■前編はこちらから 丸山 清野さんは先ほど「本当にとんでもないものは、路地裏にある」とおっしゃっていましたが、『知らない街』でも怪人「三本足のサリーちゃん」にまつわる怖い話を描いていますよね。こういう怪奇的な話は好きなんですか? 清野 昔から好きですね。板橋にも、高島平の自殺団地とかそういうことがちょくちょくありますけど、赤羽は本当にそういう話が多いんですよ。雑誌に載るレベルではないのですが、そのへんにいる人からも怖い話が出てきてゾッとするんですよね。 丸山 最近聞いて、怖かった話はありますか? 清野 とある不動産屋さんが匿名で裏事情を書いているサイトがあって、そこでゾッとする記事を見つけました。僕が昔住んでいたアパートでの、ちょっと不幸な事件について書かれていたんですよ。 丸山 えっ……まさかの展開ですね。 清野 確かにそのアパートに住んでいた頃、いろいろあったんですよ。やけに高くて暗いロフトがあったんですけど、そこから物音や人の気配がして。壁が薄かったので隣の部屋かなと思っていたのですが、調べたら、もうとっくに引っ越して空室で。料理している時にも、換気扇から長い髪の毛みたいなものが垂れ出ていて、それを見た時に「髪の毛ではなくて、謎の物体と目が合った」と直感的に思っちゃったんです。その瞬間、髪の毛がニュルニュル~と換気扇に吸い込まれていって。 丸山 まだ漫画家として、あまり売れていない時に住んでいたんですか? 清野 そうです。なぜかいつも家に帰りたくなくて、それが知らない街に繰り出す原因のひとつでもあったんです。当時は無職で、全然お金がなかったにもかかわらず、結局4年で引っ越したんです。まあ、今振り返ると、オバケ的な話は全部僕の妄想でしょうけどね。あの時、ノイローゼ気味でしたし。今振り返ると、実に住み心地のいい、素晴らしいアパートでしたよ。機会があったら、また住みたいです\(^o^)/ 丸山 ……そのほかにも、赤羽には根深くて怖いネタがありそうですね。 清野 うーん、赤水門という赤羽で一番有名な心霊スポットがあるのですが、荒川に飛び込んだ人が昔から流れ着いているところなんです。水門の先にあるちょっとした中州は鬱蒼としていて、昼なのに暗くどんよりしている。中州にはベンチが置いてあって、ベンチの横に木があるんですが、そこでよく人が首を吊るんですね。「どうぞ死んでください」という感じで、ベンチに立って首を吊れるように配置してあるんです。僕の知り合いの居酒屋のマスターが早朝散歩しにいくと、ちょくちょく吊られているんですって。 丸山 それは、人が首吊っているってこと? 清野 そうなんです。自殺です。つい最近も赤羽でゲリラ豪雨があったんですが、3人の釣り人が中州で釣りをしていて、雨が降りだしたので一時的にそのいわくつきの木の下に避難したら、その瞬間、雷が落ちた。一人が亡くなり、一人心肺停止で、一人は生き残ったんですけど、あの場所には木がたくさんあるのに、なんであの木に落ちたんだろうと思うんですよね。『赤羽』にも、いくつかそういう心霊的な話も出てきますが、相当オブラートに包んで描いていますね。やっぱり住んでいる人もいるので。 ■清野とおる、街取材の極意とは? 丸山 赤羽愛にあふれる清野さんだけに、赤羽のスナックに行ったら、清野さんのサイン色紙がたくさんありそうですね。 清野 あることはありますけど、実際そんなに名乗ることはないので。一人で飲む時はたいてい、スーツ着てビジネスバッグを持って、サラリーマンの体で行くんです。 丸山 潜入取材にしても、相当徹底していますね(笑)。取材中に話を振られた時のための、架空の設定ってあるんですか? 清野 それがまた面白いんですよ。その都度、いろいろな設定を考えているんです。店に若い客がいたら「俺、mixi作ってんだよ」とか言ったりして。 丸山 身分偽装することで、聞き出せる話も多いんですか? 清野 そうですね。あとはちょっと変身願望もあって、私服で普通にスナックに行っても、いつもの低いテンションのままなんですけど、スーツを着て設定を考えて、お酒の勢いでそれを貫き通すと、普段の自分とは全然別の人格が出てくるんですよ。その人格がお店の人たちとうまいこと意気投合して仲良くなれた時の達成感はすごいです。 『知らない街』では私服で歩きましたが、ほかの取材はたいていスーツですね。カバンの中には一応ノートパソコンを入れています。変身のためのアイテムは、『赤羽』の連載が始まって、ある程度お金に余裕ができた時に買いました。