ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある! 発売中です
日別アーカイブ: 2013年12月5日
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「ニコニコが、歌の日記帳だった」【鈴湯】アニソンコピーから始まった夢
元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとしてかわいい声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の26回目! 今回はTVアニメ『リトルバスターズ!~Refrain~』の主題歌を歌っているアーティストの鈴湯ちゃんが私のCDのプロデューサー・樫原伸彦先生と一緒に来てくれました!
――樫原先生の秘蔵っ子、鈴湯ちゃんだ! 以前、樫原先生の誕生日ライブで歌ってるのを観ましたよ、同じ樫原チルドレンとしてよろしくね~!
鈴 え? 秘蔵っ子? あ、はい、ありがとうございます。よろしくお願いします。
――もしかして、緊張してます?
鈴 はい、いつも緊張してます。ライブでも毎回緊張してます。
――初々しい! 活動のきっかけは何だったんですか?
鈴 友達に誘われて……。
――おお、アイドル王道パターンじゃないですか。
鈴 あは(笑)。でも、そこで誘われて行ったのが音楽スタジオだったんです。楽器をやってる人が20人くらいいて、バンドのセッションがはじまって……そこで自分たちでアニソンコピーバンドを組んだのが、私の初めての音楽活動ですね。
――コピーバンドっていうと、BOØWY、X JAPAN、GLAYを真っ先に浮かべる世代には、複雑な時代になってきましたね。メンバーは全員オタクなんですか?
鈴 はい、全員もれなくオタクです。居心地の良い感じで(笑)。
――ニコニコ動画で歌い手もされてましたか?
鈴 歌い手と言いますか、最初に音楽をはじめた頃は学生だったので、知り合いもいなければお金もなくて、そういうときに、「インターネットっていうツールはすごく便利だ!」と思って、ラジオを配信してみたり、ニコニコ生放送だったり、自分の音源をニコニコ動画に投稿したり、自分でできることは何でもやってみたんです。
――現代……!
鈴 そうですね(笑)。我ながら現代っ子だと思います。
――そうした活動が樫原先生の目に止まってデビューに?
鈴 いえ、ぜんぜん! もうひとつ自分でできることで、「ライブやりませんか?」みたいな募集ページに自分から連絡して、ひとりでライブに出るっていうのをやりはじめて。
――ひとりで!? 行動力ありますね~!
鈴 ひとりでできることはなんでもやってみよう、と。そのライブを続けていく中で、ご縁があって知り合ったのが樫原先生で。
――樫原先生、鈴湯ちゃんをはじめて見つけた時には「コレだ!」っていうものがありましたか?
樫原 もちろん。秋葉原のライブアイドルのイベントを定期的にパトロールしていたときだったんだけど……
――それは趣味で?
樫原 仕事で!! 新人発掘のために見てきたライブイベントに彼女が出てきて「アレ?」って。良い意味で浮いてたんだよね。普通のライブアイドルみたいに飛んだり跳ねたりもしないし、おべんちゃらも言わないし、ちゃんと挨拶もできないし(笑)。でも、歌ってるときの目線とか、オーラがひとりだけ全然違った。だからそれから定点観測してたんだよ。
――ライブアイドルとよく一緒になるなら、ご自分もアイドルユニットに入ろうとは思わなかったんですか?
鈴 えーっと……あるにはあります……ね。でも、見る方がアイドルは好きっていうか、あのー……たぶん、やっても、継続してうまくやれないだろうと。
――お気持ち、わかります! ひとりでできるならひとりが一番! ちなみに、ニコニコに音源をアップしたりするときは、どういう気持ちでアップするんですか? 例えば「有名プロデューサーよ、私を発掘しろ」みたいな念を込めるとか……。
鈴 ぜんぜんそこまで考えてなかったです(笑)。「この曲が好きだなぁ、カバーしたい」って自宅で歌って録音して、「あ、いいのが録れたな」と思ったらアップロードっていう、記録というか、メモ? 日記帳みたいなものでしたね。
――なるほど~。あんまりガツガツしない方がいいのか……私もやってみます! ちなみに他にはどんな活動を?
鈴 同人活動を少々……。
――へ!? BL? 薄い本?
