水嶋ヒロが口にした「幸せです」の言葉に感じてしまった、戦慄とある予感

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映画『黒執事』公式サイトより

――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎水嶋ヒロに既視感
 映画『黒執事』のプロモーションで、久々にいろんなテレビ番組に出ていた水嶋ヒロ。別に容姿が著しく衰えたワケでもないし、言っていることも清く正しい正論なのだが。しかし、テレビというのは、そこに映る人の「空気感」を如実に伝えてしまう恐怖のメディア。都知事選の泡沫候補などを見るとわかりやすい。こういう物件が映し出される時の残酷さたるや、ほかのメディアの比ではないのだ。

 「この作品に携われて幸せです」と語る水嶋ヒロは、もう「ヤバー」の洪水。どこがどうと具体的に指摘できないところが、さらに拍車をかける。この状態、何かに似てると思ったら、洗脳騒動の時のX JAPANのToshlと同じだ。口にする言葉が理路整然としている割には、立て板に水で、人にまったく内容が伝らないところなんかもうそっくり。本当に、あそことつながってんじゃないだろうな。アダ名はやっぱり「アゴ男」なんだろうか。「ケツアゴ男」か。

 それより一番気になるのは、小説家を目指していた話が、まるでなかったことのようにキレイさっぱり脳内消去されていた点だ。都合の悪いことはなかったことにしてしまう、この消去力の強さ。動かぬ証拠。たとえどこにも入ってなかったとしても、これは社会的に見て「入信」といえよう。どこだ。どこに入った。案外「教祖・絢香」か。オルグ力強そうだしな。灯台下暗し。ってもう決めつけているわけだが。

刺され、切られ、犯され……小松彩夏が艶麗なゾンビに変身!

