
『ほっしゃん。のほっ 』(幻冬舎)
お笑い芸人・ほっしゃん。が離婚していたことが分かり、その報道をめぐって、ほっしゃん。が自身のTwitterでマスコミを批判する騒動が起こっている。
ほっしゃん。は2007年に一般の女性と結婚、09年には長男も誕生していたが、NHKドラマ『カーネーション』で共演した女優・尾野真千子との逢瀬を今年6月と9月に写真誌で報じられ、同9月に離婚に至っていたという。
この離婚について一部スポーツ紙などが、「2年以上前から代理人を立てて離婚調停を進めていた」「長男の親権などをめぐり、長期化していた」などと報じたことに対し、ほっしゃん。は12月1日にTwitterで以下のように発信している。
<「二年前から別居、協議」「代理人を立てて」「離婚調停」「親権をめぐり長期化」…ぜんぶ真っ赤な嘘です。俺の勝手なワガママに何の文句も言わんと従ってくれた元妻が可哀想です。これが事実として“新聞”に載ってるんやで。怖いね、この世の中は。ちびっしゃん。が聞いたらと思たら泣けてくる。>
これを受けてマスコミ各社は一気にトーンダウン。ほっしゃん。の“反撃”は一応の効果を見せたようだ。
「一般に、芸能人の離婚報道はネガティブな印象しかありませんが、今回のほっしゃん。のTwitterでの発言は非常に有効でしたね。報道の内容を断片的にピックアップして個別に否定しているだけですが、あたかもマスコミの離婚報道“ぜんぶ”が不誠実であったようなイメージを与え、なおかつ元妻と息子を心配する“良きパパ”という印象付けまで成功している。尾野さんとの不倫デート疑惑は一切晴れていないにもかかわらず、です。自分の都合の悪い部分は完全スルーですからね。見事というしかないですよ」(スポーツ紙記者)
しばしば“炎上”騒ぎが発生するTwitterでは、アカウントを削除する芸能人も増えているが、スキャンダル報道への対抗手段としてはかなり有効な方法なのかも!?
年別アーカイブ: 2012年
ソフトバンクの大型買収をめぐり囁かれるインサイダー疑惑
ソフトバンク株に投資家の注目が集まっている。 ソフトバンク株といえば、米携帯電話3位のスプリント・ネクステル社の買収交渉に入ったことが明らかになった10月11日以降、12日の株式市場では、前日から15%(496円)も値下がりして2385円まで下落。週明けの15日にはさらに値を下げ、最安値では2200円にまで落ち込んだ。その後、孫正義社長がテレビに出て、買収に関して自信を見せたことで買い戻しが入り、連日ニュースをにぎわせた銘柄だ。 ただし、投資家の注目はそこだけではない。このスプリント社の買収をめぐって、明らかに不自然な取引が行われているからだ。 「米国での買収交渉が明らかになったのは10月11日(木曜日)です。しかし、なぜかその2日前の10月9日(火曜日)の出来高が、1482万株と前日の2倍以上あるのです。ソフトバンクの株価は、その直前にも大きな動きがありました。10月1日にイー・アクセス買収を発表して下落に転じたのです。しかし、その時の最多の出来高でさえ、2日(火曜日)の984万株でした。この10月9日の時点ではソフトバンクに関してはめぼしい取引の材料が見当たらないにもかかわらず、1482万株もの異例の出来高になりました。しかも株価が一時下落しました。何も株価が下がるニュースがなかったにもかかわらず下落したのです。まるで、2日後に買収交渉が明らかになり、買収は株式交換による買収の可能性が高く、株式数の増加を嫌気した株式市場が『売り』に出るのをあらかじめ見越していたかのように、ソフトバンクを『売り』取引していた動きがあったのです」 こう語るのは、個人投資家にして著書『インサイダー取引で儲ける人たち』(アスペクト刊)もある高島ゆう氏だ。高島氏によれば、この9日の取引に関して、「あらかじめ見越していたかのような」取引、つまり、インサイダー取引が行われていたのではないかという疑いの目で多くの投資家が見ているというのだ。 ●今年春から夏にかけ、立て続けに摘発 インサイダー取引とは、簡単にいえば、株価に影響を与える未公表情報をあらかじめ知ることのできる人物(インサイダー)が、一般投資家に抜け駆けして投資を行い、利益を得る取引だ。絶対に儲かる取引だが、株式市場の信頼にかかわるため、金融商品取引法によって禁じられている。過去には2006年の村上ファンド事件や、日経社員、NHK職員のインサイダー取引事件があったが、今年春から夏にかけても、増資案件をめぐるインサイダー事件が5件続いて摘発されている。「みずほフィナンシャルグループ」や「国際石油開発帝石」、「日本板硝子」の増資では、いずれも野村證券が情報漏洩に関与し、強い批判にさらされているというニュースも最近話題になっている。金融庁もインサイダー取引規制の強化策を明らかにし始め、業界を挙げて信頼回復に努めようとしているが、いまだにインサイダー取引が横行しているようだ。高島氏もインサイダー取引が疑われる別の事例を挙げた。 「住友金属鉱山株ですね。同社は、9月14日午前に自己株式取得のプレスリリースを行いました。自己株式の取得、いわゆる自社株買いは株式数が増加するために株価が上がりやすい。このプレスリリースの情報を知った人は、同社株に『買い』を入れるでしょう」 確かに住友金属鉱山のチャートを見ると、それまで800円の年初来安値を付けていた株価は上昇を始めている。しかし、自社株買いが発表される前の段階ですでに960円まで株価が大きく上昇しているのだ。なぜか、発表前に「買い」を入れていた投資家が多かったのだ。 「市場の動きを見たいのであれば、株価のチャートではなく、出来高を見れば一目瞭然です。住友金属鉱山株の出来高は、なぜか9月7日(金曜日)から増え始めます。当初は387万株の取引で、『米国FOMCがQE3の実施を発表し、ドル安とともに金市況の先高期待から買われた』という分析がされていたのですが、その後も自社株買いの発表の前日9月13日(木曜日)まで4000万株を超える取引となったのです。それまでの出来高は3000万株がせいぜいだったので、この14日に至るまでの出来高の山のでき方が不自然なのです」(高島氏) ●情報が漏れやすいプレスリリース 特に住友金属鉱山株のケースはプレスリリースだ。高島氏によれば、プレスリリースの場合は、情報が漏れやすい傾向にあるという。 「取締役会で自社株買いを決めたとします。しかし、実はそれ以前から、取締役と幹事証券会社の間では話が進んでいますし、プレスリリース作成に当たっては広報IR部の間では周知の事実となっているでしょう。このように多くの人の目に触れる状況があるわけです。こうした部分の情報管理が必要なのですが、十分とはいえないのが現実です」 確かに、広報IR部の情報管理の不十分さを表すようなミスは、しばしば発生する。最近では決算関連資料を4時間早くホームページ上に掲載したミスもニュースになったほどだ。 まだまだ「インサイダー取引で儲ける人たち」がはびこる温床はあるようだ。 (文=松井克明/CFP) ■おすすめ記事 トンネルより深刻…急増する老朽インフラの実態と巨額コスト 『完全自殺マニア』スラップ訴訟で見た出版界、本当の病巣 衆議院総選挙で選挙違反者が続出!?「スタッフが足りない…」 みずほFGの次期システム発注の裏側…富士通の独占が崩壊! 今年冬のトレンドは“ホット”? お酒、ジュース販売増狙う各社の戦略ソフトバンク本社機能が所在する
東京汐留ビルディング
(「Wikipedia」より)
日・仏アヴァンギャルド映画監督2人に映画オタクのミュージシャン、J・オルークが迫る





