
「週刊文春」11月15日号 中吊り広告より
グランプリ
「ナベツネの違法行為を暴露する読売現秘書部長『爆弾日記』公開!」(「週刊文春」11月15日号)
第2位
「橋下維新への『絶縁状』」(「週刊文春」11月15日号)
第3位
「東京都知事選 私が支持する候補 落ちてほしい候補」ほか2本(「週刊現代」11月24日号)
人間社会同様、ライバルに勝てず常にナンバー2にしかなれない馬がいる。1963年にメイズイが優勝した皐月賞、日本ダービーの2着馬だったグレートヨルカ。1964年のシンザンが勝った日本ダービー、菊花賞の2着馬ウメノチカラ。
今年の牝馬3冠馬・ジェンティルドンナの2着だったヴィルシーナもそうだった。
だからこそ、ジェンティルの出ない第37回エリザベス女王杯(G1・芝2200メートル、京都競馬場、重)は、この馬に勝たせてやりたいという判官贔屓もあって、断然の1番人気になった。だが、無情にも激しく降る雨に行き脚が鈍り、4コーナー手前から内田騎手は追い通しで直線に向いたが、持ち前の鋭い差し足は見られない。それでもゴールまで100メートルぐらいのところで先頭に立ったが、重得意の7番人気レインボーダリア(柴田善)に外から差され、首差の2着に敗れてしまった。
チャンネルを変えて、石川遼が2年ぶりに勝ったゴルフを見た。3打差で楽勝かと思われたが、最後は1打差まで詰め寄られ、かろうじて凌ぎきった。インタビューで「優勝することを忘れてしまった」と石川は涙ぐんだ。ヴィルシーナもゴールを過ぎて、おのが不運を嘆き、心で泣いていたのかもしれない。
寺山修司は「競馬が人生に似ているのではなく、人生が競馬に似ているのだ」と言った。人生という舞台で2番手にさえなれなかった私は、ヴィルシーナが晴れの舞台で先頭ゴールする姿を見てみたい、引退するまでこの馬を買い続けよう、そう思っている。
さて、こちらは予想通りだが、政治資金規正法違反の罪で強制起訴された「国民の生活が第一」代表・小沢一郎被告(70)の控訴審判決が今日(11月12日)あり、「東京高裁小川正持裁判長は、小沢氏を無罪とした一審・東京地裁判決を支持し、検察官役の指定弁護士による控訴を棄却した」(asahi.comより)
これで、事実上無罪が確定したと見ていいだろう。ポストが書いているように「『無罪判決』で始まる 小沢一郎の逆襲」とはならないと思うが、年内総選挙もささやかれだした中、彼の動きも注目である。
総選挙も気になるが、都民としては「ポスト石原がどうなるのか」に関心がある。石原が後継指名した猪瀬直樹副知事に松沢成文前神奈川県知事、宇都宮健児日本弁護士連合会前会長も出馬表明し、舛添要一参議院議員も出馬の構えだし、東国原英夫前宮崎県知事もギリギリで出るのではないかといわれている。
帯に短し襷に長しで本命不在だが、争点は長きにわたった石原都政を評価するのかどうかということになろう。現代は、舛添インタビューも含めて時機を得た特集を組んでいる。
石原が辞任した直後に自民党東京都連が電話で3,000人の緊急調査をした。猪瀬副知事がダントツトップで約50%の支持を得て、2位の東国原前宮崎県知事が約10%、次いでキャスターの安藤優子、小池百合子元環境相だったと全国紙の政治部記者が語っている。
現代は、各界50人の著名人に「誰が都知事にふさわしいか」をアンケートした。
最も支持を集めたのは、やはり猪瀬副知事で14票。2位には舛添参議院議員と宇都宮日本弁護士連合会前会長が7票、東国原前宮崎県知事は1票しかなかったという。猪瀬副知事の支持理由は、実務経験、行政への理解度、問題意識の高さだそうである。注目は、石原都政を評価したのは16人で、6割近くが批判的で、その人たちは宇都宮を支持しているという点だ。
自民党は猪瀬支持でいきたいそうだが、自民党都連との仲の悪さがどうなるのか、予断を許さないそうである。
石原と一橋大学から60年の付き合いだという高橋宏首都大学東京理事長と鈴木哲夫日本BS放送報道局長との対談のタイトルは、「石原慎太郎はタダのアホか それとも天才なのか」。
だが、親友である高橋が悪口を言うわけはなく、わずかにこの発言が気になるだけである。
「高橋 私は国政で新しい風を吹かせるには、最低でも国会議員30人くらいの勢力がないと無理だと考えています。石原は100人規模で人を集めてみせるなんて言っているけど、寝ぼけるんじゃないと言いたいね。30人どころか10人だって集まるかどうか」
