ノスタルジーな酒場風景に酔う『コの字酒場はワンダーランド』

『コの字酒場はワンダーランド』
六耀社
 いまだかつてここまでマニアックな酒場エッセーがあっただろうか?  女神、家族、ライブ、旅、船、酒、モツ……そしてコの字型カウンター? コの字酒場探検家を名乗るライター・加藤ジャンプが記した『コの字酒場はワンダーランド』(六耀社)は奇妙で酔えて泣ける酒場写真エッセー集だ。  著者が「コの字酒場」と呼んでいるのは、店の中にコの字型のカウンターがある店のこと(著者によるとL字型カウンターは永遠のライバルだそうだ)。そんな形をしたカウンターなら吉◯家にだってあるよ、と思う人も多いだろう。だが著者によると、「コの字酒場の妙は人のふれあいにある」のだそうだ。それもコの字型という独特の形ゆえに生じるものだという……ホントかよ、という気もするが読み進めると不思議に納得してしまうのだ。  本書は、そんなふれあいに満ちたコの字酒場12軒それぞれにまつわる笑えて泣ける話(著者の個人的体験が酒好きなら「ある、ある」と頷ける話ばかりでまた笑える)と、これが現代の光景なのか、と疑いたくなるノスタルジックな写真(写真家・有高唯之の生っぽい写真が熱い)で構成されている。それにしても、その偏愛ぶりが凄い。  著者のコの字酒場を論じる切り口は、女神、家族、ライブと縦横無尽にわたり、エッセーであると同時に酒場論としても読ませる。檜のコの字カウンターに似合うのは淡島千景、集成材は京塚昌子とコの字カウンターと女優の組み合わせでカウンターの素材を論じたかと思えば、ニール・ヤングやソウル・フラワー・ユニオンまで引き合いにだしてコの字酒場のBGMを考察する。  ついには、コの字カウンター好きが高じて、コの字カンターの内側に入り込むは、カウンター磨きを定休日に見にいくわ、と最早誰にも止められない状態。著者は41歳だそうだが、すでにコの字酒場探検歴は「四半世紀近く」というから、中学生くらいからコの字酒場に入り浸りということになる……いいのか? と疑問も浮かぶが、そういう野暮なことを聞かない、それでいて深くしみるコミュニケーションこそ、コの字酒場に似合うことは、本書を読めば納得だ。  実際、この本に出てくるようなディープな雰囲気の店は苦手な人もいるだろう。だが、そういう人ほど、この本で紹介されている世界に、一度足を踏み入れたらどっぷりはまりそうな気がする。コミュニケーション不全の現代だからこそ、思い切って縄のれんをくぐってコの字酒場で酔ってみたくなる不思議な一冊だ。

この10年で急成長、韓国・産後ケア施設の利用率は出産女性の35%

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こと育児になると、飛んで火に入り
たがるお方

 小雪が第2子となる長女を韓国で出産した。韓国の産後ケア施設にかねてより関心を持っていた小雪が、実際に自身の出産で体験したそうだが、出産後に、施設への治療費未払いなどで告訴トラブルとなったことが報じられた。

 産後ケア施設が韓国にビジネスとして誕生したのは、ここ10年ほどのこと。産後ケア施設とは、出産後の母親と新生児の療養を専門とした施設であるが、そのサービス内容は年々向上している。高級な施設になると、利用者は高級ホテル並みの豪華な部屋で入院生活を送る。産後のたるんだボディラインを美しく、かつ健康的に戻せるようにと、食事は専門の調理師が徹底管理し、新生児に関しても、小児科専門医が健康管理から基本的な予防接種まで行う。おおよその入院期間は約2週間で、通常の産後ケア施設で250~300万ウォン(およそ21~26万円)、高級施設だと1,200~3,000万ウォン(およそ100~260万円)の費用がかかり、決してお手頃価格ではないが、韓国内でも徐々に利用率が増加しているようで、2010年に出産をした女性のうち35%が利用しているという。