鈴 いえ、同人音楽の方ですね。CDを自分で作ったりしてました。BLも好きですけど……今は「Free」がアツいですよ(照)。あと、ゲーマーでして、PCゲームが好きで、クリエーターさんたちといろんな作品作りをしたり、歌ったりしていたんです。
――そういう人がライブアイドルに混じっていたら、そりゃ確かに浮くかもしれませんな。
鈴 みなさん元気に踊って歌っている中で、ひとりだけ暗い歌を歌ってましたし……みなさんと同じく、わっしょいわっしょい明るく頑張ってみたこともあるんですけど、「無理してやらなくていいよ?」「そういう芸風じゃないんだから」ってアドバイスされて……。
――せつねぇ!! その活動の中で、どうやってTVアニメ『リトルバスターズ!』の主題歌を歌うことに?
鈴 はじめに、クリエイターさんに「興味ある?」って聞かれて、「あります」って答えたら、いつのまにかボイスサンプルみたいなものの選考があったのかな? 気づいたら決まっていたんですよ。
――大抜擢!? すごいじゃないですか!
樫原 その時は俺の主催のライブに毎週出てもらってたんだけど、はじめはアイドルファンで予約が埋まるところ、だんだん誰の客でもない大人が入るようになったんだよ。もしかしたら、他にも業界の人が偵察に来てたのかもしれないね。それくらい光ってたんだよ。
――私、10年くらいイベントやってますけど、なんのスカウトも来ないですよ。くすんでいるのかな。というか、話を聞いていると、樫原先生って鈴湯ちゃんの何なんでしょう?
樫原 主催ライブに出てもらってたよ。
――それだけ? 私、てっきり樫原先生が発掘して、一から育てたのかと……。
樫原 いや、勝手に育っていったね。
――TVアニメの主題歌も、本当は樫原先生が決めてきたんじゃないんですか?
樫原 いや、俺なんにもしてない。実力。ボイスサンプルとか、これまでの活動の実績で勝ち取ってた。
――じゃあ……樫原先生はいったい何をしていたの?
樫原 そばで、微笑んでいたよ。
――……邪魔じゃない?
鈴 (笑)!
樫原 俺はこれからいろいろ頑張るの! そこはもう任せてください。
――そうですか……。では、鈴湯ちゃん、『リトルバスターズ!』の主題歌が決まった時はどんなお気持ちでしたか?
鈴 うーんと……私、さっきPCゲームが好きって話をしてたと思うんですけど、そのPCゲームの中でも特に大ファンだったのが、『リトルバスターズ!』だったんですよ。
――じゃあ、もともと大ファンなゲームがアニメ化、さらに自分がその主題歌を歌うって状況に?
鈴 そうなんです(泣)。すごすぎて、もう現実感がないんですよ。テレビで流れていても実感が湧かなくて、他人事みたいな気分です。初めて自分の声と映像が一緒になっているのを観たのはコミケの企業ブースだったんですけど、その時はさすがに実感が湧いて、感動で涙目になりましたね。遠くの物陰からじっとブースを眺めて、名乗りもせずに去りましたが……。
――消極的を超えて忍者みたいだね……。では、今は、これから自分の人生がどうなるのか、希望と不安に満ちている頃ですね。
鈴 希望ももちろんあるんですけど、根が暗いもので、不安がいっぱいです……。
――同じ樫原チルドレンとしてアドバイスさせていただくと、年齢があがってくるにつれて同級生がガンガン子どもを生み出したり出世したりするので、その不安要素は増えるばかりですよ☆
鈴 わぁ~……。でも、たくさん悩んで考えた結果、普通の生活はできないだろうな、と思って。協調性がなくて、人と一緒にいるのも、なかなか苦手なので、普通に就職して、結婚して、子供産んで……そっちの方が自信ない。そっちの方がハードモードだなって。
――超わかる~(満面の笑み)!
鈴 なので、「これをやるしか道はない」というか……。不安だったり、悩んだりしているときも、辛いけれど、辛い時間の方をいつもの時間よりも大切にして、創作活動につなげるようにしています。創作に回していくことで、だんだん元気が出てくるので。
――創作活動では、具体的にどういうことを? 歌詞を書いたりとか?
鈴 実は歌詞はあんまり得意じゃなくて、詩とか、絵とかですね。
――落ちこんでるときに書く詩と絵は、翌朝冷静になった時に見返すとヤバそうです。
鈴 そうなんですよ(笑)、後になって自分で「うわっ暗!! 大丈夫!?」って驚きます(笑)。
――そういうのは古くなれば古くなるほど面白くなってくるので、歌詞カードの挿絵にしよう! でも、ネガティブな部分を創作につなげていくと、幸せなときには創作意欲が湧かなくなるのでは?