高橋は「今回のようにバカみたいなことで晩節を汚してほしくない」とも言っている。石原人気が盛り上がらなくては、そのご威光をたっぷり浴びて知事になろうとしている猪瀬副知事にも逆風になりかねない。
以前から都知事を狙っている舛添参議院議員のインタビューは、批判が当を射ている。
「石原都政というのは、一言で言えば、常に仮想敵を作り、『敵と戦う正義の味方』の面をする典型的なポピュリズム政治でした。例えば、銀行を敵にして外形標準課税を導入し、分が悪くなると新銀行東京を創設しました。ところが1500億円もの損失を出しても、まったく責任を取ろうとしない。私が厚労相を務めていた時代には、都の社会保障を『税金の無駄遣い』と一刀両断して大幅カットし、社会保障の現場を大混乱に陥れた。私は個人的にも母親を介護した経験がありますが、単純な利害得失で図れないのが社会保障というものです。それなのに石原都知事は、弱者の視点に立つということができない政治家でした。そして最後は『悪の中国』という世論を喚起し、都の経済をメチャクチャにした。それにまんまと煽られた野田政権も問題ですが、問題の発端は石原前都知事です」
またこうも語っている。
「公職選挙法の規定によれば、都知事が任期途中で辞任した場合、50日以内に新たな都知事を選出することになっています。ところがこの規定は、病気や不慮の事故など、緊急事態を想定したもので、石原氏のような無責任な知事のためにある規定ではありません。そのため、非常に中途半端な都知事選にならざるを得ません。本来なら、石原都知事の任期は2015年4月までなので、次の都知事を目す候補者たちは、少なくもその半年から1年くらい前から、様々な立場の人の意見に耳を傾けながら、じっくりと自己の政策マニフエストを練り込んでいきます。ところがたった50日間では、落選中の政治家くらいしか手を挙げられません。都知事を目指しているような人たちは皆、それぞれの道で要職に就いているからです。これは、このような中途半端な形で都知事を選ばざるを得ない有権者に対しても、大変失礼な事です。こうした無責任さが露呈したため、都知事を辞任した石原氏は『新党を創る』と意気軒昂ですが、すっかり空回りしています。永田町では、石原氏に対する冷めたムードが充満して、誰かの名言ではありませんが、『晩節を汚した暴走老人』扱いです」
今週の選にはもれたが、週刊新潮が石原と元銀座のクラブの女性との間に隠し子がいて、現在30歳になると報じている。この話、フライデー(1996年3月1日号)でも報じられているように、有名な話ではある。
付き合ったのは、彼女が22歳、石原が49歳の頃だそうだ。だが、彼女が妊娠してしまうのだ。彼女は石原が泊まっているホテルに押しかけ「どうしてくれるのよ」とドアを叩き続けたが、石原は出てこなかったという。
その後は、石原プロの幹部が店のママと対応を協議したそうだ。24歳で彼女は子どもを産むが、石原がその子どもに会うことはなかったと、元同僚ホステスが語っている。
石原が子どもを認知したのは94年、11歳の時だった。その同僚ホステスが、その男の子のことをこう評している。
「子どもは身長が高く、見た目は慎太郎さんよりもどちらかというと裕次郎さん似のイケメンですよ」
今回、新潮は彼女の父親にも話を聞いている。
「孫はもう30歳になった。これまでアルバイトをあちこち転々としていたけれど、今年2月、“就職したよ”って電話を寄越した。“良かったね”と返事をしたが、孫の将来がどうなるか俺には分からない。ただ、就職するにあたって、あちらの厄介にはなりたくないとハッキリ言っていた。孫の心意気は俺にとっては、嬉しいと言うべきか、悲しいと言うべきか……」
石原は新潮の取材にこう答えている。
「彼女がこれまで何の仕事をしてきたかは聞いていない。でも、僕から金額は言わないが、養育費も学費も出し、自分では完璧に責任を果たしたつもりです。借金をしたり、物を売ったりして、必死におカネを作った。石原プロが僕の代わりに養育費を払ったかって? それは、ナンセンス。まったく違う。無責任な謀略情報が流れているなんて初めて聞きました。80歳の老人の昔の情事などに、永田町は関心なんてないんじゃないの……。でもね、あなたたちのおかげで息子から連絡が来て、今度、初めて会うことにしましたよ」
