| 1000人の内定者に聞いた生声や、就活オピニオン常見陽平氏が語る月刊コラムも。 |
日別アーカイブ: 2012年8月29日
予告!サイゾーテレビ【ニコニコキングオブコメディ】第57回は30日(木)22時です
ニコニコキングオブコメディ 冗談にもほどがある! 売れてます!
「“正統派”アイドルに混じってアイドルフェスに出たい!」勢いに乗る恵比寿マスカッツの野望

――希志さんは直前のライブの都合により(※当日はこのパーティーの前に、同会場で第1回ファンの集い「あなたとマスカッツのハプニングLIVE in 恵比寿」を開催)、まだいらっしゃらないようなので、先におふたりからお話をお聞かせください。まずは1万枚突破、おめでとうございます!
初音みのり(以下、初) ありがとうございます! 1万枚って今までに届いたことがない枚数だし、「今はCDが売れなくて音楽業界は大変」という話を周りのスタッフさんから聞いていたので、そんな中で達成できたというのは本当に感激です。発売後はランキングが気になって、『CDTV』(TBS系)を録画してました(笑)。
瑠川リナ(以下、瑠) 私もめっちゃうれしかったです。マスカッツの過去最高の売り上げが9000枚ってことを考えると、「(本作のセールス目標である)1万枚突破【註】はイチかバチかだな」っていう気持ちでいたんですよ。無事に達成できたのは、マスカッツを支えてくださっているファンのみなさんのおかげだと心から思ってます。
――本作ではレギュラー番組『おねだりマスカットSP!』(テレビ東京系)の中で、「“熱々おでん”のリアクションが一番面白かった人をセンターにする」と発表され、その結果、1位の瑠川さんがセンター、2位の初音さんがセカンドポジションをゲットしたんですよね。
瑠 そうなんです。センターに立つのは初めてだったのでうれしかったんですけど、そのぶん“1万枚突破”に余計プレッシャーが……。
初 私はそんなルカリナの後ろでプレッシャーもなく、ゆるい感じで(笑)。実はもともと「センターは、ちょっと荷が重すぎるな~」と思っていたので、ルカリナに決まった時は内心ほっとしちゃいました。
瑠 セカンドポジションくらいが一番いいですよね(笑)。前に誰かいればダンスのお手本にできるけど、センターだと前に誰もいないし、「一番前だから失敗できない」っていうプレッシャーもあるし……。いまだに「親不孝ベイベー」を歌う時は緊張してます。
――歌う時に“センターとして心がけていること”は、何かありますか?
瑠 (麻美)ゆまちゃんが「前に出な」ってアドバイスをくれたので、それを意識するようにしてますね。
初 そうそう、ルカリナは歌ってる最中に、なぜかだんだん後ろに下がってくるんですよ。ルカリナが先頭で、その後ろに私とアッキー(吉沢明歩)が立って、三角形のフォーメーションを作らなきゃいけないんですけど、ルカリナが下がってくることによって徐々に横一列みたいになっちゃって。それで私とアッキーが下がって三角形に戻そうとすると、またルカリナが下がってきて、「おい、センター!」みたいな(笑)。
瑠 すみません(笑)。今までの曲だと横一列に並んで揃えるフォーメーションが多かったので、それが癖になっててつい……。
――“どんどん後ろに下がっていくセンター”って新しいですね。それはそれでいいと思います。さて、早くも10月31日に新曲「逆走❤アイドル」(ポニーキャニオン)のリリースが決まったりと、これからも快進撃が続きそうですが、今後の目標は?
瑠 今回、売り上げでは最高記録を達成できたんですけど、チャートの順位だと「バナナ・マンゴー・ハイスクール」と同じ8位で、そこは超えられなかったんですよ。だから、次はもっと上の順位を目指したいです。
初 7位……いや、5位は行きたくない?
瑠 行きたい! あと、これは個人的な願望なんですけど、最近よくアイドルグループが集まって“アイドルフェス”みたいなのをやってるじゃないですか。そこにマスカッツも参加させてほしいです。浮きそうだけど。
初 絶対浮くでしょ!(笑) ただでさえ平均年齢高めなのに、発言も汚いし……。でも、だからこそ目立っていいかもね。混ざって参加するからには「正統派アイドルが好きなお客さんも、ウチに取り込むぞ!」くらいの意気込みで。
瑠 あのものすごい声援のパワーを、ぜひマスカッツにも取り入れたいですよね。今でも十分、マスカッツファンのみなさんのパワーはすごいけど、もっともっと盛り上げていきたい!
初 じゃあ私も個人的願望を。渋谷にマスカッツのでっかい看板をドカーンと出したい。センター街の街路灯にもフラッグをいっぱい飾って、渋谷をジャックしたい!
――ぜひ実現していただきたいです。でも、恵比寿マスカッツなんだし、渋谷より恵比寿をジャックするべきでは……。あ、希志さんがいらっしゃったので、最後にリーダーっぽく締めていただくことにしましょう。ではお願いします!
希志あいの えっ、そんな唐突に言われましても……。えーと、このたびは1万枚突破を達成することができて、ほんとに夢のようです。「こんなポンコツな私たちでも、頑張ればここまでできるんだ!」という自信になりましたし、何より「マスカッツはファンのみなさんによって支えられているんだな」ということをあらためて実感しました。それから雑誌社などメディアの方々にも応援していただいて……これは個人的な話になっちゃいますけど、雑誌の「サイゾー」さんの表紙を飾らせていただいて、そのおかげで書店でそれを手にするサラリーマンの方にバッタリ遭遇するという、貴重な体験もさせていただきました(笑)。次の新曲ではどんな条件が突きつけられるかわからないですけれども……何はともあれ、できるだけ多くの方に聞いていただけたらと思います。これからも頑張ります!
