1月ももうおしまい! 2014年冬クールアニメも一通り出そろったということで、極私的おすすめアニメを羅列してみたいと思います! 「あれがない」「これがない」というクレームは受け付けません! 極私的だもんね!
■『スペース☆ダンディ』
レトロフューチャーなビジュアルが印象的な本作は、伝説的アニメ『カウボーイビバップ』に参加したスタッフをはじめ、大友克洋、田島昭宇、円城塔、ロマン・トマ、大河原邦夫、宮武一貴など豪華クリエイターが参加。音楽面も菅野よう子、岡村靖幸、やくしまるえつこ、ミト(クラムボン)、川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)、☆Taku Takahashi(m-flo)など、そうそうたる面々が集結した超豪華な作品です。
その内容は、絵が動く動く! お話もコミカルで、派手なアクションあり、映画のパロディあり、お色気ありと、なんでもアリな内容。アニメーションの持つ想像力の自由さは無限大だということを再認識させてくれる、エンタテインメント作品となっています。本作を一言で言うなら、「クール」です!
■『バディ・コンプレックス』
来ました来ました来ましたよー! サンライズお得意の、リアルロボットアニメ最新作です。『ガンダム』シリーズをはじめ、多数のロボットアニメを生み出してきた同社の若手スタッフ中心の編成となっており、作品全体にも心なしか勢いが感じられます。
見どころはなんといっても「カップリングシステム」でしょう。渡瀬青葉と隼鷹(じゅんよう)・ディオ・ウェインバーグのイケメン主人公2人が、戦闘中にお互いの乗り込むロボット(劇中ではヴァリアンサーと呼ばれる)を接近させ、「プロポージング!」のセリフを叫ぶと、2人は感覚や操縦技術を共有。さらに機体も変形し、パワーアップしてしまうこのシステム。
ボーイズラブ要素をにおわせる名称が気になりますが、単純にバディものとして見てもなかなか熱い設定です。特に、ピンチのシーンで2人が肩を寄せ合ってからの一発逆転という展開は、ヒーロー物の王道。作画のクオリティも非常に高く、手描きのロボットがグリグリと空中戦を繰り広げる様は痛快です。ロボットアニメ好きなら、チェックして損はありません!
■『いなり、こんこん、恋いろは。』
ふとしたきっかけで変身能力を授かった女子中学生・伏見いなりが、その能力を通じて恋愛や友情を育むというストーリーの本作。本作の魅力を語るなら、とにかく美麗な風景とキャラクターのかわいらしさ。そして、非常に丁寧な人物描写でしょう。二転三転するストーリーの中で、生き生きと動き回るキャラクターたちは、みな素直で優しく、温か。そこで展開するちょっぴり不思議な人間ドラマは、どこか懐かしくもあり、老若男女楽しめる上質なファンタジーです。
この雰囲気は何かに似ているな~と思ったら、80年代にスタジオぴえろが制作していた『魔法少女』シリーズです。あえて言うなら、『魔法のスター マジカルエミ』の空気感に近いのかなあ。
制作を担当するのは、AICから独立したスタッフによって設立された新会社・プロダクションアイムズ。同社初の元請作品となります。
■『みんなで集まれ!ファルコム学園』
すみません。僕、日本ファルコムのゲームが大好きなんです。『イース』シリーズやら『英雄伝説』シリーズやら、日本ファルコムのゲームキャラたちが集まってドタバタやってるだけで満足なんです。ストーリーとか作画とか、そういうのはどうでもいんです。リリアが、エステルが、ティオが毎週動いてしゃべって、何かワチャワチャやってるだけで感無量なんです。そんな僕らのための作品です。ま、2分枠アニメなんで多くを求めてもね。
■『となりの関くん』
今期のベスト花澤さんアニメです。毎回、授業中に隣の席で予想外の行動を取る関君に対し、花澤香菜演じる横井るみがすさまじいテンションでツッコミを入れまくる姿は、それだけで笑えます。
また、エンディングテーマ「Set Them Free デスクトップドラムver.」では、カシオペア、熱帯JAZZ楽団で知られるドラマー・神保彰がドラム演奏で参加。関君のコスプレをした神保が、実際に机の前に座り、この曲に合わせて筆箱や茶わんなどを叩いている姿が自身のFacebookで公開され、大きな話題を呼びましたが、とにかく遊び心あふれる本作。一日の最後に、何も考えずゲラゲラと笑えることをお約束します!
