ブラック企業の代名詞(?)光通信、なぜ社員から評判良い? 実力主義、高待遇…

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 矢口真里と別居報道の中村昌也「アイツ全然料理つくらない。収入格差止まらない」 橋下徹慰安婦発言、デーブ「本性が口に」テリー伊藤「慰安婦抑えると一般人に危害」 “ミステリーな”村上春樹 大ヒット新作印税収入、次作の出版元、編集者も会えない… ■特にオススメ記事はこちら! ブラック企業の代名詞(?)光通信、なぜ社員から評判良い? 実力主義、高待遇… - Business Journal(5月20日)
『ITバブルの内幕 光通信の天国と地獄』
(道出版/氏家和正)
 世の中には「ブラック企業ランキング」「不人気企業ランキング」といったものが存在する。しかし、ブラック企業アナリストの新田龍氏によれば、「ブラック企業」に該当しない企業が含まれていることがあるという。内情は優良企業でさえあるのだが、その企業が属する業界や、一部の個別企業によるダーティなイメージが投影されている可能性があるためだ。新田氏がそのような企業を取り上げ、「何がブラック企業イメージの原因か」「実際はどうなのか」について、多角的に分析していく。  まずは、次の企業データからご覧いただきたい。 ・資本金:542億5900万円 ・売上高:4,990億円(2012年3月末実績) ・従業員数:約8,570名(グループ計/2012年3月末) ・株式:東京証券取引所第一部上場 ・事業所:直販事業所 350拠点、コールセンター(中国含む) 49拠点、ショップ数 2,490店舗、地域販社及び合弁会社 約100社  売上高が同規模の東証一部上場企業といえば、ローソン(4,790億円)、キユーピー(4,860億円)、小田急電鉄(5,080億円)などがある。規模的には堂々の大企業だ。  ちなみにこの会社では、新卒学生を対象に「幹部候補生」を募集している。そちらの採用条件や募集要項を見てみると、ますます大企業の貫禄がうかがえる。 ・幹部候補採用:年俸420万円〜560万円  ※内定後のプログラムの評価により、入社時に決定致します。 ・昇給:年4回  ※実力主義なので年齢や経験に関わらず、能力や結果で評価します。東証一部の大手企業ですが、入社2年目の係長、入社3年目の課長も誕生します。 ・諸手当:住宅手当、残業手当、資格取得手当、通勤交通費(当社規定による)、持株奨励金 ・福利厚生:入社支度金(入社初月に50万円支給)、ストックオプション制度、資格取得支援制度、独立支援制度、FA制度、社会保険完備、社員持株会、従業員会、慶弔金制度、出産手当金制度、出産後復職助成金制度 ・勤務時間:9:00〜17:30  ※それぞれのワークスタイルにより様々ですが、 平均の退勤時刻は、19:00〜20:00の間が目安です。 【先輩の出身校】 ●2013年度 採用実績校(入社予定) 慶應義塾大学・埼玉大学・首都大学東京・中央大学・東京工業大学・東京工業大学大学院・東京大学・東京大学大学院・東京理科大学・東京理科大学大学院・一橋大学・明治大学・横浜国立大学・早稲田大学 ●2012年度 採用実績校 大阪大学・大阪府立大学大学院・慶應義塾大学・高知大学・上智大学・中央大学・東京大学・東京理科大学大学院・同志社大学・法政大学・明治大学・立教大学・早稲田大学・早稲田大学大学院  さて、この“一見”一流企業はどこだろうか?  光通信である。  ブラック企業ランキングでは長らく上位を不動のものとし、ブラック企業の代名詞ともいえる存在だ。一般的な印象としては、「何をしている会社かはよく知らないが、ブラックであることは知っている」という感覚ではなかろうか。  後述するが、同社は2000年に起こした事件によって、一時期表舞台から姿を消した。確かにその頃の同社の所業はブラックだった。ただ今回は同社の「現在の労働環境」についてフィーチャーしたい。当時の同社を知っている人にとっては、今の同社がだいぶ違う会社になったと思われるかもしれない。 ●ITバブル崩壊の立役者?  まず2000年前後の光通信のイメージは、「携帯電話とYahoo! BBのブロードバンド回線を売る営業会社」というところだろうか。現在もその事業は継続しているが、ほかにも事業の柱が加わっている。簡単に説明しよう。 ・携帯電話販売事業(店舗数2490店で国内最大規模) ・法人事業(OA機器、通信回線、携帯電話などオフィスインフラの販売。OA機器分野での売上は国内トップクラス) ・メディア広告事業(「e-まちタウン」をはじめとするポータルサイト運営とモバイル広告) ・保険事業(医療保険を中心とした保険商品を、コールセンターを通して販売)  光通信は携帯電話やPHSの爆発的普及期に、携帯電話販売代理店「HIT SHOP」を全国展開していた。「携帯電話を無料で配って契約させ、キャリアから報奨金を得る」というモデルで売上を伸ばし、ITバブルで同社の株価は高騰した。しかし2000年3月、大量に獲得した契約は架空のもの(寝かせ)であったことが発覚し、株価は急落。同社が投資していたITベンチャー企業はもとより、同社とは無関係な他のIT系企業も軒並み株価が大幅安となり、「ITバブル崩壊の立役者」とさえ言われる始末となった。  