『まどマギ』実写化でアニヲタ×乃木坂46ヲタの全面抗争が勃発! 「21歳で少女って……」

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『気づいたら片想い』(ソニー・ミュージックレコーズ)

【日刊サイゾーより】

 大人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』(TBS系/以下、『まどマギ』)の乃木坂46による実写化が、アニヲタの間で物議を醸している。

 Blu-ray&DVD『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ<新編>叛逆の物語』(アニプレックス)と、乃木坂46のニューシングル「気づいたら片想い」(ソニー・ミュージックレコーズ)の発売日が同じ日だったことから実現したという、このコラボ。乃木坂46の白石麻衣、生駒里奈、生田絵梨花、松村沙友理、西野七瀬が、同アニメの魔法少女に扮し、アクションシーンに挑戦。この映像は、同Blu-ray&DVDのCMとして、2日から放送されている。

 これにネット上では、アニヲタから「実写化なんてするなよ」「なんじゃこりゃ」「誰得!?」「何度見ても、どれが主役だか分かんない」「制服着てるのは、杏子なの……か?」「絶対に見ない。見たら死ぬ」といった……

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元AKB48板野友美を「顔が完璧」と絶賛する辻仁成、本人もどんどん“板野化”している!?

itanotomomiw0403.jpg  中山美穂との離婚騒動が表面化した作家の辻仁成が、舞台関係者に元AKB48の板野友美を絶賛していたことが分かった。 「いま辻さんは脚本、演出を務める舞台で帰国中ですが、当初は板野の起用を周囲に相談していたと聞きました。ただ、板野は演技が棒(ヘタの意)ですし、出演料やスケジュールの面でも無理だと諭され、諦めたそうです」(関係者)  当初は辻がなぜ突然、板野を起用したいと言いだしたか、その理由までは伝わっていなかったというが、後に別の関係者から「辻さんは、板野の顔を完璧だと褒めていたと聞いた」というのだ。  辻といえば、妻の中山を空港で見かけて一目惚れ。後に仕事で初対面となった際に「やっと会えたね」と切り出したエピソードで知られるが、この対面も辻の熱望により実現したといわれる。仮に現在の好みが板野となれば、仕事にかこつけて対面しようとするのはありがちだ。  ただ、芸能記者たちの間では「別の理由もあるのでは?」という臆測が飛び交う。3月28日の夕方、複数の記者が辻を直撃しようと張り込んでいた際、登場した辻が「まるで板野のモノマネをしていたかのような表情だった」というのだ。 「手をアゴのあたりに当て、アヒル口の口元は笑っているのに、目は笑っていないような表情だった。記者から“あれ板野のマネ?”って声が飛んだほど」(スポーツ紙記者)  言われてみれば辻は最近、整形疑惑が持ち上がっており、急にくっきり二重、アヒル口、細眉になったとネット上でも騒がれた。整形したかどうかは分からないが、辻が自ら求める理想的な顔として板野を褒めていた可能性は十分ある。  辻の風貌が極度に変わってきたのは3年ほど前からで、辻を知る出版関係者は「“女装を強いられる少年の小説を書く”と言いだしてから、そっちの趣味のある人たちと交流を深めていた様子だった」という。実際、本人も「時代は中性」と公言しており、ロングヘアで上目遣いのポーズ写真を恥ずかしげもなく披露し続けている。 「もしかすると今後、さらに板野チックな顔になっていくのかもしれませんね」と前出関係者。  いずれにせよ、辻が戸惑いも見せる今回の離婚騒動は、大手芸能プロが中山の意向を受けてカウントダウンに協力したと見られ、もはや離婚が既成事実となりつつある。そんな状況だけに、今回の板野絶賛話も離婚材料のひとつとして受け取られてしまいそうだ。 (文=鈴木雅久)

CDチャートには反映されない、史上空前の『アナと雪の女王』旋風

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『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック』(WALT DISNEY RECORDS)