最初は汚い安物のカバンを使っていたんですけど、スナックって意外とそういうところを見るんですよね。なので、そのカバンは燃やして、新宿でブランド物のビジネスバッグを買って(笑)。最初の頃は私服でスナックに行くと、まだ営業時間なのに「ごめんなさい、今日終わっちゃったの」とか「予約で埋まっているの」と断られることが何度もあったんです。初見のペーペーの若者ですから、不審に思ったんでしょうね。でもスーツ着てカバン持って行くようになってからは、100%入れてもらえます。 丸山 出張族かもしれないし、サラリーマンなら継続してお金を落としてくれるかもしれないと思ってもらえる。そこまで客商売に精通したら、いよいよ赤羽でスナックを経営したりとかしないんですか? 清野 いや、接客は僕は無理ですね。一番無理だと思う理由は、「地縛客」と呼んでいるのですが、大してお金を落とさないにもかかわらず、延々といる客。自分のどうでもいい話をマスターに聞かせたりして。僕、それで気が狂っちゃった店主を知ってるんですよ。赤羽駅からちょっと離れた場所にある喫茶店なんですけど、行くたびにおっさんがコーヒー1杯だけ飲んでいて、マスターにずっと話しかけているんです。マスターも「はい、そうですね」「ははは」とか生返事なんですけど、毎日いるんですよ、そのおっさん。開店から閉店まで。それである日行ったら、潰れていた。あんな客の相手してたら、気がいくらあっても狂い足りないですよ。 丸山 それはキツいですね……。 清野 どこの店にも、絶対に常連客がいるんです。この『知らない街』の取材でも、どの店に行っても常連とおぼしき人が必ずいました。寂しくて、居場所が欲しいんでしょうね。 ■清野流・スナック攻略法 丸山 スナック攻略のツボって、例えばどんなものがあるんですか? 清野 企業秘密なので、全部は話せませんけど(笑)。例えば入店時、いきなりドアを開けるのではなく、入る前に耳を澄ませて、中の様子をうかがうんです。カラオケで盛り上がっている店は、歌っている最中は人と話せないのでなるべく避けますね。入るとしても、歌が終わってから。ママは、そういうところを見ているんです。座る位置もママに聞いて、最初はおとなしく飲むんですけど、常連が歌い始めたら飲むのをやめて、歌っている人のほうに姿勢ごと向けるんです。間奏の時は拍手して終わったあと「うまいっすね~」とか言うと、まずその常連は味方になってくれる。あと、なるべくトイレから離れた席に座って、トイレに行く時はママに一言「トイレお借りしてもいいですか?」と聞いて、お客さんの後ろの狭い空間を通る時は「ちょっと後ろ失礼しますね」とか言って、さりげなく肩にボディタッチしたり。あと、これは僕のジンクスなんですけど、トイレを掃除するんですよ。 丸山 トイレ掃除を?(笑) 清野 お店によっては、お客さんがトイレに行くたびに掃除をするママもいるんです。トイレットペーパーを三角折りにして、前のお客さんが汚したところを僕が掃除したあとにママがトイレ掃除に行ったら、もうこっちのものですね。さらに「営業時間は何時までですか?」「休みは何曜日ですか?」と聞いたりすると、好感を持たせることができる。 丸山 すごいノウハウですね。しかも、かなり蓄積されている。スナックは自分の嗅覚で選ぶんですか? 清野 自分の嗅覚だけです。 丸山 それだけスナックに行っていたら、ママさんと仲良くなってしっぽり……みたいなこともありそうですけど。 清野 僕の場合、そこには重点を置いていないんですよ。どちらかというと、面白い客に重点を置いているので。基本観察ですよ。 丸山 清野さんと同年代、もしくはもっと若い奴がふらっと来ることもあるんですか? 清野 たまにいるんですよ、物好きの手だれが。『知らない街』の中でも描いたんですが、久留里という街に行った時にも出会いましたね。おじさんしかいない場末の居酒屋にいきなり入ってきて、すぐカウンターに座って自然に溶け込んでいるんですよ。そこからはもう、僕と彼との戦いです。どちらが先にこの店を落とせるか、みたいな感じで。全力でトイレも掃除して、結局僕のほうがママからお土産をたくさんもらいましたからね。 丸山 「店を落とす」って(笑)。 清野 客のおじさんも若者には名刺を渡さなかったけど、僕にはくれましたから。「どうだ参ったか! 赤羽だぞ、こっちは!」と思いましたね。 丸山 やりますね、清野さん(笑)。 清野 名刺は戦利品なんですよ。「名刺=私は、あなたに心を許しましたよ」という証しじゃないですか。