井上真央、綾野剛主演でヒットの『白ゆき姫殺人事件』の裏にあった、原作者・湊かなえの断筆騒動

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『白ゆき姫殺人事件』 (集英社文庫) 
 『アナ雪』旋風が吹き荒れる映画界だが、3月末~4月公開の邦画では井上真央、綾野剛の主演の映画『白ゆき姫殺人事件』が大健闘したようだ。興収は『名探偵コナン 異次元の狙撃手』に次ぐ2位で、実写部門では人気シリーズ『チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像』や『神様のカルテ2』を上回り、1位となった。  この映画は、人里離れた山中で美人OLが惨殺死体で発見され、容疑者として浮上したのは行方不明の同僚(井上真央)。そして、これを取材するテレビディレクター(綾野剛)がネットにツイートしたことで情報が暴走し、“犯人”が作り上げられていくというミステリーだが、その背景にあるマスコミの過熱報道、SNSでのウワサ話などの恐ろしさが描かれた問題作でもある。  原作者は『告白』などで知られる作家の湊かなえだが、この作品を書いたきっかけは、意外にも「自身の経験から」だったという。  湊は『白ゆき姫~』執筆の動機について、インタビューなどでこんなふうに語っている。 「知らない間に近所の人や地元の知り合いが、私についての取材を受けていたんです。その時は、みなさんが良いことばかりを言ってくださったから良かったけど、もしこれが殺人事件に関わるなど悪い内容だったとしたら、何を言われるだろうと思って、すごく怖くなりました」(「Movie Walker」より)  こうしたメディアに対する不信、恐怖体験は、『白ゆき姫~』の単行本出版時にも繰り返し語られていたのだが、湊をメディア恐怖症にしてしまったのは、実は女性週刊誌「女性セブン」(小学館)のある記事なのだという。  問題の記事は、「女性セブン」2010年7月25日号に掲載された、「『告白』湊かなえさん子供を寝かせてから書いた24時のミシン台」というもの。 「本屋大賞を受賞した『告白』が映画化され大ヒットし、湊さんの注目度も一段と高まっていた時期のことでした。記事の内容は、淡路島に住む湊さんの知人や友人から彼女の様子などを取材した、“作家の素顔”的な記事。『主婦作家』『ミシン台で執筆』など所帯じみた感じや貧乏くささを強調してはいるものの、美談仕立てで決して悪口やスキャンダルの類いではなかったのですが……」(文芸編集者)  ところが、当の湊はこの記事に大激怒したのだという。 「知らない間に自分の周辺を取材されたことが本当に恐怖だったようで、『こんな田舎の狭い島で周辺取材をされては、プライバシー侵害だ!』『子どもが誘拐されたら、誰が責任取るんだ!』と憤慨。記事中で使用された自分の写真にまで『強い悪意を感じる』と腹を立てていたそうです」(同)  湊の怒りと動揺は大きく、出版各社を巻き込む大騒動にまで発展してしまう。 「『女性セブン』の版元・小学館から湊さんの本は出版されてなかったんですが、他社の担当編集者から、小学館上層部に『湊さんがこんな状態では執筆できない、と言っている。このままだと、本気で作家を辞めてしまうかもしれない。なんとかしてほしい』という苦情が入ったんです」(同)  湊は『告白』がダブルミリオンになり、他作品も軒並みヒットという、出版不況のご時世に貴重な売れっ子作家だ。その湊に“断筆”騒動が持ち上がったことで、当時、出版各社はパニック状態に陥っていたという。  当然、小学館としてもなんらかの対応をせざるを得なくなり、結局、「女性セブン」側が湊の住む淡路島に謝罪に出向いた。  こうした編集者たちの必死の慰留、ケアが功を奏したのか、実際に湊が“断筆”することはなかった。そして体験をもとに2011年4月から連載を始めたのが、現在映画公開中の『白ゆき姫~件』だということらしい。  だが、湊が実際に体験した取材は『白ゆき姫~』と比べれば、至って穏当なもの。いささか対応がオーバーな感じもしないでもないが、しかし、彼女の作品の最大の特徴は、誰にでも起こるかもしれない身近な出来事から、人々の心の闇、裏側をあぶり出していくというもの。そういう意味で、自身の「ご近所ウワサ話取材」という体験に彼女自身が過剰とも取れる反応を起こすのは、その類いまれな想像力のたまものともいえるだろう。  しかも、その体験を後にきちんと作品の中で昇華したわけだから、湊かなえという作家はちょっと面倒臭いところも含めて、今どき、貴重な“作家らしい作家”というべきかもしれない。