参考:2014年3月24日~2014年3月30日のCDアルバム週間ランキング(2014年4月7日付)(ORICON STYLE)  「♪レリゴオォーレリゴオォー」「♪ありのおぉーままのおぉー」というわけで、今週のアルバムチャートを紹介する前に、このタイミングでチャートの話をするなら『アナ雪』旋風のことに触れないわけにはいかない。本日(4月3日)のiTunesチャートを見てみると、ソングチャートの方は1位が松たか子「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」、2位がイディナ・メンゼル「レット・イット・ゴー」、3位が神田沙也加、松たか子「生まれてはじめて」、5位&6位がMay J.「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」(バージョン違い)、10位が神田沙也加、稲葉菜月、諸星すみれ「雪だるまつくろう」と、実にトップテンの6曲が『アナ雪』絡みという、まるで60年代のアメリカ上陸直後のビートルズ状態。もちろんアルバムチャートもダントツ1位は『アナと雪の女王 オリジナル・サウンドトラック』で、6位にも同サントラ(バージョン違い)、10位には「レット・イット・ゴー〜ありのままで〜」収録のMay J.のカバーアルバムがランクインしている。現在日本全国の劇場で歴史的大ヒットを記録中の『アナ雪』。ヒットの最大要因はその歌の圧倒的なパワーにあると言われているが、まさにそれを証明する『アナ雪』のチャート完全制覇(iTunesだけでなく他の音楽配信サイトも含む)である。  さて、そこでオリコンのアルバムチャートに目を向けてみると。むむむむ。確かに『アナ雪』サントラはジワジワとランクアップしてきて今週は4位、May J.のカバーアルバムも6位に初登場と、それなりに『アナ雪』旋風の痕跡は確認できるけれど……。なんでも、「オリコンで邦洋通じて映画のサウンドトラックが2週連続TOP5入りしたのは10年9ヶ月ぶりの快挙」とのことらしいが、そんなことを「快挙」を言われても、何を今さら眠たいこと言ってるんだというのが正直なところ。ディズニー映画に限らず、日本でここまで映画の主題歌が爆発的に浸透したのは、それこそ20年以上前のホイットニー・ヒューストンの「♪エンダアアアアァァァァ」以来だろう。しかも今回は、松たか子、神田沙也加の日本語バージョンが海外でも話題になるほどの見事な仕上がりで、May J.のカバー曲も合わせて、その相乗効果は史上空前のとんでもない規模となっている。  そう考えてみると、つくづく「今、世の中でどんな音楽が流行っているか」のバロメーターとしてのCD売り上げチャートの役割は終わったのだということを痛感させられる。多くの人が指摘しているように、現在のCDチャートは「今、どんな音楽が流行っているか」ではなく「今、どんなミュージシャン/タレントに熱心なファンがついているか」を教えてくれるものでしかない。後世にその時代の正確な流行・風俗を伝えるためにも、CDの売り上げ以外の総合的なチャートの整備が一日も早く必要だ。 ■宇野維正 音楽・映画ジャーナリスト。音楽誌、映画誌、サッカー誌などの編集を経て独立。現在、「MUSICA」「クイック・ジャパン」「装苑」「GLOW」「BRUTUS」「ワールドサッカーダイジェスト」「ナタリー」など、各種メディアで執筆中。Twitter

SMAP木村拓哉『HERO2』決断の裏に“現・視聴率男”堺雅人との確執あった!?

kimuratakuya0403s.jpg 「撮影は今月から始まるのですが、局内でも思ったより話題になってなくてビックリしました。これが、今の彼の“実力”ということなんでしょうね。当時を知る者としては、少し寂しい気がしますが」(フジテレビ関係者)  フジテレビ7月クールの月9『HERO2』で主演する木村拓哉。言わずと知れた全話30%超えのお化けドラマの続編となるが、これまで頑なに拒んでいた続編モノをやるきっかけとなったのには、やはりあの男の存在があった。 「やっぱり、堺雅人さんの存在でしょうね。『半沢直樹』の後の『安堂ロイド』があそこまでコケなければ、この続編の話もなかったはずです。SMAPの担当マネジャーである飯島女史が、撮影中から『HERO2』の話をしてたくらいですからね。ただ、これは彼にとって最大のヒット作だけに、もし数字が取れなかったらと考えると、諸刃の剣でもありますよ」(TBS関係者)  キムタクと堺雅人といえば、2005年のフジテレビ月9『エンジン』で共演し、11年にはTBS系の『南極大陸』、今でもトヨタ自動車のCMで共演するなど、知らない仲ではないが、実はその『南極大陸』で一悶着あって以来、お互いギクシャクした関係になったという。当時、現場にいたスタッフによると、 「撮影以外でも全員で集まってワイワイやるタイプの木村さんが堺さんに『こっち来いよ』と言っても、堺さんは『僕はいいです』と、ひとりで本を読むという姿勢を崩さなかったんです。それが気に入らなかったんでしょうね。撮影中以外は、ほとんど話をしてませんでした。『エンジン』のときは自分が遥か上の立場にいたはずが、『南極』のときには追い付かれて、今は逆転されてるというのは、負けず嫌いの木村さんとしては相当、悔しいでしょうね」  3月15・16日に放送された鳴りモノ入りのスペシャルドラマ『宮本武蔵』(テレビ朝日系)も、視聴率は第1話が14.2%、第2話が12.6%と惨敗。“元祖・視聴率男”は、最後の切り札で“倍返し”なるか――。

「ジャニーさんのゴリ押し被害者」中山優馬、NYC解体後初シングルが大コケ!