■『WakeUp,Girls!』
いろいろな意味で世間に話題を振りまく、ヤマカンこと山本寛監督の最新作です。内容は、東北を舞台にしたローカルアイドルの活躍を描く、といったもの。アイドル物アニメというと、すでに飽和状態と思われていましたが、ヤマカンはどこまでも泥くさく、リアルな「芸能」の姿を描こうとしています。社長の資金持ち逃げから始まり(その後、なし崩し的に元のさやに戻りますが)、スーパー銭湯での水着ライブ&接待、パンチラをも辞さないライブ……。とにかく華やかではなく、露悪的なまでに泥くさい芸能の世界が描かれます。
正直、最初は冷やかし半分で見ていたのですが、第3話まで見た時になぜか感動し「もっと見ていたい」と思っている自分がいました。本作の魅力はどこにあるのでしょうか?
なんの武器も持たず、ビジュアルという時限式の資本だけで芸能界に飛び込んだアイドルたちは、毎回さまざまな「現実」と直面します。芸能界という「現実」、自分たちの知名度という「現実」、男性が自分たちをどう見ているのかという「現実」、そして震災以降の東北という「現実」……。と同時に、そういったシビアでリアルな現実の中で、少女たちは誰かにとっての希望かになれるかもしれないという、自分たち自身の「希望」に気づいていきます。
そういう「少女たちの目覚め」を描こうとしている本作は、ファンがアイドルに何を期待しているのか。アイドルを求める我々は、何に絶望し、何に希望を抱いているのかを浮き彫りにしてくれるのかもしれません。そういったリアルなドラマと、地に足の着いた感動が本作の魅力なのではないでしょうか。
ただ、残念ながら本作が大ヒットに至ることはないかもしれません(だって、作画面が絶望的にダメダメなんです……。これは致命的!)。しかし、だからといって「ダメアニメ」の烙印を押すには惜しすぎる……。本作が内包するテーマとドラマ性に、一抹の期待を感じずにはいられません。
***
以上、勝手に思うままに書きなぐってみました。ほかにもこんな面白い作品があるよ! という方はぜひ教えてくださいね! ではっ!
(文=龍崎珠樹)
超豪華エンタメ作からヤマカン最新作まで! 2014年冬クール“極私的”おすすめアニメ
1月ももうおしまい! 2014年冬クールアニメも一通り出そろったということで、極私的おすすめアニメを羅列してみたいと思います! 「あれがない」「これがない」というクレームは受け付けません! 極私的だもんね!
■『スペース☆ダンディ』
レトロフューチャーなビジュアルが印象的な本作は、伝説的アニメ『カウボーイビバップ』に参加したスタッフをはじめ、大友克洋、田島昭宇、円城塔、ロマン・トマ、大河原邦夫、宮武一貴など豪華クリエイターが参加。音楽面も菅野よう子、岡村靖幸、やくしまるえつこ、ミト(クラムボン)、川辺ヒロシ(TOKYO No.1 SOUL SET)、☆Taku Takahashi(m-flo)など、そうそうたる面々が集結した超豪華な作品です。
その内容は、絵が動く動く! お話もコミカルで、派手なアクションあり、映画のパロディあり、お色気ありと、なんでもアリな内容。アニメーションの持つ想像力の自由さは無限大だということを再認識させてくれる、エンタテインメント作品となっています。本作を一言で言うなら、「クール」です!
