気鋭のノンフィクション・ライターが暴く、‟独裁者”橋下徹の本性

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「週刊新潮」10月18日号 中吊り広告より
佳作 「法務大臣『田中慶秋』と暴力団の癒着」(「週刊新潮」10月18日号) 注目記事 「安倍晋三『黒い交際写真』の謀略」(「週刊ポスト」10月26日号) 注目記事 「緊急連載 ハシシタ 奴の本性 佐野眞一+本誌取材班」(「週刊朝日」10月26日号) 注目記事 「世界初の快挙! 性交中の男女MRI画像の衝撃」(「週刊ポスト」10月26日号)  今週は、ノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京大教授を、多くの週刊誌が取り上げている。スマートな容姿や話し方、それにスポーツマンという文武両道の魅力的な人物である。  新潮によれば、iPS細胞(人工多機能性幹細胞)というのは 「“万能細胞”とも言われますが、皮膚や神経、臓器などあらゆる細胞になりうる能力をもった若い細胞と思ってもらっていい。つまり、理論的には心臓や各種臓器、神経から皮膚まですべて作り出せる夢のような細胞で、移植など“再生医療”に道を開く画期的な発見なのです」(科学評論家・佐川峻)  大阪で生まれ、実家は東大阪でミシン部品工場を経営。少年時代はスポーツ少年で、柔道に打ち込んでいたという。勉強は親にいわれなくてもやるタイプだったと、母親の美奈子が週刊朝日で語っている。  長男だから跡継ぎの問題も出てきそうだが、 「うちの主人は東大阪の町工場の2代目でしたが、当時は人手不足で、人寄せだけでも気苦労の連続。伸弥には向いてません。継がせるなんて、思うたことありませんねん。そやけど今、200人の研究所の所長でやりくりできているのは、主人の商売の血が流れとるからでしょうかね」(美奈子)  神戸大学医学部時代はラグビーをやり骨折も経験し、卒業した後は整形外科医を目指したが、研修医時代、20分で出来る手術が2時間もかかり、ついた渾名が「ジャマナカ」だったという。  山中教授は臨床医からドロップアウトして基礎研究の道に進み、そこでも何度か挫折を味わいながらiPS細胞の研究を結実させる。  山中教授は『「大発見」の思考法』(文春新書)で「『人生万事塞翁が馬』だと思っています。挫折や回り道を経験したからこそ、iPS細胞に出会うことが出来た」(文春)と語っている。  今週は全体にタイトル倒れの記事が多かった。週刊現代でいえば、松浪健太、石関貴史、小熊慎司など「日本維新の会」に駆け込んだ議員を集めた緊急座談会「なぜ、われわれはガラクタと呼ばれるのか(涙)」は、タイトルに惹かれて読んだが目新しい話はなく、(涙)の部分がどこにもなかった。  文春の「小林幸子号泣インタビュー」も同じだ。  週刊新潮が4月12日号で報じた小林の個人事務所「幸子プロモーション」元社長・関根良江と元専務・沢田鈴子の解任に端を発し、33年にわたって幸子を支えてきた関根や沢田が、昨年結婚した小林の夫・林明男に経営に口を出された揚げ句、小林に切り捨てられたと批判し、泥沼の騒動になった。 「幸子プロの内情を知る小林の知人によれば、会社の経理は不明朗なものだった。『小林は世間知らずで実務のことはまったく分からず、今までは経理を仕切る沢田さんと関根さんの二人で自由に回してきました。そこに、夫の林さんが介入したことが、彼女たちにはおもしろくなかったのです』」  小林の知らないところで二人は甘い汁を吸っていた、と言いたいようだ。  関根はこの騒動が起きる前、音楽業界に絶大な権力をもつ“芸能界のドン”のもとに駆け込み、小林からの和解申し込みもドンの意向で断られたというのである。6月15日にやっと関根側と和解するが、このことが報じられると関根側から「全面和解ではない」と再び声が上がる。  追い詰められた中で、芸能界の孤児になった小林を救ったのが「兄貴」と慕うさだまさしだった。  さだが新曲の作詞・作曲を引き受けてくれたが、小林の名前ではスタジオさえも借りれず、新曲のレコーディングは別の歌手の名前を借りて極秘裏にやったという。新曲は「茨の道」。歌には「耐えて 耐えて 耐えて 生きて 生きて 生きて」という詩が入る。  タイトルといい歌詞といい、今回のスキャンダルに便乗しているように思えるが、したたかな彼女だから、それも計算済みなのだろう。文春の誌面を借りて小林側の言い分を語っただけ。そう受け取られても仕方ない記事づくりである。  辛口にならざるを得ない中で、いくつか注目記事を取り上げてみた。ポストの「男女のMRI画像」は“衝撃”かどうかはともかく、へぇーと思わせるものではある。  これは著名な科学者アレグザンダー・シアラスが、セックスとオーガズムの関係を視覚的に分析するために、性交中の男女の性器の断面図をMRIによって撮影したのだそうである。  その男女の写真が出ているが、なかなかの美男美女。