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ゆまたんのこの笑顔をもう一度見て、ジャニーさん!

 4月2日発売の中山優馬の新曲「High Five」が、オリコンデイリーランキングで5位に入ったことがわかった。初のソロシングル「Missing Piece」(2012年10月発売)では、初日売り上げ1万4,749枚でデイリー3位にランクインしたが、2作目の今回は滑り出しから乃木坂46やK-POPグループに敗北してしまった。

 ファンの間では、ジャニー喜多川社長のお気に入りと認知されている中山。2009年に中山優馬with B.I.Shadowでデビューし、翌年にはHey!Say!JUMPの山田涼介&知念侑李らとNYCを結成、『NHK紅白歌合戦』に4年連続で出場するなど、異例のゴリ推しが一部から批判されることもあった。

中山美穂離婚騒動、辻仁成のキリスト化が原因だった!?

【不思議サイトトカナより】 ~サイキック芸人・キックが、豊富なスピリチュアル・オカルト知識を生かして、最新ニュースを豪快に読み解く、芸人キックの、「第三の目で見るニュース」~
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画像は辻仁成オフィシャルサイトより
第1回【中山美穂・辻仁成離婚騒動】  女優の中山美穂と作家の辻仁成夫妻が、離婚協議中であることが判明した。その決定的な原因とされているのは、6年前から辻が「中性的なおじいさん」を目指して外見を変化させていること。それに妻である中山が幻滅しているのだという。大物タレント夫妻の溝が深まってしまったのはいったいなぜなのか? キックはこう分析する。 続きは【トカナ】で読む

薄っぺらい『バイキング』は「楽しくなければ~」を捨てたフジテレビの象徴か

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フジテレビ『バイキング』番組サイト
 長寿番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の後番組としてスタートした『バイキング』の視聴率が、早くも裏番組に抜かれてしまった。  EXILE・TAKAHIROがMCを務めた初回放送は、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)と並び視聴率6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/記事中、すべて平均視聴率)を記録。水谷豊がゲスト出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)や、情報ワイド番組『ひるおび!』(TBS系)を抜き、民放トップの好発進となった。  おぎやはぎがMCを務めた翌日の『バイキング』は、視聴率5.6%を記録。6.5%の『ひるおび!』や、6.3%の『徹子の部屋』に抜かれてしまった。  接戦が繰り広げられている昼の“帯番組対決”だが、ネット上の感想を見る限り、『バイキング』の評判はいいとはいえない。 「初回では、最近誕生した言葉“ソーセージパン男子”を取り上げたほか、TAKAHIROが牛カツ屋を紹介する“食レポ”、江角マキコがマイブームを紹介するコーナーなど、盛りだくさん。しかし、コーナーばかりが多く、情報としてはかなり薄かった。ネット上では『ネットに頼りきった情報なんて、ネット見れば済む』『食レポが牛かつ屋一軒とかありえない』『長寿番組を終わらせてまで、やりたかったことが、これ?』などと、厳しい意見が相次いだ。  また、2回目の放送のメーン企画は、GENERATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーによるダイオウイカの捕獲ロケでしたが、メンディーは漁船に乗り込んだものの、漁に手を出すことは許されず、『ダイオウイカいますか!?』などと騒ぐばかり。当然、一度漁船に乗ったくらいで捕獲できるはずがなく、視聴者からは『まるでローカル番組みたい』『煽るばかりで、内容がない……』という否定的な声が噴出した。しかし、決して出演者が悪いわけではなく、あくまでも企画の問題。フジは今後、視聴者の意見をフレキシブルに聞きながら、徐々に内容を変えていく姿勢のようですから、今後に期待したいですね」(芸能ライター)  フジの姿勢には、視聴者も薄々勘づいているようで、「これだけ発想ゼロの雑多な企画、なんだか視聴者を実験台にしている感じがする」「視聴率を取るために、ポリシーのない番組を目指してるんだろう。視聴者は舐められたものだな」という声も。 「長らく、『楽しくなければテレビじゃない』という信念を掲げてきたフジですが、この4月からの新キャッチコピーは『ヘンシン!新型フジテレビ』。『バイキング』が雑多で、薄っぺらい企画を詰め込んでいるのは、フジが変わろうとしているから。ここ数年、『時代遅れ』『企画力不足』などと言われ、他局に視聴率で遅れをとってきたフジが、エゴを捨て、視聴者目線に立って番組を作ろうとしている。『バイキング』は、そんな今のフジを象徴する番組なんです」(同)  今後も、さまざまな企画が試される『バイキング』。視聴者に受け入れられる番組へと、“ヘンシン”することはできるだろうか?

