転落中に下着が脱げた!? 死亡した美女の「自殺」認定に疑惑の声が噴出!

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出稼ぎ労働者数千人による大規模デモの様子。
 5月8日、北京市中心部で、ある女性の死の真相究明を求める大規模デモが発生した。その女性とは、安徽省出身の22歳の出稼ぎ労働者で、3日に市内のショッピングセンターから転落死していたのだ。地元警察はこれを飛び降り自殺と断定。現場検証もほどほどに事件の可能性を排除した。  ところがネット上に流出した女性の遺体写真には、不自然な点が見受けられたことから、疑惑の声が噴出。彼女がはいていたはずの下着は脱げ落ち、辛うじて右足ふくらはぎに引っかかっている状態だったのだ。  また、女性に近しい人の評判では、彼女は美人で明るく、病床の父親への仕送りのために懸命に働いており、自殺の動機は見当たらないという。  さらに、彼女は勤務先の男性保安員6人から密室で性的暴行を受け、加害者のうち、2人が逃亡し、1人は自首したという未確認情報もネット上を駆けめぐっている。  事件後、中国版Twitter「微博」上には、「レイプに違いない」「転落中に下着が脱げたとでもいうのか?」「いつものパターンだ。加害者に警察関係者がいたに違いない」などと、事件の不審点を指摘する書き込みが続出。被害者と同じ安徽省出身の出稼ぎ労働者数千人による大規模デモへと発展したのだ。  一方、被害者の遺族は当局に、ショッピングセンターに設置された監視カメラの映像の開示を要求。しかし警察はこれを拒否した上、遺族を現場から締め出したという。また、当局は武装警官やヘリコプターを投入してデモ隊を鎮圧。ネットでは、関連キーワードの検索がブロックされる状態が続いている。さらに地元メディアもこの件に関してはまったく報じておらず、疑惑は膨らむばかり。警察の都合で事件がうやむやにされることは、人治国家の中国ではよくあることとはいえ、これではあまりに死者が報われまい……。 (文=牧野源)  

デニス・ロッドマンが無駄な使命感で再訪朝を宣言、「バカ丸出し」と非難殺到!

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北朝鮮の人は女装姿を受け入れてくれるかしら……

 今年2月に北朝鮮を電撃訪問し、全米を唖然とさせた伝説的プロバスケットボール選手のデニス・ロッドマンが、8月1日に再び北朝鮮へ行くと宣言した。金正恩第一書記を親友だと呼び、北朝鮮がミサイルを撤去したのは自分の影響が大きいと自負しているデニスは、「オバマはクソの役にもたたねぇからよ」と大統領を痛烈に批判。北朝鮮当局に拘束されている韓国系アメリカ人を救うことができるのはもはや自分しかいないと、使命感に燃えまくっている。

 デニスは2月、リアリティ番組の撮影のため、何の前触れもなく北朝鮮を訪問。NBAの大ファンで、スイスの州立学校に留学中(1998~2000)にバスケットボールに興じていたと伝えられている金正恩は、デニス御一行を大歓迎し、VIP待遇で彼らをもてなした。

