「月給7925円」過酷すぎる地下アイドルビジネスの実態

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!  スマホ版もオープンしましたので、ぜひ、ご利用ください! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 「日本企業はムキになっている」技術盗用した中国の言い分 発生確率が10億年に1回の原発大規模事故は、なぜ起こった? 社用車で演歌を唸り、ホテルのスイートを定宿にする巨大新聞社長 ■特にオススメ記事はこちら! 「月給7925円」過酷すぎる地下アイドルビジネスの実態 - Business Journal(10月21日)
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休日の昼下がり観るには気合がいります。
(「ザ・ノンフィクションHP」より)
――『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』(共にテレビ東京)『情熱大陸』(TBS)などの経済ドキュメンタリー番組を日夜ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で裏読みレビュー! <今回の番組:10月7日放送『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)>  テーマ:地下アイドルビジネス 「生きてーる、生きてぇいるー」のテーマ曲が流れ、『ザ・ノンフィクション』のタイトルがイン。そして次に現れるのが番組のファーストカット。番組制作者が何を最初に持ってきて、視聴者の心を掴むのかが気になる。  が、そこに現れたのは給料明細の「7925」という数字だった。  これはひなたさゆり(19)の月給だ。  彼女は地下アイドル。ナレーターの泉谷しげるでさえ、素人向けの撮影会でポーズを取る彼女に対し「これってアイドルの仕事か?」とぼやくが、彼女の収入はこれが主だと思われる。アイドルグループに所属していたが、最近健康上の理由により脱退させられた。彼女はストレスや疲労による過呼吸を煩っている。そんな状況だから家賃はおろか電気や水道の支払いも遅れているらしい。  僕は驚きを隠せない。金額の低さではない。ほとんどのアイドルが生活が成り立たないのは知っている。驚いたのはこうして日曜の昼に堂々と放送されていることに、だ。 『ザ・ノンフィクション』の視聴者層は、中年男性と想定していることは間違いない。きっと多くの視聴者は「けしからん」とか「アイドルなんざ甘っちょろい」と思って見たのだろう。しかし、『アイドルすかんぴん2』はそんな予想を超えていた。  そういえば最近の『ザ・ノンフィクション』ではアイドルを扱った番組が多い。例えば5月に放送された『アイドルの家』も凄かった。あるアイドルの父はアル中で母親は弟を連れて家を出る。残された彼女は家事をしながら父を支えるが、彼はジョン・レノンとオノヨーコの「WAR IS OVER」Tシャツを着ながら酒をあおるのであった。  悪い冗談のような現実がカメラの前に曝されていた。 アイドルという言葉の意味が変化して来ているのは事実だろう。テレビに出る人気者、美男美女、そういった見栄えだけでは括れない。番組では地下アイドル、さらには海賊アイドルという言葉も登場していた。現実はさらに細分化されているのだろう。  鈴木真麗奈(18)が所属するfortuneもそんなグループの一つ。海賊アイドルの3人組。マリン服が海賊をイメージしているらしい。歌は……まぁ普通なのかさえ僕には分からない。ライブハウスの入りは10人にも満たなかった。事務所に渡されたギャラは1000円。彼女たちに入る金額はごくわずかだろう。  そんな状態だからメンバーの内の一人はガールズバーでバイトをし、遅刻を繰り返す。もう一人も同様。やる気の感じられない二人はとある学園祭では物販にも立たず、ナンパされた男からもらったパンを「お財布ないって言ったらくれたの」とケータイ片手に地べたに座りながら食べ、さも忙しそうに「イッキ食いしてる」と言い訳をする。はり倒したくなる言動だが、こんな彼女たちにファンが付くはずもない。50万という地下アイドルとしては破格の予算が組まれたfortuneだが、あっけなく解散。その事実を知って号泣する彼女たちだが、泉谷しげるは冷たく「また一つアイドルグループが消えていく」と言い放つ。  しかし、ひなささゆりの場合はグループにさえ入れない。ライブの盛り上げ役として会場から見ていた彼女は、その最中にサプライズとして新メンバーが加わったことを知らされる。もう自分が入る余地はない。アイドルは10代で芽が出なければ可能性はないと言える。  目の前で突きつけられた現実に、またも彼女は過呼吸になる。事務所の社長は慣れたもので、余裕で彼女を抱え、運ぶ。そして後日、陰に引退を勧めるが、ひなたはそれを拒否。 「人を楽しませたい」と語る彼女に対し、スタッフは「別にアイドルじゃなくても」と言い返す。長く取材を重ねていろんな面を見て来たのだろう。僕には「もう十分じゃないか」という風にも聞こえた。しかしひなたは「私はアイドルがいい」と微笑み、言い切る。金のない彼女はコンビニから貰ったおでんの汁をすすり、美味しそうに飲み干す。  これはもはや宗教だ。信じるものに対し、疑いがない。そして彼女にとって失敗は罪なのだ。  だからほかに選択肢がない。光熱費が払えない金額でも、自分はアイドルなんだと信じている。きっと彼女は「夢は追うもの」という信念があるに違いない。さらに「叶うもの」と付け加えられるのだろう。しかし、現実は給料明細が教えてくれる。数字は具体だ。残酷ではあるが、結果も教えてくれる。そこから得る物は大きいはずなのに、彼女はまだそこに目を向けない。  しかし、不思議なことにひなたは確かにアイドルだった。おでんの汁を「温かい」と言って大切そうに飲む姿は美しかったから。真麗奈も解散ライブ後に「次のオーディションがある」と言って渋谷の町を走る姿は素敵だった。 その姿が誰かの勇気になったことは間違いない。 (文=松江哲明/映画監督) ■おすすめ記事 「日本企業はムキになっている」技術盗用した中国の言い分 発生確率が10億年に1回の原発大規模事故は、なぜ起こった? 社用車で演歌を唸り、ホテルのスイートを定宿にする巨大新聞社長 社会のことは東大任せ!?なぜ京大出身の社長や官僚は少ない? トヨタの下請けいじめ、ヨイショ番組…すべては章男社長の面子のため