その後は何度か倒産疑惑が持ち上がったが、創業当時の事業であるOA機器販売に回帰して経営危機を脱した。02年からは医療保険の販売に乗り出し、04年に再度黒字化して以降は、また携帯電話販売網を拡大しているところだ。同社の強みはまさにプッシュ型の営業そのものにあり、強みが生かせる分野を伸ばして再起した格好である。  私自身、身近に同社出身者が複数いる。いずれも厳しい時代にマネージャークラスとして生き抜いてきた人たちであり、当時の経験を生かして現社でも経営者や管理職として活躍している。当時を振り返り、皆「厳しかった」とは言うものの、なんら不満らしきことは漏らしていない。 ●社員からの意外な高評価  では、現在20代の若手社員は、同社の労働環境をどのように感じているのだろうか。さすがにこれだけブラックと騒がれているだけあり、厳しさについては覚悟をもって入社している人が多い印象であった。具体的には次の通りだ。 「やればやった分、給料に反映される。サブマネージャーになれば月収100万も可能。一方で達成できなければずっと一般社員のままで、年収も300万円程度。この会社は良くも悪くも自分次第であり、自分の価値がよくわかる」 「完全実力主義のため、成果を上げれば新入社員でも3カ月で昇格できる。場合によっては20代で事業部長になることも可能。女性管理職も多い。サブマネージャーにはノルマを達成すれば昇格できるが、マネージャーへの昇格には資質も判断される」 「数字がすべての会社。数字を達成し続けるだけで、尊敬され部下も与えられる。法人間や役職を飛び越えた交流も盛んなため、至る所に出世のチャンスがある。非常に勉強になる組織だと思う」 「成績が上がれば上がるほど、できる仕事の幅が増える。その分責任も大きく、成功すれば評価は高まるし、さらにできる仕事の範囲は増える。逆に失敗すれば評価が下がる。本当の実力主義」 「部署異動が比較的自由で、子会社もたくさんあるので、社内でのキャリアパスは豊富。主体性があり、20代のうちからさまざまな経験を積みたいと考えている人にとっては良い環境であると思う」  皆「ウチの会社はこんなもの」と、意外と冷静に見ているようだ。まさに文字通り、数字がすべての実力主義の会社である。承知の上で入った、腕に自信のある人にとってはフェアな評価で居心地がよいということだろう。  一方で、腹がくくれていない人や、腕に自信のない人にとっては厳しい環境であることも事実だ。 「体育会系の部活みたいな雰囲気。仕事のつらさは、かなりキツイ部類に入る。営業では必ず即受注をしなければいけない、受注できなければ帰れない、電話越しに激詰めされるなど、だんだんと営業にいくのが怖くなることもあった」  もちろんこうした批判的な意見も多数あるが、それを紹介するのは別の機会に譲ろう。 ●実は、働きやすい会社?  割合多かったのが、年功によらない、完全実力主義であるがゆえの「フラットな組織」への評価であった。 「結果のみで判断されるため、非常にフラットで気楽。人情にも厚く、不調の際も必ず誰かがフォローしてくれる」 「出産や育児を経ても、働ける組織。2歳まで育児休業を延長できるし、短時間勤務制度もある。ただ、営業は勤務時間と成果が少なからず比例する部分もあると思うので、短時間勤務だと“成果”という部分で、『今までと同じように』というのは難しいかもしれない。産前産後休暇、育児・介護休業を取得したからといって、左遷されるとか、昇進が断たれるということはない」 「女性の責任者は他の会社に比べると多いほうだと思うし、女性だからとか男性だからとか、性別で何か評価が分かれるということは一切なかった。性別関係なく成果で評価される。『雑用は女性の仕事』的な風潮もまったくなく、自分のことは自分でやるという感じ」  同社での経験が糧であったと実感できるのは、他社に転職する際であろう。恐らく、同社在籍時よりもプレッシャーを感じる職場というのは、そうそうないはずだ。また、「営業として成果を上げる」という基本的なマインドが叩き込まれているので、営業職としての評価は高い。実際、別の会社に営業職として移っていった人は、このように述べていた。 「光通信にいたことを評価してもらえたとき、あの会社でよかったと思えました。自分では立てないような高い目標を、半ば強制的に負わされる経験を経て、自らより高い目標を目指して実績をつくっていくという主体性が芽生えました。(筆者補足:同社に勤務したとしても)最初の壁で挫折してしまう人がほとんどだと思いますが、その経験も外部からしたらかなり貴重なものなので、短期で離職した方も、その経験を前向きに捉えられるといいですね」 (文=新田 龍/ブラック企業アナリスト、ヴィベアータ代表取締役) 【今号のフォロー企業】 光通信 ハードワーク度 ★★★★★  成果を適正に評価される度 ☆☆☆☆☆ (☆=優良度 ★=ブラック度 5段階評価中) ■おすすめ記事 矢口真里と別居報道の中村昌也「アイツ全然料理つくらない。収入格差止まらない」 橋下徹慰安婦発言、デーブ「本性が口に」テリー伊藤「慰安婦抑えると一般人に危害」 “ミステリーな”村上春樹 大ヒット新作印税収入、次作の出版元、編集者も会えない… パナソニック批判への違和感 復活担う社内ベンチャーと“わかりにくい”経営の強さ また高齢者の負担を若者が背負うのか…自動車の任意保険料なぜ値上げ?

