長寿番組『笑っていいとも!』(フジテレビ系)の後番組としてスタートした『バイキング』の視聴率が、早くも裏番組に抜かれてしまった。 EXILE・TAKAHIROがMCを務めた初回放送は、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)と並び視聴率6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/記事中、すべて平均視聴率)を記録。水谷豊がゲスト出演した『徹子の部屋』(テレビ朝日系)や、情報ワイド番組『ひるおび!』(TBS系)を抜き、民放トップの好発進となった。 おぎやはぎがMCを務めた翌日の『バイキング』は、視聴率5.6%を記録。6.5%の『ひるおび!』や、6.3%の『徹子の部屋』に抜かれてしまった。 接戦が繰り広げられている昼の“帯番組対決”だが、ネット上の感想を見る限り、『バイキング』の評判はいいとはいえない。 「初回では、最近誕生した言葉“ソーセージパン男子”を取り上げたほか、TAKAHIROが牛カツ屋を紹介する“食レポ”、江角マキコがマイブームを紹介するコーナーなど、盛りだくさん。しかし、コーナーばかりが多く、情報としてはかなり薄かった。ネット上では『ネットに頼りきった情報なんて、ネット見れば済む』『食レポが牛かつ屋一軒とかありえない』『長寿番組を終わらせてまで、やりたかったことが、これ?』などと、厳しい意見が相次いだ。 また、2回目の放送のメーン企画は、GENERATIONS from EXILE TRIBEの関口メンディーによるダイオウイカの捕獲ロケでしたが、メンディーは漁船に乗り込んだものの、漁に手を出すことは許されず、『ダイオウイカいますか!?』などと騒ぐばかり。当然、一度漁船に乗ったくらいで捕獲できるはずがなく、視聴者からは『まるでローカル番組みたい』『煽るばかりで、内容がない……』という否定的な声が噴出した。しかし、決して出演者が悪いわけではなく、あくまでも企画の問題。フジは今後、視聴者の意見をフレキシブルに聞きながら、徐々に内容を変えていく姿勢のようですから、今後に期待したいですね」(芸能ライター) フジの姿勢には、視聴者も薄々勘づいているようで、「これだけ発想ゼロの雑多な企画、なんだか視聴者を実験台にしている感じがする」「視聴率を取るために、ポリシーのない番組を目指してるんだろう。視聴者は舐められたものだな」という声も。 「長らく、『楽しくなければテレビじゃない』という信念を掲げてきたフジですが、この4月からの新キャッチコピーは『ヘンシン!新型フジテレビ』。『バイキング』が雑多で、薄っぺらい企画を詰め込んでいるのは、フジが変わろうとしているから。ここ数年、『時代遅れ』『企画力不足』などと言われ、他局に視聴率で遅れをとってきたフジが、エゴを捨て、視聴者目線に立って番組を作ろうとしている。『バイキング』は、そんな今のフジを象徴する番組なんです」(同) 今後も、さまざまな企画が試される『バイキング』。視聴者に受け入れられる番組へと、“ヘンシン”することはできるだろうか?フジテレビ『バイキング』番組サイト
日別アーカイブ: 2014年4月3日
メディアリテラシーを磨く最適のテキストか? “次世代原発”という甘い果実『パンドラの約束』
小泉元総理が“脱原発”を訴えるようになったのは、ドキュメンタリー映画『100,000年後の安全』(10)がNHKで放映されたのを観たことがきっかけだ。その後、小泉元総理は『100,000年後の安全』の舞台となったフィンランドの核廃棄物最終処理場「オンカロ」を視察。核廃棄物の処理が日本では不可能なことを実感し、“原発ゼロ”を主張するに至った。この国の首相経験者を方向転換させてしまうほどの影響力を、『100,000年後の安全』という一本のドキュメンタリー映画は持っていた。では、小泉元総理はこちらのドキュメンタリー映画を観たら、どのようなリアクションを見せるのだろうか。『パンドラの約束』なる、反原発派にとって厄介な作品が公開される。これまで環境保護の立場から原発に反対していた米国や英国の識者たちが、最近になって次々と“原発推進派”に転じていることを『パンドラの約束』は伝える。2013年に米国のサンダンス映画祭で上映された際に、事前調査では観客の75%が原発反対だったのが上映後には約8割が原発賛成に変わったという。 『パンドラの約束』を撮ったのは、英国出身、NY在住のロバート・ストーン監督。