「尖閣に隕石」発言で逆ギレの宋文洲氏、スポンサーへの配慮でテレビ界追放へ!?

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『「きれいごと」を言い合っても
世の中は変わらない』
(生産性出版)
 「隕石は尖閣諸島に落ちてくれないか」。17日放送の日本テレビ系『真相報道 バンキシャ!』で中国出身の経営コンサルタントでコメンテーターの宋文洲氏がこんな“トンデモ発言”をぶっ放し、騒動となった。  ロシアの隕石落下のニュースについてコメントを求められた時だ。  宋氏は「地球というのは脆弱なものですよね。巨大な地震もあれば、なんと予測もできない巨大な隕石も来て、人類は細かいことで揉めている場合ではないんですね」と切り出し、「今日思ったのはですね、尖閣諸島に落ちてくれないかと思ったんですね。なくなれば(日本と中国の)トラブルもなくなるから」と、うすら笑みを浮かべてコメントした。  一瞬で凍りつく現場……。司会の福澤朗は「ずいぶんと思い切ったご意見をいただきましたね」と話すのがやっとで、その20分後に鈴江奈々アナウンサーが「一部不適切な発言がありました。失礼いたしました」と謝罪した。  尖閣をめぐって日中間で緊張が走っているのは承知の通り。そんな中での“KY発言”に、ネット上では宋氏に対するバッシングが過熱。「おまえの頭に隕石落ちろ」「国に帰れ!」などと容赦ない声が浴びせられ、その矛先は宋氏を起用した日テレや番組スポンサーにも向けられ、抗議電話やスポンサー商品の不買運動を呼びかける者も出現した。  だが、当の宋氏は謝罪するどころか逆ギレ。自身のTwitterで「係争をなくしたい気持ちを人権侵害もない言い方してなぜだめか。日頃から言論自由を自慢する人達はもう少しプライドを持て」や、尖閣諸島を“おもちゃ扱い”し「日中はおもちゃを取り合って喧嘩するようなことをやめてほしい。その仲良くなってほしい願いは理解できないか。俺は政治家でもなければ、外交官でもない。ユーモアはいけないか」と過激ツイートを連発。自身の許可なしに、日テレが宋氏の発言を「不適切」としたことにも納得がいかないようで「本人の了承なしでテレビ局が不適切だと断定できることができるか。それは違法性がないか」などと、噛み付いている。  宋氏のメルマガやツイッターは多くの熱狂的ファンがおり、その影響力に目をつけた各局は情報番組や報道番組で宋氏をコメンテーターとして起用していたが、一夜にして“危険人物”に……。テレビ関係者は「日テレだけでなく、すべてのテレビ局が宋氏のキャスティングには及び腰になるだろう。彼を出して、視聴者からスポンサーにまでクレームがいったらシャレにならない。謝罪や発言の真意を説明してもダメだろう」と話す。  宋氏は実業家ではあるが、最近は本業よりコメンテーターとしてのイメージが強い。 「番組出演料は彼の大きな収入源の1つ。それがたったひと言で激減することになった。宋氏も今は強がっているが、悔やんでも悔やみきれないだろう」(別のテレビ関係者)  トンデモ発言の代償は大きい。

KAT-TUN・田中聖がバーを開店!? AKB48・板野友美の目撃情報も

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KAT-TUNのお騒がせといえば、今や田
中聖の時代?

 グループ1の問題児といわれた赤西仁の脱退後は、派手なスキャンダルとは無縁となったKAT-TUNだが、久々にキナ臭いうわさが聞こえてきた。メンバーの田中聖が先月上旬、都内で会員制のラウンジバーをオープンさせたという。

「店における田中の立ち位置は明らかになっていませんが、近しい関係者によれば、『田中の経営する店』ということになっています。ジャニーズ事務所は副業を当然禁止しているため、店の場所を探しているファンからは、同時に不安の声も上がっています」(芸能記者)

 田中が本当に経営に関わっているとすれば、事務所との契約違反になるだろう。また田中は以前にも、別名義のユニットでライブを行うなど、事務所内でも問題児的行動を繰り返していたこともある。

トヨタ、下請けへの値下げ強制の実態…協力金撤廃という朝日報道への疑念?

