‟謎の美女”YURI見納めで名物編集長も涙! 今週のポスト・グラビアページは永久保存版

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「週刊ポスト」8月31日号
グランプリ 「ピース綾部34歳『若貴の母 藤田紀子』64歳と!『おかみさん、いま逢いに行きます』」(「週刊ポスト」8月31日号) 第2位 「橋下維新・総選挙候補888人出馬選挙区を公示する」(「週刊ポスト」8月31日号) 第3位 「『謎の美女YURI』に関する編集部からの重大なお知らせ」(「週刊ポスト」8月31日号) 次点 「河野太郎が出馬宣言 総理になって原発ゼロの日本を作る」(「週刊現代」9月1日号)  月刊誌だが「サイゾー」9月号がすこぶる面白い。テーマは「タブーな本」。これまでも何度かやっているが、今回は秀逸だ。「暴力団も関与した!? 芸能人暴露本の“顛末”」では『芸能界本日モ反省ノ色ナシ』(はまの出版)を取り上げているが、これを書いたダン池田はフジテレビの『夜のヒットスタジオ』や『NHK紅白歌合戦』の演奏を担当していた人気指揮者だったが、これを書いたために芸能界から完全に干されてしまった。私も当時の騒動を覚えているが、それだけ内容が衝撃的だった。これだけの暴露本はその後見たことがない。  警視庁公安部から流失した情報を無修正で掲載した『流失「公安テロ情報」全データ』を出した第三書館、新聞の押し紙問題に斬り込んだ『新聞があぶないー新聞販売黒書』を出した花伝社、福島県浪江町の町民が原発立地に反対した軌跡をたどった『原発に子孫の命は売れないー原発ができなかったフクシマ浪江町』を出した七つ森書館など、タブーな本を出し続ける小出版社を紹介している姿勢もいい。  一番引かれたのが、文芸編集者のタブー座談会。編集者がタブーとしている話なのに、作家自らが作品にその事件を連想させる話を書いてしまっている小説として、桐野夏生の『アンボス・ムンドス』(文藝春秋)の中の「怪物たちの夜会」を挙げている。私はこの小説は読んでいないが、女性誌のライターが不倫相手の男の自宅に乗り込んで暴れる話だそうだ。事実、桐生はだいぶ前になるが、講談社の文芸編集者と不倫関係にあり、その間、編集者の自宅に乗り込んで大きなトラブルになったことがある。  相手の編集者はその後亡くなってしまったが、われわれ講談社OBにとっても忘れられない“事件”であった。桐生はしばらく前に『IN』(集英社)という小説で、不倫の全容を自ら詳細に書いている。そういう意味で桐生は、すごい作家である。  夫からのDVで離婚した島本理生がDVをテーマにした『大きな熊が来る前に、おやすみ』(新潮社)を書いたり、連載中に自分の妻が死んだ石田衣良が、妻の事故死を自殺ではないかと疑う小説家を主人公にした『チッチと子』(毎日新聞社)を書いたりするのも、作家の「業」とでもいうべきものなのだろう。 「噂の眞相」が休刊した後、作家や出版社の裏話を書く雑誌がなくなってしまった。そういう意味でもサイゾーには、もっとこの分野に斬り込んでもらいたいと期待している。  さて今週は文春、新潮が合併号でお休みだから、ポスト、現代、朝日の三誌から選んでみた。結果は見ていただけばわかるように、ポストの圧勝である。  残念ながら、朝日は取り上げるべきものは何もない。このところ低調気味の朝日だが、この業界ではつまらない誌面が4週続くと読者は離れてしまうといわれている。奮起を促したい。  現代もお寒い誌面である。「待ってました、解散総選挙 これが『橋下新党』の全貌だ!」と、橋下徹大阪市長に肩入れするのはいいが、「はっきり言えば、橋下氏は大阪市民・府民に土下座してでも、次期衆院選には自ら出馬すべきだろう」と誌面でけしかけるのはいかがなものだろう。これでは民主党が「政権交代」というお題目だけで政権を奪取したが、政党の体をなしていないお粗末さで自壊したことの繰り返しになりはしないか。「橋本になれば何かが変わる」という甘い期待だけで橋下新党ができたとしても、寄せ集めの素人集団では民主党の二の舞になるのは明らかであろう。    今のメディアに求められるのは、橋下市長が目指す「国づくり」が、国民のためになるのかどうか、徹底的に取材して冷静な分析データを読者に提供すべきときであろう。  次点には自民党の河野太郎が次の総裁選へ参戦すると表明した記事である。    この人のオヤジさん河野洋平はみんなから好かれて御輿に担ぎ上げられたが、息子はものの言い方が直截すぎるのか、周りに人を集めない損な性格のように見える。だが、彼の徹底した反原発の姿勢は買う。今回の長老支配への挑戦などどうでもいい。「原発は放棄します」「東京電力は徹底的に解体します」「消費税は全額年金に充てます」「文科省を解体します」という公約ははっきりしていていい。  私がアドバイスするなら、オヤジの河野洋平が自民党の金権体質を批判して飛び出し、「新自由クラブ」をつくってブームを起こしたように、今こそ自民党などという旧態然としたところを飛び出し、この公約を旗印に仲間を集めて衆院選に臨むのがいいと思う。そのときどれだけの人が集まってくるのかで、この人の器量がわかる。直情径行型で人望のない河野だが、一世一代の賭に出れば、オヤジさん同様、公約に賛同してかなりの人が集まるかもしれない。自民党は腐蝕が進みすぎて組織内からの改革は不可能だと、私は思うからだ。  3位からグランプリまでポストが完全制覇である。第3位は「『謎の美女YURI』に関する編集部からの重大なお知らせ」という、いささか気を引くタイトルの巻頭カラーグラビア。  名前も年齢も国籍さえもわからない謎の「YURI」なる美女が、ポストのグラビアに登場してだいぶたつ。なんとなく、いいところのお嬢さんを思わせる品のいい容姿と、彼女が見せる大胆なセクシーポーズは、ポストを読む大きな楽しみだった。  今週も薄汚れた畳の部屋でポーズをとる写真で始まって、畳の上にほとんど全裸に近い姿で横たわるセクシーな彼女がとてもいい。ツンと尖っている乳首が愛おしい。彼女の写真には男の影がない。全裸で外したブラジャーをじっと見つめる彼女には、情事の後といった雰囲気がないのだ。