薄いガウンを羽織っただけの二人は、濃厚なキスを交わした後、MRIカプセルの中で正常位セックスを12分間続けた。  その時の断面写真が掲載されている。これまでイラストなどではあったが、こうしたものは珍しいかもしれない。膣内のヒダもリアルに再現されている。  毎週似たり寄ったりのセックス記事が多い中、少し新鮮みのある企画ではある。  お次は、やや人気に陰りが見える橋下徹大阪市長だが、週刊朝日がノンフィクション・ライターの佐野眞一を起用して連載を始めた。  この連載の意図は、タイトルにある「ハシシタ」や「奴の本性」でわかろうというものだ。  冒頭は9月12日に開かれた「日本維新の会」の旗揚げパーティーのシーンから始まる。橋下の挨拶を占い師・細木数子と重ね合わせ、 「田舎芝居じみた登場の仕方といい、聴衆の関心を引きつける香具師まがいの身振りといい、橋下と細木の雰囲気はよく似ている」  また、 「橋下徹はテレビがひり出した汚物である、と辺見庸が講演で痛烈に批判したとき、我が意を得た思いだった」  と書いているように、相当きつい橋下批判の連載になりそうな予感。  パーティーで出会ったけったいな老人の話から続けて、佐野ノンフィクションの常道である橋下の血脈、父親・橋下之峯と被差別部落へと向かい、中上健次との世界と重ね合わせるところで1回目は終了する。  『あんぽん』(小学館)で孫正義の在日三世としての出自を徹底的に取材した佐野が、この連載で向かうのはどこになるのか。彼がじっくり腰を据えて橋下に取り組む覚悟なら、橋下本人にとってはもちろんのこと、読者にとっても興味深いものになるかもしれない。次回以降を注目したい。  ポストの安倍晋三の「黒い交際写真」は、羊頭狗肉気味の記事ではあるが、このタイミングで出てきたのは何かあるのかと思わせるものはある。  この写真は08年、安倍が健康上の理由で総理を辞任してから1年も経っていない頃、安倍事務所内で撮られた。真ん中に安倍、左に米共和党の大物政治家マイク・ハッカビー元アーカンソー州知事、右に現在刑事被告人として公判中の韓国籍の男性・永本壹柱だそうである。  永本が問われているのは貸金業法違反。永本は山口組暴力団関係者で「山口組の金庫番」と捜査当局は見ていると書いている。また彼は、北朝鮮とも深い関係があり「北に30億円を送った」などと公言していたという。  こうした人間と親密だったとしたら、北朝鮮への強硬な姿勢を見せている安倍総裁にとって大きな痛手になりそうだが、安倍側は「ハッカビー氏が訪れた際、複数名いた中の一人で、面識も付き合いもない」と回答し、永本のほうも「その時に会っただけで、親しく付き合っているわけではない」と答えている。  今のところこれ以上発展しようがないようだが、総理になれば再び火を噴きそうな予感のする写真ではある。  今週のグランプリは残念ながら該当記事なし。佳作として週刊新潮の「『田中慶秋法務大臣』と暴力団の癒着」を挙げたい。  失礼だが、田中慶秋という代議士はそれほどポピュラーな人物ではないし、就任当初、自ら代表を務める民主党神奈川県第5区総支部が、台湾籍の男性が経営する企業から計42万円の献金を受けていた政治資金規正法違反が浮上した際も、一般的な関心はさほど引かなかった。  だが、新聞マスコミは新潮が出る前から騒ぎ出し、10月11日のasahi.comではこう報じた。 「藤村修官房長官は同日午前の記者会見で『政治家の交際や地元活動は、いささかも違法、不適切のそしりを受けないようにするのが当然』と述べた。『必要なら政治家本人が説明責任を果たすことに尽きる』とも語り、田中氏自身が事実関係を明らかにすべきだとの考えを示した」  この御仁のクビは風前の灯火。臨時国会が開かれれば真っ先に責任を問われることになる。  新潮によれば、今から30年ほど前、横浜・新富町の高級クラブで開かれた稲川会系の組長の新年会や忘年会に、田中が出席していたという。  それだけではない。彼と親しかった稲川会の幹部の名を挙げれば切りがないと暴力団関係者が語っているほど、関係は密なようだ。中でも志村久之(仮名)というヤクザで右翼団体の会長だった人物とは「極めて親密だった」といわれる。彼は昨年50歳で死んでいるが、志村の結婚の仲人をしたのが田中議員だった。  新潮のインタビューで田中法務大臣は「縷々、弁明を続けた田中大臣だったが、最も重要な点である暴力団との交遊については、意外なほどアッサリと事実関係を認めたのである」  新潮発売の翌日、田中法相は閣議後の記者会見で暴力団関係者との交際を大筋で認め、「そういう関係をしたこと自体、大変申し訳ない」と陳謝したが、辞任するとは言わなかった。  昔から法務大臣には大物を据えない「慣習」があるといわれるが、ワースト3には入る“大物”人物のようではある。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか 