インタビュー後に開催された“1万枚突破記念パーティー”には、計25名のマスカッツメンバーが参加。のっけからメンバーたちがステージから降り、「お前たち大好きだー!」(希志)、「これからもマスカッツについてこいよー!」(初音)、「私たち恵比寿マスカッツを純粋に応援してくれる、親不孝なみなさんが大好きです!」(瑠川)など、ひとりひと言ずつ述べながらファンたちと乾杯するという大サービス。



【註】恵比寿マスカッツのシングルには、毎回さまざまな条件が出される。「親不孝ベイベー」では、初週の売り上げが1万枚を突破しなかった場合、『おねだりマスカットSP!』の小林岳夫プロデューサーが“メンバーを1日自由にできる”という条件になっていた。 ●恵比寿マスカッツ(えびすますかっつ) 2008年、現在放送中の深夜バラエティ番組『おねだりマスカットSP!』の前身である『おねがい!マスカット』(共にテレビ東京系)内で結成されたアイドルグループ。今回話を聞いた希志あいの、瑠川リナ、初音みのりをはじめ、麻美ゆま、Rio、蒼井そら、吉沢明歩ら、総勢31名が所属する。10月31日には、新曲「逆走❤アイドル」(ポニーキャニオン)も発売予定。 ・公式HP(http://www.ebisu-muscats.com/index.html)小林P
ヘンリー王子のドンチャン騒ぎでドラッグ疑惑!? 新たな写真と動画も流出直前?

ヘンリー王子、愛されていたのね〜
今月21日、ラスベガスのホテルでハメを外して全裸で戯れる写真が流出してしまった、英国のヘンリー王子。“やんちゃ王子”として知られてきた彼だが、パーティーではコカインをやっている人もいたという情報や、動画が存在するという説、さらなる写真が流出秒読みというウワサが流れており、予定されていたアフガニスタンへの派遣を取り消される可能性も出てきたと伝えられている。動画の内容によっては英王室最大のスキャンダルとなり、王子は絶体絶命の大ピンチ。そんな「人間らしい」ヘンリー王子をサポートしようと、イギリスの若者たちは王子と同じく全裸になり敬礼する写真を掲載した支援ページをFacebookに設立。アフガニスタンの前線で戦う兵士たちも素っ裸になり、王子への愛を表現している。
17日、ヘンリー王子は休暇で訪れたラスベガスMGMグランドホテルのバーでナンパした女性たちを、滞在しているVIP用スイートルームに招き入れ、ドンチャン騒ぎを楽しんだ。その際、撮影された全裸写真が流出し、世間に大きな衝撃を与えた。英王室顧問弁護士は騒動を沈静化させようと躍起になっているが、次から次へと、悪い情報が出てきている。
芸人いじめにギャラ問題……今年もツッコミどころ満載だった『24時間テレビ』

『24時間テレビ35「愛は地球を救う」』 公式サイトより
編集S 8月25~26日に放送された『24時間テレビ35「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)が終わったわね。平均視聴率は歴代5位タイの17.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だって。意外と高いね。
しいちゃん 生放送ということで、何かハプニングや問題が起きやしないかと興味本位で見ていた視聴者も多かったんじゃないかしら。深夜のコーナー『超絶!朝まで嵐にしやがれ007』では、お笑い芸人がお約束の暴露大会を繰り広げて、椿鬼奴が、現在交際中の彼氏と結婚することを発表。個人的には鬼奴の話より、『朝まで嵐にしやがれ』というタイトルにもかかわらず、嵐のメンバーが深夜に消えちゃったことの方が気になったけど。
“世界的な絶滅危惧種”である独裁者に愛の手を!? 政治ネタ&下ネタ満載コメディ『ディクテーター』

大ヒットを記録したが、北朝鮮や中東での上映予定はないようだ。
自国で好き勝手やっていたアラジーンだが、国連が核ミサイルの開発疑惑に懸念を抱き、「サミットで釈明せよ。さもなくば空爆するぞ」と脅してきた。ここは一発、独裁主義の素晴らしさを米国人相手にスピーチしてやろうじゃないのと、アラジーンは秘密警察の長官であるタミールおじさん(ベン・キングスレー)や自分に瓜二つな影武者を伴っていざ渡米。金正日の“喜び組”か“カダフィガールズ”を思わせるセクシーな女性コマンドーたちを引き連れてのパレードでNYを沸かせる。ところが宿泊先の高級ホテルでアラジーンは何者かに拉致され、自慢のヒゲを剃られてしまった。これではホクロのない千昌夫かノーメイクの浜崎あゆみのように誰なのかさっぱり分からない。いくら「オレはワディヤ共和国の将軍さまだ!」と主張しても、米国ではただの頭のおかしい人状態。NYでいきなりホームレスとなったアラジーンを不憫に思ったのは、難民支援をしている人道主義者の女性活動家ゾーイ(アンナ・ファリス)。行き場のないアラジーンは、ゾーイが経営している自然食品店で働き始める。 現代的な女性ゾーイは、ショートヘアでおっぱいも大きくない。その上、わき毛がボーボー。保守的な女性観しか持ち合わせないアラジーンから見れば、セクシャルな魅力がまるで感じられない。ところが気に喰わない人間に向かって「お前、処刑しちゃうぞ!」と罵るアラジーンに対して、ゾーイは「面白いジョークを言う人ね」とケラケラと笑う。これまでのアラジーンが知っている、取り巻きたちの愛想笑いとは異なるとても自然な笑顔だ。屋上農園で一緒に汗を流すうちに、アラジーンはおっぱいの小さいゾーイの魅力に惹かれていく。宮殿にいた頃の“自由”とゾーイの店で働き始めてから感じる“自由”では、ずいぶんと意味合いが違う。独裁者が手に入れた初めての平穏な時間。つい数日前まで人を人と思わぬ暴君だったアラジーンが、『ローマの休日』(53)のアン王女(オードリー・ヘップバーン)に重なって見えるから不思議です。アラジーン将軍、NYへ見参。「米国は黒人が作り、
中国マネーが支える国」なんて毒舌ぶりが楽し
めます。