麺屋武蔵本店の前でロッテリア『麺屋武蔵ラーメンバーガー』を食べながら

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麺は普通の中華麺。チャーシューが若干小さい。
スープは本物をよく再現している。さらに替え玉。
 どうですか、この炭水化物を炭水化物で挟んだ奇妙な食べ物は。まさかの焼きそばパン? ロッテリアが麺屋武蔵とのコラボで完成させた「麺屋武蔵ラーメンバーガー」が5月17日、関東エリア137店で先攻発売された。目を引くのは、バンズの上に鎮座まします中華麺だ。  記者は本物の味を知るべく、前もって麺屋武蔵本店にて武蔵ら~めん並盛りあっさり味(1,000円)を食べてから、ロッテリア新宿小田急エース店にてラーメンバーガーを購入し、再び麺屋武蔵本店前に戻ると、路上にてラーメンバーガーに着手した。
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本家を見ながら本日二杯目のラーメン。『麺屋武蔵ラーメンバーガー』は5月20日(月)より
全国のロッテリアにて7月頃までの限定販売らしい。
「ん……ん? 無味」  一口目は、バンズと麺の端っこにかぶりついたのでモソモソ感しか伝わってこない。しかし、二口目には特製の甘ダレとマヨネーズの酸味が。三口目には、柔らかい角煮のトロける食感と肉汁が襲って来た。 「甘ダレと中華麺。それに、柔らかい角煮とマヨネーズ、最高のバーガーですやん!」  一流ファーストフード店のコラボ商品は、やはり普通の焼きそばパンとはまったく違っていた。  コラボといえば、麺屋武蔵スタッフの風体に似合わずかわいらしい「オッケー」の声もやはりファーストフードとのコラボだろうか。  おいしゅうございました。
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麺屋武蔵 武蔵ら~めん並盛りあっさり味1,000円
(写真・文=セキグチヒサヨシ(仮))

「婦人公論」で野田聖子議員が主張する「中絶禁止の社会」は、“弱い女性”を守れるか

「婦人公論」5月22日号(中央公論新社)  今号の特集は「がん、認知症、肥満を撃退する長寿プラン」。「婦人公論」(中央公論新社)ではアンチエイジングも外見ではなく中身です。大事なのはいかに夫より健康で長生きするかですよ。抗加齢医学の第一人者である白澤卓二氏が監修する本特集ですが、...