再び国政を目指し、ひよっとすると総理の座もありうると囁かれる注目人物だけに、こうした超旧聞も流れてくるのだろう。
想定内だったのか、石原の受け答えは平静で大人の対応である。新潮の取材がきっかけで息子との対面を果たすことになった石原は、息子に何と声をかけるのだろうか。
橋下徹大阪市長の「日本維新の会」との連携を含めて、石原の動静は注目である。
今週の第2位は、文春の子ども服メーカー「ミキハウス」木村皓一創業社長(67)の激白。
これまで橋下徹大阪市長と「日本維新の会」を支え続けてきたのにと、橋下と松井に怒っている。
「私は大阪を良くするためにと思って『維新の会』を支援し、橋下徹市長らを選挙に通すためにずいぶんカネも使ってきました。彼らは何にもせんでも選挙に通ったと勘違いしているようですが、大阪の地場の人々が手弁当で支援したからこそ、『維新』は圧倒的な支持を得たんです。しかし、彼らは人気にのぼせあがり、国政進出すると息巻いている。諌める人を次々に切り捨て、周囲にはモノをハッキリ言える人間が一人もいなくなった。橋下市長と松井一郎府知事、いまや二人は裸の王様です」
離合集散は世の習いとは言うものの、わが世を謳歌してきた橋下たちに、何かが起きているようである。木村はこうも語っている。
「橋下も松井も、経済については何も知らない。関電の株が紙クズになるようなこと言うんやから。関電の個人株主は、国債なみに安定してるからと買ってるお年寄りがほとんどでっせ。老後の安心がパーや。彼らも自分の株だったら、そんな無茶しないでしょう。市の株やから言うんです。経済を舐めとるわ。つい先日も、米国育ちのベンチャー起業家の講演会を催し、橋下にも聴きにくるよう言うたのに、『木村とは原発問題で意見が合わないから行かない」と断られた。まるで子供。僕に怒られるのが嫌なんやろな。知人の国会議員が何人も『橋下に会わせてくれ』と頼みにきたけど、僕は『何でそんなに橋下に会いたいねん。あんたの値打ち下げるだけや。利用されるだけやで』と遠ざけてきた。結局はそれが正しかった。それにしても橋下という男は運がいい。今回の石原新党にしても、うまいこと利用しよる。政策が一致せんから言うて自分だけいい子になって、完全に石原さんの負けやんか。
でも橋下の頭にあるのは票だけ。国民の幸せのことなど一つも考えてへん。国際社会に通じる人脈もビジョンもない。さらに言うなら、自分がない。風に流されてきただけの人物です。(中略)あんな男を国政に通したら絶対アカン。日本のためになりません」
あれだけ面倒見たのに自分のいうことを聞かない、という恨み節にも聞こえるが、支持者からこうした声が出てくるのは、早くも選挙前から組織に綻び始めた証左かもしれない。
今週のグランプリは、文春の巻頭特集「告発スクープ ナベツネの違法行為を暴露する読売現秘書部長『爆弾日記』公開!」である。
タイトルがすごい。大メディアのトップが違法行為とは聞き捨てならないが、文春はこう書き始める。
「今から八年前、二〇〇四年のことである。警視庁公安部公安総務課で、ある情報が駆け巡った。『渡辺恒雄読売新聞主筆が運転免許更新のために必要な高齢者講習を受講せずに済ませるよう、読売新聞幹部が警視庁に依頼した。渡辺氏は同年五月三十日に七十八歳を迎えており、本件事案は四月三十日から五月三十日までの一カ月以内に発生した模様』この情報は二○○四年六月、小誌記者にもたらされたが、警視庁幹部は完全否定したため、それ以上、取材を進めることはなかった」
だが、今回決定的な証拠となる文書を入手したというのだ。それは、この件で中心的役割を果たした、当時の読売新聞警視庁記者クラブキャップ・山腰高士(現・読売新聞東京本社秘書部長)の「日記」だった。
この日記は当時、社会部に在籍していた人物から提供されたものだという。
反ナベツネ、社会部記者というとすぐに清武英利元読売巨人軍取締役球団代表が浮かぶが。
高齢者講習とは道路交通法改正により、75歳以上の高齢者に義務づけられたもの(2002年に70歳以上に改正)で、座学による講義、シミュレーターによる反応検査、運転実習などを各1時間ずつ計3時間受けなくてはいけない。これは高齢者の死亡事故件数の増加のためであった。偽りやその他の不正な手段により交付を受けた者は、1年以下の懲役か30万円以下の罰金に処せられる(今回のケースは時効になっている)。