初めて撮った反核映画『Radio BIKINI』が1987年にアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされるなど“反原子力”の立場で映画を撮り続けてきた。ところが地球環境保全の重要さを訴えた『Earth Days』(09)を制作するうちに考え方が一変する。このまま原発に反対し火力発電に依存したままだと、地球は温暖化によって近いうちに破滅してしまう。地球を温暖化から守るためには、CO2を排出しない原発しかない。風力発電や太陽光発電は当てにならない。というのがストーン監督の論旨だ。福島の悲惨な状況を日々見ている日本人の多くから「おいおい、ちょっと待てよ」という声が聞こえてきそうだが、ここはもう少しストーン監督の考えを聞いてみよう。 ストーン監督をはじめ、『パンドラの約束』に登場する環境活動家たちが原発推進派に鞍替えした主な理由はこうだ。1950年代に米国で原発の実用化の研究が進み、2種類の原発が開発された。軽水炉型原発と増殖炉型原発である。増殖炉型は燃費がとてもよく、燃料を再処理・再利用できる。優れものの夢の新エネルギーだった。一方の軽水炉型はシンプルな構造ゆえに低予算で建設することが可能だが、大量の廃棄物が生じてしまう。当時の米国はソ連と軍事、科学、産業、外交……とあらゆる面で競っており、国際市場にいち早く米国主導の原発を普及させるために見切り発車的に軽水炉を実用化させてしまった。スリーマイル島もチェルノブイリも福島も、原発事故はどれも軽水炉で起きたもの。増殖炉だったらメルトダウンは起きず、事故を防ぐことができたという。しかも増殖炉は廃棄物をちょっとしか出さない。増殖炉がこれから普及していけば、メルトダウンの恐れはなく、CO2も排出せず、核廃棄物の捨て場を探さなくても済む。すべて万々歳というわけだ。カメラを手にしたロバート・ストーン監督とジャーナリストのマーク・ライナース氏。2人とも環境保護から原発推進派に転向した。
原発はとてもクリーンで安全だとストーン監督は言い切る。米国のスリーマイル島事故が大騒ぎになったのは、事故の直前に劇映画『チャイナ・シンドローム』(79)が公開されていたために人々は恐怖心を煽られてパニック状態に陥ってしまったのだと。でも、米国では原発によって誰ひとり死んでいないと誇らしく語る。チェルノブイリ事故で100万人が亡くなったと反原発派がヒステリックに叫ぶのは根拠がないと否定する。チェルノブイリ事故で亡くなった人はわずか56人にすぎないのだと。東日本大震災から1年経過した福島をストーン監督はジャーナリストのマーク・ライナース氏と共に訪ね、避難所生活を送る人々に同情を寄せつつも、子どもを外で遊ばせないのは放射能を過度に怖がりすぎだと指摘する。IFR(一体型高速炉)と呼ばれる第四世代の原子炉が実用化さえすれば、世界中に電気が行き渡り、発展途上国で暮らす人々を貧困と病気などの苦しみから救うこともできると力説する。 月刊誌「WEDGE」(ウェッジ社)の2013年9月号にロバート・ストーン監督のインタビューが掲載されている。気になった箇所を抜粋してみよう。 「我々はおよそ50年の間、商業用の原子力を保持してきました。その間に、世界では3回の原子力事故が起こりました。スリーマイル島、チェルノブイリと福島です。国連の最も信頼できる科学的見識によると、人の死や放射能による発病が起こったとされている唯一の事故はチェルノブイリです」 「化石燃料による汚染によって、毎年300万人が亡くなっていると推定されています。毎年です。それに比べ、商業用の原子力による死者として確認されているのはたった56人のみであり、そしてその全ては(設計に欠陥のある施設で異常な判断ミスのあった)チェルノブイリで起きたものです」フクシマでの事故以降、環境保護を訴える人たちはヒステリックに原発に反対していると『パンドラの約束』は異議を唱える。