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けします。 ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) あなたの仕事、時給換算すると? アマゾン、ネット通販で売上高国内トップと判明 激化する楽天との攻防 出世したけりゃヤクザに学べ?“突っ込まれる”自己演出、正しい賄賂の贈り方… ■特にオススメ記事はこちら! トヨタ、下請けへの値下げ強制の実態…協力金撤廃という朝日報道への疑念? - Business Journal(2月19日)
「トヨタ総行動」参加者が掲げる旗(筆者提供)
 去る2月11日、愛知県豊田市で、トヨタ自動車が行っている非正規労働者や下請け企業に対する不当かつ理不尽な行為への抗議行動「トヨタ総行動」が開催された。  トヨタやその系列などでは、労働者に対して賃金面や労働環境について過酷ともいえる条件を強制し、また下請け業者に対しては単価の切り下げなどを実行させることによって、自社本体の利益確保を最優先させる施策を続けている。こうした労働者や協力業者を犠牲にすることによる利益追求の方法は、関係者などから「トヨタ方式」と呼ばれ、批判の対象となっている。  トヨタはこの不況下にもかかわらず、高い収益を上げている。2012年になってからグループ主要8社で大幅な増収が報告され、13年3月期決算では、トヨタ単独で1500億円の黒字になることがほぼ確実と見られている。トヨタ単独での黒字は5年ぶりとなる。  トヨタはこれまで、円高による採算の悪化を理由に、下請け業者に対して「円高特別協力金」と呼ばれる施策を進めてきた。協力金などというものの、その実態は下請け業者に対する単価の切り下げである。  下請け企業の契約更新は、春と秋の年2回。その際、トヨタは昨年2回、下請け業者に対して1.5パーセントを上限とした単価切り下げを要求。円高特別協力金とは、それに加えて「円高を理由に、さらに1.5パーセントの単価引き下げ」を提示していたものである。これを承諾しなければ契約を打ち切られてしまう可能性が高いため、下請け業者はこのトヨタの要求を受け入れざるを得ない。 ●単価切り下げ撤回は1次下請けのみ?  だが、昨年末にひとつの動きがあった。12年12月29日付朝日新聞で、12年10月から13年3月までの期間について、円高特別協力金による単価切り下げを撤回したと報じられた。記事によれば、円安が進んだことによって収益の改善が見込めるからとの説明が添えられていた。  ところが、この単価切り下げ撤回について労組関係者が確認したところ、明確な事実関係が得られていないという。愛知県労働組合総連合会(愛労連)議長の榑松佐一氏によれば、2〜3次といった下請け業者には、この単価切り下げ撤回の通達が伝わっていない可能性があるというのだ。 「実際に業者に話を聞いてみても、『よくわかりません』『(新聞報道のことは)知りません』という声ばかりなのです。そこで、朝日新聞社に確認したところ、『(単価引き下げ撤回は)間違いない』というのです」(榑松氏)  さらに、この点についてトヨタ本社に確認したところ「肯定も否定もしなかった」(榑松氏)というから、なんとも珍妙な話である。参加者のなかには、「あくまで臆測だが、トヨタは(単価切り下げ撤回は)1次下請けなどの一部の協力企業のみにとどめて、2次や3次などその他の業者には引き続き厳しい条件を突きつけようという気なのではないか」との声も聞かれた。 「トヨタは円高になった時には、単価切り下げを末端の下請けまで徹底しました」(榑松氏)というが、円安になっても、そのことには触れようともしないらしい。円安になれば、当然ながらトヨタは莫大な利益を手にすることができる。しかし、これまでトヨタ社を支えてきた下請け業者たちに対して、利益を還元しようという姿勢はまったく見えてこない。 ●賃上げせず内部留保を蓄積  トヨタについてはこのほかにも、約14兆1600億円にも及ぶ内部留保を蓄積しながら、それに見合った労働者の賃上げにはほとんど手をつけていないという状況も指摘されている。トヨタ本社の労働組合であるトヨタ自動車労働組合(約6万3000人)も、来る春闘については、「定期昇給優先」として、ボーナス5カ月プラス30万円という要求のみで、ベースアップの要求は行わない方針だ。  こうした要求について、トヨタについて長年取材を続けているジャーナリストの林克明氏は「(トヨタ自動車労組は)完全に御用組合化しているので、そういう要求しか出さない」と説明する。  冒頭の「トヨタ総行動」の会場となったトヨタ本社にほど近い山之手公園には、当日正午過ぎには500人を超える参加者が集まっていた。13時から集会が始まり、実行委員長の榑松氏のあいさつに始まり、各労組関係者や労働者らによる活動報告や決意表明などの後、13時43分頃にデモ隊がトヨタ本社に向けてスタートした。途中、何度か雪がちらつくなどの天候の崩れがあったが、14時21分頃にデモ隊先頭がトヨタ本社ビル前に到着。参加者はトヨタに対する抗議を口々に叫んだ後、そのまま流れ解散となった。  トヨタ方式については、社会常識としても、また人道的視点からも、その問題点はあまりに多く、そして大きいと言わざるを得ない。にもかかわらず、そうした問題点を大手メディアが取り上げることはほとんど無に等しい。今回のトヨタ総行動についても、大手メディアの記者や取材陣の姿は皆無であった。 (文=橋本玉泉) ■おすすめ記事 あなたの仕事、時給換算すると? アマゾン、ネット通販で売上高国内トップと判明 激化する楽天との攻防 出世したけりゃヤクザに学べ?“突っ込まれる”自己演出、正しい賄賂の贈り方… ランニングは体に良い/悪い論争の結論、やっぱり走って損はない? 日産経営危機の“元凶”元労組リーダー死去「社内にスパイがいて悪口はタブー」

