、チャーハンのような、ピラフのような、パエリアのような、スパイシーな香りと味が食欲をそそる、どこの国の料理なのかいまだにわからない懐かしの味だ。社会人になってすぐくらいに、よく食べたような気がする。
デニーズの歴史には詳しくないので、このジャンバラヤがずっとメニューにあったのか、それとも復刻版なのかはよくわからないが、2014年のジャンバラヤには、バーベキューソースのハンバーグが乗るようだ。

昔はハンバーグなんて乗っていなかったような気がする
食べてみると、懐かしいスパイシーな味とパラパラした米粒の食感は、今も変わらずおいしかった。変わらずといっても、時代の変化に合わせてレシピ自体は少しずつ変わっているのかもしれないが。
これをおかずに、ご飯を食べたいくらいのおいしさである。お好み焼き定食ならぬ、ジャンバラヤ定食。
このジャンバラヤの味を舌が覚えているうちに、自宅で再現できるか挑戦をしてみようということで、100円ショップで購入したのが、ちょっと辛いウインナー、ハンバーグ、バジルトマトのパスタソースである。
ジャンバラヤなので当然ご飯が必要なのだが、ご飯はどの家にもあるということで、買わなくても使ってよいルールにしてしまう。もしなかったら、トッピングのハンバーグを諦めて、レトルトご飯を買いましょう。

ご飯、みんな家にあるよね?
まずは、味の決め手となるソース作り。食べた感じでは、トマトベースのスパイシーなソースという感じだったので、ベースとなるバジルトマトのパスタソースに、トマト感アップのためのケチャップ、そしてスパイシーさを演出する中濃ソースをたっぷりと加えて煮詰める。
そして具には、ビールに合いそうなウインナーを刻んだもの。デニーズのジャンバラヤにウインナーらしきものが入っていたのだ。

ジャンバラヤは、中濃ソースの味がするような気がするのだよね
ここで味を見てみると、やはり辛さが足りないようだ。そこで手っ取り早く辛くするため、一味唐辛子を投入。カレー粉を入れてもいいかもしれないが、どうしてもカレーピラフになってしまう。これでだいぶ近い味になった気がする。

一味唐辛子というと和風だが、チリペッパーとかレッドペッパーと言い換えればジャンバラヤにピッタリ!
出来上がったソースの量がちょっと多すぎるので、半分はお皿に取り出して、ここに硬めに炊いたご飯を入れて水気が飛ぶように炒める。
炒めるのではなくて炊き込むのが正解なのかとだいぶ迷ったのだが、とりあえず簡単な方法でやってみた。

ただのカレーライスみたいな写真ですね
あとは湯煎で温めておいたレトルトのハンバーグを乗っければ、さっき食べたデニーズのジャンバラヤ、正式名称「ケイジャンジャンバラヤ&ハンバーグ BBQソース」風ご飯の出来上がりである。

見た目は相当近いかも!
赤茶色の辛いご飯、輪切りのソーセージ、ポンと乗せられたハンバーグ、記号としてはかなり近い出来栄えである。韓国料理屋でキムチ炒飯に焼肉を乗せたものに見えなくもないけれど。個人的にはハンバーグではなく黄身がトロトロの目玉焼きを乗せたいが、それをやるとインドネシアのナシゴレンになりそうだ。
さてその味だが、ベースにバジルの入ったトマトソースを使ったことと、中濃ソースをたっぷりと加えたことで、かなりジャンバラヤっぽいスパイシーさが再現されているような気がする。ジャンバラヤという料理の定義をわかっていないから言えるセリフかもしれないが、この味はほぼジャンバラヤだ。
ただし、水分が多くてベチョっとした食感が全然ジャンバラヤではない。ソースの量が多すぎたか、あるいはもっと煮詰めて使うべきだったか。
試しに残っていたソースを使って炊き込みご飯にしてみたのだが、こっちのほうが食感としては近いようだ。

炊き込みジャンバラヤ
もっと近づけるのであれば、この炊き込みジャンバラヤを、フライパンで炒めると、より本物に近くなると思う。
という感じで、税別300円でデニーズの人気メニューを再現できた気になって喜んでいたのだが、たまたま入ったセブンイレブンで、200円そこそこでまさにデニーズのジャンバラヤがインスタントになって売られていた。
これでいいじゃん!
ガーン!
まさか、ファミレスの味をそのままコンビニ商品にしてしまうとは。
「デニーズだけに、家で食べるニーズがあったのだろう。家でニーズ、家デニーズ!」
(文=玉置豊)