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撮影=後藤秀二
 まるでお人形さんのようなパーフェクトな顔立ちで、女優やグラビアアイドルとして活躍する小松彩夏。そんな彼女が、その美貌をかなぐり捨てて挑んだ初主演映画『Miss ZOMBIE』。鬼才・SABU監督によるモノクロの美しい映像を背景に、刃物で刺され、包丁で切られ、そしてレイプされてしまうなど、人間に徹底的にいじめ抜かれるゾンビ「沙羅」役を熱演している。今回、この作品がDVDとなってリリースされることを記念して、彩夏ちゃんに突撃インタビュー! 果たして、初主演・初ゾンビという経験は、彼女に一体何をもたらしたのか!? ――『Miss ZOMBIE』初主演おめでとうございます! 小松彩夏(以下、小松) ありがとうございます。映画の主演をさせていただくことがデビュー当時からの夢だったので、その夢が10年越しにかないました! 作品を初めて見た時に、エンドロールの一番最初に自分の名前が出てきて、思わずうるっとしてしまいました。あ、もちろん作品の内容にも泣きましたよ(笑)。 ――ただ、主演の夢は「ゾンビ」の姿ではなかったと思うんですが……。 小松 あはは、確かに。台本をいただいた時は自分がゾンビ役だと聞いていなかったので、配役を知って「あたしがゾンビ!?」と、衝撃的でした。しかも、読んでも読んでもセリフがない……。 ――彩夏ちゃん演じるゾンビの少女・沙羅は、作品中、まったくセリフをしゃべることがありません。いったい、どのように演技をしていたのでしょうか? 小松 5日間という短い期間で撮影したんですが、撮影に入る前に、監督と一緒にリハーサルを重ねました。監督が特にこだわっていたのが、ゾンビの独特の歩き方。ゾンビの心情に合わせて、歩き方を少し早くしたり、ゆっくりにしたり、と変化させなきゃならないんです。撮影に入る前に、プライベートでも、駅から家まですり足の練習をしたり、買い物袋もゾンビのように持ってみたりと、一生懸命練習を重ねました。 ――夜道で、そんな人に遭遇したくありません! 小松 近所の人からは、怖がられていたかもしれないですね(笑)。 ――これまでに、数々のゾンビ映画が公開されてきましたが、彩夏ちゃんはもともとゾンビ好きだった? 小松 何本かは見たことがありますが、あんまりゾンビには詳しくないんです……。監督にも「参考になるゾンビ映画はありませんか?」と聞いたんですが、「絶対にゾンビ映画は見ないで!」と言われました。今回、監督が目指したのは、まったく新しいゾンビ。今までのゾンビ作品とは、まったく別物なんです。コアなゾンビファンの人が見ても、いい意味で裏切れるんじゃないかな〜。 _MG_0140.jpg ――確かに、ここまでゾンビの心情にフォーカスした映画はないですよね。演じる上で、こだわった部分はありますか? 小松 セリフがないので、動きや表情など、ひとつひとつの動作を大切に演じるようにしました。目線の角度、動きの速度など、細かいところでゾンビの心情を表現したんです。もともと血を見るとクラッとしてしまうタイプなんですが、あまりにも夢中で演じていたからカットがかかってようやく「血が出てる!」と気付き、びっくりして貧血を起こしそうになりました。 ――ブログには「特殊メイクが大好き」と書かれていましたね。 小松 メイクといったら、普通、キレイにしてもらうはずなのに、逆に傷つけられて血だらけになっていくのが新鮮でした。今回の特殊メイクには、2時間半もかかったんですよ! ――ただ、これまでキレイでカワイイ彩夏ちゃんばかり追いかけてきたファンの心境は複雑なんじゃ……。 小松 沙羅は、一見弱そうに見えるんですが、心に強い部分を持っているひとりの女性なんです。それなのに、何もしていないのにゾンビであるというだけで、周囲からいじめられてしまう。弱い者ならば何をしてもいいのか? 見てる人に、ちょっとでも考えてもらえればいいなと思います。 ――ところで、彩夏ちゃんと同じく実写版『セーラームーン』に出演していた沢井美優さんも昼ドラ『天国の恋』(フジテレビ系)で意外な一面を開花させていましたが、彩夏ちゃんから見て、その活躍ぶりはいかがでしょう? 小松 当時、セーラー戦士を演じた5人は、みんなそれぞれ活躍しているんです。しかも、定期的に集まって、今でもすごく仲良し。『天国の恋』も、見ていて気持ちがいいですよね。ああいう役をやったら、すごく楽しいだろうなって思います。 ――「糞ガール」と罵られたり、「このカピバラ女!」と罵ったり……? 小松 賛否分かれと思いますが、私のイメージを崩していきたいんです。今回の『Miss ZOMBIE』でも、今まで見たことない私を見せることができました。これからも、いろいろな私を見せていきたいですね。 _MG_0152.jpg (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン]) ●こまつ・あやか 1986年、岩手県生まれ。雑誌「CANDy」のモデルオーディションに応募したことがきっかけで、芸能界デビュー。主な出演作に、テレビドラマでは『美少女戦士セーラームーン』(TBS系)、『バンビ~ノ!』(日本テレビ系)、『BUZZER BEAT~崖っぷちのヒーロー~』(フジテレビ系)、映画では『僕は妹に恋をする』『容疑者Xの献身』『僕等がいた(前編・後編)』などがある。 <http://ameblo.jp/ayaka-502/●イベント情報 開催日時:01月26日(日)15:00~ 場所:タワーレコード秋葉原店 出演:小松彩夏ほか その他詳細は、HPにて<http://tower.jp/store/event/2014/01/09701Miss%20Zombie>

賞賛される「凄い母親」と「普通に働く」ワーママの窮屈

【messyより】

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Photo by Virginia Anderson from Flickr

 東洋経済オンラインでの人気連載「ワーキングマザーサバイバル」が『凄母(すごはは) あのワーキングマザーが「折れない」理由』(東洋経済新報社)というタイトルで書籍化され、話題になっています。

 本書でも触れられていますが、現在日本政府が打ち出している成長戦略のひとつには「女性が輝く日本の実現」があり、大企業を中心に、時短勤務制度や男性の育児休暇取得など、育児をしながら働く女性を支援する制度が徐々に整えられているそうです。そうした状況のなかでバリバリに働きながら、子育てをしている女性11人(+ 長年日本のフェミニズムを牽引してきた上野千鶴子先生)へのインタビューをまとめた本書は、messy読者にとっても注目に値する一冊と言えましょう。

 しかし(いきなり否定的な物言いになってしまいますが)本書で登場する「凄母」たちの姿が、実際の一般的なワーキングマザーのロールモデルとなるかと言えばそれは違います。私の勤務先にもちょうど時短勤務を活用しながら働く2児の母がおりますが、彼女と凄母たちとは、働き方はおろか、仕事の内容がまるで異なります。