『透光の樹』が描く老いらくのセックス、無言の愛を“耳で聞く”という快感

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『透光の樹』/文藝春秋

■今回の官能小説
『透光の樹』(高樹のぶ子、文藝春秋)

 ただ欲望に身を預けて互いをむさぼることこそが「セックス」である――若い人はそう信じて疑わないだろう。セックスという行為を、初潮や声変わりなどの肉体的成長の一環としか捉えられないからかもしれない。若い頃のセックスは心がなくても楽しめる。まるで、あらゆる男たちと肌を重ねることこそ女としての勲章でも得られるかのように、若者たちは刹那な快感を求める。

 しかし、歳を重ねれば重ねるほど、そんな一瞬の快感に溺れていた当時の自分に問いかけたくなるはずだ。セックスとは、そんなものではない、と。年齢を重ねることと平行して、セックスに求める思いは次第に変化してくる。では、大人たちのセックスとは何なのか。そして、その先に存在するものは、一体何だろう。

もう手遅れか? 児ポ法改“悪”阻止のためにできることとは?<学習編>

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『マンガはなぜ規制されるのか
「有害」をめぐる半世紀の攻防』
(平凡社新書)
 東京都青少年健全育成条例改正問題から数年。「表現の自由」の問題に興味を持つ人は増えたが、何から知識を得ればよいのか困難なのも事実。ネットで得られる知識は限られたものでしかない。では、どうやって知識を得ていけばよいのだろうか……?  長らく「表現の自由」の問題を取材していると、よく聞かれるのが「(○○という規制の動きを阻止するために)どうすればいいのか」と「どうやって学べばよいのですか?」の2つである。前者の質問をしてくる人は、たいていどんな答えにも納得してくれない。  例えば「選挙だ」と言えば、「それで○○(規制を推進している団体や個人)を潰すことができるのか?」と言われることが多いのだ。  そのため筆者はここ数年、どうすればいいのかと聞いてくる人には漏れなく「決起だ」と答えるようにしている。いまだに決起した人がいないのは、幸いなのか、残念なのか……。  児童ポルノ法をはじめ「表現の自由」を守りたいなら、まずは知識を得ることが欠かせない。そこで今回は「どうやって学べばよいのですか?」という人々に向けて、読んでおくべき本を紹介してみる(自著以外)。  まず読んでおきたい本の筆頭が、長岡義幸『マンガはなぜ規制されるのか―「有害」をめぐる半世紀の攻防』(平凡社新書)だ。これまで戦後の「表現の自由」と規制をめぐる歴史を記した書籍は多数あったが、どうしても専門的な部分が多く、初学者は腰が引けるものが多かった。本書は、「有害」コミック騒動からリアルタイムで取材している長岡ならではの、豊富な知識を生かした平易な文体で記されているので、わかりやすい。おまけに安い! 青少年健全育成条例問題が盛り上がっていた際にコミケで販売したところ、瞬殺だった名著である。  長岡の本でも扱われている戦後の出版物規制の流れを知るには、橋本健午『発禁・わいせつ・知る権利と規制の変遷―出版年表』(出版メディアパル)が最適だ。タイトル通り、規制の歴史を明治時代から現代まで年表形式で記しており、国家権力が規制したいものや社会のコンセンサスがどのように変化していったかが一目でわかる。なお、絶版になってしまったが、橋本の『有害図書と青少年問題』(明石書店)も、規制の変遷と全体像がわかる数少ない書籍である。  これに加えて、今話題になっている児童ポルノ法がどういうものかを知るには、絶版になってしまったが、園田寿『解説 児童買春・児童ポルノ処罰法』(日本評論社)が最適だ。また、規制を強化する立場から書かれた森山真弓・野田聖子『よくわかる改正児童買春・児童ポルノ禁止法』(ぎょうせい)も一読しておくことをお勧めする。  