身分の高い雲上人が、小市民の生活を体験する中で“愛”というプライスレスな宝物を見つけるという現代版『ローマの休日』としてロマンチックに展開する『ディクテーター』。クライマックスは、チャップリンが第二次世界大戦中にドイツの独裁者ヒトラーを痛烈に批判した『独裁者』(40)へのリスペクトに満ちた感動シーンが待っている。アラジーンがゾーイに夢中になっている間に、腹黒いタミールおじさんはサミットの席上でノータリンなアラジーンの影武者に民主化宣言の宣誓書にサインをさせようと企む。ワディヤ共和国を民主化させることで石油利権を米国や中国の巨大企業に売買し、莫大な私有財産を手に入れようとしていたのだ。アホでバカで差別主義者のアラジーンだが、自分の国が民主化されてアイデンティティーが失われることは身を挺して防ごうとする。変人が変人ならではの驚異的な特殊能力を発揮する。サミットに乱入したアラジーンは、世界各国がテレビ中継する中で高らかに独裁主義の素晴らしさを訴える。アラジーンの間違ったこの演説が、異常なまでに熱くて感動的だ。大富豪を相手に荒稼ぎするハリウッドセレブ
役でミーガン・フォックスが出演。ロボット映
画を降りて、こんなことをやっていたとは!
「独裁の何が悪いというのですか? もしも、アメリカが独裁国家だとしたら、国民の1%にすべての富を集めることができる。金持ちへの税金を減らしてもっと金持ちに、損をしても救済措置を行なえる。貧乏人の健康と教育など気にしなくていい。メディアも自由の名のもと、一族で牛耳ることができる。盗聴や捕虜虐待に不正選挙もできる。理由をでっちあげて、戦争だってできる。同じ人種ばかり逮捕してもいい。メディアを使って国民の不安を煽り、たとえ国民に不利な政策でも支持を得られる。そんな国にこのアメリカがなるなんて、ありえないでしょう!」 アラジーンという変人キャラクターを通して、超インテリ芸人サシャ・バロン・コーエンは民主主義を隠れ蓑に米国が世界を牛耳る独裁国家になってしまったことを逆説的に指摘する。 大企業の利権が最優先される超大国アメリカに、ドンキホーテさながらにたった1人で立ち向かうアラジーン将軍。果たして、この無謀な戦いに勝利することはできるのだろうか。ただひとつ言えることは、彼は決して一方的な敗者ではないということ。ゾーイというワキ毛ボーボーだけど、掛け替えのない宝物を手に入れたのだから。 (文=長野辰次)NYに来たアラジーンは、デモに参加していた自
然食品店の店長ゾーイとの恋に陥る。愛は独裁
者の心まで変えてしまうのか。
『ディクテーター 身元不明でニューヨーク』
製作総指揮/アダム・マッケイ 製作・脚本/サシャ・バロン・コーエン 監督/ラリー・チャールズ 出演/サシャ・バロン・コーエン、アンナ・ファリス、ベン・キングスレー、ジェイソン・マンツォーカス、ジョン・C・ライリー、ミーガン・フォックス R−15 配給/パラマウント ピクチャーズ ジャパン 9月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ほか全国順次公開 http://www.dictator-movie.jp
(c)2012Paramount Pictures,All Rights reserved.
●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX
[第185回]障害者の性処理も介護の重圧も、すべて笑い飛ばせ! 男たちのバリアフリーな友情ドラマ『最強のふたり』
[第184回]人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』
[第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』
[第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』
[第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』
[第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還 ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』
[第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』
[第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界
[第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』
[第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』
[第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』
[第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』
[第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』
[第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開!
[第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』
[第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!!
[第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! B級映画マニアの心を焦がす『王朝の陰謀』
[第168回]人はお下劣な分だけ、強く優しくなれる!? 結婚を控えた女たちの本音『ブライズメイズ』
[第167回]行きすぎたシステム社会に警鐘を鳴らす“ユナボマー・マニフェスト”の映画化『モンスターズクラブ』
[第166回]祭りの終わりと新ステージの幕開け、3部作完結『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』
[第165回]すばらしき“コーマン野郎”の世界!『コーマン帝国』、愛と欲望の歴史
[第164回]懐かしき香り漂う、新感覚サスペンス 破滅へ突き進む男の悲劇『ドライヴ』
[第163回] 災害に備えた地下シェルターは必要? 心理ホラー『テイク・シェルター』
[第162回] 森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン!