無礼講的な対話関係がつくり出す異文化交流の宴『吉田照美 飛べ!サルバドール』

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文化放送『吉田照美 飛べ!サルバドール』
しゃべりと笑いと音楽があふれる“少数派”メディアの魅力を再発掘! ラジオ好きライターが贈る、必聴ラジオコラム。  吉田照美はすぐムキになる。ムキになるから面白い。  人は物事を真に受けたとき、ムキになる。何事も、いったん真に受けなければ面白くもなんともない。真面目な話は互いが真に受けることで意義ある議論になり、冗談は相手が真に受けることで初めて冗談になる。つまりその場が面白くなるかどうかは、目の前の相手をムキにさせられるかどうかにかかっている。そこに初めて、単なる「会話」を越えた「対話」が生まれるからだ。  この4月から始まった番組『吉田照美 飛べ!サルバドール』(文化放送 月~金曜15:30~17:50)で、早朝から夕方へと活動の場を移した吉田が生き生きとしている。その理由は、もちろん単純に朝と夕方における自身の体調やテンションの違いや、聴取者層の違い、またそれに伴って求められる役割の違い等の環境的要因が考えられる。しかし一番の要因は、この番組がパーソナリティーの吉田を中心とする、全方位的な対話構造によって成り立っているという点にあるだろう。つまりは番組全体が、吉田をムキにさせる方向へと徹底的に最適化されているのである。  『飛べサル』は「日本だけのジョーシキにとらわれない なんでもありの情熱バラエティー」というコンセプトのもと、スイス出身で政治家マニアの春香クリスティーン、ハーバード大卒芸人の「パックン」ことパトリック・ハーラン、エジプト出身で歯に衣着せぬTwitter発言が話題のフィフィなど、曜日ごとに多国籍なコメンテーターを迎え、彼らと吉田との文化を越えた意見交換を軸に構成されている。成長環境や価値観を越えた意見交換というのは、共感を前提とする「会話」ではなく、前提を必要としない率直な「対話」を自然と生む構図であり、日本人にとって思いがけぬ意見がポンポン飛び出してくる面白さがある。  だが、対話といっても構える必要はまったくない。政治の話もあれば、「日本人のカブトムシ好きは異常。アメリカでは飼わない」とか「スイスの学校には校歌がない」なんて日常レベルのカルチャーショックも、吉田がここぞとばかり的確に掘り下げる質問攻撃に導き出されてきたりして、対話とは硬軟問わず「違和感との出会い」であり「発見のプロセス」であるということをあらためて痛感させられる。  以上のように、『飛べサル』における外見的に最も明快な対話構造はこの「国籍を越えた意見交換の場」という部分にあるのだが、実はさらに重要な対話関係が、それとは別の場所にある。それは、番組アシスタントを務める女子アナウンサー・室照美の存在である。北陸放送から今年文化放送に入社したばかりの彼女は、品のあるトーンを保ちながらも吉田に対しコンスタントに意外性のあるコメントを返す。そのナチュラルなセンスと肝の据わりっぷりは、間違いなく吉田をムキにさせる相手としてふさわしい逸材である。  たとえば毛量の話題になった際には、「でも62歳にしてはいっぱい生えてると思います」と非情な条件つきの褒め言葉をやさしい口調で投げかけ、吉田の絵が三軌展で受賞したという事実を前に「また絵が高くなりますね!」と邪心のないトーンで明るく言い放つ。かと思えば、「何か好きなブランドとかあったら言っといたほうがいい。誰かくれないとも限らないから」というフリに対し、「ミュウミュウのバッグが欲しいです」と即答。その鮮やかな答えを受け、すっかり他人事だと思って油断して「みんな聴きましたか?」と喜んでいる吉田に、「照美さんに言ってるんですよ!」と急角度の切り返しでたじろがせるその当意即妙っぷり。時にかなり厳しくツッコんでいく吉田のスタンスに対し、対等あるいは一枚上手の答えを返す彼女の存在は、早くも番組を盛り上げていく重要な装置として機能している。もちろんそんな答えを呼び込む吉田の、「誰かくれないとも限らないから」という魔性の誘い水が、対話の取っかかりとして見事に効いているのだが。  さらにこの番組には「飛び出せ!子ザル」という、若手リポーターに番組の街頭宣伝をさせるコーナーがあり、ここでの吉田は、後輩アナウンサーらに無理難題を言いつける「無茶ブリの鬼」と化す。しかし、リポーター側も時に反抗心を露わにし、泣き言を言ったりフリを無視したり、時には吉田からの指示を遮断するためイヤホンを外すなどといった暴挙に出たりもする。このコーナーは、そうやってムキになった結果として思いがけぬ言動が飛び出すことでそれぞれのキャラクターが立ってくるという、いわばキャラ開発のための仕組みにもなっており、吉田は自分自身だけでなく、相手をムキにさせる能力にも長けている。そして互いが熱くなったところで初めて熱湯を掛け合うように対等な、無礼講的な笑いが生み出される。  こういった対話的な構造にあふれた番組づくりの基盤には、そもそもスタッフとパーソナリティー間の対話的な信頼関係が必要不可欠である。両者が生ぬるく支え合うような関係ではなく、互いに相手を出し抜いてやろうと常に狙っているような緊張感のある対話が、ここでは番組という作品を通じてとり交わされている。そして何よりもまずそういう空気をつくり出すのが、ずっと一線を張ってきたラジオパーソナリティーとしての吉田の根本的な強みであり、『飛べサル』は結果として吉田照美でなければ成立し得ない番組になっている。 (文=井上智公<http://arsenal4.blog65.fc2.com/>) 「逆にラジオ」過去記事はこちらから

