小泉今日子、「紅白出場確定」も! NHKは「ドンデン返しある」と戦々恐々?

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『Kyon30~なんてったって30年!~』/ビクターエンタテインメント

 先日発表された、今年の『NHK紅白歌合戦』の出場歌手一覧に小泉今日子の名前がなかったことが、業界関係者の間でちょっとした“事件”になっている。発表前から、今年の『紅白』では、朝の連続テレビ小説『あまちゃん』の特別コーナーが設けられることが明らかとなっており、主演の能年玲奈ら「あまちゃんファミリー」が勢揃いするものと思われていたが、中心メンバーである小泉が出演しないことは、大方の予想を裏切る結果になった。

 小泉は『あまちゃん』の一企画として、天野春子名義で「潮騒のメモリー」をリリース。10万枚のヒットを記録した。朝ドラの挿入歌がリリースされることすら異例であったため、小泉の25年ぶりの『紅白』出場も確実視されていたものだった。

フラれた腹いせ!? 今井雅之が“のりピードタキャン”をブチ切れ暴露!

rfwqdkgbgrfeqn.jpg  女優の酒井法子が、来年3月上演予定の舞台『手をつないでかえろうよ』を降板したことが分かった。脚本・演出を務める俳優の今井雅之が6日、自身のブログで発表した。  先月23日、同作の再演決定を報告。女性のメーンキャストには、酒井とさとう珠緒が出演予定としていた。今井は「先日、酒井法子さんの事務所が酒井さんの降板を申し出てきました。事務所の社長様と話し合いをさせて頂きまして……。まぁーいわゆるドタキャンの理由を聞いたのですが、明確な理由はいただけず、社長いわく『出演承諾はしていない』との一点張りで、こちらとしては7月に快い出演承諾をしていただいたにもかかわらず、私の目を見ず、その言葉を繰り返すばかりでした」と説明。  今井は昨年12月、酒井の芸能界復帰作となった舞台『碧空の狂詩曲~お市の方外伝~』で共演。千秋楽の際に「ぜひ使ってみたい。実はもうオファーしているんだ」とコメントしていた。今井は「自分は、彼女のコンプライアンスの問題でスポンサーの半分以上は拒否され、劇場も貸していただけない状況の中で、私は彼女との出演の約束を果たすべく相当の根回しと努力をしたのですが、理解してもらえませんでした。非常に残念です」と心境を吐露。「私は今でも酒井法子さんのことを信じております」と続け「酒井法子さんのファンの皆様、私の力が足りず、女優・酒井法子の舞台の姿を見せられず、本当にすみませんでした!」と謝った。  これだけ見れば、酒井側に非があるようにも思えるが、真相は違う。舞台関係者の話。 「7月に舞台出演を承諾した言っても、それは口約束レベル。この業界ではそれが出演意志とみなされることもあるのですが……。最近はしっかり出演許諾書など契約書を交わすのが当たり前になっています」  さらに同関係者は「酒井さんが断った理由は他にもあるんです」と述べ、次のように続ける。 「今井さんが酒井さんを狙っているんです。昨年12月の舞台で連絡先を交換し、何度か食事もしてる。今井さんはテレビ番組でも『酒井法子は色気があった』『きちんとお酌もするし、礼儀正しい』と絶賛していた。それだけならいいんですが、最近どうもエスカレートしているそうなんです。言葉は悪いですが、彼女のなかで『次に一緒になったらヤラれる』と思ったのではないでしょうか」  この辺りを察して、もう一度今井のブログを読むと、また違ったように見えるはずだ。

モー娘。の『モーニング娘。’14』改名にファン騒然「紅白落選のショックで迷走……?」

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モーニング娘。公式サイトより

【日刊サイゾーより】

 1997年のデビュー以降、メンバーを入れ替えながら活動し続けているアイドルグループのモーニング娘。が、来年1月1日からグループ名を「モーニング娘。’14」(もーにんぐむすめ わんふぉー)に変更することが6日に発表された。

 プロデューサーのつんく♂は、改名の理由を「この先も10年20年30年とグループを存続させて行く為にも『○○○○と言う曲名のシングルっていつ頃の歌だっけ!?』や、『○○さんって、いつ時代のモーニング娘。だった?』などという素朴な疑問が即座にわかっていただければと思い『年』を表記することにしました」と説明している。