これはストーン監督の明らかな間違いだ。日本では2004年に福井県美浜原発で蒸気噴出事故が起き、点検中だった作業員5名が亡くなっている。商業炉ではないが、1997年には茨城県東海村のウラン加工施設「JCO東海事業所」で臨界事故が起き、2名が被曝で亡くなっている。世界初の高速増殖炉である福井県敦賀市の「もんじゅ」では事故が相次ぎ、関係者が自殺に追い込まれた。またストーン監督が挙げた犠牲者の数には、今回の福島第一原発事故の復旧作業に従事していた作業員たちが事故や体調不良を訴えて亡くなったケースや避難生活での関連死は含まれていない。でも、そのことを伝えてもストーン監督は、化石燃料や地球温暖化がもたらす災いに比べれば、無視できるほどの微々たる数字ではないかと反論するのだろう。原発先進国としてフランスのエネルギー政策を激賞しているが、フランスでも大なり小なりのトラブルは起きているのではないのか。ストーン監督は原発推進派にとって不都合な部分には言及しない。 原発推進派がどのくらいの認識で自説を主張しているのかを知っておく意味でも、『パンドラの約束』は反原発派も観るべき価値のある作品だといえる。また、冒頭で小泉元総理が方向転換したことに触れたが、言い換えれば元総理は現職中は核廃棄物の危険性を充分理解していなかったということでもある。一国の舵取りを任された為政者でも、原発についてその程度の知識しか持ち合わせていなかったのだ。原発賛成派も反対派も、まずは『100,000万年後の安全』と『パンドラの約束』の2作品を見比べてみたほうがいい。経済効果や環境保護について議論する前に、自分たちが普段当たり前のように使っている電気がどのような仕組みで作られているのかを、もう少しまともに知っておく必要がある。 『パンドラの約束』は次世代原発によってクリーンなエネルギーが隅々まで行き渡った地球が燦然と光り輝く姿を予想して終わりを告げる。このラストシーンもそのまま受け入れることはできない。地球上から闇が消えてしまうことが本当に明るい未来なのだろうか。最後の最後まで観る側のメディアリテラシー力を問い掛けてくる、挑発的な作品である。 (文=長野辰次)NY、パリ、東京、福島、チェルノブイリ……と世界各地で放射能値を測定。原発があるなしに関わらず、どこにでも放射能は存在する。
『パンドラの約束』
監督・脚本/ロバート・ストーン 出演/スチュアート・ブランド、ギネス・クレイヴンズ、レン・コッホ、マーク・ライナース、リチャード・ローズ、マイケル・シェレンバーガー、チャールズ・ティル 提供/フィルムヴォイス 配給/トラヴィス 4月12日(土)より名古屋・伏見ミリオン座にて先行上映、19日(土)より渋谷シネマライズほか全国順次公開
<http://www.pandoraspromise.jp>
性欲と、性交欲と、生殖欲。はき違えて性欲減退&レスの危機に!
Photo by Shannen Driscoll from Flickr
新年度を迎えましたね。4月を新しい年度の始まりとする文化は日本独特ですが、春の訪れとともにリスタートできるこの感じ、私はけっこう好きです。元日に考えた今年の抱負をもう一度振り返り、リセットできるのも、私のような意思の弱い人間にとってはありがたいこと。でも、そういう人、少なくないでしょ? きちっとクリアしていく立派な人もいる一方で、三日坊主で終わった「2014年の抱負」の屍を見ないふりしながら3カ月間を過ごし、新年度ってことでまた目標を定めて、それも三日坊主に……というのを、毎年繰り返している人のほうが多いのではないでしょうか。
さて、私の2014年元日の抱負は「たくさんセックスする」でした。ぶっちゃけ、これがぜんぜんクリアできていません……。かなり固く決意したし、もともと好きな行為だから、なんなくクリアできるかと思いきや、事はそう簡単に運びません。一体なぜ? 原因は簡単に思い当たりました。
『まどマギ』実写化でアニヲタ×乃木坂46ヲタの全面抗争が勃発! 「21歳で少女って……」
大人気アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』(TBS系/以下、『まどマギ』)の乃木坂46による実写化が、アニヲタの間で物議を醸している。 Blu-ray&DVD『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ<新編>叛逆の物語』(アニプレックス)と、乃木坂46のニューシングル「気づいたら片想い」(ソニー・ミュージックレコーズ)の発売日が同じ日だったことから実現したという、このコラボ。乃木坂46の白石麻衣、生駒里奈、生田絵梨花、松村沙友理、西野七瀬が、同アニメの魔法少女に扮し、アクションシーンに挑戦。この映像は、同Blu-ray&DVDのCMとして、2日から放送されている。 これにネット上では、アニヲタから「実写化なんてするなよ」「なんじゃこりゃ」「誰得!?」「何度見ても、どれが主役だか分かんない」「制服着てるのは、杏子なの……か?」「絶対に見ない。見たら死ぬ」といったコメントが相次いでいる。 「『まどマギ』は、コスプレイヤーからの人気も高く、アニメイベントなどには、ピンクや水色など色とりどりのカツラをかぶったレイヤーが集まる。