「月給7925円」過酷すぎる地下アイドルビジネスの実態

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!  スマホ版もオープンしましたので、ぜひ、ご利用ください! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 「日本企業はムキになっている」技術盗用した中国の言い分 発生確率が10億年に1回の原発大規模事故は、なぜ起こった? 社用車で演歌を唸り、ホテルのスイートを定宿にする巨大新聞社長 ■特にオススメ記事はこちら! 「月給7925円」過酷すぎる地下アイドルビジネスの実態 - Business Journal(10月21日)
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休日の昼下がり観るには気合がいります。
(「ザ・ノンフィクションHP」より)
――『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』(共にテレビ東京)『情熱大陸』(TBS)などの経済ドキュメンタリー番組を日夜ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で裏読みレビュー! <今回の番組:10月7日放送『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)>  テーマ:地下アイドルビジネス 「生きてーる、生きてぇいるー」のテーマ曲が流れ、『ザ・ノンフィクション』のタイトルがイン。そして次に現れるのが番組のファーストカット。番組制作者が何を最初に持ってきて、視聴者の心を掴むのかが気になる。  が、そこに現れたのは給料明細の「7925」という数字だった。  これはひなたさゆり(19)の月給だ。  彼女は地下アイドル。ナレーターの泉谷しげるでさえ、素人向けの撮影会でポーズを取る彼女に対し「これってアイドルの仕事か?」とぼやくが、彼女の収入はこれが主だと思われる。アイドルグループに所属していたが、最近健康上の理由により脱退させられた。彼女はストレスや疲労による過呼吸を煩っている。そんな状況だから家賃はおろか電気や水道の支払いも遅れているらしい。  僕は驚きを隠せない。金額の低さではない。ほとんどのアイドルが生活が成り立たないのは知っている。驚いたのはこうして日曜の昼に堂々と放送されていることに、だ。 『ザ・ノンフィクション』の視聴者層は、中年男性と想定していることは間違いない。きっと多くの視聴者は「けしからん」とか「アイドルなんざ甘っちょろい」と思って見たのだろう。しかし、『アイドルすかんぴん2』はそんな予想を超えていた。  そういえば最近の『ザ・ノンフィクション』ではアイドルを扱った番組が多い。例えば5月に放送された『アイドルの家』も凄かった。あるアイドルの父はアル中で母親は弟を連れて家を出る。残された彼女は家事をしながら父を支えるが、彼はジョン・レノンとオノヨーコの「WAR IS OVER」Tシャツを着ながら酒をあおるのであった。  悪い冗談のような現実がカメラの前に曝されていた。 アイドルという言葉の意味が変化して来ているのは事実だろう。テレビに出る人気者、美男美女、そういった見栄えだけでは括れない。番組では地下アイドル、さらには海賊アイドルという言葉も登場していた。現実はさらに細分化されているのだろう。  鈴木真麗奈(18)が所属するfortuneもそんなグループの一つ。海賊アイドルの3人組。マリン服が海賊をイメージしているらしい。歌は……まぁ普通なのかさえ僕には分からない。ライブハウスの入りは10人にも満たなかった。事務所に渡されたギャラは1000円。彼女たちに入る金額はごくわずかだろう。  そんな状態だからメンバーの内の一人はガールズバーでバイトをし、遅刻を繰り返す。もう一人も同様。やる気の感じられない二人はとある学園祭では物販にも立たず、ナンパされた男からもらったパンを「お財布ないって言ったらくれたの」とケータイ片手に地べたに座りながら食べ、さも忙しそうに「イッキ食いしてる」と言い訳をする。はり倒したくなる言動だが、こんな彼女たちにファンが付くはずもない。50万という地下アイドルとしては破格の予算が組まれたfortuneだが、あっけなく解散。その事実を知って号泣する彼女たちだが、泉谷しげるは冷たく「また一つアイドルグループが消えていく」と言い放つ。  しかし、ひなささゆりの場合はグループにさえ入れない。ライブの盛り上げ役として会場から見ていた彼女は、その最中にサプライズとして新メンバーが加わったことを知らされる。もう自分が入る余地はない。アイドルは10代で芽が出なければ可能性はないと言える。  目の前で突きつけられた現実に、またも彼女は過呼吸になる。事務所の社長は慣れたもので、余裕で彼女を抱え、運ぶ。そして後日、陰に引退を勧めるが、ひなたはそれを拒否。 「人を楽しませたい」と語る彼女に対し、スタッフは「別にアイドルじゃなくても」と言い返す。長く取材を重ねていろんな面を見て来たのだろう。僕には「もう十分じゃないか」という風にも聞こえた。しかしひなたは「私はアイドルがいい」と微笑み、言い切る。金のない彼女はコンビニから貰ったおでんの汁をすすり、美味しそうに飲み干す。  これはもはや宗教だ。信じるものに対し、疑いがない。そして彼女にとって失敗は罪なのだ。  だからほかに選択肢がない。光熱費が払えない金額でも、自分はアイドルなんだと信じている。きっと彼女は「夢は追うもの」という信念があるに違いない。さらに「叶うもの」と付け加えられるのだろう。しかし、現実は給料明細が教えてくれる。数字は具体だ。残酷ではあるが、結果も教えてくれる。そこから得る物は大きいはずなのに、彼女はまだそこに目を向けない。  しかし、不思議なことにひなたは確かにアイドルだった。おでんの汁を「温かい」と言って大切そうに飲む姿は美しかったから。真麗奈も解散ライブ後に「次のオーディションがある」と言って渋谷の町を走る姿は素敵だった。 その姿が誰かの勇気になったことは間違いない。 (文=松江哲明/映画監督) ■おすすめ記事 「日本企業はムキになっている」技術盗用した中国の言い分 発生確率が10億年に1回の原発大規模事故は、なぜ起こった? 社用車で演歌を唸り、ホテルのスイートを定宿にする巨大新聞社長 社会のことは東大任せ!?なぜ京大出身の社長や官僚は少ない? トヨタの下請けいじめ、ヨイショ番組…すべては章男社長の面子のため