なんとも不思議な透明感をもった女性である。  グラビアの最後にこう書いてある。 「謎の美女YURIに大変多くのご支持ご反響を頂き、厚くお礼を申し上げます。そのような中、突然ではございますが、本人からの申し出により今回をもってYURIの登場を最後とさせていただくことになりました。皆様から頂きました熱い声をお伝えし、強く慰留はいたしました。ですが、彼女の決断は揺るぎなく、しかも理由もわかりません。最後まで謎でした」  肌を合わせ、よく知っているはずだった女が突然、理由もわからず急に自分のもとから去っていってしまった。そんな気にさせる、不思議で魅力的な女の子だった。惜しいけど、サヨウナラYURI。  ポストは先週号で橋下市長がやっている「維新塾」888人の名簿を入手して公開した。だが私は、そこで終わってはなんのための公開だったのかと疑問を呈した。そこでポストは今週、名前がわかった888人の住所を基に選挙区別に並べて「888人の選挙区を公示する」と第2弾をやってきた。これが今週の第2位。  こうして見てみると、「維新塾」が意識的に塾生を全国から満遍なく集めていることがよくわかる。 「リストを見て驚くのは、“維新候補”が山形と高知、宮崎を除く44都道府県に散らばっていることだ。選挙区にして300小選挙区中、215区。地域政党という性格上、関西圏に約半数の塾生が集中しているが、それでも維新への参加者が全国的な広がりをもっていることは注目に値する。  また、選挙区を知る“即戦力候補者”といえる地方議員や議員秘書が100人以上いることも既成政党にとっては脅威だろう」(ポスト)  橋下市長は「200議席を獲得して政権奪取」を目標に掲げているが、自民党保守派の安倍晋三元首相と教育問題や憲法改正などで政策合意したといわれる。橋下新党の方向が見えてきたようだ。既成政党対橋下新党という対立ではなく、既成政党対ウルトラ保守・橋下新党連合ととらえなければいけない。これでは仮に橋下徹政権ができたとしても、「国民の生活が一番」という政治ではなく、よりコンサバティブで国民監視を強める政府ができるでのではないのか。  日本人は唯一の原爆被爆国なのに、世界有数の原発推進国になったように、歴史を忘れ去ってしまう国民である。「郵政民営化イエスかノーか」「政権交代」という謳い文句だけで大量の賛成票を投じ、いまの惨状を招いてしまった。一地方政治で、しかも何も結果を出していない首長への「期待感」だけに、明日の日本を賭けるのはやめたほうがいい。小泉政治、民主党政治と同じことになるだけである。  さて今週のグランプリ。張り込みネタとしては小粒だが、取り合わせが面白い。 「ピース」の綾部祐二(34)は、レギュラー番組を週10本抱え、芸能界でいま最も輝いている芸人だそうである。背は165センチ程とやや小柄だが、彼の強味はジャニーズ系アイドル顔負けのルックス。その綾部が人目を避けて逢瀬を続ける熟女がいるというのだ。   きっかけは綾部が芸人仲間に漏らしたこんな言葉だった。彼と親しい芸人がこう話す。 「綾部のヤツ、藤田紀子さんの自宅に行って何度か関係を持ったっていうんです。嘘にしては話のディテールが詳しすぎる。“部屋に若貴の写真が飾って、その前でエッチするのは興奮した”とか、“夜中に会いたいって電話があった”とか、“元おかみさんだけあって手料理はすごく旨い”とか‥‥‥。これは本当だと確信しました」  綾部が「いま逢いに行きます」とご執心の相手は、年の差実に30歳、若乃花(41)、貴乃花(40)の母親・藤田紀子(64)だというのである。  ポストも最初はダメモトぐらいの軽いノリで取材を始めたらしい。    まずは紀子の自宅マンションを張り込んだ。すると8月某日夜10時頃、マンションのインターフォンを鳴らす若い男が現れたのだ。軽くウェーブがかかった黒髪に黒縁メガネ、165センチ前後の身長、流行の7分丈のパンツ。情報通りにあの綾部が現れたのである。  母子以上年の離れたカップルの恋は燃え上がっているのか? ポストは早速、紀子に直撃する。  記者に綾部と親しく付き合っているかと聞かれ、 「え? ウソよ。あの方とは一度番組で共演しただけですよ。親密なんてウソよ、ウソ」  と否定したが、食事したことはあるのかと聞かれて、 「食事? どこで? 外で? したことありませんよ。第一、私もあの方も飲めないじゃないですか」  と答え、食事したことがないのになぜ飲めないことを知っているのかと突っ込まれ、ドギマギする。自宅に招いたことがあるのではないかと聞かれ、「そんなことはありえません」と答えたが、綾部がマンションの前にいる写真を見せられるとシドロモドロになり、 「他のお家に行かれたんじゃないかしら……」  綾部はあなたのタイプかと聞かれて、 「ちょっと待ってくださいよ。困りますよぉ。ウフ、ウフフフ。私じゃなくて、綾部さんがなんて言ってるか聞いてみて。ウフフ」  女はいくつになっても女。なんとも初々しい受け答えである。  今度は綾部に直撃。こちらは真剣さがうかがえる返答である。 「僕はこれまで何度も40代、50代の方とお話ししたり食事に行ってきたりしました。その中でも彼女だけは特別です。綺麗すぎる。美しすぎる。僕は大の熟女好きで、それをテレビなどでも公言しています。だけど、熟女好きじゃない男が見たって、彼女のことは綺麗だと思うでしょ。実年齢を聞いてもまったく信じられない。僕があの人と会うのは、ビジネスのためとか、ネタ作りのためとか、まったくそんなんじゃないんです! 彼女からは“私のこと好きだなんて、ネタでいってるんでしょ?”って聞かれることもある。でも、そんなわけないじゃないですか!」  紀子とは遊びじゃないかと聞かれ、 「遊びっていうのも、遊びじゃないっていうのもおかしいでしょ(笑い)。いや、本当に仲良くさせてもらってるだけで、それが若いお笑い芸人と遊んでて何なんだ、となっちゃうと申し訳ないと思うけど」  歯切れは悪いが、年上の恋人を気遣い続けたとポストは結んでいる。この恋が実を結べば芸能界初の「逆年の差婚・金メダル」になることは間違いない。   (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか 