「親子の愛憎劇の幕引き、憎いなら憎めばいい」親の介護で繰り返される業

Photo by Zanthia from Flickr

(前編はこちら)

――実際世の中、そんなに仲良し親子ばかりじゃないですよね。親のことが嫌いという人も結構います。

小山 もともと親子関係が悪かったという人は、介護を親子関係を改善するチャンスだと思ってほしいですね。それにケンカできればまだいい方。ケンカにさえならないかもしれません。それほど介護は闘いなんです。うちの施設の入所相談でも、「これまで、親に愛されてこなかった」という人は多いですよ。目の前で泣かれることもよくあります。本人は「愛されなかった」と思いこんでいるのでしょうが、本当にそうだったかどうかは、また別だと思います。客観的に見ると、必ずしもそうとは思えないことも多い。実際どうだったかは置いといて、介護という現実の前では、この場を親子関係の修復の機会だと思えばいいんですよ。本当の親子関係を見つけるために、前向きに介護をやってほしいと思います。

――親が嫌いだという人が介護と向き合えるんでしょうか?

小山 私が見るかぎり、親子関係が悪かった人ほど介護に執着しますね。ほかの兄弟ではなく、自分から介護の担当を買って出て、愛憎劇を繰り返している。それほどまでに憎んでいる親は、もはや昔の親ではなく、今は自分より弱い存在になっているのに、です。「私は愛されなかった」と思うのなら、離れればいいのにと思うんですが、そうはならない。人間って業が深いな……と思いますね。

 私は30代で両親を亡くしましたから、実の親の介護は経験できませんでした。どんな介護になっていただろうかとも思います。それでも生きていてくれていた方がよかった。だからというわけではありませんが、愛憎劇もやるなら徹底してやればいいと思うんです。憎いなら憎めばいい。途中でやめるから、中途半端に感情が抑えられて、感情の行き場所がなくなるんです。半端だから愛憎劇が終わらない。介護は最後まで突き詰めるチャンスなんです。親が生きている間に、勇気を持って愛憎劇に幕を引いてほしい。もちろんそれは口で言うほど簡単なことではありません。それまでの互いの人生が明るみに出るんですから。しかも、1対1ではない。父と母、さらに兄弟との関係、それぞれが複雑に絡み合っているんですよ。「お父さんは妹ばかり可愛がっていた」「お兄ちゃんは優等生だった」ってね。難解な数式以上の関係です。

『ミルキー』が描く、乳首を吸われて感じる“女”の私、乳を出す“母”の私

『ミルキー』/講談社文庫

■今回の官能小説
『ミルキー』(林真理子、講談社文庫)

 女の人生の中で、最も美しく輝くのは出産直後だと言われている。確かに妊娠、出産を経験した女性の持つ“神秘性”に誰もが陶酔し、またその女性自身も、ただの“女”から“母”へとバージョンアップしたことに酔っているかもしれない。

 が、まるまるとしたお腹を抱えて歩いている女性やベビーカーを引いている女性とすれ違うたびに、誰もがどこかで感じているのではないだろうか? 「このオンナ、セックスしたんだよね」と。妊娠・出産をした女性は、ある意味、大声で「私、セックスしました」と言って回っているようなものなのだ。