キャバクラ通いの豪打が爆発!? 不良の格闘技大会『THE OUTSIDER第24戦』

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これぞOUTSIDERという個性を見せつけた松本
 前田日明主催の不良系格闘技イベント『THE OUTSIDER(アウトサイダー)第24戦』が10日、東京・ディファ有明で開催された。注目の70–75kg級王者決定トーナメントでは、ソルジャーボーイ一樹(愛知の元チーマー)と、ランボルギーニ・ヨシノリ(福岡の元ギャング)が勝ち上がり、4月21日に行われる決勝戦へコマを進めた。そのほかシングルマッチでも熱戦が相次ぎ、会場は大いに盛り上がった。サイゾー賞受賞選手の独占インタビューと、前田日明の大会総括コメントをお届けしよう。 ■“栃木真岡 夜の代表取締役”  松本峰周(栃木・32歳) ※サイゾー賞受賞
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ノーガードで手招きする松本に会場が沸く
 3年ぶりのアウトサイダー参戦。以前よりもふくよかになった松本が、まさに貫禄たっぷりの復活勝利を飾った。試合中は、笑顔で手招きしながら敵を挑発。ほぼノーガードゆえ敵の打撃を漏れなく浴び続けた松本だが、不敵な笑みを絶やすことなく大振りのパンチでビュンビュン応戦。2ラウンド開始直前にはラウンドエンジェルに“痴漢”をする余裕まで見せた。そして2ラウンド中盤、攻め疲れた敵がスリップダウンした隙に、ヒグマのように襲いかかって、パウンドアウトで逆転勝利。街の酔っ払いのケンカをリングで再現したような、フラフラながらも見応えのある重量級ファイトで客席を沸かせた。  セコンドに両脇を抱えられ、足を引きずりながら控え室に引き上げてきた松本に話を聞く。 ──3年ぶりの復活勝利、おめでとうございます。今回、試合に向けてトレーニングは? 「僕、3年前は72kgで試合してたんですよ。それが今では87kg。不摂生をトレーニングというのであれば、まあ(笑)」 ──足を相当蹴られましたね。真っ赤っ赤で痛そうですが。 「痛い、痛い、ものすごく痛い。『肉を切らせて骨を断つ』つもりだったのに、自分の骨にヒビが入っちゃったかも……(苦笑)」 ──それにしてもナイスファイトでした。 「勝てないからって体重を落とす人たちがいっぱいいますけど、そんな中、僕みたいに数年間な~んも練習せず、ただ飲んで食ってキャバクラ通って贅肉だけ15kg付けた人でも勝てるんだ、ってことをアピールできたのはうれしいですね(笑)。30歳以上のおじさんたちを勇気づけることができたんじゃないでしょうか」
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最後は重そうなパウンドを落としてストップに追い込んだ
──そういえばラウンド間の休憩中に、ラウンドエンジェルに触ってましたね。 「はい。触りたかったんですよ。だってこんだけ痛い思いしてるんですよ? 触っとかないと損じゃないですか。それに僕、あのランドエンジェルとデートしたいんですよ。だから触ってちょっと印象付けといて、試合終わったら電話番語を聞きに行こうと思ってたんですけど、足が痛くて、歩けないんですよ……(笑)」  そんな松本に足の治療代としてサイゾー賞を贈呈したが、キャバクラで使い果たしそうな予感が……。 ■前田日明の記者会見  以下は、大会終了後の前田日明の共同記者会見。70–75kg級王者決定トーナメントを中心とする各試合の戦評など。 ──堀鉄平(東京・36歳)vs 菱沼郷(栃木・34歳)は? 「菱沼君は藤原(喜明)さんに教わってるみたいなんですね。ただ、やり方がいまいちわかっていなかった。もうちょっと練習したほうがいいね。でも彼、すごいいろいろ勉強してるなぁと思って、面白かったですね。堀君はちょっと一時期負けが込んであれだったけど、またいつもの粘りが出て来たなという感じですかね。去年は散々負けて落ち込んでて、なんかドキュメンタリーを撮ってるときに、さめざめと泣いたらしいんですよ、あの堀が。へぇ、と思って。そんなに純で真剣にやってたんだなと思ってね。いいトシこいて泣くことないのにね(笑)」
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堀は、終始冷静に試合を運んだ。
──宮永一輝(静岡・31歳)vs ランボルギーニ・ヨシノリ(福岡・25歳)は? 「宮永君は調整不足なのか調整の失敗なのかわからないけど、ちょっとそれが出ましたね。今回の試合からリングが大きいんですよ。あれはK-1が一番リングの大きかったころのサイズ。リングが大きくなるとやっぱり、スタミナがね。今日はスタミナが上がっちゃって、ハアハアゼエゼエいってる人が多かった。それもあったのかわからないけど、宮永君はちょっと調整不足というか、いつものキレがなかったですね。ランボルギーニ君はまあ順調に伸びてきてるな、と。本来ならもっといい試合になったんじゃないかな。また見てみたい試合ですね」
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激しく打ち合った宮永とヨシノリ
──タナハシバター・ヒロシバター(神奈川・27歳)vs 久保昌弘(北海道・27歳)は? 「シバター君は、試合前に『真剣にやったら? 実力あるんだから』って声かけたら、『頑張ります』って言ってたんだけど……(笑)。リングでちょっと余裕があって、パッとノーガードで挑発した瞬間に、パコーンといかれて。そこからまた、ああもうダメだって、元に戻っちゃった感じがしましたね。久保君は、スコーンとタイミングよく決められるスキルが身に付いたなって思いますね。久保君もなかなか面白い男で、アウサイダーの申込書になんて書いてあったかというと『フランスの外人部隊に入りたい』と。尖閣諸島問題とかでいろいろ揉めてるから日本を守りたいということで最初は自衛隊に入ろう思ったらしいんだけど、刺青あるからダメだと言われて。じゃあ、もういつ戦争になっても大丈夫なように経験を積もうと思ってフランスの外人部隊に行こうとしたらしいんですよ。今日リングの上で聞いたら、実際にフランスまで受けに行ったらしいですよね。結果は落ちたらしいけど。まあでも、すごい純な子でね。今日の準決勝では飲まれて負けちゃったけど、『また頑張って練習して来ます!』と言ってましたよ」
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シバターの一瞬のスキを突いて久保の右が炸裂!
──ソルジャーボーイ一樹(愛知・25歳)vs 佐野哲也(静岡・30歳)は? 「佐野の動きが硬かったですね。もうちょっとできるかなと思いましたけど、彼が本来持っている柔らかさが出なかった。一樹は安定的でいつも通りだなという感じ。このまま今日の状態で決勝までいったら、まあ一樹がいっちゃうでしょうね。残る2カ月の間にランボルギーニがフィジカルとかをどう作るか。今の時点ではまだ、総合力という意味で、ソルジャーボーイ一樹が優位ですね」 ──佐野選手がちょっと悩んでいるかなと。 「自分の努力が結果に出ないから焦れてるみたいだね、この1~2年ね。いいとこまでいくんだけど肝心なところで負けたり結果が出なかったりで、焦れちゃってるみたいだね。本来はすごい動きが柔らかくて、頭脳戦のできる子なんですよ。それがちょっとこのごろなくなってきましたね。気軽にやればいいってわけじゃないけど、もうちょっと遊びが欲しいというか。そんなに思い詰めなくてもいいのになぁ、と思いますね」
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ハイレベルな攻防を繰り広げた佐野と一樹
──アウトサイダーも5年経って、レベルの高い選手が増えましたね。 「まあしょうもないプロの子たちもよりも、いい線いってる子もいますよね。このままプロの試合にポンと出せば、メインイベントまではいかないけど、中盤クラスだったらいけるんじゃないか、って子がいますよね。渡辺(竜也)みたいにノンタイトルでZSTのチャンピオンに勝っちゃう奴もいるし。やってみないとわかんないところもあるけど、間違いなく言えるのは、中盤クラスには勝てるだろうなという感じですね」 ──シングルマッチで印象に残った選手は? 「第15試合の雅哉君。今回初出場で、まだ格闘技経験10カ月ぐらいなんですが、アウトサイダーのドキュメンタリーを撮るにあたって、スタッフの人たちに“新人で注目の人いないですか?”と聞かれて、見てたら、雅哉の写真に目が止まってね。『あれ、変わった筋肉の付き方してるな』と思って、推薦して。で、撮影担当のウチの女房に聞いてみたら、彼は古タイヤを日本から輸出する仕事をしているらしく、ちっちゃいので20kg、大きいのだと60~70kgの古タイヤを、でかいコンテナめがけて1日中、3メートルぐらい放り投げてるんですよ。延々と。そのせいか体幹がすごい強いですね。今日やった相手の沼尻(和之)は10戦8勝でアウトサイダーでは上位クラス。いつチャンピオンになってもおかしくない選手だから、初戦でぶつけるのはどうかなと一瞬思ったけど、全然大丈夫でしたね(結果は雅哉が惜敗)。あれでしっかり技術を身に付けたら、ちょっと面白い存在になりそうですね」
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前田日明の目に止まった雅哉(写真左)
──渋谷莉孔選手はどうでした? 「ああいう首の決め方ってね、本当にグラウンドを熟知して、上手く体重を使う感覚がわかんないと、できないんですよ。それを渋谷がやったもんだからビックリしました。相変わらずの当てカンの良さもありますし、グラウンドは昔はタックル取られて結構アタフタしてたんだけど、今日はタックル来ても割と冷静に処理してましたから、その辺も成長しましたね。『練習してない、全然ダメです』と本人は言ってたけど、結構伸びてますね。驚きましたね。ただ、あいつは問題児でね(笑)。劇場型のウソっていうか、劇場型の担ぎをやるから、いつもオレ、やられちゃうんですよね。面白い問題児ですね、あいつは」
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あいかわらずのスター性を見せた渋谷
──アウトサイダーのドキュメンタリーって、映画ですか? 「劇場公開の映画です。まず劇場にかけて、最後にはNHKあたりに取り上げてもらおうって感じで動いてます。公開予定は、この冬ぐらい。いろんな選手の生活を細かく追いかけてるんですけど、まあ、みんなすごいですよ」 ──今年の展望を。 「9月と12月の大阪大会が楽しみですね。関西のほうでは今、『強者』とかがいろいろ問題になってて、地下格闘技は壊滅状態なんですよね。まあまあ、アウトサイダーが関西行くにはちょうどいい時期かなというのもありますね。こういう言い方は変ですけど、よくも悪くもヤーさんの本場は関西だし、それに繋がるやれ愚連隊だ不良だチンピラだっていうのはやはり関西独特のあれがありますから、どんな奴に出会えるのか楽しみですね」  次回アウトサイダーは、4月21日(日)に東京・ディファ有明で開催。70–75kg級王者決定トーナメント決勝戦のほか、海外対抗戦出場選手のセレクションマッチなどが行われる。チケット発売、選手募集の詳細は、リングスホームページ(http://www.rings.co.jp/)でご確認あれ! (取材・文=岡林敬太/撮影=長谷英史)