悪口Tシャツ発売に、ツイッター炎上! 『トワイライト』カップル破局の余波

作品ファン以外には興味を持たれない、ロバート&クリステンのカップル

 美しきヴァンパイアと女子高生の禁断の愛を描いた映画『トワイライト』シリーズ。この作品には、「トワイハード」と呼ばれる熱狂的なファンや、その上を行く「トワイタード」と呼ばれる熱狂かつ妄想的なファンがいることで知られる。彼女たちは、2009年8月に発覚したヴァンパイア役のロバート・パティンソンと女子高生役のクリステン・スチュワートの交際を、“ロブステン”という愛称をつけ、心から応援してきた。そのため先日クリステンが、主演した新作映画『スノーホワイト』の監督ルパート・サンダースとの不倫を認め謝罪声明を発表すると、「監督とのキス写真は合成だと信じていたのに!」「裏切られた!」と大激怒。動画投稿サイト「YouTube」に「ロバートとクリステンのことは、もうほおっておいてぇ!」と泣き叫ぶ動画を掲載するトワイハードも現れる一方、トワイタードは、ロバートを裏切ったクリステンをあらゆるSNSでバッシングし続けている。

 7月末に、ロバートとクリステンの同棲解消が伝えられ、バッシングはいったんトーンダウンしたのだが、8月2日に人気コメディアンで喜劇俳優のウィル・フェレルが深夜トーク番組『Conan』に出演したことをきっかけに、再びヒートアップした。ウィルが涙ながらに、「クリステンは浮気したんだよ。そして、2人は別れてしまった」「もう2人が付き合うことはないんだ。二度とね。君なんか想像もつかないほど、特別なものを2人は持っていたというのに。愛があったのに、彼女は投げ捨ててしまったんだ」とウソ泣きしながら感情的に熱く語り、トワイハードやトワイタードたちの気持ちを煽ったのだ。ウィルは時事ネタとしてこの話をしたのであり、最後に、「彼女はトランパイアだったんだよっ!」と言い、拍手喝采を浴びた。

悲しみも怒りも自身で解放する、現代女性の“自立”を描く『自縄自縛の私』

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『自縄自縛の私』/新潮社

■今回の官能小説
『自縄自縛の私』(蛭田亜紗子、新潮社)

 コミュニケーションツールで満たされている昨今。時間の隙間を埋めるように、せっせとメールを送り、Twitterでつぶやき、誰かと関係を持っているような気になれたとしても、果たしてその中で、強く心からつながれている人は何人いるだろう?

 上澄みだけの関係性でないとつながれない今、言葉にすると面倒に思われてしまう悲しみや怒りといった強い想いは、誰とも共有できない。――それらを解放する手立ては、自分自身で昇華するしかないのだ。

 『自縄自縛の私』の主人公は、現代に生きる女性の「鏡」なのかもしれない。彼女は、誰も抱きしめてくれない空虚な想いを自ら縄で抱き締める、そんな術を身につけた。ネットサーフィンをしているうちに出会った、とある緊縛手法のページ。恐るおそるノウハウに従いながら縄を肌に食い込ませてゆくと、えも言われぬ安堵感に満ちてゆく。それは、自分以外のなにものかが強く抱き締めてくれているという安心感。硬質なボールギャグは口づけのように強く、縄が素肌を滑る感触は、まるで誰かの指先が触れているよう。主人公は、アイマスクに閉ざされた闇の中で、確かな「愛」を確信する。