集めた名刺を家に持ち帰って、ニヤニヤしながら飲むんです(笑)。今後もこの人とは広がりそうだな、面白そうだなという人の名刺は取っておきますね。次に会った時のために、名刺の裏に覚えている限りのパーソナルデータを書いておく。常連客を落とす一番の基本は、名前を覚えておくことなんです。再会した時に「○○さん、この間はありがとうございました。勉強させてもらいました」と下から行くと、仲良くなれる。 丸山 さすがですね。全然コミュ障じゃないじゃないですか。 清野 そういう人に対しては行けるんですけど、普通の同世代の人に対してはコミュ障です。 丸山 ちなみに、そこまで培った「赤羽力」を、取材以外で発揮する場ってないんですか? 清野さんが合コンに行ったら面白そうですけど。 清野 実はどれだけ通用するのか試してみたくて、何度か行ったことありますよ。しかし、スナックや居酒屋で気持ちイイほど通用するテクが一切通用せず、終始しどろもどろで……。 ■赤羽「愛」と今後の展望 丸山 知人が赤羽に住んでいて、たまに飲みに行くのですが、住宅地も飲み屋も風俗もあって、街としても発展していますよね。成熟しきって、端っこが腐っているような感じというか。清野さんは、赤羽の街をどう捉えていますか? 清野 恥ずかしい話、最初は上から目線で赤羽のことを描いていたんです。「どれ、いっちょ赤羽でも描いてみるか」と。でも、ひとつ描くとその上をいくことが起こるので、今となっては「赤羽様に描かせていただいている」ような感じです(笑)。これまた恥ずかしい話ですが、連載を始めた時はコミック3巻分くらいのネタしかなかったんです。 丸山 ひとつの街であそこまで描くって、すごいですよね。 清野 描いている最中も、現在進行形で、とんでもないことが次から次へと起こりますからね。 丸山 清野さんは、顔出しはしていませんけど、街を歩いていて声をかけられたりするんですか? 清野 最近増えてきましたけど「清野さんですか?」と聞かれて、「えっ?」「は?」「えええっ!?」って聞き返すと、だいたい大丈夫ですね。 丸山 清野さんって、悪ふざけ好きですよね(笑)。なんでそこまで大胆に悪ふざけできるんですか? 漫画家さんって、一般的に社交性がなく、控えめというイメージがあるんですけど。 清野 基本的には社交性皆無ですよ。会話の間とか超怖いですし、次にどんな話題を振ろうか考えていると、こんがらがって黙っちゃうタイプなんです。でも「一期一会の悪用」と言っているのですが、知らない街なら、どう思われてもいいやと思える。ただ、赤羽は、すごく落ち着きますね。なんせ赤羽の人は独特なので、かえってやりやすい。お酒の席では、なおさらです。 丸山 一期一会の悪用(笑)。ほかの漫画家さんとの交流も、ブログなどを拝見する限りは結構ありますよね。 清野 知人は多いですが、友人は限られています。 丸山 『赤羽』は今までなかったタイプの漫画ですけど、ほかの漫画家さんの目を意識されたりしますか? 清野 一切意識していないですね。 丸山 今のノンフィクションスタイルのルポ漫画がヒットしているからこそのジレンマは、ありますか? ストーリー漫画を描いてみたいとか。 清野 最近ちょっとあるんですよ。デビューした頃はずっと創作のギャグ漫画を描いていたんですけど、赤羽に住み始めてから、目の前で起こる現実の数々が、僕が紙とペンで描く面白いことを、はるかに凌駕しているんですよ。だったら、単純にこの街をそのまま描きたいと思ったのがきっかけなんですけど、最近それがちょっと悔しくなってきまして。赤羽の街の面白さをさらに超えた漫画を描きたいなと思うんですけど、超える自信は今のところ皆無ですね。とりあえず、赤羽のまだ描いていない部分を早く描き尽くしてスッキリしたいです。 丸山 そうしたら赤羽から引っ越すんですか? 清野 ちょっとまだなんとも言えないんですけど、とにかくたまっているネタを描いてスッキリして、次に行きたいですね。やり尽くさないと気持ち悪いので。作家にはいろいろなタイプがいると思います。例えば友人の押切蓮介君みたいに、器用にいろいろなジャンルの仕事をこなせるタイプ。彼の場合は、ちゃんと作品のクオリティも高いんですよ。僕は不器用な人間なので、掛け持ちしたら、天津飯の分身の術理論じゃないですけど、それぞれのスピードとパワーが弱くなってしまうと思うんですよね。赤羽を描いているうちは、赤羽だけに全力投球しようと決めています。『知らない街』は掛け持ちでしたが(笑)。 