フェイスブックで拡散された女子中学生

今日、SNSは私たちの生活にすっかり定着し、なくてはならないものになっています。SNSの使い方は人それぞれですが、情報を拡散するのに非常に有効な手段であることは、今さら言うまでもないでしょう。最近、フェイスブックでこのような情報が拡散されています。「この人を捜しています」名前:斎藤杏花(あんな)さん 特徴:身長155cm、痩せ型 行方不明の日時:3月10日の夕方 行方不明になった場所:埼玉県朝霞市三原5丁目付近
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ハーフアダルトグラドルのポジティブな天然発言?

むぎゅっ! 九宝亜耶チャンが4枚目のDVD『キミポジ』の発売を記念し、イベントを行った! 亜耶チャンは15歳の時にスカウトをキッカケにデビュー! 現在17歳の女の子である。そんな彼女の16歳の頃の魅力が詰まったのが今回の作品だ。「都内のスタジオにて撮影致しました。スク水とビキニ、Tバック……水着が中心の作品です!」清純派女子高生的ルックスの通り、明るくハキハキと話す亜耶チャンだけど、中味の方はかなりセクシーなシーンもあるとか! ということで、見所を聞いてみると、、、

超大金持ちになるグッズは本当だった!!

まず始めに。今日もある家族を探しています。見つけられた方には懸賞金10万円を差し上げます。昨日の家族よりも、今日の家族のほうが手ががりが多いですぞ! 旦那さんが勤める有名百貨店が倒産し、緊急解雇になった。義理の弟が商売に失敗し、保証人だったので借金を背負った。奥さんが新聞配達と内職で必死に家計を支えた。しかし! トルマリンの開運財布を買ったおかげで宝くじで2億円が当たり、それからはバカのようにお金が舞い込み、現在は広尾の超豪邸にすんでいらっしゃる。

「アンナカ処方した」ASKAの主治医が抱える、いわくつきの芸能人顧客とは?

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『CHAGE and ASKA VERY BEST NOTHING BUT C&A』/ UNIVERSAL SIGMA(P)(M)

 覚せい剤所持疑惑で逮捕された、CHAGE and ASKAのASKA容疑者の騒動で、意外な新事実が判明した。22日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)に「ASKAの20年来の主治医」として、医師の平石貴久氏が「ASKAにアンナカ(安息香酸ナトリウムカフェイン)を処方していた」と独占告白を行ったのだ。平石氏といえば、「にんにく注射」で有名芸能人の顧客を多数擁した医師として知られるが、なぜこのタイミングで告白したのだろうか?

 平石氏は「アンナカを処方したのは私」と語り、ASKA容疑者の創作活動を助長するために「薬事法の範囲内で」アンナカを処方したのだという。番組内では同容疑者とのツーショット写真も映し出されていた。

「子どもなら泣くレベル」「スケキヨみたい」……神田うの(39)が劣化!? ブログ写真が“怖すぎる”と話題

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神田うのオフィシャルブログより

【日刊サイゾーより】

 タレントでファッションデザイナーの神田うの(39)が、自身のブログに投稿した写真が「怖すぎる」と話題になっている。

 今月19日のブログで神田は、「19歳の頃から着付けて頂いている 笹島寿美先生です」と、20年来の付き合いという着付け師と、神田が「小Unoちゃん」と呼ぶ愛娘とのスリーショットを掲載。鮮やかなブルーのスウェット姿の神田は、珍しくサングラスで前髪をすべて上げており、いつもと違った印象を受ける。

「ネット上では、この写真に対し『ハゲてる』という声が……

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深田恭子は気にせずも……NHKドラマ『サイレント・プア』の打ち上げが“プア”すぎた!?