1度の関係で妊娠&認知! 池谷幸雄、バツイチ同士のアバンチュール

「女性自身」12月18日号(光文社)
下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の"欲望"に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る!
第154回(11/30~12/4発売号より)
「原発は絶対必要なんです」――いよいよ衆院選の公示が行われたが、近所の駅前でこう叫んでいるオレンジ色の人々が。幸福実現党の選挙活動だった。今回も結構な数の候補者を出している。このご時世、ほとんどの政党が段階的な脱(卒)原発を謳う中、ある意味スゲえなと思う。でも彼らの訴えを聞いている人は誰もいなかった。
1位「池谷幸雄 “一夜妻”女流作家西麻布よしこが妊娠激白『彼には本命恋人が…でも私は産みます!』」(「女性自身」12月18日号)
2位「月109万円の女 美元が和解金たった1720万円で陥落したワケ」(「週刊女性」12月18日号)
3位「あゆ 元妻と離婚成立だけど…新恋人マロに『別の女と隠し子』発覚で泥沼裁判も」(「週刊女性」12月18日号)
普段は爽やかだけど……この整体師、本当はドSなんです!!
【作品名】『ドS整体師―夜の快感マッサージ―』 【作者】桐嶋ショウコ
【作品紹介】普段は優しく整体師として爽やかに働いている彼、龍雅は実はドSなんです!! 夜の施術室では、昼間のストレスを発散させるように、私を乱暴に抱くの……。本当は龍雅のことが好きな私……付き合ってるわけじゃないのにこんな扱いされるなんて、すっごく複雑。今日も指や口で体中攻められていたら、突然、人が訪ねて来ちゃった!
【サイゾーウーマンリコメンド】みなさん、とんでもない天然おとぼけキャラが登場です! この愛衣ちゃんってコ、上半身裸のお股パッカーン状態(しかも四つん這いの大洪水状態)を他人に見られたにもかかわらず、己の身よりドS男の心配をしているんですよ。あれかしら、状況認識を司る脳機能に異常があるのかしら? 他人事ながら「MRIとった方がいいよ」と思ってしまいました。
まるで昼ドラ!? あゆ新恋人のドロ沼騒動で加速するファン離れ(11月下旬の人気記事)