「アイドル文化は歌舞伎に並ぶ日本の芸術となった!」111組732名参加のアイドルフェス・TIFを検証

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TIF公式サイトより
 8月4日、5日にアイドルグループ111組732名が参加した「TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)」。Zepp Diver City、フジテレビ・湾岸スタジオを中心に10の会場が設けられ、ステージ間を一部のアイドルも徒歩で移動するため、ステージ以外でも演者とファンが交流できるという、このフェスならではの光景が繰り広げられた。  アイドルのギャラ・交通費はナシ。その代わり、各グループの物販の売り上げはそのままそのグループのものとなる、というのがこのフェスの特徴だ。2日間ともピーカンの好天の中で行われたアイドル真夏の競演を独自に検証する。 ■メジャー級から地下、地方まで個性あふれるグループ競演!! コラボも続出  百花繚乱のアイドルブームというシーンの成熟を感じさせる、多種多様なグループが参加。3回目となった「TIF」でAKB48グループから初登場となったSKE48、河村唯が“川村梅子”名義で朝6時から懐メロ12曲を歌うなどソロ・ユニットでも大活躍だったアイドリング!!!のほか、SUPER☆GiRLS、ぱすぽ☆、東京女子流、川島海荷を擁する9nine、桜庭ななみらのbump.y、YGA、風男塾、吉川友も登場。シーンで最もパンクな存在であるBiS、ダイブするアイドル・アリス十番、usa☆usa少女倶楽部とその派生ユニットのヒップホップグループ・ライムベリーなども参戦。  中でも、東京女子流は、以前からカバーしているSweetSの「LolitA☆Strawberry in summer」のロックバージョンを披露。ラテンギター調のイントロから一転してドラムフィルがヘヴィな世界へと導くダンスナンバー。激しく踊りながら、「LolitA」の歌詞と共にヘソをチラ見せするギミックも含めて、12月22日の日本武道館に向けての彼女たちの気概の高さを見せつけるナンバーだった。  また、ロコドル(ローカルアイドル=地方出身アイドル)である北海道のJewel Kiss、仙台のDorothy Little Happy、新潟のNegicco、名古屋のしず風&絆、OS☆U、大阪のJK21、福岡のLinQ、HR、CQC's!など、各地で注目を集めるグループが一堂に会したのも、このTIFならでは。10会場同時進行で行われるライブは、一種の宝探しのようでもあり、グループの垣根を越えたコラボでも盛り上がった。 ■妹分続出!! メジャー級グループのスピンオフ化が“止まンないっ!”  TIFには、メジャー級アイドルの姉妹グループの出演も目立った。8月5日に西武ドームコンサートを行ったももいろクローバーZは出演していないが、その妹分で、同じスターダストプロモーション芸能3部所属の私立恵比寿中学、チームしゃちほこ、みにちあ☆ベアーズ、3B Junior. TEAM BLUE・TEAM REDと5組が参加。エビ中はDefSTAR RECORDSからデビューしており、愛知県で活動するチームしゃちほこはワーナーミュージック・ジャパンからデビューが決定。みにちあ、3B Junior.が一種、ジャニーズのJr.やAKB48の研究生に相当する育成枠の役割で、そこから芽が出たメンバーをグループにさせて売り出す方法論を確立した形だ。  同じく、SUPER☆GiRLSからは、レーベル「iDOL Street」の候補生(ストリート生)から生まれた妹分・Cheeky Paradeが出演し、ストリート生も札幌、東京、大阪などの地域に分かれて出演した。同じエイベックスの中でもrhythm zoneのE-Girlsは、EXILEの所属事務所LDHのDream、Happiness、FLOWER、bunnyなどのメンバーが参加し、アイドルとは一味違う本格派の風格を見せつけた。もう一つ、プラチナムプロダクション系のプラチナム・パスポート所属のぱすぽ☆も、姉貴分・predia、妹分・palet、新グループ・パソラッテと「P」が付く4組が出演。賞味期限の短い女性アイドルだが、妹分を作ることで、ファンに同社、同レーベル内で“推し変”してもらい、囲い込みを行うという手法だ。ファッションブランドでも、若者向けの“セカンドライン”があり、プラダと若者向けのMIU MIU、GIORGIO ARMANIとEMPORIO ARMANIなどの関係と同様だ。 ■ぱすぽ☆、Negicco、でんぱ組.inc、それぞれが流した涙の意味  楽曲派、顔ファン、認知厨……アイドルやアーティストのファンにもさまざまな人種がいるが、女性が涙を流して心の琴線に触れなければ、それは人外と同義である。「TIF」でも3組のグループのメンバーが涙を流し、それぞれに各グループが背負う歴史をにじませた。  参加した111組の中で、メインステージである「Zepp Diver City」に立てたのは22組のみ。この舞台は一種のメジャーの証なのだ。そのため、今回初めてこのステージに立ったグループには感慨深く、NegiccoのMeguは「一番大きい会場に出させていただき、本当にありがとうございます」と歓喜の涙を見せた。その涙はもちろん、彼女たちが持っているネギが目にしみただけではない。2003年から9年活動し、昨年はJA新潟みらいで行われた「梨の皮むき大会」に参加し、TIFには参加できなかった。そんなNegiccoならではの物語が、この涙の瞬間に垣間見られた。  また、でんぱ組.incは、TIFの出演3回目にして初のメインステージ。夢眠ねむは「皆さんのおかげで出演できました」と目をウルウルさせながら語り、ぱすぽ☆の玉井杏奈は足のケガから1カ月ぶりに復帰し、涙を見せた。最年少で強めキャラの玉井だが、その涙には仲間への友情と、パッセン(ファン)への感謝があふれていたはずだ。それぞれの思いを抱えながら流した彼女たちの涙、夢を追いかける信念はファンの心に間違いなく届いたはずだろう。 ■メンバーを成長させる握手会 ファンから受けるアドバイスの効果  会場では、各グループの握手会ブース「「GREETING SQUARE」も設けられた。誤解されがちな握手会だが、多くのファンはメンバーに“触れたい”というよりは、“会話したい”という思いで行っているのだ。特に今回のようにライブ後即話せる場合は、「あの曲のあの部分がよかった」「あの振りをもっと大きくしたほうがいい」など、ファン目線ならではの有益なアドバイスが得られる機会。少なくとも、「ダンス、カッコよかったよ」と言われるだけでも、メンバーにはモチベーションアップにつながるはず。ファンとの交流を作る機会は、実はメンバー、ファン双方にとって有益な部分もあるのだ。  そんな握手会だが、今回のようなアイドル盛りだくさんなイベントでは、アイドルがアイドルの握手に行くという思わぬ光景にも出会える。今回も、私立恵比寿中学が東京女子流の握手会に一般のファンに混ざって握手に行くという、激レアなシーンがあった。 ■ファンも演者! 『モテキ』世代のヤングカップルも参加  比較的ユニークな人が多いのがアイドル現場の特徴だが、今回もインディヴィジュアルな個性を放つ人種が散見された。無料で参加できる「SMILE GARDEN」は特に人種のるつぼで、はしゃぎまわるピンチケ世代の無軌道な10代はもちろん、年季の入ったOAD(ヲタ芸・オーバーアクションドルフィン)を披露するヒョッロヒョロの初老男性、サングラス、日傘、ヒジまである手袋の日焼け対策完全装備でステージを見つめる謎の美女、モデル風美人二人組(タレントかとも思いきや、腕には客の証拠である黄色のリストバンド)、ノリノリでMIXを打つ彼氏を冷ややかな目で見る彼女など、シュールな人種に出会えるのもこのTIFならではだろう。だが、年齢、性別を超えて、どのファンもメンバーを盛り上げている様子は「みんな、いい笑顔してんな!」と思え、壮観である。  そして、女性だけの客グループやカップルも1回目よりは明らかに多く訪れており、音楽フェスを『モテキ』感覚で見に行く若者世代がアイドルシーンにも多く増えた印象だ。 ■lyrical schoolの“サイファー”とAeLL.の看板に見た、ファンとアイドルの共同幻想  生モノであるフェスには、さまざまなハプニングが発生する。今回最も大きなアクシデントだったのが、4日の夜、Jewel Kissのライブ中、ファンの勢いにステージが壊れてしまったこと。さまざまな悪条件が重なった上での出来事だったが、そのため、後に予定されていた6組が出演できなくなった。  そこで、ヒップホップアイドル・lyrical schoolが半ばやけくそ気味に、会場周辺を歩きながら、アカペラで自分たちの曲を歌い始めた。すると、その行進にファンも同調し、ついていき、その流れは“サイファー”となっていった。ラッパーが路上でセッションを行う際に自然発生的にできる人だかりを意味する“サイファー”だが、まさにハンドクラップと声さえあれば表現できるラップならではのファンとの共同幻想が生まれた。tengal6から改名した彼女たちの物語も含めて、“TIF伝説”に刻まれる出来事だっただろう。  もう一つ、今回ファンとメンバーの絆を感じたグループがあった。それは、篠崎愛が参加するAeLL.のステージだった。AeLL.には「耕せ耕せAeLL.村 みんなでがんばるえいえいAeLL.!」など特殊なコールがあり、一緒に盛り上がれば楽しいものの、初見のファンにはコールを即覚えるのは難しい。そこで、ファンの有志がそのコールを書いた看板を、コールの際だけ掲げるのだ。決してステージにはカブらないように、そしてコールが終われば即それを下げ、当然マナーは遵守している。初めて見たファンもコールができるように、重い看板を持参してステージを盛り上げた彼の行為には、一種の忠義すら感じられた。古参のファンは、グループが過度にブレイクするのを嫌がるものだが、新規のファン層をまさに“耕す”かのような思いの現れだろう。  アイドルはアーティストと比較して未完成である。その未完成な部分にファンが握手会でアドバイスし、コールを送り、ステージを盛り上げることで、完成する。そんなアイドルとファンとの共同幻想を垣間見たのだった。 ■総括  特殊な世界として語られがちなアイドルシーンだが、その実、詳細を知る人間からすると、相撲、歌舞伎、演歌、大衆演劇、宝塚歌劇団にも通じる連綿と日本で受け継がれてきた文化との関連性が多く見受けられる。相撲、歌舞伎ではタニマチとしてごひいき筋が金銭的支援を行い、演歌では歌手に花束を渡す時間があり、時に、万札の首飾りすらもプレゼントする。  また、大衆演劇でも終幕後、演者自ら出口で観客に挨拶を行い、宝塚にはファンと触れ合う“お茶会”があるのだ。そんな中、握手会は、もはやほぼすべてのアイドルが行っており、かつ今回のTIFのように、ライブ終了後に、メンバーに感想や、アドバイスを送るという方式は新たなスタンダードとなっていくだろう(CDの付加価値として、握手券を付けることには、今後も慎重な議論が必要だが)。  今回で3回目のTIFだが、ステージ遅延のアナウンス法など、改善点も多々あるだろう。また、ファンの側も音楽フェスならではの譲り合いの心や、DIYの精神を学ぶべきだろう。さまざまな出来事があったが、スカイステージの見晴らしの良さや、夜のスマイルガーデンの解放感、周辺を歩いているだけでアイドルに遭遇できる高揚感など、記憶に焼きついて離れない光景だらけだった。特に、オーラスのアイドリング!!!のステージの「やらかいはぁと」のDメロで、ウルトラオレンジのサイリウムで会場が埋め尽くされた瞬間は胸に迫るものがあった。ステージのみならず、無料握手会などもあり、これでチケット・5,000円はリーズナブルだろう。うだるような暑さの中で繰り広げられた真夏の競演。参加したファン、運営サイド、そして出演したメンバーすべての人に感謝したいフェスとなった。 (文=土井ハチロー)
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目指すは京都の伝統とのコラボ!「京都国際マンガ・アニメフェア2012」