無礼講的な対話関係がつくり出す異文化交流の宴『吉田照美 飛べ!サルバドール』

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文化放送『吉田照美 飛べ!サルバドール』
しゃべりと笑いと音楽があふれる“少数派”メディアの魅力を再発掘! ラジオ好きライターが贈る、必聴ラジオコラム。  吉田照美はすぐムキになる。ムキになるから面白い。  人は物事を真に受けたとき、ムキになる。何事も、いったん真に受けなければ面白くもなんともない。真面目な話は互いが真に受けることで意義ある議論になり、冗談は相手が真に受けることで初めて冗談になる。つまりその場が面白くなるかどうかは、目の前の相手をムキにさせられるかどうかにかかっている。そこに初めて、単なる「会話」を越えた「対話」が生まれるからだ。  この4月から始まった番組『吉田照美 飛べ!サルバドール』(文化放送 月~金曜15:30~17:50)で、早朝から夕方へと活動の場を移した吉田が生き生きとしている。その理由は、もちろん単純に朝と夕方における自身の体調やテンションの違いや、聴取者層の違い、またそれに伴って求められる役割の違い等の環境的要因が考えられる。しかし一番の要因は、この番組がパーソナリティーの吉田を中心とする、全方位的な対話構造によって成り立っているという点にあるだろう。つまりは番組全体が、吉田をムキにさせる方向へと徹底的に最適化されているのである。  『飛べサル』は「日本だけのジョーシキにとらわれない なんでもありの情熱バラエティー」というコンセプトのもと、スイス出身で政治家マニアの春香クリスティーン、ハーバード大卒芸人の「パックン」ことパトリック・ハーラン、エジプト出身で歯に衣着せぬTwitter発言が話題のフィフィなど、曜日ごとに多国籍なコメンテーターを迎え、彼らと吉田との文化を越えた意見交換を軸に構成されている。成長環境や価値観を越えた意見交換というのは、共感を前提とする「会話」ではなく、前提を必要としない率直な「対話」を自然と生む構図であり、日本人にとって思いがけぬ意見がポンポン飛び出してくる面白さがある。  だが、対話といっても構える必要はまったくない。政治の話もあれば、「日本人のカブトムシ好きは異常。アメリカでは飼わない」とか「スイスの学校には校歌がない」なんて日常レベルのカルチャーショックも、吉田がここぞとばかり的確に掘り下げる質問攻撃に導き出されてきたりして、対話とは硬軟問わず「違和感との出会い」であり「発見のプロセス」であるということをあらためて痛感させられる。  以上のように、『飛べサル』における外見的に最も明快な対話構造はこの「国籍を越えた意見交換の場」という部分にあるのだが、実はさらに重要な対話関係が、それとは別の場所にある。それは、番組アシスタントを務める女子アナウンサー・室照美の存在である。北陸放送から今年文化放送に入社したばかりの彼女は、品のあるトーンを保ちながらも吉田に対しコンスタントに意外性のあるコメントを返す。そのナチュラルなセンスと肝の据わりっぷりは、間違いなく吉田をムキにさせる相手としてふさわしい逸材である。  たとえば毛量の話題になった際には、「でも62歳にしてはいっぱい生えてると思います」と非情な条件つきの褒め言葉をやさしい口調で投げかけ、吉田の絵が三軌展で受賞したという事実を前に「また絵が高くなりますね!」と邪心のないトーンで明るく言い放つ。かと思えば、「何か好きなブランドとかあったら言っといたほうがいい。誰かくれるとも限らないから」というフリに対し、「ミュウミュウのバッグが欲しいです」と即答。その鮮やかな答えを受け、すっかり他人事だと思って油断して「みんな聴きましたか?」と喜んでいる吉田に、「照美さんに言ってるんですよ!」と急角度の切り返しでたじろがせるその当意即妙っぷり。時にかなり厳しくツッコんでいく吉田のスタンスに対し、対等あるいは一枚上手の答えを返す彼女の存在は、早くも番組を盛り上げていく重要な装置として機能している。もちろんそんな答えを呼び込む吉田の、「誰かくれるとも限らないから」という魔性の誘い水が、対話の取っかかりとして見事に効いているのだが。  さらにこの番組には「飛び出せ!子ザル」という、若手リポーターに番組の街頭宣伝をさせるコーナーがあり、ここでの吉田は、後輩アナウンサーらに無理難題を言いつける「無茶ブリの鬼」と化す。しかし、リポーター側も時に反抗心を露わにし、泣き言を言ったりフリを無視したり、時には吉田からの指示を遮断するためイヤホンを外すなどといった暴挙に出たりもする。このコーナーは、そうやってムキになった結果として思いがけぬ言動が飛び出すことでそれぞれのキャラクターが立ってくるという、いわばキャラ開発のための仕組みにもなっており、吉田は自分自身だけでなく、相手をムキにさせる能力にも長けている。そして互いが熱くなったところで初めて熱湯を掛け合うように対等な、無礼講的な笑いが生み出される。  こういった対話的な構造にあふれた番組づくりの基盤には、そもそもスタッフとパーソナリティー間の対話的な信頼関係が必要不可欠である。両者が生ぬるく支え合うような関係ではなく、互いに相手を出し抜いてやろうと常に狙っているような緊張感のある対話が、ここでは番組という作品を通じてとり交わされている。そして何よりもまずそういう空気をつくり出すのが、ずっと一線を張ってきたラジオパーソナリティーとしての吉田の根本的な強みであり、『飛べサル』は結果として吉田照美でなければ成立し得ない番組になっている。 (文=井上智公<http://arsenal4.blog65.fc2.com/>) 「逆にラジオ」過去記事はこちらから