11月下旬の人気記事を紹介する、日刊サイゾー人気記事ランキング。今クールは、浜崎あゆみの新恋人“マロちゃん”をめぐるドロドロ離婚裁判がらみのネタが人気を集めました。不倫、隠し子などなど、まるで昼ドラのような展開が繰り広げられていますが、次はマロちゃんからどんなボロが出るのか、目が離せません! それでは、早速ランキングをチェックしていきましょう!
第1位
「海外の通信社があゆを撮影なんて、あるわけない」仕込みツーショットも虚しく……浜崎あゆみに迫る“退場の日”
往生際が悪いぞ!
第2位
「泥沼離婚裁判中の男との不倫なのに」浜崎あゆみとマロちゃん“真剣交際宣言”のシラケ度
昼ドラプロデューサーもビックリ!?
第3位
「CMは絶望的、紅白も微妙に……」堂々不倫宣言した浜崎あゆみの大誤算
お先真っ暗!
第4位
「高額ギャラをもらってるのに」AKB48大島優子の『悪の教典』批判騒動に、関係者の怒り収まらず
これだからAKBは……。
第5位
「これで再起不能か……」NHK『紅白』落選の小林幸子 このまま表舞台から消えてしまう!?
テレ東での大逆襲が楽しみです。
次点
「いったい誰なの!?」知名度ゼロのNYCが『紅白』4年連続出場の深いワケ
毎年、この時期にしか話題にならないUMAアイドル。
次々点
「『PRICELESS』もクール1位は絶望的?」キムタクドラマ“敗北”の歴史を振り返る
そろそろ脇役で渋く行こうよ。
「外国のエッチな映画は結構燃えちゃうんです♪」人気AV女優・加藤リナは洋モノがお好き!?

(撮影=岡崎隆生)
ウォーターテーマパークを舞台に、凶暴なピラニアたちが所狭しと暴れまわり、人間たちを襲う恐怖のパニックムービー『ピラニア リターンズ』。世界中を恐怖に震えさせたこの作品のDVD&Blu-rayがリリースされる。これを記念して、応援団長に抜擢されたのが、いまやAV女優として向かうところ敵なしの“カトリナ”こと加藤リナちゃん。人気絶頂のAVクイーンも、人喰いピラニアの餌食となってしまった……!?
――『ピラニア リターンズ』応援団長就任おめでとうございます!
加藤リナ ありがとうございます。頑張ります!
――映画をご覧になった感想は?
リナ 実は、普段パニック映画は全然見ないので、『ピラニア リターンズ』はトラウマの一作になりました。まさか、こんなに怖い映画だとは……。さすがに、そこまでグロテスクではないだろうと油断して見始めたんですが、冒頭からグロいシーンの連続でびっくりでした。
――確かにショッキングな作品ですが、まさかトラウマになるほどとは……。
リナ 怖いのが嫌なので、朝一番に見たんです。もし夜に見ていたら、怖くて絶対眠れなくなっちゃっていましたよ。かわいらしいお魚は大好きなんですが、ピラニアだけはもう絶対に無理!
――『ピラニア リターンズ』の中で、一番印象に残っているシーンは?
リナ 人喰いピラニアが現れた時、泳げない男の子が湖に飛び込んで好きな女の子を助けるシーンかな。実はショッキングなシーンばかりじゃなく、とても素敵な純愛ストーリーにもなっているんです。
――パニック映画には欠かせないエッチなシーンもたくさん盛り込まれていますね。
リナ 出演している女優さんが、みんなスタイル抜群でグラマラスですよね。身体のラインもとてもきれいだし、「うらやましいな~」って思っちゃいました。
――抜群のスタイルのリナちゃんでも憧れちゃうの!?
リナ 洋モノのAVが大好きなので、外国のエッチな映画は結構燃えちゃうんです。機会があれば、ぜひ外人さんともエッチしてみたいですね~。どんな感じか友達に聞いたことがあるんですが、「アソコは大きいけど、あんまり固くないよ」って教えてもらいました。その友達によれば「日本人のほうがいい」って。
――日本男児としてはすごく安心しました(笑)。ところで、リナちゃんは最近、パニックになったことはある?