鈴 幸せなときや、前向きな気分のときは、創作よりも日々の歌の練習とかトレーニングをしてますね。ポジティブな時は努力にまわして、ネガティブな時は創作にまわそうと心がけてます。
――まぶしすぎるお言葉……。最近はどんなときに幸せを感じましたか?
鈴 『リトルバスターズ!』で知ってくださった方が、私の歌う「Boys be Smile」を「僕が初めて自分で買ったCDです」って言ってくださって。それがすごく心にきましたね。
――人の初めて奪っちゃった的な?
鈴 思い出のひとつに私がなれるんだ、と思って感動しました。
――美しい言葉で言い換えられた! 今後の野望を教えてください!
鈴 自分ができるライブを突き詰めていきたいし、いろんな作品と関わりたいです。
――いつか自分の描いた暗い絵をバックにバーっと貼り詰めて真っ暗な部屋で暗いポエムを読みましょうよ。
鈴 いいと思います(笑)!
――ちなみにグラビア撮影ははじめて?
鈴 初めてなんですよ、緊張します、うまく笑えるか不安です(照)。
――では、初めてを宍戸留美に奪われてきてください! これからの鈴湯ちゃんの活動をお楽しみに~!
(取材・構成=小明/撮影=宍戸留美)

●すずゆ TVアニメ『リトルバスターズ!~Refrain~』OPテーマ「Boys be Smile」ボーカル担当 【出演情報】 「鈴湯軍作戦本部」 毎週日曜日 21:30~23:00 はりねずみチャンネルよりお送りする鈴湯のニコニコ生放送番組! 日々のイベントレポートやリトルバスターズ!~Refrain~実況もふまえてお送りします! 「はりねずみ☆ナイト」 毎月第三金曜日 21:00~22:30 GGW公式チャンネル「ガールズグラウンド生放送!!アキバの地下で大騒ぎ!」トークありドタバタありなカルチャートーク番組出演中! 【ライブ情報】 ○鈴湯×北沢綾香2マンライブ「Little Twin Melody」 日時:2013年 12月 15日(日) 時間:開場予定 11:00/ 開演予定 11:45 場所:秋葉原CLUB GOODMAN チケット価格:3000円 +1ドリンク別途 チケット販売:イープラスにて販売中! ○鈴湯ワンマンライブ「パラレル・ピクチャーズ」 日時:2014年 2月 2日(日) 時間:開場予定 18:00/ 開演予定 18:30 場所:渋谷REX チケット価格:3500円 +1ドリンク別途 チケット販売:イープラスにて販売中! ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 ルミネッセンス 形態:8曲入り 定価:¥2,500(税込) 品番:SNDL-0003/JAN:4514306011869 レーベル:sundaliru
公式ブログ http://s.ameblo.jp/sundaliru/ ●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中。ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中<http://www.cyzo.com/akr/>。
「入籍」は間違い、正しい「戸籍と婚姻」と「夫婦別姓」についても知ろう!
<p> 前回のコラムで、「結婚において、『入籍』という表現は基本的に間違いである」と書いたら、「本当?」という反応が多かった。「結婚」には多大な関心があっても、「戸籍と婚姻」について詳しくない人は多い。今回は改めてそれについて書いていこう。<br /> </p>
しQちゃん、ゆるキャラさみっとで不倫願望に火が点いた?
しQちゃんがゆるキャラさみっとに出場したキュウ!