これまでの規制をめぐる事件については、「有害」コミック騒動が学べる、コミック表現の自由を守る会編『誌外戦―コミック規制をめぐるバトルロイヤル』(創出版)と、青少年健全育成条例問題を記したサイゾー&表現の自由を考える会編『非実在青少年〈規制反対〉読本』(サイゾー)が入手しやすく、読みやすい。  だいたい、このあたりを読んでおけば、何が問題になっても、論点はどこなのかを慌てず騒がずに理解できるハズだ。 ■さらに「表現の自由」を深く知るなら 「表現の自由」の問題をもっと知ろうとするなら、読むべき本はたくさんある。  まず、個々の問題に触れる前の社会全体がどうなっているかを知るために読んでおきたいのが、米澤嘉博『戦後エロマンガ史』(青林工藝舎)だ。この一冊で、何かと規制される対象であるエロマンガが、どのような過程を経て発展していったかは総覧できる。この本で触れていない時代については、永山薫『エロマンガ・スタディーズ―「快楽装置」としての漫画入門』(イーストプレス)を読めば補完が可能だ。さらに、オタクの黎明期を知ることができる霜月たかなか『コミックマーケット創世記』(朝日新書)も欠かせない。そして、オタクを生み出した日本の戦後社会について知るために、上野千鶴子・北田暁大ほか編『戦後日本スタディーズ3』(紀伊國屋書店)も押さえておきたい。また、そもそもオタク文化が批判されるものではなく歴史の必然だったことは、ボードリヤール『消費社会の神話と構造』(紀伊國屋書店)を読めば、だいたいわかる。ボードリヤールまで読む気力がある人なら吉見俊哉『メディア文化論 メディアを学ぶ人のための15話』(有斐閣アルマ)も読んでおくとよいだろう。  何かと規制の対象とされる漫画・アニメ・ゲームなどを、次世代の日本を担う産業として欠かせないと考えるならば、そうした本も読んでおきたい。まずは、漫画を産業として分析した中野晴行『マンガ産業論』(筑摩書房)が読みやすい。出口弘・田中秀幸・小山友介編『コンテンツ産業論―混淆と伝播の日本型モデル』(東京大学出版会)は、出版元のせいで難しそうな本に見えるが、章立てが細かく分かれているので読みやすいところだけでも読んでおきたい。何がどうなって儲かっているのかが、よくわかるはずだ。  過去に起こった事件を知っておくために押さえておきたいのは、まず『どこか<問題化>される若者たち』(恒星社厚生閣)所収の、松谷創一郎「<オタク問題>の四半世紀 <オタク>はどのように<問題視>されてきたのか」だ。これを読むと、オタクが社会からどういう目で見られてきたのかが理解できる。もうひとつ、史上初めてエロ漫画のワイセツ性をめぐって争われた松文館裁判を追った長岡義幸『「わいせつコミック」裁判―松文館事件の全貌!』『発禁処分―「わいせつコミック」裁判・高裁篇 』(道出版)も押さえておきたい。  海外の事例を知るにはジュディス・レヴィアン『青少年に有害! 子どもの「性」に怯える社会』(河出書房新社)を読んでおくと、「子どもを守る」をお題目に規制や監視の目が厳しくなると、とんでもないことになるのが理解できるだろう。  規制を進める側の論理のひとつを知るのに読みやすいのが、中里見博『ポルノグラフィと性暴力 新たな法規制を求めて』(明石書店)だ。この本、後半でポルノ規制を求める運動の歴史が書かれているので、規制する側の論理の形成過程を知ることもできるのだ。    このように「表現の自由」の問題に興味を持ち、青少年条例や児童ポルノ法問題などで 「どうすればよいのか」と憤った時に読んでおくべき本は意外と多く、図書館に入っている本も多い。身近な図書館になくても問題ない。公共図書館で「○○図書館にある本を読みたい」と申し出れば、図書館同士で連絡を取って取り寄せてくれる。まあ、すべてを揃えても5万円もかからないはずだ。毎月の趣味に使うお金をちょっとずつ削って、買いそろえるのもよいかも。  ネットで「どうしよう!」「大変だ!」と騒ぐよりは、こうした情報を共有してもらいたいものだ。 (文=昼間たかし/文中敬称略)