しかし、今回の実写化は、見た目は普段の乃木坂46のメンバーそのもの。衣装はコスプレっぽいものを着ていますが、特にアニメ作品に近づけようという意図は感じられない。なんとも中途半端な実写化の企画に、アニヲタはあきれ返っています」(アニメ誌編集者) 映像のディレクションを手掛けたのは、AKB48やEXILE、安室奈美恵などのミュージックビデオで知られる久保茂昭氏。制作サイドによれば、同映像は「アニメをベースに、世界観をオリジナルで構築したもの」だといい、魔法少女の衣装もオリジナルなのだとか。ゆえに、アニメ作品とかけ離れているのは当然なのだが、この意図をアニヲタに伝えるのは容易ではないだろう。 YouTube上には、「【放送事故】 魔法少女まどか☆マギカ実写化 乃木坂46 が酷すぎて事故」というタイトルでCM動画が投稿されており、コメント欄では「止めて」「ないわぁ……」「なんで劣化させるんだ」「21歳で少女って……」といったアニヲタのコメントに対し、ドルヲタが「乃木坂なめんなよ」「乃木坂をバカにするやつは大抵アニヲタだからな! 二次元とかまじないわー!」「アニヲタ気持ちわり」と返すなど、小競り合いを繰り広げている。 ファン心理を逆なでしてしまった、今回のコラボCM。出演した乃木坂46には、二次元作品が大好きなメンバーもいるようだが、本人はどのような心境なのだろうか?『気づいたら片想い』(ソニー・ミュージックレコーズ)
宇多田ヒカル、ラジオ最終回でかけた一曲にまつわる「藤圭子さんの摩訶不思議な事件」
『First Love ‐15th Anniversary Edition‐』/EMI Records Japan
5月23日にイタリアのファザーノ市の教会で挙式することが決まっている宇多田ヒカル(31)。彼女が出演していたInterFM「KUMA POWER HOUR with Utada Hikaru」の最終回で「決してInterFMさんに『この野郎、何回も番組を飛ばしやがって』と怒られたわけではなく、丸1年がたって、そろそろおいとましようかと思った次第です」と説明し、「今日は大好きな曲をかけていきます」と楽しそうに話し始めた。
そして、1996年に発表された、母(故・藤圭子さん)とのデュエット曲「ゴールデン・エラ」をかけた。「最後に父も手伝っていて、確か父と母の共作だったと思います。こっ恥ずかしいのですが。でも、こうして家族としての作品が残っているのは素晴らしいことですね」と紹介していた。
「本能で決めた」桐谷健太の結婚報告ブログが気持ち悪い!!
お手軽な手続きで健康な人が強制入院!? 韓国で精神病患者が急増しているワケ
韓国では最近、精神科病院に入院する人が急増しているという。極度の競争社会によるストレスが原因かと思いきや、どうやら精神病患者自体が急激に増えているというわけではないらしい。なんと、健康でありながら本人の同意もなく“強制入院”させられる人が増加しているというのだ。その数は、ここ4年間で10倍に膨れ上がったと分析されている。 そもそも韓国の強制入院のプロセスは、あまりに“お手軽”だ。その法的根拠となっている精神保健法第24条では、以下のように規定されている。 「精神医療機関などの責任者は、精神疾患者の保護義務者2人の同意(保護義務者が1人の場合は1人の同意とする)があり、精神健康医学科専門医が入院の必要があると判断した場合に限り、当該精神疾患者を入院させることができる」 これがいかに異常なことかは、他国と比べてみるとわかりやすい。イタリアは強制入院制度自体がないし、アメリカやドイツなどは法官の同意がなければ入院させることができない。日本の措置入院も、都道府県知事への通報や「指定する2人以上の指定医の診察」などが必要だ。しかし韓国では、保護者2人の同意と精神科病院の医師だけで、つまり第三者を介さず入院を強制できるのだ。韓国の精神科病院の入院患者のうち87%以上が強制入院というデータは、その手軽さを雄弁に語っている。 保護者とは多くの場合、本人の両親や兄弟など家族を指す。したがって、精神科病院に強制入院させている実行者は、ほかでもなくその家族なのだ。「相続問題で姉を」「会社の経営権を奪うために弟を」「巨額の補償金のために姪を」などなど、自分の利益のために家族・親族を強制入院させた事例は枚挙にいとまがない。家族の同意で入院となった“患者”は、退院の際も家族の同意が必要となる。入院を強制された理由が理由であるため、出る自由はほとんどないといえるだろう。 