2013年11月23日(土)ゆるキャラさみっとin羽生に参加したきたキュウ。
ゆるキャラさみっとin羽生は47都道府県、海外6カ国から452キャラクターが集まる世界最大のゆるキャライベント。
人口5万6千人の羽生市に、2日間で45万人が来場するクレイジーイベントなんだキュウ。
そんなクレイジーな羽生市はあたしの地元なのキュウ。
ゆるキャラの定義は「郷土愛に満ち溢れた強いメッセージ性があること」なのに、あたしは郷土愛が無いのキュウ……。地元が愛せないのキュウ……(詳しくはコチラを読んでキュウ)
だからあたしは郷土愛を取り戻すためにゆるキャラさみっとに参戦したキュウ。
そんなしQちゃんのゆるキャラさみっとレポートをお届けだキュウ☆
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きゃりーぱみゅぱみゅ、堀北真希、能年玲奈……“コミュ障”芸能人が大人気のワケ
アーティストのきゃりーぱみゅぱみゅ(20)が4日、自身のTwitterで「人見知りだからアーティスト大集合みたいなやつ苦手。爪のゴミとか見てる」と複雑な心境を吐露した。
ここでいう“アーティスト大集合”とは、70組以上の豪華アーティストが生出演した『FNS歌謡祭』(フジテレビ系)のこと。リハーサル時や控え室では、アーティスト同士の交流が盛んに行われていたという同番組だが、以前から人見知りを自称するきゃりーにとっては気が重かったようだ。
この後には、続けて「(´-`).。oO(でも本当はみんなと仲良くなりたい、、、」ともツイートしており、ファンからは「私も人見知りだから、その気持ち分かる!」「きゃりーちゃんはすごく人気者なのに、芸能人っぽくないところが大好き」といったコメントが多数寄せられていた。
人見知りの芸能人といえば、女優の堀北真希(25)もその代表格。先月発売された「週刊朝日」(朝日新聞出版)の対談で、「LINEをしない」「友人と外食することは、ほとんどない」「お酒は好きだけど、両親と家飲み」と話し、孤独な私生活が明らかに。
さらに、「女子会は苦手」とし、恋愛についても「(したくても)外に出ないのでダメだなと思っています」「皆さんに心配されてます」「(共演者に電話番号を)全然聞かれない」とネガティブな発言を連発。「私、本当に上手に人付き合いができないので」と半ば諦めている様子だった。
一部報道によれば、堀北は先月27日のベストドレッサー賞授賞式の裏側でも、人見知りを発揮。控え室で、綾野剛や滝川クリステルらが和気あいあいと話す中、堀北は誰とも話さず“壁の花”と化していたという。
これにネット上では、「ファンになった」「好感度上がった」という声が男女問わず続出。デビュー12年目にして、まさかの再ブレークを果たしている。
同じく女優の能年玲奈(20)も、極度の人見知りとして有名だ。
主演ドラマ『あまちゃん』(NHK)では、同級生役の橋本愛や、同い年の福士蒼汰、GMT47のメンバーなど、同年代の共演者も多かったのだが、撮影現場ではワイワイするどころか、周囲が能年に話しかけても、まともに会話のラリーが続かなかったといわれている。
以前、このことが『あまちゃん』ファンの間で話題となり、「あんなにかわいいのに、“コミュ障”なんて最高!」「引きこもりだったアキちゃん(役名)そのもの!」という好意的な声が上がっていた。
なぜ今、人見知りの芸能人が人気なのだろうか?
「人気の背景には、『普通っぽい』『芸能人なのに、いい人そう』『純粋そう』といった親近感やギャップのほかに、FacebookやTwitterといったSNSの普及も影響しているのではないでしょうか。現在、多くの人たちが、知り合いが楽しそうにしている日常を、ネットを通じて見させられている。さらに“芸能人ブログ”を見ても、華やかでオシャレな写真ばかり。社交的であることがよしとされている状況があるからこそ、人見知りで地味な芸能人に魅力を感じるのでは?」(芸能記者)
きらびやかな印象の芸能界にいながら、孤独を抱える芸能人たち。多くの人々が、他人の“リア充”アピールにうんざりしている今、彼女たちの人見知りは、多くの人に安心感を与えてくれているのかもしれない。
北島三郎の『紅白』引退会見で飛び交った、『紅白』常連組の“リストラ”Xデー
『北島三郎 全曲集~ふたり咲き・まつり~』/日本クラウン
演歌歌手の北島三郎が5日、東京・渋谷で会見を行い、今年の『第64回NHK紅白歌合戦』出場をもって、『紅白』の舞台から引退することを明かした。今年で通算50回目の出場という“『紅白』の生き字引”とも言える北島の引退会見には、100名超の報道陣が押し寄せ、会場となった所属レコード事務所の会議室は、すし詰め状態だったという。