【小明の副作用】第75回生放送アーカイブ「その話すんなよ、って言うの忘れちゃったねえ」

公式メルマガ始めました!! 2013年5月16日22時00分よりニコニコ生放送で生中継された、アイドルライター小明のトークバラエティ「小明の副作用」アーカイブ。 最近、服装がまともになってきているともっぱらのアイドルライター小明さん。今回もファンの女の子からいただいたというキュートな帽子でハッスルですよ! ともあれ、OSK番組公式パンフレット売ってるのでよろしくおねがいします。(http://www.cyzo.com/akr/2013/04/post-27.html) そして!樫原先生の手によるエンディングテーマソング「君が笑う、それが僕のしあわせ」とc/w「星が見えない会えない夜は」のCD&着うたはまだまだ発売中! 【小明の副作用】第75回 放送終了後のお楽しみ【サイゾーテレビ】 →次回生放送 ●着うたURL http://r.dwango.jp/iCG8D6mW ●新作ポスター販売中『サイゾーショップ』 http://cyzo.shop-pro.jp/?pid=48746847
「君が笑う、それが僕のしあわせ」(初回豪華限定盤)(DVD付) こっちが限定版。 amazon_associate_logo.jpg
「君が笑う、それが僕のしあわせ」 通常版。 amazon_associate_logo.jpg

「ビッグダディ元嫁・美奈子を獲得せよ!」水面下で“AVメーカー”と“芸能プロダクション”の争奪戦が激化!

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『ハダカの美奈子』(講談社)
 告白本『ハダカの美奈子』(講談社)が20万部を突破した林下美奈子さんに対し、AVメーカーや芸能プロダクションが、水面下で争奪戦を繰り広げているという。  3月末で『痛快!ビッグダディ』を放送していたテレビ朝日との専属契約が切れ、自由の身となった美奈子さん。今月11日に行われた出版記念イベントでは、「芸能活動には興味があります」とタレント転身の可能性もうかがわせたが、この発言は軽い気持ちから口にしたものではなさそうだ。 「4月に、『FRIDAY』(講談社)にセミヌードグラビアが掲載されることが発表されると、早速、大手AVメーカーや、熟女セクシービデオを手掛けるメーカーからオファーが殺到したそうです。美奈子さんへの提示金額は、“数本で数千万円”と言われてますが、彼女は『もう脱ぐ気はありません』と“門前払い”だったようですね」(出版関係者)  AVオファーをいくつも断っていたという美奈子さんだが、5月1日の告白本発売以降、心情に変化が出始めたという。 「告白本がヒットしてからというもの、今度は芸能プロダクションから版元宛てに、『もう美奈子さんの所属先は決まってますか?』との問い合わせが増えたそうです。これには美奈子さんも想定外。最初は戸惑っていましたが、次第に『話を聞いてみたい』と心変わりしていったみたいで、今後は順次、各芸能プロと話し合いを行っていくようですね。その中には、ドラマで主演を務める女優を抱える大手芸能プロや、人気グラビアアイドルを多数擁する有名芸能プロなどもあると聞きます」(前出の出版関係者)  かつて「離婚後は、宮崎県で6人の子どもと静かに暮らしていきたい」と話していた美奈子さん。告白本のヒットで状況が一変したことにより、この先、子育てと芸能活動を両立していく可能性もありそうだ。

「ビッグダディ元嫁・美奈子を獲得せよ!」水面下で“AVメーカー”と“芸能プロダクション”の争奪戦が激化!