板東英二脱税騒動、テレビ局編成から「ワイドショーで触れるな」のお達し

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『るるぶ そこ知り 特捜!板東リサ
ーチ』/JTBパブリッシング

 元プロ野球選手でタレントの板東英二(72)の個人事務所が、名古屋国税局に修正申告を求められていたことが発覚した。それ以来、公の場に一切姿を見せていない板東は、「一体何を考えているのだろうか?」と関係者の間で物議を醸している。

 指摘されたのは、2011年8月期までの7年間に、テレビ制作・企画会社に架空の外注をしたように装い、約7,500万円の所得隠しをしていたことだ。重加算税を含めて、すでに約2,800万円の追徴金を支払っているが、ほかにも「倒産した自動車販売会社に貸し付けた金額が回収できなかった」と見せかけるなど、かなり悪質な手口だ。税金は7年前までしか遡れないが、その前から始まっていたとしたら、脱税の根は深い。さらに板東といえば、芸能界一の財テクを自他共に認めていた時代もあったが、バブル崩壊後は、偽装牛肉事件の当事者らとの癒着問題や、法の華・福永法源受刑者との関係で名前が出たこともあり、疑惑はいっそう深まるばかりだ。

「おしっこ高価買い取り中」のチラシを配って逮捕!?『可笑しなヘンタイ図鑑』

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『可笑しなヘンタイ図鑑』(宝島社)
 先日、友人宅に侵入した下着ドロボーが逮捕された。犯人宅からは、彼女のものを含め、合計500枚の下着が発見。警察から「下着、お返ししますか?」と尋ねられたものの、「気持ち悪いからいらない!」と即拒否したという。それを聞いて、500枚という途方もない数と、盗まれた下着が戻ってくるという事実に思わず笑ってしまった。  だが、今回紹介する『可笑しなヘンタイ図鑑』(宝島社)に登場するのは、この下着ドロボーのような、いわゆる“正統派”のヘンタイではない。「えっ、なんでこんなものを盗んだの?」「んんっ、どうしてこんな行動を?」と、大量のハテナが頭に浮かばざるを得ない、究極のヘンタイさんばかり80人が大集合。  例えば、自作チラシを配り卑猥な勧誘を行う「放尿キャッチ」、女子生徒の水着を着用して脱糞した男「ダップンダー」、電車内に幼虫200匹をばらまいた「ミールワームの使い手」など、ありとあらゆるいろ~んな変わり者たちが登場する。人の性的嗜好はそれぞれではあるが、これほど果てしなく深く、ピンポイントにマニアックな嗜好には衝撃を受ける。  そして、この本はただヘンタイを紹介しているだけでなく、ちょっと変わった趣味趣向を持つ男性と日常的に接してきた元SM女王ライター・マイ女王様が登場。彼らの滑稽にすら思える可笑しな行動に、斬るところはバッサリ斬り、ところどころ同情しそうになりながら、実に的確なコメントをしている。  また彼女に加え、現役の女王様が集まり、彼女たちだけが語ることのできる“ヘンタイ談義”も行われ、人々のとどまることのないフェチぶりについても議論が交わされている。本書に登場するヘンタイさんについても「うち(SMクラブ)に来れば、なんとかなったのに~」と、犯罪に走ってしまったことを残念がったりしている。   読み物としても十分すぎるほど面白いが、この本の良さは、なんといってもイラスト。『バカドリル』(扶桑社)でおなじみの漫画家のタナカカツキ氏が、登場するヘンタイさんたちの特徴を絶妙にとらえ、行き過ぎた行動の滑稽ぶりを見事なまでに表現している。   日常生活にマンネリ化を覚えるアナタ。これを読めば、一瞬にして、今まで知らなかった世界に一気にワープできるはず。ヘンタイの奥深さを知る世界へようこそ。 (文=上浦未来)    ●たなか・かつき マンガ家。1966年大阪生まれ。1985年マンガ家デビュー。著書には『オッス! トン子ちゃん』『サ道』天久聖一との共著『バカドリル』などがある。 ●はやかわ・まい 元女王様ライター。得意分野はSM、フェティッシュ、サブカル界隈。北尾トロ編集『季刊レポ』にルポタージュ「そのとき歴史が鞭打たれた」を連載(完結)。電子書籍『女王様はオタクだった 腐った遺伝子』が、honto等のネットストアにて発売中。