天皇陛下も例外ではないという。しかしナベツネは、部下に「めんどくさい手続きを省いてほしい」と命じ、当時の広報部長などが奔走することになる。教習所の社長に頼み込み、渡辺主筆は何とか出向いたものの、わずか10分で免許の更新を受けたという。
私の知人も最近講習を受けてきたが、1日仕事になるといっていた。世の不正を告発する大新聞のトップがこんなことをしてはいけない。
文春はこう結んでいる。
「本誌が今回公表した日記からは、違法行為に加担せざるを得なかった記者たちの苦悩が読みとれる。警察権力の監視役である現場の記者たちの報道倫理をねじ曲げた渡辺氏の罪はあまりに重い」
私はこれを読んで、ノンフィクション作家・本田靖春が読売新聞を辞めるきっかけになった「正力コーナー」のことを思い出した。
「正力コーナー」とは、当時社長だった正力松太郎の要請によって、彼の動静を毎日のように紙面を使って報じたことをいうのだが、本田はこれを紙面の私物化だと批判し、やめさせるべきだと同僚に説いて回るが、誰も正力を恐れて声を上げなかった。
そんな読売に嫌気がさして、本田は読売を辞めることを決意する。
文春を読む限り、正力、務台光雄と続いてきた読売私物化は、渡辺主筆になって、さらにひどくなっているようだ。
当然ながら「読売新聞東京本社は8日、同日発売の週刊文春(11月15日号)に掲載された『ナベツネの違法行為を暴露する読売現秘書部長「爆弾日記」公開!』と題する記事について、改ざん・捏造(ねつぞう)の疑いのある記録や出所不明の資料をもとにしており、事実と全く異なる記述によって名誉が著しく毀損されたとする抗議書を、発行元の文芸春秋に送付した。
今後、同誌や記録の盗み出しなどにかかわった人物に対し、刑事、民事上の法的措置を講じる。(中略)引用された『日記』には、秘書部長も含め関係者の認識とは全く異なる記述が多数ある。秘書部長は当時、警視庁記者クラブのキャップとしてパソコンで業務記録をつけていたが、『日記』は、この業務記録を何者かが違法・不正な手段で盗み出し、データの一部を改ざん・捏造したものである疑いが強い。渡辺会長の運転免許更新についても、警視庁に不当な依頼をした事実は一切なく、所定通り教習所に出向き、高齢者講習を受けるなど適切な手続きを踏んでいた。抗議書では、『現秘書部長「爆弾日記」公開!』とする見出しについて、現職の秘書部長があたかも内部情報を自ら積極的に暴露したかのような印象を与える狡猾(こうかつ)かつ悪意に満ちた表現であり、秘書部長個人の名誉も毀損していると指摘した。さらに週刊文春は先月中旬以降、秘書部長や多数の社会部員に対して行った取材および、グループ本社広報部への質問で、この『日記』や出所不明の資料の存在について意図的に隠し、一切触れなかった。抗議書は、そうした取材・報道姿勢も『悪質、異常、アンフェアであり、報道倫理に反する』としている」(2012年11月8日12時53分 読売新聞)
読売側はまた、今回のことは清武氏がやったと言いたいようだが、これが事実だとしたら、事件は時効でも、大メディアを牛耳る最高幹部にあってはならない「醜聞」である。
それに抗議するなら、本人の承諾なしで「日記」が掲載された山腰高士読売新聞東京本社秘書部長ではないのか。
事実が違うなら堂々と指摘すればいいのに、表に出てこないのはどういう理由からなのか。一企業の人間としては、致命的な情報流出である。渡辺帝国の崩壊を予感させる記事だと、私には思える。
千丈の堤も蟻の一穴から始まる。これが渡辺主筆の命取りになるかもしれない。
(文=元木昌彦)
日別アーカイブ: 2012年11月12日
「凶悪事件犯は男」――時代の論理を覆した女死刑囚「フェアレディZ」

Photo by tsuda from Flickr
(前編はこちら)
■犯行時の信条は「お金持ちだけが幸せになれる」