[第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』
[第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』
[第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』
[第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』
[第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』
[第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』
[第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』
[第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』
[第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』
[第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』
[第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』
[第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決!
[第149回]70年前と変わらない日本人の精神構造『聯合艦隊司令長官 山本五十六』
[第148回]追悼......"永遠の反逆児"原田芳雄さん幻の主演作『原子力戦争』がDVD化
[第147回]"ファスト風土"を舞台にした犯罪喜劇 J・アイゼンバーグ主演『ピザボーイ』
[第146回]"正義のゾンビ"が犯罪者を貪り喰う! イラク戦争奇談『ゾンビ処刑人』
[第145回] "時代の寵児"の未ソフト化作品上映!「松江哲明グレイテスト・ヒッツ」
[第144回]原発事故を描いた『カリーナの林檎』と今関あきよし監督の背負った贖罪
[第143回]"窮屈なモラル"を脱ぎ捨てた裸の女たち 園子温監督の犯罪エロス『恋の罪』
[第142回]ノーベル賞作家・川端康成が夢想した新風俗『スリーピングビューティー』
[第141回]横暴な上司は有志社員が制裁します!『モンスター上司』のブラックな笑い
[第140回]"クソみたいな社会を変えたい!"高校生テロリストの凄春『アジアの純真』
[第139回] うつ病なんかヘーキ!? 宮崎あおい主演作『ツレがうつになりまして。』
[第138回]"神話"が生まれる瞬間を目撃せよ! 人類への黙示録『猿の惑星:創世記』
[第137回]刑務所で食する至高の味『極道めし』ヒロインの後ろ姿に、むせび泣き!
[第136回]"理想の恋人"という偶像を破壊せよ 深夜番長の劇場デビュー作『モテキ』
[第135回]"城定秀夫監督、ブレイク前夜の予感! 闘争本能を呼び覚ます『タナトス』
[第134回]"人間失格"の道を選んだ映画監督の業 林由美香の最新主演作『監督失格』
[第133回]ホラ吹きのホラを見破る特異な職能 ポランスキー監督『ゴーストライター』
[第132回]芦田愛菜、6歳にして危険な魅力!? 子連れで全力疾走『うさぎドロップ』
[第131回]元"暴走族"が書いた旧友への鎮魂歌 青春懺悔録『アメイジング グレイス』
[第130回]V・ギャロ主演のサバイバルグルメ!? 『エッセンシャル・キリング』
[第129回]『キック・アス』より悪趣味で泣ける 中年男の悪ノリ暴走劇『スーパー!』
[第128回]この夏の清涼剤、地方少女のダンス成長記『あぜみちジャンピンッ!』
[第127回]竹ヤリで世界進出"スシタイフーン"『エイリアンVSニンジャ』ほか逆上陸
[第126回]イーモウ監督、久々のアイドル映画 中華的妹萌え『サンザシの樹の下で』
[第125回]ナタリー・ポートマン vs. ヘビメタ野郎 人気女優の隠し球『メタルヘッド』
[第124回]黒澤明の名作『生きる』のラテン版! ヤモメ男が残した遺産『BIUTIFUL』
[第123回]北国で93年間営業を続ける"大黒座"と町の記録『小さな町の小さな映画館』
[第122回]新幹線がすれ違う瞬間、願いが叶う? 小学生の目線で描かれた『奇跡』
[第121回]理想と情熱がもたらした"痛い現実" 青春の蹉跌『マイ・バック・ページ』
[第120回]胸に響く金言"プロとは手を抜くこと" 職人秘話『アトムの足音が聞こえる』
[第119回]危険な出会い、井口昇ミーツ仲村みう 悪夢の遊園地『富江 アンリミテッド』
[第118回]ナタリー・ポートマン"第1章"の終幕 虚実が攻め合う『ブラック・スワン』
[第117回]"セカイ"を旅立った少女の地底探検記 新海誠監督の新作『星を追う子ども』
[第116回] 美少女たちの輝きが脳裏から離れない。青春ムービー『魔法少女を忘れない』
[第115回] 恋愛が与える"陶酔"とリアルな"痛み"サブカル活劇『スコット・ピルグリム』
[第114回]妄想、空想、そして現実からの大脱走 美少女革命『エンジェル ウォーズ』
[第113回]"3.11"後の新しい映画モデルとなるか『劇場版 神聖かまってちゃん』の挑戦
[第112回]マスコミが讃えた"楽園"のその後、ひとりの少女の成長記録『愛しきソナ』
[第111回]閉鎖的な"村社会"をブチ破ったれ! 韓流サバイバル劇『ビー・デビル』
[第110回]"粋"を愛したフランスの伯父さん J・タチ主演『イリュージョニスト』
[第109回]自分にとって家族は敵か、味方か? オスカー2冠受賞『ザ・ファイター』
[第108回]コーエン兄弟『トゥルー・グリット』40年で変化した"米国のヒーロー像"
[第107回]ジョニー・デップが愛した"極道記者" 『GONZO』奇人がスターだった時代
[第106回] 巨匠イーストウッド監督の異色作! "あの世"はあるか?『ヒア アフター』
[第105回] キレ味、喉ごしが違うアクション! 黒帯美少女の"涙拳"が炸裂『KG』
[第104回] 高齢化するニートはどこに行くのか? "戸塚校長"のその後『平成ジレンマ』
[第103回]堀北真希&高良健吾主演作『白夜行』闇に生きる"影男"の密やかなる喜び
[第102回]園子温の劇薬ムービー『冷たい熱帯魚』"救いのない結末"という名の救い
[第101回] NHKが放映しない"裏プロジェクトX" AV界のカリスマ監督『YOYOCHU』
[第100回]エロスとタブーを交配した"至高の美女" 禁断のサイエンスホラー『スプライス』
[第99回]2010年に活躍した女優を勝手に表彰! 満島ひかりに"面倒くさい女"大賞を
[第98回]大人だって"ドラえもん"にいて欲しい 残念男の逆転劇『エリックを探して』
[第97回]平凡な高校生デイヴは2度変身する!原点回帰のヒーロー『キック・アス』
[第96回]村上春樹の超絶ベストセラーの映画化『ノルウェイの森』はどこにある?