人間よりもペットが大事? 現代における「生類憐れみの令」論争

「女性セブン」2月28日号(小学館)

下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!

第164回(2/15~19発売号より)

 モントリオール五輪で「和製コマネチ」とまで言われた元体操選手の岡崎聡子(52)が覚せい剤で逮捕された。これで6度目の逮捕だそうだ。最初に逮捕されたのは約20年前。覚せい剤の再犯率の高さを改めて思った。そういえば元光GENJIの赤坂晃くん、そろそろ今春あたり出所予定だよなぁ。

同窓会で再会したミスコン1位のアノ女、シワシワで老眼のオブスになってた!!

【作品名】『同級生の不幸は蜜の味』(前編) 【作者】永矢洋子 『ご近所の悪いうわさ』2012年12月号収録

【作品紹介】高校時代のミスコンで、私を差し置いて1位になったアノ女! 同窓会で再会したら、シワシワで老眼のオブスになってた!! しかも、結婚した旦那がクズで離婚したんだって! ホント、かわいそ~。生活費に困ってるっていうから、うちの家政婦として日給1万円で雇うことにしたわ!

【サイゾーウーマンリコメンド】よほどミスコンで1位になりたかったんでしょうね……。彼女がミスになってりゃ、被害被る人間も最小限で食い止められたはずなのに! 「いつか見返してやる」という執念は、人間が努力を続ける何よりも強い動機になるんだな、と前向きに解釈させていただきましたよ~。