 また、15年1月1日には「モーニング娘。'15」(もーにんぐむすめ わんふぁいぶ)に、16年1月1日には「モーニング娘。'16」(もーにんぐむすめ わんしっくす)にと、1年ごとに改名していく予定だといい、「いざ、進めてみてかえってややこしくなるようでしたら、返上させて頂くかもしれませんが」と付け加えている。

 突然の発表に、ファンからは多くの否定的な意見が噴出。「ださい」「紅白落選したショックで、迷走し始めた」「iPodで再生しづらくなるからやめてほしい」「曲の発売日や、メンバーのいた年号が分からずに困ったことは、一度もない」「結局、モー娘。って略されるだけなのに、得があると思えない」などといった声が上がっており、ファンが受け入れるには、もう少し時間がかかりそうだ。

 これまでも、ももいろクローバーZや、Kis-My-Ft2など……

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アイドル界の主流は「グループ」から「ソロ」へ!? 飛躍間近のスター候補たち

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東京女子流『ROAD TO BUDOKAN 2013 ~ちいさな奇跡~ (CD+DVD)(Type-A)』(avex trax)

【リアルサウンドより】  今回は「ソロ・アイドル」について書きたいと思います。女の子のことしか書きません。ご容赦ください。  2007年以降、Perfumeがアイドル復権の旗印を掲げ、AKB48グループがブームを作り、ももクロがブレイク、ハロプロ系も大逆襲、その他バラエティに富んだ新興勢力が台頭し、群雄割拠のアイドル戦国時代はいまだ活況を呈しています。モーニング娘。が2013年の紅白歌合戦出場に落選したことで、「アイドル・ブームは1年延命した」という識者の見解もあります。  でも、ほんの6~7年前までは「アイドル=グラビア・アイドル」で、みんな乙葉のカレンダーとかアッキーナの写真集とか買って、それをアイドルと呼んでいましたよね。それが今では「アイドル=集団で歌い踊る女の子たち」というイメージに変容しました。世相は移ろいやすく、諸行は無常でございます。  もし、このグループ・アイドル・ブームが終息するなら、次は「ソロ・アイドルの時代」が来るような予感がします。  時代を遡ると「アイドル=ソロ」が当然の時代がありました。キャンディーズやピンクレディーといったモンスター・ユニットは別として、おニャン子クラブのブレイク以前は基本的に「アイドル=フリフリの衣装で歌う1人の女の子」という図式でした。資料を紐解きますと、80年代に大ヒットしたおニャン子関係以外のアイドル・グループはWinkぐらいのようです。  それに、大勢のメンバーを抱えているアイドル・グループはいろいろな面で運営が大変だろうと思います。学業と両立しているメンバーも多いでしょうから、所属事務所は試験シーズンのブッキングなどに苦心されているのではないでしょうか。そして、なにより人数が多ければ多いほど経費がかさむでしょうから、財務的にも苦労が多いはずです。  これは仮説ですが、今後、グループの中でサバイバルが起こって「本当に能力が高くて人気のあるメンバー」だけが生き残り、自然淘汰的にグループ・アイドルからソロ・アイドルの時代に移り変わる時期がやってくるのではないでしょうか。この仮説はいま私が考えたものですが、それほど荒唐無稽だと思いません。  たとえば、私は以下のメンバーがソロで活躍するステージを見てみたいです。 ■新井ひとみ(東京女子流)  年齢非公表でデビューした東京女子流ももうすうぐ結成4年。ひーちゃんは最年少で現在15才と発表されました。めきめきと色っぽくなっていく女子流の中でも圧倒的なキュートさでセンターを張り続け、特徴のある甘い歌声をもってすれば、ソロ・シンガーとしてもじゅうぶん売れるでしょう。 ■和田彩花(スマイレージ)  相変わらずシャッフル・ユニットが活発なハロー!