『ロンハー』『アメトーーク!』の仕掛け人・加地倫三が明かす、“たくらみ”と“アクシデント”の両輪

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好調・テレ朝を支える頭脳・加地倫三氏。
 昨年、1959年の開局以降初めての「年間プライム視聴率1位」を達成したテレビ朝日。フジテレビ、日本テレビなどかつての王者たちが苦戦する中、好調テレ朝を支えるのは、もはやこの局の代名詞となりつつあるバラエティ枠である。今回、『たくらむ技術』(新潮新書)を上梓した同局プロデューサー加地倫三氏は『ロンドンハーツ』『アメトーーク!』などのヒット番組で同局プライムトップに貢献するとともに、現代のテレビバラエティの潮流を生み出すキーパーソンの一人。多くの芸人からラブコールを受ける加地氏は、どんな「たくらみ」を持ってテレビ制作に臨むのか。そこには万年“二番手”だからこそ成し得た、逆転の発想があった。 ――『たくらむ技術』の中で、「『ロンドンハーツ』や『アメトーーク!』が芸人さんをブレイクさせたのではなく、もともとその人に才能があったからだ」と書かれていましたが、ではなぜ、芸人さんはほかの番組では見せない顔を、この2つの番組で見せるのか。その理由に、今回の「たくらむ」という意味の本質があるように思います。 加地 『アメトーーク!』は、「この番組に出るときの芸人さんが一番面白い」と言われることを目標にしています。その人の面白いところを最大限に出す番組にしたいと。『ロンドンハーツ』ももちろんそうですが、あの番組はまた違うイジリ方をするので……ドッキリや暴露などでハメたりしながら面白いという形に。 ――『アメトーーク!』はトーク、『ロンドンハーツ』はドキュメンタリーという具合に、それぞれ「たくらみ方」が違うと。 加地 以前親しい人に『ロンドンハーツ』をやっている時の僕と、『アメトーーク!』をやっている時の僕とでは、顔が違うと言われたことがありまして(笑)。『アメトーーク!』の時は柔らかい表情なのに、『ロンドンハーツ』では急に鋭くなると。確かに『ロンドンハーツ』の時は何かイジってやろうとか、痛いトコ突いてやろうみたいな、それこそ常に企んでいますね。『アメトーーク!』の場合は、まず個人戦でトークを完結させる。それをみんなで一緒に盛り上げる。個人戦を積み重ねての団体芸。一方『ロンドンハーツ』は誰かをイジって拾って……という笑いが多いので、MCを含めて最初から団体芸になるんです。そういう意味で、各番組のタイプによって合う合わないが、芸人さんにもあるかもしれません。 ――芸人さんひとりひとりを、よく観察すると。 加地 すべての企画に、シミュレーションは欠かせません。この人だったらこうなるだろうな、こういう展開になるだろうな、と。シミュレーションの段階で見えないものは、基本的に排除しています。もちろん思い通りにならないことも多いですけど、それなりに大枠として流れを持っている。自分なりの勝算があって、初めて現場に行きます。 ――その上でのアクシデントなんですね。 加地 若い頃は、思った通りに進まないと、焦ったりイライラしたり。うまくいかないことも逆に見せたほうが面白いと考えられるようになってから、楽になりました。『アメトーーク』で誰かが思いっきりスベった時や『ロンドンハーツ』のドッキリでのハプニングなど。以前、パンブーの黒瀬に恋愛ドッキリ仕掛けたんですが、答えがなかなか出なくて、白でも黒でもないところをグルグルしている。で、最終的に「グレー」ということに。これがリアル! って(笑)。落ちないものは落ちないし、かといって真っ白でもないし。グレーという答えが出せるようになってから、より強くなった気がします。
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――視聴者的にも、新たな選択肢が与えられた瞬間でした。 加地 あのグレーが、また次のドッキリの伏線になるんです。「白、黒……グレーもあるかも」と。前回のグレーがあるから、「黒」と「白」が生きてくる。全部一回キリではなく、次に続いていくものです。 ――それは、本書にも出てきた『アメトーーク!』の“捨て回”にもつながりますね。ヒット企画の合間に「え? これは何?」という回をあえて挟む。“食シリーズ”や、女性観客がポカンとする“男塾”や“ビーバップ”などなど。マニアックな回を作る上で、気を付けていることはなんですか? 