「月給7925円」過酷すぎる地下アイドルビジネスの実態

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます!  スマホ版もオープンしましたので、ぜひ、ご利用ください! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 「日本企業はムキになっている」技術盗用した中国の言い分 発生確率が10億年に1回の原発大規模事故は、なぜ起こった? 社用車で演歌を唸り、ホテルのスイートを定宿にする巨大新聞社長 ■特にオススメ記事はこちら! 「月給7925円」過酷すぎる地下アイドルビジネスの実態 - Business Journal(10月21日)
post_884.jpg
休日の昼下がり観るには気合がいります。
(「ザ・ノンフィクションHP」より)
――『カンブリア宮殿』『ガイアの夜明け』(共にテレビ東京)『情熱大陸』(TBS)などの経済ドキュメンタリー番組を日夜ウォッチし続けている映画監督・松江哲明氏が、ドキュメンタリー作家の視点で裏読みレビュー! <今回の番組:10月7日放送『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ)>  テーマ:地下アイドルビジネス 「生きてーる、生きてぇいるー」のテーマ曲が流れ、『ザ・ノンフィクション』のタイトルがイン。そして次に現れるのが番組のファーストカット。番組制作者が何を最初に持ってきて、視聴者の心を掴むのかが気になる。  が、そこに現れたのは給料明細の「7925」という数字だった。  これはひなたさゆり(19)の月給だ。  彼女は地下アイドル。ナレーターの泉谷しげるでさえ、素人向けの撮影会でポーズを取る彼女に対し「これってアイドルの仕事か?」とぼやくが、彼女の収入はこれが主だと思われる。アイドルグループに所属していたが、最近健康上の理由により脱退させられた。彼女はストレスや疲労による過呼吸を煩っている。そんな状況だから家賃はおろか電気や水道の支払いも遅れているらしい。  僕は驚きを隠せない。金額の低さではない。ほとんどのアイドルが生活が成り立たないのは知っている。驚いたのはこうして日曜の昼に堂々と放送されていることに、だ。 『ザ・ノンフィクション』の視聴者層は、中年男性と想定していることは間違いない。きっと多くの視聴者は「けしからん」とか「アイドルなんざ甘っちょろい」と思って見たのだろう。しかし、『アイドルすかんぴん2』はそんな予想を超えていた。  そういえば最近の『ザ・ノンフィクション』ではアイドルを扱った番組が多い。例えば5月に放送された『アイドルの家』も凄かった。あるアイドルの父はアル中で母親は弟を連れて家を出る。残された彼女は家事をしながら父を支えるが、彼はジョン・レノンとオノヨーコの「WAR IS OVER」Tシャツを着ながら酒をあおるのであった。  悪い冗談のような現実がカメラの前に曝されていた。 アイドルという言葉の意味が変化して来ているのは事実だろう。テレビに出る人気者、美男美女、そういった見栄えだけでは括れない。