プロジェクトですが、ソロへ転向というケースは少なくなりました。もちろんグループでしかできない表現がたくさんあり、それはそれで実に強力ですが、あやちょや矢島舞美(℃-tue)といったリーダー級は、将来を考えると、そろそろソロ・デビューしたほうがいいのではないかと思ってしまいます。 ■外崎梨香(Doll☆Elements)  今年7月にメジャー・デビューした5人組「どるえれ」ことDoll☆Elements。人気急上昇のグループの中でひときわ目立つ美女です。アイドルというよりも女優のような顔立ちで、歌声も大人っぽく、ソロ歌手としてもぜひ見てみたい逸材です。 ■平祐奈(おはガールちゅ!ちゅ!ちゅ!)  テレビ東京系『おはスタ』をベースにするグループのメンバー。15歳とは思えない大人びた美貌と、アイドル・テイスト全開キャラのギャップが魅力です。姉である女優、平愛梨を超えるような大スターになる予感がします。 ■中西悠綺(Tokyo Cheer2 Party)  関西訛りが可愛いゆうきの太陽のような笑顔は、チアチアのシンボル的存在です。20人ものメンバーがいるチアチアでも常に目立っていて、ステージを見ていても、ついつい彼女の姿を追いかけてしまいます。 ■増井みお(PASSPO☆)  あらゆる面でハイクオリティなPASSPO☆はアイドルのすべてを備えたスーパー・グループだと思います。グラビアなどではすでに単体の活動が始まっていますが、特にみおみおはソロでじっくり鑑賞したいと思わせるキュートなスターです。 ■高月彩良(bump.y)  もともと女優として活動している5人組で、すでに全員がソロ・アーティストだと考えてもよいbump.y。中でも見るたびに美しくなっていくのが高月彩良です。16才とは思えない彼女の風格に、底知れぬポテンシャルを感じます。 ■荻野可鈴(夢みるアドレセンス) 「国民的大女優を目指す下積みガールズユニット」というキャッチフレーズ通り、将来的なソロ活動ありきで出発している「夢アド」は、当然アベレージ以上の美少女揃い。18才とは思えないロリータっぷりが超絶キュートなかりんちゃんのスター性に注目です。 ■信岡ひかる(ライムベリー)  3人のラッパーを擁するアイドル・ユニットでDJ役を務める彼女ですが、その母体であるusa☆usa少女倶楽部で見せたソロ・シンガーとしての実力は忘れがたいものがあります。ライムベリーでのクールさと、アイドル然とした歌声の美しさのギャップが魅力的です。 ■廣田あいか(私立恵比寿中学)  エビ中は全員が高いポテンシャルを持っています。鈴木裕乃は女優として大成しそうですし、松野莉奈の美貌は国際的に通用しそうです。ソロ・アイドル歌手として可能性を感じさせるのは「ぁぃぁぃ」こと廣田あいか。彼女のとびきり個性的かつパワフルな歌声がJ-POP界を席巻するのを見たいです。   もちろん、今、活躍しているソロ・アイドルもたくさんいます。ハロプロ系列の真野恵里菜、吉川友、田崎あさひ。先鋭的なテクノ・サウンドとキュートなキャラクターの、いずこねこ。ニコ生からブレイクした、なあ坊豆腐@那奈。インディー・アイドルの女王と呼ばれこの夏メジャー・デビューしたピン・アイドルの鑑、小桃音まい。圧倒的な存在感で古き良きアイドルを彷彿させる武藤彩未は、元さくら学院の初代生徒会長です。  虎視眈々と次世代を狙うソロ・アイドルたちと、人気グループから独立してデビューする猛者たちがしのぎを削る、そんな「ソロ・アイドル戦国時代」はやってくるでしょうか。アイドルファンのみなさんはどう思われますか? ■山口真木(やまぐち・まき) 大阪出身の27才、OL。ポップスとロックと女の子をこよなく愛する。何かに毒づいてばかりの思春期まっただ中。会社の仕事が忙しくて集中力が切れ気味。「集中力売ってる自販機ないかなぁ」とつぶやいたら、同僚が「ポ○リスエット500mlを半分飲んでからレッ○ブルを注ぎ足してチビチビ飲むといいよ」と教えてくれました。確かに翼を授けられた気分。でも糖分も高いから飛べないよー。