加地 大きく2つあって、まず知らない人が面白いと思えるか。もう一つは、それをすごく好きな人が見ても満足できるか。そのジャンルの素人さんへの理解と、「置いてけ」の笑いのバランスですね。漫画でいえば、雨上がりの蛍原さんは漫画をまったく知らないので、蛍原さんに説明するという初期設定を設けます。だけど、そこにはその漫画への愛にあふれた芸人さんばかりがいるので、マニアックなワードがどうしても出てくる。蛍原さんの「そんなん分からんわ!」って言うところを、それが好きな視聴者には「こんなことテレビで言っちゃって……オレは分かるけど」って、“オレだけ感”を堪能してもらえるんです。 ――“食シリーズ”のスーパースローとか、“超くだらない!”と思いつつグッとくるんですよ(笑)。 加地 これは僕の持論なんですけど、テレビを見る時はなんらかの設定というか、ラインを引きませんか? 「こうなるだろうな」と予測する見方もあるだろうし、「つまんなそうだな」「面白そうだな」もひとつのラインですよね。自分の設定から振り幅としてどっちに振れるかを、面白さの基準にしていると思うんです。“油揚げ”は、その設定がものすごく低い(笑)。それをちょっと超えれば「意外と面白かった!」って思ってもらえる。逆に期待値がものすごく高かったら、80点でも満足してもらえないし。そもそも「油揚げ芸人」というタイトルでも見てくれるということは、もう優しい気持ち以外の何物でもない(笑)。 ――大仰なタイトルやCM明けの煽りは、その正反対に作用しますね。 加地 期待値を超えるものを時々でも出していれば、煽ってもいいとは思います。だけど今のテレビは、煽ってるのに超えないものがほとんどなんです。だから視聴者も「引っかかんねえぞ」って見なかったり、見たとしても「やっぱり大したことないじゃん」と、その番組に対して悪意さえ持ってしまう。サイゾーさんの場合の煽りはね、それとはまったく別次元だと思いますが(笑)。 ――サイゾーという媒体の特性でしょうか。煽ってナンボの。 加地 それこそ歴史だと思います。ずっとそのスタンスを貫いてきた、というブランドですよ。僕は「ブレない」ことをずっと目指していて、それはさまぁ~ずから学んだんですけどね、ブレないカッコよさというものを。ブレないとブランドになるんですよ。 ――『アメトーーク!』や『ロンドンハーツ』は、もう立派なブランドだと思うのですが。 kaji04.jpg 加地 いいえ、常にあるのは恐怖心だけ。『アメトーーク!』でいえば、「○○芸人」のアイデアがなくなったらどうしよう、『ロンドンハーツ』でいえば定期的にやっているヒット企画が飽きられたらどうしよう、今まで出てくれていた芸人さんたちにそっぽ向かれたらどうしようという怖さもあります。だから、次を生産しないと不安で不安でたまらない。そういう意味で、『アメトーーク!』も『ロンドンハーツ』も常に右肩下がりなんです。怖いんですよ。今年の年末の特番でやる企画も、今の段階で一つは埋めないと怖い。春にも秋にもスペシャルがあるのに、先に年末のことを考えてしまうんです。遠くがある程度決まっていると、安心してそこに進んでいけるでしょう。本当は来週、再来週の企画を会議で詰めなきゃいけないのに、「2年後のために、これをやっとかなきゃいけないよな」という話で時間の大半を使っちゃう(笑)。で、相棒であるチーフDの朝倉に「加地さん、再来週のアレを決めないと」と諭される。 ――ドッキリで言えば、最終目的地の「落とし穴」が決まっていれば、どんな展開でもOKになると。 加地 そうですよ。ただね、落とし穴の場合は「落とせない」っていう場合もある。でも、家まで建てたのに落とし穴に落ちなかったら、それはそれでめちゃめちゃ面白いじゃないですか? もしかしたら、落とし穴に落ちるより面白い。いや、「それが面白い」って言ってしまえばいい。たとえば、落とすはずだったノブコブ吉村に途中でネタばらしをせざるを得なくなったら、「吉村、ちょっと来い」ってロケバスに乗せて家まで連れて行って「この家、オマエを落とすために建てたのに、どうしてくれるんだ!」って追い込むでしょ。「今から落とすから、ちゃんとリアクション取れ」って無茶振りして、案の定全然リアクション取れなくて……とか。 ――目に浮かびます(笑)。 加地 ドッキリの現場って、超面白いんですよ。ライブ感がすごい。その面白さを知ってしまっているから、決めるのがつまらないんです。さっきの話と矛盾しているかもしれないけど、決めれば安心できても、その通りになっては面白くないというか。