 人を産むという女性限定の経験を経て、「聖母像」に対する視線を向けられる“母”に、“セックス”を思い浮かべてしまう――その禁忌こそが、エロさを感じさせるのだろう。

「バクチを打てる人間がいなくなった……」アニメの製作委員会方式はもう限界なのか

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秋クールの注目作『中二病でも恋がしたい!』
も製作委員会方式が取られている
(公式サイトより)。
 10月スタートの秋アニメの初回放送が一通り終わり、ファンたちはさまざまな感想を述べている。  現在、アニメ製作の多くを占めるのが製作委員会方式だ。テレビアニメだと、オープニングの最後に表示される「○○製作委員会」のクレジットは、誰もが見たことがあるだろう(近年は妙な名称を付けるものもあるが)。  よく知られている通り、製作委員会方式はさまざまな企業がお金を出し合って作品を制作する方法だ。各企業は出資比率に応じてロイヤリティを得たり、各々が商品化権や海外販売権などで収益を得ることになる。  日本における製作委員会方式は、特にリスクの分散を重視しているとされる。制作側は制作費用の負担で発生するリスクを避けられるし、流通部門の企業は、あらかじめ決まった制作費内のコストで安定したクオリティーのコンテンツを確保することができる。また、広告部門の企業があれば、認知度の確保も可能だ。つまり、マンガや小説を原作にして映像作品やゲームを展開する、あるいはその逆を行うメディアミックスが拡大していく中で、アニメはもとより実写作品でも、製作委員会方式はベストな方法として多用されてきたわけである。  日本で製作委員会方式が導入されたのは、1980年代に独立系の映画会社が登場してからだとされる。80年代には、大手総合商社が原作を保有する出版社と手を組む方法がよく用いられ、90年代に入るとそこにテレビ放送局も参入するようになってきた。アニメでは、84年の『風の谷のナウシカ』を契機に、まず劇場用アニメから製作委員会方式が普及していった。90年代になるとテレビアニメでも製作委員会方式が用いられるようになる。製作委員会方式で成功したとされる作品には、オリジナルアニメから多方面に展開し成功した『新世紀エヴァンゲリオン』や、ライトノベル原作から展開した『スレイヤーズ』などが挙げられる。  しかし現在、製作委員会方式は欠点のほうが目立つようになってきた。アニメのメディアミックス戦略では、放映に合わせて原作のライトノベルやマンガ単行本を販売して収益を得るのは基本中の基本だ。これに加えて、グッズやコラボ商品、それこそ抱き枕から、マウスパッドにタオルにポスターにと、思いつく限りの商品が展開されていく。  ところが、例えば製作委員会に参加している企業が、あるグッズを考えついたとする。すると、「そのジャンルの商品化権は別の企業が……」なんてことが多々あるのだ。製作委員会に参加していない企業がグッズ展開を提案しようとすると、さらに大変だ。要は、権利がやたらと複雑化して、何がなんだかわからない混乱が当たり前に起きているのだ。もちろん、こうした混乱が収益を得る機会の損失を招くこともあり得る。メディアミックスが当然になり、展開の幅が広がったいま、権利関係をシンプルにするスキームが求められている。  さらに、製作委員会の利点であったはずのリスク分散は、作品づくりの足かせともなりつつある。リスク分散は前述の通り、製作委員会方式が普及した大きな理由だ。ところが「リスクを最大限回避する」ために、冒険的な作品が生まれにくくなっている(このことは実写映画では、もっと如実に現れているはずだ)。製作委員会に参加する、どの企業も「どーんと出資して、どーんと稼ごう」なんてところはない。「ちょっとずつ出して、損をしないようにしよう」という思考なのだ。これでは、時代を変えるような新たな作品が生み出されるとは思えない。 「もうアニメは製作委員会方式はやめて、自社製作を中心に据えるほうがよいのではないでしょうか。例えば、劇場用アニメを製作するなら2億円もあれば多いほうです。あえて製作委員会方式を使うメリットが感じられません。かつて、バンダイは『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987年)時に、ガイナックスに好きに作らせました。結果、赤字になってしまいましたが、ガイナックスは『トップをねらえ!』などを制作して完済しました。ある程度資本力のある企業であれば、作品が一つコケても、ほかがヒットすれば埋め合わせができるはずです」 と、ある製作会社のプロデューサーは話すが、はたしていまのアニメ業界にそんな大バクチをやろうと立ち上がる人材はいるだろうか? いま求められているのは、昭和の時代にいたような剛腕なプロデューサーと出資者だろう。それは、アニメから実写まで同じなのだが。 (取材・文=昼間たかし) 