「もともと乗り気じゃなかった!?」木村拓哉主演『安堂ロイド』公式本に庵野秀明監督の姿がない……

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TBS『安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~』公式サイトより
 残すところあと2話となった木村拓哉主演『安堂ロイド~A.I.knows LOVE?~』(TBS系)。ドラマは、ロイド(木村)が記憶を失ったり、七瀬(AKB48・大島優子)が多重人格障害であることが分かったりと、驚きの展開で盛り上がりを見せているが、前回の第8話が平均視聴率10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、依然として低空飛行を続けている。  そんな同ドラマのオフィシャルブック『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~OFFICIAL BOOK』(東京ニュース通信社)が、5日に発売された。内容は、出演者やスタッフがこの作品について語るインタビューが中心となっている。  その中で木村は、同作について「誰が聞いても違和感もないし、耳障りでもないポップスや歌謡曲のようなものではない(略)それを『理解できない世界観』というふうに受け取る気持ちも絶対にあるだろうなとは、思っていた」と、視聴者から賛否両論が噴出することを、撮影前から分かっていたと明かしている。  だが、やはりネットなどで飛び交う作品への悪評については、「ふと目にする匿名の勝手な言葉とか気持ちとかが目にとまった時に、なんか変に反発したくなる自分がいたりとかっていうのは確かにあったかもしれないな。それに対して、反抗する気も声を荒げるつもりもないけど」と語っている。  また、『新世紀エヴァンゲリオン』の庵野秀明氏と共に、コンセプト・設定で参加しているアニメ監督・鶴巻和哉氏も同書に登場。鶴巻氏は、TBSの植田博樹プロデューサーが当初描いていたイメージが映画『ターミネーター』に近すぎたり、ロイドの起動音のイメージがレトロすぎたため、世界観を修正していったという。 「制作サイドが、『自分たちは面白いドラマを作っている』という自信に満ちあふれているということが、イヤというほど伝わる一冊でした。ゆえに、それが多くの視聴者に伝わらなかったのが寂しいですね。このオフィシャルブックの発売が発表された際、これまで『安堂ロイド』について口を閉ざしていた庵野さんが、ついに作品について語るのでは?と、ドラマファンや庵野ファンの間で話題になったのですが、結局、庵野さんは登場しませんでした。コンセプト・設定の筆頭スタッフとして名前があるのに、まさかオファーしないなんてことはないと思うのですが……」(テレビ誌ライター)  放送前から、バリューのある庵野氏の名前を必死にアピールしていた同作。業界内では、庵野氏は『安堂ロイド』の仕事に乗り気ではなく、鶴巻氏などの後輩アニメーターに投げっぱなしだというウワサされているが、果たして真相は……?

嵐、『Mステ』『FNS』『ベスア』で高視聴率連発!! 余裕のSMAP&Kis-My-Ft2超え

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FNSのテーブル席でガヤる嵐も見てみたい

 12月4日に放送された『2013 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)で、「Endless Game」を歌った嵐が最高瞬間視聴率23.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を獲得したことが話題になっている。バラエティ番組では「数字が獲れない」と言われている嵐だが、ここ一番の強さは持っているようだ。今回は、嵐の出演した歌番組のデータを振り返ってみたい。

 年末の風物詩『FNS歌謡祭』は、生放送で4時間以上にわたって豪華出演者によるコラボレーションを展開し、平均視聴率は昨年より0.6%アップの18.8%を記録。華原朋美と小室哲哉の15年ぶりの共演や豪華なコラボレーションに注目が集まっていたが、結果的にVTRで出演した嵐が高視聴率をゲット。櫻井翔主演『家族ゲーム』(同)の主題歌「Endless Game」を披露した。