リナ 先日、近所の路地裏でおばさんがうずくまりながら、「痛い、痛い」と呻いている場面に遭遇したんです。どうしたらいいかわからなくて、その時はパニックになりましたね。結局、ほかの通行人が通りかかって救急車を呼んでくれました。
――それはパニックになっちゃいますね。AVの撮影現場でも、パニックになることはあるんでしょうか?
リナ 『リナ汁100%』という作品を撮影した時、汗まみれにならなきゃいけない設定だったんですが、全然汗が出なくて大パニックでした。暖房をつけてもらったり、お風呂に入ったりしながらなんとか撮影できたんですが、あの時は焦りましたね(苦笑)。

――AVのほかに、テレビやラジオにも引っ張りだこなリナちゃん。今後挑戦してみたいお仕事はありますか?
リナ ラブグッズや化粧品のプロデュースをしてみたいです。もともと学生の頃は美容師を目指していたので、友達の髪の毛や化粧をいじったりするのが好きなんです。だから、自分が表に出るよりも、ほかの人のサポートをする仕事のほうが向いているのかもしれないですね。
――リナちゃんが裏方なんてもったいなさすぎる! 女優として本格的な演技の仕事なんかはどうでしょうか?
リナ それが、セリフを覚えるのがすごく苦手なんです……。普段のAVの現場では、「こういうことをしゃべって」と指示されて、自分の言葉でしゃべるから大丈夫なんですが、台本になると「覚えなきゃ」って緊張してしまって、全然うまくできないんです。以前Vシネマに出たことがあるんですが、セリフでとても苦労しました。
――じゃあ、もしも『ピラニア リターンズ』に出演するならどの役に挑戦してみたい?
リナ 主人公の役に挑戦してみたいですね。ピラニアに襲われたり、男の子との純愛を経験したり、そのドキドキ感を味わってみたいです。
――でも、主人公だったら苦手なセリフをたくさん覚えなきゃならないですよ。
リナ えっと……口パクでなんとかならないですか?
――無理です!

「あの苦労も私には必要だった」と思うために、「婦人公論」がしつこく断捨離特集

「婦人公論」12月7日号/中央公論新社
今号の「婦人公論」(中央公論新社)の特集は、「人生は『断捨離』の連続です 賢く捨てて、新しい私に出会う」です。「婦人公論」は、今年3月22日号と5月22日号でも断捨離企画を組んでいます。大好きなんですね。断捨離は、単にモノを捨てて整理することではなく、モノといっしょに人間関係や人生をスッキリさせることに重きを置いていることが、いつも人生のことばかり考えている「婦人公論」的にツボなんでしょう。
今号も「断捨離」の提唱者で“クラター・コンサルタント”のやましたひでこが登場して、森昌子と対談し、人生のスッキリ論を語っています。……ちょっと待って! “クラター・コンサルタント”ってなんスか? ググってみたら、「クラター」とは「clutter」のことで、「散らかっているもの」「乱雑、混乱」といった意味があるそうです。ハァ、まずその肩書きをもっとスッキリしましょうよ。自分が何者か他人に端的に伝えるための肩書きに、一般人が聞き慣れない単語をあえて使うなんて、ねぇ。もしかして他人を煙に巻こうとしているんじゃないですか? 筆者は汚部屋住人代表として宣言します、断捨離にはだまされませんヨ!!
<トピック>
◎特集 人生は「断捨離」の連続です 賢く捨てて、新しい私に出会う
◎江原啓之 人生、苦があるから幸がある
◎「糖質制限」で、老けない、太らない
欲望とエロスの逆ハーレム物語、『甘やかな花の血族』の衝撃