だって、しょせん僕たちスタッフが頭の中で考えたことですよ。僕らが会議で思いつくことなんて、視聴者は予想済みです。やっぱり、人の頭の中は超えていかないと。『アメトーーク!』も『ロンドンハーツ』も踏み外したら踏み外してもらっていいし、違うほうに流れたら「いけー!」って思います。 ――だから、演者さんが生き生きとしているんですね。 加地 「やりやすい」とは言ってもらえてますね。「任せてくれてる感じがする」と。ただ誤解されたくないのは、すべてを演者さん任せにしているわけじゃないんです。それがなかなか言葉にしづらいところではあるのですが。 ――それこそ、「たくらむ」部分じゃないでしょうか。ひな壇の座る場所ひとつ取っても、意味があると。たとえば(カンニング)竹山さんをザキヤマさんと有吉さんで挟んだところとか。 kaji02.jpg 加地 山崎と竹山くんの絡みは、実は『アメトーーク!』の「立ちトーーク」という企画から始まったんです。あの2人が同時期に『虎の門』(※かつてテレ朝で放送していた、伝説の深夜バラエティ)に出ていたから、隣にしたら何かしら面白い流れになるんじゃないかって。そうしたらまぁ、山崎が竹山くんのトークをことごとく邪魔する(笑)。で、竹山くんを『ロンドンハーツ』に引っ張ってきたら、さらに有吉も乗っかってきたと。逆にまったく馴染みのない人同士を隣にして、新たな化学反応を期待する場合もあります。 ――最近「このたくらみはハマったな」と感じた組み合わせは? 加地 そうですね……たとえば、似てる似てると言われる狩野と出川さんは、あえて隣には置きません。ちょっと離す。隣だとけん制し合っちゃうんですけど、ちょっと遠くにすると爆発する。出川さんが失敗した時に、狩野がクスクス笑ってましてね。ロンブーの淳が「狩野、超笑ってんじゃん!」ってツッコんだら、一段目に座っていた出川さんが三段目の狩野に向かって「オマエ……!」って飛びかかっていったんですよ。 ――見ました。しかも、パンチが届かなかった! 加地 はい(笑)。 ――加地さんの「たくらみ」とは、芸人さんやタレントさんへの深い思いと表裏一体の関係なのですね。 加地 カッコイイこと言えば、一緒に作っていく“仲間”ですからね。仲間は守りたいです。番組に来てくれるということは、僕らのことを必要としてくれているということだから、それには全力で応えたい。だからそうじゃない人には、そんなに優しくしないですよ(笑)。 ――今、加地さんと同じように芸人さんから高い支持を受けているテレビマンとして、テレ東の佐久間宣行さん(『ウレロ』『ゴッドタン』)や伊藤隆行さん(『もやもやさまぁ~ず』)の名前が挙げられると思いますが、お2人の存在を加地さんはどのように感じていますか? 加地 やっぱり気になりますよ。2人とも面識はありますし、ご飯食べたりもします。佐久間くんに関しては「あぁ、いいやつが出てきた!」という感じ。次世代のテレビは、こういう人が担っていくのでしょう。うちの若い子たちに、本当はいろいろな話をしてほしい。伊藤さんには絶対にテレ東の社長になっていただきたい。僕は職人タイプのテレビ制作者ですけど、伊藤さんはプロデューサー気質、経営者気質なんですよ。戦略家なんですね。伊藤さんが社長になったら、テレ東はすごいことになると思います。 ――最後にお伺いしたいのですが、ご自身がバラエティの新しい流れを担っている、という自負はありますか? 加地 年齢的にも、僕らが引っ張っていかなきゃいけないとは思っています。この本を出したのも、少しずつでも後ろの世代に何かを残さなきゃという気持ちです。本当はフジテレビに入りたくて、でも入れなくて、だから僕は二番手だという気持ちはずっとありました。フジテレビはバラエティ界の巨人軍。ただ、巨人が突っ走り過ぎてもペナントレースは盛り上がらない。ライバルの阪神が競らないとね。だから僕は、テレ朝は阪神になるべきだと。強い阪神になってフジテレビを脅かす存在になればいいと思って、ずっとやってきたんです。ありがたいことに、今テレ朝は好調な成績を上げさせてもらっていますが、やっぱり王者であるフジテレビが強くなければ、テレビ業界全体は活性化されません。もしこれからテレ朝が業界をけん引する立場になるとするなら、もちろん今までと同じ戦い方ではダメ。この形で1位を取っても、業界の発展にはつながらない。トップを走るなら、もっと別のアプローチを考えないといけないですね。 (取材・文=西澤千央/撮影=岡崎隆生)