なぜ、美しく改良すると"叩かれる"のか? 芸能人と美容整形 美の追求の倫理学

――「サイゾーpremium」内で、今もっともバズっている記事をお届け!!  発売中のサイゾー12月号の第二特集記事は『芸能人と整形の倫理学』。整形をカミングアウトする芸能人なども増えていますが、まだまだ芸能界のブラックボックスとして扱われている美容整形の賛否や正当性を考察しつつ、倫理学、社会学、歴史学的な見地で「整形」のタブーに挑みます! ■今回のピックアップ記事 『なぜ、美しく改良すると"叩かれる"のか? 芸能人と美容整形 美の追求の倫理学』(2013年12月号特集『芸能人と整形の倫理学』より) ――芸能人の告白や疑惑、大手美容外科の宣伝を通して、我々の日常でもその存在を認識する機会が増えてきた"美容整形"。それを「外見を改良し、美しくする手術」ととらえる向きもいるだろうが、その裏側には、生命倫理や人種差別に関わる問題などもはらんでいる。本特集では、「なぜ芸能人の美容整形が"叩かれる"のか」「美を追求するために、親から授かった身体にメスを入れることは罪なのか」ということを根底に、美容整形を倫理的にとらえ、整形大国韓国の実情、芸能プロ関係者の本音を浮き彫りにしたい。
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バラエティ番組で整形を告白した森下悠里。
 少しでも顔が変わった芸能人は"整形か!? "とネットで騒がれる昨今。こうした”疑惑”が囁かれる芸能人は沈黙を貫くことがほとんどだが、一方で、「メスを使わない手術はしたことがある」(グラビアアイドル・森下悠里)、「(鼻を指さして)イジりました」(モデル・小森純)など、ごく一部、その事実を認める発言をする芸能人もいるにはいる。また、新旧問わずメディアでは、大手美容外科の広告が増加。いつからか「プチ整形」という言葉が社会に広まり、美容整形は一般の人にも身近な話題となりつつある。  しかし、今現在も「芸能人と整形」をはじめとした美容整形の話題は、基本的にタブー視されることが多い。また、美容整形という文化の背後には、カネと権力といった芸能界ではおなじみの話題のほか、一般には報じられない業界団体の対立や、生命倫理、人種差別に関わる問題までもが横たわっているのだ。  まず本稿では、美容整形の歴史を遡りながら、それらの問題について考察してみよう。  美容整形の起源については諸説あるが、『美容整形と〈普通のわたし〉』(青弓社)の著者であり、松蔭大学の川添裕子教授によると、「外見への医療的介入は、紀元前1500年前のインドではすでに行われていた」という。 「その頃のインドでは、切断された鼻を再建する手術が行われていたようです。その背景として、鼻をそぎ落とす刑罰の存在が指摘されています。このインド式の造鼻術は、形を変えながら現代に伝わっていると考えられています」(川添氏)  なおその刑罰は、姦通の罪を犯した女性などを対象に行われていた。アメリカ美容整形ビジネスの光と影を追った書籍『ビューティ・ジャンキー』(アレックス・クチンスキー著・バジリコ)でも「顔を傷つけるのは明らかに社会による拷問だ。罪人に、ひと目見ただけでその人の罪がわかるような顔で生涯を送らせたのである」(同書P92)との言及がある。  そして美容整形という概念が明確になったのは15~16世紀のヨーロッパで、鼻の再建手術などが行われていたが、その当時のヨーロッパでは、不完全な鼻は特別な意味を持っていた。先の『ビューティ・ジャンキー』によると、欠損した鼻や病気などで変形した鼻は、売春婦や敗者の印であるとされ、当時の戦中、戦死した兵士は死してなお、鼻を切り落とされ屈辱を与えられたという。また、「鼻柱が陥没した鞍鼻といわれる鼻は、梅毒によって軟骨が侵された結果であり、こういう鼻は不健康で堕落した、社会の嫌われ者という立場にあることを示していた」(同書P93~94)のだ。  逆にいえば、整形で鼻の再建手術を行うことは、その人の社会性を取り戻す意味合いもあった整形手術は、その歴史の始まりから社会的に再認知されるという行為でもあったのだ。 ■形成外科を進化させた戦争による倫理観の変貌  一方で、倫理的な側面からは、そのような手術への風当たりは当時より強かった。 「中世ヨーロッパキリスト教社会では、再建手術であっても、"神の業への干渉"とみなされました。また当時、外科的処置は理髪師らによっても行われていて、外科全般の社会的な地位が低かったという面もあります。さらに麻酔や無菌手術が不十分だったので、整形に限らず手術自体が生きるか死ぬかという究極の選択でした」(川添氏)  現在の日本でいわれるところの整形に対する倫理観と同義に思えるが、その後、麻酔術や消毒法などの技術が発達。さらにキリスト社会が世俗化する中で、身体観も変化する。 「近代ヨーロッパ社会では、人の身体は『わたしが持っているもの』であり、『自然は科学によってコントロールできる』『身体は〈個人〉の思い通りになる』という考え方が生まれます。身体への医療的介入も神への冒涜とは考えられなくなり、現代的な美容整形を受け入れる土壌が出来上がったわけです。