27歳年収450万円の彼はNG? 適齢期女が陥る罠

<p> 5月2日、元モーニング娘。の保田圭(32)がイタリア料理研究家・小崎陽一(35)と婚約したことを所属事務所がを発表しました。モーニング娘。の頃から「いろいろ残念なキャラ」として扱われ、最近はバラエティ番組で「非モテ」扱いだったので、突然の婚約発表に周囲は驚きました。</p> <p> 5月4日、婚約者との韓国旅行から帰国し、羽田空港で2ショットを披露。テレビ朝日系の『ロンドンハーツ』で非モテキャラとして保田をいじっていたロンドンブーツ1号2号・田村淳に対して「どうですか! 先に幸せつかみましたよ!」とアピール。婚約者とは10年以上のお友達期間があったようですが、交際する際に「結婚を前提」という条件を出したご様子。交際半年未満で結婚につながったようですが、友人時代の付き合いが長いので、短期間交際にありがちな「勢いで結婚し、すぐに離婚」にはならない雰囲気です。</p>

「3歩で610m」「1時間で20km」“ワープ疑惑”の絶えない『24時間マラソン』に森三中・大島が挑戦!

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『ブスの瞳に恋してる4 「愛してる! 」が10年続く秘密』(マガジンハウス)
 8月24日・25日放送の『24時間テレビ36「愛は地球を救う」 ニッポンって…?~この国のかたち~』(日本テレビ系)のチャリティーマラソンランナーに、お笑いトリオ・森三中の大島美幸(33)が決定し、12日に会見が行われた。  現在、体重88キロの大島は、本番に向け3カ月で15キロの減量を行うことを明かし、「『食ったら寝る』『歩きたくない』という生活を続けてきたので、ダメ人間が3カ月後どうなっているか見届けていただきたい」と意気込んだ。  この発表を受け、“汗だくで苦痛の表情を浮かべる大島”の姿が安易に想像できるだけに、ネットでは「例年の5割増しで汚い絵面になるだろう」と予想。ただ、「芸人は興味ないけど、大島は嫌いじゃない」「24時間マラソンってこれまで見る気にならなかったけど、大島なら見ようかな」といった意見も多く、改めてタレントとしての好感度の高さがうかがえた。  チャリティーマラソンは、番組のリニューアルを実施した1992年にスタート。昨年までに21組のランナーが挑戦したが、「残り距離の表示が操作されているのではないか」という“ワープ疑惑”は絶えない。  その疑いを強くしたのは、当時テレビに引っ張りだこだった西村知美が挑戦した02年。午後6時過ぎに「残り30km」だった表示が、約1時間後には「残り10km」に。これが世界記録を上回るペースだったため、「ヤラセでは?」との声が強まった。  その翌年の03年には、ランナーの山田花子を、ネットユーザーらが数チーム体制で監視。不正騒ぎはなかったようだが、山田は番組放送時間内にゴールできず、日本武道館に着いた時は午後10時を回っていた。  また昨年、リレー形式で120kmを完走した佐々木健介ファミリーにも、ゴール手前で問題が発生。アンカーの北斗晶が3歩ほど進むと、残り表示が一気に610メートルも縮んでしまった。これに指摘が殺到したため、番組内で“映像の不手際”を謝罪する一幕も見られた。  過去に、にしきのあきら、研ナオコ、アンガールズ、エド・はるみなどが挑戦し、一部では「チャリティーマラソンに出ると、数年後にテレビから消える」との不穏なウワサも流れている同マラソン。それでも瞬間視聴率40%前後の高視聴率が見込めるこの企画は、今後も続いていくだろう。  現在、膝の手術で活動休止中の北斗晶も、このマラソンが故障の原因の一つと言われているだけに、ただでさえがたいの大きな大島の身体に、不慮の事態が起こらないか心配だ。