■『バディ・コンプレックス』
来ました来ました来ましたよー! サンライズお得意の、リアルロボットアニメ最新作です。『ガンダム』シリーズをはじめ、多数のロボットアニメを生み出してきた同社の若手スタッフ中心の編成となっており、作品全体にも心なしか勢いが感じられます。
見どころはなんといっても「カップリングシステム」でしょう。渡瀬青葉と隼鷹(じゅんよう)・ディオ・ウェインバーグのイケメン主人公2人が、戦闘中にお互いの乗り込むロボット(劇中ではヴァリアンサーと呼ばれる)を接近させ、「プロポージング!」のセリフを叫ぶと、2人は感覚や操縦技術を共有。さらに機体も変形し、パワーアップしてしまうこのシステム。
ボーイズラブ要素をにおわせる名称が気になりますが、単純にバディものとして見てもなかなか熱い設定です。特に、ピンチのシーンで2人が肩を寄せ合ってからの一発逆転という展開は、ヒーロー物の王道。作画のクオリティも非常に高く、手描きのロボットがグリグリと空中戦を繰り広げる様は痛快です。ロボットアニメ好きなら、チェックして損はありません!
■『いなり、こんこん、恋いろは。』
ふとしたきっかけで変身能力を授かった女子中学生・伏見いなりが、その能力を通じて恋愛や友情を育むというストーリーの本作。本作の魅力を語るなら、とにかく美麗な風景とキャラクターのかわいらしさ。そして、非常に丁寧な人物描写でしょう。二転三転するストーリーの中で、生き生きと動き回るキャラクターたちは、みな素直で優しく、温か。そこで展開するちょっぴり不思議な人間ドラマは、どこか懐かしくもあり、老若男女楽しめる上質なファンタジーです。
この雰囲気は何かに似ているな~と思ったら、80年代にスタジオぴえろが制作していた『魔法少女』シリーズです。あえて言うなら、『魔法のスター マジカルエミ』の空気感に近いのかなあ。
制作を担当するのは、AICから独立したスタッフによって設立された新会社・プロダクションアイムズ。同社初の元請作品となります。
■『みんなで集まれ!ファルコム学園』
すみません。僕、日本ファルコムのゲームが大好きなんです。『イース』シリーズやら『英雄伝説』シリーズやら、日本ファルコムのゲームキャラたちが集まってドタバタやってるだけで満足なんです。ストーリーとか作画とか、そういうのはどうでもいんです。リリアが、エステルが、ティオが毎週動いてしゃべって、何かワチャワチャやってるだけで感無量なんです。そんな僕らのための作品です。ま、2分枠アニメなんで多くを求めてもね。
■『となりの関くん』
今期のベスト花澤さんアニメです。毎回、授業中に隣の席で予想外の行動を取る関君に対し、花澤香菜演じる横井るみがすさまじいテンションでツッコミを入れまくる姿は、それだけで笑えます。
また、エンディングテーマ「Set Them Free デスクトップドラムver.」では、カシオペア、熱帯JAZZ楽団で知られるドラマー・神保彰がドラム演奏で参加。関君のコスプレをした神保が、実際に机の前に座り、この曲に合わせて筆箱や茶わんなどを叩いている姿が自身のFacebookで公開され、大きな話題を呼びましたが、とにかく遊び心あふれる本作。一日の最後に、何も考えずゲラゲラと笑えることをお約束します!
■『WakeUp,Girls!』
いろいろな意味で世間に話題を振りまく、ヤマカンこと山本寛監督の最新作です。内容は、東北を舞台にしたローカルアイドルの活躍を描く、といったもの。アイドル物アニメというと、すでに飽和状態と思われていましたが、ヤマカンはどこまでも泥くさく、リアルな「芸能」の姿を描こうとしています。社長の資金持ち逃げから始まり(その後、なし崩し的に元のさやに戻りますが)、スーパー銭湯での水着ライブ&接待、パンチラをも辞さないライブ……。とにかく華やかではなく、露悪的なまでに泥くさい芸能の世界が描かれます。
正直、最初は冷やかし半分で見ていたのですが、第3話まで見た時になぜか感動し「もっと見ていたい」と思っている自分がいました。本作の魅力はどこにあるのでしょうか?