番組では地下アイドル、さらには海賊アイドルという言葉も登場していた。現実はさらに細分化されているのだろう。  鈴木真麗奈(18)が所属するfortuneもそんなグループの一つ。海賊アイドルの3人組。マリン服が海賊をイメージしているらしい。歌は……まぁ普通なのかさえ僕には分からない。ライブハウスの入りは10人にも満たなかった。事務所に渡されたギャラは1000円。彼女たちに入る金額はごくわずかだろう。  そんな状態だからメンバーの内の一人はガールズバーでバイトをし、遅刻を繰り返す。もう一人も同様。やる気の感じられない二人はとある学園祭では物販にも立たず、ナンパされた男からもらったパンを「お財布ないって言ったらくれたの」とケータイ片手に地べたに座りながら食べ、さも忙しそうに「イッキ食いしてる」と言い訳をする。はり倒したくなる言動だが、こんな彼女たちにファンが付くはずもない。50万という地下アイドルとしては破格の予算が組まれたfortuneだが、あっけなく解散。その事実を知って号泣する彼女たちだが、泉谷しげるは冷たく「また一つアイドルグループが消えていく」と言い放つ。  しかし、ひなささゆりの場合はグループにさえ入れない。ライブの盛り上げ役として会場から見ていた彼女は、その最中にサプライズとして新メンバーが加わったことを知らされる。もう自分が入る余地はない。アイドルは10代で芽が出なければ可能性はないと言える。  目の前で突きつけられた現実に、またも彼女は過呼吸になる。事務所の社長は慣れたもので、余裕で彼女を抱え、運ぶ。そして後日、陰に引退を勧めるが、ひなたはそれを拒否。 「人を楽しませたい」と語る彼女に対し、スタッフは「別にアイドルじゃなくても」と言い返す。長く取材を重ねていろんな面を見て来たのだろう。僕には「もう十分じゃないか」という風にも聞こえた。しかしひなたは「私はアイドルがいい」と微笑み、言い切る。金のない彼女はコンビニから貰ったおでんの汁をすすり、美味しそうに飲み干す。  これはもはや宗教だ。信じるものに対し、疑いがない。そして彼女にとって失敗は罪なのだ。  だからほかに選択肢がない。光熱費が払えない金額でも、自分はアイドルなんだと信じている。きっと彼女は「夢は追うもの」という信念があるに違いない。さらに「叶うもの」と付け加えられるのだろう。しかし、現実は給料明細が教えてくれる。数字は具体だ。残酷ではあるが、結果も教えてくれる。そこから得る物は大きいはずなのに、彼女はまだそこに目を向けない。  しかし、不思議なことにひなたは確かにアイドルだった。おでんの汁を「温かい」と言って大切そうに飲む姿は美しかったから。真麗奈も解散ライブ後に「次のオーディションがある」と言って渋谷の町を走る姿は素敵だった。 その姿が誰かの勇気になったことは間違いない。 (文=松江哲明/映画監督) ■おすすめ記事 「日本企業はムキになっている」技術盗用した中国の言い分 発生確率が10億年に1回の原発大規模事故は、なぜ起こった? 社用車で演歌を唸り、ホテルのスイートを定宿にする巨大新聞社長 社会のことは東大任せ!?なぜ京大出身の社長や官僚は少ない? トヨタの下請けいじめ、ヨイショ番組…すべては章男社長の面子のため