“3代目相棒”成宮寛貴の評価は上々!? 秋ドラマ初回レビュー(前編)

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テレビ朝日『相棒 season11』
 10月1日の『連続テレビ小説「純と愛」』(NHK総合)を皮切りに、続々と始まった秋の連続ドラマ。総じて盛り上がりに欠けた印象の夏ドラマとは異なり、今クールはその華やかで豊かなラインナップに、「どれを見ようか」と迷っている人も多いのでは?  ここでは「秋ドラマ初回レビュー~前編~」と題し、10月1日~10月11日にスタートした12作品をランキング形式で振り返ってみたい。 ■トップの『相棒 season11』、3代目相棒・成宮寛貴の評判は?  まず、初回放送の平均視聴率上位は次のとおり(視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区)。 1位『相棒 season11』(テレビ朝日系)19.9% 2位『連続テレビ小説「純と愛」』(NHK総合)19.8% 3位『ゴーイング マイ ホーム』(フジテレビ系)13.0% 同率3位『結婚しない』(フジテレビ系)13.0% 5位『宮部みゆきミステリー「パーフェクト・ブルー」』(TBS系)9.0% 同率5位『東京全力少女』(日本テレビ系)9.0%  7位以降は、長澤まさみが主演『高校入試』(フジテレビ系、7.7%)、ピース・綾部が毎週、誰かに毒薬を渡していく一話完結のミステリー『赤川次郎原作 毒<ポイズン>』(日本テレビ系、3.7%)、サイバーエージェントの女性限定掲示板とのコラボドラマ『ガールズトーク~十人のシスターたち~』(テレビ朝日系、2.5%)と続く。  トップは、初回スペシャルが2時間9分にわたり放送され、3代目相棒の成宮寛貴がついにベールを脱いだ『相棒 season11』。初回は香港を舞台に、新米刑事の享(成宮)と、右京(水谷豊)が偶然出会い、一緒に事件を解決。尚、瞬間最高視聴率は24.4%だった。  3代目相棒の特徴は、血の気が多く、正義感に溢れ、“絶対音感”を持っている点。そしてなんといっても、細身の服に浮かび上がる細マッチョな肉体美と、プリッとした小尻だろう。新キャストについて『相棒』の熱狂的ファンらは、享の彼女(笛吹悦子)に対して「なんでおばさん? 姉にしか見えないんだけど」と風当たりはすこぶる強いものの、成宮に対しては「及川光博(2代目相棒)より演技に躍動感があっていい!」「初回から、右京との掛け合いもぴったり!!」など、否定的な感想はほとんど見られなかった。  続いて2位は、『家政婦のミタ』(日本テレビ系)で脚光を浴びた遊川和彦が脚本を手掛ける『連続テレビ小説「純と愛」』。ヒロインは、芸能事務所・トヨタオフィスが矢田亜希子に続きブレイクを狙う女優・夏菜が務める。  「大きなホテルの社長になる」という夢に向かって奮闘するヒロイン“純”。自己主張が強く、ストレートな性格が見ていて鬱陶しく感じられるため、初回から「面白そうだけど、朝にはきつい」との意見が目立った。  また、「酒盛りする客室で嘔吐物を処理するシーンは、朝から気分が悪くなった」「朝食の時間帯に、弟がウンコを漏らす回想シーンはないでしょう」と、たびたび登場する汚いシーンに不快を訴える視聴者が続出。過去に、大ヒットドラマ『女王の教室』(日本テレビ系)で、志田未来にお漏らしをさせたこともある遊川氏の脚本ゆえ、そこは割り切って見るしかないのかもしれない。 ■独女はリアルすぎて見てらんない!? 『結婚しない』の破壊力に注意  3位の『ゴーイング マイ ホーム』は、映画『誰も知らない』や『空気人形』の是枝裕和が監督・脚本を手掛けるホームドラマ。視聴者を飽きさせないためのテレビ的なギミックよりも、質感や空気感を大事にしている作風のため、「映画のようなゆったりとした雰囲気が心地いい」という意見の一方で、「あまりにのほほんとしすぎて、初回の2時間が耐えられなかった」「話がゆっくり進みすぎて飽きた」と感想は真っ二つ。ここまで好き嫌いの分かれる連ドラは、昨今では珍しいといえるだろう。  主演の阿部寛や、民放ドラマ10年ぶりの宮崎あおいなど豪華キャストも見どころだが、何より連ドラ16年ぶりの山口智子が放つ圧倒的な存在感は健在。「あのスタイルには驚き!」「やっぱ山口智子ってスゴイ!」と、早くも憧れる女性が続出している。  同率3位の『結婚しない』は、菅野美穂&天海祐希というリアルに“結婚しない女優”によるダブル主演。独身女性の心情をリアルに描いているため、同じ境遇の人にとっては共感と同時に、切ない現実を突きつけられそうだ。  中でも、菅野演じる独身の“千春”に対し、「35歳過ぎてお互い一人だったら結婚しよう」と約束していた同い年の友人(袴田吉彦)から、「あん時、深く考えてなかったけどさ、俺が35歳になったら、千春も35歳だもんなあ。俺も若い嫁さん見つけないとなあ」と悪気なく失言が浴びせられるシーンは、既婚の視聴者からも「ヒィー! 独身だったらとても見ていられねー!」と悲鳴が上がるほど残酷な瞬間であった。 ■武井咲が不意打ちでパンツを下ろす『東京全力少女』  初回平均9.0%だった『東京全力少女』は、四国から上京した武井咲演じる田舎娘が、下北沢や新宿など東京をあちこち行っては、生き別れた父親や、高校時代の先輩などと偶然出会うドタバタコメディー。  初回では、渡部篤郎演じる弁護士に「パンツでも売れ」と言われ、武井が足首までパンツを下ろすシーンが登場。とにかく初回は展開が目まぐるしく、このパンツシーンすら見過ごしてしまいそうになるほど。見る者の集中力が試される作品といえるかもしれない。  23時台の放送で、7.7%を記録した『高校入試』は、大ヒット映画『告白』の原作でおなじみの湊かなえが脚本を手掛ける学園もの。教員同士によるドライな会話が続き、湊かなえらしい“人間臭さのない”不思議な世界観を漂わせていた。また、教師役の長澤まさみについて「地味な衣装が、むしろ色気を際立たせていてエロい!」という男性の圧倒的支持も多数見られた。  25時29分~というド深夜に放送している『シュガーレス』(日本テレビ系、1.4%)は、EXILE一族による不良学園もの。主演は、HIRO(EXILE)プロデュースのダンス&ボーカルユニット・GENERATIONSの白濱亜嵐が務める。  EXILE一族による不良学園ドラマといえば、昨年放送され原作ファンの間で物議を醸した『ろくでなしBLUES』(日本テレビ系)が記憶に新しいが、『GTO』(フジテレビ系)のAKIRA(EXILE)しかり、やはりビジュアル的な理由から、不良役に流れる傾向があるのだろうか。だとしたら、EXILE一族の人気に伴い、この国のドラマが不良役だらけになる日も近いかもしれない。  ほかにも、業界視聴率ナンバー1の呼び声高い『孤独のグルメ Season2』(テレビ東京)、中山優馬主演『Piece』(日本テレビ系)と深夜ドラマのクオリティーも高く、今のところどれもこれも楽しく見られる秋ドラマ。10月後半も、医療もの、探偵もの、キムタクの月9、キョンシーなど、見るっきゃないドラマが目白押し。秋の夜長は連ドラで決まり!(「秋ドラマ初回レビュー~後編~」は10月下旬頃掲載予定) (文=林タモツ)