丸山 ここまで赤羽を推している人って、過去にいませんよね。なぎら健壱さんくらいで(笑)。 清野 林家ペー・パー子さんはずっと赤羽に住んでいて、赤羽絡みの特集が組まれると、必ず出ていますよ。先週、ようやく林家ぺーさんと赤羽のスナックで飲めました。 丸山 そろそろ赤羽利権が、清野さんに転がり込んでくるんじゃないですか? 清野 そういうものには、極力ノータッチでいこうと思っていますので。赤羽の人たちからイラストの依頼が来ても、怖いのでお金は取りませんし。単純に恩返しという意味もありますけど、やっぱりイメージは大切ですからね。ヒヒヒヒ。 (構成=編集部) ●せいの・とおる 1980年生まれ。東京都板橋区出身。地元・赤羽に生息する奇妙な人々を生き生きと描いた漫画『東京都北区赤羽』(Bbmfマガジン)が大ヒット。現在、双葉社の「漫画アクション」にて『ウヒョッ!東京都北区赤羽』を連載中。 Twitter <https://twitter.com/seeeeeeeeeeeeno> ●まるやま・ゆうすけ 1977年生まれ。宮城県仙台市出身。編集者、官能小説家、ゴーストライターなど幅広く活動する傍ら、考古学者崩れの犯罪ジャーナリストとして、著作を執筆。別のペンネーム・丸山ゴンザレスとして海外紀行ものも発表している。主な著作に『アジア罰当たり旅行』『図解裏社会のカラクリ』『悪の境界線』など多数。 Twitter <https://twitter.com/marugon>
日別アーカイブ: 2013年9月11日
フジテレビ“焼き直し商法”の極北……54歳W浅野の『抱きしめたい!』復活に「誰得!?」の声
25年前の人気トレンディドラマ『抱きしめたい! I WANNA HOLD YOUR HAND』(フジテレビ系)の続編にあたるスペシャルドラマ『抱きしめたい!Forever』が10月1日に放送されることが発表され、早くも賛否が飛び交っている。 連続ドラマは、1988年に浅野温子、浅野ゆう子がW主演を務め、トレンディドラマの先駆けとして人気を博した。2人は当時“W浅野”と呼ばれ、ファッションやライフスタイルが若い女性たちの憧れに。連ドラ放送後もスペシャルドラマが何度か放送され、前作が放送された99年以来、14年ぶりの復活となる。 新作では、夏子(ゆう子)の夫・圭介(岩城滉一)に、隠し子がいることが発覚。離婚の危機に面した夏子を、優しく慰める26歳の従業員・リュウ(市原隼人)だが、この2人の間にも深い秘密が……。一方、会社社長兼、ライフスタイリストとして雑誌などで活躍する麻子(温子)には、58歳で離婚歴ありの独身・恭一郎(草刈正雄)との新たな恋が訪れる。 主題歌は、25年前にカルロス・トシキ&オメガトライブが歌った「アクアマリンのままでいて」を、Every Little Thingがカバー。現在、52歳(ゆう子)と53歳(温子)のW浅野だが、劇中の設定は共に54歳。現在、YouTubeで公開されているダイジェスト動画を見ると、市原と浅野ゆう子演じる2人の恋愛を示唆させる意味深なシーンや、「54歳の恋は素敵かい?」「火遊び!?」「好きになっちゃったんだも~ん」といった恋愛ドラマらしいセリフが飛び交う。さらに主演の2人は、ウエディングドレス姿も披露するようだ。 14年ぶりの復活に関して、ネット上で「W浅野は2人ともキレイ!」「懐かしい」「石田純一出てないのか、残念」と楽しみにしている中年女性がいる一方で、「こんな企画、誰が考えて誰がOK出したんだよ」「年寄りの恋愛ドラマなんて、誰が見るんだよ」「ギャグ?」「いや、抱きしめたくないよ」などという声も。 また、『料理の鉄人』を13年ぶりに復活させた『アイアンシェフ』や、97年の『ビーチボーイズ』を彷彿とさせる月9ドラマ『SUMMER NUDE』、11年ぶりに復活した『ショムニ2013』など、昔に成功した番組の焼き直しや続編が目立つフジテレビに対し、「またフジの焼き直し商法か」「どれも結果出てないのに」「過去にしがみ付きすぎ」といった声も聞かれる。 「正直、『抱きしめたい!Forever』を求めている層が見えません。最近、フジに対し『考え方の根本が時代に取り残されている』という意見が増えている。6日に行われた10月の改編発表会では、『楽しくなければフジテレビじゃない』という精神を掲げていましたが、81年の局のスローガン『楽しくなければテレビじゃない』となんら変わらない。上層部やプロデューサーたちが変わらなければ、フジ独特のバブリーで古い精神は変わらないでしょう」(テレビ誌ライター) W浅野は、視聴率低迷にあえぐフジテレビの救世主となるのだろうか?フジテレビ『抱きしめたい!Forever』公式サイトより