被災者はサバイバーズギルトにどう対処している? 中田秀夫監督による映像碑『3.11後を生きる』

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『リング』シリーズの世界的ヒットで知られる中田秀夫監督。
今回は被災地で働く人々の姿を丹念に取材して回った。
 中田秀夫監督が自主製作として完成させたドキュメンタリー映画『3.11後を生きる』が2月23日(土)より劇場公開される。東日本を襲った大震災から4か月後となる2011年7月から中田監督は津波の被害が大きかった岩手県、宮城県の沿岸エリアに入り、4か月間にわたって取材撮影を続けた。津波によって家族を一瞬にして失うという悲劇に見舞われた人々があの日をどのように受け止め、また“3.11後”をどのように生きているのかを中田監督は追っている。中田監督といえば、『リング』シリーズを大ヒットさせたホラー映画の名手。『リング』(98)や『仄暗い水の底から』(02)では家族と引き離される恐怖を描いてきたが、本作との関連性について問うと大きく首を振った。「今回のドキュメンタリーと劇映画はまったく別物」と明言する。海外でも活躍する人気監督を突き動かしたものは、果たして何だったのだろうか。  中田監督はこれまでに3本のドキュメンタリー映画を撮ってきた。『唇からナイフ』などで知られるジョセフ・ロージー監督の評伝『ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男』(98)、中田監督の師匠である小沼勝監督と“にっかつロマンポルノ”を扱った『サディスティック&マゾヒスティック』(00)、ハリウッド映画『ザ・リング2』(05)での体験をベースにした『ハリウッド監督学入門』(08)とどれも映画業界を題材にしたもの。いわば、ドキュメンタリー製作を通して中田監督は自分の足元を見つめてきた。
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岩手県山田町でスナックを経営する三浦恵美子さん。
ひとり娘と3人の孫を失い、自分が代わりになれなかったことを責めている。
中田 「今までに撮った3本のドキュメンタリーはそうですね。もともと僕は学生の頃からドキュメンタリー映画が好きで、『岩波映画製作所』に入りたいなと思っていたんです。岩波映画はもうないんですが、羽仁進、黒木和雄、土本典昭といったドキュメンタリー監督たちが活躍していた映画会社で、憧れていました。結局、僕は『にっかつ撮影所』に入り、劇映画の世界に身を置くことになったわけですが、今回はドキュメンタリーを撮ることで現実の社会と向き合わざるを得なかった。でも現実社会と向き合うほどの思想を持たない人間が社会問題を扱うドキュメンタリーを作ることはおこがましいという気持ちもあり、自分がいる世界を撮るのが順当だろうという気持ちで今まではやってきていたんです。ですから、被災地で取材を進めた今回は、今までの自分が撮ってきたドキュメンタリーとは大きく異なりますね」  中田監督の劇場デビュー作となった『女優霊』(96)は、もともとは英国留学中に撮影を始めた『ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男』を完成させる資金を捻出するために撮ったもの。その後、『リング』シリーズをヒットさせた後に『サディスティック&マゾヒスティック』、ハリウッドデビュー後に『ハリウッド監督学入門』を撮っている。中田監督のキャリアを振り返ると、節目節目にドキュメンタリーを残していることが分かる。 中田 「確かにそういう一面はあるかもしれません。今回の企画は、最初はテレビ用のドキュメンタリー番組としてスタートしたものでした。でもかなり初期の段階で、テレビ局側とどうまとめるか話し合った結果、今回は僕個人の自主映画としてやった方がいいという判断で進めていくことになったんです。ドキュメンタリーを撮るときは、自分の中で“やりたい”という衝動と“やらねば”という気持ちが重なると“何がなんでもやる”という心境になるんです。今回は最初こそテレビ局からの話でしたが、自分自身でやると決めてからは、がむしゃらにやるという気持ちになりました。自分のお金で撮るわけですから、そうならざるを得なかったわけです(苦笑)。劇映画の場合はほとんどがオファーを受けて向こうの提示したテーマに沿って撮ることになるんですが、それに対して自分の中から沸き上がってくるものを撮っているのがドキュメンタリーだと言えるかも知れません」
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家族5人を失った漁師の五十嵐康裕さん。
「海を糧にしてきたので、海を憎いとは言えない」とタラ漁を再開することに。
 自宅に残した両親、妻、2人の子どもを失ったタラ漁師の五十嵐康裕さん、車で迎えにきたひとり娘と3人の孫が目の前で津波に呑み込まれたスナック経営者の三浦恵美子さんらが“あの日”を振り返る。ナイーブな演出で知られる中田監督にとって、家族と引き裂かれた人たちにカメラを向けることは容易な作業ではなかったはずだ。 中田 「辛い、大変だと思うと、もうカメラは向けられません。そこは事前にリサーチして、お話できる状態かどうか確認してからカメラを回しています。アポなしで撮影するような突撃取材はしていません。向こうも、『こいつなら話せるかな』という、お互いに感じ合うものがあってインタビューが成立したように思います。カメラに向かって話すことで気持ちの整理ができたのではないか? いや、インタビュー中はとてもじゃないけどこちらも余裕はないし、僕の口からはそんなことは言えない。ただ、まだ被災から4か月で行方不明の方たちが多い状況だったので、身内に行方不明者がいる方の場合は過去形にならないよう語尾には注意しました。恐る恐るインタビューしていては取材になりませんが、最低限そういうことは気を遣いました」 ■懸命に働くのは悲しみを一瞬でも忘れたいがため  町を呑み込んだ津波のニュース映像や被災後の生々しい情景も盛り込まれているが、本作の主眼は“3.11”を生き延びた人々が被災地で懸命に働く姿だ。新たにスナックを始めた三浦さんはお化粧をしてカウンターに立ち、お客さんに笑顔を見せる。漁師の五十嵐さんは家族を奪った海に向かって仲間たちと漁へ出ていく。仕事とは単にお金を稼ぐ行為ではなく、個人と社会を結びつけるものでもあることがポジティブに描かれている。
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「取材を始めたからには途中で止めるわけにはいかなくなった。
完成させることが最低限の義務だと思った」
と中田監督は製作過程を振り返った。