さらに問題なのは、精神科病院側がそんな家族と結託している事実だ。韓国では、精神科病院の患者1人に対して月100~150万ウォン(約10~15万円)が健康保険公団や国家から支給される。保護義務者から入院の相談をされた病院側の医師がどんな対応をするかは、想像に難くないだろう。ある弁護士はメディアにこう証言する。 「患者1人を閉じ込めておけば、月150万ウォンの収入が創出されて、それが精神科病院の収入源になっています。医師は診断もしない。形式的に保護義務者の言葉だけを聞いて書類を作ります。とても不純な意図によって……」 治療のためではなく、“監禁手段”として悪用されている韓国の精神科病院。制度が悪いのか、それとも人が悪いのか。いずれにせよ、強制入院が重大な人権侵害であることだけは間違いないだろう。イメージ画像(「Thinkstock」より)
お手軽な手続きで健康な人が強制入院!? 韓国で精神病患者が急増しているワケ
韓国では最近、精神科病院に入院する人が急増しているという。極度の競争社会によるストレスが原因かと思いきや、どうやら精神病患者自体が急激に増えているというわけではないらしい。なんと、健康でありながら本人の同意もなく“強制入院”させられる人が増加しているというのだ。その数は、ここ4年間で10倍に膨れ上がったと分析されている。 そもそも韓国の強制入院のプロセスは、あまりに“お手軽”だ。その法的根拠となっている精神保健法第24条では、以下のように規定されている。 「精神医療機関などの責任者は、精神疾患者の保護義務者2人の同意(保護義務者が1人の場合は1人の同意とする)があり、精神健康医学科専門医が入院の必要があると判断した場合に限り、当該精神疾患者を入院させることができる」 これがいかに異常なことかは、他国と比べてみるとわかりやすい。イタリアは強制入院制度自体がないし、アメリカやドイツなどは法官の同意がなければ入院させることができない。日本の措置入院も、都道府県知事への通報や「指定する2人以上の指定医の診察」などが必要だ。しかし韓国では、保護者2人の同意と精神科病院の医師だけで、つまり第三者を介さず入院を強制できるのだ。韓国の精神科病院の入院患者のうち87%以上が強制入院というデータは、その手軽さを雄弁に語っている。 保護者とは多くの場合、本人の両親や兄弟など家族を指す。したがって、精神科病院に強制入院させている実行者は、ほかでもなくその家族なのだ。「相続問題で姉を」「会社の経営権を奪うために弟を」「巨額の補償金のために姪を」などなど、自分の利益のために家族・親族を強制入院させた事例は枚挙にいとまがない。家族の同意で入院となった“患者”は、退院の際も家族の同意が必要となる。入院を強制された理由が理由であるため、出る自由はほとんどないといえるだろう。 さらに問題なのは、精神科病院側がそんな家族と結託している事実だ。韓国では、精神科病院の患者1人に対して月100~150万ウォン(約10~15万円)が健康保険公団や国家から支給される。保護義務者から入院の相談をされた病院側の医師がどんな対応をするかは、想像に難くないだろう。ある弁護士はメディアにこう証言する。 「患者1人を閉じ込めておけば、月150万ウォンの収入が創出されて、それが精神科病院の収入源になっています。医師は診断もしない。形式的に保護義務者の言葉だけを聞いて書類を作ります。とても不純な意図によって……」 治療のためではなく、“監禁手段”として悪用されている韓国の精神科病院。制度が悪いのか、それとも人が悪いのか。いずれにせよ、強制入院が重大な人権侵害であることだけは間違いないだろう。イメージ画像(「Thinkstock」より)
【求む。】「月刊サイゾー」編集アシスタント募集
株式会社サイゾーでは現在、「月刊サイゾー」編集部の編集アシスタントを募集しております。雑誌「月刊サイゾー」、課金制ウェブメディア「サイゾーpremium」の編集作業において発生するさまざまな事務、サポート作業などが主な業務となります。
演劇カンパニー「かもめマシーン」新作公演『ニューオーダー』