北島は、「(『紅白』出場通算)50回という時には、一回線を引いて、若い人たちにとって素晴らしい『紅白』になればと思っており、気がつけば師走になっていました。この世界は、身代わりが利かない世界。よくやってきたなと思います」と語るも、一部でささやかれた歌手業引退は全否定。「歌は引退するつもりじゃない。(『紅白』出場から)半世紀を迎えて、大きな一本の線を引いてみたかった」とした。
華原朋美と小室哲哉の共演シーンに交差した元彼・元カノ・本妻の本音
12月4日に生放送された『2013 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)にて、華原朋美(39)と小室哲哉(55)という元恋人同士が15年ぶりに共演。1年前の同番組で芸能界復帰を果たした華原は、その当時から度々「小室さんと共演したい」と周囲に語っていたというが、今回ついにその希望が叶ったようだ。 華原と小室が恋人同士だった頃、彼女のために小室が制作した往年のヒット曲である「I’m proud」と「I BELIEVE」を小室のピアノ伴奏にのせて伸びやかに歌う華原。その姿には、かつて小室との破局をきっかけに薬物依存で入退院を繰り返し、精神的にも肉体的にもボロボロだった頃の面影は全くなく、いち歌手としての輝きを完全に取り戻しているように見えた。 つづきを読む華原さんはスッキリしただろーね(華原朋美「夢やぶれて-I DREAMED A DREAM-初回限定盤」ユニバーサルJ)
文学は悪女とビッチと売春婦でできている──『萌える名作文学 ヒロイン・コレクション』
ひと昔前の雑誌と書籍を中心に取り上げているこの連載だが、たまには最近のものも取り上げなくては、と思った。「出版不況」といわれながらも、日本で年間に発行される書籍は7万点以上ある。つまり、多くの本は、読者が知らない間に消えていってしまうのだ。自分が関わった本も、発見されないままに消えていってしまう。それは、あまりに悲しいことである。 というわけで、筆者も携わった『萌える名作文学 ヒロイン・コレクション』(コアマガジン、2010年)を取り上げることにする。 この本の内容を一言で説明するならば、古今東西の文学作品に登場する女性を萌えキャラ化しつつ、真面目に作品を解説するというものである。 筆者の備忘録によれば、最初に企画に参加したのは2010年の4月初頭のこと。それは、一本の電話から始まった。 「昼間さん、文学って詳しいですか?」 と、尋ねてきたのは編集の伊藤氏。伊藤氏は日本刀を、美少女のイラストを添えてひたすら真面目に解説する『萌える日本刀大全』(コアマガジン、2009年)という、これまたマニアックな本を企画して、世間の注目を集めた編集者だ。そんな彼が、文学うんぬんを尋ねてくるとは何事か? 理由はわからないが、筆者も生まれた時から、雑誌と書籍のほかに友達のいない人生。本は山のように読んでいるわけで、「詳しいですよ」と返答する以外に選択肢はなかった。 こうして、企画への参加は電話一本で決まった。なんでも、企画は通ったけど、意外に文学に精通したライターがいなかったので、急遽連絡してきたそうだ(そういえば、この時まで伊藤氏からは2年余りまったく連絡はなかった……)。 筆者の仕事は、作品をセレクトして解説を書くだけ。イラストレーターとの打ち合わせはやらなくてもよいし、楽な仕事だと思っていたら甘かった。なぜなら、これは筆者の人生、人格、そのほかすべてのものを問われる戦いだったからだ。 「萌え」という言葉が日常的に使用されるようになって久しい。しかし、「萌え」とは本質的に、吉本隆明の分類するところの「自己幻想」にすぎない。個人がどのヒロインに萌えるかは、その個人が触れてきた文化によって決定される。どのヒロインに萌えるから無制約に自由であるが、他者がそれに共感するとは限らない。もちろん、自分が萌えているヒロインの魅力を「布教」することは誰も制約しないが、他者が誰に萌えるかをコントロールすることはできないのだ。 そうした中で、商業誌として成立させるために、「最大公約数」となるヒロインをセレクトしていかなければならない。それは、非常に困難な作業であった。当たり前だ、どんなに客観的になろうとしても、結局は自分が萌えることのできるヒロイン像に引きずられてしまうのだから。 かくして数度にわたった打ち合わせは、ほぼ死闘と化した。