知子は一攫千金を夢見ていた。金銭的に恵まれなかった幼少時代。しかし中学時代から周囲に「自分の父親は地主で大金持ち」といった嘘を吹聴しミエを張った。学力は優秀だったが、家の経済事情で合格した東京の大学にも入学は果たせなかった。最初に結婚した夫はムスタングに乗り「カネがなくても、最高の車に乗り、高級品を身につける。そうすれば自然にカネ回りがよくなる」と嘯くような男だ。そして離婚したが、地道に働くのではなく、売春をし、実母とともに生活保護を受ける生活へと落ちていた。知子は派手な服装で頻繁に外出し、周囲に怪しい儲け話を持ちかけ、「父は古美術の鑑定家」「父親の膨大な遺産が入った」という嘘を相変わらずついた。「貧乏人はいくら苦労しても絶対に幸せになれない。この世はお金持ちだけが幸せになれる。絶対に」。地道に働くなんて真っ平。これが犯行時の知子の信条だったという。また溺愛している息子を医者にするという夢のためにも金が必要だった。そんな中、知子が実行したのが2件の誘拐事件だった。
知子は一攫千金ばかりに固執した。だがその犯行は実に行き当たりばったりだと言わざるを得ない。保険金殺人にしても、あまりに安易な方法で失敗しているし、誘拐にしても遺体を隠すことなく投げ捨て、挙げ句2件とも金を入手すらできていないのだから。
2番目の男の体で初体験を実感する、10代処女喪失のリアリティ

『13のエロチカ』/角川文庫
■今回の官能小説
『放っておいて、握りしめて』坂東眞砂子(『13のエロチカ』/角川文庫より)
産まれて初めてのセックスが記憶に残っている女性は少ないのではないだろうか?
そもそもオンナは、処女喪失の速さを、同級生と競い合っていたように思う。まわりの同級生はどんどん処女を捨ててゆき、初めてのセックスを誇らしく語る。残されたオンナたちは次第に焦燥してゆく……処女を捨てたら、とりあえず同性同士で発表しなければならない、そんな空気があった。10代のオンナ社会には、そんな逃げられないオンナコミュニティが確立されている。
しかし、開通したところで、本当の意味でセックスをしたとはならないのがオンナの心理。相手のことが好きかどうか、気持ちいいかどうか、セックスを楽しむ余裕なんてなかった。どんな行程を経て、どんな挿入をされ、どう感じていたかんて、ほとんどすべて覚えていないはずだ。
「いきなりサム・グレコと引退試合!」正体不明の格闘技世界4冠王者・久保田武蔵って誰だ!?

久保田武蔵 公式サイトより
誰も知らないのに世界4冠王者……格闘技関係者・ファンの間で「久保田武蔵」が妙な話題となっている。
唐突に「引退試合」として発表されたのは、12月27日にディファ有明で行われる格闘技大会「ICHIBAN」のメインイベント。熱心な格闘技ファンですら聞き覚えのない久保田武蔵なる人物と、元K-1選手のサム・グレコの一戦が組まれた。チケットはSRS3万円、RS2万円など、千数百人しか入らない小会場にしてアリーナクラスの高値設定だ。
ほかにアンダーカードなどの発表はなく、手品や大道芸が行われるという怪しい大会だが、関係者の注目の的となっているのは、この謎のチャンピオン、久保田の素性だ。
本人公表のプロフィールによれば俳優やモデル、モノマネなどを行っている自称マルチタレントで、「634エンタメ体操」なる運動教室ではなんと月に500クラス、15万人もの生徒数がいるとしている。そして、総合格闘技においては「世界4冠王者」で、昨年9月にアメリカで「MMA HALL OF FAME」なる殿堂入りまで果たしているというのだ
だが、ネット中を探し回っても過去にタイトルマッチひとつ行った形跡はなく、国内のアマチュア大会などへの参加歴も見当たらず、あるのは本人のブログによる結果報告のみという様相だ。
ブログでは、2002年にアメリカに渡ってデビュー戦を30秒でKO勝ち後、04年からAACやCOCMMAなる初耳のタイトルを4つ獲得したとしているが、総合格闘技を30年以上取材しているという格闘技ライターでさえ「そんなタイトルは聞いたこともない」と話す。
「唯一、確認できる試合が09年9月、プロレス団体バトラーツで行われたムエタイ王者との“日本初試合”で、2分ほどでアキレス腱固めで勝っているんですが、これがお世辞にも格闘家とは思えない動きで、足をきめる際の動作もおぼつかず、相手も黙ってきめられるのを待っているかのよう」(同)
実際、対戦相手のタイ選手を知るムエタイ関係者に問い合わせたところ「本人は久保田さんから“試合経験が一度もないので”と言われ、ギャラ数万円、真剣勝負ではない形で行ったものだった」という。