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天海祐希主演『緊急取調室』が視聴率16.1%で大逆転! テレ朝ドラマの“媚びない”強さ

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『緊急取調室』(テレビ朝日系)
 主演の天海祐希が叩き上げの女刑事を演じるドラマ『緊急取調室』(テレビ朝日系)の第3話が23日に放送され、平均視聴率16.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。1月スタートの連ドラの中でトップを走っていた向井理主演『S -最後の警官-』(TBS系)最新話の視聴率を抜いたことが分かった。  『緊急取調室』は初回こそ平均視聴率12.5%とイマイチだったが、「面白い」と評判を呼び、回を追うごとに視聴率が上昇している。一方、「日曜劇場」枠で放送中の『S -最後の警官-』は、放送前から映画化が発表されるなど大きな話題を呼び、初回平均視聴率は18.9%と好調な滑り出し。しかし、第2話では15.2%まで急落してしまった。  『緊急取調室』は、可視化設備の整った特別取調室で、厄介な被疑者を取り調べる専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」に焦点を当てた刑事ドラマ。キャストは天海や速水もこみちのほか、田中哲司、でんでん、大杉漣、小日向文世、草刈正雄など名バイプレーヤーたちが脇を固める。  第3話では、経済産業省のエリート官僚が自宅の階段から転落死。妻(安達祐実)が殺害を自供したが、その後、被害者が国家機密に関わる業務を担当していたため、キントリに妻の取り調べ要請が下る……というストーリであった。  放送後には、視聴者から「脚本もキャストも、クオリティが高い」「舞台演劇を思わせるような密室劇だが、演技が素晴らしく飽きさせない」「気持ちいいシーンが多い」「専業主婦の苦悩と、仕事を持つ母の心理戦に涙が出た」といった声が。さらに第3話にゲスト出演した安達の演技を絶賛する声は多く、「とにかく、安達祐実の演技がすごかった」「安達祐美って、こんなに演技うまかったんだ」「安達が、天海をビンタするシーンが最高だった」という声が相次いだ。  一方、視聴率下降中の『S -最後の警官-』は、視聴者から「熱い男たちが魅力的」「向井理と綾野剛がカッコよすぎる!」といった好意的な感想もあるが、「期待外れ」「ストーリーが狙いすぎ」「主人公が好きになれない」という酷評も少なくない。 「テレ朝の刑事ものは、役者の演技もさることながら、緊張と緩和の作り方がさすがですね。『緊急取調室』は評判がいいですから、今後の数字次第でシリーズ化もありえそうです。『S -最後の警官-』は出だしこそ好調でしたが、どうしても“視聴者に媚びてる”という印象が否めない。『半沢直樹』(TBS系)の大ヒットにも当てはまりますが、最近は話題性よりも“媚びない番組”が受け入れられやすい傾向がある。視聴者は、そういうところまで、ちゃんとくみ取っているんです」(テレビ誌ライター)  このライターは、「近頃の視聴者は、“あざとさ”を感じ取った途端、冷めてしまう嫌いがある」というが、テレ朝の多くのミステリードラマが結果を残しているゆえんは、このあたりも関係しているのかもしれない。

夫の地位は妻の地位! 銀行員の妻カーストは、おかしなルールばっかり!!

【作品名】『銀妻の掟』(前編) 【作者】桜井まり子 『ご近所の悪いうわさ』

【作品紹介】銀行員の夫の栄転で、東京の社宅に越してきた。ボスママには絶対服従が強いられる銀妻たちの集いには、奇異なルールがいっぱい! でも、夫の出世を後押しするため、絶対に負けない!