「こんな女に萌えるわけねえよ」「素人にはわからんのですよ」――。罵倒に激高、鉄拳の飛び合う打ち合わせは続いた。 今、冷静になって当時提出した取り上げるヒロインの案を見てみると「アンタの“萌え”ポイント、おかしいよ」と言われたことも、納得せざるを得ない気もする。ボツになったほうから、いくつか記してみよう(作者・タイトル・ヒロイン名の順である)。 ・安部公房『砂の女』砂の女 ・葉山嘉樹『セメント樽の中の手紙』少女 ・井伏鱒二『黒い雨』矢須子 ・金庸『笑傲江湖』東方不敗 ・作者不詳『ペピの体験』ペピ ・ヘルマン・ヘッセ『青春彷徨』エリーザベト 当時の記憶をたどると、『セメント樽の中の手紙』は「ホラーですよ!」と蹴られ、『笑傲江湖』は「ヒロインじゃねえ!」と怒られ、『ペピの体験』は「萌えとエロを勘違いするな」と、さらに怒られた。『青春彷徨』は、最後まで「ヘッセの作品は入れるべきである」と抵抗したが、一体どこが萌えるポイントかと問われて「エリーザベトは19世紀ドイツにおける最高のサークルクラッシャーである(主人公に気のあるフリをしてデートするが別の男と結婚してしまう)」と回答した結果、ボツになった。 激闘の末に、幾人かのヒロインが選ばれた。ここからが本番である。本文を執筆しつつ、イラストレーターに描いてもらう作中の場面を抜粋し、さらにヒロインの特徴も懇切丁寧に記さなければならない。ここで、大変なことに気づいてしまった。筆者の担当は十数人のヒロイン。つまり、すべての作品をいま一度じっくりと読み込んで、ここぞというシーンを見つけ出さなくてはならないのだ。尾崎紅葉の『金色夜叉』なんかは、熱海の海岸を散歩するところで決め打ちができる。でも、ダンテの『神曲』なんて文庫本で上中下巻もあるし、エミール・ゾラの『ナナ』も相当長い。自分で推しておいてなんだが、上田秋成『雨月物語』の一編「蛇精の淫」から萌えポイントを抽出するのは、ほとんど頓智である。 とはいっても、「危うく萌え殺されるところだったよ……」と言えるほど萌えてやる気で読み込めば、自ずと答えは見えてくるのだ。そもそも、自分が萌えているヒロインばかりなので、当然といえば当然でもあるが。 例えば、エミール・ゾラの『ナナ』のヒロイン・ナナは売春婦であるが、その生き様に萌え殺されそうだ。散々名声を得て金持ちになったかと思いきや、あっという間にカネがなくなって、ならばと街娼を始める。挙げ句に、学校時代の友人とは同性愛になるし、小間使いの女は散々こき使われているのに、女主人ラブ。この周囲を自分色に巻き込みっぷりは、スゲエよ! ゆえにナナが小間使いを「間抜け」と罵ったところ、「あたくし、こんなに奥様が好きで……」とさめざめと泣くシーンを推すしかなかったのだ。文豪・ゾラが「このシーンで萌えてくれ」と思って書いたかどうかは知らないが、萌える(もっとも、ゾラの『居酒屋』『ナナ』など20作品から成る「ルーゴン・マッカール叢書」は、主要登場人物がすべて血縁。まあ、19世紀フランスにおけるOverflowのエロゲーと考えてよい)。 日本では『三銃士』のタイトルで知られている『ダルタニャン物語』の悪女・ミレディーも、萌え要素が尽きないヒロインだ。みんなストーリーは知っていると思うので、ネタバレ気味に話すと、第一部の最後でミレディーは処刑されてしまうわけだが、最後まで逃げようとしたり往生際の悪さがまさに悪女の鏡である。「いずれ仇を討たれるんだから」という捨てゼリフが第二部『二十年後』で現実になるところも、まさに悪女の本領発揮といったところ。 つまり、本書を通して読者が知ることができるのは、現代の漫画・アニメで描かれるヒロインのほとんどの類型は、すでに20世紀前半までに発明されていたということだ。島崎藤村は『新生』でヤンデレヒロイン・節子を描いている。押川春浪『銀山王』は、薄幸と高慢の2つのタイプの令嬢ヒロインの織りなす物語だ。 その上で見えてくるのは、結局、魅力的なヒロインには「悪女・ビッチ・売春婦」の要素が不可欠ということだ。今さら「処女厨」でもあるまいに、黒髪ロングの一途な清純ヒロインのどこに魅力があろうか、と筆者は思う。本書が刊行されたとき、筆者の選んだヒロインを見て多くの人に「いったい、どんな人生を歩んできたら悪女・ビッチ・売春婦にばっか、萌えるようになるんですか?」と聞かれた。 そんなもの、自分でわかっていたら苦労はしない。畜生! 来年の今月今夜のこの月は、俺の涙で曇らせてやる! (文=昼間たかし)『萌える名作文学 ヒロイン・コレクション』(コアマガジン)