「実は、この試合を真剣勝負と聞いて関わった団体側の人たちが激怒するという一幕もあったんです。今回試合するグレコにしても、彼の友人によると“エキシビションマッチ”だというし……」(同)
ブログでは09年、フィラデルフィアで試合を行って7秒でKO勝ちしたとあるが、試合前だとする写真はビジネスホテルの一室のようにしか見えず、試合の様子を写したものも一切なし。それどころか、報告された帰国時間が時差やフライト時間を計算すると辻褄の合わないものだったり、そのためネット上では久保田の格闘技に関する経歴の大半が“自作自演”ではないかと疑われている。
「彼が誇示しているチャンピオンベルトも、ネットで金を出せば制作できるサイトがあるものばかり……まるで格闘技ごっこのチャンピオン」(前出ライター)
久保田は千葉県館山市でエンタメ大使、ふるさと市民などに任命されており、主催イベントには市が補助を行っている話まであるのだが、仮に経歴が詐称だとすれば市側はその“自称経歴”を鵜呑みにした可能性もある。この件について館山市役所に問い合わせたところ「担当者が不在で詳しいことは分かりませんが、格闘技の世界チャンピオンと聞いていたので……」と戸惑った様子だった。
浮上した疑問点について、大会の連絡先や久保田のメールに質問を投げたが、電話に出る者もメールの返答もないままだ。
アメリカで大ヒンシュクの「授乳人形」、クリスマスに向けて50%オフの強気な展開

『The Breast Milk Baby』公式HPより
今年5月、米国大手誌「TIME」の表紙に3歳の男の子がママのおっぱいに吸い付く写真が掲載され、大きな論議を醸した。アメリカでは人前での授乳をタブーとするため、「乳児でない子に授乳することは間違い」ということ以上に、こんなショッキングな写真を表紙にすべきではないという声が多かったといわれている。そんなアメリカで昨年からオンライン販売されている子ども向けの「授乳できるベビードール」に対する風当たりが再び強くなっていると伝えられている。
アメリカでは10年ほど前まで、出産後数日間分泌される免疫力を向上させたり感染症を予防する初乳以外は、ビタミンK不足になる母乳よりも栄養バランスがよい人工ミルクを与えた方がよいと勧められることが多かった。母乳育児が見直され、推奨されるようになったのは最近のことで、支援センターも増えたため母乳育児者が飛躍的に伸びた、と米国疾病管理予防センターは報告している。しかし、生まれた直後に母乳育児をする母親は全体の76.9%と高いのものの、生後6カ月には47.2%、生後1年になると25.5%に下落。母乳育児は長期間するものではない、離乳食が始まったら人工ミルクにシフトすべき、と考えている母親が今も大半なようである。そんなアメリカの母親たちが、「TIME」誌の「あなたは十分に母親をしていますか?」という大きな文字と共に掲載された、立たせたままの幼児に授乳する写真に敏感に反応したのだった。
「直接取引や返品詐欺に注意!」手を変え品を変え進化する、オークション詐欺の手口

Yahoo!オークション
昨今、大人気のネットオークション。「Yahoo!オークション」には現在、2000万件を超える出品があり、多数のユーザーが利用している。一般的な中古ショップやリサイクルショップで買い取ってもらえない商品でも、オークションなら意外な値が付くことがあったり、発売が終わっている商品やそのパーツなどを探すときにも重宝する。しかし、人とカネが集まれば、当然よからぬ輩も集まってくる。
オークション詐欺は黎明期から問題になっていたが、手を変え品を変え、今でも頻繁に起きている。被害に遭わないためにも、オークション詐欺の手口を把握しておくことは大切だ。
一番多いのが、つり上げ詐欺。スタート価格を安く設定し、誰かが入札してきたら、出品者が別のIDで入札して価格をつり上げる方式だ。細かく上乗せして、その人が出せる限界まで価格を上げる。このIDが商品を落札してしまったらキャンセルし、「1番の人がキャンセルしたので、あなたに権利が移りました」と連絡するのだ。喜んで購入してしまう人がいるが、これはれっきとした詐欺行為だ。対策としては、別IDのアカウントをチェックし、落札件数や評価などをチェックすると効果的。とはいえ、今では別IDの履歴まで偽造して良好に見せる輩がいるので、1番がキャンセルしたと連絡が来ても無視するのがベストだ。