「初音ミク」長期ブームを支える、販売元クリプトン社の“驚異的な”ライセンス戦略?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) アイドル・谷桃子も被害、芸能人を狙う窃盗詐欺の手口を告白「怪しいと思わなかった」 ANAに聞く、AKBとの共同プロジェクトの狙いとは? 搭乗客に握手会取材の権利も 不動産バブルの様相 今は買い時ではないワケ…買ってよい/ダメなエリアとは? ■特にオススメ記事はこちら! 「初音ミク」長期ブームを支える、販売元クリプトン社の“驚異的な”ライセンス戦略? - Business Journal(5月12日)
筆者提供
 こんにちは、江端智一です。  前回、記事『初音ミクの画像は勝手に使ってよい? 「初音ミク」の販売元のクリプトン社に聞く』では、「初音ミク」の販売元であるクリプトン社への取材をもとに、『初音ミク』の絵の権利を有するクリプトン社へ許諾の申し入れをすることなく、その絵を自由に使えることを保証する「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)」についてお話しました。  しかしその最後で、次のような疑問が残ったままでした。 ========================= --「どうしても、PCLから、「初音ミク」のN次著作【編註:初音ミクを使用した他の人の作品を取り込んで、さらに新しい自分の作品を生み出す、いわゆる「他人の著作に依拠して創作された創作物」】が安心して自由に創成される世界が導き出せないのです」と、泣きを入れた私に、クリプトン社の方は、親切に答えてくれました。 「N次創作は、『ピアプロ』(後述参照)が担保しているのです」 --はい?「ピアプロ」って、「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)」のことではないのですか? 「違います。『ピアプロ』とは、弊社が開発したコンテンツ投稿サイトのことです」 もう、この辺から、私の混乱の度は、最大級に達するのです。 ========================= ※当サイト記事『初音ミクの画像は勝手に使ってよい? 「初音ミク」の販売元のクリプトン社に聞く』(4月16日付)より抜粋  そこで今回は、上記の「ピアプロ」の私の理解のプロセスと、「初音ミク」ブームを支えるクリプトン社のライセンス戦略について、ご説明します。 ●「ピアプロ」とは「文化祭期間中の体育館」である  さて、まず「ピアプロ」の解説から始めます。 「ピアプロ」というのは、クリプトン社が開発したコンテンツ投稿サイトです。  投稿サイトというイメージがつかみにくい人もいると思いますので、誤解を恐れずに言い切ってみますと、生徒全員の作品(絵や、彫刻や、手芸)などを展示している、「文化祭期間中の体育館」です。要するに、クリプトン社の常設展示の体育館です(ここでは誰もスポーツができないので、体育館としては機能しませんが)。さらに、この体育館、かなりバラエティに富んでいまして、カラオケボックス、図書閲覧室までが併設されています。  この「クリプトン社の常設展示専用の体育館」(以下、クリプトン社の体育館)は、北海道札幌市中央区にあるクリプトン本社の隣に建てられている、というわけではなく、インターネットに接続したサーバの中につくられています。この「クリプトン社の体育館」が、「コンテンツ投稿サイト『ピアプロ』」のことです。  あなたが、自分の作品を展示してもらうためには、以下の条件が必要となります。 (1)「クリプトン社の体育館(=ピアプロ))の入館証を持っていること  つまり、ピアプロの会員になることが必要です。これはクリプトン社のホームページから簡単に入会できます。これで「体育館」に自由に出入りでき、作品を自由に楽しむことができるようになります。 (2)「クリプトン社の体育館(=ピアプロ)」に、インターネット経由で自分の作品を持ち込むこと  自分の作品を「ピアプロ」のサーバにアップロードすることで、作品を持ち込みます。つまり、パソコン上でつくられたもの、加工されたものであって、ファイルとして転送できるもの(電子情報財)に限定されるということで、自分自身で「サーバに持ち込むこと」が必要となります。これを「アップロード」または「投稿」と言います。  ですから、クリプトン社に、自分の絵画や彫刻や、あるいは自分の歌をカセットテープに録音したものを送りつけても、受理してもらえません。 「クリプトン社の体育館」、つまり「ピアプロ」に展示されている作品は、バラエティに富んでいて華やかで楽しいです。  まず、絵画は当然として、音楽、小説(これらは、まとめて「コンテンツ」と呼ばれます)など、パソコンのファイルとして取り扱えるコンテンツであれば、動画以外はほとんど投稿できます。  例えば、「小説」なら、「初音ミク」を主人公とした恋愛小説だけでなく、冒険、推理、SFなど、公序良俗に反しない限りはなんでもOKです。