そして19世紀後半のドイツでは、鼻の美容整形も行われています」(川添氏)  しかし、形成外科の技術を美容へと転用しようとする医師への風当たりは強かった。 「患者をより美しくするため、あるいは老化をなんとかしてごまかすために医学という立派な専門的職業を利用するという考えは、見栄や虚飾を認めないピューリタン的道徳と真っ向から対立した」(『ビューティ・ジャンキー』P97)というのが当時の実情だったようだ。  そんな状況を変化させ、また形成外科の技術を急速に発展させるきっかけになったのは戦争だった。 「第一次大戦、第二次世界大戦などの近代戦では、兵士が被る顔の損傷も凄まじいものになり、その数も膨大になりました。そのような負傷兵たちの治療が求められた戦争は、皮肉にも形成外科医たちの実践トレーニングの場にもなっていたのです。従軍医師がさまざまな症例に当たる中で、外見の治療の技術は大きく発展し、のちの美容整形に役立てられていきました」(川添氏)  この影響もあったのか、第二次大戦後の1950年代中頃、広島で原爆によるやけどを負った被爆者が再建外科治療のためにアメリカに運ばれた際には、それまで欧米諸国で取り沙汰された「整形手術はモラルに反する」という主張が問題にされなかったという。 「訪米したのは全員女性で、『ヒロシマの乙女』と呼ばれた。彼女たちは皆若く(19~24歳)、やけどの痕は見るに無残であったため、全米の注目を浴びた。何度かの手術を経て大衆の前に現れた彼女たちは驚くほど美しくなっており、それをきっかけに美容外科が持つ素晴らしい復元力に関する議論が噴出した」(『ビューティ・ジャンキー』P107)  ここまで駆け足で美容整形の歴史を見てきたが、美容整形の技術は「美貌」を目指して生まれたのではなく、再建手術という「修復」を目的に発展してきたものだった。それが美貌を目指すものとして正当化されたのは、アドラー心理学の影響が大きいと川添氏は話す。 「美容整形に大きな影響を及ぼしたのは、アルフレッド・アドラーの『劣等コンプレックス』の概念です。アドラーは、劣等感は人間なら皆あるとして、『優越に向かう努力を刺激するものとして役立つ』と考えました。歴史学者のエリザベス・ハイケンは『プラスチック・ビューティー』(平凡社)の中で、1920年代から30年代にかけて心理学が流行するようになったアメリカで、アドラーの心理学、特に劣等感が一般の人々の心を掴んだことを指摘しています。そしてコンプレックスは『解消すべきもの』として浸透していきました」(川添氏)  こうした経緯を踏まえ、美容整形は倫理的に正当なものと認識されやすくなり、手術を希望する人も実際に増えていったという。 「それまでは無視されてきた『外見』の要素が医学に取り入れられ、外見の手術は『メスによる精神分析』と語られるようになりました。美容整形を受け、コンプレックスを払拭することで心の状態が回復する、患者の福利に寄与できる……ということです」(川添氏)  このように、身体のみならず心の問題にも関わるのが、医療における美容整形の特異さだ。医療ジャーナリストの大竹奉一氏は、「美容整形が一般医療以上にクレームが多くなる理由のひとつも、そこにある」と話す。 「一般医療は、病気や痛みに苦しむ人を健康な状態にすることが目標。つまり、マイナスからゼロの状態を目指すのが治療のプロセスです。一方で美容整形を希望する人は、身体の状態としては病気ではなく痛みもない。それでも鼻を高くしたり、二重まぶたにしたりと、希望に応じて手術をするわけで、それは『ゼロからプラスへ』のプロセスなわけです。そして、そのプラス度を判断するのは患者の主観のため、手術自体が成功しても患者が満足しない場合があり、クレームへと発展するんです」(大竹氏) つづきはコチラから! 「サイゾーpremium」では他にも芸能人と整形のタブーに踏み込んだ記事満載です!】整形医の年収は業界トップ! 報道から探る整形大国の賛否と韓国が"美容"を推進する道理貸すことはあってもカネは出さない! 芸能マネが語る「タレントの美容整形」マリウス葉は“平井堅”化する!? 整形疑惑も飛び出したジャニタレの“顔面成長”を徹底検証!
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【閲覧注意】メンバーの猟銃自殺写真がアルバムジャケットに!? 血みどろブラックメタル史

【不思議サイト「トカナ」より】
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上が発禁となったガンズの1st
下がドリームシアターのアルバム
 アルバムジャケットのデザインはバンドやアーティストの世界観と、さらにそのアルバムの世界観も表すのに重要なものとなっている。  近年、CDの売上不振が叫ばれるようになって以来、聞かなくなってきてはいるが、「ジャケ買い」という言葉がある。これはアルバムの内容や音楽性を知らなくても、ジャケットのデザイン性だけを評価し、買うことを指す。  デザインによっては、音楽の良し悪しと関係なく購入者を増やすことができるだけの力を持つアルバムジャケット。それゆえ、中にはデザインを優先させるために過激なアルバムジャケットを作成し、発売後に発禁となってジャケットが差し替えられる……なんてこともよく起こる。