中田 「働かざるを得ないというよりも、何もしないでジッとしていると頭を掻きむしり、どこかに消え去りたくなるような苦しみに襲われるんだと思います。僕もそのような立場だったら、そうなるでしょうね。三浦さんの場合は仏壇に供える花代を稼ぐためでもあるし、三浦さんと同様に家族や家を失ったスナックの従業員たちを食べさせていくためでもあるわけです。だからこそ、前向きに働いている。いや、まだ前向きという言葉は早過ぎるかもしれません。ばっくりと開いた心の傷を、仕事をすることで少しでも縫い合わせる、縫い合わせるのは無理でも、ヒリヒリする痛みを仕事に集中することで一瞬でも忘れることができる。それは長いスパンで見れば、傷の回復に繋がるのかも知れない。もちろん、傷自体は一生消えることはないでしょう。傷という言い方も失礼かも知れない。喪失感とでも言いましょうか。飲み屋とかに行くと、意外とみなさん明るいんですよ。でも、それは笑っていないとやっていられないから。笑いながらも、五十嵐さんが『タイムマシンがあって、あの日のあの時刻の1~2分前に戻ることができたら』と口にすると、みんな泣き出してしまうんです。前向きに懸命に生きようとする気持ちとどうして自分は生き残ってしまったんだろうという、二つの引き裂かれる想いの中で大きく揺らぎながら、被災地の方たちは暮らしているんです」  『3.11後を生きる』は、残された人たちは復興を目指して懸命に働いているという美談だけでまとめることなく、被災地の問題点についても言及する。被災地では略奪行為や暴動は起きなかったと報道されているが、実際にはショッピングセンターで衣料品の略奪が行なわれ、警察も金銭がらみでないものは見逃していたこと。ほぼ海抜0mという危険な場所に介護老人保健施設を建て、入居していた高齢者たちや介護スタッフが犠牲となったことへの行政責任についても触れている。 中田 「被災地のネガティヴな面を強調するつもりはありません。本当に『うわぁ……』と言葉を失ってしまう部分に関しては編集でカットしています。やはりカットしましたが、避難所では食料品の分配を巡るトラブルも起きていました。『日本人は譲り合いの精神で、略奪行為はなかった』というイメージは外国人やマスメディアが伝えているものであって、現実は違うんだよということだけはちゃんと言っておきたかった。危険な海沿いに介護施設を建てたことに対する行政責任は当然問われるべきですが、その危険性を事前に報じなかった地元メディアにも責任があるように思います。原発問題もそう。福島第一原発の危険性を指摘していた物理学者の高木仁三郎先生がいましたが、どれだけのメディアが高木先生の言葉に耳を傾けたことか。そういう僕自身も学生の頃は原発反対運動に参加したりしていたのに、映画の世界に入ってからは何もせずにいた。でも、今回はジャーナリスティックに問題を追求するというよりも、“職業意識”について描いたものにしています。海抜0mに建てられた介護老人施設で介護スタッフの責任者として働いていた加藤譲さんは車椅子で待機していた高齢者を救おうとして施設に戻り、波に呑まれてしまった。船長だった父親の加藤昭二さんから『責任者が逃げるのは、いちばん最後だ』と教えられ、その教えを忠実に守ったわけです。オーナーや行政側の責任を問うと昭二さんは話していますが、その一方では自分の教えを守ったことで息子を失ったことに苦しんでいる。本当に引き裂かれる想いでしょう……」
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三浦さんらは青森県恐山へ。菩提寺・南院代の「前世の因果という考えは、
亡くなった人を軽んじることになる」という言葉に耳を傾ける。
■“前世の因縁”に悩む、残された人たち  撮影クルーは終盤、日本三大霊山のひとつに数えられる恐山へと向かう。「恐山菩提寺」の院代・南直哉さんが説く「死者は生きている人以上に強烈に存在する。あせらずに亡くなった人との付き合い方を学ぶことが大切」という言葉が印象的だ。南さんの著書を読んでいた中田監督から、自分が生き残ったことに悩んでいた三浦さんを誘って恐山まで会いに行ったそうだ。 中田 「僕自身が震災の前から人の生き死について関心を持ち、永平寺で19年間修業された南院代にお会いできればと思っていました。被災地沿岸部には曹洞宗の信者の方が多かったこともあり、曹洞宗を宗旨とする菩提寺に行くことを考えたんです。もちろん、遺族の方たちが『行きたくない』と言えば、違った終わり方を考えなくてはいけなかったんですが、三浦さんは『娘や孫たちの供養をしたい』と言ってくれた。三浦さんを始め被災地の多くの方たちが、『自分は何か悪いことをしたのだろうか』『前世の因縁があるのだろうか』という考えに囚われている。サバイバーズギルトに悩んでいるんです。南院代の話を聞きに行くことで、救済にはならなくとも、大きな喪失感に覆われた人にどういう言葉を掛けてあげられるか、どういう会話が成り立つのかが分かれば……という想いがありました。」  3.11によって日本人の意識は大きく変わったと言われている。『3.11後を生きる』を撮った中田監督はどのように感じているだろうか? 中田 「3.11によって世界がガラリと変わった人もいるでしょうね。僕自身は、被災地にいたわけでもないし、家族や家を失ってはないので、そんなことを言える立場にはありません。でも、被災地の方たちは大きく変わっているはずです。南院代が言われていたことですが『日本は明治以降は富国強兵で進み、敗戦以降は経済最優先で来て、バブル以降は新自由経済を追求したところに震災が起きてしまった。』と。仏教用語で『少欲知足』という言葉があります。そもそも欲するものが少なければ、比較的楽に足ることを知る境地に至れるわけです。経済成長=幸福という考え方は改める必要はあるでしょう。もちろん経済不況からは脱しないといけないけど、国土強靭化や公共事業への投資による経済再生だけでいいのかとは思います。まだ2年も経っていないのに、メディアも含めて『喉元すぎれば熱さ忘れる』になっていないかということも気がかりです。被災地の方たちにもう少し気を配れる為政者はいないものかと思いますね」  中田監督が撮った『3.11後を生きる』は自戒の念も込めた映像による鎮魂碑なのかも知れない。編集を終えた中田監督はDVDを持って、被災地を再訪。五十嵐さんの新居で、三浦さん、加藤さんと一緒に鑑賞している。上映終了後、3人の口から言葉は出なかった。ただし、最後まで見届けてくれたそうだ。 (取材・文=長野辰次/写真=名鹿祥史) 『3.11後を生きる』 製作・監督/中田秀夫 撮影/さのてつろう 編集/高橋信之、山中貴夫 録音/三澤武徳 整音/柿澤潔 効果音/柴崎憲治 音楽/川井憲次 配給/エネサイ 2月23日(土)よりオーディトリウム渋谷にてロードショー <http://wake-of-311.net> ※ 2月24日(日)~3月1日(金)オーディトリウム渋谷にて中田秀夫監督によるドキュメンタリー映画『ジョセフ・ロージー 四つの名を持つ男』(98)、『サディスティック&マゾヒスティック』(00)、『ハリウッド監督学入門』(08)を連日特集上映。 ●なかた・ひでお 1961年岡山県生まれ。1985年にっかつ撮影所に入社。助監督を経て、92年にテレビドラマ『本当にあった怖い話』(テレビ朝日系)で監督デビュー後、文化庁芸術家在外研修員として渡英。帰国後、『女優霊』(96)で劇場デビュー。『リング』(98)の大ヒットでJホラーの旗手となる。『ザ・リング2』(05)でハリウッドデビュー。『Chatroom/チャットルーム』(10)はイギリスで製作・撮影された。その他、『ラストシーン』(02)、『仄暗い水の底から』(02)、『怪談』(07)、『L change the WorLd』(08)、『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』(10)などを監督。5月には前田敦子、成宮寛貴主演作『クロユリ団地』の公開が控えている。