さて、その中でも、ちょっと珍しいコンテンツとして、「歌詞だけの出品」とか、その逆に「歌詞の付いていない楽曲だけの出品」などという、未完成であることを表明した作品の投稿が挙げられます。  これは、「コンテンツ投稿サイト『ピアプロ』」の特徴を説明する上で、極めて重要なことなので覚えておいてください。 ●ピアプロに投稿できない作品 「公序良俗」に反するものは、ピアプロに投稿できません。  第一に、道徳観に反するもの、猥褻なもの、嫌悪感を催させるものを投稿することはできません--といっても、まあ、成人向け同人誌の作者の中には、「これは『エロ』ではない。『愛』だ」と主張する人もいるようですが、最終的には「ピアプロ」の管理人が必要に応じて削除してしまうと思います。  第二に、法律に違反する作品を投稿することはできません。  例えば、「他人の著作物に依拠して創作された著作物のうち、当該他人の許諾を得ていないもの」を投稿することはできません。著作権者に「ピアプロに投稿・第三者に開示すること」の許諾を得ていないドラえもんやワンピース、ポケモンを使った作品は、即時アウトです。  では、著作権的に適法な作品とは、どのようなものでしょうか。  もちろん、あなたが他人の著作物を利用せずに、すべて100%オリジナルの作品であれば、完全に適法な作品です。  また、「初音ミク」を利用した作品も適法です。前回、ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)について説明した通り、公序良俗に反しないで非営利であれば、「初音ミク」を翻案し、または二次的利用した作品は適法です。  しかし、PCLは、別に「クリプトン社の体育館」つまり「ピアプロ」の中だけで有効であるというわけではありません。日本中、いつでもどこでも有効で、YouTubeやニコニコ動画に投稿しようが、まったく問題ありません。 ●「ピアプロ」に投稿するメリットとは?  では、わざわざ「ピアプロ」に投稿することのメリットとはなんでしょうか。  まず一つには、初音ミク等以外にも、自由に使えるボーカロイドキャラクター(音声合成ソフトウェアパッケージの箱に描かれているキャラクター)たちがたくさんいるからです。  私が初めてボカロを体験した「結月ゆかり」、歌手で俳優のGACKTさんが音声を提供した「神威がくぽ」ほか、実に、35人のキャラクター【註1】を、「ピアプロ」の中であれば自由に使ってよいことになっています。ですから、この「結月ゆかり」と「神威がくぽ」の2人を主人公とした恋愛小説も、2人の結婚式のイラストも、2人がデュエットしている歌をつくって投稿してもOKです。  仮に、このキャラクターリストの中に「サザエさん」が入ってくれば、当然に「サザエさん」のキャラクターも自由に使えることになるのですが、まあ、ありえないだろうと思います。長谷川町子財団に、このような使用許諾をするメリットがないからです。  比して、コンテンツ投稿サイト「ピアプロ」は、クリプトン社には大きなメリットがあります。クリプトン社にとって、「PCL」と同様に、「ピアプロ」は初音ミクの最大の広告宣伝の場になるからです。 ●前回の「ピアプロ・キャラクター・ライセンス(PCL)の限界」を復習する  さて、ここで前回の問題提起を思い出していただきたいと思います。 「初音ミク」の父方の兄弟の娘であるオリジナルのキャラクター「初芽ミロ」というキャラクターを、「初音ミク」といっしょに記載したAさんのマンガがあったとします。  このAさんのマンガを利用して、さらにあなたがその従兄弟のアパートの隣の住人である第3番目のキャラクター「初出ミレバ」を「初芽ミロ」と「初音ミク」の3人で登場させたマンガを創作したとします。  整理します。 (1)一次著作物:「初音ミク」(権利者はクリプトン社) (2)二次著作物:「初音ミク」+「初芽ミロ」(←Aさんが創作したマンガ) (3)三次著作物:「初音ミク」+「初芽ミロ」+「初出ミレバ」(←あなたがつくったマンガ)
筆者作成
 あなたは、PCLに基づき「初音ミク」の利用に関しては、クリプトン社への許諾申し入れの電話は不要となりますが、Aさんへの「初芽ミロ」の利用に関しては、許諾申し入れの電話やメールでの交渉は必須となるはずです。  これが、私が問題提起した、「PCLの限界」です。  PCLは「初音ミク」の利用しか担保してくれません。Aさんの創作した「初芽ミロ」については、著作権法(ここでは、21、27、28条)が適用され、あなたのつくったマンガは、Aさんの許諾がない限り、世の中に発表することはできません。つまり、「N次創作の問題」は、解決されていないのです。 ●「PCL」+「ピアプロ」連携によるN次創作問題の解決  コンテンツ投稿サイト「ピアプロ」が、その機能を最大限に発揮するのは、ここからです。  先ほど、「クリプトン社の体育館(=ピアプロ))には、どんな作品を持ち込んでもよい、というお話をしました。しかし、あなたが、自分の作品を体育館に持ち込んだまさにその瞬間、以下のライセンス条項(ピアプロ利用規約第11条第6項)【註2】が発動してしまうのです。 