演劇カンパニー「かもめマシーン」(東京都江東区白河3-8-13-405 主宰:萩原雄太)では、2014 年4 月に新作公演『ニューオーダー』を上演致します。 ■コンセプト 少なくない数の人が、東京を離れていった。けれども、僕は東京を離れるという選択をすることができなかった。なぜできないのかと問われれば、さまざまな理由がある。僕も、僕の妻も東京で仕事をしているし、多くの友達や知り合いが東京に暮らしている。決して住みやすいとは言えないが、便利だし気楽だ。「安全」と言われる場所には、頼れる親戚も友達もいなかった。 けれども、それらは、本当の理由なのだろうか? 「なぜ、ここに住んでいるのか」を、3 年前からずっと考えているような気がする。そして、考えれば考えるほど、その理由のなさにイライラしながら、それでも僕はこの街に住んでいる。それは、住んで「しまって」いると言い換えてもいい。いったい、どれくらい危険だったら、僕はこの街を捨てるのだろうか? ■あらすじ 夜行バスのターミナルは、かつて浄水場を埋め立てられてつくられた。 そこに、アヤメという女性がいる。 彼女はその国の最も大きな都市で育った。 彼女は今もその都市で暮らし、そして、バスターミナルにいる人々を眺めている。 アヤメにはカホという幼なじみがいる。 妊娠して、彼女はこの街を「安全ではないかもしれない」と考えるようになった。 彼女は、西にある街へと引っ越していった。 ある夜のこと。アヤメの目の前で、1匹の猫がバスに轢かれて、死んだ。 誰も、それに目を向けようとはしなかった。 アヤメはその猫を埋めてあげようと思った。 けれども、この都市には、猫を埋められるような土地は見つからない。 アヤメの脳裏にはカホの「安全じゃない」という言葉が引っかかっている。 アヤメは、猫を埋めるために歩き出した。 ■Cast イグロヒデアキ 清水穂奈美 林弥生(海ガメのゴサン) 横手慎太郎(シンクロ少女) ■Staff 作・演出 萩原雄太 照明 千田実(CHIDA OFFICE) 宣伝美術 藤井隆史 製作 かもめマシーン ■公演日程 【北九州公演】 4 月12 日(土) 19:00 4 月13 日(日) 15:00 【東京公演】 4 月25 日(金) 19:30 4 月26 日(土) 14:30/19:30 4 月27 日(日) 18:30 4 月28 日(月) 19:30 4 月29 日(火・祝) 15:00 ※受付・開場は開演の30 分前 ※全席自由席 ■劇場住所 【北九州公演】 枝光本町商店街アイアンシアター 〒805-0008 福岡県北九州市八幡東区枝光本町8-26 Mail :<irotheater@otegarugekijou.org> Tel : 093-616-9890 【東京公演】 北品川・フリースペース楽間 〒140-0001 東京都品川区北品川1-28-11 ■チケット料金 北九州公演 前売1500 円/当日1800 円 東京公演 前売1800 円/当日2000 円 ■チケット予約 メール:<kamomemachine@gmail.com> お名前/人数/ご来場日時を明記の上、上記アドレスまでご連絡ください。 3 日以内に折り返し予約確認のメールを差し上げます。 予約フォーム: 北九州公演 <https://ticket.corich.jp/stage/apply.php?sid=53247&sdn=1> 東京公演 <https://ticket.corich.jp/stage/apply.php?sid=53248&sdn=1> ●かもめマシーン プロフィール 2007 年より東京都を中心に活動。カンパニー名はチェーホフの「かもめ」とハイナー・ミュラーの「ハムレットマシーン」に由来する。2011 年に福島県双葉郡広野町で行った路上劇『ゴドーを待ちながら』は、The Wall Street Journal やイタリア・ローマ演劇博物館の展覧会『Waiting for Godot today?』でも取り上げられ注目を集める。近作にAAF 戯曲賞を受賞した『パブリックイメージリミテッド』(2012 年・下北沢・小劇場楽園)、『雲。家。』(エルフリーデ・イェリネク作、2011 年・銀座・若山美術館)、『スタイルカウンシル』(2013 年・ST スポット横浜)など。 ●作・演出 萩原雄太 コメント 今回の作品は、とても個人的な理由からつくられています。僕は、東京という街に暮らしていますが、震災後、どうしてここに住んでいるのかわかりません。ここに住んでいることに対して、なんとなく不安になりながらではなく、確信のようなものを持って住みたい思い、この作品を創作しました。 けれども、はたして、どれだけの人がその土地を選び、その土地に暮らしているのでしょうか? 住むとは、いったいどういうことでしょうか? それは、東京の人々だけでなく、震災後の日本人に否応なくつきつけられた大きなテーマのように感じます。