メディアリテラシーを磨く最適のテキストか? “次世代原発”という甘い果実『パンドラの約束』

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カメラを手にしたロバート・ストーン監督とジャーナリストのマーク・ライナース氏。2人とも環境保護から原発推進派に転向した。
 小泉元総理が“脱原発”を訴えるようになったのは、ドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』(10)がNHKで放映されたのを観たことがきっかけだ。その後、小泉元総理は『100,000年後の安全』の舞台となったフィンランドの核廃棄物最終処理場「オンカロ」を視察。核廃棄物の処理が日本では不可能なことを実感し、“原発ゼロ”を主張するに至った。この国の首相経験者を方向転換させてしまうほどの影響力を、『100,000年後の安全』という一本のドキュメンタリー映画は持っていた。では、小泉元総理はこちらのドキュメンタリー映画を観たら、どのようなリアクションを見せるのだろうか。『パンドラの約束』なる、反原発派にとって厄介な作品が公開される。これまで環境保護の立場から原発に反対していた米国や英国の識者たちが、最近になって次々と“原発推進派”に転じていることを『パンドラの約束』は伝える。2013年に米国のサンダンス映画祭で上映された際に、事前調査では観客の75%が原発反対だったのが上映後には約8割が原発賛成に変わったという。  『パンドラの約束』を撮ったのは、英国出身、NY在住のロバート・ストーン監督。初めて撮った反核映画『Radio BIKINI』が1987年にアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされるなど“反原子力”の立場で映画を撮り続けてきた。ところが地球環境保全の重要さを訴えた『Earth Days』(09)を制作するうちに考え方が一変する。このまま原発に反対し火力発電に依存したままだと、地球は温暖化によって近いうちに破滅してしまう。地球を温暖化から守るためには、CO2を排出しない原発しかない。風力発電や太陽光発電は当てにならない。というのがストーン監督の論旨だ。福島の悲惨な状況を日々見ている日本人の多くから「おいおい、ちょっと待てよ」という声が聞こえてきそうだが、ここはもう少しストーン監督の考えを聞いてみよう。  ストーン監督をはじめ、『パンドラの約束』に登場する環境活動家たちが原発推進派に鞍替えした主な理由はこうだ。1950年代に米国で原発の実用化の研究が進み、2種類の原発が開発された。軽水炉型原発と増殖炉型原発である。増殖炉型は燃費がとてもよく、燃料を再処理・再利用できる。優れものの夢の新エネルギーだった。一方の軽水炉型はシンプルな構造ゆえに低予算で建設することが可能だが、大量の廃棄物が生じてしまう。当時の米国はソ連と軍事、科学、産業、外交……とあらゆる面で競っており、国際市場にいち早く米国主導の原発を普及させるために見切り発車的に軽水炉を実用化させてしまった。スリーマイル島もチェルノブイリも福島も、原発事故はどれも軽水炉で起きたもの。増殖炉だったらメルトダウンは起きず、事故を防ぐことができたという。しかも増殖炉は廃棄物をちょっとしか出さない。増殖炉がこれから普及していけば、メルトダウンの恐れはなく、CO2も排出せず、核廃棄物の捨て場を探さなくても済む。すべて万々歳というわけだ。
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フクシマでの事故以降、環境保護を訴える人たちはヒステリックに原発に反対していると『パンドラの約束』は異議を唱える。