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「京都国際マンガ・アニメフェア2012」公式サイトより
 この秋、京都が熱い。京都市が主催する「京都国際マンガ・アニメフェア2012」が、9月21日から3日間の予定で開催される。  声優・水樹奈々が平安神宮で奉納公演を行うことで注目を集めているこのイベントだが、それ以外にも注目ポイントは多い。京都には、日本初の「マンガ学部」を擁する京都精華大学や、同大学と京都市によって設立された日本初の施設「京都国際マンガミュージアム」もある。アニメ制作会社・京都アニメーションも、もはや知らぬ人はいない存在だ。今年からは京都市の事業としてマンガ家を育成する「京都版トキワ荘」も展開している。  そんな都で開かれる西日本最大級の総合見本市が、このイベントだ。  フェア当日のイベントはもちろん見物だが、京都市はビジネスデーにも大きな期待をかけている。目的は、京都の地場産業とマンガ・アニメとのコラボ商品を生み出すことだ。 「ビジネスマッチングは、フェア開催の大きな目的のひとつです。マンガ・アニメファンの皆さんの定着も大切ですが、京都の企業が製造・販売している製品と、マンガ・アニメをどれだけコラボさせられるかも、成功の大きなカギになると思っています」  こう話すのは、京都市のコンテンツ産業振興課長・草木大さんだ。現在、日本酒や菓子を使った製品サンプルが作られているが、まだまだ不足気味の様子。ただ、最低でも3年はこのイベントを継続する予定なので、今回のフェアをきっかけに、来年には数多くのコラボ商品が並んでいることを期待したいところだ。  言うまでもなく、京都には長い歴史を誇る老舗が当たり前のように軒を連ねている。そうした商品とマンガ・アニメがコラボすれば、何か新しい未来が開けるのは間違いない。ちなみに、このイベントには門川大作京都市長が非常に力を注いでいるそうで、ビジネスをする場合、行政からの支援も受けやすいという部分もある。 「理想的なのは、国内だけでなく海外にも発信できる商品を生み出すことです。いま“京都のもんです”と持っていっても、価値があるものとすぐにわかるのは欧米の一部に過ぎません。マンガやアニメとコラボした商品をきっかけとして、京都産の品々の価値を知ってもらえればと思っています」(草木さん)  経済産業省が行っている「クールジャパン」関連の事業でも、海外ブランドと日本の伝統工芸のコラボを推進する動きがある。これは「輪島塗とルイ・ヴィトン」「加賀縫とフェンディ」といった形で、かけ算で新たな製品の魅力を創り出そうというものだ。同じようなやり方で、京都の伝統工芸とマンガ・アニメのコラボも可能なのではなかろうか。いまや、「エヴァと日本刀」コラボが行われている時代である。京都には、コラボすれば信じられない価値を生み出す可能性を秘めた伝統工芸が数多く眠っているハズだ。 (取材・文=昼間 たかし) 「京都国際マンガ・アニメフェア2012」 日時: ビジネスデー 2012年9月21日(金) 12:00~17:00 パブリックデー 2012年9月22日(土)  9:00~17:00 23日(日)  9:00~15:00 開催場所: 京都市勧業館(みやこめっせ)ほか <http://kyomaf.jp/>