商品を誤解させるような詐欺もはやっている。ブランド品の写真を掲載して出品し、落札者にその商品の写真を送るというものだ。よく出品ページを読むと、商品そのものを送るとは書かれておらず、「説明を十分把握した上で入札して下さい」などという注意書きまである。これは、注意深く見れば判別しやすい。また、ブランド品の場合、明らかに相場より安いなら注意が必要。オイシイ話はそう転がっていないものだ。同様に、写真ではなく、偽物を送るケースも多い。この場合は、落札者が偽物だとわかっていて取引していることも多く、評価がよかったりするのも困りものだ。こちらも、相場より大幅に安いために見分けが付く。
商品がなかったり、そもそも発送するつもりがないのに出品し、代金をだまし取るケースもある。多人数からの入金を待つために、可能な限り発送を遅らせようとする。チケット詐欺の場合は、偽造チケットを送付して時間稼ぎをすることもある。最近のオークションサイトは、出品者の身元確認をするサービスが多いので、このような露骨な犯罪は起きにくい。しかし、ソーシャルハッキングで他人のIDを乗っ取り、入金だけは自分の口座に振り込ませるという事例が散見されている。出品者の名前とことなる名義の口座に振り込ませようとしているなら要注意だ。
入札のコメント欄や、落札後のやりとりで、直接取引を持ち掛けることも多い。匿名取引ができるエスクローサービスや代引きサービスなどを使いたくないため、直接振り込ませたいからだ。この時の常套文句は、「すぐに振り込んでくれるなら10%値引きします」というもの。「即発送します」「粗品を付けます」といった手口もある。直接取引は無視する。そもそも、そんな提案が来た時点で、入札からは手を引くべきだろう。また、直接取引を持ち掛ける際、簡単な英語を使うことがある。なぜか、英語だと簡単に引っかかってしまう人がいるが、こちらも同様に無視するといいだろう。
反対に、落札者が出品者を詐欺にかけることもある。商品を先送りしてもらい、代金を振り込まないというものだ。これは、先払いしてもらえばいいだけ。悪質なのは返品詐欺だ。普通に入金して商品を受け取り、その後、破損していたり故障していると難癖を付けて返品する。その際、別の商品を送付するのだ。例えば、自分のスマホを落として壊した場合、同じ製品を落札して、壊れた製品を送り返すのだ。これを防ぐためには、出品物のシリアルナンバーなどをしっかり控えておく必要がある。また、DVDビデオやソフトウェアなどのコンテンツの場合、商品をコピーしてから傷を付けて送り返して返金を要求する手口もある。これも、出品時にきっちり撮影して証拠を残し、トラブルがあったらオークションサイトに連絡するといいだろう。
詐欺に遭うと、いろいろな手続きをしなければならず、とても疲労する。保証サービスがあっても100%返ってくるわけでもないし、時間もかかる。自分の目を鍛え、詐欺に遭わないようにしよう。
(文=柳谷智宣)
原作ファンにも受け入れられた、岡田准一の“タブー”を生かした配役

V6岡田准一が主演を務める映画『図書館戦争』の制作報告会見が8日、ロケ地である茨城県常総市で行われた。今作は、有川浩の同名小説が原作。この物語は「公序良俗を乱し人権を侵害する表現を取り締まるため」に、国家がメディアを検閲することが法律で認められた2019年の日本を舞台に、「知る権利」を守る自衛組織「図書隊」が不当な検閲から本を守るために戦っていくSFアクション。岡田演じる図書隊防衛部の鬼教官・堂上篤が、榮倉奈々演じる新米女性隊員の笠原郁を熱心に指導しながらも恋愛に発展していくさまも見どころだ。
新幹線の切符に表示される(東京都区内)の範囲はどこまで?
人気放送作家の鮫肌文殊氏と山名宏和氏が、知ってトクもしなければ、自慢もできない、だけど気になって眠れない、世にはびこる難問奇問を直撃解決!する連載「だから直接聞いてみた」。月刊誌「サイゾー」で連載されていた同企画(宝島社より単行本となって発売中!)が、ビジネスジャーナルにて復活! 今週は、林賢一氏が、新幹線など長距離間の切符に表示される目的地以上の範囲について、疑問をぶつけた!特急あずさでも!