「男だったら手当たり次第」キャメロンとグウィネスのラップが話題に!

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音痴疑惑も好感が持てるキャメロン・ディアス

 上品でエレガントな雰囲気を漂わせている女優のグウィネス・パルトローと健康的でグラマラスなイメージを持つキャメロン・ディアスが、親交の深い人気コメディエンヌのために即席ラップ動画を制作した。キャメロンのビートに合わせて独特なラップを披露するグウィネスのコンビは、予想外にハードコアな仕上がりになっている。

 今回、グウィネスとキャメロンが忙しい合間を縫ってラップ動画を作成したのは、友人チェルシー・ハンドラーのため。彼女は、『MTVビデオ・ミュージック・アワード』の司会を務めたことがある、毒舌トークやコメントが売りのアラフォー(37歳)独女コメディエンヌ。これまで「アンジェリーナ・ジョリーは信用ならない。アイツは女性にとって親友と正反対の位置にいるオンナ」と吠えたり、交際がウワサされたハードコア・ラッパーの50セントとのことについて聞かれ、「彼とのセックスはよかったわよ。ノーマルだったわ。ぶっ飛んでるとか、最高とかいうセックスじゃなかったけどね……っていうか、ほかの人と、もっとすごいセックスしたことあるし。でも、50セントとのセックスもよかったわ」と告白するなど、あけっぴろな性格で人気を集めている。