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NHKドラマ10『サイレント・プア』公式サイトより
 深田恭子主演のNHKドラマ『サイレント・プア』の打ち上げが10日、東京・渋谷のレストランで行われた。 「同作が放送されているのはNHKの『ドラマ10』という枠で、主に女性層を中心に“話題性あるテーマと高品質のエンターテインメント”をテーマにした作品を制作。視聴率はあまり気にしていないのが特徴で、現場の雰囲気はすごくよかったですよ」(NHK関係者)  そんな中、出演者のほとんどが集まった打ち上げは、ドラマ現場とは打って変わって、目も当てられない状況だったという。 「ドラマはまだ放送中ですが、クランクアップということで打ち上げが行われました。ところが、とにかく料理がひどくて……。NHKのドラマの打ち上げは基本的に会費制で、今回は一人3,500円。この額ではお店の最低プランにも届かないので、NHKがいくらかは負担しているものだと思っていたのですが、出てきた料理はポテトフライに肉団子といった簡素なものばかり。バイキング形式なのに誰も取りに行こうとしないですし、『なんだよ、この料理! 大学生のコンパかよ!』といった声も聞こえてきました」(芸能事務所関係者)  その店のHPを見てみると、最も安いプランでクーポンを使用して3,980円と、確かに会費よりも高かった。 「あまりにお粗末だったんで、『店を替えましょう』となって、みなさん別の店で飲み直したそうです。深キョンは何も気にせず、食べていましたけどね(笑)。ある役者が『NHKも本当に“プア”になったのかよ!』って突っ込みを入れたときは、会場内で笑いが起きましたよ」(同)  ある意味、ドラマのリアリティにこだわった打ち上げだったのかもしれない。

坂本慎太郎はなぜ“人類滅亡後の音楽”を構想したか「全体主義的なものに対する抵抗がある」

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【リアルサウンドより】  2010年3月に惜しまれつつ解散したゆらゆら帝国のフロントマンであり、2011年よりソロ活動を展開している坂本慎太郎。5月28日にリリースするソロ2ndアルバム『ナマで踊ろう』は、「人類滅亡後に流れている常磐ハワイアンセンターのハコバンの音楽」というテーマで制作されたという。ベースを軸とした浮遊感のある楽曲に、アイロニカルで寓話的な歌詞が乗り、終末的でありながらも、どこか明るい雰囲気を生み出している。今回のインタビューでは聞き手に音楽評論家の小野島大氏を迎え、本作の制作プロセスから楽曲に込めたイメージ、さらにはライブを行わずに独自のペースで活動を続ける理由について、じっくりと語ってもらった。(編集部)