算数が苦手な子を救済する魔法!? 「プレジデントFamily」が公文式を大絶賛

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「プレジデントFamily」2013年3月号
(プレジデント社)

 「プレジデントFamily」(プレジデント社)の今月号の特集は「算数がグンと伸びる!」、全編が算数克服と称した“公文アゲ”です。公文式創始者・公文公氏と息子・毅氏との物語「ある父親が与えた奇跡の教材」、小学生がつまずきやすい問題に公文式が答える「小学生の『3つの壁』徹底攻略」、さらに公文式教室に通う(通っていた)デキるお子さんたちの成長ヒストリー「算数でつまずいたら、どうしたらいい?」など、特集の大半が公文式の解説に費やされています。算数で悩んでいる親子に「逆に何でやらないわけ!?」という強制力まで感じてしまう内容です。

 「基本的な問題を繰り返す」「その子の理解度に合わせる」など、公文式の理念はとても素晴らしいものですが、「算数」という主要教科に対して、一教育企業のやり方を「ファイナルアンサー」として提示することへの違和感は否めません。今、なぜ公文なのか……早速中身を見て参りましょう。

学校教師のトンデモ実態&発言!塾任せ、使い込み、授業放棄、生徒数水増し…

 サイゾーのニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) キャラ設定はない?ボカロPが語る「初音ミクの作り方」〜AKBファンと同じ? ボーイング787トラブル 原因は“ボーイング社による”ヒューマンエラー!? マクドナルド、既存店売上高減で、“無料”を積極活用し戦略転換を模索 ■特にオススメ記事はこちら! 学校教師のトンデモ実態&発言!塾任せ、使い込み、授業放棄、生徒数水増し… - Business Journal(1月23日)
文部科学省は、全都道府県に対し
学校現場での体罰の実態調査を求める。
(1月11日付朝日新聞より)
 教員の不祥事として、スポーツ名門校として知られる大阪市立桜宮高校(都島区)で、バスケットボール部主将だった男子生徒(17)が、顧問教諭からの体罰を原因として自殺したと見られる問題が波紋を呼んでいる。  このほかにも、学校教諭が教育現場で事件を起こすケースは多い。文部科学省の調べによると、平成22年度に事件の「当事者責任あり」として懲戒処分を受けた学校教諭の数は905人。訓告等及び諭旨免職まで含め、懲戒処分等を受けた数は4,304人に上る。  加えて、今回の桜宮高校の事件により、文科省が把握している以外にも、処分対象になっていないが、問題行為を起こしている高校教諭らが多数に上ることが発覚している。 ●「塾に行かせないから悪いんです」(学校教諭)  また、生徒やその保護者たちによれば、義務教育過程である小学校や中学校においても、不祥事とまではいかないが、学校教諭の問題発言、問題行為は多いという。表沙汰にならないのは、義務教育期間中は進学時に評価の対象となる内申書をつくるのが担任教諭だからである。そのため、受験、進学のために、生徒も保護者も、教員や学校の言いなり、さらにはごますり合戦となり、本来は相談すべきである教育委員会、警察、児童相談所の窓口を訪れることもない。問題は深刻化する一方である。  一例ではあるが、息子が通っていた西ヶ原駅に近い北区(東京都)の公立中学校で、実際に私が教員の口から聞いた発言には、次のようなものがある。 「いや、うちの中学では“死ね”は学校内の挨拶ですからね」 「家の前に置いている自転車の空気を、同級生が抜いているのは知っていました。でも、その程度のことでしょう。だったら、自転車の空気を初めから抜いておいて、出かける前に自転車に空気を入れるように、お子さんを指導したらいかがですか?」 「無断欠席が1週間以上続いていますよ。お知らせしなかったのは、知っていたと思っていたからですよ。