ディスへのお礼参り!? K・ウェスト、恋人を嘲笑したレイ・ジェイを生放送で侮辱
「カニエにが来たらとにもかくにもクロワッサンを出せ!」フランス料理店の鉄則だわ
大学生時代に才能を見いだしてくれたロッカフェラ・レコードと契約を結び、音楽プロデューサーとしてキャリアをスタートさせた人気歌手のカニエ・ウェスト。居眠り運転で大事故を起こしたものの、九死に一生を得てラッパーとして復活。「オレの命は神によって救われた」と公言している彼は、次第に自分自身をイエス・キリストと重ね合わせるようになり、今年6月にリリースしたアルバムのタイトルは、カニエのニックネームである「Yeezy」(イージー)と、イエス・キリストの「Jesus」(ジーザス)を組み合わせた『Yeezus』(イーザス)に決定。「オレは神だ」と繰り返し発言するようになり、“勘違いも甚だしい超絶ナルシスト男”とバッシングされるようになった。
しかし、神だと偉そうに名乗っているわりには器が小さく、ギャグかと思うようなことばかり歌っており、『Yeezus』に収録された、「I Am A God(オレは神だ)」という曲の、「オイ、フランス料理屋、さっさとクロワッサン持ってこいよ!」というくだりは、ネット上で「神がクロワッサンにブチ切れてる!」と最高の笑いのネタとなった。7月に、空港のパパラッチにキレて襲いかかったニュースが流れた時も、「神なのに怒りの沸点が低い」と嘲笑されるハメに。ファンは「完璧じゃないところがいい」と擁護しているが、短気な性格は生まれつきのもので、そう簡単には直らないのかもしれない。
闇の色は少女をキレイにする──『ボクが修学旅行に行けなかった理由』
――アイドル映画をこよなく愛する「アイドル映画専門」映画監督が、カントク視点でオススメのアイドル映画を、アノ手コノ手で解説します。 ●今回のお題 『ボクが修学旅行に行けなかった理由』 監督:草野翔吾 女性出演:荻野可鈴、冨田真由、星名美津紀、増井みお他 <http://aliceinmovie.info/bokuga.html>
これほどまでに、「これ、売れなきゃダメだよ!」って思った作品も珍しい。 “アイドルを女優として撮る”というコンセプトを持つ私が、この作品をTwitterでベタ褒めしたら、配給会社さんから「監督! お株を奪われるようなこと書いちゃダメですよ!!」って、おいおい、自分の作品と比べてないですよ。ってか、そこは譲れませんなっ! でも、そんな誤解を招くくらい、絶賛してしまった。 わかりやすいキャッチをつけるとしたら、“現代の女子高版スタンド・バイ・ミー”。 この手の映画で一番嫌なのは、“現状の女子高生はこんなに悪いぜ!”みたいな、心のかわいさをすべて捨てた作品。その必要以上に汚らしい部分が、この映画にはない。あえて消しているのではなく、必要ない。なぜなら、表現することがほかにたくさんあるから。 今の女の子たちの、ピュアで頑張り屋で、でもワガママで~みたいな特徴をちゃんとつかんでいる、気持ちのいい物語になっている。 ある私立学校の芸能コースに通いながらアイドル活動をしている4人組「P☆GIRLS」は、学校の修学旅行を欠席してライブハウスで公演をしていた。公演後、修学旅行欠席者に出された宿題を学校に忘れてきたことに気付いた4人は、夜の学校に忍び込むが……。女子高生アイドルたちの日常と非日常、輝かしいステージの裏に隠された葛藤などを描いた青春劇。『ボクが修学旅行に行けなかった理由』
ある私立学校の芸能コースに通いながらアイドル活動をしている4人組「P☆GIRLS」は、学校の修学旅行を欠席してライブハウスで公演をしていた。公演後、修学旅行欠席者に出された宿題を学校に忘れてきたことに気付いた4人は、夜の学校に忍び込むが……。女子高生アイドルたちの日常と非日常、輝かしいステージの裏に隠された葛藤などを描いた青春劇。『非公認戦隊アキバレンジャー』のアキバイエロー役で知られる若手女優の荻野可鈴、「シークレットガールズ」の冨田真由、『PASSPO☆』の増井みお、根岸愛らが出演。10月25日にDVDがセル・レンタルともにリリース予定。
まず、シチュエーションが面白い。ターゲットとなるのは、私立校の芸能コースに通う女の子4人! しかも、地下アイドル的存在!