大不評のiPhone新マップ、今後の見通しとカンタン対処法

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 上戸彩結婚に焦った事務所が、武井咲らのごり押しに大成功!? ヤフーも始めた新メール広告、Gmailでは本文が覗かれまくり!? 「吉野家の最終赤字が約2億」各社減益で激安牛丼戦争が終結 ■特にオススメ記事はこちら! 大不評のiPhone新マップ、今後の見通しとカンタン対処法 - Business Journal(10月13日)  新しいiPhone 5の発売を目前に控えた2012年9月19日(米国時間)、6世代目となるiPhone、iPad向けのOS(基本ソフト)、iOS 6がリリースされた。200を超える新しい機能を搭載した最新鋭のOSだが、1つだけ重大な問題があった。それは、標準アプリの地図ソフト「マップ」がまったくの別物になってしまったことだ。  今まで、iOSに搭載されていたマップはGoogleマップのデータだった。それが今回からアップルオリジナルの地図に変更されたのだ。新しいマップについては、すでにさまざまなWebメディアやニュースサイトで報じられているので、ご存じの方も多いだろう。新しいマップの問題点は以下の通りだ。 ・地名や駅、施設などの位置、名前が不正確なものが多い ・道路が不正確に描かれている場所がある ・国道や都道府県道以外の道路が同じ太さで描かれており、幹線や路地がわかりにくい ・盛り込まれた施設や店舗などの情報が圧倒的に少ない ・鉄道の線路が拡大しないと表示されない ・地下鉄の路線が表示されない など……  このように致命的な問題を抱えており、ユーザーの不満が爆発してしまった。ネット上ではさまざまな「珍百景」が登場した。中でも有名だったのは「パチンコガンダム駅」なる駅が存在したり、羽田空港が「大王製紙」になっている……といった情報で、それ以外にもさまざまな掲示板に多数の投稿が見られた。筆者もこの地図にはかなり面食らった。長年親しんだGoogleマップとの差は大きすぎ、実用面で難がある。

 横浜駅周辺をマップ(左)とGoogleマップ(右)で表示した。マップでは駅の場所が不正確で「横浜駅」の隣に「よこはま」という謎の駅がある。また、線路が一定の大きさにならないと表示されない。

 神奈川県藤沢市の片瀬江ノ島付近。マップではあるべき駅が、完全に消えて見えなくなっている。また、地図上の道路は同じ太さでわかりにくく、水族館などの施設名も表示されていない。  なぜ、iOS 6にGoogleマップが搭載されなかったのかについては、さまざまな情報が飛び交っている。しかし、アップルがGoogleの地図を使わないことを決定し、自社の地図に切り替えるのは、そんなに短い時間ではできないはずだ。その決定は、数年前に行われていたとしても不思議ではない。そして、新しいiPhone 5のローンチと共にリリースすることが至上命題だったのだろう。 ●マップは総力で改良工事中?  残念ながら、iOS 6の地図は不完全なままリリースされてしまった。アップルCEOのティム・クックがユーザーに謝罪する文書を公開し、他社製のアプリを使うことを薦めるという事態になり、iTunesのApp Storeには「地図アプリ」コーナーが新設された。この謝罪について、巷では「謝罪は前例がない」とのコメントも多かったが、それは誤りだ。  例えば、iPhone 3Gと共に公開されたアップルのオンラインサービス、MobileMeは開始当初さまざまな不具合があり、アップルは謝罪メールをユーザーに送付するとともに、30日間のサービス期間の延長を行っていた。このほかにも、アップルは過去にさまざまな謝罪を行っている。それは企業姿勢として正しい、と筆者は思う。  だが、謝っただけでは問題は解決しない。現在アップルは世界規模でマップの修正作業を進めている。と同時に、当初は米国のみで有効だった俯瞰図のように立体的な3D地図を表示できる「Flyover」機能のうち、建物の3Dモデルが表示されるエリアが、日本でも10月6日頃から徐々に拡大している。まだ、米国のように建物の外壁や構造物を正確に描画できていないが、これは時間の問題だろう。