目指すは京都の伝統とのコラボ!「京都国際マンガ・アニメフェア2012」

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「京都国際マンガ・アニメフェア2012」公式サイトより
 この秋、京都が熱い。京都市が主催する「京都国際マンガ・アニメフェア2012」が、9月21日から3日間の予定で開催される。  声優・水樹奈々が平安神宮で奉納公演を行うことで注目を集めているこのイベントだが、それ以外にも注目ポイントは多い。京都には、日本初の「マンガ学部」を擁する京都精華大学や、同大学と京都市によって設立された日本初の施設「京都国際マンガミュージアム」もある。アニメ制作会社・京都アニメーションも、もはや知らぬ人はいない存在だ。今年からは京都市の事業としてマンガ家を育成する「京都版トキワ荘」も展開している。  そんな都で開かれる西日本最大級の総合見本市が、このイベントだ。  フェア当日のイベントはもちろん見物だが、京都市はビジネスデーにも大きな期待をかけている。目的は、京都の地場産業とマンガ・アニメとのコラボ商品を生み出すことだ。 「ビジネスマッチングは、フェア開催の大きな目的のひとつです。マンガ・アニメファンの皆さんの定着も大切ですが、京都の企業が製造・販売している製品と、マンガ・アニメをどれだけコラボさせられるかも、成功の大きなカギになると思っています」  こう話すのは、京都市のコンテンツ産業振興課長・草木大さんだ。現在、日本酒や菓子を使った製品サンプルが作られているが、まだまだ不足気味の様子。ただ、最低でも3年はこのイベントを継続する予定なので、今回のフェアをきっかけに、来年には数多くのコラボ商品が並んでいることを期待したいところだ。  言うまでもなく、京都には長い歴史を誇る老舗が当たり前のように軒を連ねている。そうした商品とマンガ・アニメがコラボすれば、何か新しい未来が開けるのは間違いない。ちなみに、このイベントには門川大作京都市長が非常に力を注いでいるそうで、ビジネスをする場合、行政からの支援も受けやすいという部分もある。 「理想的なのは、国内だけでなく海外にも発信できる商品を生み出すことです。いま“京都のもんです”と持っていっても、価値があるものとすぐにわかるのは欧米の一部に過ぎません。マンガやアニメとコラボした商品をきっかけとして、京都産の品々の価値を知ってもらえればと思っています」(草木さん)  経済産業省が行っている「クールジャパン」関連の事業でも、海外ブランドと日本の伝統工芸のコラボを推進する動きがある。これは「輪島塗とルイ・ヴィトン」「加賀縫とフェンディ」といった形で、かけ算で新たな製品の魅力を創り出そうというものだ。同じようなやり方で、京都の伝統工芸とマンガ・アニメのコラボも可能なのではなかろうか。いまや、「エヴァと日本刀」コラボが行われている時代である。京都には、コラボすれば信じられない価値を生み出す可能性を秘めた伝統工芸が数多く眠っているハズだ。 (取材・文=昼間 たかし) 「京都国際マンガ・アニメフェア2012」 日時: ビジネスデー 2012年9月21日(金) 12:00~17:00 パブリックデー 2012年9月22日(土)  9:00~17:00 23日(日)  9:00~15:00 開催場所: 京都市勧業館(みやこめっせ)ほか <http://kyomaf.jp/>

モテるより、ヤリたい! 『邪道モテ!』から学ぶ天使ヤリマンのあり方

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『邪道モテ! オンナの王道をゆけな
い女子のための新・モテ論』/宝島社

 今回の「ヤリマン肯定主義」でご紹介するのは、『アラサーちゃん』(メディアファクトリー)の峰なゆかと『負け美女』(マガジンハウス)犬山紙子の両氏による『邪道モテ! オンナの王道をゆけない女子のための新・モテ論』(宝島社)。

 「邪道モテ」とは、さわやかイケメン金持ちの男たちをターゲットにする王道モテではなく、ちょっと“ひとくせ”ある男性をターゲットにするモテテクのこと。そのテクニックを、ヤリマン活動に応用できるか検証してみましょう。

 「モテたいのではなく、ヤリたいのだ!」と反論したくなるヤリマン女性もいらっしゃるかもしれませんね。ですが、『邪道モテ』によると、私たちヤリマンは、「王道モテじゃない手法でモテている女の子」である「邪道モテ」のカテゴリーに入っているようです。といっても、モテゾーンの最下層、「セックスを餌にモテる(?)女」とのことですが。

 「モテゾーンの最下層」とカテゴライズされたことで、「失礼な!」と鼻息を荒くしてはいけません。モテゾーンの最下層だろうと、しかも王道モテではなく邪道モテだろうと、非モテではなく、「モテ」のゾーンにカテゴライズされたのは、非常に悦ばしいことではありませんか! 

 「邪道モテ」によると、ダサキャンタイプだのニッチアイドルタイプだの、ほかの種族の皆さんが「モテ」を狙っている中、ヤリマンだけは「モテ」という方向性ではないとのこと。そう、「モテたいわけではなく、ヤリたいのだ!」という私たちヤリマンの主張にベストマッチしています。ヤリマンのことを非常によく理解してくださっている良書のようです。

野村、業務停止逃れた“実績ゼロ”元社長と金融庁の密約?