[第95回]実在した"奇妙な高額バイト"の顛末 心理サスペンス『エクスペリメント』
[第94回]"アル中"カメラマンの泣き笑い人生『酔いがさめたら、うちに帰ろう。』
[第93回]朝ドラと異なる映画『ゲゲゲの女房』ゴールなき"貧乏耐久"2人3脚走
[第92回]バラエティーでの実績は通用するか? テリー伊藤の初監督作『10億円稼ぐ』
[第91回] 不謹慎なる社会派エンタテイメント『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』
[第90回]"世界のナベアツ"大阪府知事に就任! 政治コメディ『さらば愛しの大統領』
[第89回]自分の恋愛もプロデュースする女優、ドリュー・バリモア主演『遠距離恋愛』
[第88回]スタローンが立ち上げた"筋肉共和国"男たちの祭典『エクスペンダブルズ』
[第87回]元"おはガール"安藤聖の再起動ドラマ 就職氷河期を生きる『バカがウラヤマシイ』
[第86回]マイノリティーは"理想郷"を目指す。筒井文学の金字塔『七瀬ふたたび』
[第85回]清純派・佐藤寛子が美しく"変態"! 官能サスペンス『ヌードの夜──』
[第84回]死を意識して、ギラギラ輝く男たち! 三池節、大バクハツ『十三人の刺客』
[第83回] 女を食い物にする男どもは全員処刑! モダン社会の闇を暴く『ミレニアム』
[第82回] "企画AV女優"たちの青春残酷物語 性なる鎮魂劇『名前のない女たち』
[第81回]猫を見れば、人間社会が見えてくる! 世界の人気猫大集合『ネコを探して』
[第80回]原恵一監督の新作は辛口ファンタジー 退屈な"日常生活"を彩る『カラフル』
[第79回]米軍に実在した"超能力部隊"の真実!? ムー民、必見『ヤギと男と男と壁と』
[第78回]戦場から帰還した夫は"芋虫男"だった! ヤクザ監督の反戦映画『キャタピラー』
[第77回] 白ユリの花開くガールズの妖しい世界 H系ホラー『ジェニファーズ・ボディ』
[第76回] 爽やか系青春ゾンビ映画にホロリ......夏休みは『ゾンビランド』に集結せよ
[第75回] "生きる"とは"見苦しい"ということ 藤沢周平の時代活劇『必死剣 鳥刺し』
[第74回]初恋の美少女は200歳の吸血鬼だった! 北欧産のホラー映画『ぼくのエリ』
[第73回] "三億円事件"の真相を解き明かす! 桜タブーに挑んだ『ロストクライム』
[第72回/特別編] 上映反対で揺れる問題作『ザ・コーヴ』"渦中の人"リック・オバリー氏の主張
[第71回] 女子にモテモテになる方法、教えます。軟派少年の実話物語『ソフトボーイ』
[第70回] 下町育ちの"北野少年"が見た現代社会 人間同士の食物連鎖『アウトレイジ』
[第69回] "リアルと虚構の狭間"を生きる男、アントニオ猪木初主演作『アカシア』
[第68回] ヒーローも神もいない現代社会の惨劇 井筒監督の問題作『ヒーローショー』
[第67回] アイドルが地獄で微笑む『戦闘少女』ギャグ×血しぶき×殺陣の特盛り丼!
[第66回]アナーキーな"社歌"で生産性アップ! 満島ひかり大進撃『川の底からこんにちは』
[第65回]超ヘビー級なシリアス劇『プレシャス』"家族"という名の地獄から脱出せよ
[第64回]乱れ咲く"悪の華"ゼブラクイーン! 仲里依紗が過激変身『ゼブラーマン2』
[第63回] オタク王が見出した"夢と現実"の接点 ティム・バートン監督作『アリス──』
[第62回] バッドテイストな感動作『第9地区』 アナタはエビ人間とお友達になれるか?
[第61回]スコセッシ監督の犯罪アトラクション『シャッターアイランド』へようこそ!
[第60回]宮崎あおいの"映画代表作"が誕生! 毒を呑んでも生き続けよ『ソラニン』
[第59回]"おっぱいアート"は世界を救えるか? 母乳戦士の記録『桃色のジャンヌ・ダルク』
[第58回]現代に甦った"梶原一騎ワールド"韓流ステゴロ映画『息もできない』
[第57回]命知らずの変態レポーター、中東へ! 史上最大のどっきり?『ブルーノ』
[第56回]仲里依紗がアニメから実写へと跳躍! 母娘2代の時空旅行『時をかける少女』
[第55回]ビグロー監督はキャメロンより硬派! 人間爆弾の恐怖『ハート・ロッカー』
[第54回] "空気を読む"若者の悲劇『パレード』楽しいルームシェア生活の行き先は?