『Aさんが自分の作品を「クリプトン社の体育館(=ピアプロ)」持ち込んだ瞬間、Aさんは、体育館の入館証を持っている全ての人に対して、(1)Aさんの作品を利用して新しい作品をつくることと、(2)その新しい作品が世界中に公開されることを、原則として許諾しなければならない』【註3】 つまり、こういうことです。 (1)Aさんもあなたもピアプロの会員であって、 (2)Aさんが、「初音ミク」+「初芽ミロ」のマンガの作品を「ピアプロ」に投稿している場合、 (3)あなたは、Aさんの許諾をもらわなくても「初芽ミロ」を使用できて、 (4)「初音ミク」+「初芽ミロ」+「初出ミレバ」のマンガの作品を、あなたのホームページで公開することも、また、ピアプロや、他のマンガ投稿サイトでも投稿することができる。  もう一度、説明しますと、「クリプトン社の体育館」に展示された絵を摸写して、ちゃっかり自分の絵に取り込んだ作品を創作して、世界中のどこで公開したとしても、その絵の作者から「おい、なに、人の絵を勝手に使ってやがるんだよ」と文句は言われることは、基本的にはないということです。  整理しますと、 (1)「初音ミク」を利用する作品に関しては、「初音ミク」の利用を許諾するという「PCL」によって保護されることになります→「初音ミク」を利用した2次著作の創作と公開の自由の担保の実現 (2)さらに上記(1)の作品がピアプロに投稿された場合には、その作品を利用した新しい作品は、著作権上の使用許諾の問題がクリアされた状態になっており、全世界への公開が可能となります→「ピアプロ利用規約」による、N-1次著作を利用したN次著作の創作と公開の自由の担保の実現  ここに、「PCL」と「ピアプロ利用規約」の連合チームによって、現行著作権法と一切の齟齬(そご)を起こすことなく、世界に対して完全に開かれた「初音ミク」に関係する著作物の創作の自由が、見事に実現されることになるわけです。 ●「ピアプロ」の厳しい掟  しかし、ピアプロが、「初音ミク」に関係する創作の自由を認められる場所であったとしても、その運用については、以下の厳しいルールが課せられています。 (1)公序良俗に反しないものであること  これは、すでにお話ししたので割愛します。 (2)非営利目的に限ること 「私の作品を見たい者は、1回につき10円払え」とかいうような条件を付けることはできません--というのは、まあ普通に理解できますよね。また、ピアプロに投稿されていない創作物を取り入れてN次創作物をつくろうとすれば、当然、前々回に説明した、「N次創作のための、果てしない『お願いツアー』」を行わなければなりません。  ならば、ピアプロの中で無料の広告コンテンツを作って、それを展示すればよい--という、ズルいことを考える人が出てくるかもしれません。例えば、「初音ミク」と「初芽ミロ」と「初出ミレバ」の3人のキャラクターの動画をつくって、「会社の宣伝」や「自社製品の紹介」をさせれば、美味しい広告ができるという発想です。当然、このような行為はアウトです。  また、以下については、ルールではありませんが、強く推奨されています。 (3) ある作品を使用したら、その作者に連絡をすること  これも、常識的に当たり前といえば当たり前です。「初音ミク」+「初芽ミロ」+「初出ミレバ」のマンガを発表するのに、使わせてもらった「初芽ミロ」の作者の名前を表示せずに、「自分で全部つくった」というふうに振る舞われたら、誰だって腹が立ちます。  しかし、実は、ピアプロに投稿された作品については、そのすべてに氏名表示の義務があるわけではありません。投稿者は、他者が作品を利用する際に、自分の氏名を表示させることを義務付けするか否かを選ぶことができます。これは、氏名表示を義務化している「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」などとは大きく異なるところです。クリプトン社によると、ピアプロを開設した当時、氏名表示を義務付けするか否かは投稿者の選択に任せたほうがよいと考えてそのようにしたとのことです。  ただ、作者の氏名表示は、最低限の礼儀と言えるでしょう。クリプトン社も、仮に作品の作者が氏名表示を義務付けていないとしても、作品の利用者はできるだけ作者に感謝を伝えることを推奨しています。  また、興味深い選択可能なルールとしては、以下のようなものがあります。 (4) 利用してもよいが、改変してはならない  これは、作品を利用したい側から見ると、かなりキツイ条件になります。  例えば、絵画の場合、「初芽ミロ」を使ってもよいが、その場合でも、表情を変えても、ポーズを変えても、ダメということです。「そのまま」を使えということです。  ここで、「歌詞だけの出品」とか、逆に「歌詞の付いていない楽曲だけの出品」などという、未完成であることを表明した作品があったことを思い出してください。このような「未完成作品」などでは、このライセンスは、逆に有効に機能する場合があります。 「歌詞は一文字も変えてほしくない」けど「曲はつくってほしい」とか、逆に、「曲は楽器も音符もリズムも何も変えてほしくない」けど「詞を付けてほしい」というような共同創作を行う場合には、このような「改変禁止」は有効に働くからです。  