「曲がほとんどベースで決まるんだなっていうのが改めてわかった」

ーー2年半ぶりの新作です。構想2年ということなんですが、どういう形で今作の制作は始まったんでしょうか。 坂本:1曲ずつ作っていって…特にアルバムの制作期間だから曲を作り始めるとか、そういうのではなく、日常的にギターで曲を作っていった中で、ちょっと面白いなと思えるのが出来て、それが2曲目の「スーパーカルト誕生」って曲なんですけどね。そこからアルバム全体に繋がるイメージみたいなものが浮かんできて。それを時間をかけて、妄想を熟成させて…って感じですかね。 ーー最初に浮かんだアルバムのイメージというのは、「人類滅亡後の地球で鳴り響く音楽」という歌詞のテーマも込みで? 坂本:いえいえ、歌詞は最後のほうに作るんで。最初に曲だけ作っていって、レコーディングする時点で(歌詞は)あるって感じですね。 ーー前作のあとで反省点とか、次はこうしよう、というようなものはあったんですか。 坂本:それはないんですけど、前作では自分でベースを弾き始めて、ベースラインからアレンジするっていうのを初めてやって。それがすごく面白かったんですけど、そのあとのシングルとかで、その手法はだいたい見えてきたところがあって。次やるならベースは人に頼んで、バンド形式で録ろうと思ったんです。それぐらいですかね。 ーーふたつお聞きしたい点があるんですが、ひとつは、ベースで曲を作ることで何が変わってきたかという点。もうひとつは、前回はほとんどおひとりで作られていたと思うんですが、今回はきっちりとメンバーを決めてリハーサルも積んでレコーディングに臨まれたんですよね。なぜそうしようと思ったのか。 坂本:バンド(ゆらゆら帝国)の時はギターで曲を作って、それをスタジオに持っていってドラムとベースが合わせて、っていう作り方で。基本的にはパートを任せるという感じですね。でもベースで曲を作り始めると…曲がほとんどベースで決まるんだなっていうのが改めてわかったんです。たとえば…抜くタイミングとか。コードに沿って弾かないで、歌メロと、もうひとつ対になるようなベースラインが縫うように来る、っていうアレンジの仕方をやるようになって。あとは、コードがあって、コードの中の一番低いルートの音をベースが弾くっていうのが普通なんですけど、違う音から入って、ギターもコードを弾かないで、鳴ってないんだけど変なコード感が出るとか。ベースだけ聴くと違うコード進行に聴こえるんだけど、歌と、ギターの単音と、3つがあわさってコードになるとか。そういう出来上がりをイメージして、ここはギターが入るからベースを抜いておこうとか。そういう作り方ができるようになったってことですかね。 ーー作り方の自由度が増したということと、鳴らさなくても想像させる、というような考え方ができるようになった。 坂本:そうですね。あとは…曲の完成形が頭にあって、それに向かってどうすればいいか、いろんな方向から、自分の思い通りに考えられるようになったっていうか。 ーーバンドだと自分の思い描いていたものとは違う方向にいくことがあって。それがバンドの醍醐味でもあると思うんですけど…。 坂本:はい、そうですね。その通りですね。一人でやるとそういう細かいところまで自分で考えられる。それって、面白さと同時に仕上がりも見えすぎるところがあって。で、今回ベースは違う人にお願いしようと。バンドでやったのは、スタジオで一緒に練習することで出てくる人間のノリみたいなやつを記録したかったというのがあります。 ーーこういう風に弾いてくれ、という指示は全部坂本さんが出されるわけですよね。 坂本:今回もデモテープを自分で作って、そこには基本的なドラムのパターンと、べースラインは入っていて。それをもとにスタジオに入るんで、全然違うものにはならないんですけど、タイム感が違うので、自分でベースを弾くものとはやはり違ってきますね。 ーー自分の構想した通りのものができるんだけど、最終的な演奏の段階を人に委ねることで、違うニュアンスもそこに加わってくる。 坂本:ああ、そうですね。自分以外の要素をちょっと増やしたかったというか。1枚目はあまりにも「隅々まで自分」だったんで。それをちょっと薄めたい、というのもありました。
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「人類が滅亡した地上で、ハトヤのCMがただ流れている、みたいなイメージ」

ーー1枚目に関しては、長年バンドでやってこられたから、「全部自分の世界」というのをやってみたかったんだろうな、というのは感じました。 坂本:あ、そうですね。そうですそうです。一回やったんで気が済んだってところもありますね(笑)。 ーーじゃあ今回のアルバムは「バンドもの」だと思っていいんですか。 坂本:あのう…そこで…いわゆるロック・バンドの感じにはしたくなくて。それはメンバーにも言ったんですけど、ステージに立ってロック・コンサートで演奏しているようなロック・バンドのテンションじゃなくて、もっと寂れたホテルのラウンジとかフィリピンパブのハコバンとか…。 ーーああ、わかります。ビヤガーデンで演奏してるみたいな。 坂本:そうそう。そういうバンドのテンションと空気感の演奏にしたい、と説明して。その感じは出てるかな、と思ってるんですけど。 ーーなぜそんなことをやろうと思ったんですか。 坂本:ええと…それはコンセプトの話に戻るんですけど。2曲目(「スーパーカルト誕生」)が出来た時に考えたイメージっていうのが、昔の常磐ハワイアンセンターとか、ハトヤ温泉とか、ファミリーランドみたいな遊園地でもいいんですけど、そういう人工的な楽園みたいなものを作ろうと思った人達…その人達はもう死んじゃってるんだけど、その人たちの意志や志みたいなものだけが、まだふわふわとこのへんに漂っているような、そんなイメージなんです。人類が滅亡してもその気持ちや魂だけが残って、誰もいない宇宙に漂っているっていうのが、すごいかっこいいと思ったんですね。もっと具体的にいうと、人類が滅亡した地上で、ハトヤのCMがただ流れている、みたいな。 ーー星新一っぽいイメージですね。 坂本:ああ、そうですね。子供のころ読んでたSFマンガやSF小説にも通じるような、そういう世界観をイメージしたんですけど。そこに出てくるバンドってことなんですけどね。それはロックじゃなくて…。 ーー滅亡したあとに流れているのはゆらゆら帝国のような音楽じゃなくて。 坂本:もっとムード音楽みたいな…いろんなロックがありますけど、今の規模の大きいロック・コンサートの、一致団結・連帯、みたいな、ああいうのと真逆の感じがやりたかった。 ーーものすごくわかります(笑)。ゆらゆら帝国でも、特に後期はそういう路線でしたよね。共感とか一体化した熱狂を拒否するような方向。 坂本:僕はずっと、そういう「連帯」とか、「ひとつになる」っていうのがいやで、こういうバンド始めたはずなんですけど、気が付くといつのまにか巨大なステージの中心にいたりして。ふと、こんなはずじゃなかっていうのがよぎったり。 ーーそういうことを感じつつ、どこかで開き直ったのかと思ってましたけど、そうではなかったんですか。 坂本:うーん、今となってはもう覚えてないですねえ。でも…ロック・コンサートの宗教的なノリっていうのは、逃げたい要素ではありますよね。 ーーソロになってからライヴをされてないですよね。それはそういう理由もあるんですか。 坂本:それもありますね。 ーーゆらゆらの『空洞です』の当時のインタビューで、ライヴで盛り上がらない曲ばかりなんでライヴをどうしようか悩んでる、みたいなことをおっしゃってたのが印象的でした。 坂本:曲作りの方向性とかはその当時から変わってないと思うんですけど、一番大きな違いはライヴやってるかやってないかで。レコーディングしたあとにライヴ用にアレンジし直したりするし、やっぱり大きな会場で演奏すると演奏自体も変わってくるから。そうすると意味が変わってきたりとか、ありますよね。同じ曲でも。