学校には、無断欠席を知らせる義務はありませんよ」 「授業がわからない、成績が上がらないのは学校のせいではないですよ。塾に行かせないからです」 「生徒の落とし物を拾いました。だから取りに来るようにハッキリ言いました。でも、僕の保管が悪くてなくなってしまった。そのあと取りに来られても、僕の責任じゃないでしょう」 「英語の代理の先生ねぇ~。たしかに教え方はヘタですよ。でも、そういう人間もいますから、我慢してください。わからないとこは塾にでも行ってください」 「補習? ほかの生徒との差別化はできないですから、塾に行かせてください」 「金管部に入部しないのが悪いのよ。私が顧問をやっているのに。入部したら、内申書はよくするに決まっているじゃないですか」  さらに、実際に私が理科支援員として都内の小学校で仕事をしていた時にも、現場の学校教諭から驚くべき言葉を多く聞いた。 「授業態度はどうあれ、テストの点数がよいなら悪い点(内申)はつけられないから」 「少しぐらい寝たり、騒いだりしても、みんな塾で疲れているから、学校ではゆっくりさせてやりたいの」 「塾で勉強しているから、授業は聞かない。だからプリントを配っておけばいいのよ」  公立の小学校では、子どもは塾に行くのが当たり前という学校教諭たちの発言だ。 ●高校では使い込みに生徒数水増しまで…  また、学校教諭による問題行為は、高校でも多く見られるようだ。  一部のマスコミ報道でも話題になった、千葉県の私立高校の話を例に出そう。名門進学校として名が知れているこの学校では、PTAからの指摘により、学校関係者らの修学旅行積立費の使い込みが発覚。さらに、平成22年度から施行された高校の授業料無償制をいいことに、生徒の人数の割り増しまで行われていたという噂まで広がった。  文部科学省のHPによれば、授業料無償制では「公立の場合は授業料を原則不徴収としており、これまでの授業料に相当する経費を地方公共団体に対して、国費により負担しています」となっている。一方、私立高等学校等の生徒についても、高等学校等就学支援金として、授業料について一定額(年額11万8,800円)が支給されているのだが、個々の生徒の家庭状況は考慮されず、生徒数に応じて学校に支給されることになっている。そのため、生徒数を水増しすれば、国からの支給額が必然的に増えるのである。  不祥事を受け、この私立高校は今や崩壊の危機。しかし、生徒が他の私立高校へ編入する場合には、入学時に約70万円(授業料、入学金、諸経費)が必要となってくる。ある生徒の保護者は、「娘は今3年生だけど他の私立に編入すると金がかかるし……」と頭を抱える。 ●高待遇でクビにもならない  こうした学校教諭たちの年収を、公立校を参考として見てみよう。総務省「平成19年地方公務員給与実態調査結果の概要」「平成19年6月・12月期末・勤勉手当を支給」によると、平均年齢44才の男性教諭の場合、平均年収:776.9万円(平均給与月額:47.1万円、ボーナス:211.9万円)となっている。  恵まれた待遇に加え、現状の法律では、まったくやる気がない教員、生徒の成績を上げることができない教員たちも、自分から辞表でも出さない限りクビにはならない。ちなみに、大阪府が、PTAや生徒が教員を評価する制度を導入することを特集した『NHK クローズアップ現代 生徒がつける“先生の通信簿”』(1月15日)が話題になっているが、こうした取り組みが広がることに期待したい。 (文=ふじえりこ/『シングルマザーを生き抜く15のノウハウ』<合同出版>著者) ■おすすめ記事 キャラ設定はない?ボカロPが語る「初音ミクの作り方」〜AKBファンと同じ? ボーイング787トラブル 原因は“ボーイング社による”ヒューマンエラー!? マクドナルド、既存店売上高減で、“無料”を積極活用し戦略転換を模索 就活生が知るべき“採用情報”のブラックな内実 夜に書くラブレター、恥ずかしくなるのはなぜ?