[第53回]社会の"生け贄"に選ばれた男の逃亡劇 堺雅人主演『ゴールデンスランバー』
[第52回]『男はつらいよ』の別エンディング? "寅さん"の最期を描く『おとうと』
[第51回]ひとり相撲なら無敵のチャンピオン! 童貞暴走劇『ボーイズ・オン・ザ・ラン』
[第50回]ヒース・レジャーが最後に見た夢の世界 理想と欲望が渦巻く『Dr.パルナサスの鏡』
[第49回]トニー・ジャーは本気なんジャー! CGなしの狂乱劇再び『マッハ!弐』
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[第4回]フランス、中国、日本......世界各国のタブーを暴いた劇映画続々
[第3回]水野晴郎の遺作『ギララの逆襲』岡山弁で語った最後の台詞は......
[第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった
[第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学
盛り上がりを見せる脱原発デモの行く末は? 成田闘争に見る、“未決着”市民運動の現在

毎週金曜日、首相官邸前には数万人ものデモ参加者が足を運び、「脱原発」の声を上げている。8月にはデモ主催者が野田佳彦首相と面会するという快挙を達成し、日本における市民運動が新たな局面を迎えたことは広く報道された。
しかし、複雑な思惑が入り乱れる原発問題が、早晩の解決を迎えるとは言い難い。現に、原子力の安全規制を担う新組織「原子力規制委員会」の人事は相も変わらず原子力ムラからの人選が濃厚となっているし、産業界では“脱原発は経済に悪影響を及ぼす”との声が強い。仮に野田首相が言う「脱原発依存」が正式に閣議決定されたとしても、避難生活を強いられている福島の人々は、場合によれば数年、あるいは数十年にわたって故郷を追われる。彼らが故郷に戻れる日が来るまで、原発問題は続いていくのだ。長期化するにつれ、現在盛り上がりを見せる脱原発運動はどのような形になっていくのだろうか……。
そのヒントとなる運動が、日本の玄関口である千葉県・成田空港で展開されている。
年間18万回も航空機が離発着し、旅客数は2,800万人を数える成田空港。いまやアジア有数の大空港であり、交通だけでなく物流の拠点としても欠かすことはできない。だが、この成田空港の内側に「民家」があることを知っている人はあまり多くないだろう。空港の内側に取り残された東峰地区、天神峰地区にこの民家は点在している。道路標識を見ると、「空港整備区域」と表示され、矢印は示されていないものの、地図を見ればしっかりと道が続いているようだ。
空港の外側から、きれいに整備されたトンネルを潜り100メートルほど進むと、ぱっと視界が開けてくる。そこに現れるのは、雑木林に囲まれたいくつかの民家と野菜畑。四方を取り囲む塀のすぐ向こうは成田空港の敷地内であり、常に飛行機の轟音が響き渡っている。「第3誘導路粉砕!」という看板とともに、ここで生活を送っている人々がいる。
この奇妙な風景が生まれた原因は、40年以上前の活動にさかのぼる。
成田空港は「三里塚御料牧場」と呼ばれる皇室の広大な土地を払い下げられて、1960年代より建設が開始された。この土地を利用して40%の敷地は獲得できたものの、あと60%を得るためには、そこに住んでいた千数百人の人々を移転させなければならなかった。空港予定地の周囲では反対運動が噴出し、計画も二転三転。1966年に、政府は地元の合意も得ないまま、空港建設地を現在の三里塚・芝山地区に決め、強引に計画を推進することとなる。だが、当然この強硬な土地買収がうまくいくはずもなく、住人と政府側との軋轢は広がるばかりだった。
この新空港反対運動に、東京などの都市から学生や活動家らが参加するようになると、事態は混迷を極めてゆく。機動隊との衝突、過激派による放火事件、さらにはセクト間のいざこざなど、反対運動は激化の一途をたどる。三里塚闘争とも成田闘争とも呼ばれるこの運動の結果、警察・市民合わせて6人もの死者を出してしまった。
このような経緯を経て、成田空港が開港したのは1978年。だが、開港から30年あまりの月日を経ても、買収に応じずいまだに生活を続けているのが東峰・天神峰地区の人々だ。
実際にこの地区に足を踏み入れると、ゲバ文字で書かれた看板のほかに「らっきょう田舎漬 小売販売します」といったものや、「オーガニック&スローフード」といった看板までも並んでいる。また、空港に隣接した別の未買収地域には、「三里塚空港粉砕!」の言葉とともに「TPP反対」といった最新のメッセージまでもが加えられていた。
また、東峰地区には、「東峰神社」と呼ばれる地域の神社も残されている。資料によれば、戦前に地元住民によってしつらえられたものだそうだが、空港の敷地を示す白い塀で四方を囲まれた境内は、異様な空間としか思えない。過激派の動きに備えてか、常時警備がなされているようで、そこに赴くと空港敷地内からは警備員が、道路側には警察車両がいつの間にか待ち構えていた。職務質問などはなされなかったが、正直、居心地がいい場所ではない。
地域の住人に話を聞いたところ、現在でも十数名の人々が東峰・天神峰地区で生活を送っているという。ただ、かつてのように強硬な反対運動を続けているわけではないようだ。
「多くの住人が『闘争は終わった』という認識です。徹底抗戦をして飛行機を止めようと言っている人は極めて少数です」
彼によれば、空港側からも「ここに住み続けていい」という認定を得ており、警察からの圧力もないそうだ。では、いったいどうして彼らは、お世辞にもよい環境であるとはいえないこの地域に住み続けているのだろうか? 長い空白の後に、彼はためらいがちに答える。「……まあ、過去をそのまま引きずっているという面が強いのでしょうね」
当時を知る地元の元空港公団職員も「確かに、空港と住民との間に『ボタンの掛け違い』があった。公共事業の進め方として反省すべき点は多い」と過去の過ちをはっきりと認めている。昨年6月、空港公団では芝山町に「成田空港 空と大地の歴史館」を建設。成田空港の建設にまつわる反対運動の歴史をまとめた資料を展示している。そこに設置された記帳台には、はるばる福島から訪れた人もその心境を書いており、空港によって故郷を追われた人々に対するシンパシーを綴っていた。
安心して暮らせる社会を目指して脱原発に舵を切るのか、それともこれまで通り原発と共に暮らす経済優先の道を選ぶのか、その決着はまだ見えない。脱原発運動がどのような結果となるにしろ、「声を上げない」「政治に無関心」と言われていた国民が、10万人以上も集まって運動に参加しているという現実は、日本社会にとっても大きな意味を持つ。政府・市民双方が、成田闘争をはじめとする過去の政治運動の反省を踏まえ、このデモ活動が私たちの明るい未来につながることを期待したい。
(取材・文=萩原雄太[かもめマシーン])
吉田沙保里以外にも! NEWS・増田貴久に熱烈アピールをする“大物”とは

どうせだったら肩車もしてもらいな!