 現在、日本国内での建物の3D化が進んでいる。ただし、タワーや城(天守閣)といったランドマークについては正確に表示されず(左)、米国のように(右)航空写真の3D表示にも対応していないが、今後は日本でも正確に描画される予定だ。  また、アップルは地図情報の誤りに関する情報をユーザーに求めている。原稿執筆時点では、まだ「パチンコガンダム駅」は存在していたが、このような誤りをアップルにフィードバックすることで、アップルが初めて手がける地図がどんどん正確なものに成長するスピードが速くなる。恐らくはiPhone標準のマップは、もうGoogleマップに戻ることはない。もし間違いを見つけたら、筆者は積極的にフィードバックを送信していこうと思っている。

 問題を発見したら、その場所の青い丸をタップして「問題を報告」を選ぶ。または、任意の場所をタップして、ピンを立てて同様の操作ができる。 ●無料アプリを積極的に活用しよう  もちろん、アップル純正のマップの改良は長い時間がかかるだろう。それまでは、Googleマップや他社製地図を使うのが現実的だ。Safariで「http://maps.google.co.jp/」にアクセスして地図を使う方法もある(注:10月4日よりストリートビューにも対応)が、ここでは筆者オススメの無料アプリを3本紹介しよう。 (1)「Maps+」を使う

 Maps+は、Googleマップを使うための無料アプリだ。現在地点の表示、コンパスによる画面の自動回転、ルート探索など、旧来のマップが備えている機能は一通り使える。ただし、日本国内の店舗などのローカル検索や地名による検索は、なぜかうまくいかない。検索は他のアプリを使おう。 (2)「地図マピオン」を使う  

 地図マピオンは日本で開発された地図アプリの1つ。ローカル情報が非常に充実しているので、地図周辺のお店や施設を検索するのに大変便利だ。また、地図上の特定の地点を指で長く押し続けるとその地点の住所や最寄り駅とそこまでの距離、近隣の施設などを表示するのでとても便利だ。もちろん、キーワード検索にも対応する。 (3)「地図 Yahoo!ロコ」を使う

 Yahoo! Japanが提供する日本発の地図アプリ。店舗や施設検索に強いのが特徴で、周辺検索で探したお店や施設の写真やクチコミ、クーポンなどの情報も表示できる。また、主要ターミナル駅では地下街のマップも表示する。さらに、徒歩、自動車、電車やバスなどの条件で経路探索を行うことも可能だ。 (文=池田冬彦) ■おすすめ記事 上戸彩結婚に焦った事務所が、武井咲らのごり押しに大成功!? ヤフーも始めた新メール広告、Gmailでは本文が覗かれまくり!? 「吉野家の最終赤字が約2億」各社減益で激安牛丼戦争が終結 山口智子って誰? との声も…主演フジドラマに漂う微妙な空気の謎 新聞を読まない、パーティー三昧…巨大新聞社長の優雅な日々

「違う話!」キムタクに2度もツッコませた、藤ヶ谷太輔は大物?

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【ジャニーズ研究会より】

 22日から放送となる、SMAP・木村拓哉主演の新ドラマ『PRICELESS~あるわけねぇだろ、んなもん!~』の制作発表が11日、東京駅内の東京ステーションホテルで行われた。木村のほか、共演者の中井貴一、香里奈、藤木直人、Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔も登場した。木村は「まだ1話も撮り終えてない」という厳しいスケジュールを明かし、ドラマのみどころとして、存在感がかつてないほど薄い役を演じる中井貴一の演技に「笑っていただけると思います」と太鼓判を押していた。

 自身の「プライスレスなもの」を問われた木村は、「愛情もそうだし、家族もそうだし、人との出会いもそう。ただ、人と違って自分の中で特殊な感覚でこれかな、と思うのはSMAPです」と、約24年苦楽を共にしてきたSMAPのメンバーたちを金では買えない貴重な存在ということを語り、周囲に感動を誘った。さらっと「家族」も入れているところも見逃せないが……。

【ジャニーズ占い】今週のターゲットは中山優馬

 今週のジャニーズ占いのターゲットは、中山優馬!!

 ジャニーズJr.時代からジャニー喜多川社長の“スペオキ”として破格の扱いを受けて来た中山さん。しかし、グループメンバー、山田涼介さん、知念侑李さんはHey!Say!JUMPと掛け持ちで、なかなかNYCとしてのグループ活動が活発化しないことも事実。そのため、中山さんはソロとして活動しており、10月からスタートしてドラマ『Piece』(日本テレビ系)に主演しています。さらに同ドラマ主題歌でいよいよソロCDをリリースし、新たな活躍の場を広げる機会となりそうです。