女は矮小化した? 常識の枠を飛び越えた岡本かの子らの人生を見つめ直す

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『烈しい生と美しい死を』(瀬戸内寂
聴、新潮社)

 同性の恋人とのセックスや年下の男との同棲宣言を、自ら編集する雑誌「青鞜」に発表し世間から大バッシングに遭った、平塚らいてう。痔の手術をした病院で会った美青年医師に惚れ、夫を使って、愛人として家に連れ帰った作家・岡本かの子。「結婚しながら別の男に走る」を、人生で2度繰り返した伊藤野枝――。

 斜め読みすると、一見、偉人のスキャンダラスな言動を取り上げて面白がる本のようにも見える『烈(はげ)しい生と美しい死を』(瀬戸内寂聴、新潮社)は、文字通り己の心の底から聞こえてくる欲望や理念に従い、烈しい人生を歩んだ女たちと、著者自身の人生を重ねてつづったエッセイ集だ。

 これまで「事実に限りなく近い評伝小説」という形で、近代に生きた女性を取り上げてきた瀬戸内寂聴。『烈しい生と…』には、今まで著者が書いてきた人々の中から、約100年前の時代を動かした女性たちのエピソードや取材秘話が収められている。一編一編が短いので、今まで彼女の作品を読んでいない人にとっても、“寂聴入門編”として取っ付きやすい1冊になっている。

キリストは青森で死んだの?