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『ハダカの美奈子』(講談社)
 告白本『ハダカの美奈子』(講談社)が20万部を突破した林下美奈子さんに対し、AVメーカーや芸能プロダクションが、水面下で争奪戦を繰り広げているという。  3月末で『痛快!ビッグダディ』を放送していたテレビ朝日との専属契約が切れ、自由の身となった美奈子さん。今月11日に行われた出版記念イベントでは、「芸能活動には興味があります」とタレント転身の可能性もうかがわせたが、この発言は軽い気持ちから口にしたものではなさそうだ。 「4月に、『FRIDAY』(講談社)にセミヌードグラビアが掲載されることが発表されると、早速、大手AVメーカーや、熟女セクシービデオを手掛けるメーカーからオファーが殺到したそうです。美奈子さんへの提示金額は、“数本で数千万円”と言われてますが、彼女は『もう脱ぐ気はありません』と“門前払い”だったようですね」(出版関係者)  AVオファーをいくつも断っていたという美奈子さんだが、5月1日の告白本発売以降、心情に変化が出始めたという。 「告白本がヒットしてからというもの、今度は芸能プロダクションから版元宛てに、『もう美奈子さんの所属先は決まってますか?』との問い合わせが増えたそうです。これには美奈子さんも想定外。最初は戸惑っていましたが、次第に『話を聞いてみたい』と心変わりしていったみたいで、今後は順次、各芸能プロと話し合いを行っていくようですね。その中には、ドラマで主演を務める女優を抱える大手芸能プロや、人気グラビアアイドルを多数擁する有名芸能プロなどもあると聞きます」(前出の出版関係者)  かつて「離婚後は、宮崎県で6人の子どもと静かに暮らしていきたい」と話していた美奈子さん。告白本のヒットで状況が一変したことにより、この先、子育てと芸能活動を両立していく可能性もありそうだ。