ベンチャー企業もカルト!? 元「エホバの証人」ビジネスパーソンが語る“社会の中の洗脳”

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著者の佐藤典雅氏。
 地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教や、白装束集団のパナウェーブ研究所、ミイラ事件のライフスペースなど、「カルト宗教」の行動や思想は、一般人にとっては理解しがたい。  『ドアの向こうのカルト』(河出書房新社)を上梓した佐藤典雅氏は、「東京ガールズコレクション」を手がけた現役ビジネスマンでありながら、25年にわたって「エホバの証人」の信者だった人物だ。エホバは世界で739万人、日本でも20万人以上の信者を持ち、有名人ではシンガーソングライターの矢野顕子や『クレヨンしんちゃん』の作者である故・臼井儀人氏などが知られる。また、マイケル・ジャクソンも元信者だった経歴を持ち、あのプリンスも現役である。  佐藤氏が本書で描くのは、9歳の頃から信者となり、35歳になるまで過ごしたエホバでの日々と、そこから脱会するまでの半生。いったい、元カルト信者は、どんな視点から世界を見ているのだろうか? ――6年前に佐藤さんは「エホバの証人」を脱会されました。本書を執筆するきっかけはなんだったのでしょうか? 佐藤典雅氏(以下、佐藤) 宗教をやめてから、その世界とは無縁の生活を送ってきました。もう、自分の中ではすでに過去のことになっていたんです。ただ、完全にその経験を消化しきれておらず、感情的に押し込めていたんです。けれども、たまたま子どもの頃のビデオを見る機会があり、押し込められていた感情が一気にあふれてきた。そして、衝動的に、ブログにその経験を書きました。60日分のエントリーを、わずか2日間で書いてしまったんです。 ――反響はどうでしたか? 佐藤 宗教のことを詳細に書くのは初めてでした。誰も興味ないだろうと思っていたのですが、恋愛やセックスについて書くよりも、はるかに大きな反響があったんです。個人的な宗教体験に、そこまで多くの人が興味を示すのが不思議でしたね。宗教に関係する知り合いがどう反応するかには興味がありましたが、宗教に関係のない知り合いからも「面白い」という反応でした。 ――外の人間からすれば、カルト宗教の実態やそこでの経験は、とても興味をそそられます。しかし、佐藤さん本人としては、そこまで特殊な経験だと思っていなかった? 佐藤 9歳からエホバの証人に入っていたので、特殊だと思っていなかったんです。親が濃い宗教に引っかかってしまったけれども、脱会できてよかったね、といった程度の体験だと思っていました。 ――25年間で経験した布教活動や、集会の様子、周囲の信者など、さまざまなエホバの証人の内幕が綴られています。中でも興味深かったのが、オウム事件の時に「カルトは大変だな」と、エホバの証人の信者たちが言い合っていたという描写でした。なんというか……皮肉ですね。 佐藤 エホバの証人たちは、この世のあらゆる悪はサタンの仕業だと信じています。まさか自分たちが洗脳されているなんて、考えたことはありませんでした。「サタンの宗教に騙されてしまってかわいそう」と思っています(笑)。ただ、僕はそれと同時に「彼らは幸せだろうな」と感情移入もしていましたね。同じ信仰を持っている人と連帯しながら共同で生活する。それは、ある意味とても幸福なことなんです。 ■村上春樹の『1Q84』では描かれなかった、エホバ信者の心情 ――また、年に1度行われる大会の様子もすごいですね。佐藤さんのホームページには、横浜スタジアムを埋め尽くす人々の写真が掲載されています。 佐藤 大会の会場にはある種の高揚感があり、ハイになることができます。同じ信条、価値観を持っている人が集まっているので、連帯感があります。会場の外の人たちは、とても“かわいそうな人”という意識でした。 ――サッカーの試合やロックバンドのライブのような高揚感でしょうか? 佐藤 そうですね。ただし、熱狂的にワーッと興奮するのではなく、ふわ~っとおとなしく、心地よい波が押し寄せてくるんです。 ――「カルト宗教」「エホバの証人」といえば、一般的にはおどろおどろしいイメージを持たれます。しかし、本書に描かれているエホバの証人の内幕は、ある意味「健康的」という印象です。 佐藤 なるべく細かく人物を描写するように気をつけました。カルトの信者だからといって特別に違う人ではありません。うちの両親なんかは典型的で、街で会えば普通にいい人。もちろん、周囲の信者も同じです。ただ、宗教の話になると異常性を帯びてくる。  村上春樹は『1Q84』(新潮社)でエホバの証人を題材にしていますが、なぜ信者がそれにハマってしまったかという心境までは書いていません。彼らは「ひたすら強く信じていた」と書きますが、「なぜ信じていたか」は当事者でないとわからない部分なのでしょう。この部分をあぶり出したかったので、我が家を例に、どうやってカルトにのめり込んでいくかを詳細に描いています。 ――本書は佐藤家にエホバの証人の勧誘がやってくるところから始まり、そのまま一家全員がエホバの洗礼を受ける過程を詳細に追いかけます。 佐藤 僕が書きたかったのは、信者の意識の変化です。読んでいる中で、読者もある意味エホバの証人に“洗脳”されます。そして、脱会する場面の描写で、バーンとその洗脳を解き放つんです。 ――読書によって、洗脳のプロセスを体験できる。佐藤さん自身は、今振り返って、信者だったことで得たメリットは何かありますか? 佐藤 エホバは信者間のコミュニティがとても強く、家族のようなものです。父親の仕事の都合で、日本とアメリカを転々としていたのですが、どこに引っ越しても心配はありませんでした。コミュニティが強いので、現在問題となっているような、孤独死や孤立といった問題も起こりようがないんです。 ■社会に蔓延する、排他的な意識と“洗脳” ――では、エホバの異常性はどこにあるのでしょうか? 佐藤 「教団以外のすべての人が、サタンに支配されている」と洗脳されていることですね。信者ではない人と一緒に飲みに行くのも反対されますし、信者ではない友達や彼女も作れない。 ――「サタンに支配されている人」との付き合いを持てない。まっとうに社会生活を送ることは難しいですね……。 佐藤 しかし、そのような概念はキリスト教全般に見られます。キリスト教には「キリスト教ではないから悪」という考え方が根付いています。  例えば、アメリカと中東の戦争がそう。「キリスト教ではない」から、イラクのようなイスラム国に対して爆弾を落とすことに、アメリカはあまり良心を痛めません。インディアンを迫害した時代から、そのような考え方が脈々と続いているんです。中東の問題は、石油が原因だといわれますが、あくまでも引き金でしかありません。そこには根深い宗教問題が横たわっているんです。 ――しかし、一般のキリスト教は、エホバの証人ほど過激ではありません。 佐藤 カトリックは、いわば大企業病のようなもの。競争の必要もないし、結束力も求められない。「なんとなくやっていればいい」ので、平和に見えるんです。しかし、その本質にはサタンへの恐怖があります。 ――キリスト教はそもそも抑圧的で排他的な宗教である、ということ? 佐藤 キリスト教というよりも、一神教といったほうがいいでしょう。イスラム、ユダヤ、キリスト、すべて神は一人です。自分たちの神が一人である以上、他の神が神であるわけがない。一神教には、他のものを排除する性質が秘められているんです。 ――戦争のような政治的な問題のほかに、佐藤さんが活躍しているビジネスの世界ではどうでしょうか? エホバでのスピーチは、ビジネスの現場でのプレゼンテーションの練習に役立ったと書かれていますね。 佐藤 そのような、ビジネスの現場で役に立つスキルを得られたことも確かです。また、構造として、ブランディングやマーケティングというのは、少なからず宗教のような「洗脳」という要素がありますから、その方面を理解する上でも信者だった経験が役に立っています。 ――ブランディングが洗脳? 佐藤 自らの思想や価値観、哲学を付加価値として売るというロジックですから、軽い洗脳ですよね。 ――確かに“アップル信者”なんていう言葉もあります。 佐藤 ベンチャー企業は、その典型例でしょう。例えば、かつてのライブドアはYahoo!に勝つために、「ライブドア以外は敵」として社員の結束力を高めました。その結束力によってハイになり、突き進む。そういう意味では「信者以外は、すべてサタンに支配されている」というエホバと変わらないんです。その結束力の中心になるために、ベンチャーにはホリエモンやスティーブ・ジョブズといったカリスマ経営者が求められるんです。 ――エホバの信者であったことを、後悔している部分はありますか? 佐藤 後悔していた時期もありますが、トータルで考えて、自分なりに意味があったんだろうと考えるようにしています。過去を悔いるよりも、この経験からどういうことを教訓として学べるかが大切だと思いますね。 ――ただ、それにしては25年間という年月は長すぎます。また、佐藤さん自身、「高等教育を受けることを推奨しない」という当時のエホバの方針から、大学進学もあきらめましたよね? 佐藤 子どもの頃からエホバが当たり前だったので、25年間が長いかどうかもわかりません。それに、人生、手持ちのカードに文句を言っても始まらないでしょう。宗教の時代に得た物事の考え方や人の意識の捉え方は、Yahoo!で働いていた時代や、東京ガールズコレクションを立ち上げる際などのビジネスに応用できています。大切なのは、後悔しながら過去に生きることではなく、自分が今持っているカードをどのように未来に生かすかだと思います。 (取材・文=萩原雄太[かもめマシーン]) ●さとう・のりまさ 1971年広島県生まれ。少年期の大半をアメリカで過ごす。Yahoo!を経て、ブランディング社で東京ガールズコレクション等のプロデュースを行う。2010年に事業戦略のコンサルとして独立。現在はロス在住。著者に『給料で会社を選ぶな!』(中経出版)がある。