【サイゾーウーマンリコメンド】『半沢直樹』(TBS系)での上戸彩が嘘に感じるほど、えげつない銀妻カースト。あんな爽やかな若妻ではいられるわけなし! 「お前らマジでドタマに来た」という「ごき悪」編集部の魂のキャッチコピーが輝く、ボスママ&取り巻きのくそみそな意地悪ぶりに大注目☆

浮気ネタしかない芸人・陣内智則が体現してみせた「女癖は治らない」の格言

女性向けWebサイト【messy】とって出し! 全部読む
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(『陣内智則ワールドツアーin韓国 NETAJIN』よしもとアール・アンド・シー)
 自ら“浮気ネタ”を売りにしているお笑い界のプレイボーイ・陣内智則(39)に、二股疑惑が浮上している。  本日発売の写真週刊誌「フライデー」(講談社)によると、陣内はフジテレビの松村未央アナ(27)と交際中で1年以上前からデートが目撃されており、昨年のクリスマスイブも陣内宅で2人で過ごしていたという。しかし陣内は、今月中旬、モデル・小林真由(23)をお持ち帰りしていたとのこと。同誌は、松村アナが陣内のマンションに入っていく様子と、小林と陣内のツーショットをどちらも掲載している。  同誌記者が陣内にこの件を直撃すると、松村アナとの交際については嬉しそうな表情で認めた陣内だが、小林の名前を出した瞬間に目が泳ぎ始め、2人きりの一夜を過ごしたことについて「友達です。DVDを観ていただけで……」とばつが悪そうに答えたとのこと。 つづきを読む

ドラッグレースで逮捕のJ・ビーバー、父親は止めずにけしかけていた!

<p> 世界中に熱狂的なファンを持つアイドル歌手であるにもかかわらず、昨年から不良少年のような悪さを繰り返し、トラブルのオンパレードとなっているジャスティン・ビーバーが23日早朝、逮捕された。</p>

感染する“暴力”の恐怖『KILLERS/キラーズ』日本製殺人マシンとインドネシア産毒蛇の邂逅!