 原発はとてもクリーンで安全だとストーン監督は言い切る。米国のスリーマイル島事故が大騒ぎになったのは、事故の直前に劇映画『チャイナ・シンドローム』(79)が公開されていたために人々は恐怖心を煽られてパニック状態に陥ってしまったのだと。でも、米国では原発によって誰ひとり死んでいないと誇らしく語る。チェルノブイリ事故で100万人が亡くなったと反原発派がヒステリックに叫ぶのは根拠がないと否定する。チェルノブイリ事故で亡くなった人はわずか56人にすぎないのだと。東日本大震災から1年経過した福島をストーン監督はジャーナリストのマーク・ライナース氏と共に訪ね、避難所生活を送る人々に同情を寄せつつも、子どもを外で遊ばせないのは放射能を過度に怖がりすぎだと指摘する。IFR(一体型高速炉)と呼ばれる第四世代の原子炉が実用化さえすれば、世界中に電気が行き渡り、発展途上国で暮らす人々を貧困と病気などの苦しみから救うこともできると力説する。  月刊誌「WEDGE」(ウェッジ社)の2013年9月号にロバート・ストーン監督のインタビューが掲載されている。気になった箇所を抜粋してみよう。 「我々はおよそ50年の間、商業用の原子力を保持してきました。その間に、世界では3回の原子力事故が起こりました。スリーマイル島、チェルノブイリと福島です。国連の最も信頼できる科学的見識によると、人の死や放射能による発病が起こったとされている唯一の事故はチェルノブイリです」 「化石燃料による汚染によって、毎年300万人が亡くなっていると推定されています。毎年です。それに比べ、商業用の原子力による死者として確認されているのはたった56人のみであり、そしてその全ては(設計に欠陥のある施設で異常な判断ミスのあった)チェルノブイリで起きたものです」
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NY、パリ、東京、福島、チェルノブイリ……と世界各地で放射能値を測定。原発があるなしに関わらず、どこにでも放射能は存在する。
 これはストーン監督の明らかな間違いだ。日本では2004年に福井県美浜原発で蒸気噴出事故が起き、点検中だった作業員5名が亡くなっている。商業炉ではないが、1997年には茨城県東海村のウラン加工施設「JCO東海事業所」で臨界事故が起き、2名が被曝で亡くなっている。世界初の高速増殖炉である福井県敦賀市の「もんじゅ」では事故が相次ぎ、関係者が自殺に追い込まれた。またストーン監督が挙げた犠牲者の数には、今回の福島第一原発事故の復旧作業に従事していた作業員たちが事故や体調不良を訴えて亡くなったケースや避難生活での関連死は含まれていない。でも、そのことを伝えてもストーン監督は、化石燃料や地球温暖化がもたらす災いに比べれば、無視できるほどの微々たる数字ではないかと反論するのだろう。原発先進国としてフランスのエネルギー政策を激賞しているが、フランスでも大なり小なりのトラブルは起きているのではないのか。ストーン監督は原発推進派にとって不都合な部分には言及しない。  原発推進派がどのくらいの認識で自説を主張しているのかを知っておく意味でも、『パンドラの約束』は反原発派も観るべき価値のある作品だといえる。また、冒頭で小泉元総理が方向転換したことに触れたが、言い換えれば元総理は現職中は核廃棄物の危険性を充分理解していなかったということでもある。一国の舵取りを任された為政者でも、原発についてその程度の知識しか持ち合わせていなかったのだ。原発賛成派も反対派も、まずは『100,000万年後の安全』と『パンドラの約束』の2作品を見比べてみたほうがいい。経済効果や環境保護について議論する前に、自分たちが普段当たり前のように使っている電気がどのような仕組みで作られているのかを、もう少しまともに知っておく必要がある。  『パンドラの約束』は次世代原発によってクリーンなエネルギーが隅々まで行き渡った地球が燦然と光り輝く姿を予想して終わりを告げる。このラストシーンもそのまま受け入れることはできない。地球上から闇が消えてしまうことが本当に明るい未来なのだろうか。最後の最後まで観る側のメディアリテラシー力を問い掛けてくる、挑発的な作品である。 (文=長野辰次) pandra_pro04.jpg 『パンドラの約束』 監督・脚本/ロバート・ストーン 出演/スチュアート・ブランド、ギネス・クレイヴンズ、レン・コッホ、マーク・ライナース、リチャード・ローズ、マイケル・シェレンバーガー、チャールズ・ティル 提供/フィルムヴォイス 配給/トラヴィス 4月12日(土)より名古屋・伏見ミリオン座にて先行上映、19日(土)より渋谷シネマライズほか全国順次公開  <http://www.pandoraspromise.jp>