今回は都市伝説を検証してみます。

「キリストは106歳まで生き、青森で天寿を全うした。」

なぬっ?あの聖者イエス・キリストはゴルゴダの丘で磔刑されたんじゃないの?
どうやら、青森県の新郷村にはキリストの墓があるらしい。のっけから怪しい‥
聖書に載ってない墓ってタブーじゃないの?何かの陰謀?
そういう訳で、日本が誇るオカルト情報誌「ムー」から応募したツアーに参加してみマース。

中国進出の○○

上海で詐欺的、脅迫的対応を繰り返して日本人から金を巻き上げている事件が今頻発しているようだ。

事件の概要はこうだ。
中国で安くデンマークのブランド品家具が作れるから、それで儲けよう、ついては家具の買い取り契約をTさんの会社で契約するように話があり、その話で契約がされた。

空白の2時間 NO.4

私達は綿密に打ち合わせを行い、翌日の調査に備えた。
次回からは調査員を増員し、監視態勢を強化する事とした。

通常では考え難い空間においても監視の目を光らせ、
会社から一歩たりとも外に出た場合は確実に確認出来る態勢を取る。
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賭博を自慢した学生が前代未聞の盗撮画像を公開!

賭博行為をネット上で自慢していた男子大学生のツイートから、意外な事実が発覚した。

問題の学生は、数万円単位の賭けボーリングを友人らと定期的に行っていたようだ。「ボーリングしてた!1万8千円勝ちしたわー」、「ボーリング、ただいま人生初の1万負け」、「ボーリングから12時ころ帰宅して今起きたー2万勝ちした」、「久しぶりにかけボーリングしたー2万6000円買ったよー」(原文ママ)といった発言が満載である。

おっさんとデブだけじゃない! いびきに悩むオンナに傾向と対策を教えて!

Photo by WarmSleepy from Flickr

 グォーグォーグォー、ゲホッ……うるさい! と、横で寝ている彼や旦那を叩き起し、鼻でつまんでいびきを止めようとしたことがある人も多いだろう。鼻をつまんでも、横にしても、一時はしのげるかもしれないが長くは続かない。そして、それはあくまで自分ではなく他人の話。実は、女性も自分の気が付かないところで、いびきをしてしまっている人が多いという。「いびきって太っている人がするもんじゃなかったの!?」と思っている方、大きな間違いです。いびきは単におデブちゃんのものではなかったのです!

「いびきをかいてしまうメカニズムは、気道(呼吸の空気の通り道)が狭くなっていることが考えられます。寝ている時は重力の影響で下顎が下がり、口が開いて舌が喉へ落ちることで気道が狭まってしまいます。そこへ吸気時に“のどちんこ(口蓋垂)”が引きこまれ、振動音を発するのがいびきの音です」