「はらちゃんに3000点」! 中毒者も出現した長瀬智也主演『泣くな、はらちゃん』

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【ジャニーズ研究会より】

<ジャニタレドラマ・ネットの声>

『泣くな、はらちゃん』(日本テレビ系、毎週土曜午後9時~)初回視聴率12.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)

 TOKIOの長瀬智也が約2年振りに主演を務めるドラマ『泣くな、はらちゃん』が1月19日にスタートしました。長瀬が演じるのは、かまぼこ工場で働く越前さん(麻生久美子)が描く漫画の主人公・はらちゃん。自分に自信のない越前さんは日々のうっぷんを漫画にぶつけますが、愚痴を代弁させられている漫画の中の登場人物たちは、神様(=作者)の機嫌が良くなれば自分たちの世界はもっと明るくなるはずと考え出します。そんな時、奇跡が起こり、はらちゃんはノートの中から外の世界に飛び出しました。

 そこで出会ったのが越前さんの同僚・田中くん(関ジャニ∞・丸山隆平)。田中くんははらちゃんに、片想いの相手である越前さんを神様だと紹介します。ついに神様に出会ったはらちゃんは、決して幸せそうには見えない越前さんを笑顔にするため大奮闘。はらちゃんは、初めて見る世界でギターには弦が6本あることや音楽にはメロディーがあることを知り、越前さんに、あなたは特別な存在だと訴えかけます。第1話は、越前さんがはらちゃんの言葉を思い出して漫画に弦と音符を書き足し、はらちゃんが音の鳴るギターとメロディーを得たところで終わります。

探偵博物館

先日、電器屋に行って見つけた。

テレビの探偵モノか。伊崎右典と秋山莉奈が主演の…ん?

これ、15年前に私と山本君が必死で考えて作った…