 サイゾー新ニュースサイト「Business Journal」の中から、ユーザーの反響の大きかった記事をピックアップしてお届けしちゃいます! ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) ギャッツビーの汗ふき 使いづらい“アレ”の商品改善を要求してみた アパレルメーカーの本音は「アウトレットに出店したくない」!? Yahoo!IDとTポイント、顧客情報の集約をめぐる“仁義なき闘い” ■特にオススメ記事はこちら! 野村、業務停止逃れた“実績ゼロ”元社長と金融庁の密約? - Business Journal(8月13日)
7月27日付日経新聞より
 救世主か、それとも、過去の亡霊か――。証券国内最大手、野村ホールディングス(HD)の古賀信行会長(61)のことだ。久々の出番である。グループ最高経営責任者(CEO)の渡部賢一氏(59)と、同最高執行責任者(COO)の柴田拓美氏(59)の2トップが、7月31日付で辞任した件の舞台裏が明らかになった。  米通信社のロイター(7月29日付配信)は、「野村トップ辞任劇、危機感背景に古賀会長が振るった大なた」と題する記事で、「最後は、危機感を募らせた古賀信行会長が乗り出し、自ら当局と掛け合い、渡部CEOに引導を渡す結果になった」と報じた。  古賀会長は後任のCEOに傘下の野村證券社長の永井浩二氏(53)を、COOには野村HD専務で米州地域CEOの吉川淳氏(58)を指名(8月1日付で就任)した。これで公募増資インサイダー問題の経営責任に一定のケジメをつけた。  トップ交代はズバリ、元MOF担(旧大蔵省担当)の古賀氏と、金融庁の連携による経営陣刷新劇だったということだ。古賀氏は社長としては影が薄く、会長に退いた後も、まったくといっていいほど存在感はなかった。だが、MOF担のキャリアはダテではなかった。当局と太いパイプを持つ者として事態収拾のキーマンに躍り出たのだ。  古賀氏は1950年8月、福岡県大牟田市で生まれた。近くに三井三池炭鉱の社宅があった。小学3年生のとき、大量の指名解雇をきっかけに「総資本と総労働の対決」といわれた三池炭鉱の大争議が起きた。第1組合と第2組合の分裂は、子供の世界に持ち込まれた。学校では、2つの組合員の子供たちが「お前ら、帰れ」と罵りあった。これを受けて、古賀氏は後年「極端はよくない」と痛感したと述懐している。これが、彼の中庸志向の原点となった。  鹿児島のラ・サール高校から東京大学法学部に進む。74年4月に野村證券に入社。同期の大卒は390人。野村では、新入社員は、まず全国の支店で営業を経験する。だが、東大法学部卒の古賀氏は、“株屋”とは異なるエリートとして育てられた。営業の仕事は、一度もやったことがない。  人事部を振り出しに本社の3つの部署を約3年ずつ経験した後、総合企画室の業務課に配属された。最大の仕事は監督官庁である大蔵省(現・財務省)との折衝だ。大蔵省の英語表記Ministry of Financeの省略形はMOF。だから、その担当はMOF担と呼ばれた。のちに大蔵省への過剰接待事件で有名になった、あのMOF担である。事件後には廃止になった。  野村のMOF担は大蔵省に深く食い込んでいた。省内のトイレで立ちション(小便)をしながら秘かに話された、同省幹部の会話を翌日には野村の中枢が知っていたというエピソードがある。ほかの証券会社の首脳が大蔵省証券局を、野村證券霞ヶ関出張所と陰口を叩いたほどだ。  MOF担は各金融機関のトップへの登竜門であった。東京三菱銀行の畔柳信雄氏や住友銀行の西川善文氏は、頭取になる前に企画担当として大蔵省に出入りするMOF担だった。日本興業銀行の齋藤宏氏(後の、みずほコーポレート銀行頭取)は万年MOF担と呼ばれた。  古賀氏も証券界の万年MOF担だった。2003年4月、野村HDの社長兼CEOと子会社の野村證券の社長に就任した。営業経験のないMOF担出身社長は、動こうにも動く術を知らず、みるべき実績を上げることができなかった。97年の総会屋への利益供与事件後、社長に就いた国際畑出身の氏家純一氏と、氏家氏からそのバトンを受けた古賀社長の時代は「縮みの10年」といわれた。社内には閉塞感が漂った。  何もやれない焦燥から古賀氏はタバコの量が増え、チェーンスモーカーになったという。社長の最後の数カ月は、睡眠薬を使ってようやく眠りにつく状態が続いた。  08年4月、渡部賢一氏が社長に就いた。社内では“ナベケン”で通っている財務畑出身の内務官僚だ。不可解なトップ交代に、一部では、密室でのクーデターと囁かれた。08年9月、渡部氏と柴田氏の経営コンビは、経営破綻したリーマン・ブラザーズの欧州部門を買収。内向きの野村の殻を破って、国際化路線へと強引に舵を切った。  しかし、高額報酬で受け入れた元リーマンの社員の人件費がかさみ、金融庁幹部をして「リーマン買収後、野村はガタガタになった」といわしめるまでに経営が悪化した。営業現場のことは疎いが、元MOF担として当局とパイプをもつ古賀氏は、金融庁幹部と極秘会談を重ね、渡部、柴田の2トップ切りで事態を収拾する了解を取り付けた。渡部氏の首を差し出すことによって、業務停止命令から業務改善命令へと、処分が一段階軽くなったといわれている。  それでは、古賀氏は野村HDのキングメーカーとして院政を敷くつもりなのだろうか。答えはノーだ。「古賀氏は元会長の鈴木政志氏と同じ役割を演じたいと考えている」と指摘する向きは多い。  古賀氏がMOF担当時の97年、総会屋グループ小池隆一代表への利益供与が発覚して、酒巻英雄社長が引責辞任。会長だった鈴木氏が暫定的に社長を兼務し、米国法人トップの氏家氏を社長に起用すると、わずか1カ月で会長・社長を辞した。辞任の際に当時15人いた専務以上の代表取締役全員に辞表を提出させ、氏家新社長に対する影響力を排除した。  過去の例から、一時期、古賀会長が暫定的にグループCEOを兼務し、後任のCEOに米現地法人のトップを務める吉川淳氏を起用する案が浮上した。  しかし、古賀氏は暫定的なCEOに就かなかった。新CEOは野村證券社長の永井氏が兼務し、吉川氏はCOOに就いた。氏家氏以降、営業を知らないエリートの古賀、渡部の両氏に経営のバトンが引き継がれた。この人事が野村を決定的にダメにした。その痛切な反省から、国内営業畑一筋の永井氏をCEOに起用したといえる。  古賀氏は当局に人脈をもつMOF担として経営陣刷新という“最後の大仕事”を成し遂げた。後は、鈴木氏のように静かに表舞台から去っていくことになるのだろう。 (文=編集部) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) ギャッツビーの汗ふき 使いづらい“アレ”の商品改善を要求してみた アパレルメーカーの本音は「アウトレットに出店したくない」!? Yahoo!IDとTポイント、顧客情報の集約をめぐる“仁義なき闘い” 野村、外資系証券etc.“巧妙な”インサイダー取引の実態 ブームに踊る“誤った”バイオマス発電でハゲ山だらけに!? 3割も節税できちゃう!?“今すぐできる”賢い年金活用術 「もはやメリットがない」“世界の工場”中国から企業が撤退中!