嵐ファンの女子サッカー・岩清水梓選手や、競泳・星奈津美選手など、ジャニーズファンを公言するアスリートも目立ったロンドン五輪。中でも“熱烈アピール”で話題となったのが、女子レスリング55キロ級で金メダルを獲得した吉田沙保里選手だ。
NEWS・増田貴久の大ファンという彼女は、ロンドン五輪前から、テレビで「まっすーファン」と公言したり、ブログでもテゴマスのグッズ写真をアップしてきた。五輪直前に出演した『1番ソングSHOW』(日本テレビ系)では、「金メダルを獲ったらハグしてほしい」と照れながらおねだり。VTR出演した増田は、これに応えて「ご希望があればぜひ」と快諾していたのだが……。
「増田と吉田選手が知り合ったのは、昨年10月に放送された『宝探しアドベンチャー謎解きバトルTORE!』(日本テレビ系)です。番組では、増田の見せ場はあまりなかったのですが、吉田選手は『優しくてかっこいい!』と大絶賛していました。ファニーフェイスの増田ですが、脱いだら筋肉質でたくましく、男気もあります。百戦錬磨の女王も、そんなギャップにヤラれたのかも……。その後、テゴマスのライブや増田の舞台にも顔を出し、楽屋を訪れたりもしています。先日、神戸で行われたNEWSのライブでも関係者席に招待されていましたよ。通常、女優や子役、スポーツ選手がジャニオタであると公言すると、ファンに叩かれたりするのですが、今回さほどファンが嫉妬していないのは、吉田選手のサバサバした雰囲気と、彼女を特別扱いしない増田の性格のおかげかもしれませんね」(ジャニーズに詳しい記者)
産経新聞社員「発行部数水増し、原発賛成はカネになるから!?」
朝刊発行部数は、大手全国紙5紙の中で最下位となる160万部であり、たびたび経営不振がささやかれ、業績不振で2009年には大規模なリストラも行われた産経新聞(以下、産経)。産経は、フジテレビなどを傘下に持つフジサンケイグループに所属する新聞社であり、「モノを言う新聞」というキャッチフレーズを掲げ、堂々と「原発推進」「閣僚の靖国参拝賛成」を唱えるなど、いわゆる“保守派メディア”として大手紙の中でも“ユニーク”な面が目立つ。 そんな産経新聞元社員・A氏に、大手紙最下位の悲しい社内事情、発行部数の水増し疑惑、そして保守路線をとる本当の理由について聞いた。 ――どうして産経新聞は、原発推進に賛成するなど、いわゆる保守路線なのでしょうか? A氏 ウチの大部分の社員は、他の新聞社に落ちたから入社しているわけで、保守的思想を持っている人間など、ほとんどいません。要はお金が欲しいから(笑)。部数はまったく伸びないし、160万部なんて大ウソじゃないでしょうか。長らく200万部と言っていましたが、その当時からウソだった。夕刊を廃止したのも、単に売れないから。 大阪本社の話ですが、販売店が押し紙(部数水増しのため、実際には販売されないが販売店に押し付ける新聞)を、本社前にどかんと積み上げたこともありました。産経は、そのときどきの財界のテーマやお困りごとについて、支援するようなシリーズ記事をぶち上げ、ちょうちん記事を書いて財界からお金を集めているのです。 「愛国」「保守」を標榜しつつ、今上天皇のお名前を誤記 ――それが原発推進だったりするわけですね。 A氏 そうです。原子力キャンペーンなどは、よくやっていましたよ。社長に嘱望されながら、子会社の日本工業新聞社の社長に飛ばされた人物が、よく「オレだって朝日みたいにカッコよくやりたいけど、二番煎じでは売れない」と言っていました。しかし、読売にナベツネが登場して以来、産経の保守路線なんて問題外。良し悪しは別にして、ナベツネには志があって、社内の指揮命令系統にも規律がある。憲法改正試案みたいなマスコミとしてはタブーなことも平気でやる。産経には、そこまでの勇気と覚悟がありません。 今年2月の「正論」のある記事中に、「昭仁皇太子の婚約をめぐる『皇室ブーム』は」と書いてありました。天皇陛下の名前「明仁」を「昭仁」と誤記しているのです。保守メディアとしては切腹ものです(笑)。産経の保守路線なんて、その程度のものなんです。 保守路線は商売 ――そうすると、多くの場合、記者が自らの思想で記事を書いているのではなく、商売として会社ぐるみでやっているということですね。 A氏 昔、竹下内閣が消費税を導入するとき、個人的に消費税はまちがいだと思っていました。そこで私は、消費税反対の旗を振っていた旭化成の宮崎輝会長ほか、反対派の論調をどんどん紹介するようにしました。対談のような形をとって、あまり露骨にならないようにしてたのですが、そのうち企画を出しても通らなくなり、消費税のテーマは私の手から離れました。 