「どうやってセックスすればいいの?」当事者たちの生の声が満載『身体障害者の性活動』

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NPO法人・ノアール理事長・熊篠慶彦さん。
 時折取り上げられるテーマでありながら、実態が知られることは少ない「障害者の性。ある意味、キワモノ的に取り上げられてばかりの社会問題といえる。  そうした中、今年7月に出版された『身体障害者の性活動』(三輪書店)は、「障害者の性」を個別具体的に取り上げる前例のない書籍だ。発行元は、医学書・医学関連書籍を専門に扱う三輪書店。いったい、どんなに堅いことが書いてあるのかと思ったら、表紙のイラストはリリー・フランキー氏。帯は宮台真司氏といった具合。専門書なのか、一般書なのか、判然としないままページをめくってみて驚いた。そこには、障害者のセックスが具体的にどのような形でサポート可能なのか。さらに、脳性麻痺や頸椎損傷など、障害別に当事者たちがどのようにしてセックスを行っているのかが具体的に記されている。図版や写真を用いることで、当事者だけでなく支援に当たる人々がどう接すればいいのか知ることができるのだ。  具体例の多くは当事者が執筆しているため、文体は少々硬めになっているものの、生々しさが伝わってくる。さらに、「障害者専門デリヘル」の元デリヘル嬢が執筆している項目もあり、一冊で「障害者の性」の全体像を知ることができる構成になっている。 「企画が立ち上がってから、書籍化までの道のりは楽ではありませんでした」  と、編著者の一人で、当事者でもある熊篠慶彦さんは語る。熊篠さんは自ら望んでAVに出演したり、「障害者の性」の問題を扱うNPO法人・ノアール理事長を務めたりと、非常にアクティブな人物だ。日常の移動には電動車椅子を用いているにもかかわらず、ハンディキャップをあまり感じさせることはない。継続的に開催しているイベントでは、ノアールを支援しているTENGAが、名物商品「TENGA EGG」を配布しているし、熊篠さん自身もかなり女性に目がない――。と記すと、面白おかしい人物かと思われそうだが、本書に記されたような問題を語る時、彼の態度は非常に真摯である。 「出版のきっかけは、2010年に共編著の玉垣努さん(神奈川県立保健福祉大学教授)と開催したイベントです。その時、私自身がセックスしている動画を使って、障害者の性の問題について語り合いました。その時、来場していた三輪書店の方が『これを書籍化しましょう』と提案してくれたんです」  しかし、そこからの道のりは厳しかった。本のテーマは、障害者の性の実態をありのままに描くことだ。だが、それほど困難な問題はない。 「そもそも、まず障害者に“性の問題”があることに気づいている人は、まだまだ少ないんです。障害者が、そうした問題を相談して解決することができるのは、家族でも友人でもなく、専門職のセラピストのはずです。ところが、セクシュアリティの専門教育を受けたセラピストなんていないんです」  つまり、ありのままの現状を記した時にまずあるのは、「セックスしたい」「マスターベーションしたい」と思っているにもかかわらず、できないし相談相手もいない障害者がいるということだ。 「障害者が一人で日常生活を送れるよう、リハビリではお尻を拭くといった訓練は行われます。ところが、どうやってマスターベーションをするかは訓練の範疇にないんです。私も手に障害がありますが、マスターベーションのやり方を教えてもらったことはありません」  ゆえに、書籍化する時にまず必要だったのが障害者のニーズ、どのようなことに困っているかをリサーチすることだった。 「当初、“障害者の方にも実名で執筆してもらいたい”というアイデアもありましたが、それは無理でした。なぜなら、本名で性の問題を語ることができるほどの土壌が日本にはないからです。そこで、ペンネームでもよいので執筆してもらうことになったんですが、それでも問題は残りました。というのも、症例の少ない障害だと、誰が執筆したか匿名にしてもわかってしまうからなんです。本人が執筆したがっていても、家族に反対されて断念した例もありましたね」  2年余りの時間をかけて、断られたら次の依頼へと順繰りに繰り返し……結局、執筆に応じてもらえたのはコンタクトをしたうちの半分くらいだったという。こうして出来上がった本書の価値を、熊篠さんは語る。 「現状、“障害者の性”は極めてプライベートなものとして扱われていて、セラピストですら介入したがらないんです。つまり、タブーにすらなっていないといえます。それを、ちょっとでも変えることのできる契機になればよいのかと思います。私の使っているような車椅子は、遊びの道具じゃないという先入観があると思いますが、考えようによってはアトラクションじゃないですか? 車椅子の上でのセックスなんて、お金を払ってもなかなかできないでしょう。ディズニーランドよりも希少価値はありますよ」  それにしても、本書は健常者として日常生活を送っていれば気づかないことに気づく点ばかりの内容だ。たとえば、障害の種類によっては握力がなかったり、腕の上下運動が困難でマスターベーションができないこともあるなんて、そうそう知らない。いまや世界的定番になっているTENGAのようなオナカップが、障害者にとっては健常者以上に画期的なものだったなんて、初めて知ることができた。   この問題を語るために、自らも身体を張る熊篠さん(https://www.youtube.com/watch?v=Wc3Hi5nTguE)。本書の持つ意義は、書かれている内容以上に濃厚だ。 (取材・文=昼間 たかし) ●くましの・よしひこ 1969年、神奈川県生まれ。出生時より脳性麻痺による四肢の痙性麻痺がある。特定非営利活動法人・ノアール理事長。医療、介護、風俗産業など、さまざまな現場で障害者の性的幸福追求権が無視されている現状に突き当たり、ノアールの活動を通して身体障害者のセクシュアリティに関する支援、啓発、情報発信、イベント・勉強会などを行っている。