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7月27日付日経新聞より
 救世主か、それとも、過去の亡霊か――。証券国内最大手、野村ホールディングス(HD)の古賀信行会長(61)のことだ。久々の出番である。グループ最高経営責任者(CEO)の渡部賢一氏(59)と、同最高執行責任者(COO)の柴田拓美氏(59)の2トップが、7月31日付で辞任した件の舞台裏が明らかになった。  米通信社のロイター(7月29日付配信)は、「野村トップ辞任劇、危機感背景に古賀会長が振るった大なた」と題する記事で、「最後は、危機感を募らせた古賀信行会長が乗り出し、自ら当局と掛け合い、渡部CEOに引導を渡す結果になった」と報じた。  古賀会長は後任のCEOに傘下の野村證券社長の永井浩二氏(53)を、COOには野村HD専務で米州地域CEOの吉川淳氏(58)を指名(8月1日付で就任)した。これで公募増資インサイダー問題の経営責任に一定のケジメをつけた。  トップ交代はズバリ、元MOF担(旧大蔵省担当)の古賀氏と、金融庁の連携による経営陣刷新劇だったということだ。古賀氏は社長としては影が薄く、会長に退いた後も、まったくといっていいほど存在感はなかった。だが、MOF担のキャリアはダテではなかった。当局と太いパイプを持つ者として事態収拾のキーマンに躍り出たのだ。  古賀氏は1950年8月、福岡県大牟田市で生まれた。近くに三井三池炭鉱の社宅があった。小学3年生のとき、大量の指名解雇をきっかけに「総資本と総労働の対決」といわれた三池炭鉱の大争議が起きた。第1組合と第2組合の分裂は、子供の世界に持ち込まれた。学校では、2つの組合員の子供たちが「お前ら、帰れ」と罵りあった。これを受けて、古賀氏は後年「極端はよくない」と痛感したと述懐している。これが、彼の中庸志向の原点となった。  鹿児島のラ・サール高校から東京大学法学部に進む。74年4月に野村證券に入社。同期の大卒は390人。野村では、新入社員は、まず全国の支店で営業を経験する。だが、東大法学部卒の古賀氏は、“株屋”とは異なるエリートとして育てられた。営業の仕事は、一度もやったことがない。  人事部を振り出しに本社の3つの部署を約3年ずつ経験した後、総合企画室の業務課に配属された。最大の仕事は監督官庁である大蔵省(現・財務省)との折衝だ。大蔵省の英語表記Ministry of Financeの省略形はMOF。だから、その担当はMOF担と呼ばれた。のちに大蔵省への過剰接待事件で有名になった、あのMOF担である。事件後には廃止になった。  野村のMOF担は大蔵省に深く食い込んでいた。省内のトイレで立ちション(小便)をしながら秘かに話された、同省幹部の会話を翌日には野村の中枢が知っていたというエピソードがある。ほかの証券会社の首脳が大蔵省証券局を、野村證券霞ヶ関出張所と陰口を叩いたほどだ。  MOF担は各金融機関のトップへの登竜門であった。東京三菱銀行の畔柳信雄氏や住友銀行の西川善文氏は、頭取になる前に企画担当として大蔵省に出入りするMOF担だった。日本興業銀行の齋藤宏氏(後の、みずほコーポレート銀行頭取)は万年MOF担と呼ばれた。  古賀氏も証券界の万年MOF担だった。2003年4月、野村HDの社長兼CEOと子会社の野村證券の社長に就任した。営業経験のないMOF担出身社長は、動こうにも動く術を知らず、みるべき実績を上げることができなかった。97年の総会屋への利益供与事件後、社長に就いた国際畑出身の氏家純一氏と、氏家氏からそのバトンを受けた古賀社長の時代は「縮みの10年」といわれた。社内には閉塞感が漂った。  何もやれない焦燥から古賀氏はタバコの量が増え、チェーンスモーカーになったという。社長の最後の数カ月は、睡眠薬を使ってようやく眠りにつく状態が続いた。  08年4月、渡部賢一氏が社長に就いた。社内では“ナベケン”で通っている財務畑出身の内務官僚だ。不可解なトップ交代に、一部では、密室でのクーデターと囁かれた。08年9月、渡部氏と柴田氏の経営コンビは、経営破綻したリーマン・ブラザーズの欧州部門を買収。内向きの野村の殻を破って、国際化路線へと強引に舵を切った。  しかし、高額報酬で受け入れた元リーマンの社員の人件費がかさみ、金融庁幹部をして「リーマン買収後、野村はガタガタになった」といわしめるまでに経営が悪化した。営業現場のことは疎いが、元MOF担として当局とパイプをもつ古賀氏は、金融庁幹部と極秘会談を重ね、渡部、柴田の2トップ切りで事態を収拾する了解を取り付けた。渡部氏の首を差し出すことによって、業務停止命令から業務改善命令へと、処分が一段階軽くなったといわれている。  それでは、古賀氏は野村HDのキングメーカーとして院政を敷くつもりなのだろうか。答えはノーだ。「古賀氏は元会長の鈴木政志氏と同じ役割を演じたいと考えている」と指摘する向きは多い。  古賀氏がMOF担当時の97年、総会屋グループ小池隆一代表への利益供与が発覚して、酒巻英雄社長が引責辞任。会長だった鈴木氏が暫定的に社長を兼務し、米国法人トップの氏家氏を社長に起用すると、わずか1カ月で会長・社長を辞した。辞任の際に当時15人いた専務以上の代表取締役全員に辞表を提出させ、氏家新社長に対する影響力を排除した。  過去の例から、一時期、古賀会長が暫定的にグループCEOを兼務し、後任のCEOに米現地法人のトップを務める吉川淳氏を起用する案が浮上した。  しかし、古賀氏は暫定的なCEOに就かなかった。新CEOは野村證券社長の永井氏が兼務し、吉川氏はCOOに就いた。氏家氏以降、営業を知らないエリートの古賀、渡部の両氏に経営のバトンが引き継がれた。この人事が野村を決定的にダメにした。その痛切な反省から、国内営業畑一筋の永井氏をCEOに起用したといえる。  古賀氏は当局に人脈をもつMOF担として経営陣刷新という“最後の大仕事”を成し遂げた。後は、鈴木氏のように静かに表舞台から去っていくことになるのだろう。 (文=編集部) ■「Business Journal」人気記事(一部抜粋) ギャッツビーの汗ふき 使いづらい“アレ”の商品改善を要求してみた アパレルメーカーの本音は「アウトレットに出店したくない」!? Yahoo!IDとTポイント、顧客情報の集約をめぐる“仁義なき闘い” 野村、外資系証券etc.“巧妙な”インサイダー取引の実態 ブームに踊る“誤った”バイオマス発電でハゲ山だらけに!? 3割も節税できちゃう!?“今すぐできる”賢い年金活用術 「もはやメリットがない」“世界の工場”中国から企業が撤退中!

【ジャニーズ占い】今週のターゲットはSexy Zoneの松島聡!!

 今週のジャニーズ占いのターゲットは、Sexy Zoneの松島聡!!

 ジャニーズ事務所に入所後、わずか9カ月でSexy Zoneとしてメジャーデビューした松島さん。ただ今、成長期真っ盛りで、今後肉体的にも精神的にも大人になっていきますが、デビューまでの時間が短かったことで、努力が必要になる部分も多いはず。また、まだまだ若いため、その能力は未知数です。