
とろっとろのババロアが簡単に作れます!
「男のダジャレレシピ」で世間を沸かせた男が挑む、新たな挑戦――300円を握り締め、誰も食べたことのないオリジナル料理を作る!
100円ショップで売っている商品から3品を厳選し、それだけを材料として、オリジナル料理に挑戦してみようという試みの第2回。
今回は材料の買い出しに、今までほとんど行ったことのない某100円ショップチェーンへ足を運んでみたのだが、保存の利く食品だけでなく、肉や野菜などの生鮮食品がしっかりとランナップされていて驚いた。
自分が学生時代、もし近所にあったとしたら、冷蔵庫代わりに使いたかったお店である。

このチェーン、食品が充実していて楽しいですね。
さて、材料はちょっとしたスーパーくらいに揃っている。では、ここから何を選んで、何を作るかというのが一番の問題なのだが、これだけ種類が豊富すぎると、逆にちょっと困ってしまう。そこであえて、今回はこの店の売りである生鮮食品を外して考えてみることにしよう。
よし、たまにはお菓子でも作ってみようか。ちょっと前に流行ったスウィーツ男子というやつだ。いや、スウィーツおじさんと呼ばれたって構わない。スウィーツ&ジェントルマンと呼んでもらえたら最高だ。
前に一度作ったことのあるレシピをベースに、もう一度やってみようかな。相当未完成のレシピだったので、きっとまた違う味になってくれるはずだ。

ということで、こちらの3品にしてみました。
買ってきたのは、マシュマロ、チョコレート、牛乳である。
チョコレートはせっかくなので2つの味を楽しみたい。そこで、ホワイトチョコとミルクチョコの二層構造をセレクト。
牛乳は特濃の乳脂肪分4.6%。ビタミンD入りというのが心強い。分類上は牛乳じゃなくて乳飲料になっているけど、気にしない。
まずは、チョコレートをホワイトチョコとミルクチョコに分割。この手間はホワイトとミルクを別々に買うか、一種類の味で満足するならまったく不要な工程だが、こういう作業は嫌いではない。

理科で習った、「細胞」っぽい断面。
続いては適当な耐熱容器にマシュマロを入れて、牛乳をヒタヒタより少ないくらいに注ぎ、そこにチョコレートを乗せる。
2種類のチョコを使うことで、2種類の味が楽しめるはず。

下ごしらえは以上です。

余った牛乳は、腰に手を当てて飲み干す。さすが特濃、生クリームみたいだ。
下ごしらえ(というほどの作業でもないが)が終わったら、これを電子レンジに入れて、500ワットで様子を見ながら加熱していく。

電子レンジではなく、湯煎で温めてもいいかもしれない。
3分ぐらい見守っていると、だんだんとマシュマロが膨らんでくるので、ここで加熱は終了。
もう少し加熱するともっと膨らむのだが、今回はあえて控えめの加熱で押さえてみた。

ぷくっと膨らんだマシュマロ。
これをこのまま「ホットマシュマロチョコミルク」みたいな名前をつけて完成としても、甘いホットドリンクとしてなかなかおいしいのだが、今回はこれを軽く混ぜて、冷蔵庫で冷やして食べるのだ。

私がカフェ経営者だったら、これで580円くらいとりたい。

マシュマロの粒が少し残るくらいに混ぜる。
前に同じようなものを作った時は、もっと完全にマシュマロを溶かしたのだが、今回はあえてマシュマロを残して、その食感を楽しもうという魂胆だ。
マシュマロの材料は、ゼラチンと卵白と砂糖。これが溶けて牛乳、チョコレートと混ざって冷え固まることで、チョコババロアになるのである。

2色のチョコババロアの完成!
冷蔵庫でよく冷やしたものを食べてみると、表層はマシュマロ感の残ったフワフワ、いやモフモフとした食感のムース状になっていて、その下にはプリン以上に柔らかいトロトロクリームが隠されている。
マシュマロの溶かし加減が絶妙だったのだろう。100円ショップで買える材料をレンチンして、混ぜて冷やしただけとは思えない完成度である。いや自分でもびっくりした。

外はモフモフ、中はとろとろなんですよ。
マシュマロを完全に溶かしてよく混ぜてから冷やすと、全体が均一のチョコババロアになるが、この完全に溶かさない今回のタイプの方が私は好きかな。これをもう一度完全に再現できる自信はないのだが。
それぞれのチョコレートの微妙な味わいの違いも楽しい。ぜひ今度は、いちごチョコやビターチョコでも試してみたい。カルアミルクを加えてみたり、カップの底にビスケットを一枚落としておいても面白いかな。
「秋らしく栗を入れて、マシュマロンなんていうのもどうだろう!」
スウィーツ&ジェントルマンとしては、これを「とろける生チョコババロア」と名付けて、末永く末代まで伝えていきたいと思う。
あえて欠点を上げるとすれば、わざわざ料理をしなくても、材料費で普通に美味しそうなスウィーツが3つ買えることだろうか。まあ、この料理する手間が楽しいんだけれどね。