なんと平成2ケタ以降のお話ですね。同じ環境の女の子を応援するアキバ系のファンはみんな気持ちわかるし、芸能コースの女の子たちも「わかるわかる~」って共鳴するよ!
その平成アイドルガールズを演じるのは、荻野可鈴を筆頭に、グラビアもちゃんとやってくれるアイドルたち。そして!! いまや飛ぶ鳥を落とす勢いの“ドロリッチ巨乳ロリ”星名美津紀! 正直に言おう。客寄せパンダだと思ってた! マジ!!
胸が大きい等身大の女の子だったからか、ものすごく“素”、気持ちいいくらい“素”。当然、アイドルムービーではないので、水着シーンも一回もない……というか、あってはいかん! この作品にはね!!
ここまで絶賛するのは、上記のこと以外に、「アイドル評」的な分析をするならば、「闇は女をキレイにする。それが女子高生だとしても!」ということなのだ。
これだけかわいいアイドルが揃ってるのに、たぶん87%以上は闇の中だと思う。ジョン・カーペンターの『ザ・フォッグ』のように!
例えば、グラビアアイドルDVDに闇のシーンってあります? ないですよね。なんでか? 簡単、太陽やキレイな光の中のほうが、かわいくキレイに撮れるから。あまりにも当たり前。なのにこの映画、ライブハウスで始まって、夜の学校で、ライブハウスで〆る。ね、闇っしょ!
アイドルを撮るにはタブーなはずなのに、照明部さんがものすごく頑張ってて、月の光や、ほんのちょっとの蛍光灯の漏れが、10代の若い女の子たちの頬や太ももを舐める。特にキレイなのは、瞳。
……瞳でイケますか!? イケるんですっ!!
夜は光と闇以外にも、何かいけないことをしている感がある、特に学校ね。女の子がいけない……昭和の書き方で表現すると、“イ・ケ・ナ・イ”ことをする時の顔って、ものすごく魅力的じゃないですか?
初めての夜遊びとか、初めてのベッドインとか、遊びで触り合ってたら感じてきちゃった女子2人とか、ちょっと中に入れてみたら気持ちよすぎてそれがデビューだったりとか、ペットのチョロをバター犬にさせてみたりとか……キリがない! それだけ「暗いところの女の子」は魅力的だってことです。
本当にいい女の子たちだけで構成されていて、ほとんどが暗い場所での撮影なのに、頑張ってるアイドルたちならではの傑作。ぜひ見てほしいですね。
●かじの・りゅうたろう
1964年東京生まれ。映画監督&脚本、タレントプロデューサー。短編『ロボ子のやり方』で、東京国際ファンタスティック映画祭の部門グランプリを受賞。08年に長編『ピョコタン・プロファイル』でメジャーデビュー。アイドルを女優として扱う映像が特徴的でファンを多くつかむ。11年に『魚介類 山岡マイコ』、13年に『こたつと、みかんと、ニャー。』を発表。アイドル映画という枠には収まらない、独特なファンタジーワールドを展開。新作もめじろ押し。木嶋のりこ等が所属するプロダクションを持っている。
ブログ <http://ameblo.jp/ryutarokajino/>
◆【アイドル映画評】過去記事はこちらから
「食レポ」番組でおいしそうに食べる杉浦太陽に思う、嫁の料理問題
杉浦太陽公式ブログより
今回ツッコませていただくのは、2010年10月よりNHK『キッチンが走る!』にレギュラー出演中の杉浦太陽。
毎回キッチンワゴンに乗ってさまざまな地域をめぐり、地元の生産者などと交流しつつ、ご当地食材を使って料理人が季節のレシピを作るという番組だ。最初の頃は、なぜ司会が杉浦太陽なのか、不思議に思えてならなかった。同年3月から9月まで放送された大ヒット朝ドラ『ゲゲゲの女房』に出演していたことで、NHKに気に入られたのだろうとは思ったが……。
夏コミ中止も!? オリンピック東京開催決定で2020年夏のコミックマーケットはどうなる?