以前インタビューに応じていただいた、ボカロPさん(ボーカロイドパッケージソフトを使って、ボーカロイド音楽を創作<プロデュース>する人)が、「自分の作品を使って創作された作品が、非常に低レベルなもので、がっかりしたことがある」とおっしゃっていました。    これは、N次創作に自由を与える「ピアプロ」の本質的な問題点ではありますが、しかし、「低レベルとなる作品には許諾しない」などという条件を許せば、ピアプロの理念が崩壊することになります。  だから、ボカロPさんは、「これは、我慢しなければならないことだ」とも、おっしゃっていました。これもまた、「ピアプロの厳しい掟」とも言えると思います。  あと、これはルールでもなんでもないのですが、私からの個人的なお願いとしては、 (5) ピアプロの作品を利用してつくった作品なら、ちゃんとピアプロに投稿しようね! とは言いたいです。  他の人のN-1次の著作物を利用して、自分のN次の著作物をつくって、それを世界に羽ばたかせているなら、当然自分の作品も、他の人が利用できる状態に置いてほしいと思うのが人情です。「人のものを使ったなら、自分のものも使ってもらう」、これが正しい姿であり、ピアプロの理念だと思うからです。 では、最後にまとめたいと思います。 「ピアプロ」とは、 (1)作品が単に展示されているサイトにとどまらず、 (2)その作品を使って、自由に別の作品を創作することが許されており、 (3)その創作された作品は、他人の著作権との調整がすでに完了しており、 (4)誰からもどこからも文句の出ない、世界に公開可能な作品の創作を可能とする、    N次著作物問題を一元的に解決する「ピアプロクリアランス」を発動する、コンテンツ投稿サイトです。 「初音ミク」を提供するクリプトン社は、複雑で難しいコンテンツビジネスの著作権の問題を逆手に取って、 ・著作権の保護と利用の利害関係を調整するライセンス(PCL)を創成し、 ・創作者に、大量の著作物の利用環境と新しい創作意欲を促す場(ピアプロ)を育成し、  ビジネスモデルとして組み上げました。 「初音ミク」ブームが、コンテンツビジネスとしては驚異的に長い期間(5年以上)も続き、そして、今なお発展を続けているのは、関係者全員にメリットを与えるために周到に準備された法律上の仕組みが、精緻に動き続けているからなのです。  では、次回は、クリプトン社が仕掛ける、さらなる2つの仕組み--「創作ツリー」と「ピアプロリンク」についてご説明をして、「初音ミクと著作権」シリーズ最後のまとめをさせていただこうと思います。 (文=江端智一) ※本記事へのコメントは、筆者・江端氏HP上の専用コーナーへお寄せください。 ※後編へ続く。 【註1】投稿可能な他社キャラクターについて http://piapro.jp/license/other_character_guideline 【註2】「会員は、会員コンテンツをアップロードする際にライセンス条件を選択することができるものとし、他会員がライセンス条件の範囲内で会員コンテンツを再複製・再頒布することに合意するものとします。」 http://piapro.jp/user_agreement/ 【註3】厳密にいうと、「許諾しない」というライセンスを選択することも可能です。 ■おすすめ記事 アイドル・谷桃子も被害、芸能人を狙う窃盗詐欺の手口を告白「怪しいと思わなかった」 ANAに聞く、AKBとの共同プロジェクトの狙いとは? 搭乗客に握手会取材の権利も 不動産バブルの様相 今は買い時ではないワケ…買ってよい/ダメなエリアとは? ブラック企業化する医療現場 勤務医や看護師への患者の暴言・セクハラ、長時間労働 ドコモ、iPhone販売拒む3重の壁…「今年確実」「絶対ない」業界内で割れる見方

V6岡田准一、中谷美紀への“ひとすじ愛”を誓う

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 V6岡田准一が10日、来年1月から主演を務めるNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』の記者発表会に登壇した。昨年10月に制作発表会を行っていたが、今回は岡田演じる黒田官兵衛の脇を固めるキャストが決まったことでの発表会。岡田のほかに、官兵衛が生涯愛し続けた妻・光役の中谷美紀、父・職隆役の柴田恭兵のほか、谷原章介、片岡鶴太郎、黒木瞳が集結した。共演者を前に岡田は「僕自身も共演者のみなさまに教えていただきながら、指導していただきながら、堂々とした官兵衛を演じることができればいいなと思っています」と、少年期から晩年までいろいろな人物に出会う官兵衛と自身を重ねていた。

 官兵衛は戦国時代、豊臣秀吉の天下統一を支えた名参謀。生涯50回以上の戦で一度も負けなかったという逸話を持つ。武力だけではなく頭脳で敵を下す冷徹な面を持つ一方、キリスト教の洗礼を受け、和歌や茶道を愛するという面もあった。当時としては珍しく側室を持たない愛妻家ということで、夫婦の関係も見どころのひとつになりそうだ。