「前向きな言葉に隠されたつらさ」震災をきっかけに“AV女優”という仕事を選んだ女たち

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 東日本大震災は、多くの人々の人生を変えた。津波によって家が流された者、家族や友人を失った者、ボランティア活動に目覚めた者……。また、自分の生き方を見直した人も多いことだろう。  震災をきっかけに「AV女優」という職業を選択した女性たちに迫った本が、ルポライター・山川徹による『それでも彼女は生きていく』(双葉社)だ。震災を経てAV復帰した椎名ひかる、AVの現場で処女を喪失した女性、就職が決まっていた貿易会社から内定を破棄された女性……。震災を契機に彼女たちがAV女優という仕事を選ぶまでには、数多くのドラマがあった。  AV女優たちを追うことによって見えてきた震災の現実とは、一体どのようなものだったのだろうか? ――本書では震災をきっかけにAV女優となった宮城・岩手・福島出身の7人に話を聞いています。どうして彼女たちの声を記録しようと思ったのでしょうか? 山川徹(以下、山川) きっかけとなったのは、被災地の取材中に聞いた「AV女優や風俗嬢になる女性がいる」というウワサ話でした。僕自身、20代の頃に東南アジアや東欧の貧しい地域を旅して売春婦たちと接した経験があり、そういった女性たちに共感することがありました。震災を経て、お金のために裸にならざるを得ない女性たちの存在にリアリティを感じられたんです。 ――実際にインタビューを行った際の様子はいかがでしたか? 山川 1人あたり2~3時間にわたってじっくり話を聞かせてもらいました。初めはぎこちなかったのですが、彼女たちをネタにしたり茶化したりする気持ちがないのが伝わったのか、記憶をたどりながらしっかりと当時を振り返ってくれましたね。彼女たちにとっても、こんなに時間を割いて震災を振り返るという経験はなかったようで、終わってからとても感謝されることもありました。 ――AV女優があまり人前で震災の経験を語ることはないでしょうね。 山川 震災をしっかりと対象化できている子もいますが、特に10代の若い子たちには、まだつかみきれてない部分も多い。ある仙台出身の女優は、震災から2年が過ぎても「絶対に見に行きたくない」と、車で30分もかからない沿岸部を訪れようともしませんでした。本書では「AV女優」という枠組みを設定しましたが、その中にいる女優たちも震災に対するスタンスは一様ではありません。 ――本書の中で、彼女たちが「私は被災者じゃない」「被災していない」と語っていたのが印象的でした。いくら沿岸部の出身でないとはいえ、AVに出演するという選択肢を選ばなければならなかった彼女たちもまた、被災者なのではないかと感じてしまいます。 山川 その通りですね。彼女たちは高校、大学を卒業し、自分がこれからどう生きるかを選択するターニングポイントで震災に遭遇しました。まだ若すぎて、自分の人生を歩む前の彼女たちには、選択肢の中から適切なものを選び取るだけの社会的な経験がない。そういった状況で、彼女たちはAV女優という職業を選択しています。  そもそも、「被災者」は、何かを失ったから被災者になるというわけではないと思います。知人の地元新聞記者は、主戦場にしていた三陸沿岸が破壊され、住民が苦しんでいる様子を見てPTSDのような症状になってしまったそうです。行政的なくくりでは、彼は被災者ではありませんが、震災の影響を強く受けていることは確かでしょう。 ――AV女優を選択した彼女たちの言葉からは、後ろめたさや悲壮感のようなものはあまり感じられませんね。 山川 「稼ぎたい」「お金を貯めたい」と、将来の夢を語る彼女たちの言葉はとても前向きでした。彼女たちには頑張ってほしいと思いますが、家族に隠し、バレたら結婚するのも困難、それにインターネットで全世界にセックスが配信されます。彼女たちの前向きさの裏に隠されたリスクを考えると、どこかもどかしい思いがあります。 ――本書あとがきにも「前向きな言葉に隠されたつらさ」と書かれていますね。 山川 彼女たちに限らず、被災者と呼ばれる人たちは、東京発の「絆」「頑張ろう」といったスローガンのせいか、「前向きに生きなければ」と思わされてしまう。しかし、本音の部分では「絆ってなんなの?」「誰が言っているの?」という疑問を持っている人は多いんです。生きる上で前向きなほうがいいのはもちろんですが、ずっと前向きに生きなければならないというのも、つらいのではないでしょうか。 ――東京で生活していると、震災はどことなく“終わったこと”に感じてしまいます。今でも気仙沼や石巻に足を運んでいる山川さんは、この状況に違和感がありますか? 山川 東北に行くたびに感じますね。震災直後はほとんど震災絡みの仕事ばかりでしたが、最近では震災のことを書く機会も少なくなっています。日常の仕事としては、震災とは関係のないものが多いのが現状です。  今年も多くのメディアでは3月11日に向けて特集を組み、それが終わったらぱったりと報道がやんでしまった。被災者から不信感を持たれても、やむを得ないのではないでしょうか。僕も震災から1年目は毎月足を運んでいたのが、だんだん2カ月に1回くらいのスパンになってきています。冗談半分ですが、被災地に住む大学時代の先輩からは「被災者を食い物にしたのか」と言われました。 ――冗談半分とはいえ、重い言葉ですね。 山川 本音も半分だったと思います。 ――では、被災地・被災者が求めていることは、なんなのでしょうか? 山川 取り残されないことだと思います。震災直後の2011年4月に、大船渡と陸前高田の集落に行ったんです。まだ震災から1カ月しかたっていないのに「福島のことばかりで私たちのことは忘れられている。忘れないでほしい」と泣きつかれました。小さい集落だったから、物資もボランティアも来ない。取り残された感覚だったんです。それから2年を経ても、そんな感覚が被災地には残っています。 ――本書を通じて、山川さんが描きたかったことはなんでしょうか? 山川 親や友人に言えないようなことをしていても、人間は、自分の生き方を肯定していかなければ生きていけません。僕は、彼女たちの生き方を応援したいと思いながら書きました。ある女性読者からは「AVに出るという選択以外は共感できる」という感想をもらったんです。これはAV女優の物語ですが、同時に東北の普通の女の子の物語でもあります。20歳そこそこの若い女の子が、震災で何を感じて、AVに出るまでに何があったのかを読んでほしいですね。東京では震災についての報道が沈静化していますが、彼女たちはまだ、震災の延長線上で生きているんです。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン]) やまかわ・とおる 1977年、山形県生まれ。ルポライター。東北学院大学法学部卒業後、國學院大學二部文学部に編入。在学中より『別冊東北学』(作品社)の編集に携わる。著書に、東日本大震災を一年間取材した『東北魂 ぼくの震災救援取材日記』(東海教育研究所)、調査捕鯨に関する『捕るか護るか? クジラの問題』(技術評論社)、『離れて思う故郷』(荒蝦夷)など。