今だって、記者個人が積極的に自分から企画を立ち上げて「原発バンザイ」とやるわけがありません。そして、業界の親分・東電がゾンビ状態になっている今となっては、カネなんか出やしません。しかし、経団連が原発推進の立場である以上、カネが出なくても、御用聞きとしてヨイショしておくわけですね。 ある支局にいた頃わかったのは、産経の最大の読者層は、県警本部と自衛隊であるということ。県警にゴマすって、警察官表彰なんていうイベントをずっとやっている。私も手伝わされそうになりました。公安ネタはもらえるかもしれないけど、警察からお金は出ません。 フジテレビは「産経はもういらない」 ――産経新聞は、フジサンケイグループですが、グループからの支援はあるのでしょうか? A氏 フジテレビはかつて産経に対して、年間、表向き20億円、裏で50億円くらいの資金援助を行ってきました。表というのは、有価証券報告書に表れる広告料。裏は、イベント協力や新聞拡販などさまざまな形です。ところが、97年のフジテレビの上場以来、それがしにくくなり、産経は苦しくなりました。 産経は長らく、大阪本社の稼ぎで東京本社の赤字を埋める構造でした。東京本社は夕刊フジとサンスポで食べていましたが、その夕刊フジは日刊ゲンダイに完敗で、食えるメディアがなくなった。 そこで、産経はさまざまな資産を売り払ってしのいできました。例えば、一部上場のサンケイビルの株を10%以上保有して筆頭株主でしたが、資金捻出のため、それをフジテレビに渡しました。サンケイビルは今や、フジテレビを傘下に持つフジ・メディア・ホールディングスの連結子会社になっています。 フジテレビからすれば、「産経新聞が持つ、唯一資産として価値のあるもの」を頂きましたというところでしょう。かつては、夕刊フジとサンスポももらってもいいかなという感じでしたが、もう赤字だからいらない、産経本紙ももちろんいらないというところでしょう。 産経側には、「フジテレビが電波利権を保持するために、メディアとしてはテレビ局より格上の自分たち新聞社の力が必要なはずだ、という思い込みがある。しかし、フジテレビにしてみれば、すでに総務省や民主党・自民党と直接交渉できるので、産経はいらないというのが本音です。 東京新聞の草刈り場 ――産経は八方ふさがりですね。 A氏 ここ数年は、売る資産も底をついて、信用力がないのに社債を発行しています。09年には大規模なリストラを行いました。50代以上の社員には選択定年制を導入して、150人が早期退職しました。若手から聞いた話では、東京駅と会社のある大手町駅の間は、地下鉄移動が経費で認められてないそうです。 それから、タクシーもワンメーターの利用は経費として落とせないとか。目的地までワンメーターの710円で着いてしまったときは、仕方なく、料金が上がるまで目的地周辺を走ってもらったなんていう話もあるくらいです(笑)。そんな状況だから、優秀な記者が育たないし、どんどん辞めていく。 東京新聞では、産経は草刈り場だと言われています。産経を辞めた奴が何人も東京新聞に入っている。産経出身者だけで野球チームができるだけじゃなく、リーグ戦ができるんじゃないかと(笑)。 ――余談ですが、冒頭で「保守思想の人はほとんどいない」とおっしゃいましたが、少数ながらいるのでしょうか? A氏 私は、社内で本当の右翼は2人しか見たことがありません。1人は新右翼団体「一水会」名誉顧問の鈴木邦男。彼は、自著の中で裏口入社だと書いています。まだウチに在籍時代、ソ連大使館への抗議運動で塀を乗り越え、逮捕され留置所に入れられたら、産経の人事部長が来て「大使館突入前日付の退職願に、ハンコを押せ」と言われたみたいです。要するに、悪いことをしたときには、会社をすでに辞めていたということになっているわけです。 それから、早稲田には「国策研究会」という愛国的活動を行うサークルがあるのですが、もう1人はそのボス格の奴。名前は忘れましたが、広告か販売にいましたね。こんな奴と同じ会社なのかと当時思いました(苦笑)。 (文=編集部) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) 創価学会員「恫喝、ハレンチ…カン違い幹部たちが学会を滅ぼす?」 裏に執行部との軋轢 NHK経営委員長がなかなか決まらないワケ 三菱東京UFJ銀行員「ローン審査ゆるゆるで、アコムに丸投げ」 すき家「200円卵かけご飯」安すぎ! 材料などは安全なの? 勃発!ヤマダvsビックカメラ戦争行方のカギは読売と財務省!? リクルートの1兆円上場で不安視されるイケイケ社長!? 法改正で見えた与野党議員とサラ金業界の癒着「産経新聞社HP」より