「さすがに、メッセージ的なものが何もない音楽って、今どうなんだろうって」

ーー今回はバンドとしてちゃんと練られたものとは言っても、ライヴを前提としては考えてないってことですか。 坂本:そうですね。ただあるとしたら、さっき言ったみたいな、ホテルのラウンジとかビアガーデンとか。お客さんがいて、いい感じの音楽が流れていて、音楽をみんなで共有はしてるんですけど、それぞれ全然別の方向を向いて喋ってたり、あるいは音楽を聴いてのったり踊ったりしてる人もいて、という。いろんな人がバラバラに共存してるところに、バンドの音楽がいい感じで流れている、というイメージなんです。そんな感じでライヴができるなら、ライヴもアリなんですけど(笑)、絶対無理なんで(笑)。 ーー人類滅亡後に流れている常磐ハワイアンセンターのハコバンの音楽、というテーマなんですが、音楽は言ってみれば楽園的な--幻想上の楽園かもしれないけど--のどかなものだけど、歌詞は逆にディストピア的なダークなものになってますね。 坂本:人類が滅亡したあとに、かって人類が目指そうとした楽園を作ろうとした人たちの、意志だけがあるって妄想した時に、なんでかわかんないけど、自然とこうなりましたけどね。ストーリーを作ってそれに沿って作詞したんじゃなくて。 ーーそこには文明批判的なニュアンスはあるんですか。 坂本:文明批判というよりは、今現在生きてて感じているような…さっき言ったような、巨大なロック・コンサートの宗教的なノリもそうですけど、なんかこう、全体主義的なものに対する抵抗とか…それが一番大きいですね。あとは、宗教的な陶酔とか熱狂とか、そういうものに対する恐怖もありますし。 ーーそういう宗教的な同化指向とか全体主義的な同調圧力とか、日々暮らしていて感じることが多いわけですか。 坂本:そうですね。 ーー坂本さんはもともと、そういう皮膚感覚というか、社会的な事象に対しての自分の感じ方や考え方を作品に反映させていきたいと考えるほうなんですか。 坂本:いや、考えない方です。 ーーですよね。 坂本:政治的な発言もしないですし、社会的なメッセージみたいなものも--もちろん普通に生きているんで、ありますけど--それを音楽で表現しようとは思わない。思わないんですけど、今回は作品をSF的な設定にしたことによって歌詞を--深読みできないぐらいストレートだと思うんですけど--ストレートに言っちゃったほうが、単純に面白い、というのと、あと…意外と生々しくないっていうのを発見して。僕個人の叫びに聞こえないっていうか。歌詞を単純化することによって、CMのコピーとか標語みたいな感じになる気がしたんですよね。それは強烈だし、なんか面白いなと。今まで自分がとってきたスタンスと矛盾するとは思わなかったし。 ーーなるほど。 坂本:あと、さすがに、メッセージ的なものが何もない音楽って、今どうなんだろうって、ちょっと思いますね。 ーーあ、思いますか。 坂本:はい。歌詞で言うとか言わないとかじゃなくて。なんでしょうねえ…ただ楽しければいいとか、おしゃれだからいいとか…そういうのを今作ろうとは思わないですね。 (後編へ続く) (取材・文=小野島 大/撮影=金子山)
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坂本慎太郎『ナマで踊ろう(初回盤)』(zelone records)