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暴力に取り憑かれた人間のおぞましさを描いた『KILLERS/キラーズ』。不快な効果音、揺れる映像が不気味さを増長している。
 日本とインドネシアとの初合作映画『KILLERS/キラーズ』は、誰にでも簡単に手に入る麻薬を題材にしている。その簡単に手に入る麻薬とは、“暴力”という名の非常に中毒性の強いドラッグのことだ。暴力によるサディスティックな悦びを一度覚えてしまうと、その快感を忘れることができなくなってしまう。暴力を振るううちに脳内物質が過剰分泌され、中毒症状に陥ってしまうのだ。まるでスナック菓子を食べ始めた手が止まらなくなるように、際限なく暴力を振るうようになっていく。しかも、この映画はその中毒性の強い暴力がネットを介して連鎖していくという、さらなる恐怖を描いている。  本作は合作映画らしく、東京パートとジャカルタパートとの2つのドラマが同時進行していく。東京パートの主人公はしゃれたスーツを着こなすダンディな男・野村(北村一輝)。洗練された外見とは裏腹に、野村は快楽殺人鬼というおぞましい素顔を持っていた。街角にひとりで佇む若い女性や街娼を自分の車に誘い込んでは、自宅の監禁部屋へと拉致する。獲物にじっくり恐怖を味わせた上で、様々な凶器を使って血祭りにする。さらに、その様子をネットで中継するという完全なる精神異常者だ。今日も獲物を求めて、野村は夜の街へと繰り出していく。
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サイコパスである野村(北村一輝)の監禁部屋には様々な凶器と拷問用具一式がそろっている。若くて美しい女性が野村のターゲットだ。
 ジャカルタパートの主人公はフリージャーナリストのバユ(オカ・アンタラ)。好景気に湧くインドネシアでは、お金を稼いだ人間が成功者として賞讃されている。金と権力にモノを言わせる街の有力者・ダルマの悪行をバユは暴こうとするも、逆に仕事を干されるはめに。激しいフラストレーションを抱えたバユは、ふとネット上で野村の殺人動画を見てしまう。常規を逸した映像にショックを受けるのと同時に、過激な映像を最後まで見たがっている自分がいることに気づいた。ある晩、深夜タクシーに乗ったバユはひと気のない場所に連れていかれ、強盗団から銃を突き付けられる。その瞬間、何かが弾けた。これは正当防衛だ。バユは奪い取った銃を強盗団に向けて発砲する快感に酔いしれる。チャットでコンタクトするようになる野村とバユ。野村は自分の仲間が見つかったとはしゃぐ。生まれながらのモンスターが潜在的なモンスターを目覚めさせてしまったのだ。  インドネシアの伝統的格闘技シラットが全編にわたって炸裂するアクション快作『ザ・レイド』(11)が世界的大ヒットとなったギャレス・エヴァンス監督が製作総指揮。続編『ザ・レイド GOKUDO』を製作中のギャレスが本作の監督に推したのは、インドネシアの新進クリエイターコンビであるモー・ブラザーズ。食人一家を主人公にした『マカブル 永遠の血族』(09)で長編デビューを果たしたティモ・ジャヤントとキモ・スタンボエルという若手2人組だ。ティモはギャレスとの共同監督名義で『V/H/S ネクストレベル』(1月24日公開)の中でカルト宗教団体の集団自死事件を題材にした凶烈エピソードを撮っている。相方のキモは中田秀夫監督の『リング』(98)をはじめとする日本映画に多大な影響を受けたと話す。日本とインドネシアとの初合作プロジェクトを進めたのは、日活の千葉善紀プロデューサー。園子温監督の大ブレイク作『冷たい熱帯魚』(11)や今年の映画賞レースを賑わす実録犯罪映画『凶悪』(13)などの問題作を次々と放っている要注意人物だ。野村とバユ同様に非常に危険な顔合わせとなっている。
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ペンの力では悪を倒せないことを思い知らされたフリージャーナリストのバユ(オカ・アンタラ)は、直接的な暴力で訴えるようになる。
 影響を受けた日本映画に『リング』を挙げるモー・ブラザーズだが、本作も貞子の呪いのビデオのように、野村がネット上にアップした殺人動画が感染源となって現実世界で暴力が広まっていく。呪いのビデオは超常現象だが、本作で扱われる“スナッフ映像”はかつては都市伝説だったものがネット文化の普及によって実際に見ることができるようになったものだ。情報だけでなく、暴力も手軽にダウンロードできる時代になってしまった。平和主義者を自認していたバユは、社会悪であるダルマを制裁するという大義名分を見つけたことで暴力に手を染めていく。口実さえあれば、誰もが簡単に暴力の虜になってしまうのだ。また、人間の中には根源的な暴力性が潜んでいることも否定できない。他の種を上回る暴力性・攻撃性があったからこそ、人類は地上に生き残ってきたのではないか。その反面、人類の歴史は自分たちの体の中に流れる暴力性をいかに抑制するかを試行錯誤してきた歴史でもあったはずだ。暴力とどう向き合うかは、いわば人類に架せられた永遠の命題なのだ。  クールな日本製殺人マシンである野村とインドネシア社会に巣食う宿痾を凝縮した毒蛇と化したバユは、やがて運命的な邂逅を果たす。そのとき、一体何が起きるのだろうか? インドネシアと日本との合作である『キラーズ』は、毒と毒を掛け合わせた開発中の新薬のような劇毒ムービーとなっている。暴力に取り憑かれた人間の狂気を疑似体験させてくれるが、観た人にどんな副作用をもたらすか分からない。勇気ある人は新薬実験の治験のように試してみてほしい。 (文=長野辰次) killers04.jpg 『KILLERS/キラーズ』 製作総指揮/ギャレス・エヴァンス 監督/モー・ブラザーズ 脚本/ティモ・ジャヤント、牛山拓二 出演/北村一輝、オカ・アンタラ、高梨臨、ルナ・マヤ、黒川芽以、でんでん、レイ・サヘタピー  製作・配給/日活 R18+ 2月1日(土)よりテアトル新宿ほか全国公開  (c)2013 NIKKATSU/Guerilla Merah Films <http://www.killers-movie.com> 『V/H/S ネクストレベル』 監督/エドゥアルド・サンチェス、ギャレス・エヴァンス、ティモ・ジャヤント、ジェイソン・アイズナー、アダム・ウィンガード、サイモン・バレット、グレッグ・ヘイル 配給/クロックワークス R18+ 1月24日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開  <http://vhs-horrormovie.com>

「再びテレビ業界の腫れ物に」陣内智則、二股疑惑報道で甦る“藤原紀香の呪縛”

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生霊ではありません。本物の紀香です。

 お笑い芸人の陣内智則が、フジテレビアナウンサーの“ミオパン”こと松村未央と交際していることがわかった。交際発覚の発端は、24日発売の「フライデー」(講談社)に、陣内が松村と美人モデルの二股交際を報じられたこと。クリスマスイブの夜に松村とお泊まりデートをしたにもかかわらず、1月中旬に、モデルの小林真由ともお泊まりデートをしていた様子が、すっぱ抜かれてしまったのだ。陣内は「本命は松村、モデルは友達」だと、『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ)で弁明したが、ネット上では、「凝りないヤツだ」と酷評が吹き荒れている。