[回答者]JR東日本お問い合わせセンター
遠出して新幹線で帰京する場合、チケットにはこう記されている。例えば浜松から品川駅へのチケットだと…… 【浜松 → 品川(東京都区内)】 東京都区内ならどこでも降りて良いシステム。名付けて「括弧・東京都区内の奴」。たった今、名付けられて、東京都区内も戸惑っているかもしれない。 いつも気になっていた括弧内の奴。 決して品川駅以外では降りることがないのに……。ご丁寧にざっくり表記していただいて……。これはJRのおせっかい? それとも細かな気配り? もしや、途中ぶらり下車のレコメンド? いやいや。チケット購入時に目的地は、確実に決まっている。余計なお世話といえばお世話である。 電車に揺られながら「ちょっと一駅先まで行ってみようかしら」などと思ったことなど一度もないし。謎である。 そこで【JR東日本お問い合わせセンター】に直接聞いてみた。「新幹線などのチケット表記が【東京都区内】とざっくりなのはなぜですか?」
担当者 えーっとですね。ある一定の距離、201km以上ですとか、そういった距離の切符を買って頂いた場合、23区内の駅まではお付けしますよというものなので。どうして23区内かというと、何ともお答えしかねるんですけども。 ──範囲がざっくりした理由は特にないんですか? 担当者 ある程度の距離でしたら、そのまま使って下さい、っていうことです。 ──サービス的な感じでしょうか? 担当者 そうですね。 ──201km以上っていう距離には何か意味があるんですか? 担当者 そうですね、この乗車券が「東京山手線圏内」という場合もございまして、それは買って頂く切符の距離が何キロのものなのか? で決まります。201 km以上ある切符を買っていただくと、23区内の駅をお付けするんですけど、200kmまでの駅、101kmから200kmまでの切符ですと「山手線圏内まで使えます」という乗車券になります。どれくらいの切符を買って頂くかによるんですね。 ──それって、その2種類のほかにまだあるんですか? 担当者 いえ、この2種類でございますね。一番最大が23区内でございます。東京だとこの2種類なんですが、大阪は大阪市内だったり、いろいろ各地域によってもエリアは違うんですけども、それぞれそういった決まりがあるんです。 ──埼玉でも同様のサービスってあるんですか? 担当者 いえ、首都圏は東京23区内だけですね。まぁ、横浜はまた別で横浜市内が付く場合もあります。東京都区内となっていますと、例えば何線を使われますか? ──例えば、埼京線とか。 担当者 えーっと、浮間舟渡駅までが23区内でございます。 ──23区内なら使えるってことですね。 担当者 そうです、そのまま乗車券は必要なく、お持ちの切符で乗っていただけます。 ──その浮間舟渡駅から23区内1駅越えると、ひと駅分乗車賃を払うんですよね? 担当者 そうゆうことになります。 ──これ、例えば中央線の吉祥寺駅で降りた場合、武蔵野市の場合はどうなるんですか? 担当者 西荻窪までが23区内なので、出てしまった西荻窪より先の分は乗車券必要ですので、お支払い頂きます。 というわけで、結論は【JRのサービス】ということだった。 理由は特にないわけで、オチがないような感じになって、なんかすみません。 長く乗った分、目的地の範囲も緩くします理論。201km以上乗ったら、さらにサービスでドンと範囲が広がる理論。そこに理屈はない。逆に言うと、「ただ何となく」の強み。 JRの底力なのか緩さなのか判別しようないが、23区内ならどこで降りても良い、という心地よさと余裕を噛みしめることが、大人への第一歩なのかもしれない。そんな小さな成熟でも、いや、そんな小さな成熟だからこそ必要なのだ、とふと思う。って、何をまとめようとしているんだ、わたしは。なんかすみません。 (文=酒平民 林賢一) ■おすすめ記事 ほとんどはアルバイトによる犯行!? コンビニ万引きの実情 巨大新聞社、外部からのチェックゼロで社長のやりたい放題!? “おしゃれな”ダイソー、ワンプライス業態で世界を席巻!? スーパーゼネコンで竹中工務店だけが赤字に転落の理由 主人公は右翼の女子高生、著者は経営者…異色の小説がブーム!?【ジャニーズ占い】今週のターゲットはA.B.C-Zの戸塚祥太!!
今週のジャニーズ占いのターゲットは、A.B.C-Zの戸塚祥太!! 11月からは、舞台『JOHNNYS' World ―ジャニーズ・ワールド―』に出演する戸塚さん。A.B.C-Z自体、舞台が得意なグループですが、ファンとしてはドラマや映画、バラエティにも挑戦してほしいところ。彼がほかの分野で活躍するには、どんな努力が必要でしょうか。