世間と身内に隠され続けた女性と子ども――「栃木実父殺し」から現在へ

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Photo By We Make Noise! from
Flickr

(前編はこちら)

 14歳の子どもが実の父親に無理やりレイプされた。そのことを母親は知っていた。それを阻止しようとするが、自身が暴力を振るわれ、子どもを人身御供のようにおいて家を出た。母親の親族も父娘の近親姦を知っていた。だが、政吉の剣幕の前に手をこまねくばかりだった。また政吉の親族も然りである。事件後の政吉の弟の供述調書には以下のような下りがある。

「実の父と実の娘が夫婦然として生活しており、世間に対していろいろ恥ずかしい行為をしていた。他兄弟や親戚の者も軽蔑して寄り付かなかった」

人気ミステリーロマン作のエピソード・ゼロ、『堕天使の恋』を読む

 スマホやタブレット端末の普及によって、すっかり生活になじんだ電子コミック。ここから数々の話題作が誕生していますが、配信開始から累計300万ダウンロードを突破した話題の少女マンガ『薔薇の聖痕』は知っていますか? 2007年に配信を開始してから現在も連載中の長寿作で、さらには単行本コミックも5巻が刊行されている、近年では大成功を収めた電子コミック作品です。

 『薔薇の聖痕』は、平凡に生活していた高校生の緋彩が、高校の理事であるラウロ(・チェレスティー)と出会ったことで人生をゆるがす出来事に遭遇するというストーリー。ラウロに救われたことで緋彩の胸に現れた、「薔薇の聖痕」が物語の大きな鍵となっています。そして今回紹介する作品は、この『薔薇の聖痕』のエピソード・ゼロともいえる、緋彩&ラウロ以前のストーリーが描かれた『堕天使の恋』。