2020年、オリンピック・パラリンピックの東京開催が決定した。7年後の開催に向けて日本中で期待の膨らむ一方、オタク業界では不安の声も挙がっている。2020年の夏のコミックマーケットが開催できない可能性が高くなっているからだ。 毎年夏と冬に行われている世界最大の同人誌即売会・コミックマーケットだが、夏に行われるコミックマーケット(以下、夏コミ)は例年、お盆の時期に東京ビッグサイトにて開催されてきた。しかし、オリンピックが開催されれば、会場の利用期間がバッティングすることは確実。そのため、オリンピックの東京開催決定直後より、オタク業界の人々は「2020年は夏コミが中止になるのでは?」と不安を募らせている。 東京オリンピックに関する現在の計画では、東京ビッグサイトにはレスリング・フェンシング・テコンドーの競技のほか、プレスセンターを設置される予定だ。さらに招致プランでは、この準備のために2019年7月から放送設備などの設置のために占有が可能になるとされている。そのため、2020年の夏だけではなく2019年の夏コミ、冬コミ共に東京ビッグサイトでの開催も危ぶまれている。 一方で、オリンピックに伴って西ホールの南側に3階層の施設も増設される予定だ。つまり、オリンピックを経ると、使い勝手はともかく会場面積は拡大されるという利点もある。 果たして、2019~20年の合計3回のコミックマーケットをどのような形で開催すべきか……方法はいくつかある。 まず考えられるのは、別の施設で開催すること。国内で同等の規模を持つ会場として挙がるのは、千葉県の幕張メッセだ。しかし、幕張メッセは1991年に、既に開催が告知されていたコミックマーケット40に突如貸し出しの中止を通告、あわやコミケ中止が危ぶまれる事態に追い込んだ事件を起こしたことがある施設だ。現在は、同人誌即売会をはじめオタク系イベントも数多く開催されている幕張メッセだが、過去の経緯をみると現実的ではない。 もうひとつ考えられる現実的な方法は、地方での開催である。過去、コミックマーケットでは「コミケットスペシャル」として春期に地方での特別開催を実施したことがある。2000年の沖縄、2010年の水戸での開催がそれだ。特に2010年の水戸での開催では、空洞化していた水戸の中心街に人があふれかえり、地元の商店からは「次はいつ来てくれるのか」との話もでたという。マンガやアニメを軸にした町おこしが盛んに行われる中で「コミックマーケットが来る!」となれば「ぜひ、うちに」と引き合いは来るかも知れない。それを踏まえてかツイッターでは、早くも「招致合戦」も始まっているようだ。もっとも、水戸では、空いていたデパートだったビルを使用したように、大規模な会場を用意できることが重要であり、実際に開催できるかどうかは未知数だ。 東京ビッグサイトの利用ができなくなりそうな2019年までは、あと6年ある。その間に、どういった手段をとることができるか、コミケ参加者それぞれが考えなくてはならない時がやってきた。 もちろん、開催を中止するのもひとつの方法である。コミックマーケットが中止になれば、出展する企業やサークルが経済的に損失を受ける可能性が高いとの危惧もある。しかし、同人誌即売会がビジネスとなっているのは、そもそも妥当なことなのか。元来、コミックマーケットも有志の力によって実現されてきたイベントだ。オリンピックの到来は、同人誌即売会の本質を考える機会を与えてくれたといえるだろう。 いったい2019、20年のコミケはどうなるのか? 妄想を膨らませることはいくらでもできる。でも、ホントにコミケの参加者ならば、身になる話を考えてはどうだろうか。そうでなくては、単なる「お客様」だ。 (文=昼間 たかし)どうなるコミケ?(画像は今年の夏コミの様子)
天然対決? Sexy Zone佐藤勝利とJr.平野紫耀のボケボケなやりとり
運動会でこんな切ない表情のしょりたん
<アイドル誌チェック!!>
「Myojo」2013年10月号(集英社)は、ジャニーズデビュー組のコスプレ写真が充実しています。「降りそそげ! コスプレ流星群」というコスプレ企画に登場しているのは、A.B.C-Zの5人。国会議事堂前でスーツ姿を、サッカー場でユニフォーム姿を、スクールバスの中で制服姿を披露。制服姿では、河合郁人だけがロングヘアのウイッグを被って女子高生姿を披露していますが、本人いわく「妹に似てる」というほど高レベルの仕上がり。
同号巻末の「MYOJO10月号スタッフレポートZONE」には、ページの担当者から、河合が自ら「女装だけは絶対したかった!」と熱望していたことがバラされています。河合は、女装姿に自信があったんでしょうか? それを裏付けるかのように、「スタッフレポートZONE」に掲載された女装姿の河合は、五関晃一と指と指を絡めあった“カップルつなぎ”をしています。「降りそそげ! コスプレ流星群」のページではどのコスプレをしても口を一文字に結び、ニコリともしなかった五関が、女装した河合の隣ではうっすら微笑みをたたえています。クールガイ・五関をニヤつかせた河合の女装姿、ぜひ誌面で確認を!