あまた存在するTL漫画家の中でも、“読ませる”漫画家としてTL内外から評価の高い冬森雪湖の最新作が登場です。「TLはセックスシーンさえあればいい」という濡れ場至上主義の方でも、セックス以外のストーリー展開が面白い! と思ってしまうほど、物語性の強い作品を多く発表してきた冬森先生。美しい双子の兄妹とのドロドロ愛憎劇を描いた名作『愛と欲望の螺旋』、無一文になったお嬢様が凌辱クラブで体を売りながら復讐に燃える『失楽園に濡れる花』、そして今作の『甘やかな花の血族』では、富豪一族の過去をめぐる禁断の物語が描かれています。
トンネルより深刻…急増する老朽インフラの実態と巨額コスト
中央自動車道上り線・笹子トンネルの天井崩落事故は、9人の死亡者を出す大惨事となった。「天井板を支えるつり金具を固定していたボルトが、地下水により腐食した。古くなり振動で緩んだ等の原因で抜け落ちた可能性が高い」(トンネル設計の専門家)とみられており、国土交通省は高速道路6社に対し、つり天井式トンネルの緊急点検を指示した。しかし、同じような天井式のトンネルは全国の高速道路で40本、国道で9本もあり、一斉点検は容易なことではない。 特に笹子トンネルは、今年9月の詳細点検で異常がないとされていたが、事故の原因とみられるトンネル最頂部は、目視のみで打音点検は行われていなかった。その一方、「4年前の関門トンネルの天井取り換え工事では、つり金具の変形や破損がいくつも発見されていた」ことも明らかになっており、点検に瑕疵がなかったかも問われる。いずれにしても、過去に例を見ない今回の事故は、「高度成長期に急ごしらえで建設された社会インフラの老朽化」をはからずも浮き彫りにした格好だ。 笹子トンネルが開通したのは1977年、高度成長期の末期にあたる。問題となったつり天井も、「当時の自動車は排ガスがすごく、その換気のために必要な構造」(トンネル設計の専門家)であった。いわば高度成長期の遺産といっていい。日本では、社会財がことごとく廃塵ときした敗戦から、1960年代の高度成長期にかけて、高速道路やトンネル、橋などのインフラ、公共施設といった社会資本が一斉に整備された。その後もバブル期、バブル崩壊後の景気対策を通じて公共投資は膨らみ続けた。 そして現在、それらが徐々に耐用年数を超えて老朽化し、更新時期を迎えようとしている。総務省の調査によると、老朽化の目安とされる建築後50年が経過した橋は、現在の8%から20年後には約53%に、同じくトンネルは18%から46%に達すると試算されている。さらに、法定耐用年数の40年を超える上下水道施設は、現在の13%から20年後には約60%に増えるという。これら老朽化した社会資本の維持・更新にかかる費用は膨大で、急カーブを描いて上昇する。その規模は2030年代初頭に10兆円を超え、50年代には20兆円に達すると予想される。 笹子トンネルの崩落事故は、こうした老朽化インフラへの懸念が高まろうとしていた矢先に起こった象徴的な事故といえるが、実は、全国的に老朽化が進む社会インフラの中で、「最も危険性が高く、補修コストが嵩むのは橋梁」(建設アナリスト)といわれる。危機はトンネルにとどまらないのだ。 そこで国土交通省では、07年度に「長寿命化修繕計画策定事業」を策定し、自治体による橋梁の点検・修繕作業を後押ししている。同事業は橋梁が壊れてから修繕するのではなく、予防的に保全することで長持ちさせるというもので、同省に対し、点検・修繕計画を提出すれば、修繕や架け替え費用が補助される。すでに多くの自治体が同事業による補助を受け、点検・修繕に乗り出している。 だが、橋梁の点検は、橋の上を自動車が通行している状態で行わなければならないという難しさがある。一部では赤外線カメラで橋を側面から撮影し温度差から異常を検知するシステムや、光ファイバーを橋に這わせてその共振などのデータでひずみを検知するシステムなど先端技術も導入され始めているが、通常は双眼鏡による目視点検がほとんど。橋の劣化を完全に把握することは至難の業だ。 東日本大震災では、津波の被害がなく、現在の耐震基準である震度7に満たなかった地域でも、数多くの公共財が被害を受けた。背景にあるのはいずれも老朽化にともなう施設の劣化に他ならない。建設後数十年を経過し、劣化したこれらの公共施設をどう修理し、維持管理していくかは国民の安全と直結する。 だが、公共事業は過去10年間で4兆円削減され、10、11年度も前年度比で2ケタの減少となっている。 笹子トンネルの崩落事故は、経済効率ばかりが優先される公共事業の危うさに警鐘を鳴らしている。 (文=森岡英樹/金融ジャーナリスト) ■おすすめ記事 ソフトバンクの大型買収をめぐり囁かれるインサイダー疑惑 衆議院総選挙で選挙違反者が続出!?「スタッフが足りない…」 大阪市職員「橋下市長は認めるが、維新の会議員には敵対心のみ」 日本IBMの大量リストラ「退職強要は裁判所のお墨付き」 みずほFGの次期システム発注の裏側…富士通の独占が崩壊!笹子トンネル
(「Wikipedia」より)