なんの武器も持たず、ビジュアルという時限式の資本だけで芸能界に飛び込んだアイドルたちは、毎回さまざまな「現実」と直面します。芸能界という「現実」、自分たちの知名度という「現実」、男性が自分たちをどう見ているのかという「現実」、そして震災以降の東北という「現実」……。と同時に、そういったシビアでリアルな現実の中で、少女たちは誰かにとっての希望かになれるかもしれないという、自分たち自身の「希望」に気づいていきます。
そういう「少女たちの目覚め」を描こうとしている本作は、ファンがアイドルに何を期待しているのか。アイドルを求める我々は、何に絶望し、何に希望を抱いているのかを浮き彫りにしてくれるのかもしれません。そういったリアルなドラマと、地に足の着いた感動が本作の魅力なのではないでしょうか。
ただ、残念ながら本作が大ヒットに至ることはないかもしれません(だって、作画面が絶望的にダメダメなんです……。これは致命的!)。しかし、だからといって「ダメアニメ」の烙印を押すには惜しすぎる……。本作が内包するテーマとドラマ性に、一抹の期待を感じずにはいられません。
***
以上、勝手に思うままに書きなぐってみました。ほかにもこんな面白い作品があるよ! という方はぜひ教えてくださいね! ではっ!
(文=龍崎珠樹)



熊本市・慈恵病院、全国児童養護施設協議会および全国里親会がが放送中止などを訴えている芦田愛菜主演ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)。29日放送の第3話について、スポンサー全8社がCM放送を見合わせることが分かった。
初回のスポンサークレジットに表示されていた企業は、花王、日清食品、スバル、エバラ食品、小林製薬、三菱地所、ENEOS、キューピーの8社。しかし第2話では、スポンサークレジットの表示がなくなったほか、エバラ、ENEOS、キューピーの3社がCMを中止。今後は、ACジャパンのCMなどに差し替わるという。
日本テレビの大久保好男社長は、27日の定例会見で、放送回数や内容の変更はしないと明言。「日本テレビに対する抗議を重く受け止めるが、そのこととストーリーを変えることは必ずしもイコールではない。重々承知の上でドラマ作りが続けられていくと思う。最後まで見ていただければ、理解をいただけると思う」とした。
視聴者から寄せられる声については「非難の声もあるが、2話目の放送以後は初回放送後より推奨の声が多い」といい、「施設で育った方からも『続けてくれ』との声が多い」と説明した。
同様に制作局長の佐野讓顯氏も、ストーリーを変更する予定がないことを明かし、「3、4、5話を見ていけば、制作の意図が分かっていただけると思う」と理解を求めた。
依然として一歩も引かない日本テレビだが、その理由のいくつかを、28日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)が伝えている。
記事によれば、同ドラマの収録は前倒しで進んでおり、初回放送時には全9話中、第7話まで撮り終えていたという。さらに、スポンサーは半年間や1年間といった一定期間で契約をするため、CMや提供クレジットを放送しなくても、テレビ局の広告収入が減ることはないのだとか。
また、今月22日には、赤ちゃんポストを設置している慈恵病院が、放送倫理・番組向上機構(BPO)に審議を求める申立書を送付しているが、申し立てしたものすべてが審理入りするわけではない上、BPOに放送中止を強制する権限はないという。
「第3話は、里親候補がなかなか見つからない17歳のオツボネ(大後寿々花)に、『星座が射手座であれば、年齢性別不問で子どもを引き取りたい』という里親候補の夫妻が現れるというストーリー。今後は、“108人の子どもを里子に出す”ことを目標にしている施設長(三上博史)の、秘められた過去も明らかになるとか。現在、局サイドはスポンサーにCMを再開してもらえるよう、説得しているといいますから、今後のストーリー次第ではCMが復活する可能性もありそうです」(映像制作会社関係者)
佐野制作局長が「3、4、5話を見ていただければ……」というとおり、ドラマへの印象は変わっていくのだろうか? それに伴うスポンサーの判断にも、関心が集まりそうだ。