■リリース情報 『ナマで踊ろう』 発売:5月28日 価格:初回限定盤 ¥2,600+税(紙ジャケ仕様/2枚組/BONUS CD付)    通常盤 ¥2,600+税(2枚組/BONUS CD付) <収録内容> 01. 未来の子守唄 (Future Lullaby) 02. スーパーカルト誕生 (Birth of The Super Cult) 03. めちゃくちゃ悪い男 (Extremely Bad Man) 04. ナマで踊ろう (Let's Dance Raw) 05. 義務のように (Like An Obligation) 06. もうやめた (Gently Disappear) 07. あなたもロボットになれる (You Can Be A Robot, Too) 08. やめられないなぜか (Why Can't I Stop?) 09. 好きではないけど懐かしい (Never Liked You, But Still Nostalgic) 10. この世はもっと素敵なはず (This World Should Be More Wonderful)

『弱くても勝てます』『SMOKING GUN』ともに1ケタ……日テレとフジを苦しめるジャニーズドラマの不振ぶり

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ジャニーズきっての“演技派”のはずが……。
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  ジャニーズドラマの想像以上の低視聴率ぶりに、日本テレビとフジテレビが頭を抱えているという。  日テレは2013年度の年間視聴率で、テレビ朝日にゴールデンタイムとプライムタイムの2冠を奪取されたが、今年に入ってすぐに奪い返した。さらに、4月クールのドラマでテレ朝を引き離そうと、杏主演の“女版半沢”といわれる『花咲舞が黙ってない』と、嵐・二宮和也主演の『弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~』を2枚看板でスタートさせた。  狙い通り、『花咲舞~』は10%台中盤をキープする健闘ぶりを見せている。テレ朝が“お家芸”として繰り出した刑事ドラマ『TEAM~警視庁特別犯罪捜査本部』『BORDER』『刑事110キロ』の3本に、大きく差をつけたのだ。ところが、二宮主演の『弱くても~』は初回視聴率こそ13.4%(関東地区・ビデオリサーチ調べ/以下同)というまあまあの数字だったが、徐々に落ち込み、第4話で7%台に。その後、少し持ち直したものの、全話平均視聴率で2ケタに届くか微妙な状況。日テレ内部からは「2冠を死守するためにジャニーズとの蜜月関係を断ち切って、番組を打ち切るべきだ」との声も挙がっているという。  一方、フジテレビの香取慎吾主演ドラマ『SMOKING GUN~決定的証拠~』も、第6話の視聴率が6.2%。十分打ち切りの対象だが、香取の仕事の都合上、すでに全話収録済みのため、不可能だといわれている。  フジは、1月クールで放送した嵐・松本潤主演の月9ドラマ『失恋ショコラティエ』でも平均視聴率12.3%と、予想外の低調ぶりだった。日テレ、フジだけではない。TBSが1月から放送した関ジャニ∞の大倉忠義主演のドラマ『Dr.DMAT』も、平均視聴率6.9%と惨憺たる数字。そもそも、なぜ今、大倉を主演にするのか、という疑問を持った視聴者も多かっただろう。  ジャニーズドラマは、主演タレントのギャラが相場よりも高い。その上、ほかのキャスティングも同事務所に牛耳られる上、企画にまで口を挟まれる。番組スタッフのプライドをズタズタされた結果が、低視聴率。“ジャニーズタレントを主演に据えておけば、20%前後の視聴率を取れる”といわれたのは、ひと昔前の話。その頃に、ジャニーズに頭を下げてスケジュールをもらっていた連中が、今は局の上層部に出世している。そのため、過去のしがらみから、ジャニーズと手を切るにも切れないでいる。ドラマのキャスティングを新鮮にして、内容を面白くするには、ジャニーズと決別することが先決。民放の“ジャニーズ離れ”が求められているのは、何より数字が示しているのだ。 (文=本多圭)