『半沢直樹』大ヒットからも学べないTBS……後枠キムタクドラマにスターキャスト続々の“インフレ状態”
8日放送のドラマ『半沢直樹』(TBS系)の第8話が平均視聴率32.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、瞬間最高視聴率37.5%という過去最高の数字を記録したことがわかった。 この高視聴率に心中穏やかでないのが、同ドラマの後枠で放送される木村拓哉主演の『安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~』の制作陣だろう。『半沢直樹』の視聴率には負けられないとばかりに、豪華出演者が続々と決定していることが、先頃も報じられた。 「主演のキムタクと相手役の柴咲コウというキャストも豪華ですが、キムタクの妹役にAKB48・大島優子をはじめ、桐谷健太や本田翼、ジェシー(ジャニーズJr.)、山本美月、平岡祐太など、今をときめく人気者ばかり。こんなに集めて収拾がつくのでしょうか(笑)」(テレビ情報誌編集者) 昨今のドラマがつまらないといわれて久しいが、指摘される理由としては、アイドルや人気俳優ありきのキャスティング主導のドラマ作りが視聴者に飽きられていること。 「その意味では『半沢直樹』はまず脚本ありきで、ストーリーや作風に合った役者陣をキャスティングするなど、ドラマの本来あるべき姿に立ち返った“原点回帰”ともいえるスタンスが奏効しました。つまり、やり方次第でドラマはまだ十分視聴率が取れることを、TBSは実証して見せたわけです。にもかかわらず、後枠のドラマの主演がキムタクなわけですから、“キャスティング至上主義”から脱却できていない。総理大臣役まで演じたキムタクが世間の耳目を集めるには、もはや人間ではなくアンドロイドを演じるぐらいしかないですし、ヒロイン役だけでなく、ほかの共演陣も豪華キャストでなければ成立しないほど、すべての面において“インフレ状態”といっていい。しかし、そんなインフレがいつまでも続くわけがないことは、近年の彼のドラマの視聴率が低迷気味であることからも明らか」(同) かつて「ドラマのTBS」と称された同局。『半沢直樹』という久しぶりの大ヒットドラマで往時の栄光を取り戻すかに思えたが、性懲りもなく“ジャニーズ頼み”では、現在の低迷から脱することは難しいようだ。日曜劇場『半沢直樹』|TBS
水嶋ヒロ、久々の登場に「劣化」の声! 「やつれ顔」にならざるを得ない訳
映画『黒執事』公式サイトより
俳優復帰した水嶋ヒロが、9月9日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演、3年ぶりのバラエティ番組登場となった。「赤いパンツをはくことがマイブーム」と話すなど、ミステリアスな印象のある水嶋の私生活が暴かれたが、視聴者からは「白すぎ、痩せすぎ、やつれている」「目元が窪んで、疲れてる印象」と、全盛期のビジュアルを懐かしむ声が上がっている。
番組では「3年くらいはテレビを見ていない」と現在のテレビ事情に疎いことを明かし、休日は外でアクティブに過ごすこともなく、「ジムで体を鍛えたりもしていない」という水嶋。学生時代にやっていたサッカーについても「まったくやってない」そうで、終始消え入りそうな声でボソボソと話す姿に、くりぃむしちゅー・有田哲平が「ちゃんとご飯食べてますか?」「声とかもなんかホラ……」と、ツッコむ場面も。水嶋は登場時からフラフラ歩いていたと主張する有田に、水嶋は「歓声を浴びるのも、何年ぶりだ? ってぐらいだったので、圧倒されちゃいました。ビックリした」と、緊張気味に話していた。
【終活】棺桶に入るわたし
最新の家族葬ホテルや移動する墓にビックリ仰天丸ー。じぇじぇじぇ~
そしてバスはツアーのハイライト「終活フェスタ in 東京2013」へ。
会場は東京・浜松町の産業貿易センター。フロアーに約40の葬祭関係のブースが並ぶ。