「2007年、女優の藤原紀香との“格差婚”は、当時大きな話題を呼びました。しかし結婚生活は、陣内の浮気によりわずか2年で破綻。紀香のバックにつくバーニングプロダクション・周防郁雄社長の圧力により、陣内は業界で徹底的に干されてしまいました。最近になってようやく、陣内のテレビ露出もずいぶんと増えてきましたが、そこにきてまたもや女癖の悪さが報道されるなんて……。ネットユーザーは、『女遊びのひどさは異常だな これ完全に病気なんじゃないかな』『女の敵 同情の余地なし』などと呆れ果てています」(芸能記者)

「『明日ママ』は放送中止すべき?」ノースポンサードの『5時に夢中!』視聴者投票で議論紛糾!

ashidamana1129.jpg  スポンサー企業8社のうち、3社がCMを自粛するという非常事態に追い込まれている芦田愛菜主演ドラマ『明日、ママがいない』(日本テレビ系)。23日放送の情報番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)では、生放送中に「『明日、ママがいない』は放送中止すべき?」という視聴者投票を行った。  結果は、「放送中止すべき」が4,458ポイント、「放送継続すべき」が6,925ポイント。視聴者からは、「過激とか、過激じゃないとかは人それぞれ。最近はそういったことに気を取られ過ぎて、ロクに面白くもないドラマばかりだった。放送中止になってしまうのは悔しい」「たとえフィクションとはいえ、今、日本に一つしかない施設を、悪い意味で取り上げる必要はなかったと思う。“ポスト”(主人公のあだ名)のことがなければ、フィクションとして考えさせられるいい作品になったのでは?」「現在、養護施設で働いています。できたらもっとフィクションっぽくするか、現実に近いものにするかにしてほしい」「はっと気づかされる点もあり、子どもたちも愛らしく、不幸な子どもを作ってはいけないと感じた。ただ、実在する団体を思わせる作り方は、傷つく人も存在する。十分に配慮していただきたい」といった声が寄せられた。  レギュラー出演者の新潮社・出版部部長の中瀬ゆかりは、この騒動について「こんなんで放送中止になるなんて、とんでもない」と憤り、「そもそもこんなのおかしな話で、フィクションとか、小説でもそうですけども、ある現実がベースになっても、それをデフォルメしたりするのは一つの常套手段としてあるわけですよ。だってこれ、ドラマでしょ? フィクションなわけじゃないですか。それに誰かが傷つくとか文句をつけること自体、表現の自由をすごく侵害してる。例えば『オリバー・ツイスト』(孤児が主人公の有名小説)とか読んで、『これは孤児に対してひどいこと書いてる』って言うのかって。そういう残酷な面も含めての物語なんですから」とコメント。  また、作家の岩井志麻子も、「こんないいドラマがなくなるのは惜しい」「100人が100人賛同する番組は作れない」とし、「まず単純に“面白い”っていうのがあるじゃないですか。これは“面白がり”だけじゃなくて、興味をかき立てられ、考えさせられ、『ああ、このような世界があるんだ』と知らされ、いろんなことを思わせてもらえるドラマ」と評価。さらに『5時に夢中!』(木曜)がノースポンサードであることを挙げ、「愛菜ちゃん、ここにも(スポンサーは)ないんだよ!」と笑顔でエールを送った。  同番組以外でも、24日放送のラジオ番組『ナインティナインのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)では、岡村隆史が「(テレビ番組では)なんにもできへんようになる。また(視聴者が)ちょっと気に食わないと、また(番組が)中止になって、ニュースになって。そんなのばっかり」「テレビは終わった」などと発言。また、“はるかぜちゃん”ことタレントの春名風花も、Twitterで「完全にドラマの解釈を間違えている『観る力不足』による誤解です」と厳しく反論し、話題となった。  しかし、著名人たちが次々と擁護発言をする一方で、世論は依然として真っ二つ。22日には、赤ちゃんポストを設置している慈恵病院が、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会に審議を求める申立書を送付。BPOはどんな判断を下すのだろうか?